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発明の名称 シート処理装置及びその制御装置、シート処理装置の制御方法、並びに制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62986(P2007−62986A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−253991(P2005−253991)
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
代理人 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
発明者 村田 光繁 / 藤井 隆行 / 三宅 聡行
要約 課題
シート反転処理時のシートの斜行を検知して、シート搬送に伴って生ずるシートの不具合を未然に防止し、シートを無駄に消費することなく低コスト化及び低労力化を実現することができるシート処理装置を提供する。

解決手段
インサータのトレイ901から搬送される特殊シート(表紙または合紙用のシート)の搬送路となるストレート給紙パス962と反転給紙パス961との合流位置の下流側に斜行センサ930、931を配設した。これにより、特殊シートの搬送について、給紙直後のストレート給紙パス962だけを利用した場合であっても、またシート反転処理時に反転給紙パス961を利用した場合であっても、これらのパスの合流パス上の1組の斜行センサ930、931で特殊シートの斜行検知が行われる。
特許請求の範囲
【請求項1】
シート上に画像を形成する画像形成装置から出力されたシートに対して加工処理を行うシート処理装置において、
シートを積載する第1の積載手段と、
前記第1の積載手段に積載されたシートを給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により給紙されたシートを、前記画像形成装置の動作モードに応じて、画像が形成された面を反転しないで搬送するストレート搬送、若しくは画像が形成された面を反転して搬送する反転搬送を行う搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートを積載する第2の積載手段と、
前記画像形成装置の動作モードに応じて、前記給紙手段により給紙されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートに対して、または前記第2の積載手段に積載されたシートに対して加工処理を行うシート加工手段と、
前記反転搬送を行うためのシート搬送路上に配設され、前記搬送手段により反転搬送されるシートの斜行量を検出するためのシート斜行検知手段とを備えたことを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
シート上に画像を形成する画像形成装置から出力されたシートに対して加工処理を行うシート処理装置において、
シートを積載する第1の積載手段と、
前記第1の積載手段に積載されたシートを給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により給紙されたシートを、前記画像形成装置の動作モードに応じて、画像が形成された面を反転しないで搬送するストレート搬送、若しくは画像が形成された面を反転して搬送する反転搬送を行う搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートを積載する第2の積載手段と、
前記画像形成装置の動作モードに応じて、前記給紙手段により給紙されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートに対して、または前記第2の積載手段に積載されたシートに対して加工処理を行うシート加工手段と、
前記ストレート搬送が行われるシート搬送路と前記反転搬送が行われるシート搬送路との合流位置の下流側に配設され、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するためのシート斜行検知手段とを備えたことを特徴とするシート処理装置。
【請求項3】
前記シート斜行検知手段は、シート搬送方向に直交する方向の同一線上の異なる位置に夫々配設された第1及び第2の検出センサで構成されたことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載のシート処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載のシート処理装置を制御する制御装置であって、
前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出手段と、
前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定手段と、
前記シート斜行量検出手段により検出された斜行量と前記判定手段の判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート処理装置の制御装置。
【請求項5】
前記シート斜行量検出手段は、前記第1の検出センサがシートの先端を検知した時間と前記第2のセンサがシートの先端を検知した時間との検知時間の差に基づいて、シート給送方向に対するシートの斜行量を算出する手段を有することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置の制御装置。
【請求項6】
請求項1乃至3の何れかに記載のシート処理装置を制御する制御方法であって、
前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出工程と、
前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定工程と、
前記シート斜行量検出工程で検出された斜行量と前記判定工程の判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御工程とを実行することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
【請求項7】
請求項1乃至3の何れかに記載のシート処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出ステップと、
前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定ステップと、
前記シート斜行量検出ステップで検出された斜行量と前記判定ステップの判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
複写装置等の画像形成装置から出力されたシートに対して加工処理を行うシート処理装置、そのシート処理装置を制御する制御装置及び制御方法、並びに前記制御方法を実行するための制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、記録紙の先頭頁、最終頁、または途中頁に、通常の記録紙とは別のシート(以下、特殊シート)を挿入する表紙モードや合紙モード等のモードを備えた複写装置がある。これらのモードを複写装置の操作部でユーザが設定することで、例えば、色の違う用紙やカラーコピー紙を表紙として挿入したり、任意の枚数毎に仕切り紙として挿入することができる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特殊シートの供給方法としては、複写装置本体側に設けられた特別のカセットから供給したり、特殊シートを供給するための給紙部をフィニッシャ等のシート処理装置側に設け、該給紙部から特殊シートを供給する方法が知られている。また、該給紙部から搬送される特殊シートに対してステイプル処理や穴あけ処理を行えるようにする技術も知られている。
【特許文献1】特開2001−31291号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の複写装置では、上記給紙部や特別のカセット等から搬送される特殊シートの斜行の検知については、給紙直後のストレート給紙パス上に配設された斜行検出センサでのみ行われている。なお、ストレート給紙パスとはシートの表裏反転を行わずに搬送する搬送路である。即ち、表紙モードとして、前記特殊シートを、複写装置本体から反転排紙されるシートに対する裏表紙として挿入する場合などには、上記給紙部から搬送される特殊シートの給紙後に該特殊シートの反転が行われる。この反転が行われるパス上では特殊シートの斜行の検知は行われていなかった。
【0005】
そのため、特殊シートの反転時に、シート搬送用のローラの回転停止や逆転によってシートに対する搬送力に変動が生じて、特殊シートが斜行した状態で搬送される惧れがある。その場合は、搬送途中で紙詰まりが生じたり、穴あけ処理等がシート上の所望する位置に行われなかったりする等の不具合が発生する可能性がある。その結果、ユーザが再度同一のシートを用意しなければならず、コスト高となるだけでなく、ユーザに対する余計な手間や労力が増えるという問題がある。
【0006】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、シート反転処理時のシートの斜行を検知して、シート搬送に伴って生ずるシートの不具合を未然に防止し、シートを無駄に消費することなく低コスト化及び低労力化を実現することができるシート処理装置及びその制御装置、シート処理装置の制御方法、並びに制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するため、 シート上に画像を形成する画像形成装置から出力されたシートに対して加工処理を行うシート処理装置において、シートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシートを給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙されたシートを、前記画像形成装置の動作モードに応じて、画像が形成された面を反転しないで搬送するストレート搬送、若しくは画像が形成された面を反転して搬送する反転搬送を行う搬送手段と、前記搬送手段により搬送されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートを積載する第2の積載手段と、前記画像形成装置の動作モードに応じて、前記給紙手段により給紙されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートに対して、または前記第2の積載手段に積載されたシートに対して加工処理を行うシート加工手段と、前記反転搬送を行うためのシート搬送路上に配設され、前記搬送手段により反転搬送されるシートの斜行量を検出するためのシート斜行検知手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、シート上に画像を形成する画像形成装置から出力されたシートに対して加工処理を行うシート処理装置において、シートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシートを給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙されたシートを、前記画像形成装置の動作モードに応じて、画像が形成された面を反転しないで搬送するストレート搬送、若しくは画像が形成された面を反転して搬送する反転搬送を行う搬送手段と、前記搬送手段により搬送されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートを積載する第2の積載手段と、前記画像形成装置の動作モードに応じて、前記給紙手段により給紙されたシート及び前記画像形成装置により画像形成されたシートに対して、または前記第2の積載手段に積載されたシートに対して加工処理を行うシート加工手段と、前記ストレート搬送が行われるシート搬送路と前記反転搬送が行われるシート搬送路との合流位置の下流側に配設され、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するためのシート斜行検知手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記シート処理装置を制御する制御装置であって、前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出手段と、前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記シート斜行量検出手段により検出された斜行量と前記判定手段の判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
