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発明の名称 エアバッグ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22448(P2007−22448A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−210373(P2005−210373)
出願日 平成17年7月20日(2005.7.20)
代理人 【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
発明者 嶋▲崎▼ 善夫 / 嘉村 誠一郎 / 佐々木 航
要約 課題
一般的に使用されているステアリングシャフト、インフレーター等を使用して、その電気機器に対してハーネスを接続することができ、そのことにより煩雑な部品の作成作業の軽減、それによる部品価格のコストを抑えることができるエアバッグ装置を提供すること。

解決手段
操縦ハンドル50Rの略中央部に折り畳まれたエアバッグ10を収納するエアバッグカバー16と該エアバッグカバー16の凹部16aに電気機器Mとを配置するエアバッグ装置において、前記エアバッグカバー凹部16aの裏側を前記エアバッグ10の膨張展開する距離を規制する筒状テザーベルト11aの固定端で覆い、該固定端に形成されたハーネス挿通孔11ah′にハーネス26が挿通され、前記電気機器Mの電極部材と接続されていることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
操縦ハンドルの略中央部に折り畳まれたエアバッグを収納するエアバッグカバーと該エアバッグカバーの凹部に電気機器とを配置するエアバッグ装置において、
前記エアバッグカバー凹部の裏側を前記エアバッグの膨張展開する距離を規制する筒状テザーベルトの固定端で覆い、前記凹部に形成されたハーネス孔と、前記固定端に形成されたハーネス挿通孔とに、ハーネス又はハーネスと接続可能な端子が挿通され、前記ハーネス又はハーネスと接続可能な端子が前記電気機器の電極部材と接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
ている
【請求項2】
請求項1に記載のエアバッグ装置において、
前記電気機器はホーンスイッチであって、前記ハーネスと逆極性の取付ボルトでエアバッグ展開後も略同位置に固定されることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のエアバッグ装置において、
前記ホーンスイッチ装置は、前記エアバッグカバーの凹部に挿入されるホーンベースと、乗員側最前部に摺動部材と、該摺動部材の押下により付勢手段に抗して移動可能な当接部と、前記ハーネスに直接または間接的に接続され付勢手段及び当接部に電通可能で付勢手段によりホーンベースに挟持されるコンタクトプレートを有し、該当接部が前記取付ボルトと直接又は間接的に当接することで両極が短絡しホーンがなることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のエアバッグ装置において、
前記コンタクトプレートには前記ハーネス孔とハーネス挿通孔を挿通して
前記ハーネスと接続する端子を備えることを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のエアバッグ装置において、
前記コンタクトプレートがその中心に対して対称な外円周上の一方に前記端子及びその両隣に係止凸部と他方に回転防止凸部を有し、前記ホーンベースが前記係止凸部を係止する係止部と前記回転防止凸部を係合する切欠溝を有することを特徴とするエアバッグ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のエアバッグ装置において、
前記コンタクトプレートがその内円周に前記ホーンベース上に立設された嵌合部と、その外円周に前記ホーンベース上に立設された回転止め部との間に嵌合されていることを特徴とするエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のエアバッグ装置に関するものであり、詳細にはホーン装置等の電気機器のハーネスをエアバッグ装置に取り付ける取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操縦ハンドルの中央部分に表示装置、多機能スイッチ装置又はホーンスイッチ装置等と、その外側にエアバッグを収納するエアバッグカバーとを備えるエアバッグ装置が知られている。
