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発明の名称 シート処理装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−153475(P2007−153475A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−347748(P2005−347748)
出願日 平成17年12月1日(2005.12.1)
代理人 【識別番号】100095315
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕幸
発明者 大渕 裕輔
要約 課題
シートに係る搬送負荷を低減してシートの整合不良の発生を抑制し得るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。

解決手段
搬送されたシートを積載するための処理トレイ155と、処理トレイ155へシートを排出するための複数のシート排出口と、前記複数のシート排出口を選択的に切り換えるためのフラッパ139,140と、処理トレイ155に積載されたシートに処理を施すためのシート処理手段と、を有し、処理トレイ155へ排出される先頭シートは前記複数のシート排出口のうち特定のシート排出口から排出するよう構成したことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送されたシートを積載するためのシート積載手段と、
前記シート積載手段へシートを排出するための複数のシート排出口と、
排出されるシートのシートサイズに応じて前記複数のシート排出口を選択的に切り換えるための切換手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートに処理を施すためのシート処理手段と、
を有し、
前記シート積載手段へ排出される先頭シートはシートサイズにかかわらず、前記複数のシート排出口のうち特定のシート排出口から排出するよう構成したことを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記先頭シートを排出する前記特定のシート排出口は、複数のシート排出口のうちシート搬送方向最上流に位置することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記シート積載手段よりもシート搬送方向上流側に1枚ずつ搬送されてきたシートを複数枚重ねて搬送するか、またはそのまま搬送するか選択的にシートを搬送可能なバッファ手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記先頭シートは前記バッファ手段により複数枚重ねられた複数枚のシート束であることを特徴とする請求項3記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記シート積載手段は、前記積載されるシートの先端を突き当てるための搬送方向に移動可能なシート突当手段を有し、前記シート突当手段は搬送されるシートサイズに応じて停止位置が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記先頭シートに続くシート以降は、前記複数のシート排出口のうちシートサイズに応じたシート排出口から排出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項7】
シートに画像を形成するための画像形成手段と、
前記画像形成手段で画像が形成されたシートを処理するための請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置のオプションとして画像形成済みのシートを仕分けるフィニッシャ等のシート処理装置が開発されている。この種のシート処理装置では、ソート機能のみならず、ある程度のシートを積載・整合したり、針綴じするステイプラや折り装置を設けることで、シート束や製本を作成したりと多種多様になってきている。
【0003】
針綴じするステイプラを備えたシート処理装置では、シート処理装置本体内に搬送されたシートを、本体内部に形成された搬送路を通過させて後処理用トレイに積載した後、綴じ動作を行うようにしている。シート束を綴じる場合は、綴じ手段であるステイプラを移動させて1箇所綴じ又は複数綴じ(通常は2箇所綴じ)を行うようにしている。
【0004】
上記以外にも、製本を行うシート処理装置では処理装置サイズを小さくするために、処理トレイを垂直に近い角度で配置する手段が採られている。このような装置には、特開平10−167562号の発明がある(特許文献1)。
【0005】
