米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> キヤノン株式会社

発明の名称 シート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62959(P2007−62959A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−252418(P2005−252418)
出願日 平成17年8月31日(2005.8.31)
代理人 【識別番号】100082337
【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 鈴木 敏正 / 林 賢一 / 及川 敦輝
要約 課題
見栄えの良いシート束の製本を行うことのできるシート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システムを提供する。

解決手段
シート積載部2に積載されたシート束Saの下端と当接すると共に、シート積載部2に沿った方向に移動可能なシート束支持部材1は、シート束における突き出し手段8が突き当る位置が、所望の折り曲げ位置からシート束の情報に基づいた量だけずれるように移動される。これにより、シート束Saを折り曲げたとき、シート束Saの折り曲げ位置をシート束の所望の折り曲げ位置と一致させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
シート積載部に立てた状態で積載されたシート束を所望の折り曲げ位置で折り曲げる処理を行なうシート処理装置において、
前記シート束を前記所望の折り曲げ位置で折り曲げる折りローラ対と、前記シート積載部に積載されたシート束に突き当たり、該シート束を折り曲げながら前記折りローラ対のニップに押し込む突き出し手段と、を備えた突き折り部と、
前記シート積載部に積載されたシート束の下端と当接してシート束を支持すると共に、前記シート積載部に沿った方向に移動可能なシート束支持部材と、
を備え、
前記シート積載部に積載されるシート束の情報に基づいた、前記突き出し手段がシート束に突き当る位置と前記折りローラ対によって折り曲げられる所望の折り曲げ位置とのずれ量分、前記所望の折り曲げ位置からずれてシート束に前記突き出し部材が突き当るように前記シート束支持部材が移動することを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
シート束に前記突き出し手段が突き当る位置が前記シート束の所望の折り曲げ位置と略一致するようにシート束を支持する位置と、シート束に前記突き出し手段が突き当る位置が前記所望の折り曲げ位置から前記ずれ量分ずれるようにシート束を支持する位置と、に前記所望の折り曲げ位置でシート束を折り曲げる処理を行なうために前記シート束支持部材がシート束の情報に応じて選択的に移動することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記シート束を折り曲げる際、前記シート束の下端が持ち上がらない場合には、前記シート束を折り曲げたとき、該シート束の折り曲げ位置が前記シート束の所望の折り曲げ位置と一致するよう、前記突き出し手段が突き当るシート束の位置が、前記シート束の所望の折り曲げ位置よりも下方となる位置に前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記シート束を折り曲げる際、前記シート束の上端が下降しない場合には、前記シート束を折り曲げたとき、該シート束の折り曲げ位置が前記シート束の所望の折り曲げ位置と一致するよう、前記突き出し手段が突き当るシート束の位置が、前記シート束の所望の折り曲げ位置よりも上方となる位置に前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2に記載シート処理装置。
【請求項5】
前記シート積載部に積載されたシート束の積載枚数が所定の枚数より多いときに、前記突き出し手段が突き当るシート束の位置が、前記シート束の所望の折り曲げ位置よりも下方となる位置に前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記シート積載部に積載されたシート束のシートの種類に応じて、前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
【請求項7】
前記シート積載部に積載されたシート束の表面の画像に応じて、前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
【請求項8】
前記シート積載部に積載されたシートのサイズに応じて、前記シート束支持部材が移動することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
【請求項9】
前記シート束を綴じる綴じ手段を備え、前記シート束の所望の折り曲げ位置は、前記綴じ手段により前記シート束を綴じた位置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項10】
前記シート束は、該シート束の前記シート積載部に沿った方向の中央が綴じられていることを特徴とする請求項9記載のシート処理装置。
【請求項11】
