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発明の名称 シート積載装置、シート処理装置および画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−62907(P2007−62907A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−249994(P2005−249994)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人 【識別番号】100085006
【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信
発明者 花田 隆子 / 林 賢一 / 藤田 啓子 / 三宅 聡行 / 深津 康男 / 藤井 隆行
要約 課題
装置を大型化することなく、また、コストの増加を回避して、積載最大枚数を向上させる。

解決手段
複数の排出口と複数の積載トレイを備えた記録材積載装置において、最大積載量が異なる、通常モードと積載量UPモードとを設定可能とする。上側の積載トレイの下限位置が複数あり、通常モードの時は、上に位置する下限位置を使用する。他方、積載量UPモードの時は、下側に位置する下限位置を使用する。この積載量UPモードの時の下側の積載トレイの下限位置が、シートの下排出口を塞ぐ位置に存在する。
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを排出する上下に配置された複数の排出口と、
前記排出口から排出されたシートを積載可能で、かつ上下動可能な複数の積載トレイを有する積載手段と、を備えたシート積載装置において、
前記複数の排出口のうちの一つから排出されたシートを積載する積載トレイの下限位置が互いに異なる第1のモードと第2のモードとに設定可能であり、
前記第1のモードにおける前記積載トレイの下限位置は、前記一つの排出口の下側に位置する排出口より上であり、
前記第2のモードにおける前記積載トレイの下限位置が、前記一つの排出口の下側に位置する排出口と同じか、それより下であり、かつ、前記積載トレイの下側の積載トレイに最大積載量積載されたシートの最上面より上である
ことを特徴とするシート積載装置。
【請求項2】
前記上側に位置する積載トレイの第1のモードと第2のモードの下限位置をそれぞれ検知する上トレイ下限位置検知手段と、
下側に位置する積載トレイの下限位置を検知する下トレイ下限位置検知手段と、
を有する
ことを特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
【請求項3】
前記第2のモードの場合に、前記積載トレイの下側の積載トレイに積載されるシートの積載量が最大積載量に達した後に、前記積載トレイにシートの積載を開始するように構成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載のシート積載装置。
【請求項4】
前記複数の排出口と前記複数の積載トレイとがそれぞれ1対1に対応している
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のシート積載装置。
【請求項5】
原稿枚数および出力部数の情報が入力される入力部と、
前記受信部により受信された原稿枚数および出力部数の情報から、排出されるシートの総数を計算する計算部とを有し、
前記計算部による計算結果に応じて、前記第1のモードと前記第2のモードとの切り換えを行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート積載装置。
【請求項6】
前記計算部により算出された計算結果による排出されるシートの総数が前記第1のモードにおける前記積載トレイの最大積載量を上回る場合、前記第2のモードに切り換えを行う
ことを特徴とする請求項5記載のシート積載装置。
【請求項7】
前記計算部により算出された計算結果による排出されるシートの総数が前記第1のモードにおける前記積載トレイの最大積載量以下である場合、前記第1のモードとするように構成されている
ことを特徴とする請求項5記載のシート積載装置。
【請求項8】
前記複数の積載トレイのうちの少なくとも1つの積載トレイに前記シートが積載されている場合、前記第2のモードに基づいてシートの積載を実行しないように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のシート積載装置。
【請求項9】
前記シート処理装置の操作部に、前記第1のモードと前記第2のモードとを選択する選
択手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のシート積載装置。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段から送出されたシートを積載する、請求項1乃至9のいずれか1項記載のシート積載装置とを有する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
