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発明の名称 シート処理装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−145578(P2007−145578A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−345971(P2005−345971)
出願日 平成17年11月30日(2005.11.30)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 松本 英宣 / 深津 康男
要約 課題
折り畳まれたシート束をローラでプレスする手段と積載トレイ上の満載検知手段を設けた場合の、満載検知後の既積載束の保護。

解決手段
シート束を折る折りローラ対826と、シート束の折り目をプレスするプレスユニット1200と、シート束を排出する排紙ローラ827と、排出されたシート束を積載する積載トレイ832とを有する。また、積載トレイ832上のシート束の満載を検知する満載検知センサ1100を有し、満載検知センサ1100により満載を検知した場合、プレスユニット1200によるプレス動作を禁止する。
特許請求の範囲
【請求項1】
シート束を折る第1の折り手段と、
前記第1折り手段により折られたシート束の折り目をプレスする第2の折り手段と、
前記第2の折り手段により折られたシート束を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出されたシート束を積載する積載手段と、
前記積載手段上のシート束の満載を検知する満載検知手段と、を有し、
前記満載検知手段により満載を検知した場合、前記第2の折り手段によるプレス動作を禁止することを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記第2の折り手段は、シート束の搬送方向に対して直交方向にローラを移動させることにより、前記第1折り手段により折られたシート束の折り目をプレスすることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記満載検知手段は、シート束が搬送方向に搬送不可能になることにより満載を検知することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記満載検知手段は、積載シート束が所定の高さ以上になることにより満載を検知することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項5】
請求項1記載のシート処理装置と、
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が形成されたシートを、前記シート処理装置に搬送する搬送手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像が形成されたシート束を折り畳む折り手段とシート束の折り目をプレスする折り手段とシート束を積載するトレイを備えたシート処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、中綴じ処理したシート束の折り目部をローラで搬送方向と直行方向に移動し、折り目をプレスすることによって、シート束の品位を向上させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、冊子をベルトコンベアの移動方向に冊子の膨らみ部分をずらしながら横並びに排出して、先行冊子の後端を常に後続冊子の先端で押さえ込み、冊子を重ねて積載することによって省スペース化を実現して冊子の積載部数を大量に積載する方法がある。
【特許文献1】特開2003−182928号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製本され、折り目をプレスされたシート束は、積載トレイへ排出される。折り目を先端にして搬送するため、折り目をプレスするローラ(以下プレスローラ)は、シート束の先端をプレスすることになる。また、積載トレイ上の満載を検知する手段は、例えばシート束の部数を制限する方法と満載検知センサを積載トレイに設置する方法(前記満載検知手段)等がある。
【0005】
前者では、積載トレイに載せる最高部数を制限するので制限部数以内は確実に積載できる。しかし制限部数以上を必要とする場合は、制限部数ごとに積載トレイからシート束を取り除かなければならない。一方、後者では、積載トレイに載せる最高部数を制限しないため、一度に大量に積載することが可能となる。
【0006】
しかし、積載の状態はユーザの使用状況によって様々で、その状況によっては精製されたシート束が排出困難になる場合等がある。そこで、積載トレイの排出口付近にセンサを設けることによって排出口付近のトレイの状況を調べ、排出可能かどうかを判断し、排出不可能な状態ならば満載状態とみなし、製本処理を終了する。
