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発明の名称 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62912(P2007−62912A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−250117(P2005−250117)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
発明者 岡 雄志 / 山内 学 / 渡辺 直人 / 藤井 隆行 / 西村 俊輔 / 三宅 聡行 / 横谷 貴司
要約 課題
成果物に不具合を生じさせるような、綴じモードとパンチモードとの不適切な組み合わせの設定が行われることを未然に回避することができる画像形成装置を提供する。

解決手段
シート先端に多数個の穴をあける第1パンチユニット700による多穴パンチモードの設定が行われると、シート後端を綴じるステイプルユニット505による「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のステイプルモードの設定が禁止される。ステイプルユニット505によるステイプルモードの設定が行われると、第1パンチユニット700による多穴パンチモードの設定が禁止される。
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、
シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、
前記第1のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を禁止し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第1のパンチモードの設定を禁止する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
シートの搬送方向に対して後端となる部位にパンチ処理を行う第2のパンチユニットを有し、
前記モード設定手段は、前記第2のパンチユニットによりパンチ処理を行う第2のパンチモードを前記第1のパンチモードと排他的に設定することが可能であり、
前記制御手段は、前記第2のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を許可し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第2のパンチモードの設定を許可することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、
シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、
前記綴じモードが設定されている状態で前記第1のパンチモードの設定が行われると、該綴じモードの設定を解除し、前記第1のパンチモードが設定されている状態で前記綴じモードの設定が行われると、該第1のパンチモードの設定を解除する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、
シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれかを優先後処理モードとして選択する優先後処理モード選択手段と、
前記モード設定手段により前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記設定されている後処理モードのうち、前記選択されている優先後処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、
シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、
前記モード設定手段により前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれを有効にするかを選択する選択手段と、
前記設定されている後処理モードのうち、前記有効にするように選択された処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定工程と、
前記第1のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を禁止し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第1のパンチモードの設定を禁止する制御工程と
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項7】
前記画像形成装置は、シートの搬送方向に対して後端となる部位にパンチ処理を行う第2のパンチユニットを備え、
前記モード設定工程では、前記第2のパンチユニットによりパンチ処理を行う第2のパンチモードを前記第1のパンチモードと排他的に設定することが可能であり、
前記制御工程では、前記第2のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を許可し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第2のパンチモードの設定を許可することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項8】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定工程と、
前記綴じモードが設定されている状態で前記第1のパンチモードの設定が行われると、該綴じモードの設定を解除し、前記第1のパンチモードが設定されている状態で前記綴じモードの設定が行われると、該第1のパンチモードの設定を解除する制御工程と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定工程と、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれかを優先後処理モードとして選択する優先後処理モード選択工程と、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記設定されている後処理モードのうち、前記選択されている優先後処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御工程と
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定工程と、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、ユーザの操作に基づいて前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれを有効にするかを選択する選択工程と、
