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発明の名称 自動給紙装置および記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−161365(P2007−161365A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−356513(P2005−356513)
出願日 平成17年12月9日(2005.12.9)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 藤浪 康行
要約 課題
リタード分離機構において、ローラの幅が広い場合には偏荷重がかかって搬送する用紙が斜行しやすくなる。

解決手段
給紙ゴムをはめるローラ軸を中空とし、中央の一部分だけで駆動軸と接触させることで、ローラ対をバランス良く接触させて斜行を防止する。
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙を積載する用紙積載手段と、用紙積載手段に積載された用紙を送り出す用紙給送手段と、用紙を給送する方向に回転するフィードローラ及び用紙を給送する方向とは反対方向に回転するリタードローラによるリタード分離手段と、を備えた自動給紙装置において、フィードローラあるいはリタードローラの少なくとも一方が駆動伝達軸にその軸方向における中央近傍で支持されていることを特徴とする自動給紙装置。
【請求項2】
リタード分離手段において、フィードローラがリタードローラに対して接離可能なことを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
【請求項3】
リタード分離手段において、リタードローラが自動給紙装置から駆動伝達部と共に外れることを特徴とする請求項1に記載の自動給紙装置。
【請求項4】
請求項1ないし3に記載の自動給紙装置と、該自動給紙装置によって給送された前記用紙に画像を形成する記録手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は記録装置あるいは複写機に記録用紙を給送したり、画像読み取り装置等に原稿を順次給送するための自動給紙装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、積層された用紙を、記録装置あるいは画像読取装置等に一枚ずつ分離して給送する自動給紙装置として、リタード分離方式が広く用いられている。
【0003】
リタード分離方式の代表的な構成を図5に示す。リタード分離方式の自動給紙装置では、積載された用紙100をピックアップローラ1で送り出し、用紙給送方向と同方向に回転するフィードローラ4aと、用紙給送方向とは逆方向に回転するリタードローラ4bとの間で用紙100を一枚ずつ分離して搬送するようになっている。リタードローラ4bは図示しないトルクリミッタ等を介して用紙給送方向とは逆方向にトルクを受けており、1枚の用紙が給送された場合はトルクリミッタによってその駆動力が断たれて用紙に従動回転する。また2枚以上の用紙が給送された場合は、フィードローラ4aと用紙との間の摩擦係数よりも用紙間の摩擦係数の方が小さいため、リタードローラ4bは用紙給送方向に対して逆方向に回転し、2枚目以降の用紙を戻すようになっている。
【0004】
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
【特許文献1】特開平2004−182417号公報
【特許文献2】実開昭63−65640号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のリタード分離機構の構成において、リタードローラは用紙給送方向と逆方向に駆動しており、フィードローラはトルクリミッタの制限トルクに打ち勝つだけの抵抗力を受けながら用紙を搬送している。このとき、フィードローラに僅かでも偏荷重がかかると、フィードローラと用紙が強く押付けられている部分には大きな搬送力が発生しているが、弱く押付けられている部分ではリタードローラの抵抗力のため搬送力が小さくなる。用紙は強く当たっている部分が先行して搬送され、斜行してしまう。また、2枚以上の用紙が重送して給送された場合に、2枚目以降の用紙をリタードローラが逆転して戻している時においては、最上位の用紙は2枚目の用紙とすべりながら搬送されているために挙動が不安定になり、斜行が発生しやすくなる。
【0006】
