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発明の名称 シート給送装置及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8619(P2007−8619A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188802(P2005−188802)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100095315
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕幸
発明者 池田 太郎
要約 課題
シートの給送方向と直交する方向の位置ずれを極力抑えることができるシート給送装置及びこれを備え、高位置精度、高信頼性を達成可能な画像形成装置を提供する。

解決手段
シートにエアを吹き付けてシートを捌いて給送するシート給送装置において、シートを支持し、該シートを補充する補充位置からシートにエアを吹き付けて捌くための捌き位置にシートを移動可能なシートトレイ2と、捌き位置にあるシートに対してエアを吹き付けてシートを捌くための分離ファンと、シートトレイ2に支持されたシートに対し、シート給送方向と直交する方向の両端を規制するサイド規制板3a,3bと、を有し、補充位置P2におけるサイド規制板3a,3b対向面の間隔をA、シート捌き位置P1におけるサイド規制板3a,3b対向面の間隔をBとしたとき、A<Bの関係を有することを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
シートの端部にエアを吹き付けてシートを捌いて給送するシート給送装置において、
シートを支持し、補充されたシートが位置する補充位置とシートにエアを吹き付けて捌くための捌き位置とにシートを移動可能なシート支持手段と、
前記捌き位置にあるシートに対してエアを吹き付けてシートを捌くためのエア吹き付け手段と、
前記シート支持手段に支持されたシートに対し、シート給送方向と直交する方向の両端を規制する規制部と、
を有し、
シートの前記補充位置における前記規制部の対向面の間隔をA、シートの前記シート捌き位置における前記規制部の対向面の間隔をBとしたとき、A<Bの関係を有することを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】
前記シート支持手段はシートを昇降可能であり、前記規制部の上部が前記シート捌き位置に位置し、該規制部の上部に段差部を有することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記規制部は、前記シート支持手段で支持したシートの一方側に位置する規制部のシート対向面が平坦であり、前記シートの他方側に位置する規制部のシート対向面の上部に前記段差部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記エア吹き付け手段は、シート支持手段におけるシート給送方向と直交する方向であって、前記段差部が設けられた前記規制部側に配置されていることを特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記エア吹き付け手段は、シート支持手段におけるシート給送方向の前方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記規制部は前記シート捌き位置における前記規制部の対向面の間隔が前記Aと前記Bとに移動可能であり、該移動可能な規制部は、前記シート支持手段に支持されたシートが前記補充位置にあるときは前記規制部の対向面の間隔がAとなり、前記シート支持手段に支持されたシートが前記捌き位置に位置するときの前記規制部の対向面の間隔がBとなるように移動することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記規制部は前記シート支持手段で支持したシートの一方側に位置する規制部が固定され、前記シートの他方側に位置する規制部が移動可能であることを特徴とする請求項6記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記エア吹き付け手段は、シート給送方向と直交する方向であって、前記移動可能な規制部側に配置されていることを特徴とする請求項7記載のシート給送装置。
【請求項9】
シートを給送して画像形成部において画像を形成する画像形成装置において、
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はシート束にエアを吹き付けてシートを捌いて給送するシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来プリンタ、複写機等の画像形成装置において、シート収納手段(以下「収納庫」という)からシートを1枚ずつ給送する方法の1つとして、いわゆるエアシート給送装置が提案されている。これは、シート束端部に気体(主に空気)を吹き付け、シートを複数浮上、分離させ、さらにはシートを搬送ベルトに吸着して搬送するものである(特許文献1参照)。