前記設定されている後処理モードのうち、前記有効にするように選択された処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御工程と
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項11】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定モジュールと、
前記第1のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を禁止し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第1のパンチモードの設定を禁止する制御モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。
【請求項12】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定モジュールと、
前記綴じモードが設定されている状態で前記第1のパンチモードの設定が行われると、該綴じモードの設定を解除し、前記第1のパンチモードが設定されている状態で前記綴じモードの設定が行われると、該第1のパンチモードの設定を解除する制御モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。
【請求項13】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットにより綴じ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定モジュールと、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれかを優先後処理モードとして選択する優先後処理モード選択モジュールと、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記設定されている後処理モードのうち、前記選択されている優先後処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。
【請求項14】
シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットとを備える画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定モジュールと、
前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、ユーザの操作に基づいて前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれを有効にするかを選択する選択モジュールと、
前記設定されている後処理モードのうち、前記有効にするように選択された処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。
【請求項15】
請求項11ないし14のいずれか1つをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに対して後処理を行うことが可能な画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置から搬入されるシートに対して後処理を施すシート処理装置として、装置に着脱可能な、パンチ処理を行うためのパンチユニットと、ステイプル処理を行うためのステイプルユニットとを備えるものがある(例えば特許文献1参照)。このようなシート処理装置においては、パンチ処理、ステイプル処理を同時に施すことが可能である。
【0003】
パンチ処理に関しては、パンチ穴の個数、大きさ、位置などを指定することが可能であり、指定された内容に対応するパンチユニットがシート処理装置に装着される。
【0004】
また、ステイプル処理に関しては、シートの一端に対するステイプル位置(綴じ位置)およびその数を指定することが可能である。例えば、シートの一端を、手前一箇所、奥一箇所、または二箇所で綴じるように指定することができる。
【0005】
しかしながら、パンチ処理とステイプル処理とが同時に行われる場合、パンチ位置とステイプル位置とが互いに干渉するような指定が行われることがあり、このような指定が行われると、成果物に不具合が発生することがある。そこで、不具合の発生を回避するために、上記シート処理装置においては、指定されたパンチ位置とステイプル位置とが干渉するか否かを判断し、両者の位置が互いに干渉する場合、ステイプルユニットによるステイプル動作を禁止する制御が行われる。
【特許文献1】特許第3336203号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ステイプルユニットは、シートの搬送方向に対して後端となる部位に対してステイプル処理を施すように構成されている。
【0007】
パンチユニットとしては、例えば2〜4穴などの少数の穿孔を行う少数穴用パンチユニット、26穴、30穴などの多数の穿孔を行う多穴用パンチユニットなどがある。少数穴用パンチユニットは、シート後端(シートの搬送方向に対して後端となる部位)に対してパンチ処理を施す。これに対し、多穴用パンチユニットは、シート先端(シートの搬送方向に対して先端となる部位)に対してパンチ処理を施すように構成されている場合が多い。
【0008】
シート後端にパンチ処理を施す場合は、パンチ処理の精度を高めるために、シートをスイッチバックして搬送し、突き当て部材にシート後端を突き当てる必要がある。そして、後端が突き当て部材に突き当てられたシートに対してパンチ処理が行われる。この場合は、シートをスイッチバックさせることによって、生産性が低下するというデメリットがある。
【0009】
これに対し、シート先端にパンチ処理を施す場合は、同様に、突き当て部材が使用されるが、シートをスイッチバックさせる必要がなく、シート後端にパンチ処理を施す場合に比して、生産性の点で有利である。このため、多穴用パンチユニットは、シート処理の精度と生産性との観点から、上述したように、シート先端に対してパンチ処理を行うように構成されている場合が多い。
【0010】
ここで、例えば、シート処理装置において、シート先端に対してパンチ処理を行う多穴用パンチユニットを用いて多穴パンチ処理とステイプル処理とを順に行う場合について図18を参照しながら説明する。図18は従来のシート処理装置において、シート先端に対してパンチ処理を行う多穴用パンチユニットを用いて多穴パンチ処理とステイプル処理とを実施した場合に得られた成果物の一例を示す図である。
【0011】
