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画像形成装置および画像形成装置の排紙制御方法 - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像形成装置および画像形成装置の排紙制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45624(P2007−45624A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−234785(P2005−234785)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100077481
【弁理士】
【氏名又は名称】谷 義一
発明者 横山 誠二
要約 課題
画像形成装置に、搬送中の転写材を一時的に待機させるための一時トレイを有する排紙装置が接続されている場合に、最適な用紙搬送制御を行う。

解決手段
一時トレイ32を有する排紙オプション29が接続される構成の画像形成装置において、レジストローラ23の上流側に転写材1の透過光量を検知する転写材センサ28を設ける。このセンサ28が一時トレイ内に収容することが出来ない種類の転写材(厚紙)を検出した場合には、前記転写材(厚紙)をレジストローラ23位置で一時停止させる。これによって、先行紙(転写材)との用紙間隔を空けて先行紙の排紙処理(ステイプル)を完了した後に前記転写材(厚紙)を排紙オプション29に排出する。
特許請求の範囲
【請求項1】
転写材を搬送し、搬送中の転写材に可視像を形成する画像形成エンジン部と、
前記画像形成エンジン部に接続され、転写材の排紙処理を行う排紙装置であって、当該画像形成エンジン部から搬出された転写材の搬送を一時的に停止し待機させる一時トレイを有する排紙装置と、
前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において転写材の種類を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて、前記画像形成エンジン部から前記排紙装置への転写材の搬送制御を行う搬送制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記搬送制御手段は、前記検知手段により、前記一時トレイにおいて待機不可能な種類の転写材を検知した場合、前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において前記検知に係る転写材の搬送を一時停止させ、前記検知に係る転写材に先行する転写材に対する前記画像形成エンジン部による可視像形成および前記排紙装置による排紙処理の終了後、前記一時停止させた転写材の搬送を再開して、前記排紙装置に搬出し前記一時トレイに待機させずに排紙する制御を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送制御手段は、前記検知手段により、前記一時トレイにおいて待機不可能な種類の転写材を検知した場合、前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において前記検知に係る転写材の搬送を一時停止させ、所定時間経過後に前記一時停止させた転写材の搬送を再開して、前記排紙装置に搬出し前記一時トレイに待機させずに排紙する制御を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記所定時間は、前記検知に係る転写材に先行する転写材の前記画像形成エンジン部による可視像形成および前記排紙装置による排紙処理に要する時間を参照して決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送制御手段は、前記検知手段により、前記一時トレイにおいて待機不可能な種類の転写材を検知した場合に、前記検知に係る転写材に先行する転写材に対する前記排紙装置による排紙処理態様に応じて、前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において前記検知に係る転写材の搬送を一時停止させる時間を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記一時停止はレジストローラの回転を停止させることによって行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記搬送制御手段は、前記検知手段により検知した転写材の種類が、予め指定されている転写材の種類と異なる場合に、該種類の異なる転写材に先行する転写材に対する前記可視像形成および前記排紙処理を継続し、該種類の異なる転写材に対しては前記可視像形成および前記排紙処理を実行しないで排出する制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記検知手段は、転写材の透過光量の検出結果に基づいて当該転写材の種類を検知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