【0003】
図12及び図13を用いて、従来のエアシート給送装置の一例を説明する。なお、図12は従来のエアシート給送装置の断面模式説明図であり、図13は図10のN−N断面説明図である。
【0004】
収納庫201にはシートトレイ202が上下に昇降可能に設けられている。このシートトレイ202にシート束Sを載置し、シート幅方向(シート給送方向と直交する方向)両側にサイド規制板203a,203bを突き当てる。また、シート後端には後端規制板204を突き当てる。これにより、シートトレイ202上に載置されたシート束Sが位置決めされる。
【0005】
シート給送に際しては、図示しない駆動手段によってシートトレイ202が上昇し、シート束の上部が吸着ベルト205と所定距離になる位置で停止する。そして、分離ファン206が作動してシート束の上部側面にエアを吹き付けると、シート束の上部数枚のシートが捌かれる。この状態で吸引ファン207を動作させて最上位のシートを吸着ベルト205に吸着し、該ベルト205を回転させて1枚のシートを給送するものである。
【0006】
【特許文献1】特開平09−309624号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようなエアシート給送装置では、例えば坪量80g/m2程度のシートを2000枚収容すると、浮上させる前の高さ、図13のCは約220mmになるが、これをユーザがシート幅方向のずれなく正確にセットすることは非常に難しい。そこで、サイド規制板203a,203bがシートセット位置の中心を基準に規制方向に連動して移動可能とし、厳密に位置規制ができる構成を採用した装置が具現化されている。
【0008】
このような装置の場合には、まず少量のシートのサイズに合わせて、サイド規制板203a,203bの位置を調節し、シートSとサイド規制板の間に隙間が空かないようにする。この状態で残りのシートSをセットすれば、シート幅方向のずれは発生しない。
【0009】
しかしながら、あまりに厳密に隙間を空けないようにセットしてしまうと、図13中のD部において、サイド規制板203a,203bの表面とシート端部との摩擦抵抗によりシートが浮上せず、まったくシート給送できなくなるおそれがある。また、シート1枚ごとの寸法のばらつき、サイド規制板203a,203bその他の部品のばらつき等が発生すると、この傾向がより顕著になる。
【0010】
エアシート給送装置は、特に前述した位置における摩擦抵抗の影響を受けやすいシステムであり、これを解消するためにエアの供給手段を大型化させたり、数を増やしたりすれば、装置全体の大型化、コストアップが発生してしまう。
【0011】
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、シートの給送方向と直交する方向の位置ずれを極力抑えることができるシート給送装置及びこれを備え、高位置精度、高信頼性を達成可能な画像形成装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、シートの端部にエアを吹き付けてシートを捌いて給送するシート給送装置において、シートを支持し、補充されたシートが位置する補充位置とシートにエアを吹き付けて捌くための捌き位置とにシートを移動可能なシート支持手段と、前記捌き位置にあるシートに対してエアを吹き付けてシートを捌くためのエア吹き付け手段と、前記シート支持手段に支持されたシートに対し、シート給送方向と直交する方向の両端を規制する規制部と、を有し、シートの前記補充位置における前記規制部の対向面の間隔をA、シートの前記シート捌き位置における前記規制部の対向面の間隔をBとしたとき、A<Bの関係を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明にあっては、シートが捌き位置にあるときは、シート端部と規制部との間に合計でB−Aの隙間ができる。よって、シートの幅方向のずれをB−A以下に抑制しつつ、良好な状態で捌くことができる。そのため、高位置精度、高信頼性を達成可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に本発明の一実施形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0015】
〔第1実施形態〕
図1乃至図7は第1実施形態を示すものである。なお、図1は画像形成装置の全体模式断面説明図であり、図2乃至図5はエアシート給送装置の説明図、図6及び図7はエアシート給送装置の特徴部分を示す説明図である。
【0016】
{画像形成装置}
まず、画像形成装置の全体構成について説明する。本実施形態の画像形成装置は装置本体100の下部にシート給送装置101が配置され、その上方に画像形成部102が配置されている。そして、装置本体100の最上部には原稿を光学的に読み取り、電気信号に変換する画像読取部103が配置されている。
【0017】
シート給送装置101はエアシート給送装置であり、その構成については後で詳細に説明する。このシート給送装置101から給送されたシートSは搬送ローラ対によって画像形成部102へ搬送される。
【0018】