特に、フィードローラおよびリタードローラの横幅が大きい場合には、ローラ間で片当りが発生しやすく斜行が頻繁に発生する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような問題を解決するために、本発明における自動給紙装置は、用紙を積載する用紙積載手段と、用紙積載手段に積載された用紙を送り出す用紙給送手段と、用紙を給送する方向に回転するフィードローラ及び用紙を給送する方向とは反対方向に回転するリタードローラによるリタード分離手段とを備えており、フィードローラあるいはリタードローラの少なくとも一方が駆動伝達軸にその軸方向における中央近傍で支持されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、従来の用紙給送手段をわずかに形状変更するだけでよく、小型で安価な自動給紙装置および記録装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、本発明の実施に係る自動給紙装置を備えた記録装置の一例であるインクジェットプリンタの概略構成を示す断面図である。 同図において、101Aは自動給紙装置である。自動給紙装置101Aは、用紙を積載する手段である用紙台2と、用紙台2に積載された用紙100を送り出す用紙給送手段である給紙ローラ1と、を備えている。
【0010】
給紙ローラ1は、用紙台2の給紙ローラ1よりも上流側の上方に位置している支点7aにより回転自在に支持されているアーム7に回転自在に支持されており、用紙台2に積載された用紙100に、用紙100の積載量によらず接離可能となっている。また、図示しない駆動源からの駆動により回転するようになっている。
【0011】
用紙台2の用紙給送方向の下流側端部には、給紙ローラ1の回転により給送された用紙100に当接して、用紙100を分離するための斜面部材である分離板3を設けている。分離板3の下流には、順方向に駆動されるフィードローラ4aと、逆方向に駆動されるリタードローラ4bとから構成されているリタード分離手段4がある。つまり、本実施例の自動給紙装置においては、斜面分離方式とリタード分離方式の2つの分離方式を用いることで、より確実に用紙を捌くことができる。
【0012】
フィードローラ4aとリタードローラ4bは接離可能な機構をもち、用紙100を分離するときだけニップしているが、それ以外のときはフィードローラ4aがリタードローラ4bに対して遠ざかる。また、リタードローラ4bは、自動給紙装置101A内において紙詰まりが発生したときには、ジャムカバー6を駆動伝達部と共に後方へはずすことで滞留している用紙を除去することができる。
【0013】
フィードローラ4aおよびリタードローラ4bは、図2に示すように、高摩擦部材からなるローラゴム11を樹脂等でできたローラ軸12aおよび12bにはめ込んだものからなる。フィードローラ4aは駆動軸13から動力を伝達される。駆動軸13は、途中にカップリング14が入っており、駆動伝達部からの入力によってフィードローラ4aに押付力が加わることを防いでいる。フィードローラ4aとリタードローラ4bの間にはたらく押付力は、フィードローラ4aのローラ軸12aの中央部に当接しているコイルばね15によって与えられる。
【0014】
さらに、本発明においては、図3に示すように、フィードローラ4aのローラ軸12aは中空構造となっており、ローラ軸12aの中央部のみで駆動軸13に支持されている。これにより、ローラ軸12aはローラゴム11からの力の入力に対して、ある程度のあそびを有している。本来、安定して搬送力を用紙に与えるためには、駆動側となるフィードローラ4aを固定して、従動側のリタードローラ4bにあそびをつけた方が良いが、フィードローラ4aがアーム等を介して支持されているために、固定することが困難である。
【0015】
リタード分離手段4の下流には、分離された用紙100を給送する搬送ローラ対5a、5bがある。搬送ローラ対5で用紙100をプリンタ内部に給送するために、ローラガイド120およびUターンローラ121で構成される用紙搬送通路Rが設けられている。給送される用紙100は、Uターンローラ121の回転により、搬送経路Rを通過した後、搬送ローラ109とピンチローラ112との間に導かれる。この後、用紙100は、搬送ローラ109およびピンチローラ112に挟まれた状態で、記録ヘッド103と対向する記録位置に設けられたプラテン122まで給送される。
【0016】
また、103Aは画像記録部であり、この画像記録部103Aは記録ヘッド103と、記録ヘッド103を積載するキヤリア102とを備えている。
【0017】
記録ヘッド103は用紙100に対向した面の副走査方向に図示しない複数のノズル列を持ち、ノズル列ごとに異なる色のインクを吐出するようになっている。また、キヤリア102は、互いに平行に配置されたガイドシャフト107とガイドレール108に沿って摺動可能に支持されている。このキヤリア102を往復運動させながら、記録ヘッド103よりインクを用紙100に向けて吐出することにより、プラテン122に給送された用紙100上に画像を形成するようになっている。