画像形成エンジン部において、転写材を搬送し、搬送中の転写材に可視像を形成し、転写材の搬送を一時的に停止し待機させる一時トレイを有する排紙装置において、前記画像形成エンジン部からの転写材の排紙処理を行う際に、
前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において転写材の種類を検知し、
前記検知結果に基づいて、前記画像形成エンジン部から前記排紙装置への転写材の搬送制御を行うことを特徴とする画像形成装置の搬送制御方法。
【請求項10】
更に、前記検知手段により検知した転写材の種類が、予め指定されている転写材の種類と異なる場合に、該種類の異なる転写材に先行する転写材に対する前記可視像形成および前記排紙処理を継続し、該種類の異なる転写材に対しては前記可視像形成および前記排紙処理を実行しないで排出する制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の搬送制御方法。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および画像形成装置の排紙制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、画像形成装置の1つであるプリンタは、ホストコンピュータなどの外部装置からの画像形成指令(印字要求内容を示す信号)にしたがって用紙に画像を形成した後、当該用紙を画像形成装置の標準排出口に排出する。また、比較的多量の用紙を取り扱う場合、用紙の仕分け、ステイプル処理等の転写材の後処理を行う転写材後処理手段を有する排紙装置を画像形成装置の排出側に接続し制御する方法が従来から各種提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
さらに、前記排紙装置においては、ステイプル処理時の生産性を向上させるために、一時トレイを具備するものがある。このような排紙装置では、画像形成装置から排出される転写材を一時トレイで一時的に待機させた後、後続の転写材の搬送を待って、複数の転写材を束排出することが可能となる。この一時トレイで転写材が待機している間に先行紙に対してステイプル等の処理を行うことで、画像形成装置はステイプル処理に要する時間を考慮することなく、最大のスループットで印字動作が行え、生産性を向上することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2002−268502号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の画像形成装置においては、多様な種類の転写材が用いられており、例えば、普通紙,厚紙,光沢紙,オーバーヘッドプロジェクタ用の透過性印字用紙(以下、OHTと記す)などがある。
【0006】
これらの多様な種類の転写材に対応するため、転写材の種類に応じて、画像形成条件を切り換えている。例えば、厚紙に対して、画像形成を行う場合には、画像形成装置は定着性を考慮して、転写材の搬送速度を普通紙の搬送速度の1/2の速度で制御する。排紙装置は、画像形成装置から受け取った転写材を排紙装置内で加速させ、普通紙と同一の搬送速度で排紙処理を行っている。
【0007】
この場合、画像形成装置から厚紙が搬送される時間間隔よりも、排紙装置のステイプル処理に要する時間が短くなるため、一時トレイを使用せずとも、ステイプル処理を行うことができる。
【0008】
そのため、排紙装置の制御において一時トレイは普通紙にのみ使用されるように制限を設けることで、一時トレイへの搬送部を多様な種類の転写材に対応可能な構成に設計するよりも、より安価なコストで構成できるという利点がある。
【0009】
しかしながら、上記構成の排紙装置には、以下のような問題があった。
【0010】
印字動作を実行時に、ユーザが誤って普通紙の中に厚紙を混載した場合、画像形成装置は普通紙の印字モードで動作を行い、普通紙と同一の搬送速度で排紙装置へ転写材を排出してしまう。
【0011】
この場合、排紙装置は、搬送されてきた厚紙を一時トレイへ収容する制御を行うものの、一時トレイの搬送部が厚紙を搬送可能な構成となっていないため、一時トレイにおいて、紙詰まり等のトラブルを引き起こす可能性があった。
【0012】
