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発明の名称 画像形成装置、画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法および記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8703(P2007−8703A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194861(P2005−194861)
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 宮嶋 純
要約 課題
給紙段ごとに用紙サイズの検知機構を専用に設けるのではなく、またユーザに用紙サイズを設定入力させずに、複数の各給紙段に格納されている用紙サイズを一度の操作で自動的に検知することができ、これらの制御方法により、用紙サイズの検知機構を省くことによるコストダウンと、ユーザに各給紙段にたいして用紙サイズを入力する動作を省くことによる入力誤りを防ぐことが可能となり、利便性を向上させた画像形成装置を提供する。

解決手段
給紙段から用紙を1枚給紙する給紙手段と、給紙した用紙から用紙サイズを検知する用紙サイズ検知手段と、給紙した用紙をある特定の排紙ビンに排紙する排紙手段を有し、給紙段ごとに前記用紙サイズ検知手段により検知した用紙サイズを格納する不揮発性の記憶領域を持ち、前記給紙手段、用紙サイズ検知手段、排紙手段の一連の動作を、1つあるいは複数の給紙段に対して実行するための指示手段をもち、その指示手段に基づき、用紙サイズ検知動作を開始を行う画像形成装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
給紙段から用紙を給紙する給紙手段と、給紙した用紙から用紙サイズを検知する用紙サイズ検知手段と、給紙した用紙をある特定の排紙ビンに排紙する排紙手段を有し、給紙段ごとに前記用紙サイズ検知手段により検知した用紙サイズを格納する不揮発性の記憶領域を持ち、前記給紙手段、用紙サイズ検知手段、排紙手段の一連の動作を、1つあるいは複数の給紙段に対して実行するための指示手段をもち、その指示手段に基づき、用紙サイズ検知動作を開始を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
給紙段から用紙を給紙する給紙ステップと、給紙した用紙から用紙サイズを検知する用紙サイズ検知ステップと、給紙した用紙をある特定の排紙ビンに排紙する排紙ステップを有し、給紙段ごとに前記用紙サイズ検知手段により検知した用紙サイズを格納する不揮発性の記憶領域を持ち、前記給紙ステップ、用紙サイズ検知ステップ、排紙ステップの一連の動作を、1つあるいは複数の給紙段に対して実行するための指示ステップをもち、その指示手段に基づき、用紙サイズ検知動作を開始を行うことを特徴とする画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法を実現するプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
【請求項4】
請求項2に記載の画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法を実現するプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコピー機、プリント装置、ファクシミリ記録部などとしても利用される記録装置に関し、特に、複数の異なるサイズの用紙に適合可能であって任意の1サイズの用紙をまとめて格納する用紙格納部を複数個持つ画像形成装置、画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コピー機、プリンタ、ファクシミリなどの印字装置には、用紙を格納する給紙部を備えている。給紙部には積層収納する用紙を位置決めするための部材が可動式になっており、同一の給紙部でA5・A4・B5・B4などの複数種類の用紙サイズに適合する構造になっている。もちろん異なるサイズの用紙を混ぜて収納できるわけではなく、利用者が選んだ任意の1サイズの用紙を収納する。
【0003】
カセットに収納されている用紙サイズを自動的に検知する機構としては、カセット内の可動式位置決め部材のセット位置(収納する用紙サイズに合せて位置が変えられる)を、記録装置本体側に適宜に配設した複数の光電センサで検知する機構が一般的である。
【0004】
また用紙カセット付きの記録装置における基本的な構成要素として、カセットが開閉されたことを検知するカセット開閉センサと、給紙機構の作動によりカセットから1枚づつ取り出されて印刷部に送り込まれる用紙を所定の位置にて検知する給紙センサと、この給紙センサの出力に基づいて印刷処理の実行タイミングを制御して印刷部に送り込まれる用紙に印刷を施す印刷制御手段と、カセット開閉センサによりカセットが開かれたことを検知したときに印刷実行中であれば適宜に動作を中断するとともにカセットが閉じられたことを検知したときには中断処理を解除する割り込み制御手段がある。
