米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 包装;運搬 -> キヤノン株式会社

発明の名称 シート給送装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8637(P2007−8637A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−189898(P2005−189898)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100095315
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕幸
発明者 大弓 正志
要約 課題
本発明の目的は、装置内部が不要に加熱されることがなく、且つ除湿部材を交換することなく、装置内部の除湿が行えるようにすることである。

解決手段
加熱再生型の除湿部材101と、除湿部材101を移動させるためのモータ107と、除湿部材101を加熱して再生するためのヒータ103と、を有し、除湿部材101を、シートを収納する装置本体の内部とこの装置本体の内部とは隔離した加熱再生ダクト102とにわたって配置し、モータ107により装置本体の内部と加熱再生ダクト102との間で循環移動させ、装置本体の内部にて除湿を行った除湿部材101を加熱再生ダクト102にてヒータ103により加熱して再生することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
供給するシートを収納する装置本体と、
加熱再生型の除湿部材と、
前記除湿部材を移動させるための移動手段と、
前記除湿部材を加熱して再生するための加熱手段を有する加熱再生部と、
を有し、
前記加熱再生部を前記装置本体から隔離させ、前記除湿部材を、前記装置本体の内部と前記加熱再生部とにわたって配置し、前記移動手段により前記装置本体の内部と前記加熱再生部との間で循環移動させ、前記装置本体の内部にて除湿を行った前記除湿部材を前記加熱再生部において前記加熱手段により加熱再生することを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】
前記装置本体の内部の湿度を検出する湿度検出手段を有し、前記湿度検出手段の検知結果に基づいて前記移動手段及び前記加熱手段の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記湿度検出手段により検出した検出湿度が、予め設定した設定湿度を超える場合は前記移動手段及び前記加熱手段を動作させることを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記加熱手段を動作させる基準となる設定湿度として異なる複数の湿度を設定し、前記複数の設定湿度の高低に応じて加熱の強弱を変えて前記加熱手段を動作させることを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記装置本体が、前記除湿部材が循環移動するシート収納庫であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記シート収納庫内のシートの有無を検知するシート有無検知手段を有し、前記シート有無検知手段の検知結果に基づいて前記移動手段及び前記加熱手段の動作を制御することを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記シート収納庫は、シートを収納するシート収納部が着脱可能であり、前記シート収納部の有無を検知する収納部検知手段を有し、前記収納部検知手段の検知結果に基づいて前記移動手段及び前記加熱手段の動作を制御することを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記シート収納庫を略密閉に構成したことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記加熱再生部を密閉可能に構成し、前記移動手段及び前記加熱手段の動作停止時に前記加熱再生部を密閉することを特徴とする請求項8に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記除湿部材に空気を送るための送風手段を前記装置本体の内部及び前記加熱再生部に各々配置することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項11】
前記加熱再生部を、前記除湿部材の前記装置本体の内部に配置する第1の領域よりも小さい第2の領域に収まる大きさに構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項12】
前記除湿部材は多孔性の材質からなり、水分を含む空気環境下では水分を吸着し、高温の環境下では前記吸着した水分を放出することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項13】