この場合、多穴用パンチユニットによりパンチ位置は、シート先端であり、ステイプル位置は、シート後端である。よって、上述した従来の制御においては、パンチ位置とステイプル位置とが互いに干渉することはないので、ステイプルユニットによるステイプル動作が禁止されることはなく、多穴パンチ処理とステイプル処理とが実行される。その結果、図18に示すような、異なる端部にパンチ処理とステイプル処理とがそれぞれ施された成果物が出力される。しかしながら、このような成果物は、ユーザにとっては、好ましくないものである。
【0012】
本発明の目的は、成果物に不具合を生じさせるような、綴じモードとパンチモードとの不適切な組み合わせの設定が行われることを未然に回避することができる画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、上記目的を達成するため、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、前記第1のパンチモードが設定されたときに、前記綴じモードの設定を禁止し、前記綴じモードが設定されたときに、前記第1のパンチモードの設定を禁止する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0014】
本発明は、上記目的を達成するため、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、前記綴じモードが設定されている状態で前記第1のパンチモードの設定が行われると、該綴じモードの設定を解除し、前記第1のパンチモードが設定されている状態で前記綴じモードの設定が行われると、該第1のパンチモードの設定を解除する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0015】
本発明は、上記目的を達成するため、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれかを優先後処理モードとして選択する優先後処理モード選択手段と、前記モード設定手段により前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記設定されている後処理モードのうち、前記選択されている優先後処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0016】
本発明は、上記目的を達成するため、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートの搬送方向に対して後端となる部位に綴じ処理を行う綴じユニットと、シートの搬送方向に対して先端となる部位にパンチ処理を行う第1のパンチユニットと、前記綴じユニットにより綴じ処理を行う綴じモード、前記第1のパンチユニットによりパンチ処理を行う第1のパンチモードをそれぞれ後処理モードとして設定するモード設定手段と、前記モード設定手段により前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれか一方の後処理モードが設定されている状態で他方の後処理モードが設定されると、前記第1のパンチモードと前記綴じモードとのいずれを有効にするかを選択する選択手段と、前記設定されている後処理モードのうち、前記有効にするように選択された処理モードと異なる後処理モードの設定を解除する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0017】
また、本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、成果物に不具合を生じさせるような、綴じモードとパンチモードとの不適切な組み合わせの設定が行われることを未然に回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置全体の内部構造を示す縦断面図である。
【0021】
画像形成装置10は、図1に示すように、イメージリーダ200、プリンタ100、フィニッシャ800および操作表示部600を備える。ここで、イメージリーダ200とプリンタ100とは、一体的に構成されている。また、フィニッシャ800は、プリンタ100に対して着脱可能に構成されている。また、操作表示部600は、イメージリーダ200に設けられている。
【0022】
イメージリーダ200には、原稿給送装置400が搭載されている。原稿給送装置400は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス202上の所定位置へ搬送する。プラテンガラス202上の所定位置へ搬送された原稿は、その左から右方向へ、スキャナユニット201により走査され、当該原稿上の画像が読み取られる。スキャナユニット201が原稿を走査する際には、原稿の読み取り面がスキャナユニット201のランプの光で照射され、その原稿からの反射光がミラーを介してレンズに導かれる。このレンズを通過した光は、イメージセンサ203の撮像面に光学像として結像される。この光学像は、イメージセンサ203によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ203から出力された画像データは、後述する画像信号制御部281において所定の処理が施された後にプリンタ100の露光制御部101にビデオ信号として入力される。
【0023】
次に、シートの片面に画像形成を行う場合について説明する。
【0024】
プリンタ100の露光制御部101は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光は、ポリゴンミラー(図示せず)などにより走査されながら感光ドラム102上に照射される。感光ドラム102上には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
【0025】
この感光ドラム102上の静電潜像は、現像器103から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、各カセット111,112、または、手差給紙トレイ113からはシートが給紙される。この給紙されたシートは、その先端がレジストローラ114に突き当てられて一旦停止された後に、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、感光ドラム102と転写部104との間に搬送される。ここで、給紙されたシートの先端がレジストローラ114に突き当てられて当該シートが一旦停止されることによって、シートの斜行が補正される。
【0026】
次いで、感光ドラム102に形成された現像剤像は、転写部104により、給紙されたシート上に転写される。現像剤像が転写されたシートは、定着部105へ搬送される。定着部105は、シートを熱圧することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部105を通過したシートは、搬送ローラ115により、フラッパ118へ向けて搬送されフラッパ118により、排出ローラ116へ向けて搬送される。そして、シートは、排出ローラ116を経てプリンタ100からフィニッシャ800へ排出される。このとき、シートはフェイスアップの状態で排出される。