そこで、本発明の目的は、一時トレイへ収容できない種類の転写材が搬送された場合であっても、転写材が一時トレイで紙詰まりすることなく、転写材を機外に搬出することが可能な画像形成装置および排紙制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明は、転写材を搬送し、搬送中の転写材に可視像を形成する画像形成エンジン部と、前記画像形成エンジン部に接続され、転写材の排紙処理を行う排紙装置であって、当該画像形成エンジン部から搬出された転写材の搬送を一時的に停止し待機させる一時トレイを有する排紙装置と、前記画像形成エンジン部によって転写材に可視像を形成開始する前の位置において転写材の種類を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記画像形成エンジン部から前記排紙装置への転写材の排紙制御を行う排紙制御手段とを具えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、一時トレイへ収容できない種類の転写材が搬送された場合であっても、これを一時停止させることによって、排紙装置において先行紙のステイプル動作等の排紙処理を支障なく行うことができる。また、本発明によれば、一時停止させた転写材を、先行紙の排紙処理が終了した後に排紙装置に搬出することができるので、これを一時トレイの位置で紙詰まりすることなく機外に搬出することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例を図面にそって説明する。
(実施例1)
まず、図1〜図4によって、本実施例(および後述の実施例2,3に共通)の画像形成装置の一例として、多色画像形成装置であるレーザプリンタの全体構成について説明する。
【0016】
図1は画像形成装置101に排紙オプション29を装着した状態を示す図であり、図2は画像形成エンジン制御部とコントローラ部のインターフェース信号の図を示す。
【0017】
図2において、201はエンジン制御部、202はコントローラ部、203は排紙オプション制御部である。204はコントローラ部202からエンジン制御部201へ、205はコントローラ部202から排紙オプション制御部203へ命令をシリアル通信で送信するシリアルコマンド送信信号線である。206はコマンドに応えてエンジン制御部201からコントローラ部202へ、207は排紙オプション制御部203からコントローラ部202へシリアル通信でステータスデータを送信するシリアルステータス送信信号線である。
【0018】
エンジン制御部201は、図1に示す画像形成装置101の画像形成エンジンを構成する各部分の動作を制御する。エンジン制御部201は、制御を実行するCPUと、図5,6,7に示す制御手順を含むCPUの制御手順を格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有する。排紙オプション制御部203は、図1に示す排紙オプション29を構成する各部分の動作を制御するものであって、制御を実行するCPUと、図5,6,7に示す制御手順を含むCPUの制御手順を格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有する。コントローラ部202は、画像形成装置101に外部から供給された画像形成指令に従って、エンジン制御部201および排紙オプション制御部203を制御する。コントローラ部202は、制御を実行するCPUと、図5,6,7に示す制御手順を含むCPUの制御手順を格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有する。なお、エンジン制御部201、コントローラ部202および排紙オプション制御部203は、各1つのCPU、ROMおよびRAMを有する1つの制御部として構成することもできる。
【0019】
カラー画像形成装置の動作を行うにあたり、コントローラ部202は、エンジン制御部201、排紙オプション制御部203に対し、シリアルコマンドを送信する。さらに、コントローラ部202は、前記シリアルコマンドを送信するとともにエンジン制御部201、排紙オプション制御部203からのステータスデータを受信することで制御を行う。
【0020】
このように、複数の装置が接続され動作する場合は、コントローラ部が各装置の制御や状態を一元管理し、各装置間の動作の整合性を保つ。
【0021】
コントローラ部202が図示しないホストコンピュータから印字動作開始命令を受けると、コントローラ部202はエンジン制御部201へ信号線204を介して印字動作開始命令を発行する。エンジン制御部201は印字動作開始命令を受信すると、画像形成エンジンである画像形成部の動作を制御して、印字動作を開始するとともに信号線206を介して印字動作を開始したことを送信する。
【0022】