前記除湿部材は、円盤状に形成され、回転により前記装置内部と前記加熱再生部との間を循環移動することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項14】
前記請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を記録する画像記録部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、除湿機能を有するシート給送装置及び前記シート給送装置を有する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタなどの画像形成装置が高湿環境下において放置された場合、装置内部に収納された記録紙が吸湿することになる。装置内部において積載された状態で吸湿した記録紙は、互いに吸着しあうため、給紙不良を引き起こす可能性が高い。更に、給紙が可能であっても、前記吸湿した記録紙は絶縁抵抗が大きく低下しているため、電子写真方式の画像形成装置である場合、トナー像の転写特性が悪化した不良画像となりやすい。
【0003】
そこで従来から、記録紙の吸湿に起因する給紙不良や画像不良を防止するために、装置内部に収納された記録紙から除湿する技術が提案されている。例えば、装置内部の空気温度を上昇させるヒータを用いて装置内部に収納された記録紙から除湿する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、化学吸湿剤を含む除湿ユニットを用いて装置内部に収納された記録紙から除湿する技術なども提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平8−169582号公報
【特許文献2】特開平9−44063号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記除湿ヒータを用いた技術では、記録紙から除湿するために装置内部でヒータを使用するため、装置内部が不要に加熱されてしまうという問題がある。また、化学吸湿剤を使用する技術では、化学吸湿剤が寿命に達する毎に化学吸湿剤を含む除湿ユニットを交換しなければならないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、装置内部が不要に加熱されることがなく、且つ除湿部材を交換することなく、装置内部の除湿が行えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明は、供給するシートを収納する装置本体と、加熱再生型の除湿部材と、前記除湿部材を移動させるための移動手段と、前記除湿部材を加熱して再生するための加熱手段を有する加熱再生部と、を有し、前記加熱再生部を前記装置本体から離隔させ、前記除湿部材を、前記装置本体の内部と前記加熱再生部とにわたって配置し、前記移動手段により前記装置本体の内部と前記加熱再生部との間で循環移動させ、前記装置本体の内部にて除湿を行った前記除湿部材を前記加熱再生部において前記加熱手段により加熱再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記本発明によれば、加熱再生型の除湿部材を用いてシートが収納されている装置本体の内部の除湿動作を行い、前記装置内部とは隔離した加熱再生部で前記除湿部材の加熱再生を行う。これにより、加熱再生のための熱によって装置内部が不要に加熱されてしまうことがなく、また除湿部材を交換することなく、装置内部の除湿を効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0010】
〔第1実施形態〕
図1〜図5を用いて、第1実施形態に係るシート給送装置を有する画像形成装置について説明する。図1は第1実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成断面図である。図2は第1実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成上面図である。図3は第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式断面図である。図4は第1実施形態に係る除湿動作シーケンスのフローチャートである。図5は第1実施形態に係るプリンタ制御部の要部構成図である。
【0011】
まず図3を用いて、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。図3に示すように、画像形成装置は、原稿の画像を読み取る画像読取部としてのリーダー部301と、シートに画像を記録する画像記録部としてのプリンタ部302を有している。
【0012】