【0027】
また、シートをフェイスダウン状態でフィニッシャ800へ排出することも可能である。このフェイスダウン排出を行う際には、定着部105を通過したシートを反転搬送パス120へ導くようにフラッパ118が切り換えられ、シートは、フラッパ118を経て、各搬送ローラ117,119により、反転搬送パス120内へ搬送される。反転搬送パス120へ搬送されたシートは、スイッチバックされ、これにより、シートの表裏が反転される。そして、表裏が反転されたシートは、排出ローラ116を経てプリンタ100からフィニッシャ800へ排出される。
【0028】
フィニッシャ800は、第1パンチユニット700と、ステイプルスタッカ部500とを有し、これらを用いて、複数枚のシートが束ねられたシート束に対してステイプル処理、パンチ処理、ソートなどの各種後処理を行うことができる。
【0029】
第1パンチユニット700は、多穴パンチ処理を行うためのユニットである。第1パンチユニット700は、プリンタ100から排出されたシートを第1パンチユニット700内へ受け入れるための入口搬送ローラ701を有する。第1パンチユニット700内に搬送されたシートは、フラッパ702の切り換え動作に応じて、排出ローラ712へ向けて搬送されるか、または搬送ローラ703へ向けて搬送される。ここで、シートがフラッパ702により排出ローラ712へ向けて搬送される場合は、当該シートが第1パンチユニット700をスルーして直接ステイプルスタッカ部500へ搬送される場合である。また、シートがフラッパ702により搬送ローラ703へ向けて搬送される場合は、当該シートに対して多穴パンチ処理が施される場合である。
【0030】
搬送ローラ703の下流側には、搬送ローラ704、センサ705、パンチ部706および突き当て板707が設けられている。センサ705は、シートの先端を検知するためのセンサである。パンチ部706は、シート先端(シートの搬送方向に対して先端となる部位)に多数個の穴例えば30個の穴をあける多穴パンチ処理を行う。突き当て板707は、通常時、シート搬送路を開放する位置にある。突き当て板707は、所定のタイミングでπ/2(rad)角度的に回転され、シート先端と突き当て可能なようにシート搬送路上に突出する。この突き当て板707にシート先端を突き当てることにより、シートをパンチ部706に対して所定の精度で位置決めすることができる。
【0031】
突き当て板707の下流側には、各搬送ローラ708〜711が設けられ、各搬送ローラ708〜711により、シートを排出ローラ712へ導くための搬送路が形成される。
【0032】
ステイプルスタッカ部500は、第1パンチユニット700から排出されたシートを当該ユニット内へ受け入れるための入口ローラ501を有する。入口ローラ501を介してステイプルスタッカ部500内へ搬送されたシートは、第2パンチユニット530へ導かれる。
【0033】
第2パンチユニット530は、少数穴パンチ処理が設定されている場合に、シート後端(シートの搬送方向に対して後端となる部位)に少数個の穴例えば2〜4個の穴をあける少数穴パンチ処理を行う。また、第2パンチユニット530は、少数穴パンチ処理が設定されていない場合、シートをスルーさせて下流側へ搬送するように動作する。この第2パンチユニット530内には、シート後端を検知するためのセンサ532、およびシート後端が突き当てられる突き当て板531が設けられている。
【0034】
第2パンチユニット530が少数穴パンチ処理を行う際には、センサ532がシートの後端を検知した後の所定のタイミングで第2パンチユニット530内の搬送ローラが逆転される。また、突き当て板531がπ/2(rad)角度的に回転され、搬送路上に突出する。そして、シートは、突き当て板531に向けてスイッチバックされ、シート後端が突き当て板531に突き当てられた状態で停止される。このようにしてシートが後端を基準にして位置決めされた状態で、当該シート後端に対して少数個の穴があけられる。その後、シートは、上記搬送ローラによりフラッパ518へ向けて搬送される。
【0035】
フラッパ518は、シートをノンソートパス516または搬送ローラ502へ導くように切り換え動作を行う。ここで、ソート、パンチ、ステイプル処理などの後処理が設定されておらず、シートをそのまま排出する場合は、フラッパ518により、シートがノンソートパス516へ導かれる。ノンソートパス516へ導かれたシートは、搬送ローラ517により、スタックトレイ510へ排出される。
【0036】
シートに対してソートやステイプルなどの後処理が設定されている場合、プリンタ100は、シートをフェイスダウン状態でフィニッシャ800へ排出する。そして、フィニッシャ800内に搬入されたシートは第1パンチユニット500を経てステイプルスタッカ部500へ搬送された後に、フラッパ518により、搬送ローラ502へ導かれる。次いで、シートは、搬送ローラ502により、束排紙ベルト503上へ排出する。ここで、束排紙ベルト503に並行して数ミリ高い位置には、低摩擦の中間処理トレイが設けられており、実際には、シートは、中間処理トレイ上に排出される。排出されたシートは、中間処理トレイ(束排紙ベルト503)に沿って自重で右下方向に落下する。さらに、扇形の戻しローラ504が反時計方向に回転し、その外縁部に設けられた摩擦部材がシートに当接する。この摩擦部材の当接により、シートには右下方向に落下させる力が作用し、シートの端部がストッパ板507に突き当てられる。これにより、シートに対して縦方向(送り方向)の揃えが行われる。
【0037】
また、中間処理トレイ上には、その手前側と奥側とのそれぞれに位置する整合板506が設けられている。各整合板506は、中間処理トレイ上にシートが排出される毎に駆動される。これにより、中間処理トレイ上のシートに対して横方向(幅方向)へ揃えが行われる。
【0038】
そして、所定枚数のシートが中間処理トレイ上に排出されて積載されると、束排紙ベルト503が駆動され、シートがスタックトレイ510または511上へ排出される。また、ステイプルモードが設定されている場合、ステイプルを行う一束分のシートが中間処理トレイ上に排出され、整合板506によりシートの横方向への揃えが行われる。その後、ステイプルユニット505が駆動されてシート束が綴じられ、綴じられたシート束は、束排紙ベルト503によりスタックトレイ510または511上へ排出される。ここで、各スタックトレイ510,511は、昇降動作可能に構成されている。また、各スタックトレイ510,511には、シートの有無を検知するためのセンサ512,513が設けられている。
【0039】
また、ステイプルユニット505は、中間処理トレイ上のシートに対して、横方向へ移動可能であり、シート後端の奥側位置または手前位置を綴じる「コーナー綴じ」、シート後端を2箇所で綴じる「ダブル綴じ」を行うことが可能である。シートに対する綴じ位置は、ユーザにより設定される。
