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シート整合装置およびそれを備えた画像形成装置 - キヤノン株式会社
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発明の名称 シート整合装置およびそれを備えた画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45610(P2007−45610A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−233905(P2005−233905)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100095315
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕幸
発明者 辻 寛治
要約 課題
シート束にステイプル綴じなど後処理を施すシート整合装置にあって、整合機能と排出機能とを兼用させた部材構成とすることにより、部材点数の削減による装置の簡素化とコストダウンを実現する。

解決手段
パドル(シート整合排出部材)14は、シート整合部材とシート束排出部材の2つの部材を兼用する。プリンタ本体から出力されて積載部12に搬入されてきたシートS1は、シート先端をこの場合3つのパドル14に突き当てられ、そこを整合位置として規制を受けて整合される。シートS1の所定数が積載されて束になるとステイプル綴じなど後処理が施される。後処理が施された後、搬送ベルト15が時計廻り方向へ回動し、同時に3つのパドル14が同方向へ周回してシート束の背後の押圧位置に回り込む。なおも搬送ベルト15が回動するとパドル14の下流側への移動で後押しされてシート束がスタッカトレイ17に向けて排出される。
特許請求の範囲
【請求項1】
積載部に搬入されたシートの搬入方向の下流側端部を当接させて整合するとともに、整合されたシートの搬入方向の上流側端部を押圧して排出するシート整合排出部材を有し、
前記シート整合排出部材が、シートの前記下流側端部から離れて前記上流側端部に向かって移動することを特徴とするシート整合装置。
【請求項2】
前記シート整合排出部材が複数からなる場合にその少なくとも1つが、シート前記上流側端部に向かって移動することを特徴とする請求項1に記載のシート整合装置。
【請求項3】
前記複数のシート整合排出部材のうち少なくとも1つと他のシート整合排出部材との間にシートの前記上流側端部および前記下流側端部を挟み込んでシートを整合することを特徴とする請求項2に記載のシート整合装置。
【請求項4】
シートを挟み込んで整合する位置まで前記複数のシート整合排出部材のうち少なくとも1つを移動させる送り部材を有し、その挟み込み時に前記他のシート整合排出部材との間の距離がシート搬入方向へのシート長さ以下となるように前記送り部材の位置を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項3に記載のシート整合装置。
【請求項5】
前記制御手段は、シートのサイズ情報に基づいて前記送り部材の作動を制御することを特徴とする請求項4に記載のシート整合装置。
【請求項6】
前記シート整合排出部材の少なくとも1つと前記他のシート整合排出部材とが、シートの前記下流側端部に当接する位置と前記上流側端部を押圧する位置とに交互に入れ替わることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項7】
前記移動するシート整合排出部材の少なくとも1つがシートの前記上流側端部を押圧して排出することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項8】
前記シート整合排出部材は、複数の前記送り部材に各々設けられていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項9】
前記シート整合排出部材は、前記送り部材に一体的に設けられていることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項10】
前記送り部材は、無端状のベルトであることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項11】