【0005】
記録装置本体側にカセット内の用紙のサイズを自動検知する機構を付加することは、装置の価格を相当に引き上げることにつながる。低価格化を強く指向した装置設計では用紙サイズの検知機構をなくしたい。一部のユニバーサル・カセット付き記録装置ではこれを実現したものがある。それはカセットに収納した用紙のサイズを操作パネルにより手動入力する方式である。したがって利用者に操作上の負担をかけることになり、非常に煩わしいし、また用紙サイズの設定入力を忘れたり誤入力することもあり、設定ミスによる印刷トラブルが発生しやすい。
【0006】
これらの問題を解決するために、特許文献1では、給紙段ごとに用紙サイズ検知機構を設けるのではなく、印刷時に給紙した用紙がセンサをONした時間から用紙サイズを導く手段を提供し、コストダウンと、ユーザの誤入力を防いだ提案がされている。
【特許文献1】特開平08−267851号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1では印刷時に用紙を給紙したタイミングで用紙サイズを導くために、給紙する前に用紙サイズを知るすべがない。
【0008】
つまり複数の給紙段が存在する複写機においては、フィーダーから給紙した原稿のサイズを自動的に検知し、その原稿のサイズにあった用紙サイズが格納されている給紙段から用紙を給紙し、印字するといった、AutoPaperSelect(自動用紙選択)といった機能が一般的であるが、給紙しないと用紙サイズがわからない仕組みでは自動用紙選択を行うことができない。
【0009】
また事前に給紙段を選択して、その給紙段に格納されている用紙のサイズに合うように、原稿を自動的に拡大縮小して読み取る自動変倍を行うこともできない。
【0010】
つまり複数の給紙段が存在する場合には、事前に用紙サイズがわからないと自動用紙選択や、自動倍率といった機能を実現することはできない。
【0011】
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、用紙サイズの検知機構を省くことによるコストダウンと、ユーザに各給紙段に対して用紙サイズを入力する動作を省くことによる入力誤りを防ぐことが可能となり、利便性を向上させた画像形成装置、画像形成装置の用紙サイズ検知制御方法および記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するため、本発明では、画像形成装置を次の(1)のとおりに構成する。
【0013】
(1)給紙段から用紙を1枚給紙する給紙手段と、給紙した用紙から用紙サイズを検知する用紙サイズ検知手段と、給紙した用紙をある特定の排紙ビンに排紙する排紙手段を有し、給紙段ごとに前記用紙サイズ検知手段により検知した用紙サイズを格納する不揮発性の記憶領域を持ち、前記給紙手段、用紙サイズ検知手段、排紙手段の一連の動作を、1つあるいは複数の給紙段に対して実行するための指示手段をもち、その指示手段に基づき、用紙サイズ検知動作を開始を行うことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、給紙段ごとに用紙サイズの検知機構を専用に設けるのではなく、またユーザに用紙サイズを設定入力させずに、複数の各給紙段に格納されている用紙サイズを一度の操作で自動的に検知することができる。これらの制御方法により、用紙サイズの検知機構を省くことによるコストダウンと、ユーザに各給紙段にたいして用紙サイズを入力する動作を省くことによる入力誤りを防ぐことが可能となり、利便性を向上させた画像形成装置を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【実施例】
【0016】
図1は第1の実施の形態に係る画像形成のスキャナ部100及びプリンタ部200の各機構部の構成を示す断面図である。
【0017】
スキャナ部100の原稿給送ユニット101は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出トレイ103に排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ104を点灯し、そして光学ユニット105の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー106,107,108及びレンズ109によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)110へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD110によって読み取られる。CCD110から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部200及び画像形成制御部15へ転送される。