従来のシート処理装置を、図11を用いて説明する。画像形成装置本体から排出されたシートは、入口フラッパ3により製本装置のガイド11に導かれる。切換フラッパ15,16はそれぞれ図示しない切換ソレノイドに係合している。また、切換フラッパにはそれぞれバネが係合しており、切換フラッパ15,16を図示する位置に保持している。そして図示しない切換ソレノイドの電源をONすると、切換フラッパ15,16が図11の時計回り方向に揺動する。
【0006】
上記装置では、LTRR〜LDRサイズまで対応の装置であり、処理トレイに既積載されているシートに後続のシート先端部が引掛らないように、サイズ毎に処理トレイへの排出口を変更している。
【0007】
具体的に説明すると、A3・LDRサイズのシートは上段の矢印Aから、B4サイズのシートは中段の矢印Bから、A4R・LTRRサイズのシートは下段の矢印Cから各々1枚ずつ処理トレイに排出されることになる。矢印Aから排出される場合は、フラッパ15,16は駆動されないが、矢印Bから排出される場合はフラッパ15が駆動され、矢印Cから排出される場合にはフラッパ15,16が共に駆動されることになる。
【0008】
このように、シート処理装置内で積載/整合されているシート束が重ねられる順序が常に一定になるように、後から積載されるシートは常にシート束の左上方に重なるよう、切換フラッパ15,16はシートサイズによって切換えられるのが一般的である。
【0009】
【特許文献1】特開平10−167562号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記のシート処理装置では、ローラからの排出時に屈曲したパスを通過することにより、特に坪量の大きいような、いわゆるコシの強いシートでは、シートがフラッパに強く擦られながら搬送される。このため、シート上に形成された画像に画像アタックが生じる原因となっていた。
【0011】
特にシート束の先頭シートは、先行して処理されるシート束の処理時間を稼ぐために一時滞留された後、シートを複数枚重ねた状態で搬送される場合が多く、フラッパに強く擦られる傾向にある。このため、擦れた際の抵抗により所定の状態に重ねられたシート束に乱れが生じる原因となっていた。また、重ねて送られたシート束を処理トレイに配置されている先端ストッパに突き当ててイナーシャ整合を行う際の抵抗の原因となることで、処理トレイでのシート束の整合不良の原因となっていた。
【0012】
さらに、屈曲パスにシートの束搬送を行うことにより、駆動力の増大やシートを毎回搬送される毎にフラッパを切換える制御が加わることで、消費電力や搬送音の増大等が生じる原因にもなっていた。
【0013】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、シートに係る搬送負荷を低減してシートの整合不良の発生を抑制し得るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、搬送されたシートを積載するためのシート積載手段と、排出されるシートのシートサイズに応じて前記シート積載手段へシートを排出するための複数のシート排出口と、前記複数のシート排出口を選択的に切り換えるための切換手段と、前記シート積載手段に積載されたシートに処理を施すためのシート処理手段と、を有し、前記シート積載手段へ排出される先頭シートはシートサイズにかかわらず、前記複数のシート排出口のうち特定のシート排出口から排出するよう構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明にあっては、シート積載手段に排出されるシートのうち、先頭シートは複数あるシート排出口のなかで特定の排出口から排出することで、シート搬送負荷の低減し、画像アタックやイナーシャ整合時に生じる整合不良を抑制することができる。また、消費電力や駆動音の低減に役立たせることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置について、図1乃至図10に基づき詳細に説明する。
【0017】
≪画像形成装置≫
まず、画像形成装置の全体構成について画像形成動作とともに説明する。図1は自動原稿送り装置950、両面反転装置901を備える本実施形態の画像形成装置900の主要断面図である。
【0018】
本実施形態の画像形成装置にあっては、給送カセット902a〜902dにセットされたシートは給送ローラ903a〜903d、搬送ローラ対904によって画像形成部905まで搬送される。感光体ドラム906上では一次帯電器907によって一様に帯電され、予め自動原稿送り装置950から送られた原稿を画像読取装置951で読み取ったデジタル原稿データを露光する露光手段908によって静電潜像が形成される。そして、その静電潜像が現像器909によってトナー現像されて可視像化されて複写トナー像が感光体ドラム906上に形成される。
