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画像記録装置 - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−1731(P2007−1731A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184974(P2005−184974)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 鈴木 義章 / 森永 和幸
要約 課題
記録紙先端センサの回転中心によらず、記録紙に対して傷、打痕を付けることのない画像記録装置を提供することを目的とする。

解決手段
シートを給紙するための1つの給紙ローラと、シートを分離するための1つの分離手段と、分離されたシートを搬送する搬送ローラと、シートが搬送される搬送路で先端と当接することでシートの先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とする画像記録装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを給紙するための1つの給紙ローラと、
シートを分離するための1つの分離手段と、
分離されたシートを搬送する搬送ローラと、
シートが搬送される搬送路で先端と当接することでシートの先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とする画像記録装置。
【請求項2】
原稿と記録紙の両方を給紙するための1つの給紙ローラと、
原稿と記録紙の両方を分離するための1つの分離手段と、
分離された原稿と記録紙を搬送する共通搬送ローラと、
記録部近傍に固定配置された画像読取部と、
原稿または記録紙が搬送される搬送路で記録紙の先端と当接することで記録紙の先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とする画像記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
発明は記録媒体に画像を記録(印字)する記録手段を備えた画像記録装置、詳細には、例えば、プリンタ装置、ファクシミリなどの画像記録装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より小型化、コストダウンを目的として原稿と記録紙の搬送路の一部を共通にしたファクシミリ装置が提案されている。図16はその構成の一例を示したものである。この例においては小型化を実現するために、給紙ローラ304、分離ローラ303を共通化し、さらに共通搬送路を通過する装置となっている。記録紙301の上方には原稿302を積載するための原稿積載台309を有し、前記圧板308に固定配置され、圧板308の回動と共に上下に移動可能となっている。前記読取部は、キャリッジの異動空間から退避可能な構成をとっているので、小型化に関しては、有利な系となっていたが、読取部を移動させる共通搬送ローラで搬送された原稿は、記録時においてはキャリッジの移動空間から退避可能な読取部によって画像を読取られる。上記のような画像読取部を移動可能に構成したファクシミリは例えば特許文献1で提案されている。
【特許文献1】特開2004−180084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで本発明においては、上記にような同一の給紙機構で記録紙と原稿を給紙搬送し、また上記の系からコストダウンを目的として搬送経路途中で画像読取部が記録部近傍に画像読取部が固定配置された系においては、記録紙先端センサの回転中心が限られる。そのような系において、コシのある記録紙が逆転することによって記録紙に対してセンサレバーから食い込む方向の力を受け、その結果記録紙に傷が付くことがあった。本発明においては、記録紙先端センサの回転中心によらず、記録紙に対して傷、打痕を付けることのない画像記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願にかかる第1の発明は、
シートを給紙するための1つの給紙ローラと、
シートを分離するための1つの分離手段と、
分離されたシートを搬送する搬送ローラと、
シートが搬送される搬送路で先端と当接することでシートの先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とする。
【0005】
本出願にかかる第2の発明は、
原稿と記録紙の両方を給紙するための1つの給紙ローラと、
原稿と記録紙の両方を分離するための1つの分離手段と、
分離された原稿と記録紙を搬送する共通搬送ローラと、
記録部近傍に固定配置された画像読取部と、
原稿または記録紙が搬送される搬送路で記録紙の先端と当接することで記録紙の先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の構成によれば、
シートを給紙するための1つの給紙ローラと、
シートを分離するための1つの分離手段と、
分離されたシートを搬送する搬送ローラと、
シートが搬送される搬送路で先端と当接することでシートの先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とするので、記録紙の厚さ、搬送方向の正逆によらず、センサレバーが記録紙に対して傷をつけるという不具合が解消された。
【0007】
また原稿と記録紙の両方を給紙するための1つの給紙ローラと、
原稿と記録紙の両方を分離するための1つの分離手段と、
分離された原稿と記録紙を搬送する共通搬送ローラと、