【0018】
プリンタ部200各部の構成を動作と共に詳述すると、プリンタ部200のレーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動するものであり、画像形成制御部15から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。該レーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。該感光ドラム202に形成された潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。
【0019】
プリンタ部は用紙格納部として、それぞれ引き出し上の形状をしたカセット204、カセット205、カセット206、カセット207、そして、機外に露出しているトレイ上の手差し給紙段208を備えている。従来では手差し給紙段208を除き、カセットを引き出し、そのカセットに用紙を補給し、カセットを閉めることによって用紙補給を行っている。また各カセットには給紙した用紙を検知する給紙センサ250〜253が存在し、給紙した用紙が給紙センサを通過している間にはON、通過していない場合にはOFFを検知する。
【0020】
レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204、カセット205、カセット206、カセット207、手差し給紙段208のいずれかから記録紙を給紙し、転写部209へ搬送路210によって、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の載った記録紙は搬送ベルト211によって、定着部212に搬送され、定着部212の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。その後、定着部212を通過した記録紙は搬送路213、搬送路214を通り、排出される。あるいは、印字面を反転して排出する場合には、搬送路215、搬送路216まで導かれ、そこから記録紙を逆方向に搬送し、搬送路217、搬送路214を通る。
【0021】
また、両面記録が設定されている場合は、定着部212を通過したあと、搬送路215からフラッパ218によって、搬送路219に記録紙は導かれ、その後記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ218によって、搬送路216、再給紙搬送路219へ導かれる。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで搬送路210を通り、転写部209へ給紙される。そして、搬送路214より排出された記録紙は後処理装置300へと搬送される。後処理装置300にはプリント部200の搬送路214から排出された用紙を、搬送路301を経由して、エスケープトレイと呼ばれる排出ビン302に出力する経路と、搬送路303を経由して、本トレイと呼ばれる排出ビン304が存在する。通常は本トレイである排出ビン304に、記録紙を積載する。しかし本トレイと分けて積載したい記録紙は、エスケープトレイと呼ばれる排出ビン302へ出力する。たとえばコピーの出力結果は本トレイに、ファックスなどの出力結果はエスケープトレイに出力するといった使い方が一般的である。
【0022】
図2は画像形成装置の画像形成装置制御部15の構成を示すブロック図である。図2に示すように画像形成装置制御部15はCPU1、ROM3、RAM4、不揮発性RAM5、ネットワークコントローラ50、スキャナコントローラ10、プリンタコントローラ20、操作部コントローラ60、HDDコントローラ40を有し、それぞれシステムバス2によって接続されている。CPU1は画像形成装置制御部15全体の動作を制御するものであり、CPU1はROM3から読み込んだプログラムに基づいて動作する。RAM4はCPU1が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。不揮発性RAM5は電源を切っても値が保持されるため、電源を切っても値を保持するべき設定内容などの値が記憶されている。
【0023】
ネットワークコントローラ50はネットワークを制御するためのコントローラであり、外部ネットワークと接続されている。外部ネットワークにはPC/WS20といった外部コンピュータと接続され、画像形成装置本体150とデータの通信を行う。
【0024】