シートに対して後処理を実行する後処理手段と、
請求項1乃至9のいずれか1項記載のシート積載装置とを有する
ことを特徴とするシート処理装置。
【請求項12】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段から送出されたシートに対して後処理を実行する請求項11記載のシート処理装置とを有する
ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シート積載装置、シート処理装置および画像形成装置に関し、特に、複写機、レーザビームプリンタなどの画像形成装置から出力されるシートを積載するシート処理装置、およびこれを備えた処理装置や画像形成装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、用紙積載装置としての用紙後処理装置が開示されている。この用紙後処理装置は、積載トレイを2個以上持ち、ある積載トレイに積載されたシートがそのトレイの最大積載量に達したとき、その積載トレイを昇降させ、別の積載トレイに積載させるように制御する機能を持っている。
【0003】
このように複数トレイを持つシート積載装置においては、積載量を増やすための様々な工夫が知られている。具体的に、特許文献2においては、多ビントレイを持つ積載装置において、現在排紙されているトレイの満載を検知すると、現在排紙しているトレイの上側のトレイユニットを上方に移動させ、現在排紙しているトレイの積載量を増やす技術が記載されている。
【特許文献1】特開平10−305961号公報
【特許文献2】特開2001−72325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2に記載された従来技術においては、現在排紙しているトレイの積載量を増加させることは可能であるが、その増加分、上側の積載トレイの積載量自体が減少してしまうという問題があった。
【0005】
したがって、この発明の目的は、装置の大型化や、コストの増加を回避しつつ、装置全体の最大積載量を増大させたシート処理装置、このシート処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
シートを排出する上下に配置された複数の排出口と、前記排出口から排出されたシートを積載可能で、かつ上下動可能な複数の積載トレイを有する積載手段と、を備えたシート積載装置において、前記複数の排出口のうちの一つから排出されたシートを積載する積載トレイの下限位置が互いに異なる第1のモードと第2のモードとに設定可能であり、前記第1のモードにおける前記積載トレイの下限位置は、前記一つの排出口の下側に位置する排出口より上であり、前記第2のモードにおける前記積載トレイの下限位置が、前記一つの排出口の下側に位置する排出口と同じか、それより下であり、かつ、前記積載トレイの下側の積載トレイに最大積載量積載されたシートの最上面より上であることを特徴とするシート積載装置である。
【0007】
また、この発明の第2の発明は、第1の発明によるシート積載装置を備えた画像形成装置である。また、この発明の第3の発明は、第1の発明によるシート積載装置を備えたシート処理装置である。さらに、この発明の第4の発明は、第3の発明によるシート処理装置を備えた画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、装置を大型化することなく、また、コストアップすることもなく、装置全体としての最大積載量を増加可能なシート積載装置、シート処理装置および画像形成装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。図1に、この発明の第1の実施形態による画像形成装置を示す。
【0010】
(画像形成装置全体構成)
すなわち、図1に示すように、この一実施形態による画像形成装置本体300(複写機本体)は、レジストローラ901、画像形成部902、プラテンガラスからなる原稿載置台906、光源907、レンズ系908、給紙部909、原稿を原稿載置台906に給送する自動原稿給送装置500を有して構成されている。
【0011】
また、この画像形成装置本体300から排出された画像形成の終了したシート(シート)を積載するシート処理装置1が接続されている。このシート処理装置1には、この発明による積載手段である複数の積載トレイとしてのスタックトレイ200およびサンプルトレイ201が設けられている。
【0012】
また、給紙部909は、記録用のシートPを収納して画像形成装置本体300に着脱自在なカセット910,911、およびペディスタル912に配置されたデッキ913を有して構成されている。
【0013】
また、画像形成手段としての画像形成部902は、円筒状の像担持体としての感光ドラム914および、感光ドラム914の周りに順次配置された現像器915、転写用帯電器916、分離帯電器917、クリーナ918および一次帯電器919が備えられて構成されている。さらに、画像形成部902の下流側には、順次搬送装置920、定着装置904および排出ローラ対399が配設されている。
【0014】
