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発明の名称 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−70034(P2007−70034A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−258306(P2005−258306)
出願日 平成17年9月6日(2005.9.6)
代理人 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
発明者 横谷 貴司 / 佐々木 一郎 / 佐藤 光彦 / 砂田 秀則 / 山内 学 / 渡辺 直人 / 藤井 隆行 / 西村 俊輔 / 西方 彰信 / 三宅 聡行
要約 課題
誤操作を防止し、生産性に優れ、柔軟な画像形成システムの運用を可能にする。

解決手段
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システムにおいて、画像形成装置を制御する制御部が、記録媒体に対する後処理を実行する後処理装置を、複数の後処理装置の中から選択する選択部と、選択された後処理装置に対して、挿入媒体の供給を制限するインサート装置を判定し、インサート装置の選択を制限する選択制限部とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、当該画像形成装置を制御する制御部が、
前記記録媒体に対する後処理を実行する後処理装置を、前記複数の後処理装置の中から選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された後処理装置に対して、前記挿入媒体の供給を制限するインサート装置を判定し、当該インサート装置の選択を制限する選択制限手段と
を備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項2】
前記後処理装置の種類を示す識別情報を取得して、各後処理装置の位置関係を識別する識別手段を更に備え、
前記選択制限手段は、前記位置関係に基づいて、前記選択手段により選択された後処理装置より下流側に位置するインサート装置の選択を制限することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記選択手段により選択された後処理装置と、前記各インサート装置との組み合わせにおける処理能力を評価する処理能力評価手段を更に備え、
前記選択制限手段は、前記処理能力評価手段の評価に基づき、前記選択された後処理装置の処理能力を低下させるインサート装置の選択を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記選択制限手段により、選択制限されないインサート装置を選択可能なインサート装置として、表示手段に表示させる表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項5】
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、当該画像形成装置を制御する制御部が、
前記挿入媒体を挿入するインサート装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたインサート装置を用いて、実行が制限される後処理装置を判定し、当該後処理装置の選択を制限する選択制限手段と
を備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項6】
前記後処理装置の種類を示す識別情報を取得して、各後処理装置の位置関係を識別する識別手段を更に備え、
前記選択制限手段は、前記位置関係に基づいて、前記選択手段により選択されたインサート装置より上流側に位置する後処理装置の選択を制限することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記選択手段により選択されたインサート装置と、前記各後処理装置との組み合わせにおける処理能力を評価する処理能力評価手段を更に備え、
前記選択制限手段は、前記処理能力評価手段の評価に基づき、前記選択されたインサート装置の処理能力を低下させる後処理装置の選択を制限することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記選択制限手段により、選択制限されない後処理装置の機能を選択可能な機能として、表示手段に表示させる表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項9】
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置をそれぞれ備えた、複数の後処理装置と、を有する画像形成システムの制御方法において、
前記記録媒体に対する後処理を実行する後処理装置を、前記複数の後処理装置の中から選択する選択工程と、
前記選択工程により選択された後処理装置に対して、前記挿入媒体の供給を制限するインサート装置を判定する判定工程と、
前記判定工程の判定に基づき、前記インサート装置の選択を制限する選択制限工程と
を備えることを特徴とする画像形成システムの制御方法。
【請求項10】
記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置をそれぞれ備えた、複数の後処理装置と、を有する画像形成システムの制御方法において、
前記挿入媒体を挿入するインサート装置を選択する選択工程と、
前記選択工程により選択されたインサート装置を用いて、実行が制限される後処理装置を判定する判定工程と、
前記判定工程の判定に基づき、前記後処理装置の選択を制限する選択制限工程と
を備えることを特徴とする画像形成システムの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システム及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式の画像形成装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、大量部数や大量のジョブを取り扱えるプリント・オン・デマンド(POD)と呼ばれる業態が存在している。