前記リーダー部301では、原稿台310上と原稿圧板311の間にセットされた原稿を、ランプ312で照射しながら矢印V方向に走査していく。原稿からの反射光像はミラー群313、レンズ314を通してRGB3色のフィルタが施されたCCD315上に結像し、CCD315によりRGBの各色の信号に光電変換される。電気信号となった画像信号は画像処理部401にて所定の画像処理が加えられてCMYKの出力画像データを作り、プリンタ部302のプリンタ制御部326に送出される。
【0013】
プリンタ部302において、326は画像制御および駆動制御を行うプリンタ制御部である。325はレーザー光を各感光体ドラム340上に走査させるポリゴンスキャナである。331,332,333,334はそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(K)の各色についての画像形成部である。
【0014】
プリンタ制御部326において所定のγ補正の画像変換処理を画像データ施す。そのγ補正を行った画像データに応じて独立に駆動されるレーザー素子321,322,323,324からのレーザー光を各色の感光体ドラム340上に走査する。画像形成部331,332,333,334の構成は各色とも同様であるため、ここでは代表してマゼンタ(M)の画像形成部331を用いて説明する。画像形成部331において、340はレーザー光の露光により潜像を形成する感光体ドラムである。341は感光体ドラム340上にトナー現像を行う現像器であり、342は現像バイアスを印加し、トナー現像を行う現像スリーブである。343は現像スリーブ342上のトナー(現像剤)からの反射光量によりトナー濃度を検出するトナー濃度センサである。344は感光体ドラム340を所望の電位に帯電させる1次帯電器である。345は転写後の感光体ドラム340の表面を清掃するクリーナである。346はクリーナ345で清掃された感光体ドラム340の表面を除電し、1次帯電器344において良好な帯電を得られるようにする補助帯電器である。347は感光体ドラム340上の残留電荷を消去する前露光ランプである。348は転写ベルト354の内部から放電を行い、感光体ドラム340上のトナー画像をシートに転写する転写帯電器である。349は感光体ドラム340上に形成される現像からの反射光量を検出する現像濃度センサである。
【0015】
一方、記録紙などのシート3511,3521はシート収納部351,352から選択的に一枚ずつ給送される。361はシートを一度停止し、画像形成部へのシートの搬送のタイミングを決定するレジストローラである。レジストローラ361で搬送のタイミングを取った後にシートは転写ベルト354上に送られる。そして、前記感光体ドラム上に形成されたトナー像を前記転写ベルト354により搬送されるシートに転写することで、マゼンタの画像がシート上に形成される。この電子写真プロセスをシアン,イエロー,ブラックの各画像形成部において同様に行うことで、重畳された各色のトナー画像がシート上に形成される。画像が形成されたシートは、定着前搬送355を通過し、定着器356によってトナー像が加熱定着され、原稿に対応したカラー画像がシート上の形成される。画像面を裏返して排出する裏面排出を行う場合には、前記シートは反転搬送路357に搬送され、反転搬送路357で反転された後、排出される。また、両面の画像形成を行うモードでは、前記一方の面に画像が定着されたシートは、反転搬送路357から再給送搬送路358へと搬送され、再給送装置350に送り込まれる。再給送装置350に送り込まれたシートは、他方の面にも画像形成を行うためにレジストローラ361に向けて再給送され、以下同様にして前述の画像形成動作が行われる。 353は手差しシート送り装置である。ここで、360はシート収納部351,352を含むシート収納庫であり、シート収納部351,352が着脱可能となっている。シート収納庫360は、シート収納部351,352が正常に挿入されている状態では、シート給送のための開口部を有するものの、略密閉した構造となっている。
【0016】
図1に本実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成を示す。これは画像形成装置内の本発明の装置本体としてのシート収納庫360およびそれに隣接して配置される本発明の加熱再生部としての加熱再生ダクト102を側面から図示したものである。シート収納庫360はシート給送のための開口部を除いて密閉状態となっている。また、加熱再生部としての加熱再生ダクト102は空気の出入口となる開口部106a,106bを除いて密閉状態となっている。そして、シート収納庫360と加熱再生ダクト102との間は隔壁360A(画像形成装置本体の外装でもよい)で遮断されている。すなわち、加熱再生ダクト102は、装置内部となるシート収納庫360に対して隔離された構成となっている。
【0017】
図1において、101は円盤状に形成された加熱再生型の除湿部材である。103は除湿部材101を加熱して再生するための加熱手段としてのヒータである。104は除湿部材101に空気を送るための送風手段としてのファンであり、加熱再生ダクト102内に配置されている。106a,106bは加熱再生ダクト102への空気の出入口となる開口部である。105は除湿部材101に空気を送るための送風手段としてのファンであり、シート収納庫360内に配置されている。