上記シート処理装置を制御する制御方法であって、前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出工程と、前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定工程と、前記シート斜行量検出工程で検出された斜行量と前記判定工程の判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御工程とを実行することを特徴とする。
【0011】
上記シート処理装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記シート斜行検知手段の検知結果に基づいて、前記搬送手段により搬送されるシートの斜行量を検出するシート斜行量検出ステップと、前記第2の積載手段に積載されたシートに対して所定のシート加工処理を行うか否かを判定する判定ステップと、前記シート斜行量検出ステップで検出された斜行量と前記判定ステップの判定結果とに応じて、前記シート処理装置の動作を制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、給紙手段から給紙されるシートの斜行を検知するようにしたので、シート搬送に伴って生ずるシートの不具合を未然に防止することができ、シートを無駄に消費することなく低コスト化及び低労力化を実現することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のシート処理装置及びその制御装置、シート処理装置の制御方法、並びに制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
<複写装置の内部構造>
図1は、本発明の実施の形態であるシート処理装置を備えた複写装置の内部構造を示す断面図である。
【0015】
この複写装置1000は、原稿給送部100、イメージリーダ部200及びプリンタ部300を有するほか、折り処理部400と、シート処理装置を構成するフィニッシャ500及びインサータ900とを備えている。
【0016】
原稿給送部100のトレイ1001上には、ユーザから見て正立状態で、且つ、フェイスアップ状態(画像が形成されている面が上向きの状態)で原稿がセットされているものとし、原稿の綴じ位置は、原稿の左端部に位置するものとする。トレイ1001上にセットされた原稿は、原稿給送部100により先頭頁から順に1枚ずつ左方向(図の矢印方向)、即ち、綴じ位置を先端にして搬送される。そして、更に該原稿は、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左方向から右方向へ搬送され、その後排紙トレイ112上に排出される。なお、この際、スキャナユニット104は、所定の位置に保持された状態にあり、該スキャナユニット104上を原稿が左から右へと通過することにより原稿の読取処理が行われる。上述した読み取り方法を原稿流し読みと称する。原稿がプラテンガラス102上を通過する際、該原稿は、スキャナユニット104のランプ103により照射され、その原稿からの反射光がミラー105,106,107、レンズ108を介してイメージセンサ109に導かれる。
【0017】
なお、原稿給送部100により搬送した原稿をプラテンガラス102上に一旦停止させ、その状態でスキャナユニット104を左から右へと移動させることにより原稿の読取処理を行うこともできる。この読み取り方法を原稿固定読みと称する。原稿給送部100を使用しないで原稿の読み取りを行わせる場合、ユーザは、原稿給送部100を持ち上げ、プラテンガラス102上に原稿をセットする。この場合、上述した原稿固定読みが行われる。
【0018】
イメージセンサ109により読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
【0019】
感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像器113により現像され、トナー像として可視化される。一方、記録紙は、カセット114、115、手差し給紙部125、両面搬送パス124の何れかから転写部116へ搬送される。そして、可視化されたトナー像が転写部116において記録紙に転写される。転写後の記録紙は、定着部117にて定着処理が施される。
【0020】
そして、定着部117を通過した記録紙はフラッパ121により一旦パス122に導かれ、記録紙の後端がフラッパ121を抜けた後に、スイッチバックされ、フラッパ121により排出ローラ118へ搬送される。そして、排出ローラ118により該記録紙がプリンタ部300から排出される。これによりトナー像が形成された面を下向きの状態(フェイスダウン)でプリンタ部300から排出できる。これを反転排紙と称する。
【0021】
上述したようにフェイスダウンで記録紙を機外に排出することにより、先頭頁から順に画像形成処理を行っても、原稿給送部100を使用した画像形成処理や、コンピュータからの画像データに対する画像形成処理を行う場合に頁順序を揃えることができる。
【0022】
なお、手差し給紙部125から搬送するOHPシート等の硬いシートに対して画像形成処理を行う場合は、パス122に該シートを導くことなく、トナー像が形成された面を上向きの状態(フェイスアップ)でプリンタ部300から排出される。
【0023】
また、シートの両面に画像形成処理を行う場合は、シートを定着部117からまっすぐ排出ローラ118方向へと導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた直後にシートをスイッチバックし、フラッパ121により両面搬送パスへと導く。
【0024】
<画像形成処理方法>
次に、原稿固定読みの場合と原稿流し読みの場合の夫々の場合における画像形成処理方法について図2を参照しながら説明を行う。
【0025】
図2(a),(b)は、原稿固定読みの場合と原稿流し読みの場合における画像形成処理方法の説明図である。
【0026】
原稿固定読みの場合、スキャナユニット104を左から右へ走査することにより原稿の画像を走査する。即ち、図2(a)に示すように、原稿画像に対して、主走査方向をSy、副走査方向をSxとする読み取り走査が行われ、イメージセンサ109により原稿の画像が読み取られる。そして、主走査方向Syに読み取った画像は露光制御部110で順次レーザ光に変換され、該レーザ光がポリゴンミラー110aで走査(図の矢印方向に走査)されることにより感光ドラム111上に静電潜像が形成される。このようにして形成された静電潜像がトナー像として可視化され、シート上に該トナー像が転写され、シート上には、鏡像ではない正像画像(非鏡像画像)が形成される。
【0027】
一方、原稿流し読みの場合、図2(b)に示すように、原稿画像に対して、主走査方向をSy、副走査方向Sxとする読み取り走査が行われ、イメージセンサ109により画像が読み取られる。原稿流し読みの時は、原稿が左から右に向けて搬送されるので、副走査方向に関しては、原稿固定読み時の副走査方向と逆の方向となる。従って、イメージセンサ109により読み取られた画像は、原稿画像に対して鏡像となるので、該鏡像を正像画像に修正する必要がある。そこで、原稿流し読みの場合は、イメージセンサ109にて読み取った画像を正像画像にするための鏡像処理を行う。
【0028】
鏡像処理では、主走査方向を逆方向に入れ替える処理として、主走査方向の一方の向きに対して読み取った画像を、その主走査方向の一方の向きに対して逆向きに反転させるよう処理する。即ち、本形態の鏡像処理とは、図2(b)に示すように、読み取った画像を1ライン単位で反転させて出力するための処理である。
【0029】
イメージセンサ109で読み取った画像は、該鏡像処理により正像画像に変換され、感光ドラム111上には、鏡像処理後の静電潜像が形成される。このようにして形成された静電潜像をトナー像として可視化して、シート上に該トナー像を形成すると、シート上には、鏡像ではない正像画像が形成される。更に、該画像が形成されたシートを反転排紙することにより、トナー像が形成された面を下に向けた状態で機外(プリンタ部300)から排出することができる。そして、該反転排紙により排出されたシートの後端側を後述するフィニッシャ500のステイプラ601で綴じれば、画像が形成された面からシートを見た場合に、該画像に対してシートの左側を綴じることができる。
【0030】
なお、副走査方向を逆方向に入れ替えることにより鏡像処理を行うことも可能である。しかし、この場合、原稿1頁分の画像の読取処理が終了しないと鏡像処理を行えないことや、反転排紙後の後端綴じにより画像に対してシートの左端側を綴じることを考慮すると主走査方向を反転させることによる鏡像処理が好ましい。
【0031】
排出ローラ118によりプリンタ部300から排出されたシートは折り処理部400へ送り込まれる。折り処理部400では、シートをZ形に折り畳むように折り処理が行われる。例えば、A3サイズやB4サイズのシートで且つ折り処理の指定が操作部よりなされている場合は、プリンタ部300より排出されたシートに対して折り処理が行われる。一方それ以外の場合は、プリンタ部300から排出されたシートに対して折り処理を行うことなく、そのままフィニッシャ500へと送り込む。
【0032】
フィニッシャ500上には、インサータ900が設けられている。インサータ900は、記録紙の先頭頁、最終頁、または、途中頁に、通常の記録紙とは別のシート(表紙、合紙)を挿入するためのものである。フィニッシャ本体500では、プリンタ部300から搬送されたシートやインサータ900からのシートを含んだシート束に対する製本処理や綴じ処理、穴あけ処理等の処理が行われる。
【0033】
<複写装置の電気的構成>
図3は、複写装置1000の電気的構成を示すブロック図である。
【0034】
CPU回路部150は、CPU(不図示)を有し、ROM151に格納された制御プログラム及び操作部1の設定に従い、複写装置1000の各部を制御する。制御対象には原稿給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301、折り処理制御部401、フィニッシャ制御部501、外部I/F203が含まれる。そして、原稿給送制御部101は原稿給送部100を制御する。イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を制御する。プリンタ制御部301はプリンタ部300を制御する。折り処理制御部401は折り処理部400を制御する。フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500を制御する。操作部1は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を有する。操作部1は、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