【0007】
しかし、このように満載を検知した時点で、画像形成装置とシート処理装置を接続している場合では画像形成装置ですでに給紙が行われていることが考えられる。給紙されたシートは装置内に残留してしまうので、満載状態であるにもかかわらず製本処理せざるを得ない。その際、前記第2の折り手段によって移動したプレスローラがシート束に接触して、シート束の品位を著しく悪化させるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、本発明に係るシート処理装置は、シート束を折る第1の折り手段と、前記第1折り手段により折られたシート束の折り目をプレスする第2の折り手段と、記第2の折り手段により折られたシート束を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出されたシート束を積載する積載手段と、前記積載手段上のシート束の満載を検知する満載検知手段と、を有し、前記満載検知手段により満載を検知した場合、前記第2の折り手段によるプレス動作を禁止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上のように請求項1記載の発明では、シート束の部数制限をすることなく大量に積載する場合、シート束の満載を検知したときに前記ローラの移動を禁止することで、シート束とプレスローラの接触を防止する。これにより既積載のシート束を保護し、大量積載を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明の実施形態である複写装置1000の内部構造を示す断面図である。複写装置1000は、原稿給送部100、イメージリーダ部200及びプリンタ部300、折り処理部400、フィニッシャ500、インサータ900を有する。
【0011】
図1を参照して、原稿給送部100のトレイ1001上には、ユーザから見て正立状態で、且つ、フェイスアップ状態(画像が形成されている面が上向きの状態)で原稿がセットされているものとし、原稿の綴じ位置は、原稿の左端部に位置するものとする。トレイ1001上にセットされた原稿は、原稿給送部100により先頭頁から順に1枚ずつ左方向(図の矢印方向)、即ち、綴じ位置を先端にして搬送される。
【0012】
そして、更に該原稿は、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左方向から右方向へ搬送され、その後排紙トレイ112上に排出される。尚、この際、スキャナユニット104は、所定の位置に保持された状態にあり、該スキャナユニット104上を原稿が左から右へと通過することにより原稿の読取処理が行われる。上述した読み取り方法を原稿流し読みとする。原稿がプラテンガラス102上を通過する際、該原稿は、スキャナユニット104のランプ103により照射され、その原稿からの反射光がミラー105,106,107、レンズ108を介してイメージセンサ109に導かれる。
【0013】
尚、原稿給送部100により搬送した原稿をプラテンガラス102上に一旦停止させ、その状態でスキャナユニット104を左から右へと移動させることにより原稿の読取処理を行うことも出来る。この読み取り方法を原稿固定読みとする。原稿給送部100を使用しないで原稿の読み取りを行わせる場合、ユーザは、原稿給送部100を持ち上げ、プラテンガラス102上に原稿をセットする。この場合、上述した原稿固定読みが行なわれる。
【0014】
イメージセンサ109により読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
【0015】
感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像器113により現像され、トナー像として可視化される。一方、記録紙は、カセット114、115、手差し給紙部125、両面搬送パス124の何れかから転写部116へ搬送される。そして、可視化されたトナー像が転写部116において記録紙に転写される。転写後の記録紙は、定着部117にて定着処理が施される。
【0016】
そして、定着部117を通過した記録紙をフラッパ121により一旦パス122に導き、記録紙の後端がフラッパ121を抜けた後に、スイッチバックさせ、フラッパ121により排出ローラ118へ搬送する。そして、排出ローラ118により該記録紙をプリンタ部300から排出する。これによりトナー像が形成された面を下向きの状態(フェイスダウン)でプリンタ部300から排出できる。これを反転排紙と称する。
【0017】
上述したようにフェイスダウンで記録紙を機外に排出することにより、先頭頁から順に画像形成処理を行う場合に、頁順序を揃えることが出来る。例えば、原稿給送部100を使用して画像形成処理を行う場合や、コンピュータからの画像データに対する画像形成処理を行う場合に、頁順序を揃えることが出来る。
