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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8722(P2007−8722A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2006−152363(P2006−152363)
出願日 平成18年5月31日(2006.5.31)
代理人 【識別番号】100082337
【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 石川 潤司
要約 課題
簡単な構成でトナーの浪費やクリーナへの負担を低減することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。

解決手段
シート収納部内でシートの有無を検知するシート有無検知センサ84は、シート収納部の収納位置に収納されたシートPの後端部分を検知する。そして、シートPを画像形成部へ給送する際、予めシートを給送部81,82a,82bにより、収納位置からシートPの後端が、シート収納部の収納位置に収納されたシートPの後端部分を検知するシート有無検知センサ84の検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に給送する。
特許請求の範囲
【請求項1】
シート収納部と、
前記シート収納部に収納されたシートを給送する給送部と、
前記給送部によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
前記シート収納部内でシートの有無を検知するシート有無検知センサと、
前記シート有無検知センサの検知結果に応じて前記画像形成部の画像形成動作を制御する制御部と、を有し、
前記シート有無検知センサは、前記シート収納部の収納位置に収納されたシートの後端部分を検知し、
前記シートを前記画像形成部へ給送する際、予め前記シートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に前記給送部が給送することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
最後のシートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に前記給送部が給送し、前記シート有無検知センサが前記シート収納部内のシートがなくなることを検知した場合に、前記画像形成部における、前記最後のシート上に画像形成するためのトナー画像を形成する画像形成動作の次の画像形成動作を停止するように前記制御部が制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記給送部は、前記シート収納部に収納されたシートを給送する給紙ローラと、前記給紙ローラによって給送されたシートを1枚ずつに分離して搬送する分離部と、を含み、
前記シート収納部に収納されたシートの先端から前記分離部までの距離をD、
前記分離部から、前記分離部により先行シートから分離されて停止したシートの先端までの距離をEとしたとき、
前記シート有無検知センサの検知位置は、前記シート収納部に収納されたシートの後端からDだけ離れた位置よりもシート給送方向側であって、前記シート収納部に収納されたシートの後端からD+Eだけ離れた位置よりもシート給送方向と反対側の位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記シート収納部にシート給送方向に移動可能に設けられ、収納されるシートのサイズに応じて前記シートの後端位置を規制する後端規制部材を有し、
前記シート有無検知センサを前記後端規制部材に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記シート有無検知センサを、収納されるシートのサイズに応じた数だけ前記シート収納部に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記シート有無検知センサの検知結果の前記制御部への送信を無線もしくは電磁誘導にて行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
第1のシート収納部と、
第2のシート収納部と、
前記第1のシート収納部に収納されたシートを給送する第1給送部と、
前記第2のシート収納部に収納されたシートを給送する第2給送部と、
前記第1給送部および前記第2給送部によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
前記第1のシート収納部内でシートの有無を検知するシート有無検知センサと、
前記シート有無検知センサの検知結果に応じて前記第1給送部および第2給送部の給送動作を制御する制御部と、を有し、
前記シート有無検知センサは、前記第1のシート収納部の収納位置に収納されたシートの後端部分を検知し、
シートを前記画像形成部へ給送する際、予め前記シートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサを抜ける距離だけシート給送方向に前記第1給送部が給送し、