前記シート積載部は、略垂直状態となっていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項12】
画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを製本処理する前記請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート処理装置と、前記シート束支持部材を移動させ、前記突き出し手段が突き当るシート束の位置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項13】
シート束を所望の折り曲げ位置で折り曲げる折りローラ対と、シート積載部に積載されたシート束に突き当たり、該シート束を折り曲げながら前記折りローラ対のニップに押し込む突き出し手段と、を備えた突き折り部と、前記シート積載部に積載されたシート束の下端と当接してシート束を支持すると共に、前記シート積載部に沿った方向に移動可能なシート束支持部材と、を備え、前記シート積載部に立てた状態で積載されたシート束を前記所望の折り曲げ位置で折り曲げる処理を行なうシート処理装置が接続される画像形成装置において、
シート束に前記突き出し手段が突き当る位置を変更するために前記シート束支持部材の移動を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、シート束の情報に基づいた、前記突き出し手段がシート束に突き当る位置と前記折りローラ対によって折り曲げられる所望の折り曲げ位置とのずれ量分、前記所望の折り曲げ位置からずれてシート束に前記突き出し部材が突き当るように前記シート束支持部材を移動させることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システムに関し、特にシート束を折り曲げて製本するための構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、原稿から画像を読み取るスキャン機能、及びスキャン画像を記録紙等のシートにプリントするプリント機能を備えた、デジタル複写機に代表される画像形成装置がある。そして、このような画像形成装置においては、画像が形成された後、排出されるシートを取り込み、このシートに対してシートの略中央付近を綴じ処理し、2つ折り等の処理を行った後、シート積載部に排出・積載するシート処理装置を備えたものがある。
【0003】
ところで、このようなシート処理装置の一例として省スペースで小型、低価格の中綴じ製本装置がある。ここで、このような中綴じ製本装置では一枚ずつ搬送されたシートを略垂直な縦型の中間積載トレイに積載、整合した後、ステイプラによりシート中央部を中綴じし、この後、突き板と折りローラによってシート中央部を折り曲げることにより、製本を行っている。
【0004】
このような従来の中綴じ製本装置では、中間積載トレイにシートが搬入された際、シートの先端部と当接してシートを整合する先端規制部材が設けられている。なお、この先端規制部材の位置は、搬入されたシートのサイズに応じて、その搬送方向中央部を綴じることのできる位置、及び綴じ位置で折り曲げることのできる位置に設定されている。
【0005】
なお、シートサイズのばらつきによって綴じ位置及び折り曲げ位置が中央部からずれてしまう場合には、ユーザーにより、綴じ及び折り曲げ時のシート高さを調整できるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】特開2001−206626号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、このような従来のシート処理装置(中綴じ製本装置)においては、シートのサイズや厚さ、束枚数によらず、常に突き板によりシートの中央部を突くことにより折り工程を行っている。しかし、このように突き板によりシートの中央部を突く場合、特に中間積載トレイが略垂直に配置されている場合、シートの自重や剛度によって折り位置が変わってしまい、シートの折り位置がずれてしまうという問題があった。
【0008】
次に、このような折り位置ずれのメカニズムを図8を用いて説明する。
【0009】
図8の(a)は、シートSが、略垂直に配置されている中間積載トレイ412に搬入、整合されて中綴じされ、この後、シート下端が先端規制部材411に当接する中折り位置まで束搬送された後の、突き折り動作直前の状態を示している。
【0010】
この状態でシート束Saを突き板418で突くと、略垂直な中間積載トレイ412の場合、折りローラ413のニップにシート束Saの折り部が進入するまでの間は、突き板418とシートSの摩擦力によってシート束Saの下端を持ち上げる構成となる。
【0011】
図8の(b)は、少枚数の、例えば2枚のシート束Saを突いたときの状態であり、突き板418の先端部でシート束Saの搬送方向中央部を突くことにより、シート束Saは下端が先端規制部材411から浮き上がった状態となる。この状態で、シート束Saは折りローラ413のニップに折り部が導かれる。
【0012】
一方、図8の(c)は、多数枚、例えば20枚のシートSが綴じられたシート束Saを突いたときの状態であり、この場合、このシート束Saの自重により、突き板418のみでシート束Saを持ち上げながら折りローラ413に進入させることができない。そして、このような場合には、結果的にシート束Saを、シート束Saの中央位置より上方にずれた位置で中折りしてしまう。