その一例として図7に示すエアバッグ装置GBは、操縦ハンドル50Rの中央部分に表示装置6Rと、その外側にエアバッグを収納するエアバッグカバー21Rとを備え、そのカバー21Rの裏側には、インフレーターのガス圧によりエアバッグが破断し易くするティアライン30Rが形成されており、そのエアバッグ装置GBの右端には前記表示用部材の表示画面を切り替える多機能スイッチ40Rが配置され、そして、前記エアバッグカバー21Rとインフレーターとの間に折り畳まれたエアバッグが配置されている。
【0003】
図8はこのエアバッグ装置GBが車両等の衝撃によりエアバッグが膨張展開した状態を示す図7の横断面図である。
図8に示すように、操縦ハンドル50Rの中央部にはインフレーターを備えるガスジェネレーター60Rが、その前方にはエアバッグを固定するための固定部材4Rが、そして、その後方には操縦装置のステアリングシャフトが配置されている。
【0004】
このステアリングシャフト上には操縦ハンドル50Rの角度センサー44Rが設けられ、このセンサー44Rからの信号を受信した制御装置42Rは、その信号に応じて表示情報を垂直に変換した情報を、前記ステアリングシャフト、インフレーター及び固定部材4Rに設けた穴に挿通されたハーネスを介して、前記固定部材の頭部に接触固定されている表示装置6Rに送信する。符号22R及び22Raはエアバッグ及び筒状テザーベルトであり、通常はエアバッグカバー21Rに折り畳まれて収納されている。
【0005】
このように、操縦ハンドルの略中央部分に表示装置、多機能スイッチ装置又はホーンスイッチ装置等の電気機器と、その外側にエアバッグカバーとを配置する従来のエアバッグ装置GBでは、前記ステアリングシャフト、インフレーター等にハーネスを挿通する穴を設ける必要があり、従来から一般的に使用されている前記ステアリングシャフト、インフレーター等が使用できないので、このエアバッグ装置GB専用の穴を設けたステアリングシャフト及びインフレーター等が必要となり、その部品の作成作業が繁雑となり、その結果、部品価格のコストが高くなっている。
【特許文献1】米国特許第6739620号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、前記従来技術の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、操縦ハンドルの中央部分に前記電気機器を配置するエアバッグ装置において、一般的に使用されている前記ステアリングシャフト、インフレーター等を使用して、その電気機器に対してハーネスを接続することができ、そのことにより煩雑な部品の作成作業の軽減、それによる部品価格のコストを抑えることができるエアバッグ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、操縦ハンドルの略中央部に折り畳まれたエアバッグを収納するエアバッグカバーと該エアバッグカバーの凹部に電気機器とを配置するエアバッグ装置において、前記エアバッグカバー凹部の裏側を前記エアバッグの膨張展開する距離を規制する筒状テザーベルトの固定端で覆い、前記凹部に形成されたハーネス孔と、前記固定端に形成されたハーネス挿通孔とにハーネス又はハーネスと接続可能な端子が挿通され、前記ハーネス又はハーネスと接続可能な端子が前記電気機器の電極部材と接続されていることを特徴とする。
ている
請求項2の発明は、請求項1に記載のエアバッグ装置において、前記電気機器はホーンスイッチであって、前記ハーネスと逆極性の取付ボルトでエアバッグ展開後も略同位置に固定されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のエアバッグ装置において、前記ホーンスイッチ装置は、前記エアバッグカバーの凹部に挿入されるホーンベースと、乗員側最前部に摺動部材と、該摺動部材の押下により付勢手段に抗して移動可能な当接部と、前記ハーネスに直接または間接的に接続され付勢手段及び当接部に電通可能で付勢手段によりホーンベースに挟持されるコンタクトプレートを有し、該当接部が前記取付ボルトと直接又は間接的に当接することで両極が短絡しホーンがなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のエアバッグ装置において、前記コンタクトプレートには前記ハーネス孔とハーネス挿通孔を挿通して前記ハーネスと接続する端子を