【0018】
3512,3522はシート収納部351,352の有無を検知する収納部検知手段としての着脱検知センサである。3513,3523はシート収納庫360内のシートの有無を検知するシート有無検知手段としての有無検知センサである。362は装置内部の湿度を検出する湿度検出手段としての湿度センサである。これらセンサ3512,3522,3513,3523,362は、それぞれシート収納庫360内に配置されている。
【0019】
加熱再生型の除湿部材101は、シート収納庫360と、このシート収納庫360とは隔離した加熱再生ダクト102とにわたって配置されている。すなわち、除湿部材101は、隔壁360Aを境にして、一部がシート収納庫360側に配置され、他の部が加熱再生ダクト120側に配置されている。また、加熱再生型の除湿部材101は、多孔質のゼオライトなどの多孔性の材質で構成され、水分を含む空気環境下では水分を吸着し、高温の環境下では前記吸着した水分を放出する。
【0020】
図2に装置内のシート収納庫360およびそれに隣接して配置される加熱再生ダクト102を上面から図示したものを示す。107は加熱再生型の除湿部材101を回転駆動するための移動手段としてのモータである。加熱再生型の除湿部材101は、円盤状に形成され、モータ107により回転し、シート収納庫360と加熱再生ダクト102との間を循環移動する。
【0021】
除湿動作時には加熱再生型の除湿部材101は、モータ107の駆動に従い、中心を軸として回転駆動される。略密閉されたシート収納庫360内部では、ファン105が回転する加熱再生型の除湿部材101に空気を吹き付けるように矢印で示す空気の流れを作り出している。これにより、シート収納庫360内の空気に含まれる水分を加熱再生型の除湿部材101に吸着させることができる。水分を吸着した加熱再生型の除湿部材101は、回転によって加熱再生ダクト102側へと循環移動される。加熱再生ダクト102の領域では、ファン104が、回転する加熱再生型の除湿部材101に空気を吹き付けるように矢印で示す空気の流れを作り出している。加熱再生ダクト102では、ファン104によって開口部106aから吸引された空気がヒータ103を通って加熱され、この加熱された空気が、回転する加熱再生型の除湿部材101に吹き付けられる。この加熱された空気によって、水分を吸着した除湿部材101から水分が放出される。除湿部材101を通過した、水分を多く含くむ高温の空気は開口部106bを通じて機外へ放出される。水分が放出されて吸湿可能となった除湿部材101は、再び回転によってシート収納庫360側へと循環移動され、シート収納庫360内の水分の吸着動作を行う。この循環移動を繰り返すことにより、除湿部材101を交換することなく、シート収納庫360内の除湿が可能となる。このとき、シート収納庫360内は略密閉された状態で除湿されるため、除湿の効率が高いものとなる。また、装置内部とは隔離した加熱再生ダクト102で除湿部材101の加熱再生を行うので、加熱再生のための熱によって装置内部が不要に加熱されてしまうことがなく、装置内部の除湿を効率的に行うことができる。
【0022】
本実施形態に係る画像形成装置での除湿動作のシーケンスを可能とするプリンタ制御部の構成図を図5に示す。362は画像形成装置の画像制御および駆動制御を行うプリンタ制御部である。501は画像形成装置の制御を司るCPUに接続されたI/Oポート、510は画像形成装置の制御を司るCPUに接続されたA/Dコンバータである。502,503,504,505,507はトランジスタ、506,508はダイオードである。シート収納部の着脱検知センサ3512,3522、シートの有無検知センサ3513,3523は、I/Oポート501に各々入力される。湿度センサ362はA/Dコンバータ510に入力され、湿度に応じて出力されるアナログ値をデジタル変換してシーケンス処理可能な値(検出湿度)とする。
【0023】
本実施形態に係る画像形成装置での除湿動作のシーケンスのフローチャートを図4に示す。図5のプリンタ制御部の動作をフローチャートに合わせて説明を行う。
【0024】
除湿動作のシーケンスは、まず除湿動作が可能かどうか判断を行う(S101)。これは、装置として電力を制限する必要があるためヒータを用いた除湿動作が行えない低電力モードやプリント動作などの動作モードにないかどうかの判断である。前述の動作モードでなければ、除湿動作が可能であると判断する。
【0025】
次にシート収納部が有るかを判断する(S102)。着脱検知センサ3512,3522からの入力In1,In2がともにシート収納部有りを示していれば次の判断へ移行する。
【0026】
次にシートが有るかを判断する(S103)。有無検知センサ3513,3523からの入力In3,In4の何れかがシート有りを示していれば次の判断へ移行する。