【0013】
また、図8の(d)のように中間積載トレイ412の折り位置よりも上方のパス形状が装置の構成上湾曲したパスになっている場合には、逆に、突き板418で突いた時に湾曲パスの搬送抵抗の影響により、シートSが下がることができない。この結果、シート束Saを、シート束Saの中央位置より下方にずれた位置で中折りしてしまう。
【0014】
なお、この湾曲パスの影響はシートSのコシ、即ち厚さとサイズによって異なることから、ずれ量はシート厚さやサイズに依存することになる。さらに、シート束枚数、サイズ、厚さに起因して起こる折り位置ずれには、突き板418の先端(シート当接部)とシートSとの間の摩擦係数が影響しており、シートの表面状態(画像の有無)も折り位置ずれの要因となる。
【0015】
図9は、上記のような要因により折り位置ずれが発生した場合の製本冊子Bの状態を示したものであり、中綴じ位置が正規の位置にあった場合でも、折り位置が距離Lだけずれると冊子Bの開き側の端面では2Lのずれが発生し、見栄えが悪くなる。
【0016】
なお、従来は作成された製本冊子Bにズレが発生した場合には、ユーザーが距離Lを測定し中綴じ位置、或は中折り位置を調整するようにしているが、これではシートのむだが発生し、またジョブ種類ごとに毎回調整が必要になり、煩雑となるという問題があった。
【0017】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、見栄えの良いシート束の製本を行うことのできるシート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明は、シート積載部に立てた状態で積載されたシート束を所望の折り曲げ位置で折り曲げる処理を行なうシート処理装置において、前記シート束を前記所望の折り曲げ位置で折り曲げる折りローラ対と、前記シート積載部に積載されたシート束に突き当たり、該シート束を折り曲げながら前記折りローラ対のニップに押し込む突き出し手段と、を備えた突き折り部と、前記シート積載部に積載されたシート束の下端と当接してシート束を支持すると共に、前記シート積載部に沿った方向に移動可能なシート束支持部材と、を備え、前記シート積載部に積載されるシート束の情報に基づいた、前記突き出し手段がシート束に突き当る位置と前記折りローラ対によって折り曲げられる所望の折り曲げ位置とのずれ量分、前記所望の折り曲げ位置からずれてシート束に前記突き出し部材が突き当るように前記シート束支持部材が移動することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、シート束を折り曲げたとき、シート束の折り曲げ位置をシート束の所望の折り曲げ位置と一致させることができ、これにより見栄えの良いシート束の製本を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの断面図である。画像形成システムは、シート処理装置と、シート処理装置に接続された画像形成装置の一例である複写機とにより構成される。
【0022】
同図において、1000は複写機であり、この複写機1000は、複写機本体300と、複写機本体300の上面に配されたスキャナ200とを備えている。
【0023】
ここで、原稿を読み取るスキャナ200は、原稿給送部100、スキャナユニット104、レンズ108、イメージセンサ109等を備えている。そして、このスキャナ200により原稿Dを読み取る際には、まず原稿給送部100のトレイ100a上に原稿Dをセットする。なお、このとき原稿Dは、トレイ100a上に画像が形成されている面が上向きのフェイスアップ状態でセットされているものとする。
【0024】
次に、このようにセットされた原稿Dを原稿給送部100により先頭頁から順に1枚ずつ左方向(図の矢印方向)に搬送した後、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左方向から右方向へ搬送し、この後、排紙トレイ112上に排出する。
【0025】
この際、所謂流し読みによる原稿読み取りの際には、スキャナユニット104は、所定の位置に保持された状態にあり、このスキャナユニット104上を原稿Dが左から右へと通過することにより原稿Dの読取処理が行われる。
【0026】
この読取処理においては、プラテンガラス102上を通過する際、原稿Dに対してスキャナユニット104のランプ103により光を照射し、その反射光をミラー105,106,107、レンズ108を介してイメージセンサ109に導くようにする。なお、このイメージセンサ109により読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。
【0027】
一方、所謂固定読みによる原稿読み取りの際には、原稿給送部100により搬送した原稿Dをプラテンガラス102上に一旦停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へと移動させることにより原稿の読取処理を行う。さらに、原稿給送部100を使用しないで原稿の読み取りを行う場合には、ユーザーは、原稿給送部100を持ち上げ、プラテンガラス102上に原稿をセットする。
【0028】
