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発明の名称 車両用ドアのガードバー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−186022(P2007−186022A)
公開日 平成19年7月26日(2007.7.26)
出願番号 特願2006−4163(P2006−4163)
出願日 平成18年1月11日(2006.1.11)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 伊藤 俊彦 / 増田 雅 / 山下 浩之
要約 課題
端部形状をより容易に形成可能な車両用ドアのガードバーを得る。

解決手段
ガードバー2を、車幅方向両端側に配置される一対の側壁部3,4の間に相互に間隙をもって架設された上壁部5Uおよび下壁部5Dを有するものとし、これら上壁部5Uおよび下壁部5Dの長手方向端部を、断面U字状に形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用ドアの内部に固定される車両用ドアのガードバーであって、
一対の細長い側壁部の間に相互に間隙をもって架設された細長い上壁部および下壁部を備え、
前記上壁部および下壁部の長手方向端部を、断面U字状に形成したことを特徴とする車両用ドアのガードバー。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドアのガードバーを備えた車両用ドア構造であって、
前記上壁部および下壁部の長手方向端部を、上側が開放する断面U字状に形成し、当該ガードバーを長手方向に沿って傾斜させた状態でドア内部に固定したことを特徴とする車両用ドア構造。
【請求項3】
車両用ドアの内部に固定される車両用ドアのガードバーの製造方法であって、
金属材料を押し出し成形して、一対の細長い側壁部と、当該一対の側壁部の間に相互に間隙をもって架設される細長い上壁部および下壁部と、を有する長尺部材を得るステップと、
前記長尺部材の長手方向端部を前記一対の側壁部が相互に近接する方向にプレスして、上壁部および下壁部の長手方向端部を断面U字状に屈曲成形するステップと、
を備えることを特徴とする車両用ドアのガードバーの製造方法。
【請求項4】
前記上壁部および下壁部の断面をそれぞれ上下非対称形状として、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに、上壁部および下壁部が所定方向に屈曲するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の車両用ドアのガードバーの製造方法。
【請求項5】
前記上壁部および下壁部の各々について、その上面と側壁部の内面との上側隅部の曲率半径を、その下面と側壁部の内面との下側隅部の曲率半径より大きくして、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに上壁部および下壁部がいずれも下を凸として屈曲するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の車両用ドアのガードバーの製造方法。
【請求項6】
前記上壁部および下壁部の各々について、その中間部分の厚みを、側壁部との接続部分の厚みより薄くしたことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか一つに記載の車両用ドアのガードバーの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両のドアの内部に固定される車両用ドアのガードバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用ドアのガードバーとして、特許文献1に開示されるものが知られている。この特許文献1では、重量軽減や狭いドア内部における取付空間の確保等のため、ガードバーの端部を、一方のフランジ側から他方のフランジ側へ向けて斜めに切り落し、さらに、その端部に塑性変形を加えて所定形状に成形している。
【特許文献1】実開平6−42345号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来技術では、端部を切り落とす加工を行う分、製造に手間がかかり、製造コストが増大するという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、端部形状をより容易に形成可能な車両用ドアのガードバーを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる車両用ドアのガードバーであっては、一対の細長い側壁部の間に相互に間隙をもって架設された細長い上壁部および下壁部を備え、上記上壁部および下壁部の長手方向端部を、断面U字状に形成したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、上壁部および下壁部の長手方向端部を断面U字状とすることによってガードバーの長手方向端部を車幅方向に薄くするようにしたため、当該ガードバーを、端部を切り落とす加工を行うことなく、プレス加工等によって比較的容易に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるガードバーを備えた車両用ドア構造の内部構成の一部を示す側面図、図2は、ガードバーの長手方向中間部分の断面図(図1のA−A断面図)、図3は、ガードバーの長手方向端部の断面図(図1のB−B断面図)である。