【0018】
画像が形成された後、用紙100は、排出ローラ111aと拍車111bによって排紙されるようになっている。
【0019】
次に、本発明の自動給紙装置を構成する各部材の動作を図4を用いて説明する。
【0020】
図4において、画像記録動作が開始されると、まずアーム7の下方回動により、給紙ローラ1が用紙台2に積載されている用紙100の最上位の用紙100aに圧接する。アーム7の支点7aは、矢印A方向に回転駆動力を受けるように駆動伝達機構を配しているため、給紙ローラ1が用紙100に当接する押付力としては、給紙ローラ1とアーム7の自重に加えて駆動力によるモーメントが作用する。
【0021】
この状態で給紙ローラ1は矢印B方向に回転するので、用紙100aは分離板3に突き当り、下に積載されている用紙100と分離されて給送される。
【0022】
給紙ローラ1でさらに用紙100aを搬送すると、用紙100aはリタード分離手段4のフィードローラ4aおよびリバースローラ4bにニップされる。用紙100aが1枚だけニップに送られてきた場合は、不図示のトルクリミッタによりリタードローラ4bもフィードローラ4aと連れ回りして搬送方向に対して順方向に回転するようになり、これにより用紙を送ることができる。なお、用紙が送られてくるまでの間も、リタードローラ4bはフィードローラ4aと連れ回りして順方向に回転する。
【0023】
用紙台2に積載されている用紙100は、分離板3により大多数が分離されるが、給紙ローラ1により最上位の用紙100aが下位の用紙100と同時に複数枚でフィードローラ4aとリタードローラ4bのニップに送られてくることがある。この場合、フィードローラ4aは搬送方向に対して順回転するが、リタードローラ4bが逆回転する。これにより、フィードローラ4aは最上位の用紙100aを送ると共にリタードローラ4bがそれより下位の用紙100を戻すようになり、一番上の用紙100のみを分離給送することができる。
【0024】
用紙の先端が、リタードローラ4aとフィードローラ4bにニップされてから、搬送ローラ対5a、5bに達するまでは、用紙はフィードローラ4aの搬送力によって引き上げられる。しかしながら、リタードローラ4bは逆方向に回転しようとしているので、フィードローラ4aはトルクリミッタの抵抗力を受けながら用紙を搬送しており、わずかな外乱によっても用紙が斜行やすくなる。特に本実施例で示すように、フィードローラ4aおよびリタードローラ4bの横幅が大きいときには、ローラに均一に当接圧がかからずに、軸の変形等によって偏荷重がかかる。この場合、大きな荷重が加わっている部分に、大きな搬送力が作用するため、用紙はその部分が先行する斜行となる。
【0025】
本発明においては、図3で示したように、フィードローラ4aは2つのローラゴム11の間のみで駆動軸13に支持されており、かつ押付圧を負荷されている。軸と直角方向に対してあそびを有しているため、フィードローラ4aとリタードローラ4bは偏荷重がかかっても片当たりすることなく、均一な接触が可能となる。例えば、リタードローラ4aとフィードローラ4bの軸同士がやや傾いている場合、2つのローラが接触している部分のみが押されることによって、フィードローラ4aは中央部を支点に回転して、反対側もリタードローラに当接することができる。これによって、用紙に均等な搬送力を加えることができ、斜行を防止する。
【0026】
本実施例においては、フィードローラ4a側にあそびを設けて斜行の防止を行なったが、構成によってはリタードローラ4bにあそびをつけても同様の効果が得られる。また、ローラゴムが2つの場合に限らず、3個以上ある場合や1つだけの場合においても、その中心位置のみを支持することで同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動給紙装置を備えた記録装置の一例であるインクジェットプリンタの概略構成を示す断面図。
【図2】本発明の実施例である自動給紙装置の構成を示す断面図。
【図3】本発明の実施例である自動給紙装置の構成を示す断面図。
【図4】本発明の実施例である自動給紙装置の構成を示す断面図。
【図5】従来技術である自動給紙装置の構成および給紙動作を示す断面図。
【符号の説明】
【0028】
1 給紙ローラ
2 用紙台
3 分離板
4 リタード分離手段
4a フィードローラ
4b リタードローラ
7 アーム
100 用紙




 

 


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