前記シート整合排出部材がシートを押さえ込むためのオーバーハング部を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート整合装置。
【請求項12】
前記オーバーハング部の形状が逆さL字状またはT字状であることを特徴とする請求項11に記載のシート整合装置。
【請求項13】
シート上に画像形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像形成されたシートを整合するシート整合装置と、を備え、前記シート整合装置は請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート整合装置であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項14】
シート上に画像形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像形成されたシートを整合するシート整合装置と、前記シート整合装置を制御する制御手段と、を備え、前記シート整合装置は請求項1に記載のシート整合装置であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】
前記シート整合装置は複数のシート整合排出部材を有し、前記複数のシート整合排出部材のうち少なくとも1つを、他のシート整合排出部材との間にシートを挟み込んで整合する位置まで移動させる送り部材を有し、前記制御手段は、その挟み込み時に前記他のシート整合排出部材との間の距離がシート搬入方向へのシート長さ以下となるように前記送り部材を制御することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
【請求項16】
前記制御手段は、シートのサイズ情報に基づいて前記送り部材の作動を制御することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステイプル綴じなどの後処理を施すために積載されたシートを整合させるためのシート整合装置に関し、そのシート整合装置を装備する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、複写機などの画像形成装置では、記録シート上に画像情報を記録後、排出されてきた記録シートを積載部に収容して束ねて例えばステイプル綴じなどを施すといった後処理への要望が増加している。ステイプル綴じなどの後処理を施す場合、仕上がりの体裁や見栄えを良くするために、積載部に積載された記録シートの束のエッジを整合させて揃えることが求められる。整合されたシート束にはステイプル機構でステイプル綴じなどが施され、後処理を終えたシート束は積載部からスタッカトレイに排出される。シート束排出方式の1つに、搬送ローラの回転摩擦力でシート束を積載部から排出する構造がある。また他のシート束排出方式として、スライド押出し機構でシート束の一端を後押しして排出する構造が知られている。
【0003】
図11(a),(b)は、上記後者のスライド押出し機構によるシート束排出方式を採用したシート処理装置の一例を概略的に示す。
【0004】
画像形成装置本体にて画像形成を終えたシートS1は、一対の搬送ローラ31によって図の左側上流から右側下流へ向かって排出され、積載部32に搬入して積載される。積載部32に設けられた整合パドル機構33でシートS1を一旦上流側に押し戻し、そこに設けられている規制ストッパ34に突き当ててシートS1の「後端(エッジ)」を揃えて整合させる。さらに搬送方向に直交する方向についても不図示の整合手段によって整合させる。そのようにして、所定枚数のシートS1が整合され、シート束S2としたものに不図示のステイプル機構でステイプル処理などが施される。それに続いて、駆動側と従動側のベルトローラ37a,37b間に捲回して張架された搬送ベルト35が図中時計廻り方向へ、図11(b)のように、回動走行を開始する。搬送ベルト35には押出用パドル36がベルト表面からほぼ直角に、一体的に設けてあり、この押出用パドル36を図の左側上流から右側下流の方向へ直線移動させ、処理済みシート束S2の後端を後押しして前方下流側へ押し出し、スタッカトレイ38に排出する。このような構造のスライド押出し機構を設けたシート処理装置に関して提案されたものに、例えば特許文献1がある。
【0005】
