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発明の名称 シート処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45621(P2007−45621A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−234449(P2005−234449)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 阿部 英人
要約 課題
折りローラによって折られたシートが折りローラの近下流の整合板の一部と搬送方向に重なり合う領域にある状態で、後続のシートを整合することで装置の小型化及び生産性の向上を行うものである。

解決手段
画像形成後のシートに折り処理を行うシート処理装置において、折ローラ対と、整合手段と、前記整合手段を制御する制御手段と、前記折りローラ対に対して整合されたシートを突き出す突き出し手段と、折られたシートを搬送する搬送手段とを有し、前記整合に際し、シートの端にシート幅方向ヘ往復可能な整合板を突き当てて整合し、その整合板の一部は前記折りローラ対の下流に位置し、下流に位置した整合板はシート幅方向に広がった形状を有することで、前記折りローラ対によって折られたシートPが、整合板の下流の一部と折られたシートPが断面で重なる領域内にあるときに後続のシートP2の整合を行うことを可能とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成後のシートに折り処理を行うシート処理装置において、1枚以上のシートを同時に折るための折ローラ対と、シートの端面を揃える整合手段と、前記整合手段を制御する制御手段と、前記折りローラ対に対して整合されたシートを突き出す突き出し手段と、折られたシートを搬送する搬送手段、とを有するシート処理装置において前記整合手段は、シートの少なくとも一方の端にシート幅方向ヘ往復可能な整合板を突き当てて整合し、その整合板の一部は前記折りローラ対の下流に位置し、下流に位置した整合板の一部はシート幅方向に広がった形状を有し、前記折りローラ対によって折られたシートが前記搬送手段によって搬送される際、整合板の一部と折られたシートが搬送方向に重なる領域内で搬送中もしくは停止中の状態においても後続のシートの整合を行うことを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記整合手段はシート長手方向を整合するためのシート突き当て板を有することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記整合手段の整合板は、前記折りローラ対の上下の少なくとも2点以上にて幅方向整合処理を行うことを特徴とする請求項1,2記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は前記整合手段の近上流に設けられた第一の検知手段によって整合手段にシートが入ったことを検知し、検知結果に基づいて前記整合手段の動作を制御することを特徴とする請求項1〜3記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は上流に設けられた第二の検知手段によってシートサイズを検知し、検知結果に基づいて前記整合手段の動作幅を変えることを特徴とする請求項1〜4記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記搬送手段は搬送路内に第三の検知手段を有し、既折りシートが所定の位置に来たことを検知し、シートにプレス及びトリムなどの処理を開始することを特徴とする請求項1〜5記載のシート処理装置。
【請求項7】
前記整合手段は画像形成装置から排出されたシートを受け取るシート処理装置内に備えたことを特徴とする請求項1〜6記載のシート処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はシートの折りまたは中綴じ製本を行うシート処理装置の整合方法に関し、特に省スペースで、且つ生産性を向上するためのシート整合方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、1枚以上のシートを同時に折るための折ローラ対と、シートの折り位置及び複数のシートの端面を揃える整合手段と、前記整合手段を制御する制御手段と、前記折りローラ対に対してシートを突き出す突き出し手段と、折られたシートを搬送する搬送手段とを有するシート処理装置において、シートの幅方向を整合するための整合板はその一部が折りローラ対の近下流まで渡り、且つ平板で構成されていた。
【0003】
従来の整合板を図11に示す。従来の整合板は丸で囲った整合面が平板で構成されているため図10のように、既折りシートPがプレスローラ対の下流に渡っている整合板の一部と搬送方向に重なる領域内で後続のシートP2を整合すると840に示す個所で整合板815と中折り束Pが干渉してしまう。これにより成果物の品位が損なわれる恐れがあった。また平板であるため、高速で中折製本を行うためには、耐久性確保のため板厚をあげる必要があり、これによりコストアップへとつながっていた。