さらに、コントローラ部202は、印字動作開始命令から所定時間経過した後、排紙オプション制御部203に対して、信号線205を介して排紙制御命令を送信する。排紙オプション制御部203は排紙制御命令を受信すると、排紙動作を開始すると共に、信号線207を介して排紙動作を開始したことを送信する。
【0023】
画像形成部は、現像色(Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックの各現像色に関する構成を示す)の数だけ並置したステーションを有する。各ステーションは、感光ドラム、帯電器、レーザスキャナ、現像器、トナーカートリッジ、一次転写ローラを有する。感光ドラムは、5Y、5M、5C、5Kで示す。帯電器は、7Y、7M、7C、7Kで示す。レーザスキャナは、10Y、10M、10C、10Kで示す。現像器は、8Y、8M、8C、8Kで示す。トナーカートリッジは、11Y、11M、11C、11Kで示す。)、一次転写ローラは、6Y、6M、6C、6Kで示す。画像形成部は、さらに、中間転写ベルト12、二次転写ローラ9、給紙搬送部、定着器13などを有する。感光ドラム(5Y、5M、5C、5K)は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成してあり、印字動作が開始されると、図示しない駆動モータによって反時計周り方向に回転する。
【0024】
帯電器(7Y、7M、7C、7K)は、感光ドラムを一次帯電させるために、帯電スリーブ(7YS、7MS、7CS、7KS)を具備している。
感光ドラム(5Y、5M、5C、5K)表面は、レーザスキャナ(10Y、10M、10C、10K)によって、入力する画像データに対応して選択的に露光され、順次、静電潜像が形成される。現像器(8Y、8M、8C、8K)は、上記静電潜像を可視化するために、現像スリーブ(8YS、8MS、8CS、8CK)を具備している。
【0025】
中間転写ベルト12は、駆動ローラ18aと従動ローラ(18b、18c)によって張設された無端状ベルトである。中間転写ベルト12は、感光ドラム(5Y、5M、5C、5K)に当接しつつ時計周り方向に回転し、一次転写ローラ(6Y、6M、6C、6K)によって、ベルト表面にトナー像が、順次、一次転写される。
【0026】
給紙部としての給紙カセット2または給紙トレイ3には転写材1が収容されていて、転写材1は、給紙ローラ4および搬送ローラ24などにより構成される搬送路25上を搬送されて、レジスト前センサ19位置に到達する。転写材1は、さらに一定量だけ搬送されて、レジストローラ23に到達し、ループを形成して待機する。
【0027】
待機中であった転写材1は再搬送されて、中間転写ベルト12に二次転写ローラ9が当接して転写材1を狭持搬送する。これにより、中間転写ベルト12上に多重転写されたカラー可視画像が、一括して転写材上に二次転写される。二次転写ローラ9は、二次転写中には、実線で示すように中間転写ベルト12に当接するが、二次転写後は、点線にて示す位置に後退する。
【0028】
クリーナ容器21は、内蔵するクリーニングブレードによって中間転写ベルト12をクリーニングし、二次転写されず中間転写ベルト12上に残ったトナーを、廃トナーとして蓄えるものである。
【0029】
定着器13は、転写材1を搬送させながら、転写材1上のトナー像を定着させるものであり、トナーを加熱する定着ローラ14と、転写材1を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを具備している。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17を内蔵している。
【0030】
28は転写材1の光沢や紙種を判別する転写材センサであり、図1の画像形成装置において転写材搬送路のレジストローラ23より上流に転写材1の画像形成面へ向けて配置されており、転写材1の種類を検知する。
【0031】
図3に本実施例の転写材センサを示す。
【0032】
転写材センサ28は、発光部であるLED301と受光部であるディテクタ302とで構成され、これらの間を転写材が通過する。これによってディテクタ302が受光する転写材透過光量の変化により普通紙、厚紙、OHTなどの転写材の種類を判別する。
【0033】
図の例では、転写材がOHTの場合(a)にディテクタが受光する透過光量303が最大となり、続いて、普通紙(b)、厚紙(c)の順番で透過光量303が減少するので、透過光量の検知結果に基づいてこれらを判別することができる。
【0034】
排紙装置29は、複数の排紙トレイ30および31を備え、トナー画像を形成済みの転写材を仕分けして積載する。転写材を各排紙トレイへ仕分けする際は、図示しない排紙トレイ昇降モータにより排紙トレイを上下に移動させることにより行う。