【0035】
RAM152は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F203は、複写装置1000と外部のコンピュータ204とのインタフェースであり、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部202へ出力する。また、イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へは、イメージセンサ209で読み取った原稿の画像が出力される。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202からの画像データを露光制御部110へ出力する。
【0036】
<折り処理部400及びフィニッシャ500の構成>
次に、折り処理部400及びフィニッシャ500の構成について、図4を参照しながら説明する。
【0037】
図4は、図1の折り処理部400及びフィニッシャ500の構成を示す断面図である。
【0038】
折り処理部400は、プリンタ部300から排出されたシートを受け取り、フィニッシャ500側に導くための搬送パス402を有する。搬送パス402上には、搬送ローラ対403及び404が設けられている。また、搬送ローラ対404の近傍に設けられた切替フラッパ410は、搬送ローラ対403により搬送されたシートを折りパス420またはフィニッシャ側500に導くためのものである。
【0039】
折り処理を行う場合、フィニッシャ制御部501は、切替フラッパ410を折りパス420側に切り替え、シートを折りパス420に導く。折りパス420に導かれたシートは、折りローラ421まで搬送され、Z型に折り畳まれる。一方、折り処理を行わない場合は、切替フラッパ410をフィニッシャ側500に切り替え、プリンタ部300から排出されたシートを搬送パス402を介して、直接送り込む。
【0040】
フィニッシャ500の構成について説明する。フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたプリンタ部300からのシートを取り込み、シートに対する後処理を行う。後処置としては、取り込んだ複数のシートを整合して1つのシート束として束ねる処理、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、ソート処理、ノンソート処理、製本処理等が含まれる。
【0041】
また、フィニッシャ500内において、シート搬送路上にパンチユニット550を設け、パンチユニット550により、インサータ900またはプリンタ部300からのシートに対して穴あけ処理(パンチ処理と同義)を行うことが可能である。パンチユニット550は、パンチローラ(不図示)を有しており、パンチローラは、ダイス部とポンチ部で構成されている。パンチ処理を行う場合、シートの後端がパンチユニット550に達したら、上記パンチローラを1回転させることで、シートの後端部にパンチ穴を開ける。なお、穴あけ処理は、搬送されるシート1枚毎に行い、シートの搬送動作と共に行われる。
【0042】
図4に示すように、フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたプリンタ部300からのシートを装置内部に取り込むための入口ローラ対502を有する。入口ローラ対502の下流には、シートをフィニッシャパス552または、第1製本パス553に導くための切替フラッパ551が設けられている。フィニッシャパス552に導かれたシートは、搬送ローラ対503を介し、バッファローラ505に向けて搬送される。なお、搬送ローラ対503とバッファローラ505は正逆転可能となるように構成されている。
【0043】
入口ローラ対502と搬送ローラ対503の間には、入口センサ531が設けられている。なお、入口センサ531の上流近傍において、フィニッシャパス552から第2製本パス554が分岐している。以下、この分岐点を分岐Aとする。分岐Aは、入口ローラ対502側から搬送ローラ対503側にシートを搬送するための搬送路への分岐を成す。なお、分岐Aは、搬送ローラ対503を逆方向に回転させ、シートを搬送ローラ対503側から入口センサ531側に搬送する際には、第2製本パス554側にのみ搬送するようワンウェイ機構を有している。
【0044】
搬送ローラ対503とバッファローラ505の間には、パンチユニット550が設けられており、パンチユニットは操作部1にて設定された動作モードに応じて動作させ、搬送ローラ対503を介して搬送されたシートの後端付近に穴あけ(穿孔)処理を行う。バッファローラ505は、搬送ローラ対503を介して搬送されたシートを所定枚数巻き付けることが可能なローラであり、該ローラ505の回転中に押下コロ512,513,514によりシートが巻き付けられる。バッファローラ505に巻き付けられたシートは、バッファローラ505が回転する方向へ搬送される。
【0045】
押下コロ513と押下コロ514との間には、切替フラッパ510が設けられており、押下コロ514の下流側には、切替フラッパ511が設けられている。
切替フラッパ510は、ファッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してノンソートパス521または、ソートパス522に導くためのものである。
【0046】
切替フラッパ511は、バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してソートパス522に導くためのものである。また、バッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのものでもある。切替フラッパ510によりノンソートパス521に導かれたシートは、排出ローラ対509を介して、サンプルトレイ701上に排出される。また、ノンソートパス521の途中には、ジャム検出などのための排紙センサ533が設けられている。
【0047】
一方、切替フラッパ510によりソートパス522に導かれたシートは、搬送ローラ対506、507を介して中間トレイ(以下処理トレイ)630上に積載される。処理トレイ630上に束状に積載されたシート群は、操作部1からの設定に応じて、整合処理やステイプル処理が行われ、その後、排出ローラ680a、680bによりスタックトレイ700上に排出される。なお、上述したステイプル処理は、ステイプラ601により行われる。スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成されている。
【0048】
第1製本パス553または第2製本パス554からのシートは、製本入口センサ817を通過し、搬送ローラ対813を介して、収納ガイド820に収納される。なお、搬送ローラ813により搬送されるシートは、該シートの先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。また、搬送ローラ813の上流側には、製本入口センサ817が配置されている。また、搬送ローラ813の下流側、即ち、収納ガイド820の途中位置には、2対のステイプラ818が設けられており、ステイプラ818と対向する位置にはアンビル819が設けられている。該ステイプラ818はアンビル819と協働して、シート束の中央を綴じるように構成されている。
【0049】
ステイプラ818の下流側には、折りローラ対826が設けられており、折りローラ対826の対向位置には、突出し部材825が設けられている。この突出し部材825を収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突出すことにより、該シート束は、折りローラ対826間に押し出され、折りローラ対826により折り畳まれる。そして、排紙ローラ827を介して、排出トレイ832に排出される。排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置されている。
【0050】
また、ステイプラ818で綴じられたシート束を折り畳む場合は、ステイプル処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置(ニップ点)にくるように、位置決め部材823を、ステイプル処理時の場所から所定距離降下させる。これによりステイプル処理を施した位置を中心にしてシート束を折り畳むことができる。
【0051】
<インサータ900の構成>
次に、フィニッシャ500の上部に設けられたインサータ900に関する説明を行う。
【0052】
インサータ900は、トレイ901にセットされたシートをプリンタ部300を通さずにサンプルトレイ701、スタックトレイ700、トレイ832の何れかに給送するためのものである。なお、本形態では、インサータ900のトレイ901にはユーザによりフェイスアップの状態(表面が上の状態)で表紙(または、合紙)用のシートがセットされるものとする。ユーザによりトレイ901上に積載されたシート束は、1枚づつ順次分離され、フィニッシャパス552、または、製本パス553へ搬送される。以下にインサータ900の構成を説明する。
【0053】
トレイ901に積載されたシート束は、給紙ローラ902により、搬送ローラ903及び分離ベルト904で構成される分離部に搬送される。そして、搬送ローラ903及び分離ベルト904により最上部のシートから1枚ずつ分離される。そして、分離されたシートは分離部に近接する引き抜きローラ対905により搬送パス908へ搬送され、搬送ローラ対906を介して入口ローラ対502へ搬送される。また、シートを反転して給紙する場合には、分離された後、フラッパ954にガイドされトレイ951に続く反転給紙パス961へと導かれる。その後ローラ952が反転することで、搬送パス908へと搬送される。
【0054】
なお、給紙ローラ902と搬送ローラ903の間には、シートがセットされたか否かを検知するための用紙セットセンサ910が設けられている。また、引き抜きローラ対905の近傍には、引き抜きローラ対905によりシートが搬送されたか否かを検出する給紙センサ907が設けられている。更に、給紙センサ907の下流側に、斜行センサ930、931が設けられている。斜行センサ930、931は、シート搬送方向に直交する方向の同一線上の異なる位置に夫々配設されており、これらのセンサにより、インサータのトレイ901から給送されたシートの斜行検出(シートの斜行量の検出)を行っている。例えば、センサ930がシートの先端を検知したタイミングとセンサ931がシートの先端を検知したタイミングとの差に基づいて、シート給送方向に対するシートの斜行量を算出する。このように、本形態では、インサータ900からのシートを給送しながら該シートの斜行量(傾き量)を検出する。
【0055】
また、シートが反転給紙パス961に導かれたか否かを検知するためのセットセンサ953が設けられており、このセンサは、シートが反転パスに完全に導かれたか否かをシートの通過によって判断している。また、インサータ900からのシートを搬送するための搬送パス908は、入口ローラ対502の上流側近傍で、プリンタ部300からのシートを搬送するための搬送パス402と合流する。
【0056】
<フィニッシャ制御部501の構成>
次に、フィニッシャ500を駆動制御するためフィニッシャ制御部501の構成について図5を参照しながら説明する。
【0057】
図5は、図3のフィニッシャ制御部501の構成を示すブロック図である。
【0058】
フィニッシャ制御部501は、同図に示すように、CPU5011、ROM5012、RAM5013等で構成されるCPU回路部5010を有する。CPU回路部5010は、通信IC5014を介して複写装置本体側に設けられたCPU回路部150と通信する。また、CPU回路部5010はCPU回路部150からの指示に基づき、ROM5012に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。また、CPU回路部5010は、ジャムを検出するための不図示のジャムタイマを有する。