前記第1のシート収納部内の最後のシートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に前記第1給送部が給送し、前記シート有無検知センサが前記第1のシート収納部内のシートがなくなることを検知した場合には、使用するシート収納部を前記第1の収納部から前記第2の収納部へ切り換えるよう前記制御部が前記第2給送部を制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記シート収納部にシート給送方向に移動可能に設けられ、収納されるシートのサイズに応じて前記シートの後端位置を規制する後端規制部材を有し、
前記シート有無検知センサを前記後端規制部材に設けたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1給送部は、前記第1のシート収納部に収納されたシートを給送する給紙ローラと、前記給紙ローラによって給送されたシートを1枚ずつに分離して搬送する分離部と、を含み、
前記第1のシート収納部に収納されたシートの先端から前記分離部までの距離をD、
前記分離部から、前記分離部により先行シートから分離されて停止したシートの先端までの距離をEとしたとき、
前記シート有無検知センサは、前記第1のシート収納部に収納されたシートの後端からDだけ離れた位置よりもシート給送方向側であって、前記第1のシート収納部に収納されたシートの後端からD+Eだけ離れた位置よりもシート給送方向と反対側の位置におけるシートの有無を検知することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特にシート収納部内のシートの有無を検知するシート有無検知部の配置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、プリンタや複写機等の画像形成装置においては、シート収納部と画像形成部とを備え、シート収納部に収納されたシートを画像形成部に搬送し、画像形成部により形成されたトナー画像をシートに転写するようにしたものが広く普及している。そして、このような画像形成装置としては、装置本体にシート収納部である給紙カセットを着脱自在に装着し、給紙カセットに収納されたシートを画像形成部に自動給送するようにしているのが一般的である。
【0003】
ここで、このような画像形成装置に用いられる給紙カセットは、異なるサイズのシートを収納することができるよう通常、シート収納部に収納されたシートの給送方向後端の位置を規制する後端規制部材を備えている。また、シートの幅方向の位置を規制する側端規制部材を備えている。
【0004】
そして、このような構成の給紙カセットにおいては、側端規制部材によってシートの側端を規制する一方、後端規制部材によって後端を規制し、シートの先端位置を常に所定の位置に設定するようにしている。これにより、シートのサイズに拘らず、安定したシートの給送を行うことができるようにしている。
【0005】
図7は、従来の画像形成装置の構成を示す図である。図7において、10a〜10dはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のトナー画像が形成される感光ドラムである。この感光ドラム10a〜10dに形成されたトナー画像は、順次中間転写ベルト12に一次転写されてフルカラーのトナー画像となる。なお、11a〜11dは、感光ドラム10a〜10dに形成された静電潜像をトナーにより現像して感光ドラム10a〜10d上にトナー画像を形成する現像装置である。
【0006】
また、40は給紙カセットであり、この給紙カセット40に収納されたシートPは、給紙ローラ15により送り出された後、レジストユニット16により、中間転写ベルト12上の画像と先端とが一致するタイミングで二次転写部13へと搬送される。そして、この二次転写部13において中間転写ベルト上のフルカラーのトナー画像がシートP上に二次転写される。なお、このようにフルカラーのトナー画像が転写されたシートPは、この後、定着装置14へと搬送され、この定着装置14においてシートP上にトナー画像が定着される。
【0007】
なお、42は給紙カセット40に矢印A方向に移動可能に設けられた後端規制板であり、給紙カセット40にシートPが収納された際、この後端規制板42をシートPのサイズに応じて移動させることによりシートPの後端位置を規制するようにしている。
【0008】
ところで、41は給紙カセット40に設けられ、給紙カセット内のシートPの有無を検知するシート有無検知部である。そして、このシート有無検知部41が給紙カセット内にシートが無いことを検出した場合、不図示の制御部は画像形成動作を停止する、あるいは表示部にシートが無いこと表示するようにしている。
【0009】
ここで、このようなシート有無検知部41としては、シートサイズにかかわらずシートの有無を検知する必要があることから、確実なシート有無検知のため給紙カセット40の給紙方向先端付近に配置される場合がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