また、画像形成装置本体300には、この画像形成装置の各部を制御する、制御手段としての制御装置950が設けられている。この制御装置950は、たとえばCPUおよび情報データを記憶するROMやRAMなどの記憶部を有して構成され、その詳細については後述する。
【0015】
(画像形成装置本体)
次に、この発明の一実施形態による画像形成装置本体300の動作について説明する。すなわち、まず、画像形成装置本体300に設けられている制御装置950から給紙信号が出力されると、カセット910,911またはデッキ913からシートとしてのシートPが給送される。
【0016】
他方、原稿載置台906上に載置されている原稿Dに対して光源907から照射された光は、原稿Dの表面で反射される。この反射光は、レンズ系908を介して感光ドラム914に照射される。そして、あらかじめ一次帯電器919により帯電されている感光ドラム914に光が照射される。これにより、感光ドラム914に静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像が現像器915により現像されてトナー像が形成される。
【0017】
次に、給紙部909から給送されたシートPは、レジストローラ901によって斜行が補正される。そして、タイミングが合わされて画像形成部902に搬送される。画像形成部902において、給送されてきたシートPに、転写用帯電器916により感光ドラム9
14のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートPは、分離帯電器917によって転写用帯電器916と逆極性に帯電され、感光ドラム914から分離される。
【0018】
分離されたシートPは、搬送装置920によって定着装置904まで搬送される。そして、定着装置904によりシートPに転写画像が永久定着される。画像が定着されたシートPは、画像面が上側になるストレート排紙モード、または画像定着後シート反転パス930に搬送された後に表裏反転されて画像面が下側になる反転排紙モードのいずれかにより、画像形成装置本体300から排出ローラ対399により排出される。このようにして、給紙部909から給送されたシートPに画像が形成された後、シート処理装置1に搬送される。
【0019】
(シート処理装置の説明)
次に、この一実施形態によるシート処理装置1について説明する。
【0020】
図2に示すように、この一実施形態においては、シート処理装置1は、画像形成装置本体300に接続されて設けられている。画像形成装置本体300の排出ローラ対399から排出されたシートPは、シート処理装置1の入口ローラ対2,3に給送される。シート処理装置1の入口ローラ対2,3は、搬送方向と直交方向に移動可能な搬送ローラである。また、搬送経路には、紙検知センサ31、搬送方向と平行なシート側端面を検知する横レジ検知センサ32、搬送されてきたシートの後端付近に穴あけをするパンチ・ダイ4を備えたパンチユニット50が順次設けられている。また、搬送大ローラ5は、押下コロ12,13,14によってシートPを押圧することにより、シートPを搬送するように構成されている。
【0021】
また、切り換えフラッパ11は、ノンソートパス21とソートパス22を切り換え可能に構成されている。ノンソートパス21を通過したシートPは、上側の排出ローラ対9を通じて、上側の積載トレイとしてのサンプルトレイ201に排出されて積載される。このように上側の排出ローラ対9によりシートが排出される排出口とサンプルトレイ201とが対応している。
【0022】
このサンプルトレイ201は、その上面を排出に最適な位置に常時保つために、紙面検知センサS1の検知結果に基づくモータ(図示せず)の駆動によって上下移動可能に構成されている。切り換えフラッパ10は、ソートパス22とシートPを一時蓄えて滞留させるための、バッファパス23の切り換えを行うためのものである。
【0023】
また、サンプルトレイ201は、後述するシート束排出ローラ対180によりシートが排出される排出口よりも下側まで移動可能に構成されている。このように、排出口よりも下側まで移動した場合においては、揺動ガイド150が閉位置に移動することによって、サンプルトレイ201の昇降ガイドが形成される。サンプルトレイ201としては、シート束排出ローラ対180により排出されるシートを受け取ることも可能である。
【0024】
他方、ソートパス22には、搬送ローラ6および排出ローラ7が設けられている。また、シートを一時的に集積させて整合・ステイプルを行うための中間トレイとしての処理トレイ130が設けられており、排出ローラ7によって、この処理トレイ130上にシートPが排出される。
【0025】
そして、排出されたシートPの先端を突き当てるための先端突き当て部材174および揺動ガイド150が設けられている。この揺動ガイド150に支持された束排出上ローラ180bは、揺動ガイド150が閉位置にきたときに、処理トレイ130に配置された束排出下ローラ180aと協働して、処理トレイ130上のシートPを束搬送して下側の積
載トレイとしてのスタックトレイ200上に束排出するためのものである。
【0026】