【0027】
次に検出湿度hが第1の設定湿度H1以上かを判断する(S104)。このとき湿度センサ362からのA/D値に基づいて検出された湿度hが、予め設定された第1の設定湿度H1以上の場合は、シート収納庫内は高湿と判断して、強い除湿動作を行う(S105)。このときOut1=Lレベル,Out2=Lレベル,Out3=Lレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104をオンし、Out4=Lレベル,Out5=Hレベルを出力してヒータ103を24Vで駆動し、強力に加熱動作を行う。
【0028】
次に検出湿度hが第1の設定湿度H1以下で(S104)、検出湿度hが第1の設定湿度より湿度の低い第2の設定湿度H2以上かを判断する(S106)。このとき湿度センサ362からのA/D値に基づいて検出された湿度hが、予め設定された第2の設定湿度H2以上の場合は、シート収納庫内は中湿と判断して、弱い除湿動作を行う(S107)。このときOut1=Lレベル,Out2=Lレベル,Out3=Lレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104をオンし、Out4=Hレベル,Out5=Lレベルを出力してヒータ103を12Vで駆動し、弱い加熱動作を行う。
【0029】
検出湿度hが第2の設定湿度H2以下(S106)の場合は、除湿動作を停止する(S108)。またS101の条件で除湿動作が不可能な場合は、除湿動作を停止し又は除湿動作を行わない(S108)。またS102の条件でシート収納部無し、S103の条件でシート無しの場合も同様に、除湿動作を停止し又は除湿動作を行わない(S108)。このときOut1=Hレベル,Out2=Hレベル,Out3=Hレベル,Out4=Hレベル,Out5=Hレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104,ヒータ103をオフする。このようなシーケンスおよびこのシーケンスを実現可能とする制御回路により、装置状態に応じて、加熱再生型の除湿部材101を用いた除湿動作の制御が可能となる。
【0030】
上述したように、本実施形態によれば、加熱再生型の除湿部材101を用いて装置内部の除湿動作を行い、装置内部とは隔離した加熱再生ダクト102で除湿部材101の加熱再生を行う。これにより、加熱再生のための熱によって装置内部が不要に加熱されてしまうことがなく、また除湿部材101を交換することなく、装置内部の除湿を効率的に行うことができる。
【0031】
またシート収納庫360を略密閉に構成することにより、モータ107,ヒータ103,ファン104,105による除湿動作時だけでなく、除湿動作停止時にも、装置内部の除湿を効率的に行うことができる。
【0032】
また、シート収納庫360及び加熱再生ダクト102に各々配置したファン104,105を、除湿動作時にモータ107やヒータ103と共に動作させることにより、より効率的に除湿を行うことができる。
【0033】
〔第2実施形態〕
図6〜図9を用いて、第2実施形態に係るシート給送装置を有する画像形成装置について説明する。図6は第2実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成断面図である。図7は第2実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成上面図である。図8は第2実施形態に係る除湿動作シーケンスのフローチャートである。図9は第2実施形態に係るプリンタ制御部の要部構成図である。
【0034】
本実施形態では、前述した実施形態の構成に加えて更に、加熱再生ダクト102を密閉可能に構成し、ヒータ103,モータ107,ファン104,105の動作停止時に加熱再生ダクト102を密閉するようにしている。更に、装置内部とは隔離した加熱再生ダクト102を、装置内部に配置する除湿部材101の第1の領域よりも小さい第2の領域に収まる大きさに構成している。これ以外の構成は、前述した実施形態と略同様であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
【0035】
図7は画像形成装置内のシート収納庫360およびそれに隣接して配置される加熱再生ダクト102を上面から図示したものである。本実施形態では、加熱再生ダクト102を、除湿部材101の装置内部に配置する第1の領域(3/4)よりも小さい第2の領域(1/4)に収まる大きさにしている。図7に示すように加熱再生ダクト102を加熱再生型の除湿部材101の1/4の領域に収めると、画像形成装置又はシート収納庫の角部への配置が可能となり、装置として占有面積の低下に寄与可能となる。また図7に示すように、モータ107を加熱再生ダクト102側に配置することも可能である。
【0036】