図8は、このように給紙カセット40の給紙方向先端付近に配置されるシート有無検知部41の一例を示す図である。このシート有無検知部41は、例えば不図示の発光部と、発光部からの光を受光する受光部とを備えた光学式センサであるシート有無センサ41aと、フラグ41bとを備えている。なお、43は給紙カセット40内に上下方向に回動自在に設けられた中板であり、この中板43を上方回動させることにより、中板43上に積載されたシートPを給紙ローラ15に圧接させるようにしている。
【0011】
ここで、このフラグ41bは、給紙カセット内にシートPが有る場合には、図8の(a)に示すようにシート有無センサ41aの受光部を受光状態とする位置にある。しかし、中板43上のシートPが無くなると、図8の(b)のように下方回動し、受光部を遮光する位置に移動する。これにより、シート有無検知部41(シート有無センサ41a)はシート無しを検出することができるようになっている。
【0012】
ところで、図7に示すようにシート有無検知部41から二次転写部13までの距離よりも、二次転写部13に一番遠い現像装置11aから一次転写部17までの距離と、一次転写部17から二次転写部13までの距離を合わせた距離の方が長い場合がある。この場合、シートの先端と、トナー画像の先端とを一致させるためには、シートが送り出される前に、このシートに転写させるトナー画像の形成が行なわれるようになる。
【0013】
このため、最後のシートPが送り出され、この後、シート有無検知部41がシート無しを検知するまでは、給紙カセット40に残シートがなく、画像形成が不要であるにもかかわらず、画像形成動作が行われる。つまり、シート有無検知部41によってシートPが無いことを検出した時点では、既に次のトナー画像が作像されてしまっている。
【0014】
そして、このように作像されてしまったトナー画像は、次のシートが無いため、シートに転写されることなくドラムクリーナ18a〜18dもしくは中間転写ベルトクリーナ19で回収されることになる。この結果、トナーが浪費されると共に、クリーナへの負担が増加する。
【0015】
そこで、このようなトナーの浪費を押さえるために、戻しローラによって積載されたシートを積載トレイ上で給送方向と反対方向に戻すことでシートの有無を検知している(特許文献2参照)。
【0016】
【特許文献1】特開平8−278724号公報
【特許文献2】特開2003−237986号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、このような従来の画像形成装置においては、給送するためのローラとは別途の戻しローラを設ける必要がある。また、給送方向と反対方向に戻しローラによって戻されるのでシートの給送が遅延する恐れがある。
【0018】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でトナーの浪費やクリーナへの負担を低減することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は、シート収納部と、前記シート収納部に収納されたシートを給送する給送部と、前記給送部によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート収納部内でシートの有無を検知するシート有無検知センサと、前記シート有無検知センサの検知結果に応じて前記画像形成部の画像形成動作を制御する制御部と、を有し、前記シート有無検知センサは、前記シート収納部の収納位置に収納されたシートの後端部分を検知し、前記シートを前記画像形成部へ給送する際、予め前記シートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に前記給送部が給送することを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、第1のシート収納部と、第2のシート収納部と、前記第1のシート収納部に収納されたシートを給送する第1給送部と、前記第2のシート収納部に収納されたシートを給送する第2給送部と、前記第1給送部および前記第2給送部によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、前記第1のシート収納部内でシートの有無を検知するシート有無検知センサと、前記シート有無検知センサの検知結果に応じて前記第1給送部および第2給送部の給送動作を制御する制御部と、を有し、前記シート有無検知センサは、前記第1のシート収納部の収納位置に収納されたシートの後端部分を検知し、シートを前記画像形成部へ給送する際、予め前記シートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサを抜ける距離だけシート給送方向に前記第1給送部が給送し、前記第1のシート収納部内の最後のシートを収納位置から前記シートの後端が前記シート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に前記第1給送部が給送し、前記シート有無検知センサが前記第1のシート収納部内のシートがなくなることを検知した場合には、使用するシート収納部を前記第1の収納部から前記第2の収納部へ切り換えるよう前記制御部が前記第2給送部を制御することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、シートを画像形成部へ給送する際、予めシートを収納位置からシートの後端が、シート収納部の収納位置に収納されたシートの後端部分を検知するシート有無検知センサの検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に給送するようにする。これにより、簡単な構成でシート収納部内のシートがなくなることを、より早く検知することができ、トナーの浪費やクリーナへの負担を低減することのできる画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0024】