また、複写機本体300は、カセット114,115に収納されたシートSを給送するシート給送部1002と、シート給送部1002により給送されたシートSに画像を形成する画像形成部1003等を備えている。
【0029】
ここで、画像形成部1003は、感光ドラム111、現像器113、転写帯電器116等を備えており、画像形成の際には、露光制御部110からのレーザ光が感光ドラム上に照射されることにより、感光ドラム上に潜像が形成され、さらにこの潜像は、この後、現像器113によってトナー像として顕像化されるようになっている。なお、画像形成部1003の下流側には定着装置117、排出ローラ対118等が配設されている。
【0030】
次に、このような構成の複写機本体300の画像形成動作ついて説明する。
【0031】
まず、既述したようにスキャナ200における流し読み、或は固定読み等において、イメージセンサ109により読み取られた原稿Dの画像データは、所定の画像処理が施された後、露光制御部110へ送られる。そして、露光制御部110は、この画像信号に応じたレーザ光を出力する。
【0032】
そして、このレーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射され、感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。次に、感光ドラム111上に形成された静電潜像を現像器113により現像し、トナー像として可視化する。
【0033】
一方、シートSは、カセット114,115、手差し給紙部125、両面搬送パス124の何れかから感光ドラム111と転写帯電器116とにより構成される転写部へ搬送される。そして、この転写部において可視化された感光ドラム上のトナー像がシートSに転写され、転写後のシートSは、定着部117にて定着処理が施される。
【0034】
次に、定着部117を通過したシートSをフラッパ121により一旦パス122に導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた後に、スイッチバックさせ、フラッパ121により排出ローラ118へ搬送し、複写機本体300から排出する。これにより、シートSをトナー像が形成された面が下向きの状態(フェイスダウン)で複写機本体300から排出することができる。
【0035】
なお、このような所謂反転排紙により、フェイスダウンでシートSを排出することにより、先頭頁から順に画像形成処理を行う場合、例えば、原稿給送部100を使用して画像形成処理を行う場合に頁順序を揃えることが出来る。また、コンピュータからの画像データに対する画像形成処理を行う場合に頁順序を揃えることが出来る。
【0036】
なお、手差し給紙部125から搬送されるOHPシート等の硬いシートSに対して画像形成処理を行う場合は、パス122にシートSを導くことなく排出する。これにより、トナー像が形成された面を上向きの状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により複写機本体300から排出する。
【0037】
また、シートSの両面に画像形成処理を行う場合は、シートSを定着部117からまっすぐ排出ローラ方向へと導き、シートSの後端がフラッパ121を抜けた直後にシートSをスイッチバックし、フラッパ121により両面搬送パス124へと導くようにする。
【0038】
ところで、この複写機本体300には、複写機本体300から排出される画像形成済みのシートを折り処理する折り処理部400及びシートに対して綴じ処理や製本処理を行うシート処理装置であるフィニッシャ500が備えられている。
【0039】
次に、折り処理部400及びフィニッシャ500の構成について説明する。
【0040】
折り処理部400は、図1に示すように複写機本体300から排出されたシートを導入し、フィニッシャ500側に導くための搬送パス131を備えており、この搬送パス131上には、搬送ローラ対130,133が設けられている。また、搬送ローラ対133の近傍には切り換えフラッパ135が設けられており、この切り換えフラッパ135は、搬送ローラ対130により搬送されたシートを折りパス136またはフィニッシャ500側に導くためのものである。
【0041】
ここで、シートSに対し折り処理を行う場合は、切り換えフラッパ135を折りパス136側に切り替え、シートを折りパス136に導くようにする。この後、折りパス136に導かれたシートは、ストッパ137に先端を突き当てられ、このように先端を突き当てられることで次第に形成されるループが、折りローラ140,141により折り曲げられる。さらに、この折り曲げ部を、上方のストッパ143に突き当てることで形成されたループを、折りローラ141,142により更に折ることで、シートはZ折りされる。
【0042】
なお、このようにZ折りされたシートは、搬送パス145を介して搬送パス131に送られ、排出ローラ133により下流側のフィニッシャ500に排出される。一方、折り処理を行わない場合は、切り換えフラッパ135をフィニッシャ側に切り換え、複写機本体300から排出されたシートを搬送パス131を介して、フィニッシャ500へ直接送り込むようになっている。
【0043】