【0019】
上記画像形成と同期してレジストローラ910によってシートの先端と感光体ドラム906のトナー像の先端を合わせるようなタイミングでシートが転写部まで搬送される。そして、シートに転写バイアスが印加されて感光体ドラム906上のトナー像がシート側に転移させる。
【0020】
トナー像が転写されたシートは搬送ベルト911によって定着器912まで搬送され、加熱ローラと加圧ローラに狭持されてトナー像が熱定着される。この時、感光体ドラム906上ではシートに転写されずに付着している残存トナー等の異物をクリーニング装置913のブレードで掻き落とされ表面をクリアーにして、次の画像形成に備える。
【0021】
定着されたシートは、そのまま排出ローラ914によりシート処理装置100に搬送されるか、フラッパ915により両面反転装置901に搬送され、再度画像形成が行われることになる。
【0022】
≪シート処理装置の概要≫
次にシート処理装置について、図2を参照して説明する。画像形成装置本体から排出されたシートは、シート処理装置100の入口ローラ対102に受け渡されることになる。この時、入口センサ101によりシートの受渡しタイミングも同時に検知されている。入口ローラ対102により搬送されたシートは搬送パス103を通過しながら搬送ローラ対105,107により搬送されていく。
【0023】
その後、搬送ローラ対110により搬送されたシートは、バッファローラ対115により搬送される。そして、上トレイ136に排出される場合は、上パス切換フラッパ118が図示されないソレノイド等の駆動手段により、図2の時計回りに揺動して上パス搬送路117に導かれた後で、上排出ローラ120により上トレイ136に排出されることになる。
【0024】
上トレイ136に排出されない場合は、バッファローラ対115により搬送されたシートは、上パス切換フラッパ118により束搬送パス121に導かれることになる。その後、バッファローラ対122、束搬送ローラ対124により順次搬送パス内を通過していく。
【0025】
シートをサドル(中綴じ)処理する場合には、図示しないソレノイド等の駆動手段によりサドルパス切換フラッパ125を図2の反時計回りに揺動させ、シートをサドルパス133に搬送する。そのシートはサドル入口ローラ対134によりサドルユニットに導かれ、サドル処理(中綴じ処理)されることになる。サドル処理に関しては、後述するためここでは説明を省略する。
【0026】
一方、搬送されてきたシートが下トレイ137に排出される場合は、束搬送ローラ対124に搬送されたシートは、サドルパス切換フラッパ125により下パス126に搬送されることになる。その後、下排出ローラ対128により処理トレイ138に排出されたシートは、パドル131やローレットベルト129等の戻し手段により処理トレイ上で所定枚数整合処理されることになる。その後、必要に応じてステイプラ132により綴じ処理が施された後で、束排出ローラ対130により下トレイ137に排出されることになる。
【0027】
≪バッファ処理≫
ステイプル処理やサドル処理を行う場合には、通常ある一定の時間が必要になることが知られている。これは画像形成装置の画像形成速度にも依存する部分があるが、通常のシート間隔よりは長い間隔になるのが一般的である。このため、本実施形態の画像形成装置は画像形成を止めること無くシート処理を行うために、後続シート束の先頭から所定枚数重ねることにより一時滞留させて先行シート束の処理時間を稼ぐ、いわゆるバッファ処理を行うためのバッファ手段を有している。このバッファ手段は、後述するシート積載手段よりもシート搬送方向上流側に1枚ずつ搬送されてきたシートを複数枚重ねて搬送するか、またはそのまま搬送するか選択的にシートを搬送可能とするものである。ここで、バッファ手段によるシートのバッファ処理について説明する。
【0028】
搬送ローラ対110により搬送されてきたシートS1は、バッファローラ対115により束搬送パス121に導かれる。この時、図3に示すように、シートS1の先端位置がバッファセンサ116により検知され、予め認知されているシートのサイズ情報からシート後端位置がA位置に到達した時にシートが停止するように、バッファローラ対115の停止制御を行う。そして、図示しないソレノイド等の駆動手段により、バッファパス切換フラッパ114が破線の状態になった状態でバッファローラ対115の逆転動作を行うことで、シート後端がバッファパス113に導かれる。その後、シート先端位置がBポイントに来るまでシートS1は逆転搬送されることになる(図4参照)。
【0029】