【0003】
PODでは、画像形成装置に製本機能やステイプル機能を備えたフィニッシャ装置等を接続したオフィス環境で、オペレータの個別のニーズに対応した印刷処理及びその後処理が行なわれている。
【0004】
PODに適用される画像形成装置、後処理装置等、複数の装置からなる従来の画像形成システムにおいては、各装置間の通信により、各装置は印刷ジョブに関するデータの送受信を行い、画像形成、後処理と一連の印刷ジョブが処理される。
【0005】
例えば、画像形成装置本体と、複数の後処理装置とから構成され、複数の後処理機のからいずれかの後処理機能が選択可能な画像形成システムの構成は、特許文献1において提案されている。
【特許文献1】特開2005−15225号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1は、記録媒体(以下、「シート」)の挿入機能を備えたインサート装置が装備されている複数の後処理装置が画像形成システムに存在している構成を開示するものではない。すなわち、特許文献1では、印刷ジョブの後処理設定において、選択した後処理機能の実行において、更に、シートをどのインサート装置から供給するか選択するための構成は開示されていない。
【0007】
画像形成システム中において、複数存在するインサート装置の中から操作者が個別にシートの挿入を操作する場合、選択した後処理機能により使用が制限されるインサート装置を操作者が判断しなければならない。操作者が印刷ジョブ毎に個別に操作を行う場合、誤操作の問題が生じる。例えば、シートの排出先として選択した後処理装置よりも、システムの下流側に位置しているインサート装置を選択してしまう場合は、矛盾した選択となり誤操作となる。
【0008】
また、選択した後処理装置に対して、インサート装置の処理能力が律則となり所望の後処理が実現できなくなる(画像形成システムの生産性(処理能力)が低下する)という問題もある。
【0009】
更に、画像形成システムにおいて、後処理装置の構成の変更が考えられるが、操作者が個別にシートの挿入を操作する場合、かかる変更を意識しなければならず、誤操作や柔軟なシステム運用の観点から、使い勝手が悪くなるという問題もある。
【0010】
上記の問題点を鑑みて、本発明は、誤操作を防止し、生産性に優れ、柔軟な画像形成システムの運用を可能にする画像形成技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するべく、本発明に係る画像形成システムは、主として以下の構成を備えることを特徴とする。
【0012】
すなわち、本発明に係る画像形成システムは、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、当該画像形成装置を制御する制御部が、
前記記録媒体に対する後処理を実行する後処理装置を、前記複数の後処理装置の中から選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された後処理装置に対して、前記挿入媒体の供給を制限するインサート装置を判定し、当該インサート装置の選択を制限する選択制限手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】
あるいは、本発明にかかる画像形成システムは、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置と、当該記録媒体に挿入媒体を挿入するインサート装置を備えた複数の後処理装置と、を有する画像形成システムであって、当該画像形成装置を制御する制御部が、
前記挿入媒体を挿入するインサート装置を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたインサート装置を用いて、実行が制限される後処理装置を判定し、当該後処理装置の選択を制限する選択制限手段と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、誤操作を防止し、生産性に優れ、柔軟な画像形成システムの運用を可能にする画像形成技術の提供が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る画像形成システムを、図面の参照により説明する。
【0016】
(画像形成システムの全体構成)
図1は画像形成システムの主要構成を示す構成図である。画像形成システムは、画像形成装置10と、複数の後処理装置(インサート専用装置300、スタック装置400、糊付け製本機(以下、「製本装置」ともいう。)500、フィニッシャ装置700から構成されている。インサート専用装置300にはシートの挿入機能(インサート機能)を備えるインサート装置320が装備されていおり、製本装置500にはインサート装置520が装備されている。また、フィニッシャ装置700にはインサート装置702が装備されている。
【0017】
画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像をシート上に形成するプリンタ350を備えている。
【0018】
画像形成装置10の構成を詳述すると、イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。
【0019】
具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
【0020】
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。
【0021】
光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
【0022】
尚、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
【0023】