一方、フィニッシャ500は、複写機本体300からのシートを取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して、1つのシート束として束ねる処理、ソート処理、ノンソート処理を行うものである。また、その他、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、製本処理等の処理を行うものであり、シートをステイプルするステイプル部600及びシート束を二つ折りにして製本する製本処理部であるサドルステッチ部800を備えている。
【0044】
また、このフィニッシャ500は、図2に示すように、折り処理部400を介して搬送されたシートを装置内部に取り込むための入口ローラ対232を備えている。さらに、この入口ローラ対232の下流には、シートをフィニッシャパスP1または、下方の製本パス234に導くための切り換えフラッパ235が設けられている。
【0045】
そして、例えばシートSが、切り換えフラッパ235によりフィニッシャパスP1に導かれると、このシートは、搬送ローラ対510を介し、バッファローラ513に向けて搬送される。なお、搬送ローラ対510とバッファローラ513との間には、パンチユニット512が設けられている。このパンチユニット512を必要に応じて動作させることにより、搬送ローラ対510を介して搬送されたシートの後端付近に穴あけ(穿孔)処理を行うようにしている。
【0046】
バッファローラ513は、搬送ローラ510を介して搬送されたシートを所定枚数巻き付けることが可能なローラであり、シートはバッファローラ513の回転中に押下コロ515により巻き付けられる。これにより、シートはバッファローラ513が回転する方向へ搬送される。
【0047】
また、バッファローラ513の周面部にはバッファパス516が形成されており、このバッファパス516の途中には、切り換えフラッパ517が設けられ、さらにその下方には、切り換えフラッパ520が設けられている。
【0048】
ここで、切り換えフラッパ517は、バッファローラ513に巻き付けられたシートをバッファローラ513から剥離して、サンプルトレイ701側のノンソートパス530または、ソートパス521に導くためのものである。なお、切り換えフラッパ517によりノンソートパス530に導かれたシートは、排出ローラ対519を介してサンプルトレイ701上に排出される。
【0049】
また、切り換えフラッパ520は、バッファローラ513に巻き付けられたシートを、バッファローラ513から剥離してソートパス521に導く、或はバッファローラ513に巻き付けられた状態でバッファパス516に導くためのものでもある。
【0050】
そして、この切り換えフラッパ520によりソートパス521に導かれたシートは、搬送ローラ対522,523を介して中間トレイとしての処理トレイ630上に積載される。そして、処理トレイ630上に束状に積載されたシート群は、後述する図6に示す操作部からの設定に応じて、整合処理やステイプル処理が行なわれ、その後、排出ローラ610a,610bによりスタックトレイ700上に排出される。なお、ステイプル処理は、上下方向に自走可能に構成されているステイプラ601により行われる。
【0051】
一方、シートが、切り換えフラッパ235により製本パス234に導かれると、このシートは、サイズに応じてフラッパ236により搬入口を選択されて、サドルステッチ部800のシート積載部である中間積載トレイ2に搬入される。
【0052】
ここで、このサドルステッチ部800は、シート束Saを立てた状態に収納する傾斜した、或は略垂直の中間積載トレイ2を備えている。さらに、中間積載トレイ2の上端部に設けられ、2対のステイプラ7及びステイプラ7と協働してシート束の中央を綴じる不図示のアンビルとにより構成されているステイプル部7Aとを備えている。またさらに、ステイプラ7の下流側に設けられた折りローラ対3と、折りローラ対3と対向して設けられた突き出し手段である突き板8を備えている。また、シート束Saの先端(下端)と当接してシート束を支持すると共に、シート束の先端位置を規制するシート束支持部材である可動式の先端規制部材1を備えている。
【0053】
なお、突き板8は、図3に示すようにリンク手段10及び駆動手段9により、中間積載トレイ2に収納されたシート束Saに向けて突き出されるようになっている。また、先端規制部材1はモータ等の駆動手段12により駆動されるベルト11に固定されており、駆動手段12の正逆転によりベルト11を介して上下方向に移動するようになっている。
【0054】
次に、このような構成のサドルステッチ部800の製本動作について説明する。
【0055】
まず、サドルステッチ部800の中間積載トレイ2に搬入されたシートは、先端が所定の綴じ処理位置に予め位置している先端規制部材1に当接するまで搬送されて搬送方向と直交する方向である幅方向の整合が行われる。この後、綴じ処理が設定されている場合には、この状態でステイプル部7Aにより、中央が綴じられる。
【0056】
次に、このようにステイプル部7Aにより中央が綴じられたシート束は、先端規制部材1が駆動手段12の、例えば正転によって図3の(a)に示す位置まで下降することにより、中折り位置に移動する。なお、サドルステッチ部800には、後述する図6に示す先端規制部材1の位置を検出する先端規制ホームポジションセンサ13が設けられている。そして、先端規制部材1は、この先端規制ホームポジションセンサ13からの信号に基づいてシートのサイズに応じて、そのホームポジションからの移動距離を変えるようになっている。この結果、シートの中央部に中綴じを行い、中央部で中折りを行うことができる位置に移動することができるようになっている。