【0004】
このような干渉を避けるために、従来では既折りシートを折りローラ対の下流に設けられた整合板の一部と搬送方向に重なる領域外まで搬送してから後続のシートを整合することで、整合板の一部と既折りシートの干渉を避けていた。しかしこのことが装置全体の大型化及び生産性の低下につながっていた。
【0005】
また成果物の品位を向上するため、シート束の整合精度の向上が望まれていた。
【0006】
従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
【特許文献1】特開2004−284762号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は以上の実情を踏まえて考え出されたものであり、その目的はシート折り装置の小型化、高速化、低コスト化、および高精度化をおこなうための整合方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかるシート処理装置は、1枚以上のシートを同時に折るための折ローラ対と、シートの端面を揃える整合手段と、前記整合手段を制御する制御手段と、前記折りローラ対に対して整合されたシートを突き出す突き出し手段と、折られたシートを搬送する搬送手段、とを有するシート処理装置であり、前記整合手段はシートの端面を押す整合板によってなり、後続のシート束の整合動作時に前記整合板が搬送中の既折りシートと干渉することを防ぐため、整合板にシート幅方向に広がったクランク形状を設けてシートとの干渉を避けている。これにより前記搬送手段の搬送距離の短縮化を可能にし、装置の小型化および処理の高速化を図るものである。また整合個所を前記折りローラ対近くの上下2箇所としたことで、折りを行った際の精度も向上を図っている。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によれば、折りローラ対の下流に位置した整合板の一部のもつクランク部によって幅方向に整合板が広がり、整合板と既中折りシート束との干渉を避けている。これにより中折り束Pと整合板の一部が搬送方向に重なった状態で後続のシート束の整合を可能としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に本発明の一実施の形態であるシート処理装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、シート処理装置の本発明に係る要部は、図9に記載されている。
【0011】
図1は、本発明のシート処理装置が適用可能な画像形成装置としての複写装置1000の内部構造を示す断面図である。複写装置1000は、原稿給送部100、イメージリーダ部200及びプリンタ部300、折り処理部400、フィニッシャ500、中綴じ製本部800(図2参照)、インサータ900等を有する。上記折り処理部400、中綴じ製本部800、インサータ900等は、オプションとして装備することができる。
【0012】
図1を参照して、原稿給送部100のトレイ1001上には、ユーザから見て正立状態で、且つ、フェイスアップ状態(画像が形成されている面が上向きの状態)で原稿Dがセットされているものとし、原稿Dの綴じ位置(綴じしろ)は、原稿Dの左端部に位置するものとする。トレイ1001上にセットされた原稿Dは、原稿給送部100により先頭頁から順に1枚ずつ左方向(図の矢印方向)、即ち、綴じ位置を先端にして搬送される。そして、更に該原稿Dは、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左方向から右方向へ搬送され、その後排紙トレイ112上に排出される。なお、この際、スキャナユニット104は、所定の位置に保持された状態にあり、該スキャナユニット104上を原稿が左から右へと通過することにより原稿Dの読取処理が行われる。上述した読み取り方法を原稿流し読みとする。原稿Dがプラテンガラス102上を通過する際、該原稿Dは、スキャナユニット104のランプ103により照射され、その原稿Dからの反射光がミラー105、106、107、レンズ108を介してイメージセンサ109に導かれる。
【0013】
なお、原稿給送部100により搬送した原稿Dをプラテンガラス102上に一旦停止させ、その状態でスキャナユニット104を左から右へと移動させることにより原稿Dの読取処理を行うことも出来る。この読み取り方法を原稿固定読みとする。原稿給送部100を使用しないで原稿Dの読み取りを行わせる場合、ユーザは、原稿給送部100を持ち上げ、プラテンガラス102上に原稿Dをセットする。この場合、上述した原稿固定読みが行なわれる。
【0014】
イメージセンサ109により読み取られた原稿Dの画像データは、所定の画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
【0015】
感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像器113により現像され、トナー像として可視化される。一方、記録紙は、カセット114、115、手差し給紙部125、両面搬送パス122の何れかから転写部116へ搬送される。そして、可視化されたトナー像が転写部116において記録紙に転写される。転写後の記録紙は、定着部177にて定着処理が施される。