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
【0024】
プリンタ300の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
【0025】
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
【0026】
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114或いは下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙されたシートは、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。シートの先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を任意のタイミングで駆動し、且つ、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、シートを感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙されたシート上に転写部116により転写される。現像剤像が転写されたシートは、定着部117に搬送され、定着部117は、シートを加熱及び加圧することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートは、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置本体外部(各後処理装置)に向けて排出される。
【0027】
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過したシートをフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後に、シートをスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後のシート順序は正しい頁順になる。
【0028】
また、手差給紙部125からOHPなどの硬いシートが給紙され、このシートに画像を形成するときには、シートを反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。更に、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作によりシートを反転パス122に導く。そして、その後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれたシートを上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。
【0029】
画像形成装置本体10のプリンタ350から排出されたシートは、前述した各後処理装置へ送られる。
【0030】
(システムブロック図)
図2は、図1の画像形成システム全体の制御を司る制御部150の構成を示すブロック図である。制御部150は、画像形成装置10の内部(図1)に設けられている。制御部150は、CPU153、ROM151、RAM152を内蔵している。
【0031】
更に、制御部150には、後処理装置制限選択部902、後処理装置選択部903、インサート装置制限選択部904、インサート装置選択部905を備えている。各選択部(902〜905)はCPU153の全体的な制御の下、後処理装置の選択、インサート装置の制限選択、インサート装置の選択、後処理装置の制限選択処理を実行する。
【0032】
制御部150は、プリンタ制御部11と通信し、プリンタ制御部11を介して、プリンタ350の動作を制御することが可能である。また、制御部150は、各後処理装置の制御ブロック301、401、501、701と外部I/F800を通じて、ネットワーク810に接続されており、外部I/F800を通じて情報の通信を行い、画像形成システムを総括的に制御する。
【0033】
制御部150は、制御ブロック301、401、501、701との通信により、各装置(300、400、500、700)の動作状態や設定の状態を判定することができる。
【0034】
CPU153は、各後処理装置の制御部301、401、501、701との間で、装置の種類を示す識別情報を通信することにより、装置の位置関係を識別することが可能である。これにより、画像形成装置は、自装置から見て下流側(図1中、画像形成装置10に対してい左側)に配置されている装置の位置関係を特定することができる。画像形成システムにおいて、後処理装置の構成に変更が生じた場合であっても、画像形成装置10は、識別情報の配列により変更後の装置構成を特定することが可能である。
【0035】
図22(a)は、CPU153が取得した識別情報(ID0〜ID4)を例示する図である。識別情報(ID0〜ID4)により、画像形成システムにおいて、対応する各装置の位置関係を特定することができる。
【0036】
RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。また、RAM152は、CPU153が、各後処理装置の制御ブロック301、401、501、701と通信した識別情報やインサート装置及び後処理装置の処理能力データを格納することも可能である。
【0037】
更に、CPU153は、各後処理装置の制御部301、401、501、701との間で、装置の処理能力(実行可能な機能、単位時間当たりの給紙枚数等)に関する情報を通信することが可能である。また、CPU153は、処理能力に関する情報に基づいて、選択された後処理装置やインサート装置との関係で、生産性(処理能力)を評価することが可能である。
【0038】
図22(b)は、生産性を示す処理能力データを例示する図である。図22(b)においては、後処理装置がフィニッシャ装置700である場合、各インサータ(320、520、720)の処理能力データを例示している。
【0039】