次に搬送されて来たシートS2の先端位置をバッファセンサ109で検知した後で、停止しているシートS1が搬送速度に到達した状態でシートS2の先端が同じ位置になるように、バッファローラ対112を駆動開始することになる。これにより、シートS1とシートS2は先端位置が揃った状態になる(図5参照)。
【0030】
ここで、さらにもう1枚重ね合せ処理する場合には、シートS1、およびシートS2の後端位置がAポイントに到達するまで、バッファローラ対112を駆動する。その後、前述した処理を繰返し行うことにより、もう1枚重ね合せ処理を実施することができる。
【0031】
所定枚数重ね合せ処理を行った後で、シート束はバッファローラ対122、束搬送ローラ対124により処理ユニット、もしくはサドルユニットに搬送されていくことになる。
【0032】
ここでは反転方式のバッファ手段に関して説明を行ったが、バッファ手段としてはこの手段に限定されることはなく、ロータリ方式や他の方式のバッファ手段であっても同様の効果を得ることができる。
【0033】
≪サドルモードの動作概要≫
次にサドルモード時の画像形成について図6を参照しながら説明する。図6は図1の画像形成装置における製本モード時の画像形成を説明するための図である。
【0034】
サドルモードが指定されると、原稿給送装置950にセットされた原稿を、その先頭頁から順に読み取り、読み取った原稿の画像を順にハードディスクに格納し、同時に読み取った原稿枚数をカウントする。
【0035】
原稿の読み取が終了すると、読み取った原稿画像を次の(1)式により分類し、画像形成順、画像形成位置を決定する。
【0036】
M=n×4−k………(1)
【0037】
なお、M:原稿枚数、n:1以上の整数でシート枚数、k:0,1,2,3のいずれかの値である。
【0038】
この製本モード時における画像形成を読み取原稿枚数が8枚の場合を例にして説明する。図6(a)に示すように、ハードディスクには8頁分の原稿画像データ(R1からR8)が読み取った順番に格納されている。各画像データ(R1からR8)に対してその画像形成順、画像形成位置が決定される。これにより、図6(b)に示すように、上述した画像形成処理が施された後に、1頁目のシートP1の第1面(表面)には、その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成され、このシートP1は両面反転ユニット901に導かれる。そして、シートP1は再度転写部に給送され、その第2面(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形成される。
【0039】
上記のようにして両面に画像が形成されたシートP1は、入口ローラ対102によってシート処理装置100に搬送されることになる。シート処理装置内でのシート搬送に関しては、前述のシート処理装置に記述しているため、ここでは説明を省略する。
【0040】
サドルモードの場合、シート処理装置に搬送されたシートは、所定のシート搬送をされた後で、サドル入口ローラ対134によりサドルユニットに搬送されていくことになる。同様に2頁目のシートP2の第1面(表面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画像が形成され、このシートP2は両面反転ユニット901に導かれる。このシートP2は再度転写部に給送され、その第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1画像が形成される。このシートP2は、シートP1と同様に入口ローラ対102によってシート処理装置100に搬送されることになる。
【0041】
図6(c)に示すように、R8画像およびR1画像が形成されている第2面を上向きに、かつR8画像を先頭にして図中の矢印の方向に搬送される。このようにして画像形成されたシートP1およびP2は、図6(d)のような状態でシート搬送方向の中心位置が図2のC位置になるようにサドルユニットの処理トレイ155に積載されることになる。
【0042】
上記のようにして処理トレイ155に積載されたシートはシート処理手段によって所定の処理が行われる。本実施形態ではステイプラユニット142によりこのシート束にステイプル処理が施された後で、シート束中心が折り位置に合うまで先端ストッパ147が所定量下降することになる。その後、突き板146によりシート束が突かれ、第一折りローラ対148のニップに導かれる。第一折りローラ対148により折られたシートは、順次第二折りローラ対149、第三折りローラ対150により折り目を付けられながら、搬送されていき、サドル排出ローラ対152により、サドルトレイ153に排出される。
【0043】