【0035】
一時トレイ32には、定着器13から搬送されてきた転写材を固定するための一時トレイガイド33が設けられ、ステイプル処理トレイ34には、ステイプルユニット35が設けられている。
【0036】
ステイプル処理時には、一時トレイ32に複数枚の転写材を搬送する。その後、一時トレイ32に搬送された複数枚の転写材に対してステイプル処理トレイ34でステイプルユニット35によりステイプル処理を実施し、ステイプル処理された転写材を排出する。ステイプル動作中であっても、連続して転写材を受け取るため、排紙ローラ36により、一時トレイ内の転写材の束とステイプル処理トレイ内の転写材の束を同時に排出する束排紙動作を行う。そして、一時トレイ内から排出された転写材の束は、ステイプル処理トレイへ、ステイプル処理トレイでステイプル処理された転写材の束は排紙トレイ30、もしくは31へ排出される。
【0037】
続いて、図4を用いて例えば2枚ステイプル処理を行う場合の排紙装置の動作を説明する。
【0038】
1枚目の転写材401がスイッチバック位置402に到達すると、一時トレイ32に搬送され、一時トレイガイド33によって、転写材の後端が押さえられる(図4(a))。
【0039】
1枚目の転写材が一時トレイに搬送されると2枚目の転写材403が画像形成装置から搬送されてくる(図4(b))。
【0040】
2枚目の転写材がスイッチバック位置402に到達すると、一時トレイガイド33を解除し、1、2枚目の転写材をステイプル処理トレイ34方向に搬送する(図4(c))。
【0041】
1、2枚目の転写材の後端が排紙ローラ36のニップ位置に到達すると、排紙ローラ36を逆転させ、ステイプル処理トレイ34へ1、2枚目の転写材を搬送する(図4(d))。
【0042】
ステイプル処理トレイに搬送された1、2枚目の転写材は、ステイプル処理ユニット35によりステイプル処理後、排紙トレイ30へ排出される(図4(e))。
【0043】
以上のように、一時トレイを用いて転写材を一時待機させる場合には、先行紙のステイプル処理に要する時間を確保することができるため、画像形成装置はステイプル処理の有無に関わらず、画像形成間隔を最大のスループットで行うことが可能となる。
【0044】
図5は本実施例における、画像形成装置の排紙制御を説明するフローチャートである。
【0045】
図のフローチャートでは、画像形成装置のコントローラ部、エンジン制御部、及び、排紙オプション制御部の制御フローを個別に記載し、各制御部間の情報の伝達は、図2記載のシリアル通信を用いて行うものとする。
【0046】
なお、本実施例では、普通紙の場合は一時トレイへ収容することができ、厚紙の場合には一時トレイへ収容することが出来ないものとし、以下で、印字モードとして普通紙のステイプル処理が選択された場合について説明する。
【0047】
印字モードの選択は例えば画像形成装置に設けられた不図示のオペレーションパネルで指定したり、画像形成装置に接続されるホストコンピュータ等の不図示の外部装置からコマンドで指定することが可能である。
【0048】
普通紙のステイプル処理が選択された印字動作が開始されると、コントローラ部はエンジン制御部と排紙オプション制御部へ印字開始コマンドを送信する(S501,S502)。
【0049】
エンジン制御部はコマンドを受信すると、露光、現像、転写を繰り返し、中間転写ベルト上にトナー像を形成していく(S503)。このとき、並行して、給紙口(給紙カセット2または給紙トレイ3)より搬送されてきた転写材の種類を転写材センサ28により検知し(S504)、転写材の種類が普通紙か、厚紙かを判断する(S505)。検知した転写材の種類が、普通紙である場合には、印字動作を継続する(S506)。
【0050】
一方、検知した転写材の種類が厚紙である場合には、エンジン制御部は、レジストローラ23の回転を停止しレジストローラ位置に厚紙を残留させ(S507)、コントローラ部に転写材の種類が不適切(ミスプリント)である旨を通知する(S508)。ミスプリントの通知後、エンジン制御部は、レジストローラ23より下流の転写材(先行紙ともいう)に対して印字動作を継続する(S509)。このとき、排紙装置も、正常に印字された転写材に対してはステイプル処理等の排紙処理を継続して実施する(S510)。排紙装置は1枚の転写材の排紙処理が終了するたびにコントローラ部へ排紙終了ステータスを返送する(S511)。
【0051】
コントローラ部は、全ての転写材(先行紙)の排紙処理が終了するのを待って(S512)、エンジン制御部と排紙オプション制御部に排紙コマンドを送信する。さらに、コントローラ部は、レジストローラ23の位置に残留しているミスプリントとなった厚紙を機外に排出する(S513、S514)。
【0052】
