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発明の名称 給紙装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15835(P2007−15835A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−201557(P2005−201557)
出願日 平成17年7月11日(2005.7.11)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 川原子 淳 / 宮▼崎▲ 芳行 / 岩瀬 正樹
要約 課題
カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を安価に提供すること。

解決手段
用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット又は本体に回転可能な回転体を有し、前記回転体に対向して凸形状の斜面を設け、前記回転体と前記斜面にカセットの荷重による当接圧が作用する給紙装置において、カセット挿入時の初期に、前記当接圧の分力が抵抗力となるように前記凸形状の一方の斜面を構成し、カセット挿入完了間際に、前記当接圧の分力が引込力を発生させるように前記凸形状の他方の斜面を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、
カセット挿入時に抵抗力が生じることを特徴とする給紙装置。
【請求項2】
カセット又は本体に回転自在な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面に当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、前記抵抗力となるよう前記斜面を構成することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
【請求項3】
ダンパー若しくはブレーキにより前記抵抗力が生じることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
【請求項4】
用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、
カセット挿入完了間際に引込力が生じ、前記引込力は用紙の積載重量に略比例して増加することを特徴とする給紙装置。
【請求項5】
カセット又は本体に回転可能な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面にカセット荷重による当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、カセット挿入完了間際に、カセット挿入方向に作用するように前記斜面を構成することを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
【請求項6】
前記中板による前記ガイド部材への押圧力をP、前記カセットに満載したときの用紙重量をGとしたとき、前記斜面の角度θとして前記ガイド部材の斜面角度αを、
Ptanα≒Gtaθ
と設定したことを特徴とする請求項5記載の給紙装置。
【請求項7】
用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、
カセット挿入時の初期に抵抗力が生じることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の給紙装置。
【請求項8】
カセット又は本体に回転可能な回転体を有し、前記回転体に対向して凸形状の斜面を設け、前記回転体と前記斜面にカセットの荷重による当接圧が作用する給紙装置において、カセット挿入時の初期に、前記当接圧の分力が前記抵抗力となるように前記凸形状の一方の斜面を構成し、カセット挿入完了間際に、前記当接圧の分力が引込力を発生させるように前記凸形状の他方の斜面を構成することを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
【請求項9】
請求項1〜8の何れか1項に記載の給紙装置を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の給紙装置とこれを備えた画像形成装置に係り、詳しくは給紙カセットの操作性を向上させるための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等には、本体から引出可能なカセットが用いられている。
【0003】
カセットには、積載された用紙を給紙ローラに向けて押圧する中板と、中板を押圧するための中板バネと、カセット引出時に中板を押し下げた状態で保持するための中板ロックが設けられている。
【0004】
このため、カセット引出時には、中板が押し下げられた状態で保持され、用紙の補充やジャム処理等の作業が容易になっていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−154672号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような構成では、カセット挿入時に中板バネの分力によってカセット挿入方向の引込力が生じるが、この引込力は用紙の積載量によって異なる。用紙が少載の場合には、カセット挿入時に中板が急激に持ち上がることによって、装置に衝撃が加わりカセットの操作感が低下する懸念があった。
【0006】
又、用紙が満載の場合には、カセット挿入時の引込力が小さくカセット挿入が重く感じる懸念や、カセット挿入力が足りずに僅かに引き出された状態になり、給紙動作によってジャムが発生する懸念があった。
【0007】
このように、用紙の積載量によって操作性が異なることで、カセットの操作感の低下を招く可能性があった。
【0008】
従って、本発明の第1の目的は、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、操作感の良い給紙装置を提供することをである。
【0009】
第2の発明の目的は、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、操作性の良い給紙装置を安価に提供することである。