本実施形態の画像形成部102は電子写真方式であり、感光体ドラム104の周囲に帯電器105、露光手段106、現像器107、転写帯電器108、及びクリーニング器109が配置されている。画像形成に際しては回転する感光体ドラム104の表面を帯電器108で一様に帯電した後に、露光手段106からの画信号に応じた露光によって静電潜像を形成する。この潜像を現像器107によってトナー現像して可視像化し、そのトナー像を搬送されたシートに転写帯電器108へのバイアス印加によって転写する。トナー像が転写されたシートは定着器110に搬送されてトナー定着された後に排出部111へ排出される。一方、トナー像転写後に感光体ドラム104に残留したトナーはクリーニング器109によって除去される。
【0019】
{シート給送装置}
次に画像形成部102へシートを給送するシート給送装置101について説明する。本実施形態のシート給送装置101は、図1に示すように、装置本体下部に4個設けられ、選択されたサイズのシートが収納されているシート給送装置101からシートが給送される。
【0020】
シート給送装置101は、図2に示すように、収納庫1にシート支持手段となるシートトレイ2が昇降可能に設けられている。このシートトレイ2に載置したシートSの幅方向(シート給送方向と直交する方向)両側にはシート端部に当接してシート幅方向を規制する規制部となるサイド規制板3a,3bが設けられている。このサイド規制板3a,3bは図示しないスライドレールによってシート幅方向に対称的に移動可能であり、中央を基準としてシートの幅方向位置を規制する。
【0021】
また、シートトレイ2に載置したシートの後端(シート給送方向上流側端部)に当接して後端位置を規制する後端規制板4がスライド可能に設けられている。
【0022】
シート給送装置101は、ユーザが収納庫1を引き出した状態ではシートトレイ2が最下部まで下降している。この状態がシートトレイ2にシートを補充する。このとき、シートトレイ2上のシート最上面は後述する捌き位置まで至っていない。このときのシートの位置が補充位置である。そして、サイド規制板3a,3b及び後端規制板4を補充したシート束の側面に当接させて位置決めする。
【0023】
収納庫1の上方には吸着搬送ベルト5が配置されている。この吸着搬送ベルト5はファン10とダクトで接続されており、ファン10により吸着搬送ベルト5にあけられた不図示の吸引穴を介してシートを吸着する。吸着搬送ベルト5とファン10との間のダクトには吸着シャッタ11が配置されていて、吸着シャッタ11の開閉によりシートの吸着、非吸着が行われる。
【0024】
シートトレイ2にシートをセットした後、収納庫1を所定の位置に格納すると、不図示の駆動手段によってシートトレイ2が上昇し始める。そして、シート束の上面が吸着搬送ベルト5と所定距離になる位置で停止してシート給送信号に備える。このとき、シートトレイ2にセットされたシート束の上部は後述する分離ファン6からのエアが吹き付けられる捌き位置にある。
【0025】
前記分離ファン6は捌き位置にあるシートの側面にエアを吹き付け、該シートを浮き上がらせて捌くためのエア吹き付け手段を構成する。すなわち、シート給送装置が給送信号を検知すると、分離ファン6が作動し、図3の矢印A方向へ空気を吸い込む。この空気は分離ダクト7を介して捌きノズル8、分離ノズル9からそれぞれ矢印B、C方向からシート束に吹き付けられる。捌きノズル8からエアを吹き付けることによりシートSの束のうちの上位数枚S1が捌かれて、図3に示すように、浮上する。
【0026】
そして、吸着搬送ベルト5にシートを吸着するための吸着ファン10を作動させ、図3の矢印D方向に空気を吐き出す。この際、吸着シャッタ11はまだ閉じられている。
【0027】
さらに、図4に示すように、給送信号を検知してから所定時間が経過し、シートS1の浮上が安定したところで、吸着シャッタ11を図4の矢印E方向に回転させる。これにより、吸着搬送ベルト5にあけられた不図示の吸引穴から矢印F方向への吸引力が発生し、最上部のシートS2が吸着される。このとき、分離ノズル9からエアを吹き付けておくことにより吸着搬送ベルト5に直接吸着されるシート以外を吸着搬送ベルト5から分離させる
【0028】
上記状態で、図5に示すように、ベルト駆動ローラ12を矢印G方向に回転させることで、シートS2は図5の矢印H方向に搬送され、最終的には引き抜きローラ対13が図中I方向に回転することによって次の搬送路へ送られる。
【0029】
図6は図2におけるP−P位置における概略断面説明図である。図6に示すように、本実施形態のサイド規制板3a,3bにはシートとの当接面側に段差部14が設けられている。この段差部14はサイド規制板3a,3bの上部であって、シートトレイ2によって上昇したシート束の上部が分離ファン6によってエアが吹き付けられる前記捌き位置P1の部分に設けられている。
【0030】
ここで、図6に示すように、前記サイド規制板3a,3bの前記捌き位置部分以外、すなわちシートトレイ2にシートを補充するときのシートが位置する部分であるシート補充位置P2におけるサイド規制板3a,3bのシート対向面の間隔をAとする。一方、前記捌き位置部分に設けられた段差部14におけるサイド規制板3a,3bのシート対向面の間隔をBとする。そして、本実施形態では前記間隔Aよりも間隔Bのほうが若干広くなるように構成されている(A<B)。なお、間隔Aは、シートの幅に合わせた間隔であり、さらに、シートの幅に合わせて左右のサイド規制板3a,3bにより挟み込むことにより、シートの幅方向の給送基準の位置も合わされる。