【0040】
次に、シートに対して多穴パンチ処理が設定されている場合のシート搬送について説明する。
【0041】
プリンタ100から排出されたシートが搬送ローラ701により第1パンチユニット700内に搬入されると、このシートは、フラッパ702により、搬送ローラ703,704側のパスに導かれる。次いで、突き当て板707がπ/2(rad)角度的に回転され、センサ705がシートの先端を検知してから所定時間経過後に、パンチ部706のローラが停止される。これにより、シート先端が突き当て板707に突き当てられる。そして、パンチ部706により、シートの先端にパンチ穴があけられる。パンチ処理が終了すると、突き当て板707が逆方向へπ/2(rad)角度的に回転されて元の位置へ戻される。次いで、パンチ部706のローラが再度駆動され、シートは、搬送ローラ709,710,711および排出ローラ712を経て、ステイプルスタッカ部500へ搬送される。
【0042】
次に、シートに対して少数穴パンチ処理が設定されている場合のシート搬送について説明する。
【0043】
プリンタ100から排出されたシートが第1パンチユニット700を経由して搬送ローラ501によりステイプルスタッカ部500内へ搬入され、第2パンチユニット530へ到達すると、センサ532がシート先端を検知する。そして、シート後端がセンサ53を通過して所定時間経過後に、突き当て板531がπ/2(rad)角度的に回転され、第2パンチユニット530内の搬送ローラが逆転駆動される。次いで、センサ532が再度シートの後端を検知してから所定時間経過後に、突き当て板531にシート後端が突き当てられ、第2パンチユニット530内の搬送ローラが停止される。そして、シート後端にパンチ穴があけられる。パンチ処理が終了すると、突き当て板531は逆方向へπ/2(rad)角度的に回転され、元の位置へ戻される。次いで、第2パンチユニット532の搬送ローラが再度駆動され、フラッパ518が切り換え動作を行う。これにより、シートは、スタックトレイ510または511側へ搬送される。
【0044】
操作表示部600は、画像形成に関する各種機能またはモードを設定するための複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有し、各キーの操作に対応するキー信号が後述する操作表示部制御部680へ出力される。また、操作表示部600は、操作表示部制御部680から入力された信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
【0045】
次に、本画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成について図2および図3を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成を示すブロック図である。図3は図2のCPU回路部150によりフィニッシャ制御部580を介して取得された第1パンチユニット700、第2パンチユニット530およびステイプルユニット505が処理する端部を示す処理端部情報の一例を示す図である。
【0046】
コントローラは、図2に示すように、CPU回路部150を有する。CPU回路部150は、CPU(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵し、ROM151に格納されている制御プログラムにより各ブロック480,280,281,282,180,680,580を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。CPU回路部150は、電源オン時に、原稿給送装置制御部480、イメージリーダ制御部280、プリンタ制御部180、フィニッシャ制御部580の各ブロックと通信し、それぞれの構成情報を取得する。例えば、CPU回路部150は、図3に示すような、第1パンチユニット700、第2パンチユニット530およびステイプルユニット505が処理するシート端部を示す処理端部情報を取得する。本実施の形態において、第1パンチユニット700が処理するシート端部は、シート先端である。また、第2パンチユニット530およびステイプルユニット505のそれぞれが処理するシート端部は、シート後端である。ここで、シート先端またはシート後端は、シートの搬送方向に対して先端または後端となる部位である。
【0047】
原稿給送装置制御部480は、原稿給送装置400をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部280は、イメージリーダ200のスキャナユニット202、イメージセンサ203などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ203から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部281へ転送する。
【0048】
画像信号制御部281は、イメージセンサ203からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施す。この各種処理が施されたデジタル信号は、ビデオ信号に変換された後に、プリンタ制御部180へ出力される。また、画像信号制御部281は、コンピュータ283から外部I/F282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施す。このデジタル画像信号は、ビデオ信号に変換された後にプリンタ制御部180へ出力される。この画像信号制御部281による処理動作は、CPU回路部150により制御される。
【0049】
プリンタ制御部180は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部101を駆動する。フィニッシャ制御部580は、CPU回路部150からの指示に基づき、第1パンチユニット700およびステイプルスタッカ部500の動作を制御する。
【0050】
操作表示部制御部680は、操作表示部600とCPU回路部150との間でやり取りされる情報の仲介を行う。例えば、操作表示部600における各キーの操作に対応するキー信号は、操作表示部制御部680を介してCPU回路部150へ出力される。また、CPU回路部150からの信号は、操作表示部制御部680を介して操作表示部600へ出力され、この信号に対応する情報が操作表示部600に表示される。
【0051】
次に、多穴パンチモード、ステイプルモードの設定手順とその際のCPU回路部150の処理について図4〜図9を参照しながら説明する。図4は操作表示部600に表示される後処理モード設定画面の一例を示す図である。図5は多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。図6はステイプルモードの設定が禁止された設定画面を示す図である。図7はステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。図8は「30穴パンチ」のパンチモードの設定が禁止された設定画面を示す図である。図9は「コーナー綴じ」のステイプルモードと、「2穴パンチ」のパンチモードとが選択された場合の画面の一例を示す図である。