【0059】
フィニッシャ500の駆動制御を行う際は、CPU回路部150に各種センサからの検出信号が入力される。各種センサとしては、入口センサ531、製本入口センサ817、製本排紙センサ830、給紙センサ907、用紙セットセンサ910、排紙センサ533、斜行センサ930、931、反転センサ953がある(図4参照)。
【0060】
CPU回路部5010には、ドライバ520が接続されている。ドライバ520は、CPU回路部5010からの信号に基づいて、各種のモータ及びソレノイド及びクラッチCL1、クラッチCL10、クラッチCL20等を駆動させるためのものである。
【0061】
各種のモータとしては、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、束排出モータM4、搬送モータM10、位置決めモータM11、折りモータM12、給紙モータM20、パンチモータM30がある。
【0062】
入口モータM1は入口ローラ対502、搬送ローラ対503及び搬送ローラ対906の駆動源である。バッファモータM2はバッファローラ505の駆動源である。排紙モータM3は搬送ローラ対506、排出ローラ対507及び排出ローラ対509の駆動源である。束排出モータM4は排出ローラ680a、680bの駆動源である。搬送モータM10は搬送ローラ対813の駆動源である。位置決めモータM11はシート位置決め部材823の駆動源である。折りモータM12は突出し部材825、折りローラ対826及び折り排紙ローラ対827の駆動源である。給紙モータM20はインサータ900の給紙ローラ902、搬送ローラ903、分離ベルト904、引き抜きローラ対905、及び反転ローラ952の駆動源である。パンチモータM30はパンチユニット550内のパンチローラの駆動源である。ここで、クラッチCL20によって、ローラ952に対するモータM20の駆動は、進入時に正転、反転時に逆転に切り替えられている。
【0063】
入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3は、ステッピングモータからなり、励磁パルスレートを制御することによって各モータにて駆動されるローラ対を等速で回転させたり、独自の速度で回転させることができる。また、入口モータM1、バッファモータM2はドライバ520により正逆の夫々の回転方向に駆動可能である。
【0064】
搬送モータM10及び位置決めモータM11は、ステッピングモータからなり、折りモータM12はDCモータからなる。なお、搬送モータM10は、入口モータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成されている。給紙モータM20は、ステッピングモータからなり、入口モータM1と速度同期してシート搬送が可能なように構成されている。
【0065】
ソレノイドSL1は切替フラッパ510の切り替えを行う。ソレノイドSL2は切替フラッパ511の切り替えを行う。ソレノイドSL10は切替フラッパ551の切り替えを行う。ソレノイドSL20はインサータ900の給紙シャッタ(不図示)を駆動させる。ソレノイドSL21はインサータ900の給紙ローラ902を昇降駆動させる。ソレノイドSL30はインサータ900のフラッパ954を駆動させる。
【0066】
<動作モードの設定方法>
次に、図6を参照して、動作モードの設定方法に関する説明を行う。
【0067】
図6(a),(b)は、複写装置本体1000の操作部1の表示パネルに表示される画面を示した画面図である。この画面は、タッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
【0068】
ユーザは、図6(a)に示す画面において、ノンソートモード、ソートモード、ステイプルソートモード(綴じモード)、製本モード、パンチモード(穴あけ処理モード)等の動作モードを選択することができる。また、図6(b)に示す画面において、表紙モードや合紙モードを設定でき、インサータ900または手差し給紙部125から表紙用や合紙用のシートを記録紙の先頭頁、最終頁、または途中頁に挿入させるよう設定することができる。
【0069】
<フィニッシャ500内の処理トレイ630へのシート搬送>
次に、インサータ900及びプリンタ部300からフィニッシャ500内の処理トレイ630へのシート搬送について図7乃至図12を参照しながら説明する。
【0070】
図7乃至図12は、インサータ900及びプリンタ部300から夫々シートが搬送され、フィニッシャ500の処理トレイ630上にインサータ900からのシートとプリンタ部300からのシートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【0071】
本形態では、インサータ900から搬送されるシートを表表紙用のシートとし、インサータ900からのシート1枚とプリンタ部300から搬送されるシート2枚の計3枚を1部として、処理トレイに収納するものとする。
【0072】
プリンタ部300にて画像が形成されたシートにシート束Cのシートを表紙として挿入する場合は、図7(b)に示すように、シート束Cがユーザによりインサータ900のトレイ901にセットされる。なお、このとき、インサータ900のトレイ901上には、シート束Cがフェイスアップ(画像が形成されている面が上向き)の状態で、且つ、綴じ位置が左側になる、即ち正立状態になるようユーザによりセットされる(図7(a)参照)。トレイ901にセットされたシートは、図7(a)に示す矢印方向に搬送される。
【0073】
次に、ユーザにより、操作部1にて不図示のスタートキーが押下されると、インサータ900内の分離部(搬送ローラ903及び分離ベルト904)において、シート束Cの最上部のシート(シートC1とする)から順次分離され搬送パス908へと搬送される。なお、この際、切替フラッパ551は、図8のように、フィニッシャパス552側に切り替わっている。
【0074】
搬送パス908に搬送されたシート束Cの最上部のシートC1は、バッファローラ505側に搬送される。なお、図8に示すように、シートC1は、画像が形成された面が下向きの状態(フェイスダウン)でバッファローラ505へと搬送される。また、入口ローラ対502を介して搬送されたシートC1の先端が入口センサ531を通過したことに応じて(即ち、入口センサ531がON状態となったことに応じて)、プリンタ部300からフィニッシャ500内部へシートの搬送が開始される。なお、プリンタ部300からフィニッシャ500内部に搬送されるシートを、シートP1、シートP2とし(図9乃至図12を参照)、シートP1に引き続いてシートP2が搬送されるものとする。
【0075】
次に、切替フラッパ510、511は、共に、ソートパス522側に切り替わっている。バッファローラ505に搬送されたシートC1は、ソートパス522へと導かれる。なお、この際、シートC1に引き続いて、プリンタ部300からのシートP1がフィニッシャ500内部に搬送される。また、図9に示すように、シートP1は、画像が形成された面を下向きにしてフィニッシャ500へと導かれる。以下にその詳細を説明する。
【0076】
本形態では、原稿給送部100にセットされた原稿の読取処理をイメージリーダ部200にて行い、読み取った原稿の画像をシート上に形成するようプリンタ部300にて画像形成処理を行う。原稿の読取方法に関しては、原稿流し読みを行う。
【0077】
上述したように、原稿流し読みの場合は、シート上に正像画像が形成されるよう読み取った画像に対する鏡像処理(即ち、入力された画像を主走査方向に反転させる処理)を行う。そして、鏡像処理が行われた画像をシート上に形成する。また、画像が形成されたシートをプリンタ部300から排出する際は、画像が形成された面が下向きの状態(フェイスダウン)になるよう反転排紙を行う。従って、図9乃至図12に示すように、プリンタ部300からのシートP1及びシートP2は、画像が形成された面が下向きの状態で、フィニッシャ500へと送り込まれる。
【0078】
ソートパス522に搬送されたシートC1は、処理トレイ630へ搬送される。一方、シートC1に後続して搬送されたプリンタ部300からのシートP1は、フィニッシャパス552を介して、バッファローラ505に搬送され、ソートパス522へと導かれる。また、この際、シートP1に引き続いて、プリンタ部300からフィニッシャ500内部へシートP2の搬送が開始される。なお、2部目を出力する場合は、この時点で、トレイ901上に積載されたシートC1に後続するシート(この場合、シートC2)の分離がインサータ900の分離部にて行われる。
【0079】
次に、シートC1は、画像が形成された面が下向きで、且つ、綴じ位置がステイプラ601側の状態で処理トレイ630に収納される。また、シートC1に後続するシートP1は、シートC1と同様に、処理トレイ630に向けて搬送される。また、シートP1に後続するシートP2は、フィニッシャ500本体に導かれバッファローラ505へ向けて搬送される。これらシートP1及びシートP2は収納トレイ630へ順次搬送され収納される。
【0080】
なお、2部目を出力する場合は、この際に、2部目の表表紙用としてのシートC2が、シートP2に後続して搬送パス908へと搬送されるが、シートP2が処理トレイ630へ搬送されている間は、搬送ローラ対906の手前付近で、一旦停止する。そして、先行する1部目のシートP2が収納トレイ630へ収納されたことに応じて、シートC2の搬送が再開される。
【0081】
次に、シートP1は、既に処理トレイ630に収納されているシートC1の上に積み重ねられて収納され、シートP1に後続するシートP2はシートP1の上に積み重ねられて収納される(図12(a)参照)。なお、シートP1及びシートP2に形成された画像は、正像画像となるよう鏡像処理が施されている。また、プリンタ部300からフィニッシャ500へシートが搬送される場合は、プリンタ部300側で反転排紙される。従って、シートC1と同様、シートP1及びシートP2は、画像が形成された面が下向き(フェイスダウン)で、且つ、綴じ位置がステイプラ601側の状態で処理トレイ630に収納される。
【0082】
後処理として、これら複数のシートからなるシート束に対して綴じ処理を行う場合は、シートP2が処理トレイ630に収納されたことに応じて、ステイプラ601により行う。ステイプラ601にて綴じ処理が行われたシート束を図12(b)に示す矢印方向から見ると、図12(c)に示すような状態になる。このようにインサータからのシートとプリンタ部300にて画像が形成されたシートからなるシート束に対してステイプル処理を行った場合に、本形態では、各シートの画像の向き及び綴じ位置が一致する。従って、インサータ900からのシートとプリンタ部300にて画像が形成されたシートを混載する場合において、先頭頁処理と後処理を両立することができる。
【0083】
<製本処理>
次に、図13を用いて、製本処理について説明する。この処理は、図6に示した操作部1の表示パネルにおいて、ユーザにより設定された動作モードが製本モードの場合に行われる。
【0084】
図13(a),(b),(c),(d)は、図1に示す複写装置1000における製本モード時の画像形成処理を説明するための説明図である。
【0085】
製本モードが指定されると、原稿給送部100のトレイ1001にセットされた原稿を先頭頁から順次読み取り、読み取った原稿の画像を画像信号制御部202内のハードディスク206に順次記憶すると共に、読み取った原稿の枚数をカウントする。原稿の読取処理が終了したら、読み取った原稿画像を次の(1)式により分類し、画像形成順序、画像形成位置を決定する。
【0086】
M=n×4−k…(1)(Mは原稿枚数を示す。nは1以上の整数であり、読み取った原稿の画像を形成する際に使用するシートの枚数を示す。kは0、1,2,3の何れかの値とする)。
【0087】