画像形成部1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の画像形成ユニット1A〜1Dにより構成される。画像形成ユニット1A〜1Dは、それぞれ感光ドラム10a〜10d、一次帯電ローラ2a〜2d、露光装置3a〜3d、現像装置11a〜11d、一次転写ローラ53a〜53d及びクリーナ4a〜4d等から構成される。
【0025】
画像形成装置は、シートPを収納するシート収納部である給紙カセット8と、給紙カセット8に収納されたシートPを給送するシート給送部5とを有する。シート給送部5には給紙ローラ81と、分離搬送ローラ対82とが設けられている。
【0026】
中間転写ユニット50は、駆動ローラ51、テンションローラ52及び二次転写内ローラ56等のローラ類によって張架され、図中矢印方向へと搬送駆動される中間転写ベルト58を備えている。なお、55は中間転写ベルトクリーナである。
【0027】
中間転写ベルト58には、一次転写ローラ53a〜53dにより与えられる所定の加圧力及び静電的負荷バイアスにより、感光ドラム上に形成されたトナー画像が1次転写される。中間転写ベルト58上に1次転写されたトナー画像は、シート上に2次転写される。即ち、中間転写ベルト58は、略対向する二次転写内ローラ56及び二次転写外ローラ57により形成される二次転写部54において所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることでシートPへ未定着画像を吸着させる。
【0028】
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラ71と、定着ローラ71に圧接しながら回転する加圧ローラ72とを備えている。定着ローラ71の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ73が配設されており、ヒータ73への電圧等を制御することにより定着ローラ71の表面の温度調節を行っている。
【0029】
このような構成のカラー画像形成装置において、画像を形成する際には、まず、予め一次帯電ローラ2a〜2dにより表面を一様に帯電され、図中矢印方向に回転する感光ドラム10a〜10dに対し、露光装置3a〜3dによって露光を行う。これにより、感光ドラム上に潜像が形成される。
【0030】
次に、このようにして感光ドラム上に形成された静電潜像に対して、現像装置11a〜11dによるトナー現像が行われ、これにより感光ドラム上にトナー画像が形成される。この後、一次転写ローラ53a〜53dにより中間転写ベルト58に対して所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられる。これにより中間転写ベルト58上に感光ドラム上のトナー画像が転写される。なお、感光ドラム上に残った転写残トナーはクリーナ4a〜4dにより回収され、再び次の画像形成に備える。
【0031】
画像形成部1のY、M、C及びBkの各画像形成ユニット1A〜1Dによる画像形成は、中間転写ベルト上に一次転写された上流のトナー画像に重ね合わせるタイミングで行われる。この結果、最終的にはフルカラーのトナー画像が中間転写ベルト58上に形成される。
【0032】
シートPは、給紙ローラ81により画像形成部1の画像形成タイミングに合わせて送り出された後、分離搬送ローラ対82によりレジストユニット86へと搬送される。そして、レジストユニット86において斜行補正やタイミング補正を行った後、二次転写内ローラ56及び二次転写外ローラ57により形成される二次転写部54へと搬送され、この二次転写部54においてシート上にフルカラーのトナー画像が二次転写される。中間転写ベルト58上の転写残トナー等は、中間転写ベルトクリーナ55によって除去、回収される。
【0033】
トナー画像が二次転写されたシートPは、定着装置7に搬送される。定着装置7において、一定速度で回転する定着ローラ71と加圧ローラ72との間をシートPが通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱されることによりシートP表面上の未定着トナー画像は溶融して定着される。これによりシートP上にカラー画像が形成される。そして、このようにカラー画像が形成されたシートPは、この後、排紙ローラ90により排出される。
【0034】
なお、図1に示すように給紙カセット8には、シートPが積載される給紙トレイTと、矢印Aに示すシート給送方向に移動可能に設けられた後端規制板(後端規制部材)83とが設けられている。給紙カセット8にシートPが収納された際、この後端規制板83をシートPのサイズに応じて移動させることにより給紙トレイTに積載されたシートPの後端位置を規制する。