記録部近傍に固定配置された画像読取部と、
原稿または記録紙が搬送される搬送路で記録紙の先端と当接することで記録紙の先端を検知するためのセンサレバーとならなる画像記録装置において、
前記センサレバーの先端近傍には、通紙方向に対して回転可能な回転体が軸支されていることを特徴とするので、画像読取部の配置によって前記センサレバーの支持中心が限られても、記録紙の厚さ、搬送方向の正逆によらず、センサレバーが記録紙に対して傷をつけるという不具合が解消された。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】
ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像読取記録装置の一例であるファクシミリ装置の構成を示す断面図である。
【0011】
同図において、100は記録紙2および原稿12をセットした状態のファクシミリ装置であり、このファクシミリ装置100は、シートである記録紙2に画像を記録するカートリッジ1を備えた画像記録装置部101と、原稿12の画像を読取る画像読取部28を備えた画像読取装置部102と、セットされた複数枚の記録紙2または原稿12をそれぞれ1枚づつ分離し画像記録部1Aまたは画像読取部28に搬送する自動給紙部103から構成されている。
【0012】
(自動給紙部)
まず自動給紙部103について説明する。
【0013】
原稿および記録紙をセットしない時の自動給紙部103を模式的に示す斜視図を図2に、原稿および記録紙をセットしない時の自動給紙部の断面図を図3に示す。
【0014】
図1〜図3において自動給紙部のフレーム(枠組み)となるASFベース80はベース面80aと右側板80bと左側板80cとセット時に原稿および記録紙の先端を突き当てる先端基準面80dと通紙面80eで構成されている。第1給紙ローラ81はプリンタカバー29に軸受を介して回転可能に取り付けられている。圧板82はASFベース80の右側板80bと左側版80cに回転可能に取り付けられている。圧板82の裏面とASFベース80のベース面80aとの間に取り付けられた圧板ばね83によって、圧板82は第1給紙ローラ81側に付勢されており、給紙時は記録紙2または原稿12の束を第1給紙ローラ81に向けて押圧するための押圧部材として機能し、給紙時以外は後述するコントロールカム97aと圧板制御レバーで押し下げられている。また圧板82と第1給紙ローラ81の間には原稿および記録紙をセットする隙間があり紙積載面として機能する。コントロールカム97aの回転により第1給紙ローラ81に対して圧板82が付勢または離間するようになっている。圧板82の先端中央部には分離パット84が貼り付けてあり、給紙時の付勢状態で前記分離パット84と給紙ローラ81が対向する位置関係になっている。
【0015】
図3に示すようにASFベース80には原稿12を支持積載するための原稿台85が回転可能に取り付けられている。原稿台85の支点位置85aは、圧板82の支点位置82aよりも上方で、かつ前述のようにASFベース80のベース面80aから所定の距離を有して回転中心を設けているので、圧板82の上下に伴う原稿台の回動角度が、圧板82の回転角度と比較して小さくなっている。そのため圧板82の上下運動によっても原稿12の積載状態が乱れることが減少し、給紙動作の信頼性向上につながった。また圧板が第1給紙ローラ81に対して圧接状態にある時に、記録紙2もしくは記録紙の上にセットされた原稿12は、互いにできうる限り近い角度で第1給紙ローラ81に接触した方が分離性能に差がでずに安定した分離が可能である。
【0016】
本実施系においては原稿台85を回動方式にしたことで、自重で最下端に下がることができるので、第1給紙ローラ81に対して屈曲が生じつつ付勢されるという状態がなくなった。また原稿台85が圧板に固定された場合に比べ、少ないスペースで済むというメリットがある。原稿台85は、待機状態において前記ベース面80aからの所定の距離を保つような当接面を有し、圧板82の一部と当接している。
【0017】
原稿台85には原稿ブリッジ86が回転可能に取り付けられており、原稿台85をASFベース80に取り付けた状態で原稿ブリッジ86の先端は前記圧板82の記録紙積載面と所定の隙間が空くようにASFベースの凹部80fに規制されつつ、原稿ブリッジ86全体で原稿の下面を保持する。前記原稿ブリッジ86は、第1給紙ローラ81および第2給紙ローラ75から軸方向で外れた位置にあるので、記録紙の給紙搬送時には、回転運動によって記録紙搬送経路から退避可能なように先端の長さが設定されている。
【0018】
まず記録紙2だけをセットした場合は、図1において原稿12を取り除いた状態となる。後述するコントロールカム97aにより圧板82が第1給紙ローラ81に付勢される方向に回転すると記録紙2の最上位の紙と第1給紙ローラ81が接触する。このとき、前記原稿ブリッジ86は記録紙の上部にあるが用紙幅方向で第1給紙ローラ81、分離ローラ93を逃げた位置にあるため第1給紙ローラ81より上方に待避し、分離の邪魔にならないようになっている。
【0019】
次に図1のように原稿12と記録紙2の両方をセットした場合、後述するカムにより圧板82が第1給紙ローラ81に付勢される方向に回転すると、最上位の原稿12は記録紙2を介して第1給紙ローラ81に付勢される。このとき前記原稿ブリッジ86は記録紙2と原稿12の間に挟まれた状態になるが、図3に示す通り前記分離パット84は記録紙積載面82bより突出しており、かつ原稿ブリッジ86は幅方向で第1給紙ローラ81を逃げているため、原稿に余計な変形を与えることなく所定の付勢力が原稿2と第1給紙ローラ81の間に作用するようになっている。
【0020】