なお、図中、UPは、車両に固定された状態での上方を示す。
【0009】
図1に示すように、ガードバー2は、ドアの前縁部と後縁部との間を横架するように、ドアパネル1に固定される。これにより、車両側面衝突時において、車両用ドアによる衝撃吸収性を高め、乗員の保護性を高めることができる。
【0010】
図2に示すように、このガードバー2は、ドアパネル1に固定した状態で車幅方向両端側となる一対の細長い側壁部3,4と、それら側壁部3,4の上部間で架設される細長い上壁部5Uと、下部間で架設される細長い下壁部5Dとを有し、略矩形の閉断面を有する部材として構成される。
【0011】
ただし、図3に示すように、長手方向両端部では、上壁部5Uおよび下壁部5Dを断面U字状に形成し、ガードバー2が車幅方向に薄くなるようにしてある。本実施形態では、ガードバー2の長手方向両端部を、ボルトやナット12等を用いてドアパネル1に固定するが、このように長手方向両端部を車幅方向に薄くしておくことで、それらボルトやナット、さらにはそれらを締め付けるレンチ等の工具用のスペースを確保することができる。
【0012】
かかる長手方向両端部の構造は、プレス加工によって形成することができる。例えば、まず、複数の短冊状の金属部材(アルミニウム合金や鉄系部材等)を溶接等して接合して図2の断面を備えた長尺部材を形成し、次に、長尺部材の長手方向両端部を一対の側壁部3,4が相互に近接する方向にプレスして、上壁部5Uおよび下壁部5Dの長手方向端部を断面U字状に屈曲成形することで、ガードバー2を得ることができる。なお、上壁部5Uおよび下壁部5Dは、予め下に凸に僅かに屈曲させておく等、プレスしたときに所期の方向に座屈するようにしておくのが好適である。また、側壁部3,4、上壁部5U、および下壁部5Dの長手方向両端部は、予め接合しておいてもよいし、プレスする前は接合しないかあるいは仮止めしておき、プレス後に接合するようにしてもよい。
【0013】
また、本実施形態では、上壁部5Uおよび下壁部5Dの長手方向端部を、上側が開放する断面U字状に形成するとともに、図1に示すように、当該ガードバー2の後部が前部に対して下方となるように長手方向に沿って傾斜させた状態でドアパネル1に固定している。こうすることで、上壁部5Uおよび下壁部5DのU字状部分を、結露によって生じた水や浸入した雨水等の排水溝として用いることができる。
【0014】
以上の本実施形態によれば、上壁部5Uおよび下壁部5Dの長手方向端部を断面U字状とすることによってガードバー2の長手方向端部を車幅方向に薄くするようにしたため、当該ガードバー2を、端部を切り落とす加工を行うことなく、プレス加工等によって比較的容易に得ることができる。
【0015】
また、本実施形態によれば、上壁部5Uおよび下壁部5Dの長手方向端部を、上側が開放する断面U字状に形成し、当該ガードバー2の後部が下方となるように長手方向に沿って傾斜させた状態でドアパネル1に固定したため、上壁部5Uおよび下壁部5DのU字状部分を、結露によって生じた水や浸入した雨水等の排水溝として用いることができ、ドア内部からの排水性を向上することができる。なお、ガードバー2の前部が下方となる姿勢で固定した場合には、ドア内部の前側領域における排水性を向上することができる。
【0016】
(第2実施形態)図4は、本実施形態にかかるガードバーの長手方向中間部分の断面図、図5は、ガードバーの長手方向端部の断面図である。なお、図中、UPは、車両に固定された状態での上方を示す。
【0017】
本実施形態にかかるガードバー6は、車幅方向両端側に配置される一対の側壁部7,8と、当該一対の側壁部7,8の間に相互に間隙をもって架設される上壁部9Uおよび下壁部9Dとを一体化したものである。なお、本実施形態では上壁部9Uおよび下壁部9Dとも、同じ断面形状を有している。また、このガードバー6も、図1と同じ姿勢でドアパネル1に固定される。
【0018】
かかるガードバー6の製造に際しては、まず、アルミニウム合金等の金属材料を押し出し成形して、一対の側壁部7,8、上壁部9U、および下壁部9Dと一体化した長尺部材を得る。この長尺部材は、長手方向に沿ったほぼ全域で、図4に示す断面(長手方向に垂直な断面)を有する。
【0019】