以上、説明したように、本実施例によれば、転写材センサにより、排紙装置の一時トレイに収容できない種類の転写材を検知した場合には、その転写材の搬送を一時停止し、印字動作終了後および排紙処理終了後に、その転写材の搬送を再開して機外に排出する。そのため、先行紙のステイプル動作を支障なく行うことができ、なおかつ、一時停止させた転写材は一時トレイ部で紙詰まりすることなく機外に搬出することが可能となる。
【0053】
(実施例2)
実施例1においては、一時トレイに収容できない種類の転写材を検知した場合には、転写材をレジストローラ23の位置で一時停止させ、先行紙のステイプル処理終了後に、排出する例について述べた。
【0054】
本実施例では、一時トレイに収容できない種類の転写材を検知した場合には、レジストローラ部で転写材を一時停止させ、所定時間経過後に転写材の搬送を再開し、機外に排出する。これによって、印字動作の終了後に別途、排紙コマンドを送信して転写材を機外に排出するための時間を不要とすることができる例について述べる。
【0055】
本実施例において、画像形成装置、および排紙装置の構成は実施例1と同様であるため、説明を省略する。
【0056】
図6は本実施例における、画像形成装置の排紙制御を説明するフローチャートである。
【0057】
なお、一時トレイへの収容可能な条件は実施例1と同様とする。
【0058】
普通紙のステイプル処理が選択された印字動作が開始されると、コントローラ部はエンジン制御部と排紙オプション制御部へ印字開始コマンドを送信する(S601,S602)。
【0059】
エンジン制御部はコマンドを受信すると、露光、現像、転写を繰り返し、中間転写ベルト上にトナー像を形成していく(S603)。このとき、並行して、給紙口より搬送されてきた転写材の種類を転写材センサ28により検知し(S604)、転写材の種類が普通紙か、厚紙かを判断する(S605)。検知した転写材の種類が、普通紙である場合には、印字動作を継続する(S606)。
【0060】
一方、検知した転写材の種類が、厚紙である場合には、エンジン制御部は、レジストローラ23の回転を停止させ、レジストローラ位置に厚紙を残留させた後(S607)、コントローラ部にミスプリントである旨を通知する(S608)。エンジン制御部のステータスを受信したコントローラ部は、ミスプリントの対象となった転写材の管理情報を確認し(S609)、排紙オプション制御部にミスプリントが発生した旨と、対象となる転写材の情報を通知する(S610)。
【0061】
ミスプリントの通知後、エンジン制御部は、レジストローラ23より下流の転写材に対して印字動作を継続する(S611)。このとき、排紙装置も、正常に印字された転写材に対してはステイプル処理等の排紙処理を継続して実施する(S612)。
【0062】
エンジン制御部は、S611の印字動作と並行して、S607からの経過時間を計測し、所定時間経過を待って(S613)、搬送ローラ24、レジストローラ23の回転を再開する(S614)。その後、ミスプリントとなった厚紙を排紙装置へ排出する(S615)。このとき、エンジン制御部からコントローラ部を介して、排紙オプション制御部へ厚紙が排出される旨を通知する(S616、S617)。排紙装置は、S609で取得した転写材の情報に基づいて、厚紙が画像形成装置より搬送されてきた場合には、一時トレイへ収容せず、排紙トレイ30、もしくは31へ排出する(S618)。
【0063】
以上、説明したように、本実施例においても、実施例1と同様に、一時トレイへ収容できない種類の転写材が搬送された場合であっても、先行紙のステイプル動作を行うことができ。かつ、転写材が一時トレイ部で紙詰まりすることなく、転写材を機外に搬出することが可能となる。
【0064】
さらに、実施例1に比べ、コントローラ部がエンジン制御部と排紙オプション制御部に対して、コマンドを発行する必要もなく、転写材の排出処理に要する時間を一層短縮することができる。すなわち、全ての先行紙の排紙処理が終了するのを待たずにミスプリントの対象となった転写材(厚紙)の際搬送を開始することができるので、実施例1よりも転写材の排紙処理に要する時間を短縮することができる。
【0065】
なお、エンジン制御部がミスプリントとなった転写材の搬送を再開するまでの待機時間は、先行紙に対する印字動作および排紙装置のステイプル処理に要する時間を考慮して、予め設定しておくことができる。
【0066】
(実施例3)
実施例1、2においては、一時トレイに収容できない種類の転写材を検知した場合には、必ず、転写材をレジストローラ部で停止させ、転写材の搬送間隔を空けて、排出する例について述べた。
【0067】
本実施例では、一時トレイに収容できない種類の転写材を検知した場合に、排紙装置が転写材の搬送間隔を空ける必要が有るか否かの判断し、必要が有る場合にのみ、用紙間隔を空けて転写材を機外に排出する例について述べる。