【特許文献1】特開2000−219399号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、図11(a),(b)に示されたスライド押出し機構の場合、部材点数が増えて装置を複雑化し、コスト面で不利である。すなわち、シート整合時に機能する規制ストッパ34と、処理済みシート束排出時に機能する押出用パドル36とを機能分担化して設けているために、部材点数が増えてしまう。
【0007】
したがって、本発明の目的は、シート束にステイプル綴じ処理など後処理を施すシート処理装置にあって、シートの整合機能と処理済みシート束の排出機能とを兼用させた部材構成とすることによって、部材点数の削減による装置の簡素化とコストダウンを実現するシート整合装置および画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の代表的なシート整合装置は、積載部に搬入されたシートの搬入方向の下流側端部を当接させて整合するとともに、整合されたシートの搬入方向の上流側端部を押圧して排出するシート整合排出部材を有し、前記シート整合排出部材が、シートの前記下流側端部から離れて前記上流側端部に向かって移動することを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の代表的な画像形成装置は、シート上に画像形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像形成されたシートを整合するシート整合装置と、を備え、前記シート整合装置は上記シート整合装置であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のシート整合装置によれば、シート整合排出部材が、積載部に搬入されてきたシートの先端を突き当てさせて規制する整合部材として働き、また積載されたシートの束を後押しして排出するシート束排出部材としても働く。したがって、1つの部材でもって両機能を兼備することで、部材点数が半減し、装置の簡素化およびコスト低減が実現される。
【0011】
また、本発明の画像形成装置によれば、上記のように部材点数が少なく簡潔な構造のシート整合装置を備えることで、画像形成装置本体の大型化を抑えることなどに有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明のシート整合装置および画像形成装置のそれぞれ好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態においては、例えばレーザビームプリンタのごとき画像形成装置に装着される後処理装置としてのシート整合装置について示す。
【0013】
<画像形成装置>
はじめに、図1は、本実施形態のシート整合装置への理解が深められるよう、画像形成装置の一例として電子写真方式レーザビームプリンタを概略的に示す。露光手段のスキャナ1は、パーソナルコンピュータやホストコンピュータなどの上位装置から送信されてきた画像情報の信号に基づき、スキャナ1によってレーザ光の強度を変調し、帯電手段の帯電器2によってその表面を一様に帯電された像担持体である感光体ドラム3上に照射して静電潜像を形成する。静電潜像は、感光体ドラム3の矢印方向への回転によって現像装置4と感光体ドラム3との対向部へと搬送され、現像装置4によって順次現像される。そして、現像されたトナー像はシート給送装置6から送られてきた記録紙、この場合は被転写材であるシートSに転写ローラ7で転写される。トナー像を転写されたシートSは感光体ドラム3の回転と共に分離され、定着装置8へと送り出される。定着装置8から送り出されたシートSは、図2以下に示す本実施形態のシート整合装置10に向けて排出される。
【0014】
<シート整合装置>
(第1の実施形態)
図2(a),(b)に示すように、シート整合装置10は積載部12を有し、この場合画像形成装置本体(図1;定着装置8)から排出されたシートS1が、上下一対の搬送ローラ11で図の左側上流から右側下流へ矢印S方向の搬入方向から送り込まれ、1枚ずつ積載部12上に積み重ねられる。本実施形態においてパドル(シート整合排出部材)14は、積載部12のシート積載面から下方に退避して回転自在に設けられた無端状の搬送ベルト(送り部材)15に、周回上方位置においては積載部12のシート積載面から突出するよう一体的に設けられている。シートS1の搬入方向下流側の端部は、積載部12の上方に設けられた整合パドル機構13を作動させて下流側に送られ、下流で待ち構えているパドル14に突き当てられる。
【0015】