ここでは、第一から第三までの3本の折ローラによってシートが折られる構成に関して説明を行ったが、折りローラは複数存在する必要はなく、1本の折ローラのみで折り動作を行っても何ら問題はない。また、シート処理手段としては折り曲げ、ステイプル処理に限定するものでなく、他の処理であってもよい。
【0044】
≪サドル処理トレイでのシートの積載≫
ここでは図7から図10を用いて本実施形態の特徴的な部分であるサドルトレイでのシート積載構成について説明する。
【0045】
前述したように、サドルモードのときは画像形成装置900で画像が形成されたシートSは、シート処理装置100内を搬送された後でサドルユニットのシート積載手段としての処理トレイ155にサドル入口ローラ対134により排出される(図7参照)。
【0046】
なお、処理トレイ155の上方にはサドル入口ローラ対134により搬送されるシートを処理トレイ155に排出するための複数のシート排出口が設けられている。そして、これら複数の排出口をシートサイズに応じて選択的に切り換えるための切換手段となる第一フラッパ139及び第二フラッパ140が設けられている。
【0047】
本実施形態にあってはシートを処理トレイ155に排出するに際し、先頭シートはシートサイズにかかわらず常に処理トレイ155へ排出されるシートをガイドする複数のフラッパのうち、シート排出方向最上流に位置する第一フラッパ139の上部に形成される第一排出口から排出する。この第一排出口は複数のフラッパにより形成される複数の排出口のうち、シート排出方向最上流に位置する。
【0048】
ここで、先頭シートとしては、ジョブ1部目の1枚目は1枚のみであり、2部目以降であれば、前述したバッファ処理が施されているために複数枚のシート束であるのが一般的である。しかしながら、必ずしもこのようなシート状態である必要はなく、必要に応じてジョブの最初のシートもバッファ処理を行ったシート束の場合や、2部目以降の先頭シートにバッファを施さないために1枚で搬送した場合も同様に、先頭シートとして処理する。
【0049】
このように、サドル入口ローラ134から排出された先頭シートが第一フラッパ139でガイドされて処理トレイ155の開放空間に排出され、シートまたはシート束の先端がシート突当手段としての先端ストッパ147に搬送されながらイナーシャ整合される。開放空間に排出されたシートは、必要に応じて、さらに送りローラ144により先端ストッパ147に送り込まれることになる。先端ストッパ147は、シート搬送方向に移動可能であって搬送されるシートサイズに応じて搬送方向長さの半分の距離で、ステイプラ中心Cの位置から下方に待機している。このため、処理トレイ155に積載されたシートは、シート中心がステイプル位置に合うようになっている。
【0050】
本実施形態にあっては上記のように、先頭シートを処理トレイ155に排出する際には、常に最上流の第一排出口から排出することで、先頭シートはサドル入口ローラ対134を抜けた後で常に開放空間の大きいパスで搬送される。このため、シートがフラッパに強く擦られながら搬送されることはなく、シート搬送負荷が低減し、画像アタックやイナーシャ整合時に生じる整合不良が抑制される。さらには、消費電力や駆動音の低減に役立たせることが可能となる。
【0051】
なお、本実施形態では先頭シートを処理トレイ155へ排出する排出口は、最上流の第一排出口に特定した。しかし、処理トレイ155への排出空間が大きくとれ、排出されるシートがフラッパに強く擦られることがない排出口ならば、他の排出口を、先頭シートを排出する特定の排出口にしてもよい。
【0052】
上記のようにして先頭シートを第一排出口から排出した後、2枚目以降のシートはシートサイズに応じた排出口により排出する。次に2枚目以降のシートを処理トレイ155に排出する処理について説明する。
【0053】
図8は本実施形態の画像形成装置で使用可能な最大シートサイズであるLDRRサイズのシートを排出する場合を示している。図8にはLDRRサイズの既積載シートTが既に処理トレイ155に積載されている。これに積載される2枚目以降のシートSは、サドル入口ローラ134により第一フラッパ139の上部に形成される第一排出口から処理トレイ155に排出される。なお、前記第一排出口はLDDRサイズのシートが処理トレイ155に起立積載されているときに、既積載シートTの上端よりも下方に位置している。
【0054】
こうすることで、既積載シートTの後端(起立シートの上端)と搬送されて来る2枚目以降のシートSの先端は衝突することはない。このようにして、サドルされる束枚数だけ同じように搬送されてシート束の積載が完了することになる。
【0055】
なお、ここでは説明を省いているが、A3Rサイズのシートも同様の制御で積載されることになる。
【0056】