【0018】
尚、手差し給紙部125から搬送するOHPシート等の硬いシートに対して画像形成処理を行う場合は、パス122に該シートを導くことなく、トナー像が形成された面を上向きの状態(フェイスアップ)で排出ローラ118によりプリンタ部300から排出する。
【0019】
また、シートの両面に画像形成処理を行う場合は、シートを定着部117からまっすぐ排出ローラ118方向へと導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた直後にシートをスイッチバックし、フラッパ121により両面搬送パスへと導く。
【0020】
排出ローラ118によりプリンタ部300から排出されたシートは折り処理部400へ送り込まれる。折り処理部400では、シートをZ形に折り畳むように折り処理が行われる。例えば、A3サイズやB4サイズのシートで且つ折り処理の指定が操作部よりなされている場合は、プリンタ部300より排出されたシートに対して折り処理が行なわれる。一方それ以外の場合は、プリンタ部300から排出されたシートに対して折り処理を行うこと無く、そのままフィニッシャ500へと送り込む。
【0021】
図2は、複写装置1000のブロック図である。CPU回路部150は、CPU(不図示)を有し、ROM151に格納された制御プログラム及び操作部1の設定に従い、原稿給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202を制御する。また、CPU回路部150は、プリンタ制御部301、折り処理制御部401、フィニッシャ制御部501、外部I/F203を制御する。そして、原稿給送制御部101は原稿給送部100を、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を、プリンタ制御部301はプリンタ部300を、折り処理制御部401は折り処理部400を制御する。フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500を制御し、満載情報等をCPU回路部150に通知する。操作部1は、画像形成に関する各種機能を設定する為の複数のキー、設定状態を表示する為の表示部等を有し、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力する。また操作部1は、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
【0022】
RAM152は、制御データを一時的に保持する為の領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F203は、複写装置1000と外部のコンピュータ204とのインタフェースであり、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部202へ出力する。また、イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へは、イメージセンサ209で読み取った原稿の画像が出力される。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202からの画像データを露光制御部110へ出力する。
【0023】
フィニッシャ500の構成について説明する。フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたプリンタ部300からのシートを取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つのシート束として束ねる処理を行う為のものである。また、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、ソート処理、ノンソート処理、製本処理等のシートの後処理を行うこともできる。また、フィニッシャ500内において、シート搬送路上にパンチユニット550を設け、パンチユニット550により、インサータ900またはプリンタ部300からのシートに対して穴あけ処理(パンチ処理と同義)を行うことが可能である。
【0024】
図3に示すように、フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたプリンタ部300からのシートを装置内部に取り込む為の入口ローラ対502を有する。入口ローラ対502の下流には、シートをフィニッシャパス552または、第1製本パス553に導く為の切り換えフラッパ551が設けられている。
【0025】
フィニッシャパス552に導かれたシートは、搬送ローラ対503を介し、バッファローラ505に向けて搬送される。尚、搬送ローラ対503とバッファローラ505は正逆転可能となるように構成されている。
【0026】
入口ローラ対502と搬送ローラ対503の間には、入口センサ531が設けられている。尚、入口センサ531の上流近傍において、フィニッシャパス552から第2製本パス554が分岐している。以下、この分岐点を分岐Aとする。