このパドル14は、図2(b)のように、シートS1の先端を安定して突き当てさせるために、本実施形態ではシート搬入方向と交差する方向に等間隔に3つが配置されている。シートの重心を挟んで広いスパンで設けられたパドル14にシートS1の先端を当接させることで、シートの重心から外れた片側の先端のみに当接することによって生じるシートの回転を抑えて整合することができる。それら3つのパドル14は共通の駆動源(不図示)から駆動を受けて一体的に回動走行が可能な3つの並設された上記搬送ベルト15のベルト表面に一体的に設けられている。搬入されてきたシートS1の先端である下流側端部が当接する位置が、3つのパドル14のホームポジション〔図2(a),(b)に示す位置〕になっている。すなわち、シートS1はその整合位置で待機する3つのパドル14に突き当てられ、1枚ずつ搬入されるごとにシート先端(エッジ)を揃えて整合される。
【0016】
平行な3つの搬送ベルト15はそれぞれ、上流側から下流側に向かう方向へ、この場合は図2(a)中の時計廻り方向へ回動走行し、駆動側と従動側のベルトローラ16a,16b間に捲回して張架されている。各搬送ベルト15のベルト表面には上記パドル14が一体的にほぼ直角に立ち上げて設けられ、ベルト軌道上を時計廻り方向へ周回するようになっている。その周回動作によって、3つのパドル14は一体に、上記ホームポジションの整合位置からシートS1の背後に回り込んだ押圧位置まで、つまりシート搬入方向上流側端部であるシート後端に当接してシート束を下流方向へ押し出せる位置まで周回移動する。
【0017】
図4の機能ブロック図を参照して本実施形態によるシート整合装置10の構成を示す。
【0018】
本シート整合装置10は上記電子写真方式のレーザビームプリンタに装備された装置全体の制御を司る制御装置40によって直接作動を制御されるか、もしくは本シート整合装置専用に設けられた制御装置を介して作動を制御される。制御装置40は、演算部および制御部などからなるCPU(中央演算処理ユニット)、RAMやROMなどによる記憶部、そして入出力(I/O)ポートなどからなっている。
【0019】
プリンタ本体の定着装置8から排出されて送り込まれてきたシートSに関するサイズなどの情報は、例えばシート情報格納手段41に入力されて履歴情報などとして記憶して格納しておくことができる。シート情報格納手段41には、シートSに関する定型サイズ、不定型サイズおよび紙質などのシート情報が格納されている。シート情報格納手段41から読み出されたシート情報を制御装置40は取得することができる。制御装置40は、定着装置8から排出されて搬送ローラ対11によってシート整合装置10に送り込まれてきたシートS1についても、予めそのシートS1のサイズなど情報を取得している。その取得情報に基づいて制御装置40は3つのパドル14を移動させてシートS1を下流方向へ押し出すのに必要な移動距離や移動位置について演算を行う。演算結果から、制御装置40は搬送ベルト15を周回移動させる距離を算出し、作動信号を出力して駆動源モータ42を駆動させる。また、シートS1が積載部12上に搬入されてきたことを検出するシート検出センサ42が適宜位置に設けられている。シート検出センサ42からの検出信号は制御装置40に送信され、制御装置40はその検出信号を起動の作動信号として出力し、駆動源モータなどの駆動部42を作動オンさせる。
【0020】
また、シート計数手段43を有し、搬送ローラ対11によって積載部12上に送り込まれてきたシートS1の枚数をカウントし、そのカウントしたシート計数値を逐一制御装置40へ送信するようになっている。後述するように、積載部12上にてシートS1の積載枚数が所定枚数に達したならば、ステイプル綴じ処理などに備えて制御装置40は搬送ローラ対11によるシートS1の搬入を一時停止するよう制御するようになっている。
【0021】
次に、図5のフローチャートを参照して本実施形態のシート整合装置10の動作例を説明する。
【0022】
プリンタ本体にて現在、画像の記録が行われているシートS1に関してサイズなどのシート情報はシート情報格納手段41に送られて記憶される。制御装置40は予めシート情報格納手段41から現在実行中のシート情報を取得し、積載部12に搬入されてくる記録済みのシートS1のサイズなどに関するシート情報を認識している(ステップ:S1)。
【0023】