【0016】
そして、定着部177を通過した記録紙をフラッパ121により一旦両面搬送パス122に導き、記録紙の後端がフラッパ121を抜けた後に、スイッチバックさせ、フラッパ121により排出ローラ118へ搬送する。そして、排出ローラ118により該記録紙をプリンタ部300から排出する。これによりトナー像が形成された面を下向きの状態(フェイスダウン)でプリンタ部300から排出できる。これを反転排紙と称する。
【0017】
上述したようにフェイスダウンで記録紙を機外に排出することにより、先頭頁から順に画像形成処理を行う場合、例えば、原稿給送部100を使用して画像形成処理を行う場合や、コンピュータからの画像データに対する画像形成処理を行う場合に頁順序を揃えることが出来る。
【0018】
また、シートの両面に画像形成処理を行う場合は、シートを定着部177からまっすぐ排出ローラ118方向へと導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた直後にシートをスイッチバックし、フラッパ121により両面搬送パス122へと導く。
【0019】
次に、折り処理部400及びフィニッシャ500の構成について、図1、図2を参照ながら説明する。
【0020】
折り処理部400は、プリンタ部300から排出されたシートを導入し、フィニッシャ500側に導くための搬送パス131を有する。搬送パス131上には、搬送ローラ対130及び133が設けられている。また、搬送ローラ対133の近傍に設けられた切替フラッパ135は、搬送ローラ対130により搬送されたシートを折りパス136またはフィニッシャ500側に導くためのものである。
【0021】
シートの折り処理を行う場合、切替フラッパ135を折りパス136側に切り替え、シートを折りパス136に導く。折りパス136に導かれたシートは、折りローラ140まで搬送され、Z型に折り畳まれる。一方、折り処理を行わない場合は、切替フラッパ135をフィニッシャ側500に切り換え、プリンタ部300から排出されたシートを、搬送パス131を介して、直接送り込む。
【0022】
折りパス136を搬送されたシートは、ストッパ137に先端を突き当てることで形成されるループが、折りローラ140、141により折られる。この折り曲げ部を、上方のストッパ143に突き当てることで形成された部ループを、折りローラ141、142により更に折ることで、シートは、Z折りされる。このZ折りシートは、搬送パス145を介して搬送パス131に送られ、排出ローラ133により下流側に付設されたフィニッシャ500に排出される。なお、折り処理部400による折り処理動作は選択的に行われる。
【0023】
フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたプリンタ部300からのシートを取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して、1つのシート束として束ねる処理、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、ソート処理、ノンソート処理等のシートの処理を行うためのものである。
【0024】
図2に示すように、フィニッシャ500は、折り処理部400を介して搬送されたシートを装置内部に取り込むための搬送パス520が有り、搬送パス520には、入口ローラ対501から順番に508まで、搬送ローラ対が設けられている。
【0025】
搬送ローラ502と搬送ローラ503の間にはパンチユニット530が設けられており、パンチユニット530は必要に応じて動作を行い、搬送されるシートの後端部に穴あけ(穿孔)処理を行う。
【0026】
搬送パス520終端に設けられたフラッパー513は、下流に繋がれた上排紙パス521と下排紙パス522とに経路を切り替えるものである。上排紙パス521は、上排紙ローラ509により、上スタックトレイへの排紙を行う。一方、下排紙パス522は、搬送ローラ対510、511、512が設けられ、処理トレイ550への排紙を行う。処理トレイ550に排紙されるシートは順次整合処理されながら束状に収容され、操作部1からの設定に応じて、仕分け処理やステイプル処理が行われ、その後、束排紙ローラ対551によりスタックトレイ700、701に排出される。
【0027】
なお、上記したステイプル処理はステイプラ560により行われるものであり、ステイプラ560は幅方向に移動可能となっており、シートの任意の位置にステイプルする事ができる。スタックトレイ700、701は上下方向に移動可能に構成されており、上側のスタックトレイ701は上排紙パス521と処理トレイ550からのシートを、また、下側のスタックトレイ700は、処理トレイ550からのシートを受け取ることができる。このようにして、スタックトレイ700、701には大量のシートを積載する事ができ、積載されたシートはその後端を上下方向に伸びる後端ガイド710に規制されて整列される。
【0028】
次に、中綴じ製本部800の構成を説明する。
【0029】