【0027】
分岐Aは、入口ローラ対502側から搬送ローラ対503側にシートを搬送する為の搬送路への分岐を成す。また、搬送ローラ対503を逆方向に回転させ、シートを搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬送する際には、第2製本パス554側にのみ搬送するようワンウェイ機構を有する分岐を成す。
【0028】
第1製本パス553または第2製本パス554からのシートは、製本入口センサ817を通過し、搬送ローラ対813を介して、収納ガイド820に収納される。尚、搬送ローラ813により搬送されるシートは、該シートの先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。また、搬送ローラ813の上流側には、製本入口センサ817が配置されている。また、搬送ローラ813の下流側、即ち、収納ガイド820の途中位置には、2対のステイプラ818が設けられており、ステイプラ818と対向する位置にはアンビル819が設けられている。該ステイプラ818はアンビル819と協働して、シート束の中央を綴じるように構成されている。
【0029】
ステイプラ818の下流側には、折りローラ対826が設けられており、折りローラ対826の対向位置には、突き出し部材825が設けられている。この突き出し部材825を収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突出すことにより、該シート束は、折りローラ対826間に押し出され、折りローラ対826により折り畳みながら(第1の折り手段)搬送する(搬送手段)。
【0030】
その後、一旦搬送を停止させ、プレスユニット1200を搬送方向と直交方向に移動させ、シート束先端の折り目を潰す処理を行う(第2の折り手段)。プレスユニット1200はプレスローラ1201とそれを支える支柱及び、外装からなる。
【0031】
そして、排紙ローラ827を介して、積載トレイ832に排出される。排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置され、積載トレイ上には積載完了検知センサ1100が配置されている。積載完了検知センサは満載検知センサも兼ねている。積載完了検知センサが積載完了を検知する前に、プレスユニット1200を移動させた場合、図12に示すようにシート束とプレスユニット1200が衝突し、積載トレイ上での積載不良が発生する。そのため、プレスユニットの移動は、図13に示すように積載完了検知センサ1100がシート束の後端を検知した後に行う(排出制御手段)。排出されたシート束は、積載トレイ832に取り付けられたベルトコンベアによって、図14のように先行シート束の後端を常に後続シート束の先端で押さえ込み、シート束を重ねて積載する(積載手段)。
【0032】
また、ステイプラ818で綴じられたシート束を折り畳む場合は、ステイプル処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置(ニップ点)にくるように、位置決め部材823を、ステイプル処理時の場所から所定距離降下させる。これによりステイプル処理を施した位置を中心にしてシート束を折り畳むことが出来る。
【0033】
次に、プレス動作について説明する。
【0034】
折りローラ対826によって折り畳まれ、搬送されたシート束S100は、排紙ローラ827によってプレスユニット1200まで搬送される。
【0035】
ここで、図15のようにシート束S100がプレスローラ対1201の間に来るように、シート束S100の先端を製本排紙センサ830が検知したら、折りモータM12を所定量駆動させ停止させる。
【0036】
シート束S100がプレスローラ対1201間に停止後、不図のプレスモータM3によってプレスユニット1200が矢印の方向に移動することにより、シート束S100の折り目が加圧されシート束S100の膨らみを抑止する。
【0037】
次に、フィニッシャ500を駆動制御する為フィニッシャ制御部501の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、図2のフィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。
【0038】
フィニッシャ制御部501は、図に示すように、CPU511、ROM512、RAM513等で構成されるCPU回路部510を有する。CPU回路部510は、通信IC514を介して複写装置本体側に設けられたCPU回路部150と通信してデータ変換を行い、CPU回路部150からの指示に基づきROM512に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。また、CPU回路部510は、ジャムを検出する為の不図示のジャムタイマを有する。
