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発明の名称 車両用ドアの照明装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−118814(P2007−118814A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−314814(P2005−314814)
出願日 平成17年10月28日(2005.10.28)
代理人 【識別番号】100078824
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 竹夫
発明者 八幡 義章 / 中島 英雄 / 渋谷 浩司 / 小山田 貴志
要約 課題
ドア開直後の照明がボディに反射して開閉者に眩しく不快を感じさせるのを防止する。

解決手段
ドア1のヒンジ部3以外の個所にセンサー4を設け、このセンサー4がドア1の所定角度の開状態を検知し又はドア開を検知してからの所定時間経過後にドア1の後方部分1Aに取り付けられた照明装置5を点灯させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアのヒンジ部以外の個所にセンサーを設け、
このセンサーがドアの所定角度の開状態を検知し又はドア開を検知してからの所定時間経過後にドアの後方部分に取り付けられた照明装置を点灯させることを特徴とする車両用ドアの照明装置。
【請求項2】
ドアを開けるとドアの後方部分に取り付けられた照明装置を点灯させ、点灯させられた照明はドア開度が所定角度になるまでは照明輝度を低く保ち、所定角度以上ドアが開くと照明輝度を高くする制御手段を備えていることを特徴とする車両用ドアの照明装置。
【請求項3】
請求項1において、ドアの開度検出用のセンサーをリミットスイッチ又はリミットセンサーとしたことを特徴とする車両用ドアの照明装置。
【請求項4】
ドア後方部分の照明は一定時間間隔で点滅するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ドアの照明装置。
【請求項5】
ドアの下方部分にも足元照明用の照明装置を取り付けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用ドアの照明装置。
【請求項6】
前記照明装置に用いる光源をLEDとしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用ドアの照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアを開けたときに後方に警告するための照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用ドアを開閉する際には、後方確認が必要であり、無造作にドアを開けると、後続車両との接触事故にもつながりかねない。そこで、ドアの後部に警告灯を取り付けたものもあり、ドアの後端面に後方警告灯を設けることによって、特に夜間などにおいて、後続車両の運転者の注意を喚起しようとするものであり、夜間走行時に路肩に停車し、ドアを開けて外に出ようとする場合には有効な手段と考えられる。
【0003】
しかしながら、この種の警告灯を備えた車両であっても、ドアを車体より大きく開けた場合には、光軸がドアの開放角度方向に旋回してしまい、後続車両にとっては極めて見にくくなり、接触事故を防止するという意味では不完全であった。勿論、ランプレンズなどの工夫によって光拡散角度を大きく取れば、ある程度広視界を得られるものの、その場合には輝度が低下するため、遠方視認性に乏しいものとなる。さらに、ドアの内側面に足元灯を設けた車両もあり、この足元灯を警告灯として利用できるものとしているが、この足元灯の用途は主として乗降時の足下を照射するものであり、光の拡散性を広く取る設計としているため、実際には警告灯としての機能に乏しかった。
【0004】
そこで、ドアがどのような開度になってもその光軸を常時車体後方に向けて平行に指向できるようにし、安全性の向上を図ることを目的とし、同後方警告灯を足元照射ランプとして兼用させて、部品数の削減及び作業工数の減少によるコスト低減を他の目的とするものが開発された。これは、車両用ドアに配置され、かつ回動可能に支持されて光軸を車両後方に向けて指向できるランプと、該ランプの回動用モータと、ドア開度の検出手段と、該検出手段の検出出力に応じて前記モータを回転駆動し、前記光軸が車体と平行になるように前記ランプの姿勢を制御する姿勢制御手段とを具備したものである(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−151988号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の従来例では、ドアを開け始めると同時にランプが点灯するので、光がボディに当たって反射し、ドアの開閉者が眩しく不快に感じていた。