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のエアバッグ装置において、前記コンタクトプレートがその中心に対して対称な外円周上の一方に前記端子及びその両隣に係止凸部と他方に回転防止凸部を有し、前記ホーンベースが前記係止凸部を係止する係止部と前記回転防止凸部を係合する切欠溝を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載のエアバッグ装置において、前記コンタクトプレートがその内円周に前記ホーンベース上に立設された嵌合部と、その外円周に前記ホーンベース上に立設された回転止め部との間に嵌合されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
ハーネスを挿通するハーネス孔をテザーベルトに形成することにより、ホーンスイッチ装置に配置されたコンタクトプレートとの接続が容易に行えるので、従来のようなエアバッグ装置専用の穴を設けたステアリングシャフト及びインフレーター等の必要がなくなり、従来一般に使用しているエアバッグ装置等の利用ができるので、従来のような部品の作成作業が不要となり、その結果、部品価格のコストが低くなる。
【0009】
電気機器にハーネスを接続する構成は、表示装置、多機能スイッチ装置、ホーンスイッチ装置等の各種の装置に利用できるので汎用性が高い。また、ホーンベース及びエアバッグカバーの凹部にハーネスを挿通するハーネス孔を形成することにより、従来のような穴を設けたステアリングシャフト及びインフレーター等の必要がなくなり、部品の作成作業の効率が向上する。
【0010】
そして、コンタクトプレートがその中心に対して対称な外円周上の一方に端子及びその両隣に係止凸部と他方に回転防止凸部を有し、ホーンベース1が係止凸部を係止する係止部と回転防止凸部を係合する切欠溝を有するので、コンタクトプレート端子にハーネスターミナルを接続する際に、コンタクトプレート端子が移動、回転することが防止でき、この接続作業の向上が図られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態に係る運転席用のエアバッグ装置について添付図面を参照して説明する。図1はホーンスイッチ付きエアバッグ装置をエアバッグカバー16に装着した装着状態を示す横断面図である。
なお、本明細書においては便宜上乗員側を表側、この反対側を裏側という。
【0012】
この図に従ってホーンスイッチ付きエアバッグ装置のホーンスイッチ装置Mについて説明する。なお、図中前記図6及び7に従って説明した従来のホーンスイッチ装置mと同じ箇所には同一の符号を用いている。
【0013】
このホーンスイッチ装置Mは、碗型円筒形状のホーンベース1の底部の中央に載置されたコイルスプリング2、そのコイルスプリング2をその周縁部で保持するスプリングプレート3(ホーン装置の一方の電極を構成する)、そのスプリングプレート3上に載置された前記コイルスプリング2を係止する装飾用部材のシート5、その上を覆って載置されている前記装飾用部材6、これらシート部材5及び装飾用部材6を摺動可能に嵌合する円筒形状のホーンリング7を備えている。なお、この装飾用部材6及びスプリング2を係止する装飾用部材シート5からなる摺動部材は、該装飾用部材6にスプリング2を係止する構成を採用して、単一部材であってもよい。
【0014】
このホーンリング7は前記碗型円筒形状のホーンベース1に固定され、このホーンベース1は、エアバッグを収納するエアバッグカバー16の中央の凹部21aに収容され、かつその凹部21aの取付孔に挿通されたホーン装置の他方の電極を構成する取付ボルト4により、インフレーター30を収納する連結部材20に固定され、前記取付ボルト4の頭部は前記スプリングプレート3と対向する位置に配置されている。
【0015】
従って、前記装飾用部材6を押下することにより、前記スプリングプレート3が前記取付ボルト4に当接して、両電極間が短絡することでホーン装置に電流が供給され警笛音が発せられる。ところで、このようなホーンスイッチ動作を行うため、前記取付ボルト4の頭部の裏側とホーンベース1との間にコンタクトプレート8が挟持されており、このコンタクトプレート8の端子8′は、前記ホーンベース1及びエアバッグカバー16の各ハーネス孔を貫通してエアバッグカバー16から突出し、図1に示すように前記エアバッグカバー凹部16aの裏側を覆っている筒状テザーベルト11a(エアバッグ10の膨張展開する距離を規制するためのもの)の固定端に形成されたハーネス挿通孔11ah′に挿通されたハーネスターミナル25と接続され、ハーネス26を介して前記ホーン装置に接続されている。