また次に原稿12だけをセットした場合、圧板82が給紙ローラ81に付勢される方向に上昇すると原稿12の最上位の紙と第1給紙ローラ81が接触する。このとき前記原稿ブリッジ86は圧板82と原稿12の間に挟まれた状態になるが、前記分離パット84は記録紙積載面82bより突出しているため、ちょうど分離パット84と原稿ブリッジ86が同じ高さになり、原稿に余計な変形を与えることなく所定の付勢力が原稿12と第1給紙ローラ81の間に作用するようになっている。もし、分離パットと紙積載面82bが同じ高さになっていると第1給紙ローラ81に原稿12を付勢するために、原稿ブリッジ86の厚さの分だけ原稿を幅方向で変形させる必要があり、付勢力が原稿を変形させるために使われてしまい第1給紙ローラ81に適正な付勢力が働かなくなってしまい不送りになる。
【0021】
ASFベース80には記録紙2と原稿12を支持するためのシートトレイ8が回転可能に固定されている。シートトレイ8は、シートを積載しない時にシート積載面を覆うように閉じることが可能であり、埃がシート上に堆積することを防いでいる。ASFベース80には、サイドガイド90が、図2に示されるように給紙ローラ81による記録紙2の搬送方向と交差する矢印C方向にスライド可能に取り付けられている。また、原稿台85にも原稿スライダが矢印C方向にスライド可能に取り付けられている。記録紙2をセットする場合、ASFベース80に形成されたASFベース右側面80bに記録紙の右端を突き当てて、左端を前記サイドガイド90で規制し、先端を前記先端基準面80dで支持し、記録紙全体を前記シートトレイ8と圧板82の紙積載面80bで支持している(図1、図2)。
【0022】
一方、原稿をセットする場合、記録紙2と同じくASFベース80に形成されたASFベース右側面80bに原稿12の右端を突き当てて、左端を前記原稿スライダ30で規制し、先端を前記先端基準面80dで支持し、原稿全体をシートトレイ8、原稿台85、原稿ブリッジ86で支持している(図1、図3)。
【0023】
図4、図5に示すように原稿台85の右端下方には、原稿検知手段320が、原稿台85に対して回転可能に支持されている。原稿検知手段320は、原稿ホルダ121とセットされた原稿の上方に回転中心を有する原稿検知第1部材122と、原稿検知第2部材123と、原稿検知基板124から構成されている。また原稿ホルダ121は、原稿の右端(基準側)と下面を支持し、そして一部上面を覆うように具備されている。
【0024】
更に詳細に説明すると、前記原稿検知第1手段122は軸形状を有し、一端はセットされた原稿12と当接可能な当接面122aを具備し、また他端は平歯車部122bを有する。原稿検知第2部材123は、同じく軸形状を有し、一端にシート積載幅の外に固定配置された原稿検知基板124上に実装されたフォトインタラプタを遮光状態または非遮光状態にさせる遮光面125を具備し、また他端に前記原稿検知第1手段121の平歯車部122bと歯合する平歯車部123bを有する。原稿12が挿入されると、原稿検知第1手段がシートとの当接によって図5(a)のA方向に示すような上方へ逃げるような回転運動を行う。本実施例では原稿検知手段の平歯車部122bと123bは減速比1:1で歯合されているので、原稿検知第1手段が回転した分、原稿検知第2手段123も図5(b)のB方向へ回転する。その結果、遮光面125がフォトインタラプを遮光状態から非遮光状態へ変える仕組みになっている。
【0025】
本実施例においては原稿検知第1手段122と原稿検知第2手段123を係合させているので、当接部材と検知信号発生部の配置の自由度が増し、回転支点等に関して最適な系を取ることができた。また前記原稿ホルダ121が形成する原稿基準面に突き当てられた原稿12は、保持された原稿検知第1手段122が確実に原稿と当接し、検知機構の信頼性が向上した。
【0026】
本実施系では原稿検知手段320は、原稿台85に支持されているので、記録紙の挿入もしくは圧板82の動きによって、支持母体である原稿台85とともに原稿検知手段320全体が遥動する場合がある。しかしその様な遥動に対しても原稿検知第2手段123が、原稿検知基板に対して図5(b)のC方向に動いても遮光状態を保ったままでいられるよう、遮光面125の長さが調節されている。また原稿ホルダ121の下面121aと前記当接面122aの先端部122cは記録紙の給紙動作においても積載された記録紙2および圧板82と干渉が起きないような長さに調整されている。
【0027】
このように原稿検知第1手段は、原稿検知第2手段と連動しシートの積載面よりも外側でフォトインタラプタの遮光動作を行うので、自動給紙部の小型化につながった。
【0028】
次に自動給紙部103における分離機構について説明を行う。図3、図6からわかるように、給紙ローラ81と前記分離パット84のニップ位置より下流で第2給紙ローラ75とニップするように分離ローラ93が配置されている。分離ローラ93は分離ローラホルダ94にトルクリミッタを介して軸支されている。分離ローラホルダ94はASFベース80の通紙面80eの裏面に回転可能に軸支されており、給紙時には分離ローラホルダ94とASFベース80に引掛けられた図示しない分離ローラバネにより分離ローラ93が第2給紙ローラ75に付勢され、給紙時以外は解除カムレバー96により分離ローラ93と第2給紙ローラ75が離反するようになっている。解除カムレバー96は軸部分96aと軸の両サイドに形成された駆動カム96bと従動カム96cから構成され、ASFベース80の通紙面80eの裏面と左側面80cに回転可能に軸支されている。
【0029】
前記分離ローラホルダ84には前記駆動カム96bに対応する従動面94aがあり、解除カムレバー96がD方向に所定の角度だけ回転すると前記駆動カム96bが従動面94aを押して分離ローラホルダ94がF方向に回転し、分離ローラ93と給紙ローラ81が離反する仕組みになっている(図6)。