フィニッシャ装置700が選択された場合、インサート専用装置のインサータ320と、フィニッシャ装置のインサータ720は処理能力が「A(高レベル)」であり、フィニッシャ装置700との組み合わせで処理能力の低下は生じないことを示している。
【0040】
一方、製本装置のインサータ520は処理能力が「B(中レベル)」であり、他のインサータ(320、720)に比べて処理能力が低くなっている。フィニッシャ装置700との組み合わせでインサータ520を選択した場合、フィニッシャ装置700における処理能力が低下する原因となることを示している。
【0041】
尚、この処理能力データは、A、Bで示すレベル単位によらず、具体的な処理速度や、処理枚数等の数値により特定することも可能である。また、処理能力データを予めROM151に格納しておき、後処理装置制限選択部902、インサート装置制限選択部904が選択制限処理(図23のS2302、図24のS2402)の実行において処理能力データを参照するようにしてもよい。
【0042】
操作表示装置制御部901は、操作表示装置600とCPU153との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置制御部901は、後に詳細に説明する図20、図21における操作フローにおける処理結果、選択制限に関する表示制御を行う。
【0043】
操作表示装置600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。また、操作表示装置600は、各キーの操作に対応するキー信号をCPU153に出力するとともに、CPU153からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示することが可能である。
【0044】
画像形成システムは、シート上に画像を形成する画像形成装置10と、挿入シート(挿入紙)を挿入するインサート装置(320、520、720)をそれぞれ備えた、複数の後処理装置(300、500、700等)とを有する。画像形成装置10を制御する制御部150は、後処理装置選択部903、インサート装置制限選択部904を備える。後処理装置選択部903は、画像形成装置10により処理されたシートに対して後処理を実行する後処理装置を複数の後処理装置の中から選択する。また、インサート装置制限選択部904は、選択された後処理装置に対して、挿入紙の供給を制限するインサート装置を判定し、該当するインサート装置の選択を制限する。
【0045】
あるいは、画像形成装置10を制御する制御部150は、インサート装置選択部905、後処理装置制限選択部902を備える。
【0046】
インサート装置選択部905は、挿入紙を挿入するインサート装置を選択する。後処理装置制限選択部902は、選択されたインサート装置を用いて、実行が制限される後処理装置を判定し、該当する後処理装置の選択を制限する。
【0047】
(操作表示部)
図3は図1の画像形成システムにおける操作表示装置600を示す図である。操作表示装置600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、枚数設定等を行うテンキー604〜612及び614が配置されている。また、操作表示装置600には、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成することが可能である。
【0048】
例えば、本実施形態に係る画像形成システムでは、後処理装置の後処理機能として、ステイプルやソート、製本などの各後処理機能を有する。このような後処理機能を設定する場合は操作表示装置600からの入力操作により行うことが可能である。
【0049】
(操作フロー)
後処理装置(後処理機能)とインサート装置との選択に関する操作フローとしては大きく分けて次の2つのフロー(1)、(2)がある。
【0050】
(1)画像形成システムの後処理機能を選択した後、選択された後処理機能を行う後処理装置に対してインサート処理を行うことができるインサート装置を選択する(以下、この操作フローを、「操作フロー1」という)。
【0051】
(2)インサート装置を選択した後、そのインサート装置を用いて動作することが可能な後処理機能を選択する(以下、この操作フローを、「操作フロー2」という)。
【0052】
以下、操作フロー1及び操作フロー2について、具体的な処理の流れを説明する。
【0053】
(操作フロー1の説明)
操作フロー1の流れを、図20、図23のフローチャートと図3乃至図11、を参照して説明する。画像形成されたシートに対して、どの後処理装置(後処理機能)を用いるかの選択や、挿入紙を挿入するインサート装置の選択などの各種設定は、図3に示す操作表示装置600の表示部620から設定する。
【0054】
(後処理機能として「製本」が選択された場合)
(後処理機能の選択)
後処理機能として「製本」が選択された場合を例として説明する。図4に示す初期画面で、ソフトキーである「応用モード」キー412を操作者が選択すると、図5に示すような応用モードの選択画面511へ表示が切替えられる。この応用モードのメニューの中から、「製本」512のソフトキーを選択して、「次へ」513を押下すると、後処理装置選択部903は、後処理機能の1つである製本モードの選択と対応する装置の設定を開始する。この処理は、図20のフローチャートのステップS1000(後処理機能の選択)に対応する。
【0055】
操作表示装置制御部901は、図5の画面から、製本表紙の給紙を設定する表紙給紙段選択画面(図6の601)に表示を切替え、処理はステップS1001に進められる。
【0056】
インサート処理を行わない場合(S1001−NO)、処理をステップS1009に進め、画像形成装置10の給紙カセット114、115から搬送されたシート上に画像形成を行う。そして、ステップS1020により処理されたシートに対して製本動作を行う(S1030)。
【0057】
(インサート装置(インサータ)の制限選択)
次に、インサート装置の制限選択について説明する。
【0058】
ステップS1001の判定で、インサート装置を指定するためのボタン602が選択された場合(S1001−YES)、操作表示装置制御部901は、画面601をインサート装置選択画面711(図7)に切替える。