【0052】
操作表示部600には、ユーザの操作に応じて、図4に示すような、後処理モードを設定するための後処理モード設定画面が表示される。本実施の形態においては、上記後処理モード設定画面上で、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」、「30穴パンチ」、「2穴パンチ」の各モードの中から所望のモードを選択して設定することができる。
【0053】
ここで、例えば上記後処理モード設定画面上で、「30穴パンチ」のパンチモードが選択されると、CPU回路部150は、図5に示す多穴パンチモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、上記後処理モード設定画面上での「30穴パンチ」のボタンの選択を認識し、多穴パンチモードを設定する(ステップS501)。そして、CPU回路部150は、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」の各ステイプルモードの設定を禁止する(ステップS502)。この処理により、上記後処理モード設定画面は、図6に示す画面に切り換えられる。そして、図6に示す画面においては、「30穴パンチ」のパンチモードによる用紙に対する処理内容(穿孔位置など)を表すイメージが表示される。また、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」のそれぞれに対応するボタンは、グレーアウト表示され、各ボタンの選択操作が不能になる。これにより、「30穴パンチ」のパンチモードすなわち多穴パンチモードが設定されると、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」のステイプルモードを設定することができない。
【0054】
また、図4に示す後処理モード設定画面上で「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」が選択されると、CPU回路部150は、図7に示すステイプルモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まずステイプルモードの設定を行う(ステップS601)。そして、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を禁止する(ステップS602)。この処理により、図4に示す後処理モード設定画面は、図8に示す画面に切り換えられる。この図8に示す画面においては、「30穴パンチ」のパンチモードを選択することができないようにするために、これに対応するボタンがグレイアウト表示される。また、図8に示す画面においては、ステイプルモードとして「コーナー綴じ」が選択されており、この画面上で、ステイプルモードに対する綴じ位置が選択される。本例においては、ステイプルモードに対する綴じ位置として右上位置(シート後端の奥側位置)が選択されている。
【0055】
また、「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のステイプルモードが選択された場合、「2穴パンチ」のパンチモードに対応するボタンは、選択操作可能に表示される。また、「2穴パンチ」のパンチモードが選択された場合、「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のステイプルモードに対応するボタンは、選択操作可能に表示される。
【0056】
例えば「コーナー綴じ」のステイプルモードと、「2穴パンチ」のパンチモードとが選択された場合、図9に示すような画面が表示されることになる。また、この画面においては、ステイプルモードに対する綴じ位置として右上位置が選択されている。また、「30穴パンチ」に対応するボタンは、グレイアウト表示されている。
【0057】
このように、本実施の形態によれば、「30穴パンチ」の多穴パンチモードが設定されたときに、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」に対応するボタンがグレーアウト表示され、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」のステイプルモードの設定が禁止される。また逆に、「コーナー綴じ」、「ダブル綴じ」のステイプルモードが設定されたときに、「30穴パンチ」に対応するボタンがグレーアウト表示され、「30穴パンチ」の多穴パンチモードの設定が禁止される。その結果、成果物に不具合を生じさせるような処理端部がそれぞれ異なる多穴パンチモードとステイプルモードとの不適切な組み合わせの設定が行われることを未然に回避することができる。
【0058】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図10および図11を参照しながら説明する。図10は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。図11は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【0059】
ここで、本実施の形態は、多穴パンチモードおよびステイプルモードの設定手順とその際のCPU回路部150の処理とに関して、上記第1の実施の形態とは異なる。それ以外の点に関しては、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じである。よって、本実施の形態においては、機能ブロックなどに関しては、上記第1の実施の形態と同じ符号を用いる。
【0060】
具体的には、図4の後処理モード設定画面上で「30穴パンチ」のパンチモードが選択されると、CPU回路部150は、図10に示す多穴パンチモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、多穴パンチモードを設定する(ステップS701)。そして、CPU回路部150は、ステイプルモードが設定されているか否かを判定する(ステップS702)。ここで、ステイプルモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、ステイプルモードの設定を解除する(ステップS703)。そして、CPU回路部150は、本処理を終了する。これに対し、ステイプルモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0061】