【0030】
また、解除カムレバー96は後述するコントロールギア97の駆動カムが係合することで回転する。分離ローラ93の表面は、給紙ローラと同程度の摩擦係数を持つようにゴムや発泡ウレタンなどで構成されている。
【0031】
トルクリミッタのトルクと分離ローラ93の付勢力と各ローラの摩擦係数の関係は以下のように作用するように設定されている。第2給紙ローラ75と分離ローラ93の間に原稿、記録紙が入っていない時はローラ間の摩擦力がトルクリミッタのトルクを超えるため第2給紙ローラ75の回転が分離ローラ93に伝達され分離ローラ93が回転する。第2給送ローラ75と分離ローラ93の間に1枚の原稿12または記録紙2が入った場合は、原稿12または記録紙2を介して伝達された摩擦力(ローラと紙の摩擦力)がトルクリミッタのトルクを超えるため分離ローラ93が回転し、用紙は第2給紙ローラ75の回転によって搬送される。また、2枚以上の原稿、記録紙が第2給紙ローラ75と分離ローラ93の間に入った場合は、原稿または記録紙を介して伝達される摩擦力(紙と紙の摩擦力)がトルクリミッタのトルクより小さいため分離ローラ93は停止し、一番上の紙だけが第2給紙ローラ75によって搬送され、それ以外の紙は第2給紙ローラ75と分離ローラ93のニップ部98で停止する。
【0032】
上述したように、分離ローラ93と第2給紙ローラ75で複数枚の原稿12および記録紙2を分離搬送するとき、2枚目以降の紙は分離ローラ93と第2給紙ローラ75のニップ部98付近で停止している。この位置に紙が残っていると、次に給紙した時や付足しで紙をセットした時に正常に給紙できないためニップ部98にある紙をセット位置まで戻す必要がある。そのため紙戻し機構を設けている。紙戻し機構はASFベース80の通紙面80eの裏側に回転可能に軸支された戻しレバー133と、戻しレバー133をカムによって動作させるコントロールカム97aで構成されている。戻しレバー133は軸部と複数の爪部133bで構成され、軸の一端に爪制御カム134が取付けられている(図8)。
【0033】
爪制御カム134は図示しないバネによりE方向に付勢されており、前記爪制御カム134に形成された従動部134aと後述するコントロールギア97と同位相で回転するコントロールカム97aにより戻しレバー133は以下の図7(a)(b)(c)の3種類のポジションを取り得る。
【0034】
図7(a)は、給送動作の待機時での戻しレバー133の位置を示している。給送動作の待機時は、通紙経路内に戻しレバー133の先端部を侵入させてストッパとして作用させることにより、記録紙2および原稿12セット時に紙の先端部が自動給紙部103の奥まで不用意に入り込んでしまうことを防止している。
【0035】
図7(b)は制御カム134の従動部134aがコントロールギア97のコントロールカム97aから外れた状態であり、戻しレバー133は図示しない付勢ばねの付勢力によって矢印H方向に回転し、用紙が引っ掛からないように通紙面から完全に待避している。
【0036】
図7(c)は戻しレバー133が図7(a)から矢印G方向に少し回転した位置であり、給送動作が開始した直後およびニップ部98にある紙をセット位置に戻したときの状態を示している。給送動作の開始直後では、給送待機中に新たに記録紙2または原稿12を積載されている可能性があるため、その用紙先端を所定の先端部基準80dまで戻す動作を行う。戻しレバー133がこの位置(図7(c))にくると、先行していた記録紙2または原稿12の先端は完全に先端部基準80dまで押し戻される。第2給紙ローラ75と分離ローラ93のニップ部98にある記録紙2は戻しレバー133の動作によって紙先端を押されてセット位置まで戻されるが、このとき記録紙2は立った状態で積載されているため自重に反して斜め上方に持ち上げられるように戻される。このとき、紙の剛性が弱いと記録紙は上方向にずれず、先端だけが戻されて途中で折れ曲がる可能性がある。しかし本装置の記録で使われる厚さ100μm程度の紙であれば途中で折れ曲がることなくセット位置まで戻される。しかしながら、原稿12は伝票などの60μm程度の薄い紙を通紙する場合があり、戻しレバー133によって押し戻されるときに、下方向に空間があると折れ曲がる場合がある。そこで、本実施例では前記原稿ブリッジ86で下方向の空間を規制する通紙面を形成し薄い紙が折れ曲がることなくセット位置まで戻せるようにしている。
【0037】
自動給紙部の下流には図1に示すように原稿を検知するためのDESレバー118と記録紙2を検知するためのPEセンサレバー21と前記画像記録装置部101および画像読取装置部102で記録および読取動作を行うために所定の速度で紙を搬送するための紙搬送部と記録および読取動作が行われた紙を装置外に排出するための排紙部が設けられている。搬送部は金属軸とゴムローラからなる搬送ローラ10と前記搬送ローラ10に付勢されている紙幅方向に複数配置されたピンチローラ16で構成され、排紙部はプラスチックの軸にエラストマーを一体で成型した排紙ローラ17と該排紙ローラに付勢されている拍車A18および対抗部材のない状態で保持される拍車B23で構成される。
【0038】
前記、PEセンサレバー21の先端には、通紙方向に回転可能なコロが回転可能に支持されており、記録紙2の裏面と擦れることで回転可能となっている。このコロにより記録紙2が先端頭出しのために逆方向の搬送を行ったとしても、PEセンサレバー21と記録紙2の摩擦力によって記録紙にPEセンサレバー21が食い込むという不具合をなくすことができた。
【0039】