束排出下ローラ180aおよび束排出上ローラ180bから構成されるシート束排出ローラ対180により、処理トレイ130上のシート束をスタックトレイ200上に排出させる排出口が形成されている。これにより、シート束排出ローラ対180からのシートが排出される排出口とスタックトレイ200とが対応している。このスタックトレイ200は、その上面を常に排出に適切な位置とするために、紙面検知センサS2の検知結果に基づくモータ(図示せず)の駆動によって上下移動可能に構成されている。
【0027】
(制御ブロック図)
次に、この一実施形態による画像形成装置の全体の制御を行う制御装置950について説明する。図3に、図1に示す画像形成装置本体300における制御装置950の構成を示す。
【0028】
図3に示すように、制御装置950は、CPU回路部305を有する。CPU回路部305には、CPU(図示せず)、記憶手段としてのROM306およびRAM307が内蔵されている。そして、このROM306に格納されている制御プログラムによって、それぞれのブロックである、原稿給装装置制御部301、イメージリーダ制御部302、画像信号制御部303、プリンタ制御部304、操作部308およびシート処理装置制御部501が総括的に制御される。また、RAM307は、制御データを一時的に保持したり、制御に伴う演算処理の作業領域としてデータを保持したりする場合に用いられる。
【0029】
これらのうちの原稿給送装置制御部301は、自動原稿給送装置500(図1および図2参照)をCPU回路部305からの指示に基づいて駆動制御するための制御部である。イメージリーダ制御部302は、上述した光源907やレンズ系908などに対する駆動制御を行うとともに、レンズ系908から出力されたRGBのアナログ画像信号の画像信号制御部303への転送を行う。
【0030】
画像信号制御部303は、レンズ系908からのRGBのアナログ画像信号にデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部304に出力する。この画像信号制御部303による処理動作は、CPU回路部305により制御される。
【0031】
操作部308は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部308aなど有して構成されている。この操作部308のそれぞれのキー操作に対応するキー信号は、計算部や入力部として機能するCPU回路部305に供給される。また、操作部308においては、CPU回路部305からの信号に基づいて、表示部308aなどに対応する情報が表示される。
【0032】
また、シート処理装置制御部501は、上述したシート処理装置1に搭載されているとともに、通信用IC(IPC)(図示せず)を介してCPU回路部305と情報データの通信を行うことによって、シート処理装置1の全体を駆動制御可能に構成されている。また、シート処理装置制御部501は、CPU401、ROM402およびRAM403を有して構成されている。
【0033】
そして、ROM306に格納されている制御プログラムに基づいて各種アクチュエータや各種センサが制御される。具体的には、例えば紙検知センサ31や横レジ検知センサ32などのセンサ、搬送モータM1、搬送ローラ移動モータM2、横レジ検知移動モータM3またはパンチモータM4などのアクチュエータが、シート処理装置制御部501により制御される。また、RAM403は、制御データを一時的に保持したり、制御に伴う演算
処理の作業領域として用いられたりする。
【0034】
シート処理装置制御部501により、シート処理装置1を構成する各種センサおよびモータが制御される。
【0035】
(積載制御)
次に、この発明の一実施形態による、スタックトレイ200およびサンプルトレイ201の位置制御について説明する。図4に、この位置制御の際にユーザにより入力される操作部308を示し、図5および図6に具体的なトレイの移動状態を示し、図7にこの位置制御動作のフローチャートを示す
【0036】
この一実施形態においては、第1のモードとしての通常積載モードと、第2のモードとしての積載量UPモードとは、ユーザにより操作部308が操作されることによって切り換えられる。なお、この積載モードに関しては、初期設定により変更可能に構成されている。ここで、現在の積載モードの状態が操作部308上に表示され、ユーザに容易に認識されるように構成されている。この状態の一例を図4に示す。
【0037】
一例として、図5に示すように、例えば、通常積載モードの場合にサンプルトレイ201上に1000枚、スタックトレイ200上に2000枚のシート(シート)が積載可能であるとする。また、サンプルトレイ201にシートが1000枚積載されることによって、サンプルトレイ201が図5に示す位置まで下がるとする。紙厚などのばらつきを考慮して、この位置より若干下側に「通常積載モードにおけるサンプルトレイ201の下限位置」が設定される。
【0038】
すなわち、この通常積載モードにおける下限位置にサンプルトレイ201が下降してきている場合においても、スタックトレイ200に対してシートを排出するシート束排出ローラ対180によって形成されるシート排出口がふさがれることがないように設定されている。そのため、束排出下ローラ180aおよび束排出上ローラ180bにより、スタックトレイ200に対して通常通りにシートを排出することが可能となる。そのため、この通常積載モードにおいては、最大枚数の積載をする場合においても、スタックトレイ200とサンプルトレイ201とのいずれのトレイに先にシートを排出するかは問われない。