前記下排紙パス522の途中に設けられた切替フラッパ514により、右側に切り替えられたシートは、サドル排紙パス523を通過して、中綴じ製本部800へ送られる。シートはサドル入口ローラ対801に受け渡され、サイズに応じてソレノイドにより動作するフラッパ802により搬入口を選択されて、中綴じ製本部800の収納ガイド803内に搬入される。搬入されたシートは滑りローラ804により先端が可動式のシート位置決め部材805に接するまで搬送される。サドル入り口ローラ対801と滑りローラ804はモータM1により駆動される。また、収納ガイド803の途中位置には、収納ガイド803を挟んで対向配置されたステイプラ820が設けられている。ステイプラ820は、針を突き出すドライバー820aと突き出された針を折り曲げるアンビル820bとに分割されている。なお、前記のシート位置決め部材805は、シート搬入時において、シート搬送方向中央部が、このステイプラ820の綴じ位置になる位置で停止する。シート位置決め部材805は、モータM2の駆動を受けて移動自在であり、シートサイズに応じて位置を変える。
【0030】
ステイプラ820の下流側には、折りローラ対810a、810bが設けられており、折りローラ対810a、810bの対向位置には、突き出し部材830が設けられている。この突き出し部材830は、収納ガイド803から退避した位置をホームポジションとしていて、モータM3の駆動により収納されたシート束に向けて突出すことにより、シート束を、折りローラ対810a、810bのニップに押し込みながら折り畳むものである。突き出し部材830はその後、再びホームポジションに戻る。なお、折りローラ対810間には、束に折り目付けをするのに充分な圧F1が不図示のバネにより掛けられている。折り目付けされた束は、第1折搬送ローラ対811a、811b、第2折搬送ローラ対812a、812bを介して、折束排出トレイ850に排出される。第1折搬送ローラ対811、及び第2折搬送ローラ対812にも、折り目付けされた束を搬送、停止させるのに充分な圧F2、F3が掛けられている。
【0031】
813は、折りローラ対810と第1折搬送ローラ対811間をつなぐ搬送ガイドであり、814は第1折搬送ローラ対811と第2折搬送ローラ対812をつなぐ搬送ガイドである。なお、折りローラ対810、第1折搬送ローラ対811、第2折搬送ローラ対812は、同一のモータM4(不図示)により等速回転する。
【0032】
また、ステイプラ820で綴じられたシート束を折り畳む場合は、ステイプル処理終了後に、シート束のステイプル位置が折りローラ対810のニップ位置にくるように、シート位置決め部材805を、ステイプル処理時の場所から所定距離降下させる。これによりステイプル処理を施した位置を中心にしてシート束を折り畳むことが出来る。
【0033】
また、815は折りローラ対810a、810bの外周面を周りながら収納ガイド803に突出した面を持ち、収納ガイド803に収納されたシートを整合する整合板対である。整合板対815は、モータM5の駆動を受けて、シートに対し、挟みこみ方向に移動する事によって、シートの幅方向の位置決めを行う。
【0034】
そして、前記第2折搬送ローラ対812の下流には、折束排出トレイ850と空間的に重なって折り目プレスユニット860が設けられている。この折り目プレス手段860は、プレスローラ対861を支持したプレスホルダー862を有し、プレスローラ対861が折り目をニップした状態で、プレスホルダー862を折り目方向に移動させる事で、折り目を強化するものである。
【0035】
次に、フィニッシャ500の上部に設けられたインサータ900を図2を用いて説明する。インサータ900は、記録紙の先頭頁、最終頁、または、途中頁に、通常の記録紙とは別のシート(インサートシート)を挿入するためのものであり、プリンタ部300にて画像が形成されたシート間にインサートシートや表紙用のシートを挿入するためのものである。
【0036】
インサータ900は、ユーザーによりインサートトレイ901、902にセットされたシートを、プリンタ部300を通さずに、サンプルトレイ701、スタックトレイ700、折束排出トレイ850のいずれかに給送するためのものであり、インサートトレイ901、902上に積載されたシート束は、1枚ずつ順次分離され、所望のタイミングでフィニッシャパス520に合流する。
【0037】
図3は、複写装置1000のブロック図である。CPU回路部150は、CPU(不図示)を有し、ROM151に格納された制御プログラム及び操作部1の設定に従い、原稿給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301、折り処理制御部401、フィニッシャ制御部501、外部I/F203を制御する。そして、原稿給送制御部101は原稿給送部100を、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を、プリンタ制御部301はプリンタ部300を、折り処理制御部401は折り処理部400を、フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500、中綴じ製本部800、インサータ900を制御する。操作部1は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を有し、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