【0059】
ステップS1002において、選択可能なインサート装置の一覧が画面上に表示される。この一覧表示は、インサート装置制限選択部904の処理結果に基づくものである。
【0060】
(インサート装置制限選択部904の処理)
インサート装置制限選択部904は、図23のフローチャートに従って、インサート装置の制限選択処理を実行する。
【0061】
まず、ステップS2301で、インサート装置制限選択部904は、後処理装置の位置関係と、選択されたインサート装置との位置関係において、設定に矛盾が生じる場合、インサート装置の選択を制限する(位置情報に基づく制限)。
【0062】
次に、ステップS2302で、インサート装置制限選択部904は、各インサート装置の処理能力データの参照により、選択した後処理装置との関係で生産性(処理能力)が低下する原因となるインサート装置の選択を制限する。
【0063】
図25(a)は、図23のS2301の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。例えば、図22(a)に示す位置関係で、製本装置(ID3)が後処理装置と選択された場合、それより下流側に位置するフィニッシャ装置(ID4)に装備されているインサート装置の選択は、物理的に矛盾した設定となり、選択は制限される。この選択制限により、設定に矛盾が生じる誤操作を防止することが可能になる。
【0064】
図25(b)、(c)は、後処理装置が製本装置500である場合の各インサート装置の処理能力データを例示する図である。処理能力データに基づいて、選択された後処理装置と、インサート装置との組み合わせにおける生産性を評価することができ、このデータに基づいて図23のS2302の選択制限が実行される。
【0065】
図25(b)において、製本装置が選択された場合、インサート専用装置のインサータ320と、製本装置のインサータ520は処理能力が「A(高レベル)」であり、製本装置との組み合わせで処理能力の低下は生じない。この場合、インサート装置制限選択部904は、選択制限を行わず、インサータ320と、製本装置のインサータ520とを選択可能な装置として決定する。
【0066】
一方、図25(b)の場合、製本装置のインサータ520は処理能力が「A(高レベル)」であるのに対し、インサート専用装置のインサータ320は「B(中レベル)」であり、処理能力が低くなっている。製本装置との組み合わせでインサート専用装置を選択した場合、製本装置における処理能力が低下する原因となる。この場合、インサート装置制限選択部904は、インサータ320に対する選択を制限し、選択可能なインサート装置を、製本装置500のインサータ520と決定する。これにより生産性(処理能力)が低下することとなる選択を制限することが可能になる。
【0067】
この決定に基づいて、図7のインサート装置の選択画面711には、製本装置のインサート装置520のみが選択可能な装置として識別表示される(712)。
【0068】
(後処理機能として「ステイプル」が選択された場合)
(後処理機能の選択)
次に、後処理機能として「ステイプル」が選択され場合について説明する。後処理機能の選択は、先に説明した「製本」の場合と同様である。まず、図4に示す初期画面620で、ソフトキーである「応用モード」キー412を操作者が選択すると、図5に示すような応用モードの選択画面511に表示が切替えられる。この応用モードのメニューの中から、「ステイプル」514のソフトキーを選択して、「次へ」513を押下すると、ステイプルモードの設定が開始される。
【0069】
後処理機能の選択がされると、処理はステップS1001に進められ、操作者はインサート処理を行うか否か選択する。インサート処理を行わない場合(S1001−NO)、処理は、「製本」設定の場合と同様にステップS1009(画像形成)、S1030(後処理動作)に進められる。
【0070】
一方、インサート処理を行う場合(S1001−YES)、選択可能なインサート装置の一覧表示に画面が切替えられる(S1002)。
【0071】
(インサート装置(インサータ)の制限選択)
ステップS1002において、選択可能なインサート装置の一覧が画面上に表示される。この一覧表示は、インサート装置制限選択部904の処理の結果に基づくものである。
【0072】
図26(a)は、図23のS2301の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。図22(a)に示す位置関係で、フィニッシャ装置(ID4)が後処理装置と選択された場合、それより下流側に位置する装置は存在しないので、何れのインサート装置を選択しても物理的に矛盾した設定とならないため、位置情報に基づく選択は制限されない。
【0073】
図26(b)は、後処理装置がフィニッシャ装置700である場合の各インサート装置の処理能力データを例示する図である。処理能力データに基づいて、選択された後処理装置と、インサート装置との組み合わせにおける生産性を評価することができ、このデータに基づいて、図23のS2302の選択制限が実行される。
【0074】
図26(b)において、フィニッシャ装置が選択された場合、インサート専用装置のインサータ320と、フィニッシャ装置のインサータ720は処理能力が「A(高レベル)」であり、フィニッシャ装置との組み合わせで処理能力の低下は生じない。
【0075】
一方、製本装置のインサータ520は処理能力が「B(中レベル)」であり、処理能力が低くなっている。フィニッシャ装置との組み合わせで製本装置のインサータ520を選択した場合、フィニッシャ装置における処理能力が低下する原因となる。
【0076】
この場合、インサート装置制限選択部904は、インサート装置520の選択を制限し、処理能力が低下しないインサータ(320、720)を選択が可能なインサート装置として決定する。これにより生産性(処理能力)が低下することとなる選択を制限することが可能になる。
【0077】