読み取り原稿枚数が8枚の場合を例にして、製本モード時における画像形成処理を説明する。図13(a)に示すように、ハードディスク206には、8頁分の原稿画像データ(R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8)が、読み取った順番で記憶されている。
【0088】
そして、各画像データ(R1からR8)に対して、画像形成順序、画像形成位置が決定される。これにより、図13(b)に示すように、1頁目のシートP1の第1面(表面)には、その左半分にR4の画像が形成され、右半分には、R5の画像が形成される。なお、シート上に形成される画像は、上述したように鏡像処理が行われた後の画像である。
【0089】
R4及びR5の画像が形成された該シートP1は、両面搬送パス124を介して、再度転写部116に給送される。そして、該シートP1の第2面(裏面)には、その左半分にR6の画像が形成され、右半分にR3の画像が形成される。両面に画像が形成されたシートP1は、そのままの状態(即ち、裏面のまま)でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に搬送される。
【0090】
プリンタ部300からフィニッシャ500へシートP1が搬送される際は、図13(c)に示すように、R6の画像及びR3が形成されている第2面を上向きに、且つ、R6の画像を先頭にして図中の矢印方向に搬送される。なお、図13(c)に示すように、R6の画像が形成された部分の裏側箇所には、R5の画像が形成され、R3の画像が形成された部分の裏側箇所には、R4が形成されている。
【0091】
上述した処理に引き続いて、2頁目のシートP2の第1面(表面)には、その左半分にR2の画像が、右半分にはR7の画像が形成される(図13(b)参照)。なお、シート上に形成される画像は、上述したように鏡像処理が行われた後の画像である。R2及びR7の画像が形成された該シートP2は、両面搬送パス124を介して、再度転写部116に給送される。そして、該シートP2の第2面(裏面)には、その左半分にR8の画像が形成され、右半分にR1の画像が形成される。両面に画像が形成されたシートP2は、そのままの状態(即ち、裏面のまま)でプリンタ部300から排出され、フィニッシャ500の第1製本パス553に搬送される。
【0092】
プリンタ部300からフィニッシャ500へシートP2が搬送される際は、図13(c)に示すように、R8の画像及びR1が形成されている第2面を上向きに、且つ、R8の画像を先頭にして図中の矢印方向に搬送される。なお、図13(c)に示すように、R8の画像が形成された部分の裏側箇所には、R7の画像が形成され、R1の画像が形成された部分の裏側箇所には、R2の画像が形成されている。
【0093】
シートP1及びシートP2は、フィニッシャ500の第1製本パス553を介して収納ガイド820内に順次導かれて収納される。収納ガイド820内においては、図13(d)に示すように、シートP1が突出し部材825側に、シートP1に後続するシートP2が、折りローラ対826側に夫々収納されるよう構成されている。また、各シートP1、P2の第1面(表面)が、突出し部材825側に向けられるよう収納される。なお、各シートP1、P2の収納ガイド820内の位置決めは、位置決め部材823により行われる。
【0094】
次に、該製本モード時のインサータ900及びプリンタ部300からフィニッシャ500内の収納ガイド820へのシート搬送について図14乃至図22を参照しながら説明する。
【0095】
図14乃至図21は、製本モード時のインサータ900及びプリンタ部300からフィニッシャ500内の収納ガイド820へのシートの流れを説明するための説明図である。図22は、図4に示したフィニッシャ500において、綴じ処理及び折り処理を行い製本化する例を説明するための説明図である。
【0096】
シートC1を表紙として画像形成後のシートに挿入して製本化する場合は、図14(b)に示すように、シートC1がインサータ900のトレイ901にセットされる。該シートC1は、ユーザによりセットされるものであり、図14(a)に示すように、画像R及び画像Fが形成されている面を上向きにしてトレイ901にセットされ、画像Fを先頭にして給送される。
【0097】
即ち、シートC1は、ユーザから見て正立状態で且つフェイスアップの状態でセットされる。シートC1のセット状態(トレイ901に対するシートの積載方向)は、原稿給送部100における原稿のセット状態(トレイ1001に対する原稿の積載方向)と同じである。従って、インサータ900にシートをセットする際の操作性を向上させることができる。
【0098】
ユーザにより、シートC1を含むシート束がトレイ901にセットされ、操作部1にて不図示のスタートキーが押下されるときは、プリンタ部300からのシートP1は、フィニッシャ500内に導かれている。シートP1は、図19及び図20に示すように、切替フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収納ガイド820内に収納される。また、シートP1に引き続きシートP2が第1製本パス553へと導かれる。その後、図15、図16及び図17に示す様に、フラッパ954が反転給紙パス961への搬送に切り替えられており、シートC1は反転した後、パス908に導かれる。この後、シートC1は、第1製本パス553に導かれ収納ガイド820内に収納される。
【0099】
本形態では、インサータ900からのシートC1とプリンタ部300からのシートP1、及びP2の計3枚を1部として製本化する場合について例を挙げている。この条件で、2部目を出力する場合は、この時点で、インサータ900のトレイ901にセットされたシート束からシートC1に後続するシートC2を分離、反転して搬送する。なお、インサータ900の分離部にて分離されたシートC2は、搬送ローラ対906の手前位置まで搬送される。シートC2は、シートP1、シートP2、シートC1、シートP3、シートP4がすべて収納ガイド820に収納されるまでその場所(搬送ローラ対906の手前位置)で待機される。
【0100】
シートP1及びシートP2が収納ガイド820に収納されたことに応じて、シートC1の搬送を再開する。詳しくは、図17及び図18に示すように、シートC1が、製本パス553を介して、収納ガイド820内へ導かれる。なお、シートP1及びシートP2は、図13(d)に示す状態で収納ガイド820に収納されている。
【0101】
また、この際、シートC1は、反転給送されているので、図18に示すように、R側を先頭にして搬送され、既に収納ガイド820に収納されているシートP1及びシートP2からなるシート束の上に重ね合わされて収納される。
【0102】
なお、2部目を出力する場合は、シートC1、P4が収納ガイド820に収納されたことに応じて、シートC1に後続するシートC2を、パス908に待機させる。また、例えば、シートC2が所定サイズと異なるサイズであるような不適切なシートである場合、図21に示すように、そのままサンプルトレイ701に排出する。なお、このような場合、図18に示す状態において、シートC2の搬送を停止させることなく、そのままバッファローラ505を介しサンプルトレイ701上にシートC2を排出させる。
【0103】
収納ガイド820にシートC1が収納された後は、図22(a)を参照して、シートC1及びシートP1、P2からなるシート束に対して突出し部材825を突出し、該シート束を折りローラ対826に向けて押し出す。折りローラ対826側に押し出されたシート束は、折りローラ対826により中央部(画像面の画像境界部分)で折り畳まれ、サドル排出トレイ832に排出される。
【0104】
このようにして折り畳まれたシート束は、図22(b)に示すように、表紙頁にシートC1の画像Fが、最終頁にシートC1の画像Rが配置される。また、シートP1、P2の各画像が頁順に配置されることになり、これらシートC1、シートP1、P2の各画像の向きが一致する。
【0105】
このように、製本処理を行う場合において、インサータ900からのシートC1の画像を製本後の先頭頁と最終頁になるよう配置させ、プリンタ部300からのシートP1、P2の画像を頁順に配置させると共に、各画像の向きを一致させることができる。
【0106】
なお、収納ガイド820にシートC1が収納された状態で、ステイプラ818により、シートC1及びシートP1、P2からなるシート束をその中央部で綴じることもできる。この場合、図22(b)に示すように、製本化されたシート束の左端部が綴じ位置となる。
【0107】
<フィニッシャ500の駆動制御>
次に、フィニッシャ500の駆動制御に関する処理について図23乃至図26を参照しながら説明する。
【0108】
図23は、フィニッシャ500に対する動作モードの判別処理に関するフローチャートである。該処理は、CPU回路部150からの指示に基づいて、フィニッシャ制御部501内のCPU回路部5010により実行される。
【0109】
まず、フィニッシャ500に対する動作開始を指示するためのフィニッシャスタート信号がフィニッシャ制御部501に入力されたか否か調べる(ステップS2301)。ステップS2301の処理は、操作部1においてユーザにより複写開始を指示するためのスタートキーが押下され、CPU回路部150からフィニッシャ制御部501に対してフィニッシャスタート信号が入力されるまで繰り返される。
【0110】
ステップS2301において、フィニッシャ制御部501にフィニッシャスタート信号が入力されたと判断すると、入口モータM1の駆動を開始する(ステップS2302)。次に、通信IC5014からのデータに基づいて、インサータ900に対する給紙要求があるか否かを判定する(ステップS2303)。インサータ900に対する給紙要求は、図6(b)に示した操作部1の表示パネルに表示される設定画面において、ユーザによりインサータが選択された場合に、フィニッシャ制御部501に送出される。
【0111】
ステップS2303において、インサータ900に対する給紙要求があると判定した場合は、インサータ前給紙処理を行う(ステップS2304)。なお、ステップS2304のインサータ前給紙処理に関する詳細な説明は、図26を用いて後述する。
【0112】
ステップS2303においてインサータ900に対する給紙要求がないと判定した場合、通信IC5014を介して、複写装置本体1000のCPU回路部150に給紙信号を出力する(ステップS2305)。また、ステップS2304においてインサータ前給紙処理が完了した場合は同様にステップS2305の処理が実行される。該給紙信号を受けたCPU回路部150では、画像形成処理を開始する。
【0113】
次に、CPU回路部150から通信IC5014を介して受信した後処理モードデータに基づき、操作部1にて設定された動作モードが製本モードであるか否かを判定する(ステップS2306)。なお、動作モードの設定に関しては、図6(a)に示した操作部1の表示パネルに表示される動作モード設定画面において、ユーザにより行われる。
【0114】
ステップS2306において、設定された動作モードが製本モードであると判定した場合、製本処理を行う(ステップS2307)。なお、ステップS2307の製本処理に関する詳細な説明は、図25を用いて後述する。ステップS2307の製本処理が完了したらステップS1に戻る。
【0115】
ステップS2306において、設定された動作モードが製本モードではないと判定した場合は、図6(a)に示す後処理選択メニュー画面において、ユーザによりパンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS2313)。パンチモードが設定されている場合は、パンチモードフラグをONし(ステップS2314)、ステップS2308に移行し、一方、パンチモードが設定されていないと判定した場合は、そのままステップS2308に移行する。ステップS2308では、設定された動作モードがノンソートモード、ソートモード、ステイプルソートモードの何れかのモードであるかを判定する。
【0116】