次に、この長尺部材の長手方向端部を、一対の側壁部7,8が相互に近接する方向(図4の白抜き矢印で示す方向)にプレスして、上壁部9Uおよび下壁部9Dの長手方向端部を断面U字状に屈曲成形する。
【0020】
ここで、本実施形態では、図4に示すように、上壁部9Uおよび下壁部9Dの断面をそれぞれ上下非対称形状として、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに上壁部9Uおよび下壁部9Dがそれぞれ所期の方向に屈曲(座屈)するようにしている。
【0021】
具体的には、上壁部9Uおよび下壁部9Dの各々について、その上面10と側壁部7,8の内面との上側隅部の曲率半径Ruを、その下面11と側壁部7,8の内面13との下側隅部の曲率半径Rdより大きくして、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに、上壁部9Uおよび下壁部9Dがいずれも下を凸として屈曲するようにしている。
【0022】
このように、上壁部9Uおよび下壁部9Dを、座屈方向が定まる断面形状としておくことで、これらが所期の方向と逆方向に変形するのを抑制することができる。
【0023】
また、本実施形態では、上壁部9Uおよび下壁部9Dとも、中間部分の厚みt1を、側壁部7,8との接続部分の厚みt2より薄くして、上壁部9Uおよび下壁部9Dが屈曲(座屈)しやすくなるようにしている。
【0024】
以上の本実施形態によれば、金属材料を押し出し成形して、一対の側壁部7,8、上壁部9U、および下壁部9Dを一体化させたため、複数の部材を接合する場合に比べて、ガードバーをより容易に形成することができる。
【0025】
そして、本実施形態によれば、金属材料を押し出し成形して、一対の側壁部7,8と、当該一対の側壁部7,8の間に相互に間隙をもって架設される上壁部9Uおよび下壁部9Dと、を有する長尺部材を成形し、その長尺部材の長手方向端部を一対の側壁部7,8が相互に近接する方向にプレスして、上壁部9Uおよび下壁部9Dの長手方向端部を断面U字状に屈曲成形するようにしたため、ガードバー6を、端部を切り落とす加工を行うことなく、プレス加工等によって比較的容易に得ることができる。
【0026】
また、本実施形態によれば、上壁部9Uおよび下壁部9Dの断面をそれぞれ上下非対称形状として、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに、上壁部9Uおよび下壁部9Dを所期の方向に屈曲させるようにしたため、所期の端部形状をより容易にかつより確実に得ることができ、歩留まりを向上することができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、上壁部9Uおよび下壁部9Dの各々について、その上面10と側壁部7,8の内面13との上側隅部の曲率半径Ruを、その下面11と側壁部7,8の内面13との下側隅部の曲率半径Rdより大きくするという比較的簡素な構成により、長尺部材の長手方向両端部をプレスしたときに、上壁部および下壁部をいずれも下を凸としてより確実に屈曲させることができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、上壁部9Uおよび下壁部9Dの各々について、その中間部分の厚みt1を、側壁部7,8との接続部分の厚みt2より薄くしたため、上壁部9Uおよび下壁部9Dをより容易に屈曲させることができる。
【0029】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、所期の方向に座屈させる上下非対称形状としては、例えば、上壁部および下壁部を予め下が凸となる状態で僅かに撓ませておく等、種々の形態が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態にかかるガードバーを固定した車両用ドア構造の内部構成の一部を示す側面図。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるガードバーの長手方向中間部分の断面図(図1のA−A断面図)。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるガードバーの長手方向端部の断面図(図1のB−B断面図)。
【図4】本発明の第2実施形態にかかるガードバーの長手方向中間部分の断面図。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるガードバーの長手方向端部の断面図。
【符号の説明】
【0031】
2,6 ガードバー
3,4,7,8 側壁部
5U,9U 上壁部
5D,9D 下壁部
10 (上壁部および下壁部の)上面
11 (上壁部および下壁部の)下面
13 (側壁部の)内面




 

 


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