【0010】
第3の発明の目的は、カセット挿入時の衝撃を確実に防止することができ、且つ、操作性の良い給紙装置を提供することである。
【0011】
第4の発明の目的は、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量に略比例して引込力が増加する操作性の良い給紙装置を提供することである。
【0012】
第5の発明の目的は、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量に略比例して引込力が増加する操作性の良い給紙装置を安価に提供することである。
【0013】
第6の発明の目的は、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を安価に提供することである。
【0014】
第7の発明の目的は、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を提供することである。
【0015】
第8の発明の目的は、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を安価に提供することである。
【0016】
第9の発明の目的は、本出願に係る第1〜第8までの目的を満たす給紙装置を有する画像形成装置を安価に提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記目的を達成するため、第1の発明は、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入時に抵抗力が生じることを特徴とする。
【0018】
又、上記目的を達成するため、第2の発明は、カセットまたは本体に回転自在な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面に当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、前記抵抗力となるよう前記斜面を構成することを特徴とする。
【0019】
又、上記目的を達成するため、第3の発明は、ダンパー若しくはブレーキにより前記抵抗力が生じることを特徴とする。
【0020】
又、上記目的を達成するため、第4の発明は、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入完了間際に引込力が生じ、前記引込力は用紙の積載重量に略比例して増加することを特徴とする。
【0021】
又、上記目的を達成するため、第5の発明は、カセット又は本体に回転可能な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面にカセット荷重による当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、カセット挿入方向に作用するように前記斜面を構成することを特徴とする。
【0022】
又、上記目的を達成するため、第6の発明は、前記中板による前記ガイド部材への押圧力をP、前記カセットに満載したときの用紙重量をGとしたとき、前記斜面の角度θとして前記ガイド部材の斜面角度αをPtanα≒Gtanθと設定したことを特徴とする。
【0023】
又、上記目的を達成するため、第7の発明は、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入時の初期に抵抗力が生じることを特徴とする。
【0024】
又、上記目的を達成するため、第8の発明は、カセット又は本体に回転可能な回転体を有し、前記回転体に対向して凸形状の斜面を設け、前記回転体と前記斜面にカセットの荷重による当接圧が作用する給紙装置において、カセット挿入時の初期に、前記当接圧の分力が前記抵抗力となるように前記凸形状の一方の斜面を構成し、カセット挿入完了間際に、前記当接圧の分力が引込力を発生させるように前記凸形状の他方の斜面を構成することを特徴とする。
【0025】
又、上記目的を達成するため、第9の発明は、請求項1〜8記載の給紙装置を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
第1の発明によれば、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入時に抵抗力が生じる。この構成においては、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、操作感の良い給紙装置を提供することができる。
【0027】
又、第2の発明によれば、カセット又は本体に回転自在な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面に当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、前記抵抗力となるよう前記斜面を構成する。この構成においては、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、操作性の良い給紙装置を安価に提供することができる。
又、第3の発明によれば、ダンパー若しくはブレーキにより前記抵抗力が生じる。この構成においては、カセット挿入時の衝撃を確実に防止することができ、且つ、操作性の良い給紙装置を提供することができる。
又、第4の発明によれば、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに、積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入完了間際に引込力が生じ、前記引込力は用紙の積載重量に略比例して増加する。この構成においては、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によって引込力が増減する操作性の良い給紙装置を提供することができる。
【0028】
又、第5の発明によれば、カセット又は本体に回転可能な回転体と対向する斜面を有し、前記回転体と前記斜面にカセット荷重による当接圧が作用する給紙装置において、前記当接圧の分力が、カセット挿入方向に作用するように前記斜面を構成する。この構成においては、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によって引込力が増減する操作性の良い給紙装置を安価に提供することができる。