ステップS2308において、設定された動作モードがノンソートモードであると判定した場合は、ノンソート処理を行う(ステップS2309)。ステップS2308において、設定された動作モードがソートモードであると判定した場合は、ソート処理を行う(ステップS2310)。ステップS2308において、設定された動作モードがステイプルソートモードであると判定した場合は、ステイプルソート処理を行う(ステップS2311)。
【0117】
ステップS2309においてノンソート処理が完了した場合、または、ステップS2310においてソート処理が完了した場合、または、ステップS2311においてステイプルソート処理が完了した場合は、入口モータM1の駆動を停止する。また、ステップS2314にてパンチモードフラグをONした場合は、パンチモードフラグをOFFする(ステップS2312)。そして、ステップS1に戻り、フィニッシャスタート信号の入力を待つ。
【0118】
なお、ステップS2307、ステップS2309〜S2311の何れかの処理を行う場合でも、ステップS2303において、インサータ900に対する給紙要求があると判定した場合には、まず始めにステップS2304のインサータ前給紙処理を行う。
【0119】
<インサータ前給紙処理>
次に、図24を用いて、上述したステップS2304のインサータ前給紙処理に関する詳細な説明を行う。図24は、図23のステップS2304のインサータ前給紙処理の詳細を説明するためのフローチャートである。この処理は、図23のステップS2303において、インサータ900に対する給紙要求があると判定した場合に行われる処理であり、フィニッシャ制御部501内のCPU回路部5010により行われる。
【0120】
インサータ前給紙処理では、まず、給紙前チェックを行う(ステップS2400)。ステップS2400においては、インサータ900のトレイ901上にシートが有るか否かの確認、操作部1からのシート指定データ等に関する情報の確認を行い、複写装置本体1000のCPU回路部150に画像形成禁止信号を送る。
【0121】
ステップS2400にて給紙前チェックを行い、インサータ900からシートを給紙するための給紙条件が成立していることを確認したら、分離前処理を行う(ステップS2401)。分離前処理としては、まず、インサータ900の給紙シャッタ(不図示)を開くようシャッタソレノイドSL20(図5参照)をオンする。次に、給紙ローラ902を降下させ、トレイ901のシートの上に着地させるようピックアップソレノイドSL21をオンする。また、給紙モータM20の駆動力を給紙ローラ902に伝達するようクラッチCL10をオンする。
【0122】
ステップS2401の処理が完了したら所定時間後に給紙モータM20の駆動を開始し、インサータ900内の分離ローラ903及び分離ベルト904及び引き抜きローラ対905を回転させる(ステップS2402)。ステップS2402の処理により、シート束(本形態では、シート束C)の最上部のシート(本形態では、シートC1とする)が分離され、搬送パス908に向けて搬送される。
【0123】
ステップS2402の処理を行ったら、次にシート反転処理に移す。本体からの反転排紙されるシートに対する裏表紙とする場合や、製本装置にシートを挿入する場合に行う(ステップS2402b)。ステップS2402bの処理を行ったら、斜行検知処理を行う(ステップS2413)。斜行検知処理の詳細な説明は、図27を用いて後述する。
【0124】
次に、第1搬送処理を行う(ステップS2403)。ステップS2403の処理では、給紙センサ907によりシートC1の搬送状況を監視する。シートC1の先端が、給紙センサ907により検出されると、クラッチCL10をオフし、給紙モータM20に設けられているクロックセンサからのクロックのカウント動作を開始する。そして、カウントした値が所定値(以下、N1とする)に達したら、給紙モータM20の駆動を停止させる。なお、該カウント動作は、給紙センサ907、センサ953がそれぞれシートC1を検出しなくなるまで行われる。
【0125】
ステップS2403の処理は、引き抜きローラ対905を介して搬送されたインサータ900からのシートを搬送ローラ対906の手前位置(図18参照)で一旦停止させるためのステップである。複写装置本体1000側のCPU回路部150からインサータ900に対するシートC1の再給紙要求があるか否か調べる(ステップS2404)。ステップS2404の処理は、複写装置本体1000のCPU回路部150からフィニッシャ制御部501のCPU回路部5010にシートC1の再給紙要求が発せられるまで繰り返される。
【0126】
ステップS2404において、シートC1の再給紙要求があった場合は、第2搬送処理を行う(ステップS2405)。ステップS2405の処理では、搬送ローラ対906の手前位置で停止しているシートC1を入口ローラ対502側へ導くために給紙モータM20の駆動を再開する。そして、給紙センサ907、若しくはセンサ953によりシートC1の後端を検出したら、ステップS2403の処理にて開始したカウント動作を終了し、カウント開始からカウント終了までにカウントした値に基づいて、シートC1の搬送方向長さを算出する。
【0127】
次に、ステップS2405にて算出したシートC1の搬送方向長さと、上述したステップS2400にて取得した指定サイズデータに基づいて、インサータ900からのシートC1が適正サイズであるか否かチェックする(ステップS2406)。
【0128】
ステップS2406にて、インサータ900からのシートC1が適正サイズではないと判断した場合は、切替フラッパ510をノンソートパス521側に切り替える。そして、バッファモータM2及び、排紙モータM3を駆動させ、該シートC1をノンソートパス521を介してサンプルトレイ701上に排出する。また、それと共に、適正サイズではないシートがインサータ900から搬送された旨を複写装置本体1000のCPU回路部150に伝える(ステップS2407)。そして、インサータ停止処理を行い(ステップS2412)、この処理を終了して、上述した図23のステップS2305へと移行する。
【0129】
上述したステップS2412では、ステップS2400にてCPU回路部150に送出した画像形成信号禁止信号の解除を行うと共に、給紙モータM20の駆動を停止させる。また、用紙セットセンサ910によりインサータ900のトレイ901にシートがあるか否かを検出する。なお、シートがまだトレイ901にある場合は、シャッタソレノイドSL20をオンしつづける。
【0130】
一方、ステップS2406において、インサータ900からのシートC1が適正サイズであると判断した場合は、操作部1にて設定された動作モードの判別を行う(ステップS2408)。ステップS2408において、判別した動作モードがノンソートモードの場合は、ノンソート前給紙処理を実行する(ステップS2409)。ステップS2409の処理では、インサータ900からのシートC1をサンプルトレイ701上に排出する。ステップS2409の処理が終了したら、ステップS2412に移行する。
【0131】
また、ステップS2408において、判別した動作モードがソートモード或いはステイプルモードの場合は、スタック前給紙処理を実行し(ステップS2410)、ステップS2412に移行する。
【0132】
ステップS2410の処理では、切替フラッパ510及び511をソートパス522側に切り替え、該シートC1を処理トレイ630へと導く。なお、インサータ900からのシートC1は、表表紙設定の場合は、画像が形成された面が下向きの状態で、また裏表紙設定の場合は、画像が形成された面が上向きの状態で処理トレイ630上に積載される。処理トレイ630上においては、シートの整合処理が行われる。また、ステイプラ601を用いて、該トレイに積載された複数のシートからなるシート束に対して綴じ処理を行うことで製本処理が可能となる。
【0133】
また、ステップS2408において、判別した動作モードが製本モードの場合は、製本前給紙処理を実行する(ステップS2411)。ステップS2411の処理では、図18に示す様にシートCをパス908でノンソートパス521内で待機させる。ステップS2411の処理を実行したら、ステップS2412に移行する。
【0134】
図24に示したインサータ前給紙処理は、プリンタ部300からフィニッシャ500へのシートの搬送に先立ってインサータ900からフィニッシャ500へのシートの搬送を行うための処理である。特に、表紙モード時には、ステップS2406等の処理により、表紙サイズを事前に知ることができ、インサータ900からのシートのサイズとプリンタ部300からのシートのサイズとの不一致におけるシステムダウンを最小限に抑えることができる。
【0135】
次に、図25を用いて、図23のステップS2307の製本処理について説明する。
【0136】
図25は、図23のステップS2307の製本処理の詳細を示すフローチャートである。該処理は、図23のステップS2306において、動作モードが製本モードであると判別した場合に行われる処理である。
【0137】
製本処理では、まず、プリンタ部300からフィニッシャ500へ搬送されるシートのサイズが製本に適するサイズであるか否かをサイズ情報に基づき判定する(ステップS2801)。ステップS2801において、シートのサイズが製本に適するサイズではないと判定した場合は、この処理を終了して、図23のステップS2301に戻る。
【0138】
一方、ステップS2801において、シートのサイズが製本に適したサイズであると判定した場合は、製本初期動作を行う(ステップS2802)。ステップS2802の製本初期動作では、搬送モータM10を駆動して製本ローラ対813を回転させ、シートの搬送を可能な状態にする。また、それと共に、切替ソレノイドSL10を駆動させ切替フラッパ551を第1製本パス553側へ切り替え、プリンタ部300からのシートが収納ガイド820へ導かれるようにする。また、幅寄せ部材(不図示)をシート幅に対して所定量余裕を持たせた幅になるよう位置決めする。それと共に、シート位置決め部材823からステイプラ818のステイプル位置までの距離が、シート搬送方向長さの1/2となるよう位置決めモータM11を所定ステップ数分回転させる。
【0139】
次いで、製本入口センサ817からの信号により、収納ガイド820内にプリンタ部300からのシートが搬送されたか否かを判定し(ステップS2803)、シートが収納ガイド820内に搬送されていない場合は、ステップS2802に戻る。
【0140】
一方、ステップS2803において、収納ガイド820内にプリンタ部300からのシートが搬送されたと判定した場合は、所定時間経過後に幅寄せ部材(不図示)を動作させ、収納ガイド820に収納された該シートに対するシート幅方向の整合動作を行う(ステップS2804)。
【0141】
次に、ステップS2804にて処理されたシートが、1つの束として製本処理すべきシートの最終紙であるか否かを判定し(ステップS2805)、該シートが最終紙でなければ、ステップS2802に戻る。一方、ステップS2805において、該シートが最終紙であると判定した場合は、プリンタ部300からフィニッシャ500へのシートの搬送を行わないようCPU回路部150に画像形成禁止信号を出力する(ステップS2806)。
【0142】
次に、図6(b)に示す操作部1の画面において、ユーザによりインサータ900からの給紙が指定されているか否かを判定する(ステップS2807)。インサータ900からの給紙が指定されていると判定した場合は、インサータ給紙処理を行う(ステップS2808)。なお、ステップS2808のインサータ給紙処理については、図26のフローチャートを用いて後述する。
【0143】
一方、ステップS2807において、インサータ900からの給紙が指定されていないと判定した場合は、収納ガイド820内にて整合されたシート束に対してステイプラ818を用いてステイプル処理を実行する(ステップS2809)。ステップS2809の処理を実行したら、束搬送処理を実行する(ステップS2810)。ステップS2810の束搬送処理では、ステイプラ818のステイプル位置と折りローラ対826のニップ位置との距離分だけ該シート束を移送するために、位置決めモータM1を駆動してシート位置決め部材823を下降させる。それと共に、再度搬送モータM10を駆動して、搬送ローラ対813を回転させる。