【0035】
ここで、給紙ローラ81は給紙トレイT上に積載されたシートを送り出すものであり、シート分離部を構成する分離給送ローラ対82は、給紙ローラ81によって送り出されたシートを1枚ずつに分離して、最上位のシートをのみを搬送するものである。分離給送ローラ対82は、給送方向に回転する搬送ローラ82aと、搬送方向と反対方向に回転可能な分離ローラ82bとによって構成される。
【0036】
また、60は画像形成部1の画像形成動作等を制御する制御部であり、84は給紙カセット内のシートPの有無を検知するシート有無検知センサである。本実施の形態において、このシート有無検知センサ84は後端規制板83に設けられている。
【0037】
シート有無検知センサ84を後端規制板83に設けることにより、シート有無検知センサ84は給紙カセット8に収納されるシートPのサイズにかかわらず、一つのシート有無検知センサ84で、常に給紙カセット8のシートPの有無を検知することができる。さらに、シート有無検知センサ84は、給紙カセットの収納位置にセットされたシートPの後端部分を常に検知することができる。
【0038】
本実施の形態においては、画像形成を行う場合、図2に示すようにシートPを給送する際、給紙ローラ81により給紙カセット内に格納されている最上部のシートPを分離搬送ローラ対82へ搬送した後、一旦、シートPの搬送を停止する。
【0039】
図2において、Dは給紙カセット2内に格納されているシートPの給紙方向先端から分離搬送ローラ対82のニップ部(分離ポイント)82nまでの距離である。Eは先行シートから分離されて一時待機(停止)した状態でシートPが分離搬送ローラ対82のニップ部82nから飛び出す最大の長さである。つまり、画像形成を行う場合、最上部のシートPは、予めシート給送方向へ収納位置から所定距離D+Eだけシート給送部5によって給送される。
【0040】
図2に示すように、シート有無検知センサ84は、後端規制板83の後端壁からD+E以内の所定位置に設けられている。また、シート有無検知センサ84は、後端規制板83の後端壁からDだけ離れた位置より更にシート給送方向側の位置に設けられている。つまり、シート有無検知センサ84がシートの有無を検知するポイントは、後端規制板83の後端壁から距離Dの位置と、後端規制板83の後端壁から距離D+Eの位置との間のポイントである。
【0041】
そして、このような位置にシート有無検知センサ84を設けることにより、最終シートPが予めシート給送方向へD+Eだけ移動した場合に、シート有無検知センサ84は最終シートの後端を検知しない。よって、予めシート給送方向へD+Eだけシートを移動させた時点で、給紙トレイTにシートが無くなることが検知できる。
【0042】
なお、図2において、85は、給紙トレイTに積載されたシートの給送方向と平行な端部を規制するサイド規制板である。サイド規制板85と給紙トレイTとは一体となって上下方向に回動自在に設けられている。給紙トレイTを上方移動させることにより、給紙トレイT上に積載されたシートPを給紙ローラ81に圧接させるようにしている。
【0043】
図3は、シート有無検知センサ84の構成を示すものである。本実施の形態においては、シート有無検知センサ84として発光部841と受光部842とを備えた反射型の光学式センサを用いている。そして、このシート有無検知センサ84の発光部841からの照射光L1がシートPに反射し、受光部842が反射光L2を受光した場合シートが有ると検知し、反射光L2を受光しない場合にシートPが無いことを検知する。
【0044】
次に、このような構成のシート有無検知センサ84のシート有無検知動作について説明する。
【0045】
画像形成動作に伴う給紙動作が順次行なわれ、給紙カセット内に収納されているシートPの数が減少する。やがて残りが3枚となり、不図示の3枚目のシートが給送されると、これに伴い図9に示すように給紙ローラ81によって、残りの2枚目のシートである最上位のシートPSだけでなく最後のシートP1も給送方向に搬送される。しかしながら、最後のシートP1の搬送は分離搬送ローラ対82によって阻止される。
【0046】
ここで、残りの2枚目のシートPSが停止したとき、最後のシートP1の先端は、分離搬送ローラ対82で停止しているために、このシートP1の後端は、後端規制板83の後端壁からDの位置にある。ここで、既述したようにシート有無検知センサ84は、後端規制板83の後端壁からDだけ離れた位置より更にシート給送方向側に設けられているので、最終シートP1について「シート有り」を検知する。
【0047】
次に、2枚目のシートPSが給送され、やがて残りのシートPの枚数が1枚となる。このとき、給紙ローラ81により最後のシートP1は、図4の(a)に示すようにシート給送方向へ所定距離D+Eだけ移動している。ここで、シート有無検知センサ84は、予めシート給送方向へ所定距離D+Eだけ移動したシートPの後端部分を検知しない位置に設けられている。
【0048】