図9にはB4Rサイズの既積載シートTが既に処理トレイ155に積載されている状態を示している。この場合は、2枚目以降のシートを排出するときに、図示しないソレノイドがONすることにより第一フラッパ139が図9の位置に移動して最上流の排出口(第一排出口)を閉じる。これにより、処理トレイ155に排出される2枚目以降のシートSは第一フラッパ139と第二フラッパ140の間に形成された第二排出口から処理トレイ155に排出される。この第二排出口はB4Rサイズのシートが処理トレイ155に起立積載されているときに、既積載シートTの上端よりも下方に位置している。
【0057】
こうすることで、B4Rサイズの既積載シートTの後端と搬送されて来るシートSの先端は衝突することはない。このようにして、サドルされる束枚数だけ同じように搬送されてシート束の積載が完了することになる。
【0058】
ここでは説明を省いているが、LGLR(リーガルR)サイズのシートも同様の制御で積載されることになる。
【0059】
図10にはA4Rサイズの既積載シートTが既に処理トレイ155に積載されている状態を示している。この場合は、2枚目以降のシートを排出するときに、図示しないソレノイドがONすることにより第一フラッパ139及び第二フラッパ140が図10の位置に移動して第一排出口及び第二排出口を閉じる。これにより、処理トレイ155に排出される2枚目以降のシートSは第二フラッパ140の下部に形成された第三排出口から処理トレイ155に排出される。この第三排出口はA4Rサイズのシートが処理トレイ155に起立積載されているときに、既積載シートTの上端よりも下方に位置している。
【0060】
こうすることで、既積載シートTの後端と搬送されて来るシートSの先端は衝突することはない。このようにして、サドルされる束枚数だけ同じように搬送されてシート束の積載が完了することになる。
【0061】
ここでは説明を省いているが、LTRR(レターR)サイズのシートも同様の制御で積載されることになる。
【0062】
このようにして積載されたシート束は、ステイプラユニット142によりステイプル処理を施された後で、折り処理を行った後、図2に示すサドル排出ローラ152によりサドルトレイ153に排出されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】画像形成装置を説明する断面図である。
【図2】シート処理装置を説明する断面図である。
【図3】シート処理装置におけるバッファ処理の説明図である。
【図4】シート処理装置におけるバッファ処理の説明図である。
【図5】シート処理装置におけるバッファ処理の説明図である。
【図6】シート処理装置におけるバッファ処理の説明図である。
【図7】シート処理装置における先頭シートの排出処理の説明図である。
【図8】LDRRシートの2枚目以降の排出処理の説明図である。
【図9】B4Rシートの2枚目以降の排出処理の説明図である。
【図10】A4Rシートの2枚目以降の排出処理の説明図である。
【図11】従来例に係るシート処理構成の説明図である。
【符号の説明】
【0064】
S …シート
T …既積載シート
100 …シート処理装置
101 …入口センサ
102 …入口ローラ対
103 …搬送パス
105,107 …搬送ローラ対
109 …バッファセンサ
110 …搬送ローラ対
112 …バッファローラ対
113 …バッファパス
114 …バッファパス切換フラッパ
115 …バッファローラ対
116 …バッファセンサ
117 …上パス搬送路
118 …上パス切換フラッパ
120 …上排出ローラ
121 …束搬送パス
122 …バッファローラ対
124 …束搬送ローラ対
125 …サドルパス切換フラッパ
126 …下パス
128 …下排出ローラ対
129 …ローレットベルト
130 …束排出ローラ対
131 …パドル
132 …ステイプラ
134 …サドル入口ローラ対
136 …上トレイ
137 …下トレイ
139 …第一フラッパ
140 …第二フラッパ
142 …ステイプラユニット
144 …送りローラ
146 …突き板
147 …先端ストッパ
148 …第一折りローラ対
149 …第二折りローラ対
150 …第三折りローラ対
152 …サドル排出ローラ
153 …サドルトレイ
155 …処理トレイ
900 …画像形成装置
901 …両面反転装置
902a〜902d …給送カセット
903a〜903d …給送ローラ
904 …搬送ローラ対
905 …画像形成部
906 …感光体ドラム
907 …一次帯電器
908 …露光手段
909 …現像器
910 …レジストローラ
911 …搬送ベルト
912 …定着器
913 …クリーニング装置
914 …排出ローラ
915 …フラッパ
950 …原稿送り装置
951 …画像読取装置




 

 


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