【0031】
これにより、図6に示すように、補充位置P2においてシートトレイ2に載置したシート幅方向両側からサイド規制板3a,3bを当接させて位置決めしたとしても、捌き位置P1におけるシート端部とサイド規制板3a,3bには、最大B−Aの隙間aが生ずる。このため、分離ファン6で捌かれるシート端部とサイド規制板3a,3bとの間に摩擦抵抗が生じることなく、良好な浮上状態が得られる。
【0032】
なお、前記隙間a(最大B−A)は捌き位置にあるシートが分離ファン6のエア吹き付けたときに、支障なくシートが浮上し得る程度の隙間であればよく、それ以上に大きくとると捌き位置におけるシート幅方向のずれが大きくなるので好ましくない。
【0033】
なお、本実施形態では両サイド規制板3a,3bに対称的に段差部14を形成している。これは左右のサイド規制板3a,3bの部品共通化を進めてコストダウンを図るためである。
【0034】
しかし、図7に示すように、例えば一方のサイド規制板3a側にのみ段差部14を設け、他方のサイド規制板3bのシート対向面は平坦になるように構成してもよい。この場合は、両サイド規制板3a,3bに段差部14を設けた場合の隙間a(最大B−A)に比べ(図6参照)、前述した隙間b(最大B1−A)は半分となる。このため、捌き位置におけるシート幅方向のずれを抑制することができる。そのため、シートの位置規制の精度を向上させることができる。
【0035】
ところで、シートの浮上量は、1枚当たりのシートの重量、剛度、吸着具合等で変化する。これらをふまえて段差部14の領域を規定する必要がある。一方で段差部14を設けるとそれだけシートの位置がずれる可能性が高くなる。よって、段差部14の領域はなるべく少なくするのが望ましい。
【0036】
シートが送り出されると、シートの最上位の位置が低下して図示しないセンサにより検知されると、シートトレイ2が上昇してシートの最上位が所定の位置に維持される。この際、段差部14よりも下側のシート束はサイド規制板3a、3bにより位置が規制されており、正確な給送基準の位置に保持されている。そして、その状態で徐々に上昇して捌き位置に移動するため、正確な位置で捌き位置に達することになる。
【0037】
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について図8を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0038】
本実施形態のシート給送装置は、図7に示した実施形態と同様にサイド規制板3a,3bのうち、一方のサイド規制板3aのシート対向面にのみ段差部14が設けられ、他方のサイド規制板3bのシート対向面は平坦に構成されている。そして、本実施形態では第一実施の形態での分離ファン6(捌きノズル8と分離ノズル9)とは別に、シート給送方向と直交方向であるシート幅方向に、シートの側端にエアを吹き付けるように捌きファン26が配置されている。さらに、捌きファン26は段差部14が設けられたサイド規制板3a側に配置され、サイド規制板3a側から段差部が形成されていない他方のサイド規制板3b側へ(図8の矢印X方向)エアを吹き付けるように構成されている。その他の構成については第1実施形態と同じである。
【0039】
このため、捌きファン26によって捌かれ、浮上しているシートは、エア吹き付け方向とは逆のサイド規制板3b方向に移動し、平坦なサイド規制板3bのシート対向面とシート端部との間に隙間はなくなる。したがって、このサイド規制板3bをシートの給送基準とすることによりシートの給送時の位置ずれを大幅に低減することができる。
【0040】
一方、サイド規制板3a側には、図8に示すように、段差部14に対応してB1−Aとなる隙間が形成される。このため、シート端部とサイド規制板3aとの間に摩擦抵抗が生じることなく、良好な浮上状態が得られる。
【0041】
本実施の形態におけるシートの給送動作は、第1実施の形態とほぼ同じであるが、シート束の側方から捌きファン26によりエアを吹付けることにより、さらにシートの捌き効果が高くなり、多く種類のシートに対応可能となる。
【0042】
本実施形態にあっては、平坦なサイド規制板3bをシート位置決めの基準とすれば、捌き位置においてシート端部とサイド規制板3aとの間に隙間が生じていたとしても位置決め基準位置はずれない。このため、良好な浮上状態を維持しつつ、シートの位置ずれを最小限に抑制することができる。
【0043】
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る装置について図9を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。また、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0044】