【0039】
他方、第2のモードとしての積載量UPモードの場合においては、例えば、シートを、サンプルトレイ201上に3000枚、スタックトレイ200上に2000枚積載可能であるとする。そして、スタックトレイ200に対してシート排出が行われる。そして、スタックトレイ200が満載になると、今度はサンプルトレイ201へのシート排出が行われる。
【0040】
この一実施形態においては、サンプルトレイ201は、上述した「通常積載モードにおけるサンプルトレイ201の下限位置」よりさらに下方の下限位置まで下降可能とする。この位置を「積載量UPモードにおけるサンプルトレイの下限位置」とする。この時、図6のように、サンプルトレイ201およびこのサンプルトレイ201に積載されたシートにより、スタックトレイ200に対してシートを排出するためのシート排出口が塞がれることになる。すなわち、「積載量UPモードにおけるサンプルトレイの下限位置」はスタックトレイ200に対してシートを排出するためのシート排出口と同じ位置か、それよりも下に設定される。
【0041】
なお、上述した2つのモードは、ユーザにより設定されたモードに従って、制御が切り替えられる。ところが、スタックトレイ200とサンプルトレイ201とのいずれかのトレイに、すでにシートが積載されている場合、さらにどれだけ積載可能であるかが不明で
あるため、このような場合においては、ユーザに積載されたシートを取り除くように、例えば操作部308の表示部308aに、図4に示すようなメッセージが表示される。
【0042】
また、通常積載モードと積載量UPモードとのいずれの積載モードの場合においても、サンプルトレイ201とスタックトレイ200とに積載されたシート(シート)の枚数が積載可能枚数の上限に達した場合、または、サンプルトレイ201とスタックトレイ200とがともに下限位置に達した場合、シート処理装置制御部501によって、シートの積載量が最大となる「満載」と判断され、操作部308の表示部308aにシートを取り除く必要がある内容のメッセージが表示される。
【0043】
なお、以上のようなトレイ上に積載されたシートの除去や、トレイ上のシートが満載状態であることを通知する方法に関しては、操作部308の表示部308aにその内容を表示する方法以外にも、例えば、トレイ上にシートが存在し、除去する必要があることを音声により通知したり、操作部308におけるボタンなどの発光部分を用いたりすることも可能である。
【0044】
また、積載量UPモードが選択されている場合においても、画像形成処理(ジョブ)が実行されて出力されるシート枚数の合計が通常積載モードにおいて積載可能な場合、操作部308にメッセージが表示される。このメッセージの表示を認識したユーザが、画像形成およびシートの排出を了承し、これに応じて、操作部308を操作して、画像形成処理を実行する場合、通常積載モードによる仕様に基づいてシートの積載が開始される。
【0045】
逆に、通常積載モードが選択されている場合に、ジョブで出力するシート枚数の合計が、通常積載モードにおいては積載不可能な枚数の場合、操作部308の表示部308aにメッセージが表示される。このメッセージを認識したユーザが画像形成およびシートの排出を了承することにより、積載量UPモードの仕様に基づいてシートの積載が行われる。
【0046】
(トレイ位置検知)
次に、トレイの位置検知方法について説明する。図8に、それぞれのサンプルトレイ201とスタックトレイ200とに設けられて、それぞれのトレイの上下方向の位置を検知するトレイ下限位置検知手段としてのエリア検知基板1001の実装状態を示す。
【0047】
エリア検知基板1001は、4つのフォトインタラプタPI1,PI2,PI3,PI4を有する基板である。また、これらの4つのフォトインタラプタPI1,PI2,PI3,PI4の出力の組み合わせに基づいて、上下方向の位置が検知される。
【0048】
また、図6に示すように、サンプルトレイ201およびスタックトレイ200は、シート処理装置1の外装内にある前支柱1000aおよび後支柱1000bに機械的ギアで支持されている。
【0049】
また、これらのサンプルトレイ201およびスタックトレイ200内に実装されたモータ(図示せず)により上下移動可能に構成されている。ここで、後支柱1000b内に、図9に示すように、4種類のフラグF1,F2,F3,F4が、縦に配置されている。なお、図10に後支柱1000bを上から見た図を示す。
【0050】
また、エリア検知基板1001は、図11に示すように配置されている。このエリア検知基板1001は、サンプルトレイ201およびスタックトレイ200が上下方向に移動することによってフラグの有無がセンサ検知される。そして、これらのフォトインタラプタPI1,PI2,PI3,PI4の4つのセンサの組み合わせによって、図11に示すように、9箇所のエリアで、8段階の検知が可能となる。
【0051】