【0144】
ステップS2810の処理を実行したら、折り制御処理を実行する(ステップS2811)。ステップS2811の折り制御処理では、クラッチCL1を駆動させると共に、折りモータM12を駆動させて、突出し部材825を折りローラ対826に向けて移動させる(図22(a)に示す矢印方向)。
【0145】
折り制御処理により、シート束の中心(即ち、シート上におけるステイプル位置)が、折りローラ対826のニップ点に案内され、該シート束は折りローラ対826により2つ折りされる。なお、突出し部材825は、カム機構により往復動作が可能となるように構成されており、該突出し部材825が一往復したことをセンサ(不図示)により検知すると、クラッチCL1の駆動を停止させる。
【0146】
ステップS2811の処理を実行したら、製本排紙センサ830からの検出信号に基づいて、2つ折りされた該シート束が排出トレイ832へ排出されたか否かをチェックする(ステップS2812)。なお、製本排紙センサ830は、2つ折りされたシートの後端検知を行う。ステップS2812は、シート束が排出トレイ832へ排出されたことを確認するまで繰り返される。
【0147】
一方、ステップS2812において、シート束が排出トレイ832へ排出されたと判定した場合は、折りモータM12の駆動を停止させ(ステップS2813)、該シート束は、製本処理すべき最後のシート束であるか否かを判定する(ステップS2814)。ステップS2814において、製本処理すべき最後のシート束であると判定した場合は、製本モードの終了処理を行う(ステップS2815)。ステップS2815の製本モードの終了処理では、上述した幅寄せ部材及びシート位置決め部材823をそれぞれ所定の待機位置に移動させる。また、切替フラッパ551をフィニッシャパス552側に切替える。そして、製本モードを終了する。
【0148】
ステップS2815の処理を実行したら、図23に示したフローチャートのステップS2301に戻る。ステップS2814において、製本処理すべき最後のシート束ではないと判定した場合は、画像形成禁止信号の解除を行い、その旨をCPU回路部150に伝え(ステップS2816)、ステップS2802に戻る。
【0149】
次に、図26を用いて、図25のステップS2808のインサータ給紙処理について説明する。
【0150】
図26は、図25のステップS2808のインサータ給紙処理の詳細を示すフローチャートである。
【0151】
該処理は、図25のステップS2807において、インサータ900からの給紙が指定されていると判定した場合に行われる処理であり、インサータ900からのシートを収納ガイド820に導くための処理である。
【0152】
本形態では、該インサータ給紙処理に先立って、図24に示すインサータ前給紙処理を実行している。図24のインサータ前給紙処理のステップS2411の製本前給紙処理により、インサータ900からのシートC1は、パス908で待機している(図18参照)。
【0153】
インサータ給紙処理では、まず、パス908で待機しているインサータ900からのシートC1の搬送を開始する(ステップS2900)。ステップS2900の搬送では、パス908で待機しているシートC1を 図17に示すように、第12製本パス553へ導くために、給送モータM20、及び入口モータM1回転方向を逆転/正転方向に設定して、これらのモータの駆動を開始させる。また、同時に、搬送モータM10の駆動も開始する。
【0154】
次にパス908側から第1製本パス553側へ搬送されるインサータ900からのシートC1の後端がセンサ817により検出されたか否かを判定する(ステップS2901)。ステップS2901は、センサ817によりシートC1の後端を検出するまで繰り返される。ステップS2901において、センサ817によりインサータ900からのシートC1の後端が検出されると、フィニッシャ駆動停止処理を行う(ステップS2902)。ステップS2902のフィニッシャ駆動停止処理では、入口モータM1、及び給送モータM20の駆動を停止させる。即ち、ステップS2901において、インサータ900からのシートC1の後端が検出されるまでは、該シートC1の搬送を続ける。
【0155】
次に、現在処理中のシート束が製本処理すべき最後のシート束であるか否かを確認し(ステップS2903)、最後のシート束ではないと判定した場合は、上述したインサータ前給紙処理を起動するための起動コマンドを発行する(ステップS2904)。なお、該起動コマンドが発行されると、上述した製本処理と並行して、インサータ前給紙処理が行われる。
【0156】
次いで、製本入口センサ817からの検出信号により、収納ガイド820内にインサータ900からのシートC1が搬送されたか否かを判定する(ステップS2905)。ステップS2905は、収納ガイド820内にインサータ900からのシートC1が搬送されるまで繰り返される。なお、製本入口センサ817はシートの後端検知を行う。また、ステップS2903において、現在処理中のシート束が製本処理すべき最後のシート束であると判定した場合は、ステップS2905へ移行する。
【0157】
ステップS2905において、収納ガイド820内にシートC1が搬送されたと判定した場合は、所定時間経過後に幅寄せ部材(不図示)を動作させ、収納ガイド820に収納されたシートに対するシート幅方向の整合動作を行う(ステップS2906)。そして、この処理を終了し、図25のステップS2809に移行する。
【0158】
次に、図27を用いて、上述した図24のステップS2413の斜行検知処理の詳細な説明を行う。
【0159】
図27は、図24のステップS2413の斜行検知処理の詳細を示すフローチャートである。該処理は、図24のステップS2402の処理に引き続いて行われるものであり、フィニッシャ制御部501のCPU回路部5010により実行される。
【0160】
まず、斜行センサ930がONしたか否か判定し(ステップS3101)、センサ930がONしていないと判定したら、センサ931がONしたか否かを判定する(ステップS3102)。センサ931がONしていないと判定したら再びステップS3101に戻る。ステップS3101及びステップS3102の処理は、センサ930及びセンサ931の何れかがON(シートの先端がセンサ930または931に達するまで)するまで繰り返される。センサ930とセンサ931は上述したように、シート搬送方向に直交する方向の同一線上の異なる位置に夫々配設されている。従って、インサータのトレイ901からシートが斜行して給送されれば、シートの先端がどちらかのセンサに先に到達する。
【0161】
センサ930がセンサ931より先にONした場合は、ステップS3103に移行する。ステップS3103では、SKEW_CN(斜行検出用カウンタに相当)を0クリアする。次いで、skew_detectf_g(斜行検出中フラグに相当)をONし(ステップS3104)、その後、センサ931がONするのを待つ(ステップS3105)。
【0162】
一方、センサ931がセンサ930より先にONした場合は、ステップS3106に移行する。ステップS3106では、SKEW_CN(斜行検出用カウンタ)を0クリアする。次いで、skew_detectf_g(斜行検出中フラグ)をONし(ステップS3107)、その後、センサ930がONするのを待つ(ステップS3108)。
【0163】
ステップS3105でセンサ931がONしたことを判定した場合、または、ステップS3108でセンサ930がONしたことを判定した場合、skew_detectf_g(斜行検出中フラグ)をOFFする(ステップS3109)。次いで、skew_detectf_g(斜行検出中フラグ)のONからOFFまでの間にカウントしたSKEW_CN(斜行検出用カウンタ)のカウント値をチェックする(ステップS3110)。以上までの処理が、シートの斜行量を検出するための処理である。このように本形態は、センサ930のシート検出時間とセンサ931のシート検出時間との間にカウントしたSKEW_CN(斜行検出用カウンタ)の値に基づいて、シート給送方向に対するシートの斜行量を算出している。
【0164】
そして、ステップS3110にてチェックしたSKEW_CN(斜行検出用カウンタ)の値が、SKEW_REF1(斜行基準値1に相当)以下の場合(SKEW_CN≦SKEW_REF1の場合)は、該処理を終了し、図24のステップ2403に移行する。
【0165】
また、ステップS3110にてチェックしたSKEW_CN(斜行検出用カウンタ)の値が、SKEW_REF2(斜行基準値2に相当)を越える場合(SKEW_REF2<SKEW_CNの場合)は、インサータ斜行ジャムをセットする。更に、全負荷(例えば、モータM1〜M4、及びモータM10〜M12、及び給送モータM20、及びパンチモータM30、及び、クラッチCL1、CL10及び、ソレノイドSL1、SL2、SL10、SL20、SL21等)の停止を行う。そして、複写機本体側のCPU回路部150に緊急停止処理を促す(ステップS3111)。なお、フィニッシャ制御部501から情報を受け取った本体側のCPU回路部150は、その旨を操作部1の操作パネルに表示させ、ユーザに対する通知を行う。それと共に、フィニッシャ500内部にシートを送り込まないよう画像形成されたシートの搬送動作を停止させる。
【0166】
全負荷を停止させることで、インサータ900からのシートの給送動作や、フィニッシャ500内におけるシート搬送動作を停止する。また、パンチユニット550によるシートに対するパンチ処理や、ステイプラ601によるステイプル処理等を行うこともすべて禁止する。そして、ユーザによりシートが取り除かれるまでの間、上述したようなフィニッシャ500内における動作をすべて禁止する。なお、ユーザによるシートの除去作業が行われたことに応じてフィニッシャ500内における動作の禁止を解除し、その旨を本体側のCPU回路部150に通知する。フィニッシャ制御部501から情報を受け取った本体側のCPU回路部150は、その旨を操作部1の操作パネルに表示させ、ユーザに対する通知を行う。
【0167】
また、ステップS3110にてチェックしたSKEW_CN(斜行検出用カウンタ)の値が、SKEW_REF1(斜行基準値1に相当)を越え、且つ、SKEW_REF2(斜行基準値2に相当)以下の場合はステップS3112へ進む。即ち、SKEW_REF1<SKEW_CN≦SKEW_REF2の場合は、後処理選択メニュー画面において、ユーザによりパンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS3112)。パンチモードが設定されていないと判定した場合は、このまま該処理を終了し、図24のステップ2403に移行する。
【0168】
一方、ステップS3112において、パンチモードが設定されていると判定した場合は、ステップS3111と同様、インサータ斜行ジャムをセットする。更に、全負荷(例えば、モータM1〜M4、及びモータM10〜M12、及び給送モータM20、及びパンチモータM30、及び、クラッチCL1、CL10及び、ソレノイドSL1、SL2、SL10、SL20、SL21等)の停止を行う。それと共に、複写機本体側のCPU回路部150に緊急停止処理を促す(ステップS3113)。なお、フィニッシャ制御部501から情報を受け取った本体側のCPU回路部150は、その旨を操作部1の操作パネルに表示させ、ユーザに対する通知を行う。それと共に、フィニッシャ500内部にシートを送り込まないよう画像形成されたシートの搬送動作を停止させる。
【0169】