【0057】
次に、この状態で突き板8をリンク手段10及び駆動手段9により、図3の(b)に示すように中間積載トレイ2に収納されたシート束Saに向けて突き出し、図3の(c)に示すように折りローラ対3のニップに押し込む。これにより、図3の(d)に示すようにシート束Saは、折りローラ対3により折り曲げられる。
【0058】
なお、シート束Saを折り曲げた後、リンク手段10により突き板8は折りローラ対3から離間する方向に移動する。また、このように折り曲げられたシート束Saは、折りローラ対3及び図2に示す排紙ローラ245を介して、ガイド板247にガイドされながら排出トレイ246に排出される。
【0059】
ところで、図4の(a)は、シートが通常の厚さ(例えば80g/m紙)で、束枚数が少ない(例えば5枚以下)場合、即ちシート束Saが軽い場合のシート束Saの折りセット位置を示している。そして、このようにシート束Saが軽い場合には、先端規制部材1をステイプル位置が突き板8の先端位置と略一致する高さとなる位置まで下降させるようにする。つまり、シート束Saが軽い場合は、先端規制部材1を、突き板8の先端位置と所望の折り曲げ位置であるステイプル位置とが一致する位置に移動させるようにする。
【0060】
そして、先端規制部材1をこのような位置に移動させ、シート束Saをステイプル位置が突き板8の先端位置と一致する高さにセットし、突き板8で突くようにする。これにより、自重が軽く、コシの弱い紙束Saは、図4の(b)に示すように、ステイプル位置の高さを保ったまま、下端を先端規制部材1から離間させながら、言い換えれば下端が持ち上げられながら折りローラ対3に導かれる。
【0061】
一方、図5の(a)は、シートが通常の厚さ(例えば80g/m紙)で、束枚数が多い(例えば15枚以上)場合、即ちシート束Saが重く、突き板8による突き動作を行っても下端が持ち上げられない場合のシート束Saの折りセット位置を示している。
【0062】
そして、このようにシート束Saが重い場合には、先端規制部材1はステイプル位置が突き板8の先端位置よりも高い位置、即ち図4の場合の先端規制部材1の位置に比べて高くなる位置まで下降させるようにする。つまり、シート束Saが重い場合は、先端規制部材1を、ステイプル位置が突き板8の先端位置よりも所定量だけ高い位置となる位置に移動させるようにする。
【0063】
ステイプル位置と突き板8の先端位置との高さの差は、シート束Saの重さに応じた、突き板8がシート束Saに突き当る位置と、折りローラ対3によって折り曲げられる折り曲げ位置と、のずれ量分に相当する。シート束の情報の一例であるシート束Saの重さに基づいて得られる、突き板8が最初にシート束Saに突き当る位置と折りローラ対3によって折り曲げられる所望の折り曲げ位置とのずれ量分、所望の折り曲げ位置からずれてシート束Saに突き板8が突き当る。
【0064】
このように先端規制部材1が移動する。本実施形態では、ずれ量を予め実験等によって求めてメモリに記憶してある。シート束の情報に基づいてメモリに記憶してあるずれ量分、所望の折り曲げ位置からずれて突き板8がシート束Saに突き当るように先端規制部材1を移動させる。
【0065】
ここで、先端規制部材1をこのような位置に移動させると、シート束Saはステイプル位置が突き板8の先端位置よりも所定量だけ高い位置にセットされ、この結果、突き板8が突き当るシート束Saの位置が、シート束Saのステイプル位置よりも下方となる。
【0066】
そして、シート束Saがこのような位置にセットされた状態で突き板8による突き動作を開始すると、突き板8がシート束Saに突き当る初期の突き位置はステイプル位置の下方となる。しかし、この突き動作が進むと、シート束Saの自重により突き板先端部が、シート表面を滑ってステイプル位置に近づくようになり、やがてシート束Saが折りローラ対3のニップに進入する状態となると、突き位置とステイプル位置が一致する状態になる。
【0067】
このように、シート束Saの自重が重い場合は、先端規制部材1の位置を、突き板8の突き当て位置がステイプル位置よりも下方となる位置とすることにより、図5の(b)に示すように、突き板8により突かれて「く」の字にたわんだ状態でも上昇できない。このため、下端が先端規制部材1に突き当った状態のシート束Saであっても、折り曲げる際には、ステイプル位置が折りローラ対3に導かれるようになる。
【0068】
原稿読み取り等によりシート束の枚数が確定し、その値が所定枚数以上であれば、このように突き折り時の先端規制部材1の高さを所定量上げておく制御を行うことにより、折り位置ずれを解消することができる。
【0069】
なお、図4、図5は束枚数の違いによる先端規制部材1の停止位置の違いを示しているが、この現象は、枚数差に限らず、シートの厚さやサイズの違い、また突き位置近傍のシート表面の状態によっても発生する。
【0070】
例えば、シート束の枚数が少数枚であっても、250g/m以上の厚紙を折る場合には、多数枚折りと同様、突き時にシート束Saの下端が上昇できないことがある。従って、厚紙を使用する厚紙モードを設定した場合には、突き折り時の先端規制部材1の高さを所定量上げておく制御を行うようにすれば、折り位置ずれを解消することができる。
【0071】