具体的に、例えばフォトインタラプタPI1,PI2,PI3,PI4のそれぞれにおいて、フラグが検知されている時の出力をHighとする。ここで、サンプルトレイ201の下限位置をエリア5(図11参照)とすると、サンプルトレイ201が下降して、エリア検知基板1001の出力が、PI1〜PI4まで、それぞれHigh、Low、High、Lowとなったら、サンプルトレイ201が下限位置に来たと検知される。
【0052】
同様にして、検知されたスタックトレイ200の上下方向の位置も検知可能である。すなわち、スタックトレイ200においても、フォトインタラプタPI1,PI2,PI3,PI4とエリア検知基板1001とにより位置検知可能に構成されている。そして、ここで、スタックトレイ200の下限位置をエリア9とすると、スタックトレイ200が下降して、エリア検知基板1001の出力が、PI1〜PI4の順に、それぞれLow、Low、High、Highとなった段階で、サンプルトレイ201が下限位置に来たと検知される。
【0053】
(積載動作)
次に、この発明の一実施形態による実際の積載動作について説明する。図7に、この一実施形態による積載動作のフローチャートを示す。
【0054】
図7に示すように、まず、ステップS101において、ユーザにより操作部308によって設定された積載モードがいずれの積載モードであるかが、制御装置950により判断される。
【0055】
そして、制御装置950により判断されたユーザにより指定された積載モードが積載量UPモードであった場合(ステップS101:YES)、ステップS102に移行して、サンプルトレイ201とスタックトレイ200との両方のトレイにシートが積載されているか否かがチェックされる。
【0056】
ステップS102において、シートが積載されている場合(ステップS102:NO)、ステップS103に移行して、操作部308の表示部308aに、制御装置950による指示信号に基づいて、トレイからシートを取り除くようにメッセージが表示された後、ステップS104に移行する。
【0057】
ステップS104において、再度サンプルトレイ201とスタックトレイ200との両方のトレイにシートが積載されているか否かがチェックされる。そして、ユーザによる操作部308の操作に基づいて、トレイ上のシートが取り除かれないままの状態で画像形成がスタートされた場合(ステップS104:NO)には、ステップS109に移行して、通常積載モードによる積載が実行される。
【0058】
他方、ステップS102またはステップS104において、いずれのトレイにもシートが積載されていないと判断された場合(ステップS102、S104:YES)には、ステップS105に移行する。
【0059】
ステップS105においては、今回のジョブ(画像形成処理)によって積載される予定のシート枚数が、
(原稿枚数)×(部数)
の式により計算部として機能する制御装置950により計算された後、この計算結果が、通常積載モードの積載上限枚数より多いか否かの判断が行われる。
【0060】
ステップS105において、通常積載モードの積載上限枚数より多いと判断された場合
(ステップS105:NO)には、ステップS108に移行して、積載量UPモードに従って積載される。逆に、通常積載モードの積載上限枚数以下であると判断された場合(ステップS105:YES)は、ステップS106に移行して、操作部308に通常積載モードによって積載してよいか否かのメッセージが表示され、これによってユーザに通知される。
【0061】
その後、ステップS107に移行して、操作部308に対するユーザの入力が待機される。そして、ユーザにより、操作部308に通常積載モードによって積載する旨の入力が行われると、ステップS109に移行して、通常積載モードでの積載が行われる。他方、ユーザにより、操作部308に積載量UPモードによって積載する旨の入力が行われると、ステップS108に移行して、積載量UPモードによる積載が行われる。
【0062】
また、上述したステップS101において、ユーザによる設定が通常積載モードの場合(ステップS101:NO)の場合、ステップS110に移行して、サンプルトレイ201とスタックトレイ200とのいずれにもシートが積載されていないかの判断が行われる。トレイにシートが積載されていた場合(ステップS110:NO)には、すぐにステップS114に移行して、通常積載モードに従って積載が行われる。
【0063】
他方、ステップS110において、トレイにシートが積載されていない場合は、ステップS111に移行して、今回のジョブによって積載される予定のシート枚数が、
(原稿枚数)×(部数)
の式で計算される。そして、この計算結果が通常積載モードの積載上限枚数より多い場合(ステップS111:NO)は、ステップS112に移行して、制御装置950によって操作部308に「積載量UPモードにより積載してよいか否か」のメッセージが表示される。
【0064】
そして、ステップS113に移行して、ユーザによる操作部308への入力が待機される。その後、ユーザにより操作部308に対して入力が行われ、ユーザによる積載量UPモードによる積載を行うという回答(ステップS113:YES)がされた場合には、ステップS115に移行して、積載量UPモードに基づいた積載が行われる。他方、ユーザにより操作部308に対して入力が行われ、ユーザによる積載量UPモードによる積載を行わないという回答(ステップS113:NO)がされた場合には、ステップS114に移行して、通常積載モードに基づいた積載が行われる。