図8のように自動給紙部103の駆動機構部としてASFベース80の右側面80bには、駆動基板ユニット60が配設されており、駆動モータ20、減速ギアA606、減速ギアB607、太陽ギア617、図示しないタイマギア、コントロールギア97、コントロールカム97aが配置されている。このように駆動モータ20からの駆動は、コントロールカムギア97まで歯合されている。
【0040】
次に、自動給紙部103の各構成部品の動作についてタイミングチャートを用いて説明する。図9は、自動給紙部103から原稿もしくは記録紙を給紙し、読取もしくは記録を開始するまでの動作を示すタイミングチャートである。
【0041】
圧板82の位置、戻しレバー133の位置、分離ローラ93の位置、白基準押し上げレバー710の位置、及びトルクリミッタ、PEセンサレバー21、DEセンサレバー118、ASFの初期化レバー703のON/OFFを示している。本給紙動作はコントロールギア97の1回転で原稿および記録紙を1枚給紙するようになっているため、横軸は後述するコントロールギア97およびコントロールカム97aの1回転分の回転角(0°〜360°)になっている。
【0042】
図9において、一番左の状態は、図1に示した待機状態を示している。待機状態から一連の動作がスタートする。この時には、圧板82は第1給紙ローラ81から離間した位置、すなわち離間位置に保持され、戻しレバー133は図7(a)の位置にある。また、分離ローラ93は給紙ローラ81から退避した位置、すなわち退避位置にあり、前記給紙ローラ81の位相を検出する初期化レバー703はOFF(フォトインタラプタから外れた状態)になっている。
【0043】
コントロールギア97が角度Aまで回転すると、分離ローラ93が退避位置から圧接位置へと移動を開始し、まもなく第2給紙ローラ75と分離ローラ93が圧接される。
【0044】
コントロールギア97が角度Bまで回転すると、戻しレバー133が図7(b)のように搬送経路から下方に退避した位置に移動する。
【0045】
コントロールギア97の回転角が角度Cで、圧板82が第1給紙ローラ81方向へ移動し始める。
【0046】
コントロールギア97の回転角が角度Dで、圧板82上に積載された原稿2の束のうち最上位にある原稿が給紙ローラ81に圧接される。圧接されると、最上位から数枚の原稿が第2給紙ローラ75と分離ローラ93のニップ部98に搬送される。このニップ部で最上位の一枚のみが分離され、下流に搬送される。
【0047】
コントロールギア97の角度E付近で原稿先端がDEセンサーレバー118に到達し、センサをONにする。また圧板82の離間動作が終了され、圧板82が第1給紙ローラ81から離れる。
【0048】
コントロールギア97の角度F付近では、待機時に不揃いになった可能性のある記録紙・原稿の先端を記録紙先端基準部80dまで戻し始める。分離ローラ93は、第2給紙ローラ75から退避を始め、前記戻しレバー133の戻し作業を確実にする。
【0049】
コントロールギア97の角度Gで、分離ローラ93に掛けられているトルクが解除され、この角度以降分離ローラ93はコロとして作用する。
【0050】
コントロールギア97の角度Hで、前述の戻しレバー133は待機状態に戻りつつあり、また分離ローラ93は第2給紙ローラ75に対して圧接状態に戻る。
【0051】
コントロールギア97の角度Iで原稿は読取りラインに達する。
【0052】
コントロールギア97の角度J付近で記録紙先端はPEセンサ21に到達し、センサをONにする。その後約30度回転した角度で搬送ローラ10とピンチローラ16のニップに到達する。
【0053】
コントロールギア97の角度K付近で分離ローラ93は第2給紙ローラ75から再び離間を始め、また離間動作が終了した時点でトルクリミッタにトルクがかかり始める。分離ローラ93が第2給紙ローラ75から離間されると、自動給紙部103による搬送は終了するが、分離された原稿は搬送ローラ10とピンチローラ16よってかみ込まれているため引き続き搬送が行われる。
【0054】
ここにおいて、原稿給紙の場合、コントロールギア97の角度K付近でカムは回転を停止し、以降は、搬送ローラ10によって原稿搬送が続けられる。
【0055】
一方、記録紙給紙の場合は、コントロールギア97の角度L付近で回転を停止し、以降は、搬送ローラ10によって原稿搬送が続けられる。その際、後述する白基準押し上げレバー710の作用により、白基準部材25が共通搬送路から退避するように回動するようカムが構成されている。
【0056】
コントロールギアの角度Mで、白基準押し上げレバー710が戻されて白基準部材25が共通搬送路に復帰し、給送されている最中の原稿を除く全ての原稿の先端が記録紙先端基準部80dまで逆方向に搬送される。そして同時に初期化レバー703がOFFになる。
【0057】
コントロールカム97aの回転角が角度Nで戻しレバー133が図7(a)の位置に戻りすべての機構が待機状態と同じになり給紙動作が完了する。
【0058】
(画像読取部)
次に、図1、図3を用いて画像読取装置部102の概要について説明する。
【0059】
画像読取装置部102は、記録部上流で搬送路下方に固定配置されている。前述の給紙動作によって給紙された原稿12は、第2給紙ローラ75と分離ローラ93に侠持搬送されながら、読取動作が開始される。その後、原稿先端は搬送ローラ10とピンチローラ16、拍車A18と排紙ローラ17によって侠持搬送され、装置外へ排出される。
【0060】
このように画像読取部28を記録搬送経路内に固定配置することにより、ファクシミリ装置全体の小型化と、コストダウンを実現することができた。
【0061】
ここで、図10を用いて前記画像読取部28について説明を行う。画像読取部28は、画像読取手段であるコンタクトイメージセンサ22(以下CSという)と、CS22に対向した状態で保持される白基準部材25を備えている。CS22はASFベース80の凹部80f(図2)へ埋め込まれる形で固定保持されている。