【0068】
本実施例において、画像形成装置、および排紙装置の構成は実施例1と同様であるため、説明を省略する。
【0069】
図7は本実施例における、画像形成装置の排紙制御を説明するフローチャートである。なお、本実施例においても、一時トレイへの収容可能な条件は実施例1と同様とする。
【0070】
普通紙のステイプル処理が選択された印字動作が開始されると、コントローラ部はエンジン制御部と排紙オプション制御部へ印字開始コマンドを送信する(S701,S702)。エンジン制御部はコマンドを受信すると、露光、現像、転写を繰り返し、中間転写ベルト上にトナー像を形成していく(S703)。このとき、並行して、給紙口より搬送されてきた転写材の種類を転写材センサ28により検知し(S704)、転写材の種類が普通紙か、厚紙かを判断する(S705)。検知した転写材の種類が、普通紙である場合には、印字動作を継続する(S706)。
【0071】
一方、検知した転写材の種類が、厚紙である場合には、エンジン制御部は、レジストローラ23の回転を停止しレジストローラ位置に厚紙を残留させ(S707)、コントローラ部にミスプリントである旨を報知する(S708)。
【0072】
エンジン制御部のステータスを受信したコントローラ部は、ミスプリントの対象となった転写材の管理情報を確認し(S709)、排紙オプション制御部にミスプリントが発生した旨と、対象となる転写材の情報を通知する(S710)。
【0073】
排紙オプション制御部は、S710で取得した転写材の情報と、排紙装置内で管理している現在の排紙処理モード、すなわち先行紙に対する排紙処理態様や、ミスプリントの対象となった転写材の先行紙の搬送情報に基づいて、待機時間を算出する(S711)。例えば、先行紙がステイプル処理を行う場合には、待機時間を5秒、先行紙がステイプル処理を行わない場合には、待機時間は0秒と設定する。そして、S711で決定した待機時間の情報をコントローラ部へ通知する(S712)。
【0074】
ミスプリントの通知後、エンジン制御部は、レジストローラ23より下流の転写材に対して印字動作を継続する(S713)。このとき、排紙装置も正常に印字された転写材に対しては必要に応じたステイプル処理等の排紙処理を継続して実施する(S714)。
コントローラ部は、S712で取得した待機時間だけ待って(S715)、エンジン制御部に搬送再開コマンドを送信する(S716)。
【0075】
エンジン制御部は、搬送再開コマンドを受信すると、搬送ローラ24、レジストローラ23の回転を再開する(S717)。その後、ミスプリントとなった厚紙は排紙装置へ排出される(S718)。このとき、エンジン制御部からコントローラ部を介して、排紙オプション制御部へ厚紙が排出される旨を通知する(S719、S720)。
【0076】
排紙装置は、S710で取得した転写材の情報に基づいて、厚紙が画像形成装置より搬送されてきた場合には、一時トレイへ収容せず、排紙トレイ30、もしくは31へ排出する(S721)。
以上、説明したように、本実施例によれば、実施例1、2と同様に、一時トレイへ収容できない種類の転写材が搬送された場合であっても、先行紙のステイプル動作を行うことができる。なおかつ、転写材が一時トレイ部で紙詰まりすることなく、転写材を機外に搬出することが可能となる。
【0077】
さらに、排紙装置の排紙処理の制御状態に基づいて、待機時間を決定するため、転写材の搬送間隔を空ける必要がある場合にのみ動作させることが可能となり、総合的な排紙処理時間を効果的に短縮することができる。
【0078】
なお、以上の各実施例は、カラーレーザプリンタについての説明であるが、本発明はこれにかぎらず、他の画像形成装置、例えば、モノクロレーザプリンタ、複写機などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明におけるカラー画像形成装置の概略図である。
【図2】本発明におけるカラー画像形成装置のエンジン部と、コントローラ部、排紙オプション制御部の関係を示した図である。
【図3】転写材センサの例を示す概略図である。
【図4】本発明における排紙装置のステイプル処理を説明する図である。
【図5】第1の実施例における排紙制御を説明するフローチャートである。
【図6】第2の実施例における排紙制御を説明するフローチャートである。
【図7】第3の実施例における排紙制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
1 転写材
2 給紙カセット
3 給紙トレイ
9 二次転写ローラ
12 中間転写ベルト
18 ベルト駆動ローラ
19 レジスト前センサ
28 転写材センサ




 

 


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