又、第6の発明によれば、前記中板による前記ガイド部材への押圧力をP、前記カセットに満載したときの用紙重量をGとしたとき、前記斜面の角度θとして前記ガイド部材の斜面角度αをPtanα≒Gtanθと設定した。この構成においては、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を安価に提供することである。給紙装置を提供することができる。
【0029】
又、第7の発明によれば、用紙を積載収納して本体から引出可能なカセットに積載された用紙を付勢手段によって本体給紙部方向に押圧する揺動可能な中板を設け、前記中板両端に設けた腕部と当接することで、カセット引出時に前記中板を押し下げるガイド部材を本体に有する給紙装置において、カセット挿入時の初期に抵抗力が生じる。この構成においては、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を提供することができる。
又、第8の発明によれば、カセット又は本体に回転可能な回転体を有し、前記回転体に対向して凸形状の斜面を設け、前記回転体と前記斜面にカセットの荷重による当接圧が作用する給紙装置において、カセット挿入時の初期に、前記当接圧の分力が前記抵抗力となるように前記凸形状の一方の斜面を構成し、カセット挿入完了間際に、前記当接圧の分力が引込力を発生させるように前記凸形状の他方の斜面を構成する。この構成においては、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、且つ、ジャムの発生を防止することができ、且つ、用紙の積載量によらずに操作性の良い給紙装置を安価に提供することができる。
【0030】
又、第9の発明によれば、請求項1〜8の何れか1項記載の給紙装置を有する。この構成においては、請求項1〜8記載の効果を有する画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0032】
<実施の形態1>
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略斜視図である。プリンタ本体1には、カセット2が前方に引出可能に挿入されている。尚、カセット2は、矢印A方向に挿入される。
【0033】
[カセット構成]
図2は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。
【0034】
このカセット2は、用紙Sを積載してプリンタ本体1から引出可能であり、図示しない積載された用紙Sの位置を規制する規制板と、積載された用紙Sをプリンタ本体1の給紙部に設けられた給紙ローラ13に向けて押圧する支軸22を中心に揺動可能な中板21と、中板21を給紙ローラ13に向けて押圧する中板バネ23と、中板21に設けられた後述する中板押し下げのためのカセット2左右側壁から突出した腕部21aと、図示しない中板21を押し下げられた位置で保持する中板ロックと、カセット2挿抜時に後述する本体の底面に設けられたコロ12と当接するコロ当接面と、コロ当接面のカセット後方側に下向きの凸状斜面部24とが設けられている。
【0035】
[本体構成]
用紙Sを1枚ずつ分離して給紙するプリンタ本体1の給紙部に配置された給紙ローラ13と、カセット2引出方向に対して下向きに傾斜した斜面を有する中板ガイド11と、カセット2挿入方向に回転自由に保持されたプリンタ本体1の底面の前後左右に配置されたコロ12とが設けられている。
【0036】
[作用]
これらの構成により、規制板を用紙Sの端部に当接させて位置を規定し、中板バネ23により押圧された中板21により、用紙Sをプリンタ本体1の給紙部に配置された給紙ローラ13に向けて押圧し、給紙ローラ13の送り作用により用紙を1枚ずつ分離して給紙することができる。よって、カセット2から送り出される用紙Sを位置決めし、所定位置に画像を形成することができる。
【0037】
カセット2引出時には、中板21の腕部21aが本体側に配置された中板ガイド11と当接して、中板21は支軸22を中心に押し下げられるため、用紙Sが積載されている状態でカセット2を引き出した場合でも、用紙2が給紙ローラ13等の本体側給紙部と衝突してダメージを受けるのを防止することができる。そして、中板21は押し下げられた位置で図示しない中板ロックによりその位置で保持されるため、用紙Sの補充が容易になる。よって、信頼性が高く、操作性の良い給紙装置を提供することができる。
【0038】
カセット2挿入時には、カセット2を所定の位置まで挿入すると中板ロックが解除され、中板21は、中板バネ23によって腕部21aが中板ガイド11と当接しながら、支軸22を中心に揺動して給紙ローラ13に向けて押圧される。よって、用紙Sが積載されている場合には、用紙Sの最上面が給紙ローラ13と当接して中板21の位置が定まり、用紙Sが積載されていない場合には、中板21が給紙ローラ13と当接して中板21の位置が定まる。
【0039】
ここで、中板ロックが解除される位置は、積載された用紙Sが給紙ローラ13に向けて押圧されても、本体側給紙部と衝突してダメージを受けない位置であることは言うまでもない。
【0040】
図3は図1の給紙装置における中板バネ23による引込力を示す概略断面図である。
【0041】
カセット2が矢印A方向に挿入されるとき、中板ガイド11は、カセット2引出方向に対して下向きにα度傾斜した斜面を有するため、腕部21aが中板バネ23によって中板ガイド11と当接すると、中板バネ23による押圧力Pの分力によって、カセット2には引込力Ptanαが作用する。
【0042】
よって、カセット2の挿入時の操作力が低減される。ここで、用紙Sが積載されている場合には、用紙Sの最上面が給紙ローラ13と当接して中板21の位置が定まるまで、カセット2には引込力が作用し、用紙Sが積載されていない場合には、中板21が給紙ローラー13と当接して中板21の位置が定まるまで、カセット2には引込力が作用することは明らかである。中板バネ23は、積載された用紙Sを給紙ローラ13に押圧するため、押圧力の強いものが用いられている。
【0043】
このため、カセット2挿入時の摺動抵抗が、中板バネ23の分力によってカセットに作用する引込力よりも小さい場合には、カセット2は、中板バネ23の分力のみによって強く引き込まれ、装置に衝撃が加わる場合も生じる。