【0065】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0066】
具体的に、例えば上述した一実施形態においては、シートの枚数をカウントすることによって、シート積載量を判断しているが、必ずしもこの方法に限定されるものではなく、上側に位置する積載トレイ(上トレイ)の2つの下限位置をそれぞれ検知する上トレイ下限位置検知手段と、下側に位置する積載トレイ(下トレイ)の下限位置を検知する下トレイ下限位置検知手段と、上トレイと下トレイとの間の距離を検知する近接検知センサと、上トレイおよび下トレイにそれぞれ積載されたシートの上面を一定に保つための紙面検知センサとを有する構成を採用することによって、最大積載量に達したか否かを判断するようにしても良い。
【0067】
さらに、上述したエリア検知基板によって、上トレイおよび下トレイのそれぞれのトレイ位置を検知し、紙面検知センサを用いて現在の積載量を検知して、それぞれの上トレイおよび下トレイにおける積載可能な積載量を把握することにより、積載量UPモード設定
時に、いちいちトレイ上の積載シートを取り除く必要がない。すなわち、積載量UPモードにするために、トレイ上のシートを取り除くことは、必ずしも条件とはならない。
【0068】
また、この発明において、シートの排出口を、シートを装置の前奥方向にずらすことで積載可能にすることもできる。これにより、シートに対して後処理を施すことなく1枚ずつ排出可能にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】この発明の一実施形態によるシート処理装置と接続される画像形成装置を示す略線図である。
【図2】この発明の一実施形態によるシート処理装置を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態による画像形成装置の制御装置を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態による操作部の例を示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態によるシート処理装置におけるサンプルトレイが通常積載モードに基づく下限位置にある場合の状態を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態によるシート処理装置におけるサンプルトレイが積載量UPモードに基づく下限位置にある場合の状態を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施形態による積載モードに基づく積載動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の一実施形態によるシート処理装置におけるそれぞれのトレイの上下方向の位置を検知するトレイ下限位置検知手段を実装した状態を示す斜視図である。
【図9】この発明の一実施形態によるシート処理装置における4種類のフラグを示す略線図である。
【図10】この発明の一実施形態によるシート処理装置における後支柱の上面図である。
【図11】この発明の一実施形態によるシート処理装置におけるエリア検知基板を示す略線図である。
【図12】この発明の一実施形態によるシート処理装置におけるエリア検知基板の検知方法を説明するための略線図である。
【符号の説明】
【0070】
1 シート処理装置
2,3,4 入口ローラ対
5 搬送大ローラ
6 搬送ローラ
7 排出ローラ
10,11 切り換えフラッパ
12,13,14 押下コロ
21 ノンソートパス
22 ソートパス
23 バッファパス
31 紙検知センサ
32 横レジ検知センサ
50 パンチユニット
130 処理トレイ
150 揺動ガイド
174 先端突き当て部材
180 シート束排出ローラ対
180a 束排出下ローラ
180b 束排出上ローラ
200 スタックトレイ
201 サンプルトレイ
300 画像形成装置本体
301 原稿給装装置制御部
302 イメージリーダ制御部
303 画像信号制御部
304 プリンタ制御部
305 回路部
308 操作部
399 排出ローラ対
500 自動原稿給送装置
501 シート処理装置制御部
901 レジストローラ
902 画像形成部
904 定着装置
906 原稿載置台
907 光源
908 レンズ系
909 給紙部
910,911 カセット
912 ペディスタル
913 デッキ
914 感光ドラム
915 現像器
916 転写用帯電器
917 分離帯電器
918 クリーナ
919 一次帯電器
920 搬送装置
930 画像定着後シート反転パス
950 制御装置
D 原稿
P シート
PI1,PI2,PI3,PI4 フォトインタラプタ




 

 


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