また、シート束の枚数が少数枚であっても、表面が平滑にコーティングされたコート紙を折る場合には、多数枚折りと同様に突き時にシート束Saの下端が上昇できないことがある。従って、コート紙を使用するコート紙モードを設定した場合には、突き折り時の先端規制部材1の高さを所定量上げておく制御を行うようにすれば、折り位置ずれを解消することができる。
【0072】
つまり、シートの種類に応じて、先端規制部材1の位置を制御する。具体的には、突き板8が最初にシート束Saに突き当る位置と折りローラ対3によって折り曲げられる折り曲げ位置とのずれ量分、折り曲げ位置からずれてシート束Saに突き板8が突き当るようにシートの種類に応じて先端規制部材1の位置を制御する。
【0073】
さらに、同じ厚紙や多数枚の設定であってもシートサイズが異なる場合には、通常位置からの先端規制部材1のずらし量の設定が異なることは言うまでもない。シートサイズが小さなサイズであった場合には、先端規制部材1をステイプル位置が突き板8の先端位置と略一致する高さとなる位置とする。シートサイズが大きなサイズであった場合には、突き折り時の先端規制部材1の高さを所定量上げておく制御を行う。
【0074】
また、例えば突き板8が当接する部分にカラー画像がある場合などはシートと突き板先端が滑りやすく同様の現象となるため、カラーモードが選択された場合にも同様の制御が有効である。
【0075】
突き板8が当接する部分に白黒画像があった場合には、先端規制部材1をステイプル位置が突き板8の先端位置と略一致する高さとなる位置とする。突き板8が当接する部分にカラー画像があった場合には、突き折り時の先端規制部材1の高さを所定量上げておく制御を行なう。なお、この場合、シートの中央部の画像の有無を画像形成部1003で認識し、フィニッシャ500にフィードバックすることにより、折り位置ずれを低減することが可能となる。
【0076】
以上述べたように、本実施の形態では、シート束の枚数、シート束の種類、シート束のサイズ、シートに形成された画像として例示したシート束の情報に基づいて先端規制部材1の位置を制御する。先端規制部材1の位置は、突き板8が最初にシート束Saに突き当る位置と折りローラ対3によって折り曲げられる折り曲げ位置とのずれ量分、折り曲げ位置からずれた位置である。このずれ量はシート束の情報の基づく量である。
【0077】
上記の説明においては、例えば、シート束の枚数が所定枚数以上である場合には、突き板8の先端位置がステイプル位置よりも所定量だけ低い位置となる位置に先端規制部材1を移動させる形態を説明した。
【0078】
しかしながら、シート束の枚数が増える毎に突き板8の先端位置とステイプル位置との高さの差が大きくなるように先端規制部材1の位置を制御するように構成してもよい。この場合も、突き板8の先端位置とステイプル位置との高さの差は、突き板8がシート束Saに最初に突き当る位置と折りローラ対3によって折り曲げられる折り曲げ位置とのずれ量分を見込んだ量とする。
【0079】
なお、図6は、上記のような制御を行う複写機本体300及びフィニッシャ500のシステムを示すシステムブロック図である。
【0080】
図6の(a)において、301は複写機本体300に設けられ、複写機本体300の画像形成動作全体を制御する制御部である。この制御部301には操作部302、シート給送部1002、画像形成部1003、定着装置117及びスキャナ200が接続されている。
【0081】
また、501はフィニッシャ500に設けられ、フィニッシャ500のシート処理動作全体を制御する制御部であり、この制御部501には複写機本体側の制御部301が接続されている。また、この制御部501にはバッファローラ513を駆動してシートを搬送する搬送部516、排出ローラ対519を駆動してシートを排紙積載する排紙積載部52、ステイプル部600及びサドルステッチ部800が接続されている。
【0082】
ここで、サドルステッチ部800は、図6の(b)に示すように中間積載トレイ2にシートを搬送すると共に搬送したシートを整合する搬送整合部2A、ステイプル部7A、折りローラ対3及び突き板8を備えた突き折り部8Aを備えている。また、排紙ローラ245を駆動して折られたシート束Saを排出トレイ246に排出する束排出部245Aを備えている。
【0083】
なお、搬送整合部2Aは、中間積載トレイ2にシートを搬送するための搬送モータM、中間積載トレイ2にシートが搬送されたことを検知するパスセンサS1を備えている。また、ステイプル動作の前にシート束の幅方向の整合を行う不図示の幅整合部材を幅方向に移動させる幅整合モータM1、不図示の幅整合部材の位置を制御するための幅整合ホームポジションセンサS2を備えている。更に、既述した駆動手段12としての先端規制部材移動モータM2、先端規制ホームポジションセンサ13を備えている。
【0084】
そして、このようなブロック構成により、中綴じ製本を行う場合、まずユーザーが複写機本体300に設けられた操作部302により、製本モードを選択する。この後、原稿サイズ、シートサイズ、シート種類、中綴じの有無、部数等を入力すると、画像読み取り部200により画像読み取りが行われると共に、画像形成部1003によりシートに画像が形成され、画像が形成されたシートが複写機本体300から排出される。また、複写機本体側の制御部301は、フィニッシャ側の制御部501に複写機本体300から排出されたシートのサドルステッチ部800への搬送を促す。
【0085】