本実施形態においても、前述した第2実施形態と同様に、一方のサイド規制板3aのシート対向面にのみ段差部14が設けられ、他方のサイド規制板3b(図9には図示せず)のシート対向面は平坦に構成されている。そして、本実施形態では捌きファン26をシート給送方向と直交方向であるシート幅方向にエアを吹き付けるように配置されている。
【0045】
そして、本実施形態では前記サイド規制板3aの段差部14に規制部となる補助規制板15が軸16を中心にして、図9の実線位置と二点鎖線位置とに図示しないソレノイドなどの駆動手段により回動可能に設けられている。この補助規制板15はシートトレイ2条のシートが補充位置にあるときは図9の実線の位置にある。このときの補助規制板15のシート対向面と、これに対向するサイド規制板3bのシート対向面との間隔は補充位置におけるサイド規制板3a,3bの対向面間隔と同じAである。
【0046】
したがって、シートをシートトレイ2(図9には図示せず)に補充するときはサイド規制板3a,3bの最上部まで間隔Aとなるため、位置ずれなくシートがセットされる。
【0047】
次にシートトレイ2が上昇して積載したシートの最上部が捌き位置へ至ると、図示しない駆動手段が動作して前記補助規制板15は図9の二点鎖線の位置へ回動する。このとき、補助規制板15は段差部14よりもサイド規制板3bから離れた方向へ退避する。このため、サイド規制板3a,3bの捌き位置における間隔は、段差部14があるだけ広くなり、第2実施形態と同様にB1となる。したがって、捌き位置においてはシート端部とサイド規制板3aとの間にB1−Aの隙間を生ずる。その結果、第2実施形態で述べたのと同様の効果が得られる。
【0048】
なお、前述した補助規制板15を回動させる駆動手段は独立して設ける必要はなく、例えばシートトレイ2の上昇動作に連動するように構成しても良い。
【0049】
〔他の実施形態〕
前述した各実施形態ではサイド規制板3a,3bは対称的に移動可能であり、シートの幅方向を中央基準で位置決めするものであった。しかし、例えば、一方のサイド規制板3bを固定とし、他方のサイド規制板3aをシート幅方向にスライド可能とすることで、シートを片側基準で位置決めする構成であってもよい。
【0050】
このとき、前述した各実施形態において、一方のサイド規制板3bを平坦にし、他方のサイド規制板3aに段差部14を設ける構成にあっては、平坦なサイド規制板3bを固定するようにする。これにより、サイド規制板3bの平坦面がシートを位置決めする基準位置となり、給送するシートの位置決めを容易にすることができる。
【0051】
また、本実施例では、吸着搬送ベルトでシートを給送する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図10及び図11に示すように、逆転ローラを用いた所謂リタードローラ分離方式のシート給送装置に適用してもよい。これは、ピックアップローラ30により積載されているシートSを送り出し、正転するフィードローラ31と逆転するリタードローラ32との間でシートを一枚ずつ分離する方式である。この分離方式の場合には、分離ファン6は必要なく、シートの側面にエアを吹付ける捌きファン26のみを用いる。
【0052】
さらに、前述した実施形態ではシート給送装置101を画像形成装置に用いた場合について説明したが、本発明のシート給送装置によって画像読取部へ原稿を1枚ずつ分離給送する画像読取装置に用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】画像形成装置の全体模式断面説明図である。
【図2】シート給送装置の説明図である。
【図3】シート給送装置によるシートを捌く状態説明図である。
【図4】シート給送装置によりシートを分離する状態説明図である。
【図5】シート給送装置により分離したシートを給送する状態説明図である。
【図6】段差部を設けたサイド規制板の説明図である。
【図7】片側のサイド規制板にのみ段差部を設けたシート給送装置の説明図である。
【図8】第2実施形態に係るシート給送装置の説明図である。
【図9】第3実施形態に係るシート給送装置の説明図である。
【図10】他の実施の形態に係る分離方式の正面図である。
【図11】図10に示した分離方式の側面図である。
【図12】従来のエアシート給送装置の断面模式説明図である。
【図13】図12のN−N断面説明図である。
【符号の説明】
【0054】
P1 …捌き位置
P2 …シート補充位置
S …シート
a …隙間
1 …収納庫
2 …シートトレイ
3a,3b …サイド規制板
4 …後端規制板
5 …吸着搬送ベルト
6 …分離ファン
7 …分離ダクト
8 …捌きノズル
9 …分離ノズル
10 …吸着ファン
11 …吸着シャッタ
12 …ベルト駆動ローラ
13 …引き抜きローラ対
14 …段差部
15 …補助規制板
16 …軸
26 …捌きファン
100 …装置本体
101 …シート給送装置
102 …画像形成部
103 …画像読取部
104 …感光体ドラム
106 …露光手段
107 …現像器
108 …転写帯電器
109 …クリーニング器
110 …定着器
111 …排出部




 

 


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