【0006】
そこで、本発明は、車両用ドアの照明装置としての後方注意喚起(後続車などへの注意)という機能を損なうことなく、照明がボディに反射するのを防止し、ドア開閉者が眩しく不快に感じるのを防止した車両用ドアの照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明は、ドアのヒンジ部以外の個所にセンサーを設け、このセンサーがドアの所定角度の開状態を検知し又はドア開を検知してからの所定時間経過後にドアの後方部分に取り付けられた照明装置を点灯させるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ドアのヒンジ部以外の個所にセンサーを設け、このセンサーがドアの所定角度の開状態を検知し又はドア開を検知してからの所定時間経過後にドアの後方部分に取り付けられた照明装置を点灯させるので、ドアを開け始めてすぐに眩しい照明が点灯せず、照明がボディに反射することを防止し、ドア開閉者が眩しく不快に感じることを防止できる。また、本来の機能としての後方注意喚起機能を損なうこともない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。
【0010】
図1は、ドア1を所定角度θ開いた状態の平面略図であり、ドア1は車両のボディ2にヒンジ部3で開閉可能に取り付けてある。ドア1のヒンジ部3以外の個所にセンサー4を設け、このセンサー4がドア1の所定角度θの開状態を検知すると、照明装置5(図3参照)の回路のスイッチ(SW)がオンし、照明装置5が点灯する。前記センサー4としては、リミットスイッチ又はリミットセンサーが、安価で作動も確実であるため好適に使用できる。前記所定角度θは、照明装置5が点灯してもその照明がボディに反射してドア開閉者が眩しく感じない程度まで開き、乗降者も未だ車両から降りにくい程度のドア開角度が望ましい。
【0011】
図2は、照明装置5の点灯時と消灯時のフローチャートを示し、センサー4がドア1を開けて所定角度θになると作用して、センサー4から信号を制御部6へ送り、照明装置5のスイッチ(SW)をオンにして点灯する。所定角度θ以上の開度のときは点灯したままであり、反対にドア1を閉める場合、ドア開度がθより少なくなるとセンサー4がスイッチをオフにして照明装置5を消灯させる。
【0012】
図2のフローチャートは一例であり、センサー4としてリミットスイッチを使用した場合は、ドア1の動きによってプランジャ(アクチュエータ)を操作し、このプランジャの動きをマイクロスイッチに伝達し、照明装置5の電気回路を開閉するように構成される。ドア1が閉まった状態で、リミットスイッチのプランジャはマイクロスイッチが封入されたケースに押し込まれて電気回路をオフとし、ドア1を開くと所定角度θを超えるまでプランジャはボディ2に接触し、プランジャがボディ2から離れると電気回路をオンするようにする。
【0013】
図3及び図4は、車両のドア1の後方部分1Aと下方部分1Bとを示し、この後方部分1Aに後方注意喚起のための照明装置5を設け、下方部分1Bに足元照明用の照明装置50を設けた例を示す。照明装置5において使用するランプとしては、発光ダイオード(LED)が好適であり、フレキシブル配線板(FPC)等に赤色のLED7(図5参照)を搭載したものをドア1のドアトリムに取り付ける。あるいは、ランプとしてエレクトロルミネッセンス(EL)等も使用可能である。また、後方部分1Aと下方部分1Bに設ける照明装置5,50を連続した形態で設けることもできる。後方部分1Aの照明装置5は、後方注意喚起を促すものであり、レンズなどと組み合わせたり、反射部材と併用したりして後続車等にドア開状態を確実に知らせるようにする。また、下方部分1Bの照明装置50は、足元を照らす機能のため照射方向を下向きにするので、ドア開で常時点灯するようにしてもよい。
【0014】