プリンタ本体の定着装置8から排出されてきたシートS1は、搬送ローラ対11によって積載部12に搬入される(ステップ:S2)。搬入されたシートS1は整合パドル機構13の掻き寄せ動作で強制的に下流側で待機している3つのパドル14に突き当てられ、シート搬入方向の下流側端部であるシート先端が整合される(ステップ:S3)。さらに、搬送方向に垂直な方向についても制御装置40によってシートの側端が整合される。その間、搬入されかつ整合されたシートS1の枚数をシート計数手段43はカウントする(ステップ:S4)。
【0024】
制御装置40は、シート計数手段43によって計数されたシートS1のカウント数が所定枚数に達した否かを監視している(ステップ:S5)。所定枚数に達したとき(Yes)、それを判断した制御装置40は搬送駆動系に対してオフ指示の信号を出力し、シートS1の積載部12への搬入を一時停止させる。
【0025】
積載部12上では、所定枚数積載して束ねられたシートS1の束(図3中符号S2)を例えば仕分けであるとか、ステイプル綴じなどといった後処理が専用装置(不図示)によって施される(ステップ:S6)。
【0026】
制御装置40は、ステイプル綴じ処理など後処理が終了したか否かを監視し(ステップ:S7)、処理を終えたと判断すると(Yes)、制御装置40は駆動源モータによる駆動部42に対して作動信号を送って起動させる(ステップ:S8)。モータ起動による回転動力は好適速度に減速などされて駆動側の例えばベルトローラ16aに伝達される。
【0027】
図3に示すように、ベルトローラ16aの回転開始によって3つの搬送ベルト15は一体に時計廻り方向へ回動走行し(ステップ:S9)、それと一体に3つのパドル14も時計廻り方向へ周回する(ステップ:S10)。シート束S2の背後、つまりシートの搬入方向上流側端部に回り込んだ3つのパドル14は、そこからさらに図の左側から右側の下流方向へ移動してシート束S2を押圧する(ステップ:S11)。シート束S2はそのまま積載部12から搬出され、スタックトレイ17に排出される(ステップ:S12)。
【0028】
以上から理解されるように、この第1の実施形態によるシート整合装置10によれば、ストッパ兼排出パドルとして働くパドル14だけでもって、「シート整合部材」および「シート束排出部材」の2つの機能を兼備して遂行する。すなわち、図11(a),(b)に示された従来のシート処理装置の場合、「シート整合部材」である規制ストッパ34を有し、さらに「シート束排出部材」である押出用パドル36を要した。それに対して、本実施形態では、上記のような規制ストッパ34を別途設ける必要がなくなるので、部材点数が半減し、シート整合装置全体が簡素化されかつ小型化も可能となり、もちろんコスト低減も実現できる。
【0029】
さらに、重要なことは、本実施形態においては、プリンタ本体から排出されてくるシートS1のシートサイズ情報を取得することで、制御装置40によって搬送ベルト15の移動距離や位置を制御し、パドル位置を変更できる点がある。図2(a)に示すパドル14のホームポジションつまりシート搬入方向下流側端部であるシート先端の整合位置をシートS1のサイズ情報に基づいて変更できる。すなわち、搬送ローラ11によって送り込まれたシート後端の積載部12上での積載位置をシートサイズによらず一定に保つ必要性から、シート先端位置をシートS1のサイズに応じて自在に調整することができる。本実施形態においては、プリンタ本体に設けられた制御装置40によって直接作動を制御される構成について説明したが、前述したようにシート処理装置側に制御手段を設け、それを介して作動を制御されるようにしても良い。
【0030】
なお、本実施形態では、ストッパ兼排出パドルとして機能するシート整合排出部材に3つのパドル14からなるものが示されている。しかし、そうした3つというパドル数に限定されるものではない。シートの姿勢を崩さず、安定して整合、排出できる寸法関係において許される範囲内であれば、3つのパドル14を1枚のブレード状またはプレート状にすることもできる。要するに、本実施形態においてはパドル14の数が幾つであろうと一体的に機能するものとして考える。また、本実施形態では、一体的に動作するパドル14を移動させる送り部材として、共通の駆動源から駆動を受けて回転走行する3本の無端状の搬送ベルト15を用いた構成について説明した。しかしそれに限定されることなく、パドル14をそれぞれ複数の駆動源により独立して回動走行が可能な構成にしてもよい。また、パドル14を移動させる送り部材としても搬送ベルト15に限らず、パドル14がシート積載領域に出没することによってシート先端側からシート後端側に回り込むことができるものであればよい。例えば、シート積載面と同一面上にシート積載領域の内外に跨って設けられた楕円状のレールでもよい。さらに、パドル14と搬送ベルト15は駆動が伝達されればよく、一体である必要はない。