【0039】
フィニッシャ500の駆動制御を行う際は、CPU回路部150に各種センサからの検出信号が入力される。各種センサとしては、入口センサ531、製本入口センサ817、製本排紙センサ830、積載完了検知センサ1100がある(図3参照)。
【0040】
CPU回路部510には、ドライバ520が接続されており、ドライバ520は、CPU回路部510からの信号に基づいて、各種のモータ及びソレノイド及びクラッチを駆動させる為のものである。
【0041】
各種のモータとしては、入口ローラ対502、搬送ローラ対503、搬送ローラ対906の駆動源である入口モータM1と、積載トレイ832のシート束を搬送するベルトを駆動するコンベアモータM2がある。また、プレスユニット1200を搬送方向と直交方向に移動させるプレスモータM3と、搬送ローラ対813の駆動源である搬送モータM10と、シート位置決め部材823の駆動源である位置決めモータM11がある。さらに、突出し部材825、折りローラ対826、折り排紙ローラ対827の駆動源である折りモータM12がある。
【0042】
入口モータM1は、ステッピングモータからなり、励磁パルスレートを制御することによって各モータにて駆動されるローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転させることが出来る。また、入口モータM1はドライバ520により正逆の夫々の回転方向に駆動可能である。
【0043】
搬送モータM10及び位置決めモータM11、コンベアモータM2は、ステッピングモータからなり、折りモータM12、プレスモータM3はDCモータからなる。尚、搬送モータM10は、入口モータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成されている。また、プレスモータM3は速度制御が可能なように構成されている。
【0044】
ソレノイドとしては、切り換えフラッパ551の切り換えを行うソレノイドSL10がある。
【0045】
次に、図5を用いて、製本処理について説明する。図5は、図1に示す複写装置1000における製本モード時の画像形成処理を説明する為の図である。
【0046】
製本モードが指定されると、原稿給送部100のトレイ1001にセットされた原稿を先頭頁から順次読み取り、読み取った原稿の画像を画像信号制御部202内のハードディスク206に順次記憶すると共に、読み取った原稿の枚数をカウントする。原稿の読取処理が終了したら、読み取った原稿画像を次の(1)式により分類し、画像形成順序、画像形成位置を決定する。
M=n×4−k…(1)
(Mは原稿枚数を示す。nは1以上の整数であり、読み取った原稿の画像を形成する際に使用するシートの枚数を示す。kは0、1,2,3の何れかの値とする)。
【0047】
読み取り原稿枚数が8枚の場合を例にして、製本モード時における画像形成処理を説明すると、図5(a)に示すように、ハードディスク206には、8頁分の原稿画像データ(R1〜R8)が、読み取った順番で記憶されている。
【0048】
そして、各画像データ(R1からR8)に対して、画像形成順序、画像形成位置が決定される。これにより、図5(b)に示すように、1頁目のシートP1の第1面(表面)には、その左半分にR4の画像が形成され、右半分には、R5の画像が形成される。尚、シート上に形成される画像は、上述したように鏡像処理が行われた後の画像である。
【0049】
R4及びR5の画像が形成された該シートP1は、両面搬送パス124を介して、再度転写部116に給送される。そして、該シートP1の第2面(裏面)には、その左半分にR6の画像が形成され、右半分にR3の画像が形成される。両面に画像が形成されたシートP1は、そのままの状態(即ち、裏面のまま)でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に搬送される。
【0050】
プリンタ部300からフィニッシャ500へシートP1が搬送される際は、図5(C)に示すように、R6の画像及びR3が形成されている第2面を上向きに、且つ、R6の画像を先頭にして図中の矢印方向に搬送される。尚、図に示すように、R6の画像が形成された部分の裏側箇所には、R5の画像が形成され、R3の画像が形成された部分の裏側箇所には、R4が形成されている。
【0051】
上述した処理に引き続いて、2頁目のシートP2の第1面(表面)には、その左半分にR2の画像が、右半分にはR7の画像が形成される(図5(b)参照)。尚、シート上に形成される画像は、上述したように鏡像処理が行われた後の画像である。
【0052】
R2及びR7の画像が形成された該シートP2は、両面搬送パス124を介して、再度転写部116に給送される。そして、該シートP2の第2面(裏面)には、その左半分にR8の画像が形成され、右半分にR1の画像が形成される。両面に画像が形成されたシートP2は、そのままの状態(即ち、裏面のまま)でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に搬送される。