図5は、照明装置5のLED7として赤色のLEDを2ヶ用い、導光部材(アクリル樹脂など)8に光を入射させてこの導光部材8を発光させて後方に注意を喚起させるようにしたものである。2つのLED7は導線9で接続され、コネクタ10が電源と接続される。導線9としては、フレキシブル配線板(FPC)の導体パターンを利用し、FPCにLED7を実装する。このような照明装置5は、ケース11に収容され、車両のドア1の後方部分1Aに取り付けられる。
【0015】
図6は、足元を照らす照明装置50の構成例を示し、白色のLED51を複数個導線52で接続してコネクタ53につなぎ、LED51の光はレンズ54から出射されて足元を照らす。また、このような照明装置50はケース55に収容され、ドア1の下方部分1Bに取り付けられる。
【0016】
図7に示す照明装置5の回路は、2つのLED7について同一品種のものを用い、これらLED7(LED1とLED2)に対して異なる値の電流を流して光度を変えることにより、均一な発光となるようにしたものである。同一値の電流を流すとLED1とLED2とでは、コネクタ10側に近い(電源に近い)ものの方が発光が強くなるため、それぞれの抵抗(R1,R2)の値を異ならしめて2つのLEDの発光を均一なものとした。
【0017】
図8に示す照明装置5の回路は、2つのLED1とLED2とを同一電流に対して光度の異なるものを使用して均一な発光を実現した例を示す。
【0018】
図5に示す導光部材8の上下から2個のLED7(LED1,LED2)より異なる光度の光を投入することで、後方への均一な発光が可能となり、後方からの視認性を高めることができる。
【0019】
図9に示す実施形態は、照明装置5に導光部材8を使用せずにレンズ12を使用した例を示す。またLED7をこのレンズ12の後方に3ヶ使用した。下方部分1Bの照明装置50も同じケース11内に収容した。ここで使用されるLED7としては、複数の色のものを使用し、後方に向けてランダムに色を変えながら発光させ、後方注意喚起力を高めるようにすることもできる。
【0020】
前記照明装置5を点滅させる場合、ハザードランプの作動時に、このハザードランプと同期して点滅させるようにすることもできる。また、運転席のドアを開けて車をバックさせる場合、ギアをリバースに入れたときに照明装置5が高輝度で発光するようにすることもできる。このようにすることで、より一層の安全性の確保が図れる。
【0021】
前記センサー4は、ドア1が所定角度θまで開いたのを検知し、この検知信号を制御部6へ送り、この検知信号を受信した制御部6は回路のスイッチをオンさせて照明装置5を点灯させたが、センサー4としては、ドア1が開いてから所定時間経過後に制御部6へ信号を送るように構成したものも使用できる。この例では、リミットスイッチやリミットセンサーを使用せず、ドア1−ボディ2間のオン/オフスイッチでドア1の開閉を検知し、車体内蔵のクロックで計測した時間が、規定時間に達した後に照明を点灯させる。さらに、この制御部6の中に照明装置5のランプの照明輝度を制御する手段を設け、前記ドア1が開くと同時に照明装置5を点灯させるが、点灯させられた照明はドア開度が所定角度になるまでは照明輝度を低く保ち、所定角度以上ドア1が開くと照明輝度を高くするようにしてもよい。
【0022】
前記ドア1に取り付けられる照明としてドア1のヒンジ部3と反対の後方部分1Aから下方部分1Bに至る区間に複数のランプ(例えばLED)を設け、ドア1を開けたときに後方部分1Aから下方部分1Bに前方に至る区間のランプ群が後方部分1Aのランプから順次点灯するようにすることもできる。このようにすることは、照明装置5の回路構成の設計により、順次点灯が可能である。また、ドア1の後方部分1Aの照明は一定時間間隔で点滅し、下方部分1Bの照明はドア開で常時点灯するようにすることも可能である。下方部分1Bの照明は、足元照明としての機能を果たし、後方部分1Aの照明は、後方注意喚起の機能を果たすものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態を示す平面略図。
【図2】フローチャート図。
【図3】ドアと照明装置を示す斜視図。
【図4】図3と同様のドア内側から見た正面図。
【図5】ドア後方部分の照明装置の簡略断面図。
【図6】ドア下方部分の照明装置の簡略断面図。
【図7】回路図。
【図8】他の例の回路図。
【図9】他の例の照明装置の簡略断面図。
【符号の説明】
【0024】
1 ドア
1A 後方部分
1B 下方部分
2 ボディ
3 ヒンジ部
4 センサー
5 照明装置
6 制御部




 

 


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