【0044】
そこで、カセット2挿入時に後述する抵抗力を発生させて衝撃を防止する。カセット2は、挿抜時にはプリンタ本体1の底面の前後左右に配置されたコロ12と、カセット2の底面にコロ12と対向するように設けられたコロ当接面が当接することで、その自重は支持される。よって、カセット2挿抜時の摺動抵抗が低減され、操作性の良い給紙装置を提供することができる。
【0045】
ここで、コロ12がカセット2に配置され、コロ当接面がプリンタ本体1に設けられていても、上記と同様の効果が得られることは明らかである。
【0046】
又、コロ12及びコロ当接面はカセット2の底面又は上面に配置されていても、上記と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0047】
図4は図1の給紙装置におけるカセット重量による抵抗力を示す概略断面図である。
【0048】
コロ当接面のカセット2後方側に設けられた下向きの凸状斜面部24は、カセット2挿入方向に略水平に設けられたコロ当接面に対して下方向に突出しているため、カセット2挿入時に、コロ当接面及びその一部である凸状斜面部24が、コロ12と当接しながら挿入されると、カセット2は、挿入方向に対して凸状斜面部24の突出高さ分持上げられることになる。よって、カセット2挿入時、コロ12に凸状斜面部24が到達してから、凸状斜面部24の変局点に達するまでは、カセット2には、その自重の分力によってカセット2挿入に対する抵抗力が作用する。
【0049】
ここで、凸状斜面部24の形状によって、カセット2に作用する抵抗力は、任意に設定することができることは明らかである。
【0050】
又、凸状斜面部24がコロ12と接するカセット2挿入位置は、中板ロックが解除され、カセット2には中板バネ23の分力によって引込力が作用する付近である。よって、カセット2が強く引き込まれ過ぎるのを防止することができる。これにより、カセット2が強く引き込まれることによって生じる衝撃や衝突音を防止でき、部品の破損や手が挟まれるといった危険を防止することができる。
【0051】
又、カセットの自重によってカセット2押出方向の分力を作用させる構成は、非常に簡素であり、安価に構成することができる。よって、カセット挿入時の衝撃を防止することができ、操作性の良い給紙装置を安価に提供することができる。
【0052】
図5(a)は図1の給紙装置におけるカセット重量による引込力を示す概略断面図である。
【0053】
更に、カセット2が挿入され、凸状斜面部24の変局点を越えると、カセット2には、その自重の分力によって引込力が作用する。
【0054】
この引込力は、カセット2の自重により作用するため、用紙Sの積載量に比例して作用する。よって、用紙Sを積載したカセット2の重量が重く、摺動抵抗が大きい場合でも、カセット2引込方向の分力により、カセット2を引き込むことができる。従って、カセット2挿入時の操作力が低減され、操作性が向上する。
【0055】
図5(b)は図1の給紙装置における用紙重量による引込力を示す概略断面図である。
【0056】
カセット2に満載にしたときの用紙S重量をGとしたとき、凸状斜面部24の変局点を越えてからの斜面の角度θをPtanα≒Gtanθと設定することで、用紙Sの積載量によらず略一定の引込力を得られる。
【0057】
よって、用紙Sの積載量によらずに操作性の良い給紙装置を提供することができる。ここで、凸状斜面部24の変局点は、明らかにカセット2が引き出されているのを認識できる位置で、コロ12と当接する位置に設けられている。
【0058】
このため、カセット2が引き出されているのを認識しにくい位置まで、カセット2が挿入されると、カセット2は凸状斜面部24によって引き込まれるため、カセット2が僅かに引き出されることによって生じるジャムの発生を防止することができる。よって、ジャムの発生を防止し、操作性の良い給紙装置を提供することができる。
【0059】
<実施の形態2>
図6は本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概略斜視図である。
【0060】
本実施の形態に係る画像形成装置において、中板構成は、実施の形態1と同様であるため省略する。用紙の積載量が少ない場合、カセット2’挿入時の摺動抵抗が、図示しない中板バネの分力によってカセット2’に作用する引込力よりも小さくなり、カセット2’は、中板バネ23の分力のみによって強く引き込まれ、装置に衝撃が加わる場合も生じる。
【0061】
そこで、カセット2挿入時に後述する抵抗力を発生させて衝撃を防止する。
【0062】
プリンタ本体1’の底面に摩擦ブレーキ30を設けることで、カセット2’挿入方向の抵抗力を発生させ、カセット2が強く引き込まれ過ぎるのを防止する。
【0063】
ここで、摩擦ブレーキを設けることにより確実に抵抗力を発生させることができる。よって、カセット挿入時の衝撃を確実に防止することができ、操作性の良い給紙装置をに提供することができる。
【0064】
摩擦ブレーキの替わりにダンパー機構を用いても前記効果を得られることは言うまでもない。
【0065】
又、カセット2’とプリンタ本体1との摺動抵抗や、中板ガイド11’と腕部21a’との摺動抵抗を増加させるだけでも、カセット2’が強く引き込まれ過ぎるのを防止することが可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略断面図である。
【図3】図1の給紙装置における中板バネによる引込力を示す概略断面図である。
【図4】図1の給紙装置におけるカセット重量による抵抗力を示す概略断面図である。
【図5】(a)は図1の給紙装置におけるカセット重量による引込力を示す概略断面図、(b)は図1の給紙装置における用紙重量による引込力を示す概略断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
【0067】
1 プリンタ本体
2 カセット
11 中板ガイド
12 コロ
21 中板
21a 腕部
22 支軸
23 中板バネ
24 凸状斜面部
A カセット挿入方向
G 満載時の用紙重量
P 中板バネの押圧力
S 用紙




 

 


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