上記図4に示す後処理モード設定画面上で、「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のスプイプルモードが選択されると、CPU回路部150は、図11に示すステイプルモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、ステイプルモードを設定する(ステップS801)。そして、CPU回路部150は、多穴パンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS802)。ここで、多穴パンチモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を解除する(ステップS803)。そして、CPU回路部150は、本処理を終了する。これに対し、多穴パンチモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0062】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図12〜図14を参照しながら説明する。図12は本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される優先後処理モード選択画面の一例を示す図である。図13は本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。図14は本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【0063】
ここで、本実施の形態は、多穴パンチモードおよびステイプルモードの設定手順とその際のCPU回路部150の処理とに関して、上記第1の実施の形態とは異なる。それ以外の点に関しては、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じである。よって、本実施の形態においては、機能ブロックなどに関しては、上記第1の実施の形態と同じ符号を用いる。
【0064】
操作表示部600には、ユーザのメニュー選択に応じて、図12に示すような、優先後処理モード選択画面が表示される。この優先後処理モード選択画面は、多穴パンチモード、ステイプルモードのいずれを、優先後処理モードとするかを選択するための画面である。ここで、選択された優先後処理モードは、CPU回路部150のRAM152に保持される。
【0065】
例えば図4に示す後処理モード設定画面上で、「30穴パンチ」のパンチモードが選択されると、CPU回路部150は、図13に示す多穴パンチモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、多穴パンチモードを設定する(ステップS1401)。そして、CPU回路部150は、ステイプルモードが設定されているか否かを判定する(ステップS1402)。ここで、ステイプルモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、上記優先後処理モードとしてステイプルモードが選択されているか否かを判定する(ステップS1403)。優先後処理モードとしてステイプルモードが選択されていると判定された場合、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を解除する(ステップS1404)。そして、CPU回路部150は、本処理を終了する。これに対し、優先後処理モードとしてステイプルモードが選択されていないすなわちパンチモードが選択されていると判定された場合、CPU回路部150は、ステイプルモードの設定を解除する(ステップS1405)。そして、CPU回路部150は、本処理を終了する。
【0066】
上記ステップS1402においてステイプルモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0067】
上記図4に示す後処理モード設定画面上で、「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のスプイプルモードが選択されると、CPU回路部150は、図14に示すステイプルモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、ステイプルモードを設定する(ステップS1501)。そして、CPU回路部150は、多穴パンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS1502)。ここで、多穴パンチモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、上記優先後処理モードとして多穴パンチモードが選択されているか否かを判定する(ステップS1503)。優先後処理モードとして多穴パンチモードが選択されていると判定された場合、CPU回路部150は、ステイプルモードの設定を解除し(ステップS1504)、本処理を終了する。これに対し、優先後処理モードとして多穴パンチモードが選択されていないすなわちステイプルモードが選択されていると判定された場合、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を解除する(ステップS1505)。そして、CPU回路部150は、本処理を終了する。
【0068】
上記ステップS1502において多穴パンチモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0069】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図15〜図17を参照しながら説明する。図15は本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。図16は図15のステップS1603で表示される、ステイプルモード(「綴じ」)、多穴パンチモード(「30穴パンチ」)のいずれを有効にするかを選択するための画面の一例を示す図である。図17は本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【0070】
ここで、本実施の形態は、多穴パンチモードおよびステイプルモードの設定手順とその際のCPU回路部150の処理とに関しては、上記第1の実施の形態とは異なる。それ以外の点に関しては、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じである。よって、本実施の形態においては、機能ブロックなどに関しては、上記第1の実施の形態と同じ符号を用いる。
【0071】