【0031】
(第2の実施形態)
つぎに、図6(a),(b)は、第2の実施形態を示す。第1の実施形態との相異を明らかにするために図2(a),(b)および図3で示された各部材に対応するものに同一符号を付してある。本実施形態の場合、パドル14が3つである点は第1の実施形態と同様であるが、3つのパドル14がそれぞれ設けられる搬送ベルト15が各々異なる駆動源により駆動される点が異なっている。整合位置にてシートS1の先端を整合した後、中央1つのパドル14Bだけをシート後端の押圧位置へ移動させ、両側2つのパドル14Aはそのままシート先端整合位置に待機させる。
【0032】
両側2つのパドル14Aは、プリンタ本体側の搬送ローラ対11によって積載部12に送り込まれてきたシートS1の先端を突き当てさせる規制ストッパとして機能する。中央1つのパドル14Bは、先端突き当て後のシート束S2に対して、その後端側に回り込んで束後端を先端側のパドル14Aの方向に押し込んで両側から挟み込むことによってシート搬入方向の整合を行う(以下、挟み込み整合という)。整合パドル機構13によって先端側をパドル14に当接させるだけの整合の場合、シート先端の撓みによって逆方向に戻ってしまう可能性があるため、先端、後端を挟み込むことによってより確実な整合が行われる。シート搬入時に、パドル14Bを両側2つのパドル14Aとともにシート先端整合位置に設定してもよいが、シートの回転を抑えるにはシートの重心を挟んで配置される両側2つのパドル14Aでシートを当接させれば十分である。また、シート先端整合位置からシート後端押圧位置に移動する時間がかかってしまうため、シート先端整合位置とシート後端押圧位置の間の、シート搬入の際に邪魔にならない所定の位置に待機させて置けばよい。これにより整合時間が短縮される。挟み込み整合が完了すると、両側2つのパドル14Aはシート先端から離れる方向に、シート束の排出を妨げない位置まで移動する。その後、シート束はパドル14Bによってスタッカトレイ17に排出される。本実施形態においては、パドル14Bを1つとして説明したが、安定したシート束搬送のためには幅方向に間隔をおいて設けた複数のパドルによって押出す構成が好ましい。
【0033】
中央1つのパドル14Bが周回してシート束S2の背後の押圧位置まで回り込んだとき、先端側の整合位置にて存在する両側2つのパドル14Aとの間の距離がシートS1(シート束S2)の長さ以下の所定の距離になるまでパドルの移動が行われる。この所定の距離はシートのサイズに応じて決められる。プリンタ本体側の制御手段によって直接、あるいはシート整合装置側の制御手段を介してパドルの移動制御を行うことにより、積載部12上に搬入されるシートS1を1枚ごと無理なく過不足のない適度な規制力でシート搬入方向に整合することが可能となる。シート搬入によるシート先端当接時にある程度の整合がなされるので、1つのシート束の搬入が完了した時点で一度だけ挟み込み整合を行うようにすれば整合時間はさらに短縮される。さらに、パドル14A、14Bをともに図6(a)中、時計廻りにのみ回転可能とし、シート束S2の排出ごとにそれぞれの分担を入れ替えるようにしてもよい。搬送ベルト15の一方向の回転によりシート先端規制、挟み込み整合、シート束排出が順番に行われるので効率がよい。パドル14A、14Bが整合、シート束排出のどちらの機能もこなすためには、それぞれシート幅方向に間隔をおいて複数配置されるのが好ましい。
【0034】
この第2の実施形態における動作については、基本的には第1の実施形態として示された図5のフローチャートに共通する。この図5のステップS9、S10において、制御手段40から作動信号が送られて周回移動するのはパドル14Bと搬送ベルト15の1つに対してである。
【0035】
(第3の実施形態)
つぎに、図7は、第3の実施形態を示し、1つの搬送ベルト15上に2つのパドル14C,14Dを適度な間隔(位相差)でもって設けた構造である。1つのパドル14CにはシートS1が突き当たって先端規制される。後処理を終えたシート束S2に対しては、束の背後に他の1つのパドル14Dが回り込んで後押しする。すなわち、上記第2の実施形態では、少なくとも1つのパドル14Bが「ほぼ一周」してシート束S2の背後に回り込んだ。その一周距離と比べて、この第3の実施形態のパドル14Dの場合、積載中のシートS1の背後近傍にて待機している位置から時計廻り方向へ僅かな距離だけ周回してシート束S2の背後押圧位置に到達することができる。