図6は画像形成装置内のシート収納庫360およびそれに隣接して配置される加熱再生ダクト102を側面から図示したものである。108,109は加熱再生ダクト102の開口部106a,106bを開閉するためのシャッター、110はシャッター108,109を駆動する駆動部である。それ以外の構成は前述した第1実施形態と同様であるため、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0037】
本実施形態に係る画像形成装置での除湿動作のシーケンスを可能とするプリンタ制御部の構成図を図9に示す。511,512はトランジスタであり、駆動部としてのラッチングソレノイド110の駆動を行う。それ以外の構成は前述した第1実施形態と同様であるため、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0038】
本実施形態に係る画像形成装置での除湿動作のシーケンスのフローチャートを図8に示す。図9のプリンタ制御部の動作をフローチャートに合わせて説明を行う。
【0039】
除湿動作のシーケンスは、まず除湿動作が可能かどうか判断を行う(S201)。これは、装置として電力を制限する必要があるためヒータ点灯による除湿動作が行えない低電力モードやプリント動作などの動作モードにないかどうかの判断である。前述の動作モードでなければ、除湿動作が可能であると判断する。
【0040】
次にシート収納部が有るかを判断する(S202)。着脱検知センサ3512,3522からの入力In1,In2がともにシート収納部有りを示していれば次の判断へ移行する。
【0041】
次にシートが有るかを判断する(S203)。有無検知センサ3513,3523からの入力In3,In4の何れかがシート有りを示していれば次の判断へ移行する。
【0042】
次に検出湿度hが第1の設定湿度H1以上かを判断する(S204)。このとき湿度センサ362からのA/D値に基づいて検出された湿度hが、予め設定された第1の設定湿度H1以上の場合は、シート収納庫内は高湿と判断して、強い除湿動作を行う(S205)。このときOut6=Hレベルを所定時間印加してLレベルに戻し、Out7=Lレベルとして、ラッチングソレノイド110を動作させてシャッター108,109を開にする。またOut1=Lレベル,Out2=Lレベル,Out3=Lレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104をオンし、Out4=Lレベル,Out5=Hレベルを出力してヒータ103を24Vで駆動し、強力に加熱動作を行う。
【0043】
次に検出湿度hが第1の設定湿度H1以下で(S204)、検出湿度hが第1の設定湿度より湿度の低い第2の設定湿度H2以上かを判断する(S206)。このとき湿度センサ362からのA/D値に基づいて検出された湿度hが、予め設定された第2の設定湿度H2以上の場合は、シート収納庫内は中湿と判断して、弱い除湿動作を行う(S207)。このときOut6=Hレベルを所定時間印加してLレベルに戻し、Out7=Lレベルとして、ラッチングソレノイド110を動作させてシャッター108,109を開にする。またOut1=Lレベル,Out2=Lレベル,Out3=Lレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104をオンし、Out4=Hレベル,Out5=Lレベルを出力してヒータ103を12Vで駆動し、弱い加熱動作を行う。
【0044】
検出湿度hが第2の設定湿度H2以下(S106)の場合は除湿動作を停止する(S208)。またS201の条件で除湿動作が不可能な場合は、除湿動作を停止し又は除湿動作を行わない(S208)。またS202の条件でシート収納部無し、S103の条件でシート無しの場合も同様に、除湿動作を停止し又は除湿動作を行わない(S208)。このときOut7=Hレベルを所定時間印加してLレベルに戻し、Out6=Lレベルとして、ラッチングソレノイド110を動作させてシャッター108,109を閉にする。またOut1=Hレベル,Out2=Hレベル,Out3=Hレベル,Out4=Hレベル,Out5=Hレベルを出力してモータ107,ファン105,ファン104,ヒータ103をオフする。このようなシーケンスおよびこのシーケンスを実現可能とする制御回路により、装置状態に応じて、加熱再生型の除湿部材101を用いた除湿動作の制御が可能となる。
【0045】
上述したように、本実施形態によっても、加熱再生型の除湿部材101を用いて装置内部の除湿動作を行い、装置内部とは隔離した加熱再生ダクト102で除湿部材101の加熱再生を行う。これにより、加熱再生のための熱によって装置内部が不要に加熱されてしまうことがなく、また除湿部材101を交換することなく、装置内部の除湿を効率的に行うことができる。
【0046】
また本実施形態では、シート収納庫360を略密閉に構成するだけでなく、更に加熱再生ダクト102の開口部106a,106bを密閉可能とするシャッター動作も行う。これにより、除湿動作停止時に装置内部の除湿をより効率的に行うことができ、更に除湿動作により除湿された状態が電力を消費しない状態でも維持可能となる。