【0053】
プリンタ部300からフィニッシャ500へシートP2が搬送される際は、図5(C)に示すように、R8の画像及びR1が形成されている第2面を上向きに、且つ、R8の画像を先頭にして図中の矢印方向に搬送される。尚、図に示すように、R8の画像が形成された部分の裏側箇所には、R7の画像が形成され、R1の画像が形成された部分の裏側箇所には、R2の画像が形成されている。
【0054】
シートP1及びシートP2は、フィニッシャ500の第1製本パス553を介して収納ガイド820内に順次導かれて収納される。収納ガイド820内においては、図5(d)に示すように、シートP1が突出し部材825側に、シートP1に後続するシートP2が、折りローラ対826側に夫々収納されるよう構成されている。また、各シートP1、P2の第1面(表面)が、突出し部材825側に向けられるよう収納される。尚、各シートP1、P2の収納ガイド820内の位置決めは、位置決め部材823により行われる。
【0055】
収納ガイド820にシートが収納された後は、図6(a)に示すように、シートP1、P2からなるシート束に対して突出し部材825を突出し、該シート束を折りローラ対826に向けて押出す。折りローラ対826側に押出されたシート束は、折りローラ対826により中央部(画像面の画像境界部分)で折り畳まれ、積載トレイ832に排出される。
【0056】
このようにして折り畳まれたシート束は、図6(b)に示すように、シートP1、P2の各画像が頁順に配置されることになり、これらシートP1、P2の各画像の向きが一致する。
【0057】
次に、フィニッシャ500の駆動制御に関する処理について図7、図8を参照しながら説明する。
【0058】
図7は、フィニッシャ500に対する動作モードの判別処理に関するフローチャートである。該処理は、CPU回路部150からの指示に基づいて、フィニッシャ制御部501内のCPU回路部510により実行される。
【0059】
まず、フィニッシャ500に対する動作開始を指示する為のフィニッシャスタート信号がフィニッシャ制御部501に入力されたか否か調べる(ステップS2301)。ステップS2301の処理は、操作部1においてユーザにより複写開始を指示する為のスタートキーが押下され、CPU回路部150からフィニッシャ制御部501に対してフィニッシャスタート信号が入力されるまで繰り返される。
【0060】
ステップS2301において、フィニッシャ制御部501にフィニッシャスタート信号が入力されたと判断すると、入口モータM1の駆動を開始する(ステップS2302)。次に、通信IC514からのデータに基づいて、インサータ900に対する給紙要求があるか否かを判定する(ステップS2303)。インサータ900に対する給紙要求は、ユーザによりインサータが選択された場合に、フィニッシャ制御部501に送出される。
【0061】
ステップS2303において、インサータ900に対する給紙要求があると判定した場合は、インサータ前給紙処理を行う(ステップS2304)。
【0062】
ステップS2303においてインサータ900に対する給紙要求が無いと判定した場合、又はステップS2304においてインサータ前給紙処理が完了した場合は、通信IC514を介してCPU回路部150に給紙信号を出力する(ステップS2305)。該給紙信号を受けたCPU回路部150では、画像形成処理を開始する。
【0063】
次に、CPU回路部150から通信IC514を介して受信した後処理モードデータに基づき、操作部1にて設定された動作モードが製本モードであるか否かを判定する(ステップS2306)。
【0064】
ステップS2306において、設定された動作モードが製本モードであると判定した場合は、製本処理を行う(ステップS2307)。尚、ステップS2307の製本処理に関する詳細な説明は、図8を用いて後述する。ステップS2307の製本処理が完了したらステップS2301に戻る。
【0065】
ステップS2306において、設定された動作モードが製本モードではないと判定した場合は、ユーザによりパンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS2313)。パンチモードが設定されている場合は、パンチモードフラグをONし(ステップS2314)、ステップS2308に移行し、一方、パンチモードが設定されていないと判定した場合は、そのままステップS2308に移行する。ステップS2308では、設定された動作モードがノンソートモード、ソートモード、ステイプルソートモードのいずれかのモードであるかを判定する。
【0066】
ステップS2308において、設定された動作モードがノンソートモードであると判定した場合は、ノンソート処理を行う(ステップS2309)。
【0067】
ステップS2308において、設定された動作モードがソートモードであると判定した場合は、ソート処理を行う(ステップS2310)。