例えば図4に示す後処理モード設定画面上で、「30穴パンチ」のパンチモードが選択されると、CPU回路部150は、図15に示す多穴パンチモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、多穴パンチモードを設定する(ステップS1601)。そして、CPU回路部150は、ステイプルモードが設定されているか否かを判定する(ステップS1602)。ここで、ステイプルモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、図16に示すようなステイプルモード(「綴じ」)、多穴パンチモード(「30穴パンチ」)のいずれを有効にするかを選択するための画面を操作表示部600に表示する(ステップS1603)。ユーザは、操作表示部600に表示された上記画面上で、有効にするモードとして、ステイプルモード(「綴じ」)、多穴パンチモード(「30穴パンチ」)のいずれかを選択する。
【0072】
次いで、CPU回路部150は、上記画面上でユーザにより選択されたモードがステイプルモードであるか否かを判定する(ステップS1604)。ここで、上記選択されたモードがステイプルモードであると判定された場合、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を解除し(ステップS1605)、本処理を終了する。これに対し、上記画面上でユーザにより選択されたモードがステイプルモードでないすなわちパンチモードであると判定された場合、CPU回路部150は、ステイプルモードの設定を解除し(ステップS1606)、本処理を終了する。
【0073】
上記ステップS1602においてステイプルモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0074】
上記図4に示す後処理モード設定画面上で、「コーナー綴じ」または「ダブル綴じ」のスプイプルモードが選択されると、CPU回路部150は、図17に示すステイプルモード設定処理を開始する。CPU回路部150は、まず、ステイプルモードを設定する(ステップS1701)。そして、CPU回路部150は、多穴パンチモードが設定されているか否かを判定する(ステップS1702)。ここで、多穴パンチモードが設定されていると判定された場合、CPU回路部150は、図16に示すようなステイプルモード(「綴じ」)、多穴パンチモード(「30穴パンチ」)のいずれを有効にするかを選択するための画面を操作表示部600に表示する(ステップS1703)。
【0075】
次いで、CPU回路部150は、上記画面上でユーザにより選択されたモードが多穴パンチモードであるか否かを判定する(ステップS1704)。ここで、上記選択されたモードが多穴パンチモードであると判定された場合、CPU回路部150は、ステイプルモードの設定を解除し(ステップS1705)、本処理を終了する。これに対し、上記画面上でユーザにより選択されたモードが多穴パンチモードでないすなわちステイプルモードであると判定された場合、CPU回路部150は、多穴パンチモードの設定を解除し(ステップS1706)、本処理を終了する。
【0076】
上記ステップS1702において多穴パンチモードが設定されていないと判定された場合、CPU回路部150は、何ら処理を行うことなく、本処理を終了する。
【0077】
本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0078】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0079】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0080】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0081】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0082】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることはいうまでもない。
【0083】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0084】
上記実施の形態では、印刷方式として電子写真方式の場合を例に挙げたが、本発明は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など各種印刷方式に適用することができる。
【0085】
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置全体の内部構造を示す縦断面図である。
【図2】図1の画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のCPU回路部150によりフィニッシャ制御部580を介して取得された第1パンチユニット700、第2パンチユニット530およびステイプルユニット505が処理する端部を示す処理端部情報の一例を示す図である。
【図4】操作表示部600に表示される後処理モード設定画面の一例を示す図である。
【図5】多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】ステイプルモードの設定が禁止された設定画面を示す図である。
【図7】ステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】「30穴」のパンチモードの設定が禁止された設定画面を示す図である。
【図9】「コーナー綴じ」のステイプルモードと、「2穴パンチ」のパンチモードとが選択された場合の画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の操作表示部に表示される優先後処理モード選択画面の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置の多穴パンチモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】図15のステップS1603で表示される、ステイプルモード(「綴じ」)、多穴パンチモード(「30穴パンチ」)のいずれを有効にするかを選択するための画面の一例を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置のステイプルモード設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】従来のシート処理装置において、シート先端に対してパンチ処理を行う多穴用パンチユニットを用いて多穴パンチ処理とステイプル処理とを実施した場合に得られた成果物の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0087】
10 画像形成装置
100 プリンタ
200 リーダ
400 原稿給送装置
500 ステイプルスタッカ部
505 ステイプルユニット
530 第2パンチユニット
600 操作表示部
700 第1パンチユニット




 

 


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