【0047】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、シート収納部の有無、シートの有無、シート収納庫の湿度の各センサ情報を基に除湿動作の制御を行ったが、除湿対象となる部位の状態を検知する情報であれば、これらの入力情報に限定されるものではない。
【0048】
また前述した実施形態では、除湿動作の強弱切り換えとして、ヒータへの印加電圧の切り換えを例示して説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例えばファンへの印加電圧による風量制御などとの組み合わせでも良く、同様の効果を得ることができる。また、ヒータの駆動をDC電圧による駆動とし、ヒータへの印加電圧の切り換えをDC電圧の切り換えで説明を行ったが、これに限るのものではない。例えば、DC電圧による駆動の場合はPWM駆動によるデューティ制御や複数のヒータの使用個数制御などでも実現可能である。また、ヒータをAC電圧印加とした場合は、全波駆動/半波駆動の切り換えや、波数制御の切り換えでも同様の効果を得ることができる。
【0049】
更に前述した実施形態では、除湿動作の強弱切り換えをヒータの加熱温度の2段階の切り換えで行う構成を例示したが、これに限定されるものではなく、除湿動作の強弱切り換えを更に多段階に行っても良い。或いは除湿動作の強弱切り換えを行わずに、除湿動作を行うか、又は行わないかの切り換えであっても良い。また、ヒータの加熱温度を一定として除湿部材101の回転速度を変化させるようにモータを制御するようにしてもよい。
【0050】
また前述した実施形態では、シート収納庫360に加熱再生ダクト102を取り付けてシート収納庫360の除湿を行う構成を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。装置内部とは隔離した加熱再生部であれば良く、例えば画像形成装置本体に加熱再生ダクト102を取り付けて、前述した実施形態で説明したように画像形成装置本体内の除湿の管理を行うようにしてもよい。
【0051】
また前述した第2実施形態では、加熱再生ダクト102の大きさとして、除湿部材101の1/4の領域に収まる大きさを例示したが、これに限定されるものではない。加熱再生ダクトの大きさは、除湿部材101の装置内部に配置する第1の領域よりも小さい第2の領域に収まる大きさであれば良い。
【0052】
前述した実施形態では、画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。このような画像形成装置或いはこの画像形成装置におけるシート給送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0053】
また前述した実施形態では、画像処理装置が一体的に有するシート給送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば画像形成装置に対して着脱自在なシート給送装置であっても良く、該シート給送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】第1実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成断面図
【図2】第1実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成上面図
【図3】第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式断面図
【図4】第1実施形態に係る除湿動作シーケンスのフローチャート
【図5】第1実施形態に係るプリンタ制御部の要部構成図
【図6】第2実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成断面図
【図7】第2実施形態に係るシート給送装置の主要部の構成上面図
【図8】第2実施形態に係る除湿動作シーケンスのフローチャート
【図9】第1実施形態に係るプリンタ制御部の要部構成図
【符号の説明】
【0055】
101 …加熱再生型の除湿部材
102 …加熱再生ダクト(加熱再生部)
103 …ヒータ(加熱手段)
104,105 …ファン(送風手段)
106a,106b …開口部
107 …モータ(移動手段)
108,109 …シャッター
110 …ラッチングソレノイド(駆動部)
301 …リーダー部(画像読取部)
302 …プリンタ部(画像記録部)
326 …プリンタ制御部(制御手段)
340 …感光体ドラム
351,352 …シート収納部
3512,3522 …着脱検知センサ(収納部検知手段)
3513,3523 …有無検知センサ(シート有無検知手段)
360 …シート収納庫
360A …隔壁
362 …湿度センサ(湿度検出手段)




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013