【0068】
ステップS2308において、設定された動作モードがステイプルソートモードであると判定した場合は、ステイプルソート処理を行う(ステップS2311)。
【0069】
ステップS2309においてノンソート処理が完了した場合、または、ステップS2310においてソート処理が完了した場合、または、ステップS2311においてステイプルソート処理が完了した場合は、入口モータM1の駆動を停止する。また、ステップS2314にてパンチモードフラグをONした場合は、パンチモードフラグをOFFする(ステップS2312)。そして、ステップS2301に戻り、フィニッシャスタート信号の入力を待つ。
【0070】
尚、ステップS2307、ステップS2309、ステップS2310、ステップS2311の何れかの処理を行う場合でも、ステップS2303でインサータ900に対する給紙要求があると判定した場合、ステップS2304のインサータ前給紙処理を行う。
【0071】
次に、図8のフローチャートを用いて、図7のステップS2307の製本処理について説明する。該処理は、図7のステップS2306において、動作モードが製本モードであると判別した場合に行われる処理である。まずプリンタ部300からフィニッシャ500へ搬送されるシートのサイズが製本に適するサイズであるか否かをサイズ情報に基づき判定する。そして、シートのサイズが製本に適するサイズではないと判定した場合はこの処理を終了してステップS2301に戻り、シートのサイズが製本に適したサイズであると判定した場合は製本処理を行う。初期状態では、プレスローラは移動可能状態である。
【0072】
製本処理では、まず製本初期動作を行う(ステップS2801)。ステップS2801の製本初期動作では、搬送モータM10を駆動して製本ローラ対813を回転させ、シートの搬送を可能な状態にする。また、それと共に、切換ソレノイドSL10を駆動させ、切り換えフラッパ551を第1製本パス553側へ切り換え、プリンタ部300からのシートが収納ガイド820へ導かれるようにする。また、幅寄せ部材(不図示)をシート幅に対して所定量余裕を持たせた幅になるよう位置決めする。そして、シート位置決め部材823からステイプラ818のステイプル位置までの距離が、シート搬送方向長さの1/2となるよう位置決めモータM11を所定ステップ数分回転させる。
【0073】
ついで、製本入口センサ817からの信号により、収納ガイド820内にプリンタ部300からのシートが搬送されたか否かを判定し(ステップS2802)、シートが収納ガイド820内に搬送されていない場合は、ステップS2802に戻る。
【0074】
一方、ステップS2802において、収納ガイド820内にプリンタ部300からのシートが搬送されたと判定した場合は、所定時間経過後に幅寄せ部材(不図示)を動作させる。その後、収納ガイド820に収納された該シートに対するシート幅方向の整合動作を行う(ステップS2803)。
【0075】
次に、ステップS2803にて処理されたシートが、1つの束として製本処理すべきシートの最終紙であるか否かを判定し(ステップS2804)、該シートが最終紙でなければ、ステップS2801に戻る。一方、ステップS2804において、該シートが最終紙であると判定した場合は、プリンタ部300からフィニッシャ500へのシートの搬送を行わないようCPU回路部150に画像形成禁止信号を出力する(ステップS2805)。
【0076】
次にユーザによりインサータ900からの給紙が指定されているか否かを判定し(ステップS2806)、インサータ900からの給紙が指定されていると判定した場合は、インサータ給紙処理を行う(ステップS2807)。
【0077】
一方、ステップS2806において、インサータ900からの給紙が指定されていないと判定した場合は、収納ガイド820内にて整合されたシート束に対してステイプラ818を用いてステイプル処理を実行する(ステップS2808)。
【0078】
ステップS2808の処理を実行したら、束搬送処理を実行する(ステップS2809)。ステップS2809の束搬送処理では、ステイプラ818のステイプル位置と折りローラ対826のニップ位置との距離分だけ該シート束を移送する為に、位置決めモータM1を駆動してシート位置決め部材823を下降させる。それと共に、再度搬送モータM10を駆動して、搬送ローラ対813を回転させる。
【0079】
ステップS2809の処理を実行したら、折り制御処理を実行する(ステップS2810)。ステップS2810の折り制御処理では、クラッチCL1を駆動させると共に、折りモータM12を駆動させて、突出し部材825を折りローラ対826に向けて移動させる(図6(a)に示す矢印方向)。
【0080】
折り制御処理により、シート束の中心(即ち、シート上におけるステイプル位置)が、折りローラ対826のニップ点に案内され、該シート束は折りローラ対826により2つ折りされる。尚、突出し部材825は、カム機構により往復動作が可能となるように構成されており、該突出し部材825が一往復したことをセンサ(不図示)により検知すると、クラッチCL1の駆動を停止させる。