【0038】
RAM152は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F203は、複写装置1000と外部のコンピュータ204とのインタフェースであり、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部202へ出力する。また、イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へは、イメージセンサ(不図示)で読み取った原稿の画像が出力される。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202からの画像データを露光制御部(不図示)へ出力する。
【0039】
次に、上記構成に基づき、サドルステッチャ部800による中綴じ製本について、シートの流れとともに各部の動作を説明する。
【0040】
ユーザにより、中綴じ製本モードが設定されると、適宜面付けされて画像形成されたシートPが順次、プリンタ部300の排紙ローラ118から排出される。シートPは、折り部400を通過し、入口ローラ対501に受け渡された後、搬送パス520を通過して、下排紙パス522に進入する。その後のシートは、下排紙パス522途中の切替フラッパ514によりサドル排紙パス523に導かれる。
【0041】
導かれたシートは図4に示す中綴じ製本部に収納される。以後図5以下の断面図を用いて説明する。サドル排紙パス523を通ったシートPはシートサイズに応じたフラッパ802にガイドされながら収納ガイド803に排出されて、また、滑りローラ804の搬送力も受けながら、予めシートサイズに適合した位置で停止しているシート位置決め部材805に突き当てられて、搬送方向の位置決めがされる。続いて、シート排出時には支障のない位置で待機していた図9に示す整合板対815における8151部と8152部の二箇所にてシートの幅方向幅の挟み込みがなされて位置決めが行われる。以上のシート収容、整合動作が、シートPが排出されるごとに行われる。最終シートの整合が終了すると、ステイプラ820がシート束の搬送方向中央部を針綴じする。針綴じされた束は、図6に示すように、シート位置決め部材805の移動に伴って、下方(矢印D方向)に移動する。シート位置決め部材805は、シート束の中央部、すなわち針綴じ部が、折りローラ対810のニップに相当する位置で停止する。次に、待機位置にいた突き出し部材830が折りローラ対810のニップへと動き出し(矢印E方向)、シート束Pはその中央部が折りローラ対810を押し広げながら移動して、ローラのニップに挿入されて折りたたまれる(図7)。このとき、折りローラ対810は第1折搬送ローラ対811、第2折搬送ローラ対812とともに、モータM4(不図示)の駆動を受けて矢印方向に回転しており、折られたシート束(中折り束)Pは折り目を先頭にして搬送ガイド813、814内を搬送して行く。そして図8に示すように、中折り束Pは、折り目が、プレスローラ対861にニップさせる位置まで搬送されると、モータM4により停止する。この時上述したように、中折り束Pは搬送方向中心を挟んで、先端部を第2折搬送ローラ対812で、後端側を第1折搬送ローラ対811、及び中折り束のサイズ(搬送方向の長さ)によっては、折りローラ対810で確実に保持される。その後プレスローラ対861がシート幅方向に走行し折り目を強化する。また図8に示す後続のシート束P2は突き出し部材830が突き出しを行い退避位置に移動した後、収納ガイド内に搬送される。そして中折り束Pがプレスローラ対861にプレスされている状態で、整合板815によって整合が行われる。このとき整合板は図9の8153部のクランク形状によってシート幅方向に広がっているため840にて示す個所において中折束Pとの干渉を生じない。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明が適用可能な画像形成装置の縦断正面図
【図2】本発明に係るシート後処理装置の縦断正面図
【図3】制御に係るブロック図
【図4】本発明に係るシート後処理装置のシートの流れを示す図
【図5】本発明に係るシート後処理装置のシートの流れを示す図
【図6】本発明に係るシート後処理装置のシートの流れを示す図
【図7】本発明に係るシート後処理装置のシートの流れを示す図
【図8】本発明に係るシート後処理装置のシートの流れを示す図
【図9】整合手段の斜視図
【図10】従来の整合板における問題発生個所の図
【図11】従来の整合板を示す図
【符号の説明】
【0043】
300 プリンター部
400 折り処理部
500 フィニッシャ
700、701 スタックトレイ
800 中綴じ製本部
803 収納ガイド
805 シート位置決め部材
810 折りローラ対
811 第1折搬送ローラ対
812 第2折搬送ローラ対
813、814 搬送ガイド
820 ステイプラ
830 突き出し部材
850 折束排出トレイ
860 折り目プレスユニット
861 プレスローラ対
862 プレスホルダー




 

 


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