【0062】
また、白基準部材25は白色のシートを金属板に取り付けて形成されたものであり、この金属板は白色シートを取り付ける平面と、長手方向両端部に形成された折曲部とを備えている。そして、この白基準部材25の両端には互いに同軸となる軸が勘合状態で保持されており、この軸にASFベース80に形成された穴を係合することで、白基準部材25をCS22に対して回動可能に支持されている。通常状態においてはこの白基準部材25は、白基準付勢ばね27(図3)によりCS22側に付勢されている。このように前記白基準部材25は、白基準付勢ばね27によって付勢されて1枚の原稿が通過できる隙間を形成する読取りポジションと、白基準付勢ばね27に抗して白基準部材25をCS22から離間させる方向に回動させた記録ポジションを取ることが可能となっている(図10におけるL方向)。
【0063】
またCSカバー40を開けて、ユーザが前記記録ポジションよりも更に大きく回動可能な清掃ポジションにすることによって、画像記録部101のインクミスト等によって白基準部材25の白色シートあるいはCS22の読取面が汚れた場合には、汚れた部分を簡単に清掃することができ、高いメンテナンス性を有する。また前記白基準付勢ばね27によって白基準部材25はCS22に対して付勢力を有する。そのためカールした原稿が搬送され、白基準部材25を持ち上げ様とする力に抗して画像読取部28に押し付けるため、CS22の画像読取部28から原稿が浮くこともなく、読取り画像の高画質化につながった。また通紙される原稿12との摩擦によって生ずる静電気をバネ自体の電気導通性を使い他の板金部材に接触することでグランドへ逃がす働きも兼ねている。
【0064】
(画像記録部)
次に画像記録装置部101について説明する。
【0065】
図1において、1は画像記録手段であるインクカートリッジであり、搬送部で搬送された記録紙2にインク像を記録する。画像記録部101は、このインクカートリッジ1からインクを吐出して記録するインクジェット記録方式のものである。
【0066】
図11の4はインクカートリッジ1を搭載して記録紙2の搬送方向と直交する幅方向に走査するキャリッジであり、このキャリッジ4には、駆動プーリと、従動プーリ5に掛け渡された無端ベルト状のタイミングベルト6が連結しており、駆動プーリをキャリッジ駆動モータ(不図示)によって回転駆動させることで、キャリッジ4をガイドレール7に沿って往復移動させることができるようになっている。そして、このようにキャリッジ4が往復移動する際、インクカートリッジ1から画像情報に応じてインクを吐出することにより記録紙2に画像が記録される。
【0067】
ところで、図11で示すように、キャリッジ4は通常、装置の一端(右端)の待機位置(キャッピングポジション)で待機しており、このような待機位置にキャリッジ4があるとき、インクカートリッジ1の不図示の印字ヘッドは、乾燥しないよう図示しないゴム部材で保護されている。また、後述する原稿画像読取動作時においても、キャリッジ4は待機位置で留まっている。
【0068】
なお、インクジェット記録方式においては、インクカートリッジ1が微細な吐出口内方への気泡や塵埃の混入、あるいはインク溶剤の蒸発に伴う増粘等によってインクが吐出できない状態、或いは記録に適さない状態となることがあるが、この場合には、図示しない記録ヘッド回復ユニットが、インクをリフレッシュするヘッド回復動作を行うことにより吐出不良要因を除去するようにしている。
【0069】
また、上述の各実施形態は、記録ヘッドを主走査方向に移動させるシリアルタイプの記録装置に、本発明を適用した構成となっている。しかし、本発明は、記録シートの幅方向の全域に渡って延在する記録ヘッドを用いて、記録シートを連続的に搬送しつつ、記録ヘッドによって画像を記録するフルラインタイプの記録装置に対しても適用することができる。
【0070】
本発明は、このような記録ヘッドの記録方式によらず、種々の記録方式に適用できる。
【0071】
図11に示すように前記ASFベース80の通紙面から排紙ローラ17までの通紙面としてプラテン3が備えられている。このプラテン3の記録紙支持面には、記録紙幅方向に複数のリブ38が形成されており、記録紙搬送の際には、これら複数のリブ38の上面を記録紙2が通過するようになっている。プラテン3の中央部には、フチなし印字用の補助吸収体39が埋設されており、フチなし印字の際はカラーノズルの一部が用紙端部からはみ出してもプラテン上に印字を行うことはないように設定されている。ただしブラックノズル上流側の端部は、前記補助吸収体39から外れた位置にあるため、ブラックノズルでフチなし印字をするとプラテンを汚してしまう結果になる。その様な不具合を避けるために、本実施例においては、ユーザがセット可能な最大サイズ記録紙であるA4サイズ幅に記録紙スライダを広げた時にメカニカルスイッチがONとなるような記録紙サイズ検知センサ(不図示)を設けた。そしてA4サイズよりも小さいサイズの記録紙がセットされた場合には、ブラックノズルを使用しない仕様とした。これによりプラテン印字およびプラテン印字に伴う原稿汚れといった不具合を減少させることができた。
【0072】
(駆動系)
ここで、図12を用いてプリンタ回復ユニットのワイピング動作、給紙動作、キャップの上げ下げ動作を駆動する駆動手段について詳細に述べる。装置が待機状態にある場合、駆動モータ20からの駆動は、減速ギアA606、減速ギアB607を介して太陽ギア617に接続されている。本実施例においては、駆動モータ20が正転(図12における時計周り方向)すると、前記太陽ギア617と遊星ギアA610の動きにより、遊星出力ギア612が逆転するように接続する。また、駆動モータ20が逆転すると遊星ギアB611が遊星出力ギア612と歯合し、遊星出力ギア612が正転するよう構成されている。この遊星出力ギア612は、回復ユニットに駆動が伝達されており、前記駆動モータ20の正転でキャップを下げる動き、およびワイパーを手前に動かす動作を実施させる。また駆動モータ20の逆転でワイパーを後ろに戻す動きおよびキャップを上昇させる動きを実施させる。