スキャナコントローラ10はスキャナ部100と接続され、また、システムバス2によってCPU1と接続されており、スキャナ部100から受け取った画像を、その後の過程における処理の内容によって、最適な2値化を行ったり、主走査・副走査の変倍処理を行ったりする機能を有し、さらに、スキャナ部100から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、システムバス2に出力する機能も有する。
【0025】
プリンタコントローラ20はプリンタ部200と接続され、また、システムバス2によってCPU1と接続されており、CPU1から出力された画像データにスムージング処理をして、プリンタ部200へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、システムバス2に出力する機能も有する。
【0026】
操作部コントローラ60は、操作部650と接続されている。操作部650は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は操作部コントローラ60を介してCPU1に伝えられ、液晶表示部は操作部コントローラ60から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
【0027】
HDDコントローラ40はハードディスク400と接続されており、プログラムや画像データを書き込んだり読み込んだりすることができる。
【0028】
続いて図3を用いて操作部650について説明する。
【0029】
600はLCDタッチパネルであり、主なモード設定、状況表示はここで行われる。601は0〜9までの数値を入力するためのテンキーである。602はIDキーであり、装置が部門管理されている場合に部門番号と暗証モードを入力する際に使用されるものである。
【0030】
603は設定されたモードをリセットするためのリセットキー、604は各モードについての説明画面を表示するためのガイドキー、605はユーザーモード画面に入るためのユーザーモードキー、606は割り込みコピーを行うための割り込みキーになっている。
【0031】
607はコピー動作をスタートさせるためのスタートキー、608は実行中のコピージョブを中止させるためのストップキーである。
【0032】
609はソフト電源SWであり、押下することによりLCD600のバックライトが消え装置は低電力状態に落ちる。610は節電キーであり、これを押下することで節電状態に入り、再度押下することで節電状態から復帰する。
【0033】
614はLCDタッチパネルのコントラストを調整するための調整キーである。
【0034】
615はカウンタ確認キーであり、このキーを押下することでそれまでに仕様したコピー枚数の集計を表示するカウント画面がLCD上に表示される。
【0035】
616はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLED、617がジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLED、618は装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDになっている。
【0036】
図4は画像形成装置150の操作部650のLCDタッチパネル600に表示される画面を図示したものである。
【0037】
コピー標準画面にはジョブ属性を入力するためのいくつかのボタンが存在する。
【0038】
たとえば、読み取る原稿の倍率を設定する倍率ボタン(13002)、その倍率ボタンで変更した倍率を等倍に戻す等倍ボタン(13001)、読み取った原稿の画像を図1に示す各種給紙段(204―208)のどの用紙に印字するかを選択する用紙選択ボタン(13007)、ステイプルやシフトなどのソートのタイプを設定するソート設定ボタン(13003)、原稿を片面あるいは両面で読み取るか、もしくは図1で示したプリンタ部300で片面印字を行うか,両面印字を行うかを設定する両面設定ボタン(13005)、コピー動作中に、他のコピーを割り込ませる割込みボタン(13004)、濃度を設定する濃度設定ボタン(13009、13010、13011)、画質を選択する画質設定ボタン(13012)、各種応用的な設定を行うためのダイアログを開くための応用モードボタン(13013)などが存在する。
【0039】
中でも読取った原稿の画像を図1に示す各種給紙段(204−208)のどの用紙に印字するかを選択する用紙選択ボタン(13007)によって、現在どの給紙段(204−208)から給紙するかを示すために現在の設定をしめす。表示部13006が存在する。現在13006は「自動用紙」と表示されており,ユーザがあらかじめどの給紙段(204−208)から給紙するのかを指示するのではなく、読み取った原稿の用紙サイズから、自動的にどの給紙段から給紙するかを画像形成装置制御部15が判断するモードであることを示している。
【0040】
また読み取った原稿を何枚に複製するのかを示す置数表示部13008も存在する。この置数の設定は、図3のテンキー601によって入力される。
