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発明の名称 スライドドア給電装置及びフラットケーブルのケーブルガイド取付方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−118678(P2007−118678A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−311045(P2005−311045)
出願日 平成17年10月26日(2005.10.26)
代理人 【識別番号】100078824
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 竹夫
発明者 中村 嘉宏 / 瀬尾 右文 / 井出 剛久 / 八幡 義章
要約 課題
組立も容易で、部品点数も少なくしてコストダウンを図り、稼動面積を小さくし、大きな空間を必要としないようにする。

解決手段
H型の複数のリンク部材(3)をはしご状に連結し、各連結個所を回動可能にしてケーブルガイド(1)を構成し、前記リンク部材(3)の横材(3B)に対してフラットケーブル(2)を表、裏と交互に巻きつけ、前記ケーブルガイド(1)の一端部を車体本体(30)に、他端部をスライドドア(40)に連結した。
特許請求の範囲
【請求項1】
H型の複数のリンク部材をはしご状に連結し、各連結個所を回動可能にしてケーブルガイドを構成し、
前記リンク部材の横材に対してフラットケーブルを表、裏と交互に巻きつけ、
前記ケーブルガイドの一端部を車体本体に、他端部をスライドドアに連結したことを特徴とするスライドドア給電装置。
【請求項2】
前記リンク部材の一対の縦材の端部側に形成された段部が隣接するリンク部材の縦材の一側面に当接してリンク部材の回動角度を規制することを特徴とする請求項1に記載のスライドドア給電装置。
【請求項3】
前記リンク部材の縦材の一端部に孔を形成し、他端部に突起を形成し、孔に隣接するリンク部材の突起を挿入して複数のリンク部材を回動可能に連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドドア給電装置。
【請求項4】
前記ケーブルガイドの一端部を車体本体に連結せず、この一端部から車体本体側まで延びたフラットケーブル自体の撓みによる余長吸収部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスライドドア給電装置。
【請求項5】
前記フラットケーブルの車体本体側からスライドドア内部に配索された配索路は、途中で折り返された曲げ部を有し、この曲げ部はスライドドアのスライド方向と反対方向に移動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスライドドア給電装置。
【請求項6】
前記ケーブルガイドと回動可能に連結されたドア側固定部材の一端側を回動可能にスライドドアに取り付け、このドア側固定部材の他端側にリンク部材の連結個所が回動して折れ曲がる方向とは反対方向に引張力を作用させた付勢手段をスライドドアとドア側固定部材との間に取り付けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスライドドア給電装置。
【請求項7】
前記フラットケーブルが取り付けられたケーブルガイドを可撓性を有するチューブに収容したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスライドドア給電装置。
【請求項8】
一対の縦材とこれら縦材を連結する横材とから成るH型のリンク部材の縦材一端部に孔を形成し、他端部に突起を形成したものを複数用意し、フラットケーブルの長手方向に沿ってリンク部材をこのフラットケーブルの表と裏に交互に配置し、
これらリンク部材の隣接する縦材の端部同士は一方が孔、他方が突起となるように、かつ突起を内側、孔をこの突起に対向する外側になるように配置し、
フラットケーブルの表側のリンク部材を裏側のリンク部材に向かうように押し付けて一方のリンク部材の突起を他方のリンク部材の孔に挿入することを特徴とするフラットケーブルのケーブルガイド取付方法。
【請求項9】