したがって、この場合、最後のシートP1は、シート有無検知センサ84の検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に給送されているのでシート有無検知センサ84は一旦停止状態となっている最後のシートP1を検知しない。よって、最後のシートP1が予め所定距離だけ給紙ローラ81と分離給送ローラ対82とによって給送されたとき、制御部60へ給紙カセット内のシートPがなくなることを送信することができる。
【0049】
そして、この後、給紙動作が開始されると、図4の(b)に示すように、最後のシートP1が給送され給紙カセット8内のシートは無くなる。
【0050】
ところで、図2において、86はスライド式の接点であり、本実施の形態においては、シート有無検知センサ84の電源供給及びシート有無検知センサ84と制御部60との通信は、このスライド式の接点86を介して行われている。
【0051】
なお、このようなシート有無検知センサ84の電源供給及びシート有無検知センサ84と制御手段との通信は、スライド式の接点86を介してではなく、例えば図5に示すように無線もしくは電磁誘導で行うようにしても良い。
【0052】
ここで、シート有無検知センサ84からシート無しを送信されると、制御部60は、画像形成部1を制御し、画像形成部1の、最後のシートP1に転写するためのトナー画像を形成する画像形成動作の次の画像形成動作を停止させる。
【0053】
つまり、感光ドラム10a〜10d上に形成された静電潜像に対する、現像装置11a〜11dによるトナー現像や中間転写ベルト58への1次転写などの画像形成動作を停止する。未だ画像形成動作が開始されていない場合にはその画像形成動作を禁止するように制御部が制御する。このように、給紙カセット内のシートPがなくなることを早く送信されると、これに伴い制御部60は、早めに不要な画像形成動作を停止させることができる。
【0054】
以上説明したように、シートを画像形成部1へ給送する際、予めシートを収納位置からシートの後端が、シート有無検知センサ84の検知位置を抜ける距離だけシート給送方向に給送するようにする。
【0055】
これにより、簡単な構成でシート収納部内のシートがなくなることを、より早く検知することができ、これを制御部60に送信することができる。この結果、制御部60はシートPが無くなった時に、より早く画像形成動作を停止することができ、これによりトナーの浪費やクリーナへの負担を低減することができる。
【0056】
ところで、これまでの説明においては、給紙カセット内のシートPがなくなることを早く送信されると、制御部60は、早めに不要な画像形成動作を停止させる場合について述べた。
【0057】
しかし、本発明はこれに限らない。例えば、図10に示されるようにカラー画像形成装置が複数(例えば2つ)の給紙カセット8,8Aを備えている場合がある。なお、図10における第2給紙カセット8Aやシートを給送する第2シート給送部5Aは、給紙カセット5やシート給送部8と同じ構成である。
【0058】
この場合には、第1のシート収納部である給紙カセット8内のシートPがなくなった場合には、第2のシート収納部である第2給紙カセット8Aから画像形成部1へシートPを給送するように制御するようにしても良い。
【0059】
つまり、複数の給紙カセット8,8Aを備えた場合カラー画像形成装置の場合においては、給紙カセット8内のシートが無くなった際には、第2給紙カセット8Aからシートを給送するように制御部60が第2シート給送部5Aを制御するようにする。そして、このように構成することにより、トナーの浪費やクリーナへの負担を低減することができる。
【0060】
ところで、これまでの説明においては、シートを一枚ずつに分離する分離部として分離搬送ローラ対82を例示した。しかし、分離部として、搬送方向に回転する回転体と、この回転体に圧接する分離片とで構成される機構をであってもよい。
【0061】
さらに、これまでの説明においては、シート有無検知センサ84を後端規制板83に一体に設けた場合について述べてきたが、本発明は、これに限らない。例えば、図6に示すように、複数のシート有無検知センサ84a,84b,84cを、給紙カセット8に収納されるシートPのサイズに応じた数だけ、かつ所定距離D+Eだけ移動した最後のシートP1の後端部分を検知しない位置に設けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図。
【図2】上記カラー画像形成装置に設けられた給紙カセットの概略構成図。
【図3】上記給紙カセットに設けられたシート有無検知センサの概略構成図。
【図4】上記シート有無検知センサのシート有無検知動作を説明する図。
【図5】上記カラー画像形成装置に設けられた給紙カセットの他の構成を示す図。
【図6】上記カラー画像形成装置に設けられた給紙カセットの他の構成を説明する図。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【図8】従来のシート有無検知部のシート有無検知動作を説明する図。
【図9】上記カラー画像形成装置における給送動作を説明する図。
【図10】上記カラー画像形成装置の他の構成を説明する図。
【符号の説明】
【0063】
1 画像形成部
5,5A シート給送部
8,8A 給紙カセット
60 制御部
83 後端規制板
84 シート有無センサ
P シート




 

 


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