【0041】
図5は画像形成装置150の操作部650のLCDタッチパネル600に表示される画面であり、操作部650のユーザーモードキー605を押下したときに表示される、ユーザーモード画面を図示したものである。
【0042】
ユーザーモード画面にはユーザが各種設定を行うための設定画面が表示される。ユーザーモードと呼ばれる設定項目は数多くの項目があるために階層構造となっている。ここでは「共通仕様設定」と呼ばれる設定画面に遷移するための共通仕様設定ボタン5001、タイマなどの設定を行う画面に遷移するためのタイマ設定ボタン、調整を行うための設定画面に遷移するための調整/クリーニングボタン、レポート出力の設定画面に遷移するためのレポート出力ボタン、システム管理設定画面に遷移するためのシステム管理設定ボタン、コピー仕様設定画面に遷移するためのコピー仕様設定ボタン、ボックス仕様設定画面に遷移するためのボックス仕様設定ボタン、プリンタ仕様設定画面に遷移するためのプリンタ仕様設定ボタンが存在する。用紙サイズ自動検知プリント機能は共通仕様画面に存在するので、ここでは共通仕様設定ボタン5001を押下する。
【0043】
図6は画像形成装置150の操作部650のLCDタッチパネル600に表示される画面であり、図5のユーザーモード画面の共通仕様設定ボタン5001を押下したときに表示される共通仕様設定画面を図示したものである。
【0044】
共通仕様設定画面にはコピー、プリント、ボックス各種機能に分類できない、全体的な設定項目を取り扱っている。
【0045】
その中の用紙サイズ自動検知プリント機能を設定するための、用紙サイズ自動検知プリントボタン6001をユーザは押下する。
【0046】
図7は画像形成装置150の操作部650のLCDタッチパネル600に表示される画面であり、図6の共通仕様設定画面の用紙サイズ自動検知プリントボタン6001を押下したときに表示される用紙サイズ自動検知プリント設定画面を図示したものである。
【0047】
用紙サイズ自動検知プリント設定画面には、図1に図示した各種給紙段(204−207)に対応する給紙段ボタン(7001〜7004)が存在する。そして給紙段ボタン7001〜7004には用紙サイズと用紙残量を示すアイコンがついている。ここでは給紙段204に対応するボタン7001では用紙サイズはA4であることを示している。それ以外の7002〜7004は用紙サイズが不明であるため「不定」と表示している。
【0048】
給紙段204に対応するボタン7001を押下したときには、画像形成装置制御部15は給紙段204から用紙を1枚給紙し、用紙サイズを検知した後に、不揮発性メモリ5に存在する給紙段204の用紙サイズを格納する領域に検知した用紙サイズを格納し、用紙をエスケープトレイ302に排出する動作をする。
【0049】
同様に給紙段205〜207に対応するボタン7002〜7004も、押下した時点で、その給紙段から用紙を1枚給紙し、用紙サイズを検知した後に、不揮発性メモリ5に存在する各給紙段の用紙サイズを格納する領域に検知した用紙サイズを格納し、用紙をエスケープトレイ302に排出する動作をする。
【0050】
また「すべてのカセットの用紙サイズを再検知する」の実行ボタン7005を押下した場合には、各給紙段204−207から用紙を一枚ずつ給紙し、用紙サイズを検知した後に、不揮発性メモリ5に存在する各給紙段の用紙サイズを格納する領域に検知した用紙サイズを格納し、用紙をエスケープトレイ302に排出する動作をする。つまりボタン7001〜7004を順に押下したのと同様の動作を行う。
【0051】
更に「不定の用紙サイズのカセットのみを検知する」の実行ボタン7006を押下した場合には、用紙サイズが不定である給紙段205−207から用紙を一枚ずつ給紙し、用紙サイズを検知した後に、不揮発性メモリ5に存在する各給紙段の用紙サイズを格納する領域に検知した用紙サイズを格納し、用紙をエスケープトレイ302に排出する動作をする。つまり用紙サイズがA4と確定している給紙段204に対応するボタン7001以外のボタン7002〜7004を順に押下したのと同様の動作を行う。
【0052】
閉じるボタン7007は、用紙サイズ自動検知プリント画面から、前の共通仕様設定画面に遷移する時に押下する。
【0053】
図8は画像形成装置制御部15のRAM4と不揮発性RAM5の内部に存在する、用紙サイズ格納領域8001〜8004と用紙サイズ自動検知プリント実行中フラグ8005について示したものである。
【0054】
用紙サイズ格納領域8001〜8004は、電源を落としても用紙サイズを格納するために不揮発性RAM5内に存在する。この用紙サイズ格納領域8001〜8004は、図1に図示した各種給紙段(204−207)に対応する。
【0055】
図8の場合には図7に示したように給紙段204は用紙サイズがA4であり、それ以外の給紙段205〜207は用紙サイズが不定であるため不定といった用紙サイズコードが格納されている。