【0081】
ステップS2810の処理を実行したら、プレスローラが移動禁止か否かを判断する(ステップS2811)。プレスローラの移動禁止は、シート束の積載トレイへの排出中にプレスローラの移動を禁止するために行われ、ステップS2813によって設定される。プレスローラが移動禁止の場合、プレス処理を行わずにS2814の処理を実行する。製本処理シーケンスは1枚ごとに起動され、並列処理されるため、ステップS2811は、先行する束の排出中に設定されたプレスローラ移動禁止が解除されているか否かを確認する処理である。また、プレスローラが移動禁止でない場合、プレスローラ1201を搬送方向と直交方向に移動させ、シート束の折り目を潰すプレス処理(ステップS2812)を実行した後、プレスローラの移動を禁止する(S2814)。プレス処理で移動させる時のプレスローラの移動速度は、常に良好な折り目の高さになるように、シート束の枚数によって変更する(図12参照)。本実施例ではシート束枚数で変更しているが、シートの剛性、シートサイズによって変更しても良い。
【0082】
次にシート束を積載トレイへ排出する排紙処理(ステップS2813)を実行する。その後、シート束の積載が満載状態かどうかを判断する(S2815)。本実施形態では、満載検知センサが所定時間以上ONであれば満載としている。
【0083】
ステップS2815にてシート束が満載であると判断されたとき、画像形成装置が給紙を停止するが、すでに給紙されたシートが存在する。これらのシートは、装置内に残留してしまうので、満載であるにもかかわらず製本処理される。このとき図15に示すようにシート束とプレスユニット1200が干渉してしまう可能性があり、図16のようにプレスローラ1201がシート束と接触し、シート束の品位を著しく悪化させてしまう。これを防止して既積載のシート束を保護するため、ステップS2817でプレスローラの移動を禁止する(満載検知によるローラの制御)。
【0084】
ステップS2815にてシート束が満載でないと判断された場合、プレスローラの移動禁止を解除する(ステップS2816)。
【0085】
次に折りモータM12の駆動を停止させ(ステップS2818)、該シート束は、製本処理すべき最後のシート束であるか否かを判定する(ステップS2819)。
【0086】
ステップS2819において、製本処理すべき最後のシート束であると判定した場合は、製本モードの終了処理を行う(ステップS2820)。ステップS2820の製本モードの終了処理では、上述した幅寄せ部材及びシート位置決め部材823をそれぞれ所定の待機位置に移動させる。また、切り換えフラッパ551をフィニッシャパス552側に切り換える。そして、製本モードを終了する。ステップS2813の処理を実行したら、図7に示したフローチャートのステップS2301に戻る。
【0087】
一方、ステップS2819において、製本処理すべき最後のシート束ではないと判定した場合は、画像形成禁止信号の解除を行い(S2821)、その旨をCPU回路部150に伝え(ステップS2821)、ステップS2801に戻る。
【0088】
満載検知手段はこれに限定されるものではない。例えば、積載シート束の高さで検知する方法がある。高さで検知する場合は、図17のように積載トレイ上のある高さにセンサ1101を設けることによって、積載シート束の高さを調べて満載かどうかを判断する方法である。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】複写装置の一例を示す断面図
【図2】複写装置のブロック図
【図3】フィニッシャの構成を示す断面図
【図4】フィニッシャ制御部の構成を示すブロック図
【図5】製本処理について説明する図1
【図6】製本処理について説明する図2
【図7】動作モード判別処理のフローチャートを示す図
【図8】製本処理のフローチャートを示す図
【図9】従来のシート束の2つ折り処理を示す図
【図10】シート束の折り目の膨らみを示す図
【図11】折り目をプレスする処理を示す図
【図12】プレス動作と積載トレイの関係を説明する図
【図13】プレス動作と積載トレイの関係を説明する図
【図14】プレス動作と積載トレイの関係を説明する図
【図15】プレス動作と積載トレイの関係を説明する図
【図16】折り目をプレスする処理を示す図
【図17】高さによる満載検知を示す図
【符号の説明】
【0090】
M2 コンベアモータ
M3 プレスモータ
M10 搬送モータ
M11 位置決めモータ
M12 折りモータ
826 折りローラ対
827 排紙ローラ
830 製本排紙センサ
832 積載トレイ
1100 満載検知(積載完了検知)センサ
1200 プレスユニット
1201 プレスローラ




 

 


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