この決定に基づいて、図8のインサート装置の選択画面811には、インサータ(320、720)が選択可能な装置として識別表示される。
【0078】
説明を図20に戻し、ステップS1003において、図8の一覧表示からインサート装置を1つ選択する。ここでは、インサート専用装置のインサータ320を選択する。この選択によりインサート専用装置の表示が白抜き反転され、選択された装置であることが識別表示される(801)。
【0079】
図8において、「使用しない」802ボタンを押下すると、インサート装置を使用せず、画像形成とフィニッシャ装置による処理のみを行う。この処理は、先に説明したステップS1009とS1030と同様の処理となる。
【0080】
(シートの挿入設定)
ステップS1003において、一覧表示からインサート装置を1つ選択すると、選択されたインサート装置に載置する挿入紙をどの位置に給紙するかの給紙個所を設定するための選択を行う。図9の選択画面には、表紙/裏表紙/合紙の選択ボタンが表示され、操作者はいずれかの給紙箇所を選択することが可能である。給紙位置が選択されたら(図9では裏表紙が選択されている)、次に挿入紙のサイズ(A4、A4R、B4、A3)を選択する(図10)。図10では、A4サイズが選択された状態を示している。給紙個所及び挿入紙のサイズが選択されると、挿入紙の設定が終了する。
【0081】
(挿入紙の準備)
挿入紙の設定が終了すると、処理はステップS1004に進められ、CPU153は選択されたインサート装置に挿入紙がセットされているか否かを判断する。挿入紙がセットされていない場合(S1004-No)、操作表示装置制御部901は、操作表示装置600に選択したインサート装置に挿入紙をセットするようにメッセージ(図11)を表示させる(S1005)。
【0082】
操作者が挿入紙をセットして(S1006)、操作表示部600のスタートキー602が押下されると、準備完了となり(S1004−YES)、処理はステップS1007に進められる。尚、ステップS1003からステップS1004に処理が進められた段階で、挿入紙がセットされている場合は(S1004−YES)、処理はステップS1007に進められる。
【0083】
ステップS1007において、画像形成装置10は画像形成処理を実行し、ステップS1008において、選択されたインサート装置によるインサート処理が実行され、ステップS1031において、選択された後処理の動作が実行される。以上の処理により、操作フロー1が終了する。
【0084】
本実施形態によれば、誤操作を防止し、生産性に優れ、柔軟な画像形成システムの運用を可能にする画像形成技術の提供が可能になる。
【0085】
また、選択した後処理機能との関係で、使用が制限されるインサート装置の選択を制限し、使用が可能なインサート装置の選択操作が可能な画像形成システムを提供することができる。
【0086】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態として、操作フロー2の処理を説明する。本実施形態を構成する画像形成システムの構成は、第1実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0087】
インサート装置を選択した後、そのインサート装置を用いて動作することが可能な後処理機能を選択する操作フロー2の流れを図21のフローチャートと図12乃至図19を参照して説明する。どの後処理機能を用いるかの選択や、挿入紙を挿入するインサート装置の選択などの各種設定は、操作フロー1の場合と同様に、図3に示す操作表示装置600の表示部620から設定する。
【0088】
図4に示す初期画面で、ソフトキーである「応用モード」キー412を操作者が選択すると、図12に示すような応用モードの選択画面1201へ表示が切替えられる。この応用モードのメニューの中から、操作者はシートの挿入を行うインサート装置を使用するか決定する。この処理は、図21のフローチャートのステップS1010に対応する。
【0089】
操作者がインサート装置を使用しないと決定した場合(S1010−No)、ステップS1019に処理を進めて、後処理機能を選択する。ステップS1020において、画像形成装置10の給紙カセット114、115から搬送されたシート上に画像形成を行う(S1020)。そして、ステップS1020により処理されたシートに対して、先のステップS1019で選択された後処理動作を行う(S1032)。
【0090】
(インサート装置の選択)
一方、図12において、インサート装置を用いて実現する後処理機能である「表紙/合紙」1202を選択し、ソフトキーの「次へ」1203が押下されると(S1010-YES)、処理はステップS1011に進められる。図12の応用モード選択画面は、図13のインサート装置の選択画面に切替えられる。ここでは、前述した操作フロー1の場合と異なり、表紙/合紙以外の後処理機能は選択されていないため、この段階で後処理機能による制限はなく、画像形成システムに存在する全てのインサート装置を選択することが可能である。図13において、選択可能なインサート装置は全て実線で示されている。
【0091】
(インサート装置320を選択した場合)
操作者の選択操作に従い、インサート装置選択部905はインサート装置の選択と設定に関する処理を行う。ここでは、例として、インサート専用装置のインサータ320が選択された場合を説明する(S1011)。図13において、操作者がインサート装置320を選択し(1301)、「次へ」ボタン1302を押下すると、挿入紙をどの位置に給紙するかの給紙個所を設定するための画面(図14)に表示が切替えられる。図14の選択画面には、表紙/裏表紙/合紙の選択ボタンが表示され、操作者はいずれかの給紙箇所を選択することが可能である。給紙位置が選択されたら(図14では「表紙」が選択されている)、次に挿入紙のサイズ(A4、A4R、B4、A3)を選択する(図15)。図15では、「A4」サイズが選択された状態を示している。給紙個所及び挿入紙のサイズが選択されると、インサート装置選択部905によるインサート装置320の設定が終了する。
【0092】
(後処理装置の制限選択)