【0056】
また用紙サイズ自動検知プリント実行中フラグ8005は、RAM4内に存在し、用紙サイズ自動検知プリントを実行中の時にはONに設定し、用紙サイズ自動検知プリントが実行されていないときにはOFFに設定する。このフラグがONの時には用紙サイズ自動検知プリントが実行中であることがわかるので、その時点では他のジョブが実行できないように画像形成装置制御部15は制御を行う。
【0057】
図9は画像形成装置制御部15の制御手順を示すフローチャートであり、本発明の給紙段から用紙を1枚給紙し、用紙サイズを判定するフローについて示したものである。
【0058】
先ず、ステップS9001では、決められた給紙段から用紙サイズ自動検知プリントの実行を開始する。これらの開始は図7に示した用紙サイズ自動検知プリントの実行をユーザが指示した時に開始される。
【0059】
次にステップS9002では、ステップS9001で指定された給紙段に、まず用紙が存在するかどうか確認する。もし用紙が存在しない場合にはステップS9010へ、用紙が存在する場合にはステップS9003へ進む。
【0060】
次にステップS9003では、ステップS9002にて指定した給紙段に用紙が存在することから、その用紙を1枚給紙し、ステップS9004へ進む。
【0061】
ステップS9004では、ステップS9003で給紙した用紙が、各給紙段に対応する給紙センサ250〜253上を通過し、給紙センサがONの状態になっているかを確認する。もし用紙が通過中で給紙センサがONとなっている場合にはステップS9005へ進み、用紙が通過せずに給紙センサがOFFのままである場合にはステップS9011へ進む。
【0062】
ステップS9011では、ステップS9003で用紙を給紙してから、給紙センサがOFFのままの時間を計測する。もし所定時間以上給紙センサがOFFの場合には、給紙センサに達する前に、用紙が遅延しジャムが発生していることになる。所定時間以上給紙センサがOFFの場合にはステップS9012へ進み、ジャム処理を行う。また所定時間以上給紙センサがOFFになっていない場合にはステップS9004に戻り、再度給紙センサがONになっていないかを確認する。
【0063】
ステップS9005では、ステップS9004で給紙した用紙が給紙センサをONしたので、ONの状態の時間を計測する。この時間と給紙した用紙の搬送速度によって給紙した用紙の用紙サイズを判別することができる。そしてステップS9006へ進む。
【0064】
ステップS9006では、ステップS9004で給紙センサをONした時間が所定時間以上に達しているかを判断する。所定時間以上給紙センサがONされている場合には、給紙センサ上で紙が滞留し、ジャムが発生していることになる。もし所定時間以上給紙センサがONの場合にはステップS9012へ進み、ジャム処理を行う。また所定時間に給紙センサがONされていない場合にはステップS9007へ進む。
【0065】
ステップS9007では、給紙センサがOFFされたか、否かを判断する。給紙センサがOFFされた場合にはステップS9008へ進み、給紙センサがONのままである場合にはステップS9005へ戻り、用紙通過時間をカウントし、ステップS9006、ステップS9007を繰り返す。
【0066】
ステップS9008では、ステップS9004で給紙センサがONされてから、ステップS9007で給紙センサがOFFされるまでの時間(ステップS9005の用紙通過時間)と、用紙を搬送する速度から用紙サイズを導き、用紙サイズを判定し、図8の用紙サイズ格納領域に、用紙サイズを書き込み、ステップS9009へ進む。
【0067】
ステップS9009では、給紙した用紙を、図1に示したエスケープトレイと呼ばれる排紙ビン302へと排出し、ステップS9014に進み終了する。
【0068】
用紙サイズ自動検知プリントの実行中にステップS9010の紙なし、あるいはステップS9012のジャム処理のように、エラーが発生し用紙サイズ自動検知プリントが実行できなくなった場合にはステップS9013に進み、用紙サイズ判定失敗処理を行い、ステップS9014に進み、終了する。
【0069】
図10は画像形成装置制御部15の制御手順を示すフローチャートであり、図7の用紙サイズ自動検知プリント画面の各ボタンを押下したときの画像形成装置制御部15の制御手順を示したものである。
【0070】
まずステップS10001では、図7の用紙サイズ自動検知プリント画面の各ボタン7001〜7006を押下した時点で、用紙サイズ自動検知プリントを開始し、ステップS10002へ進む。
【0071】
ステップS10002では、図8の用紙サイズ自動検知プリントフラグ8005をONにし、用紙サイズ自動検知プリントを実行中であることを示し、ステップS10003へ進む。
【0072】