一方、先端規制部材1の位置を移動させる制御手段であるフィニッシャ側の制御部501は、複写機本体側の制御部301を介して操作部302からステイプル情報が入力されると、まず先端規制部材移動モータM2を駆動する。これにより、先端規制部材1の位置をホームポジションから所定の高さに移動させ、ステイプル動作に備える。
【0086】
このときの先端規制部材1の位置はシート束の情報に基づいた位置である。シート束の情報は、操作部302へのユーザの入力や、原稿読み取りによるシート束の枚数が確定、パーソナルコンピュータから送信されるプリントジョブ等によって得られる情報である。
【0087】
そして、整合、ステイプル後は、操作部302からのシートサイズ、シート種類情報に基づいて先端規制部材1を先端規制部材移動モータM2により下降させ、突き折り動作位置に待機させる。
【0088】
このとき、上記のように、確定された中綴じ枚数が、例えば15枚以上であれば、下降量を予め決められた量だけ少なくする。また、操作部302より厚紙モードが設定されていれば、下降量を予め決められた量だけ少なくする。さらに、操作部302よりラージサイズが設定されていれば、下降量を予め決められた量だけ少なくする。なお、この予め決められた下降量は、実験等で求められたものであり、制御部501に設けられた不図示の記憶部に記憶されている。
【0089】
また読み取り原稿がカラー原稿であり、カラープリントが指定されている場合には、シートの中央部の画像の有無を画像形成部1003で認識した後、本体側の制御部301から入力される情報に応じて、下降量を予め決められた量だけ少なくする。
【0090】
このように、先端規制部材1を、突き板8が突き当るシート束Saの位置が、シート束Saのステイプル位置、又はステイプル位置から外れた位置、この場合はステイプル位置の下方となる位置に選択的に移動させることにより、シート束Saを折り曲げたとき、突き位置とステイプル位置とを一致させることができる。これにより、枚数や紙種の違いによる折り位置ずれが解消され、見栄えの良いシート束の製本を行うことができる。
【0091】
なお、先端規制部材1はサイズにより位置が可変な部材であることから、上記のような制御を行うために新たな機構を設ける必要はない。
【0092】
ところで、これまでの説明においては、シート束Saが重く折り曲げ時に持ち上げることができない場合には、先端規制部材1のセット位置を通常よりも上げておく場合について述べてきた。
【0093】
しかし、例えば図7に示すように、フィニッシャ500の配置上の都合により中間積載トレイ2の折り位置よりも上方のパスがR形状となっている場合がある。そして、このようなパスに厚紙がセットされた場合には突き板8でシートを突いた場合、突き板8の上方の搬送抵抗によりシート束がひっかかり、シート束を引き下げることができない場合がある。
【0094】
このため、このような場合には、突き折り時の先端規制部材1のセット位置を、破線で示す通常の位置よりも低く設定し、先端規制部材1のセット位置を通常よりも下げておくよう制御をする。これにより、突き板8による突き動作を開始すると、初期の突き位置はステイプル位置の上方となるが、突き動作が進むと、シート束Saの下端持ち上げられて突き板先端部が、ステイプル位置に近づくようになる。そして、やがてシート束Saが折りローラ対3のニップに進入する状態となると、突き位置とステイプル位置が一致する状態になる。
【0095】
このように、シート束Saを引き下げることができない場合は、先端規制部材1の位置を、ステイプル位置から外れた、ステイプル位置の上方となる位置に選択的に移動させることにより、折り曲げたとき、突き位置とステイプル位置とを一致させることができる。これにより、折り位置ずれが解消され、見栄えの良いシート束の製本を行うことができる。
【0096】
なお、フィニッシャ500のシート処理動作全体を制御する制御部をフィニッシャ500に設ける形態を例示した。しかし、画像形成装置である複写機本体300にフィニッシャ500の動作を制御する制御部を設けて、複写機本体300に設けた制御部によってフィニッシャ500の動作を制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成システムの断面図。
【図2】上記シート処理装置であるフィニッシャの断面図。
【図3】上記フィニッシャのシート束折り曲げ動作を示す図。
【図4】上記フィニッシャの軽いシート束を折り曲げる動作を示す図。
【図5】上記フィニッシャの重いシート束を折り曲げる動作を示す図。
【図6】上記複写機の複写機本体及びフィニッシャのシステムを示すシステムブロック図。
【図7】上記フィニッシャの上方がひっかかったシート束を折り曲げる動作を示す図。
【図8】折り位置ずれのメカニズムを説明する図。
【図9】上記折り位置ずれが発生した場合の製本冊子の状態を示す図。
【符号の説明】
【0098】
1 先端規制部材
2 中間積載トレイ
3 折りローラ対
7A ステイプル部
8 突き板
8A 突き折り部
9 駆動手段
10 リンク手段
11 ベルト装置
300 複写機本体
301 複写機本体側の制御部
500 フィニッシャ
501 フィニッシャ側の制御部
800 サドルステッチ部
1000 複写機
1003 画像形成部
Sa シート束




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013