次に、後処理装置の制限選択について説明する。インサート装置320の設定が終了すると、表示部620の画面は、図16に示す応用モード選択の画面に戻る。更に、操作者が使用したい後処理機能を続けて選択する場合、後処理装置制限選択部902により後処理装置の選択は制限される。
【0093】
ステップS1012において、選択可能な後処理装置の機能の一覧が画面上に表示される(図16、図17)。この一覧表示は、後処理装置制限選択部902の処理結果に基づくものである。
【0094】
(後処理装置制限選択部902の処理)
後処理装置制限選択部902は、図24のフローチャートに従って、後処理装置の制限選択処理を実行する。
【0095】
ステップS2401で、後処理装置制限選択部902は、インサート装置の位置関係と、選択された後処理装置との位置関係において、設定に矛盾が生じる場合、後処理装置の選択を制限する(位置情報に基づく制限)。
【0096】
次にステップS2402で、後処理装置制限選択部902は、各後処理装置の処理能力データの参照により、インサート装置との関係で生産性(処理能力)が低下する原因となる後処理装置の選択を制限する。
【0097】
図27(a)は、図24のS2401の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。図22(a)に示す位置関係で、インサート専用装置(ID0)のインサート装置320が選択された場合、それより下流側に位置する後処理装置を選択したとしても、物理的に矛盾した設定にならない。この場合、インサート専用装置300、製本装置500、フィニッシャ装置700の選択は制限されない。
【0098】
図27(b)は、インサート装置がインサート専用装置300のものである場合、各後処理装置の処理能力データを例示する図である。処理能力データに基づいて、選択されたインサート装置と、後処理装置との組み合わせにおける生産性を評価することができ、このデータに基づいて、図24のS2402の選択制限が実行される。
【0099】
図27(b)において、インサータ320に対して、インサート専用装置300と、フィニッシャ装置700の処理能力は「A(高レベル)」であり、インサータ320装置との組み合わせで処理能力の低下は生じない。後処理装置制限選択部902は、インサート専用装置300と、フィニッシャ装置700とを選択可能な装置として決定する。
【0100】
一方、図27(b)において、製本装置の処理能力は「B(中レベル)」であり、処理能力が低くなっている。インサータ320との組み合わせで製本装置500を選択した場合、インサータ320における処理能力が低下する原因となる。この場合、後処理装置制限選択部902は、製本装置500に対する選択を制限する。これにより生産性(処理能力)が低下することとなる選択を制限することが可能になる。
【0101】
後処理装置制限選択部902の処理に基づいて、図16に示す応用モード選択画面では、図12の応用モード選択画面において、製本装置の機能である「製本」1204に対応する表示がされず、「製本」機能の選択が制限される。図16における後処理装置(機能)を選択するための画面では、フィニッシャ装置の機能である「ステイプル」機能が選択された状態を示している(1601、S1013)。
【0102】
(製本装置に装備されているインサート装置520を選択した場合)
次に、図21のステップS1011における選択で、製本装置に装備されているインサート装置520を選択した場合を説明する(S1011)。図13の選択画面より、製本装置のインサート装置520を選択し(1303)、「次へ」1302を押下すると、挿入紙をシートのどの位置に給紙するかの給紙個所を選択する画面(図14)に表示が切替えられる。給紙位置が選択されたら(図14では表紙が選択されている)、次に挿入紙のサイズを選択する(図15)。給紙個所及び挿入紙のサイズが選択されると、インサート装置選択部905によるインサート装置520の設定が終了する。
【0103】
(後処理装置の制限選択)
インサート装置520の設定を終了すると、表示部620の画面は、図17に示す応用モード選択の画面に戻る。更に、操作者が使用したい後処理機能を続けて選択する場合、後処理装置制限選択部902により後処理装置の選択は制限される。
【0104】
図28(a)は、図24のS2401の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。例えば、図22(a)に示す位置関係で、製本装置(ID3)のインサート装置520が選択された場合、製本装置500と、それより下流側に位置するフィニッシャ装置と、を選択したとしても、物理的に矛盾した設定にならない。製本装置500及びフィニッシャ装置700の選択は制限されない。
【0105】
但し、製本装置500より、上流側に位置するインサート専用装置を後処理装置と選択することは、物理的に矛盾した設定となり、選択は制限される。この選択制限により、設定に矛盾が生じる誤操作を防止することが可能になる。
【0106】
図28(b)、(c)は、インサート装置が製本装置500のものである場合、各後処理装置の処理能力データを例示する図である。処理能力データに基づいて、選択されたインサート装置と、後処理装置との組み合わせにおける生産性を評価することができ、このデータに基づいて、図24のS2402の選択制限が実行される。
【0107】
図28(b)において、インサータ520に対して、製本装置500と、フィニッシャ装置700の処理能力は「A(高レベル)」であり、インサータ520装置との組み合わせで処理能力の低下は生じない。この場合、後処理装置制限選択部902は、製本装置500と、フィニッシャ装置700とを選択可能な装置として決定する。
【0108】
一方、図28(c)において、フィニッシャ装置700の処理能力は「B(中レベル)」と処理能力が低くなっている。インサータ520との組み合わせでフィニッシャ装置700を選択した場合、インサータ520における処理能力が低下する原因となる。図28(c)に示す場合、後処理装置制限選択部902は、フィニッシャ装置700に対する選択を制限する。これにより生産性(処理能力)が低下することとなる選択を制限することが可能になる。