ステップS10003では、図7で押下したボタンから用紙サイズ指定モードがどのモードであるかを判断する。もし「すべてのカセットの用紙サイズを再検知する」実行ボタン7005を押下された場合には、ステップS10004へ、「不定の用紙サイズのカセットのみ検知する」実行ボタン7006を押下された場合には、ステップS10006へ、いずれかの給紙段を選択するボタン7001から7004を押下された場合には、ステップS10008へ進む。
【0073】
ステップS10004では、ステップS10003で「すべてのカセットの用紙サイズを再検知する」実行ボタン7005が押下されたため、すべての給紙段で用紙サイズ自動検知プリントを行ったかを判断する。もしすべての給紙段で用紙サイズ自動検知プリントを行った場合にはステップS10009へ進み、まだ用紙サイズ自動検知プリントを実行していない給紙段が存在する場合には、ステップS10005へ進み、その給紙段に対して用紙サイズ検知動作を行う。ここでの用紙サイズ検知動作とは、図9で示したフローである。
【0074】
ステップS10006では、ステップS10003で「不定のカセットの用紙サイズを再検知する」実行ボタン7006が押下されたため、不定の給紙段で用紙サイズ自動検知プリントを行ったかを判断する。この用紙サイズが不定の給紙段とは図8での用紙サイズ格納領域に保持されている用紙サイズの値が不定の給紙段のことを指している。もし不定の給紙段のすべてで用紙サイズ自動検知プリントを行った場合にはステップS10009へ進み、まだ用紙サイズ自動検知プリントを実行していない用紙サイズが不定の給紙段が存在する場合には、ステップS10007へ進み、その給紙段に対して用紙サイズ検知動作を行う。ここでの用紙サイズ検知動作とは、図9で示したフローである。
【0075】
ステップS10008では、ステップS10003で、図7のいずれかの給紙段を選択するボタン7001から7004のどれかが押下されたため、そのボタン7001から7004に対応する給紙段から紙を1枚給紙し、用紙サイズ自動検知プリントの実行を行う。ここでの用紙サイズ検知動作とは、図9で示したフローである。
【0076】
ステップS10009では、ステップS10002でONにした図8の用紙サイズ自動検知プリントフラグ8005の値をOFFにし、用紙サイズ自動検知プリントの実行が終了したことを示し、用紙サイズ自動検知プリントの実行を終了する。
【0077】
以上の画像形成装置制御部15の制御方法により、給紙段ごとに用紙サイズの検知機構を専用に設けるのではなく、またユーザに用紙サイズを設定入力させずに、複数の各給紙段に格納されている用紙サイズを一度の操作で自動的に検知することができる。これらの制御方法により、用紙サイズの検知機構を省くことによるコストダウンと、ユーザに各給紙段にたいして用紙サイズを入力する動作を省くことによる入力誤りを防ぐことが可能となり、利便性を向上させた画像形成装置を提供することができる。
【0078】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能(図6,7,8に示すフロー)を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成され得る。
【0079】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0080】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の画像形成装置のスキャナ部及びプリンタ部の各機構部の構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の制御部15の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の操作部650の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の画像形成装置の操作部650上のLCDタッチパネル600に表示するコピー標準画面である。
【図5】本発明の画像形成装置の操作部650上のLCDタッチパネル600に表示するユーザーモード画面である。
【図6】本発明の画像形成装置の操作部650上のLCDタッチパネル600に表示する共通仕様設定画面である。
【図7】本発明の画像形成装置の操作部650上のLCDタッチパネル600に表示する用紙サイズ自動検知プリント画面である。
【図8】本発明の画像形成装置の画像形成装置制御部15内部のメモリの属性を示すブロック図である。
【図9】本発明の画像形成装置の画像形成装置制御部15の制御方法のフローを示すフローチャートである。
【図10】本発明の画像形成装置の画像形成装置制御部15の制御方法のフローを示すフローチャート その2である。
【符号の説明】
【0082】
15 画像形成装置制御部
100 スキャナ部
150 画像形成装置
200 プリンタ部




 

 


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