【0036】
したがって、この第3の実施形態では、シート束排出部材として働く1つのパドル14Dが搬送ベルト15に伴って僅かな距離を移動するだけで済む。それだけ早くシート束S2の背後後端にパドル14Dは到達し、後処理済みのシート束S2をスタックトレイ17に排出する時間が短縮され、シート処理装置ひいては画像形成装置全体の処理能力が高められる。本実施形態においては同一ベルト上に2つのパドルを配置したが、第2の実施形態と同様に独立して駆動可能な複数の搬送ベルト15にそれぞれパドル14を配置する構成で、「挟み込み整合」を省略した制御を行ってもよい。この構成によればパドル間の距離、移動速度等を細かく制御することができ、さらに整合、排出時間の短縮が見込まれる。
【0037】
(第4,第5,第6の実施形態)
図8〜図10の各図に示すシート整合装置10は、上記第1〜第3の実施形態の応用例ともいうべき第4,第5,第6の各実施形態を示す。
【0038】
図8に示す第4の実施形態の場合、パドル20の形状がその先端にオーバーハング部を設けた逆さL字型となっている。パドル形状を逆さL字型にすることで、突き当てられたシートS1の先端が当接反力でパドル壁面を登って反り返ったり、捲れあがったりして不揃いになって整合不良となるのを押さえつけて防ぐ。また、当接時にシートS1が丸まってしまうカール発生防止などにも効果的である。
【0039】
図9に示す第5の実施形態は、図8の第4の実施形態とはパドルのオーバーハング部が逆方向に設けられている。逆さL字型のパドル20は後処理済みのシート束S2の背後後端に回り込み、後押しを開始してシート束S2を排出する。そのとき、シート束S2の後端がパドル壁面を登って後ろに反り返ったりするのを有効に防げ、また確実にキャッチして後押しするのにも都合が良くなる。
【0040】
また、図10に示す第6の実施形態の場合、パドル22の形状をT字型に成形した構造である。上記図8の場合のシート整合時と上記図9の場合のシート束排出時の両方の効果、つまりシートS1やシート束S2がパドル壁面を登って反り返ったり跳ね上がったりするのを押さえることができる。
【0041】
以上、数例の実施形態について説明されたが、本発明のシート整合装置はそれら各実施形態に限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内であれば、その他の実施形態や応用例、それらの組み合わせも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施形態のシート整合装置を装備した画像形成装置の一例を示す図。
【図2】同図(a),(b)は第1の実施形態におけるシート整合装置でシートSを突き当てて規制する態様を示す側面図と平面図。
【図3】第1の実施形態におけるシート束を後押して排出時を示す側面図。
【図4】本実施形態のシート整合装置の構成を示す機能ブロック図。
【図5】本実施形態のシート整合装置の動作を示すフローチャート。
【図6】同図(a),(b)は第2の実施形態においてシート規制排出部材であるパドルをシート規制とシート束排出の両機能用に分担させた構造を示す側面図と平面図。
【図7】第3の実施形態においてシート規制排出部材であるパドルを設けたシート整合装置を示す側面図。
【図8】第4の実施形態においてシート規制排出部材であるパドルを設けたシート整合装置を示す側面図。
【図9】第5の実施形態においてシート規制排出部材であるパドルを設けたシート整合装置を示す側面図。
【図10】第6の実施形態においてシート規制排出部材であるパドルを設けたシート整合装置を示す側面図。
【図11】同図(a),(b)は従来のシート整合装置でシートSを突き当てて規制する態様を示す側面図と、シート束S2を排出する態様を示す側面図。
【符号の説明】
【0043】
10 シート整合装置
11 搬送ローラ
12 積載部
13 整合パドル機構
14 パドル(シート整合排出部材)
14A,14C シート整合用のパドル
14B,14D シート束排出用のパドル
15 搬送ベルト(送り部材)
16a,16b ベルトローラ
17 スタッカトレイ
20 逆さL字型パドル
40 制御装置
41 シート情報格納部
42 駆動部
43 シート計数手段
S1 シート
S2 シート束




 

 


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