【0016】
また、この筒状テザーベルト11aの固定端には、前記取付ボルト4を挿通する筒状テザーベルト取付孔11ahが形成されており、該筒状テザーベルト11aの固定端はエアバッグカバー凹部16aをその裏側から包み込むように覆っている。この固定端は図1に示すように、前記エアバッグカバー凹部16aと連結部材22との間に挟持されエアバッグ装置に固定されている。
【0017】
次に、前記エアバッグ10の構成を説明する。図2及び3に示すように、前記エアバッグ10はエアバッグ本体10aと筒状テザーベルト11aから構成される。
図2は車両衝突時におけるエアバッグ10の膨張展開の状態を示す図である。車両衝突時等による衝撃検知により、インフレーター30が点火されて該インフレーター30でガスが生成され、このガスがエアバッグ10内に導入される。エアバッグカバー16は、エアバッグ10が膨張し始めるとその力を受けて、このエアバッグカバー16の内側に破断を容易にするために形成された破断線(ティアライン)に沿って、つまり中央の凹部16aを残して割れ、各エアカバー片16bは放射状に拡開する。
【0018】
エアバッグカバー16が割れた後、前記エアバッグ10が膨張し始める初期段階では、エアバッグ10内にガスが導入されると、エアバッグ10の基布の中央部と筒状テザーベルト11aとが縫い合わされた縫製部11cから膨張展開しながら、該筒状テザーベルト11aが前記凹部16aを包み込みながらエアバッグ10の表面部分が、筒状テザーベルト11aで規制された距離まで乗員側に膨張する。エアバッグがある程度膨張した後は、図2に示すように、筒状テザーベルト11aの中心線のほぼ中央に移動して、扁平な球状形状になり膨張展開を完了する。
【0019】
図3は図2に示した膨張状態のエアバッグ10内部を示す透視斜視図である。尚、簡易化のため筒状テザーベルト11a内の装飾部材40等、そして、該装飾部材40と結合されたインフレーター30等は図示していない。エアバッグ本体部10aは、2枚の略円形状の布の外周縁部同士を縫い合わせることにより扁平な球状(楕円体状)に展開可能な袋状に形成されている。
【0020】
エアバッグ本体部10aの表側の略中央部には、エアバッグカバー16の凹部16aが挿入される円形状の切欠部10hが、そして、その裏側の略中央部には、インフレーターと連通して発生するガスをエアバッグ内部へ導入するためのインフレーター取付口10ahが形成されると共に、そのインフレーター取付口10ahの周辺部10dにクッションプレート22のボルト22d(図1参照)を通すための4個の小孔10bが形成されている。
【0021】
前記筒状テザーベルト11aの固定端には、上記したように筒状テザーベルト取付孔11ahとハーネス挿通孔11ah′が形成されており、図1に示すように、この孔11ah、11ah′に前記取付ボルト4とハーネスターミナル25が貫通されている。
前記エアバッグ10は、図示しないこのエアバッグ10専用の折り畳み機により、図1に示すような蛇腹状に折り畳まれており、その形はドーナツ形状である。
【0022】
次に、図4に示すコンタクトプレート8の斜視図について説明する。このコンタクトプレート8の素材は導電性金属板であり、これをプレス加工により長方形状がリング形状の外周に形成された構造の金属板を打ち抜いて、その長方形状をリング形状から略直角に折曲してコンタクトプレート端子8′が形成される。前記コンタクトプレート8のリング形状部をリングコンタクトプレート8aという。このリングコンタクトプレート8aの前記コンタクトプレート端子8′の反対側に回転防止凸部8cが形成されており、これは前記ホーンベース1にコンタクトプレート8を載置した後に該コンタクトプレート8が回転するのを止めるためのものである。
【0023】
そして、前記コンタクトプレート端子8′の両隣には、前記回転防止凸部8cの横幅が約半分の大きさの一対の同形の係止凸部8bが形成されている。この係止凸部8bは前記ハーネスターミナル25をコンタクトプレート端子8′に接続する際に、このコンタクトプレート端子8′がハーネスターミナル25に押されて移動するのを防止するストッパーである。この一対の係止凸部8b間の距離は後述する一対の係止部1f間の距離と略同じで係合できる距離を備えている。
【0024】
図5は図1の碗型円筒形状のホーンベース1を斜めから見た斜視図である。ホーンベース1の素材は合成樹脂であり、その底部1aの中央には取付ボルト4を挿通する略正四角形状の穴1bと前記ターミナル25を挿通するハーネス孔1cが形成されている。その穴1bの中心から同一円周上にリングコンタクトプレート8aの内周を挿通して嵌合する略円柱状の嵌合部1dが前記底部1aから立設されている。