【0109】
図28(a)、(c)により、後処理装置制限選択部902は、製本装置500を選択可能な装置として決定する。
【0110】
この場合、図17に示す応用モード選択画面では、図12の応用モード選択画面では、フィニッシャ装置の機能である「ステイプル」1205に対応する表示がされず、選択が制限される。
【0111】
図17における後処理装置(機能)を選択するための画面では、後処理機能として、製本装置の機能である「製本」が選択された状態を示している(1701)。
【0112】
図17で、「製本」機能が選択されると、画面が図18に切替えられ、綴じ位置の選択画面(図18)に切替えられる。図18においては、「左上」1801が選択されている。「OK」ボタン1802が押下されると、後処理装置(機能)の設定が完了する(S1013)。
【0113】
(挿入紙の準備)
説明を図21に戻し、ステップS1013において、後処理装置(機能)の設定が終了すると、CPU153は選択されたインサート装置に挿入紙がセットされているか否かを判断する(S1014)。
【0114】
挿入紙がインサート装置にセットされていない場合(S1014-NO)、操作表示装置制御部901は、操作表示装置600に選択したインサート装置に挿入紙をセットするようにメッセージ(図19)を表示させる(S1005)。
【0115】
操作者が挿入紙をセットして(S1016)、操作表示部600のスタートキー602が押下されると、準備完了となり(S1014−YES)、処理はステップS1017に進められる。
【0116】
一方、ステップS1013からステップS1014に処理が進められた段階で、挿入紙がセットされている場合は(S1014−YES)、処理はステップS1017に進められる。
【0117】
ステップS1017において、画像形成装置は画像形成処理を実行し、ステップS1018において、選択されたインサート装置によるインサート処理が実行され、ステップS1033において、選択された後処理の動作が実行される。以上の処理により操作フロー2が終了する。
【0118】
本実施形態によれば、誤操作を防止し、生産性に優れ、柔軟な画像形成システムの運用を可能にする画像形成技術の提供が可能になる。
【0119】
また、複数のインサート装置から選択したインサート装置との関係で、使用が制限される後処理装置の選択を制限し、使用が可能な後処理装置の選択操作を可能にする画像形成システムを提供することができる。
【0120】
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0121】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0122】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0123】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】画像形成システムの主要構成を示す構成図である。
【図2】画像形成システム全体の制御を司る制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成システムにおける操作表示装置600を示す図である。
【図4】表示部620の初期画面を示す図である。
【図5】応用モードの選択画面を示す図である。
【図6】表紙給紙段選択画面を示す図である。
【図7】インサート装置選択画面を示す図である。
【図8】インサート装置選択画面を示す図である。
【図9】給紙個所の選択画面を示す図である。
【図10】用紙サイズを選択する画面を示す図である。
【図11】表示部に表示される警告メッセージを例示する図である。
【図12】応用モードの選択画面を示す図である。
【図13】インサート装置の選択画面を示す図である。
【図14】給紙個所の選択画面を示す図である。
【図15】用紙サイズを選択する画面を示す図である。
【図16】応用モードの選択画面を示す図である。
【図17】応用モードの選択画面を示す図である。
【図18】綴じ位置の選択画面を示す図である。
【図19】表示部に表示される警告メッセージを例示する図である。
【図20】操作フロー1の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図21】操作フロー2の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図22】(a)画像形成システムにおいて、識別情報(ID0〜ID4)と対応する各装置の位置関係を示す図である。(b)生産性を示す処理能力データを例示する図である。
【図23】インサート装置制限選択部904の処理を説明するフローチャートである。
【図24】後処理装置制限選択部902の処理を説明するフローチャートである。
【図25】(a)は、図23のS2301の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。(b)、(c)は、後処理装置が製本装置500である場合の各インサート装置の処理能力データを例示する図である。
【図26】(a)は、図23のS2301の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。(b)は、後処理装置がフィニッシャ装置700である場合の各インサート装置の処理能力データを例示する図である。
【図27】(a)は、図24のS2401の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。(b)は、インサート装置がインサート専用装置300のものである場合、各後処理装置の処理能力データを例示する図である。
【図28】(a)は、図24のS2401の処理に基づく選択制限の結果を例示す図である。(b)、(c)は、インサート装置が製本装置500のものである場合、各後処理装置の処理能力データを例示する図である。




 

 


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