【0073】
また装置が原稿12を検知し、遊星ギアA610、遊星ギアB611の伝達を遊星出力ギア612に伝達させない中立状態をつくることで前述の回復ユニットに対して駆動を伝達させない状態を作り出し、原稿給紙搬送中には給紙動作のみを行うようにしている。その手順を詳細に説明する。前述の原稿検知手段により原稿検知基板124が信号を発生すると、制御基板500がソレノイド613を引く動作命令を下し、その結果ソレノイド613と勘合状態にあるレバー614を引く。レバーにはレバー軸614aが突設され(図13)、レバー614が引かれることで、レバー軸A614aがロック部材615の勘合穴を介してロック部材615を回転させる。ロック部材615もロック軸615aが突設されており、前記レバー614が引かれることで、振り子アームの凹部にロック軸615aが勘合され、振り子アーム616は回転不可能となる。この状態では、遊星ギアA,Bのいずれも遊星出力ギア612に歯合することはない。またこの状態を機構的に保持する手段としてロック状態にあるロック部材615と係合するラッチ部材618を具備している。
【0074】
前記ラッチ部材は、駆動系に回転可能に軸支され、バネ力によって待機状態においては図13における半時計周り方向に付勢されている。しかし上記レバー614が引かれることでロックアームは、前記付勢力に打ち勝ち、ラッチ部材との勘合状態に入る。またラッチ部材618は、コントロールカムの突起との接触によって前記付勢力と逆方向の回転動作を行う。この動作によってラッチ部材のロック状態は外れる。レバーには図示しないバネによって常時、レバー614を延ばす付勢力が働いているため、ロック状態が外れた瞬間にレバー614は待機状態に戻る。
【0075】
(駆動系カム)
前記太陽ギア617は、図示しないタイマギアを介してコントロールギア97に歯合しており、またコントロールギア97には、前記コントロールギア97と同位相で回転するようにコントロールカム97aが配設されている。駆動モータ20が正転方向に駆動する限りにおいては、駆動モータ20からの駆動はコントロールギア97およびコントロールカム97aに伝達されつづける。ただし駆動モータ20が逆転する場合は、コントロールギア97に対して駆動が切れるよう前述のタイマ機構が作用する。よって、キャップクローズなどの駆動モータ逆転時にコントロールギア97が逆方向へ回転することはない。
【0076】
コントロールギア97には、コントロールカム97aの初期化を検出するための突起702(図10)が設けられている。また、コントロールカム97aには、圧板の上下の動きを決めるための圧板制御カム部(不図示)、分離ローラの上下の動きを決めるための分離ローラカム溝部(不図示)が設けられている。まずコントロールカム97aの初期化を検出するための突起702について説明を行う。装置が待機状態において、記録紙もしくは原稿のセットが可能となるようにコントロールギア97によって初期化を行っている。コントロールギア97の円周の一部には突起702が設けられており、その突起702が初期化レバー703(図8)を押圧する位相を設けている。その位相においてのみ初期化レバー703は図示しないフォトインタラプタから退避するように設計されており、制御基板はその信号によってカム部の位相を初期化している。
【0077】
次に圧板の動きを決めるためのカムについて説明を行う。前記コントロールカム97aには、圧板制御カム部(不図示)が設けられており、前記圧板制御カム部と圧板制御用レバー(不図示)によって圧板バネ(不図示)の付勢力に抗して圧板を下げたり、付勢力を開放し第1給紙ローラ81に接触するまで記録紙を押し上げる動作を行ったりしている。
【0078】
次に分離ローラ93の動きを決めるための分離ローラカム溝部について説明を行う。前記コントロールカム97aには、分離ローラカム溝部が設けられており、分離ローラ制御レバーの端部に突設された軸部が前記分離ローラカム溝部に勘合された状態でコントロールカム97aが回転することで、分離ローラホルダ94を第2給紙ローラ75に対して付勢/離間する状態を作る。
【0079】
次に図14を用いて白基準部材制御カム部の動きについて説明を行う。前述の突起702と同様、コントロールギア97の円周面には白基準部材制御用突起709が突設されている。前記白基準部材制御用突起709が白基準押し上げレバー710を押圧する位相を設けており、記録紙給紙時はコントロールギア97が前記白基準押し上げレバー710を押し上げた位相で停止するように駆動モータ20の回転量が設定されている。前記位相においては、図14(b)に示すように白基準押し上げレバー710は白基準部材に設けられた接触面25aを押し上げ、白基準部材25を共通搬送路から退避しており、さらに白基準部材25の回動角度は、前記白基準部材の端部が共通搬送路から十分に退避可能に構成しているので、記録時において搬送ローラ10によって搬送される記録紙が白基準部材25から受ける抵抗(バックテンション)は無い。そのため、共通搬送路内に画像読取部28を配置した系においても、画像読取部28は影響を受けずに高画質印字が実現できた。記録給紙が終了した際には、コントロールギア97は駆動モータ20によって更に回転動作を行い、前述の突起702によって初期化動作を行う。
【0080】
(原稿読取動作)