【0025】
前記リングコンタクトプレート8aがこの嵌合部1dに嵌合される際に、その嵌合位置を決めるために、前記リングコンタクトプレート8aの外周の直径と略同一の直径を有し、前記凸状部8cの横幅と略同一の切欠溝1gを有する円柱状の回転止め部1eが前記底部1aから立設されている。その回転止め部1eが前記ハーネス孔1cと交差する位置に、前記ハーネス孔1cの内周側壁から四角柱状に延出し、その頭部が鍵型である一対の係止部1fが形成されている。
【0026】
次に、前記ホーンベース1にコンタクトプレート8を係合する手順について図5及び6を参照して説明する。図6は図5のホーンベース1の縦断面の拡大図である。図6に示すように、前記一対の係止凸部8bを前記一対の係止部1fに斜め方向から当接させて、前記嵌合部1dに前記リングコンタクトプレート8aを嵌合し、前記回転防止凸部8cを前記回転止め部1eの切欠溝1gに挿入する。
【0027】
このようにして、嵌合部1dに嵌合したコンタクトプレート8の端子8′は前記ハーネス孔1c内に配置されているので、図中下からテザーベルト22aの固定部のハーネス孔1cに挿入されているターミナル25に接続し、下方向からこの端子8′を押したとしても、前記一対の係止凸部8bが前記一対の係止部1fに係合されているので動くことがない。たとえ斜め下方向からターミナル25を押すことにより前記コンタクトプレート8に回動する力が働いたとしても、図5に示すように、前記回転防止凸部8cが前記回転止め部1eの切欠溝1gに係合されているので回動することがない。
【0028】
以上のように、ハーネス26(図1参照)を挿通するハーネス挿通孔11ahをテザーベルト11aに形成することにより、ホーンスイッチ装置M1に配置されたコンタクトプレート8との接続が容易に行えるので、従来のようなエアバッグ装置専用の穴を設けたステアリングシャフト及びインフレーター等の必要がなくなり、従来一般に使用しているエアバッグ装置等の利用ができるので、従来のような部品の作成作業が不要となり、その結果、部品価格のコストが低くなる。
【0029】
本実施形態の電気機器にハーネス26を接続する構成は、表示装置6R、多機能スイッチ装置40R、ホーンスイッチ装置M1等の各種の装置に利用できるので汎用性が高い。また、ホーンベース1及びエアバッグカバー21の凹部21aにハーネス26を挿通するハーネス孔を形成することにより、従来のような穴を設けたステアリングシャフト及びインフレーター等の必要がなくなり、部品の作成作業の効率が向上する。
【0030】
そして、コンタクトプレート8がその中心に対して対称な外円周上の一方に端子8′及びその両隣に係止凸部8bと他方に回転防止凸部8cを有し、ホーンベース1が係止凸部8bを係止する係止部1fと回転防止凸部8cを係合する切欠溝1gを有するので、コンタクトプレート端子8′にハーネスターミナル25を接続する際に、コンタクトプレート端子8′が移動、回転することが防止でき、この接続作業の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ホーンスイッチ付きエアバッグ装置の横断面図である。
【図2】車両衝突時におけるエアバッグの膨張展開の状態を示す図である。
【図3】図2に示した膨張状態のエアバッグ内部を示す透視斜視図である。
【図4】コンタクトプレートの斜視図である。
【図5】図1の碗型円筒形状のホーンベースの斜視図である。
【図6】図5のホーンベースの一部の縦断面の拡大図である。
【図7】従来のエアバッグ装置の平面図である。
【図8】エアバッグ装置が車両等の衝撃によりエアバッグが膨張展開した状態を示す図7の横断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1・・・ホーンベース、1c・・・ハーネス孔、1f・・・係止部、1g・・・切欠溝、2・・・スプリング、3・・・スプリングプレート、4・・・取付ボルト、6・・・装飾用部材、7・・・ホーンリング、8・・・コンタクトプレート、8′・・・コンタクトプレート端子、8b・・・係止凸部、8c・・・回転防止凸部、21・・・エアバッグカバー、22・・・エアバッグ、24・・・インフレーター、25・・・ハーネスターミナル、26・・・ハーネス。




 

 


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