全負荷を停止させることで、インサータ900からのシートの給送動作や、フィニッシャ500内におけるシート搬送動作を停止する。また、パンチユニット550によるシートに対するパンチ処理や、ステイプラ601によるステイプル処理等を行うこともすべて禁止する。そして、ユーザによりシートが取り除かれるまでの間、上述したようなフィニッシャ500内における動作をすべて禁止する。なお、ユーザによるシートの除去作業が行われたことに応じてフィニッシャ500内における動作の禁止を解除し、その旨を本体側のCPU回路部150に通知する。フィニッシャ制御部501から情報を受け取った本体側のCPU回路部150は、その旨を操作部1の操作パネルに表示させ、ユーザに対する通知を行う。
【0170】
ステップS3112において、ユーザにより設定された動作モードがパンチモード以外のモード、例えば、ステイプルソートモード、ソートモード、製本モード等(図6(a)参照)の何れかであった場合には、そのままシートの搬送動作を継続する。即ち、全負荷を停止することは行われない。
【0171】
これは、例えば、ステイプル処理を行う場合、該処理に先行して処理トレイ630上でシートの整合処理が行われ、また、製本処理を行う場合も、該処理に先行して収納ガイド820内でシートの整合処理が行われるからである。即ち、検出したシートの斜行量がSKEW_REF2(斜行基準値2に相当)以下であれば、最終的な処理を施す前にシートの斜行を補正することが可能だからである。従って、ステイプルソート処理やソート処理や製本処理等のパンチ処理以外の処理を行う場合は、最終的な束処理におけるシートの整合性の品位が損なわれる心配がない。
【0172】
一方、パンチ処理は、生産性及びコストを考量して、シート搬送経路上において、シートの搬送動作と共に行うものであり、上述したようなシートの整合処理を行っていない。このような理由により、本形態では、パンチ処理の場合、他の処理よりも斜行ジャム検出を厳密に行っている。なお、SKEW_REF2(斜行基準値2に相当)は、シートを搬送している最中に紙詰まりが生じる虞があることを考慮した値であり、この値を越える場合は全負荷を停止する。
【0173】
また、緊急停止処理を行った場合、実際にシートの紙詰まりが生じる前にシートの搬送動作を停止させることが可能なので、シートの品位が損なわれる可能性が少ない。従って、ユーザがフィニッシャ500内部からシートを取り除き、再び該シートをインサータのトレイ901にセットし直し、操作部1から処理再開の指示を出すことにより、該シートを再利用することができる。これにより、紙詰まりが発生したことによりシートが破れたり、汚れたりして、ユーザが再度同一のシートを用意しなければならない等の不具合が生じることを防止することができる。
【0174】
このように、本形態では、インサータ900からのシートの斜行量をセンサ930及びセンサ931により検出し、検出したシートの斜行量及びパンチ処理を行うか否かの判定結果に応じて制御を切り替えている。例えば、斜行基準値1を3mmとし、斜行基準値2を9mmとした場合を例に説明する。センサ930及びセンサ931により検出したインサータ900からのシートの斜行量が、9mmを越えている場合は、シートの紙詰まりが生じる可能性があるので、緊急停止を行い、シートの給送処理及び搬送処理、パンチ処理等の処理を行うことを禁止する。また、検出したシートの斜行量が3mm以下の場合は、緊急停止を行わず、シートの給送処理及び搬送処理、パンチ処理等の処理を行うことを許可する。
【0175】
また更に、例えば、検出したシートの斜行量が3mmを越え9mm以下の場合において、パンチモードが予めユーザにより設定されている場合は、所望する位置に穴あけ処理を行うことができない可能性がある。従って、緊急停止を行い、シートの給送動作及び搬送動作、パンチ処理等の処理を行うことを禁止する。これにより、所望する位置に穴あけ処理が行われなかったためにユーザが再度同一のシートを作成するといった余計な手間や労力を省くことができる。一方、検出したシートの斜行量が3mmを越え9mm以下の場合において、パンチ処理が予めユーザにより設定されていない場合は、シートの整合性の品位が損なわれる心配がない。従って、緊急停止は行わず、そのままシートの搬送動作を継続するよう制御し、生産性の向上を図る。
【0176】
なお、図28(a)は、インサータ斜行センサ930、931付近のパス展開図であり、インサータで給紙されたシートの先端部分が斜行検知センサ930、931に向かっている様子を示している。また、図28(b)は、インサータから給紙されたシートが斜行せずに、斜行センサ930、931に到達したときの様子を示しており、このときステップS3110でのSKEW_CNは0のままである。また、図28(c),(d)は、インサータから給紙されたシートが斜行して斜行センサ930、931に到達したときの様子を示している。
【0177】
また、図27を用いて説明した処理(機能)を実現するためのプログラムは、フィニッシャ制御部501のROM5012にプログラムコードとして記憶し、フィニッシャ制御部501のCPU5011が該コードを読み出してその機能を実行しても良い。また、複写機本体側のCPU回路部150のROM151に記憶し、CPU回路部150のCPU(不図示)が読み出して実行しても良い。
【0178】
<本実施の形態の利点>
本実施の形態によれば、インサータ900のトレイ901から搬送される特殊シート(表紙または合紙用のシート)の搬送路となるストレート給紙パス962と反転給紙パス961との合流位置の下流側に斜行センサ930、931を配設した。これにより、特殊シートの搬送について、ストレート給紙パス962、反転給紙パス961の何れを利用した場合であっても、1組の斜行センサ930、931で特殊シートの斜行検知が行われる。したがって、シート反転処理時の特殊シートの斜行を検知するために反転給紙パス961上に斜行センサを配置する必要がなく、コストを抑えることが可能になる。
【0179】
さらに、シート反転処理時の特殊シートの斜行を検知することができるため、シート反転処理時の紙詰まりや穴あけ処理時などの不具合を未然に防止することが可能になる。そのため、シートを無駄に消費することなく一層の低コスト化が実現でき、しかもユーザに対する余計な手間や労力を軽減することも可能になる。
【0180】
特に、インサータ900から供給されるシートは、特殊なシート(例えば、写真のような画像が形成されているシートやカタログの表紙、光沢紙、色付きのシート等)や、作成に手間のかかるなシートである可能性が高い。したがって、本実施の形態の構成を使用すれば、シートを無駄にすることがなく、一層の低コスト化が実現することになる。
【0181】
また、上記効果を有する本実施の形態は、シート整合処理を行わないでシートに対して加工処理(パンチ処理等)を施す構成において特に有効となる。
【0182】
<変形例>
図29は、上記実施の形態に係る変形例を示すフィニッシャの断面図である。
【0183】
上記図4の構成では、インサータ900のストレート給紙パス962と、反転給紙パス961との合流部の近傍に斜行検知センサ930、931を配設し、斜行検知センサの共通化を図った。しかし、前記合流部は屈曲した形状であり、斜行検知センサの配設の難易度を考慮すると、平坦に近いパス上に斜行センサを配設するのが望ましい。
【0184】
そこで、図29の構成では、シートの斜行をできるだけ早く検出するために、ストレート給紙パス962上に斜行検知センサ930、931を配設し、さらにこれとは別に、反転給紙パス961上に斜行検知センサ971、972を配設している。
【0185】
なお、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0186】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0187】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしても良い。
【0188】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0189】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0190】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、またはインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【図面の簡単な説明】
【0191】
【図1】実施の形態であるシート処理装置を備えた複写装置の内部構造を示す断面図である。
【図2】原稿固定読みの場合と原稿流し読みの場合における画像形成処理方法の説明図である。
【図3】複写装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図1の折り処理部及びフィニッシャの構成を示す断面図である。
【図5】図3のフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】複写装置本体の操作部の表示パネルに表示される画面を示した画面図である。
【図7】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図8】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図9】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図10】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図11】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図12】シートが収納される際のシートの流れを説明するための説明図である。
【図13】図1に示す複写装置における製本モード時の画像形成処理を説明するための説明図である。
【図14】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図15】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図16】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図17】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図18】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図19】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図20】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図21】製本モード時のシートの流れを説明するための説明図である。
【図22】綴じ処理及び折り処理を行い製本化する例を説明するための説明図である。
【図23】フィニッシャに対する動作モードの判別処理に関するフローチャートである。
【図24】インサータ前給紙処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図25】製本処理の詳細を示すフローチャートである。
【図26】インサータ給紙処理の詳細を示すフローチャートである。
【図27】斜行検知処理の詳細を示すフローチャートである。
【図28】インサータ斜行センサ付近のパス展開図である。
【図29】変形例を示すフィニッシャの断面図である。
【符号の説明】
【0192】
100 原稿給送部
200 イメージリーダ部
300 プリンタ部
400 折り処理部
500 フィニッシャ
900 インサータ
150 CPU回路部
151 ROM
152 RAM
501 フィニッシャ制御部
511 CPU
512 ROM
513 RAM
550 パンチユニット
930 斜行センサ
931 斜行センサ
971 斜行センサ
972 斜行センサ
1000 複写装置




 

 


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