上記構成において、原稿が給紙搬送される流れに沿ってこれらの動作を説明する。原稿台85に原稿12が積載されると原稿12は前述の原稿検知手段320によって検知され、装置は原稿12がセットされたことを認識する。ここでコピーあるいは送信などの原稿読取動作が始まると、まず原稿の給紙を行い自動給紙部上にセットされる原稿12はセットされた最上位置の原稿だけが分離給送され読取部に搬送される。第2給紙ローラ75と分離ローラ93によって分離された原稿12は、白基準部材25とCS(コンタクトイメージセンサ)22が取り付けられている画像読取部28を通過する。その後原稿の先端は搬送ローラ10とピンチローラ16で挟持されるニップ位置へ搬送され、搬送動作が続けられる。
【0081】
(記録動作)
一方、上記構成において、記録紙が給紙搬送される流れに沿ってこれらの動作を説明する。
【0082】
自動給紙部103に記録紙2が積載されている状態で装置がコピーあるいは受信による記録動作を始めると、上述したように、まず初めに駆動モータ20が回転し、自動給紙部上にセットされる記録紙2はセットされた最上位置の記録紙だけが分離給送される。記録紙2は所定量搬送され、記録紙の先端は搬送ローラ10とピンチローラ16で挟持されるニップ位置さらには記録位置へ搬送されるが、その途中では画像読取部28を通過する。画像読取部28は、待機状態において白基準部材25が読取面にある一定の隙間を持って覆われた状態となっているが、前述の通りコントロールギア97と白基準押し上げレバー710との作用によって白基準部材25は、回動によって共通搬送路から退避する。画像読取部28を通過した記録紙2は、画像読取り部28下流に配置されている記録紙2の先端を検知するPEセンサレバー21が配置されているため、検知してからの搬送ローラ10の正回転パルス数、逆回転パルス数をカウントしておくことで、後述する搬送ローラ10の動作によっても、記録紙の記録開始位置を的確に捉えることができる。
【0083】
記録紙2が搬送ローラ10に達すると、搬送ローラ10を正回転させ、記録紙2の搬送を再開すると同時に、キャリッジ駆動モータ(不図示)が回転しキャリッジ4が左右に移動しながらインクカートリッジ1のインクヘッドが印字指令にそってインクを吐出し記録を行う。記録部によって記録画像が形成された記録紙は拍車A18および拍車B23および排紙ローラ17によって、装置前方に排出される。2枚目以降の記録動作が続く場合には、同様の動作を繰り返して記録紙が分離搬送され記録動作が行われる。
【0084】
最後の記録紙が排出されると、キャリッジ4はキャッピングポジションに戻り装置はスタンバイ状態となる。
【0085】
(第2実施例)
また第2の実施例として、図15に二つの給紙口を有する印字装置の断面図を示す。同図において、150は第1記録紙セット部151および第2記録紙セット部152を有し、それぞれの挿入口に第1記録紙束153と第2記録紙束154をセットした状態の印字装置である。この印字装置150は、記録媒体である第1記録紙束153および第2記録紙束152に画像を記録するカートリッジ1を備えた画像記録装置部801と、セットされた複数枚の記録紙2をそれぞれ1枚づつ分離し画像記録部1Aに搬送する自動給紙部803および記録媒体排出機構である排紙ローラおよび拍車から構成されている。
【0086】
第1記録紙束と第2記録紙束には、同時にセット可能であるが、本実施例においては、共通の分離機構を用いるため、第1記録紙束にセットされた記録紙153がなくならない限り第2記録紙束を給紙することはない。第1記録紙セット部の記録紙の有無を検知する手段は、第1実施例で用いた原稿検知手段320と同様の方法を用いて検知可能である。第1記録紙束もしくは、第2記録紙束の先端検知は、共通のPEセンサレバー804を用い、搬送は共通の搬送ローラ805を用いている。記録紙に第1記録紙セット部151と第2記録紙セット部152にセットされる記録紙は、異種媒体同士でもよく、フォト紙と普通紙などの組み合わせで用いれば、ユーザは記録紙を入れ替える手間がなくなる。また記録給紙口を2つ有しながらも共通の自動給紙部、共通の搬送機構を用いたため小型化とコストダウンが実現できた。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明に係わる画像読取記録装置の概略構成を示す装置断面図である。
【図2】自動給紙部の構成を示す斜視図である。
【図3】自動給紙部の構成を示す断面図である。
【図4】原稿検知手段の構成を示す斜視図である。
【図5】原稿検知手段の構成を示す断面図である。
【図6】自動給紙部の分離部構成を示す斜視図である。
【図7】自動急支部の戻しレバーの状態を示す断面図である。
【図8】自動給紙部の駆動部を示す斜視図である。
【図9】自動給紙部の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】読取り部の白基準部材の構成を示す斜視図である
【図11】記録部を含む装置全体構成を示す概略斜視図である
【図12】駆動モータからの伝達機構を示す概略斜視図である。
【図13】駆動切替部の構成を示す側面図である。
【図14】読取部の白基準部材の駆動機構を示す概略側面図である。
【図15】第2実施例の印字装置の概略構成を示す装置断面図である。
【図16】従来のファクシミリ装置の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
【0088】
1A 画像記録部
1 インクカートリッジ
2 記録紙
8 シートトレイ
10 搬送ローラ
11 原稿トレイ
12 原稿




 

 


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