前記突起を孔へ挿入するときの突起の挿入方向側に挿入し易くするためのテーパを形成するとともに、孔に突起が挿入される経路の始端の角部をカットしたことを特徴とする請求項8に記載のフラットケーブルのケーブルガイド取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車体とスライドドアとの間にケーブルを配索したスライドドア給電装置及びフラットケーブルのケーブルガイド取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術としては、スライドドア側と、車体本体側とに突き当て式の端子部を設け、スライドドアが閉鎖された際に、ドア側の端子部と車体側の端子部とが突き当たって電気接続され、その両端子部を介して車体本体側からドア側に給電等を行うようにしたものがある。しかしながら、このような従来の構成では、スライドドアが閉鎖されているときにはスライドドアへの給電が可能であるが、スライドドアが開放されている状態では給電ができないという問題がある。そこで、スライドドアと車体本体との間にケーブルを配索すると共に、該ケーブルをケーブルガイド内に挿入配置したものが提案されるに至った。この場合、ケーブルガイドが車体本体側の部材に干渉しないような工夫が必要となる。このような工夫をしたものとしては、車体本体とスライドドアとの間に配索されるケーブルと、線状に連結された複数のリンク部材によって構成され、前記ケーブルを案内するケーブルガイドと、前記車体本体側に設けられ、前記スライドドアのスライド移動方向に対して非平行でかつ前記スライドドア側に向けて指向するように前記ケーブルガイドの一端部を支持する第1支持部材と、前記スライドドア側に設けられ、前記ケーブルガイドの他端部を支持し、前記スライドドアのスライド移動に伴って前記第1支持部材の側方をすれ違うように移動する第2支持部材とを備えたものが開発された。この装置におけるケーブルガイドは、車体本体側に第1の区間を備えており、スライドドア側に第2の区間を備えている。そして、前記第1の区間は、略直線状態から双方向へ屈曲可能に構成されており、前記ケーブルガイドは、前記スライドドアのスライド移動に応じて、前記車体本体側から離間するように延出しつつ前記第1の区間で屈曲することで、前記第2支持部材に向けて延びるように配設されているものである(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−25999号公報(第4頁、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のケーブルをガイドするケーブルガイドは、複数のリンク部材が線状に連結されたキャタピラ形状のものであり、第1区間と第2区間におけるリンク部材の構造を異にするため、2種類の複雑で小さな部品を組み立てるため、組立コストが高くなるものであった。また、部品点数の増加も免れず、材料費も高くなるものであった。さらに、この従来例では、ケーブル屈曲時の稼動面積が大きいため、取付位置によっては車両本体内に大きな空間を必要とし、大きな空間を設けるとボディ剛性を低下させるおそれもあった。
【0004】
そこで、本発明は、組立も容易で、部品点数も少なくしてコストダウンを図り、稼動面積を小さくし、大きな空間を必要としないスライドドア給電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するため、本発明は、H型の複数のリンク部材をはしご状に連結し、各連結個所を回動可能にしてケーブルガイドを構成し、前記リンク部材の横材に対してフラットケーブルを表、裏と交互に巻きつけ、前記ケーブルガイドの一端部を車体本体に、他端部をスライドドアに連結したものである。
【0006】
また、本発明の取付方法は、一対の縦材とこれら縦材を連結する横材とから成るH型のリンク部材の縦材一端部に孔を形成し、他端部に突起を形成したものを複数用意し、フラットケーブルの長手方向に沿ってリンク部材をこのフラットケーブルの表と裏に交互に配置し、これらリンク部材の隣接する縦材の端部同士は一方が孔、他方が突起となるように、かつ突起を内側、孔をこの突起に対向する外側になるように配置し、フラットケーブルの表側のリンク部材を裏側のリンク部材に向かうように押し付けて一方のリンク部材の突起を他方のリンク部材の孔に挿入するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、H型の複数のリンク部材をはしご状に連結し、各連結個所を回動可能にしてケーブルガイドを構成し、前記リンク部材の横材に対してフラットケーブルを表、裏と交互に巻きつけ、前記ケーブルガイドの一端部を車体本体に、他端部をスライドドアに連結したので、部品点数も少なく、組立も容易となり、コストダウンを図ることができる。また、フラットケーブルをリンク部材の横材の表、裏と交互に巻きつけるため、フラットケーブルの薄いという特徴を活かし、薄型化を図れるとともに、リンク部材同士の回動角度の規制により稼動面積を小さくすることもできる。
【0008】
一対の縦材とこれら縦材を連結する横材とから成るH型のリンク部材の縦材一端部に孔を形成し、他端部に突起を形成したものを複数用意し、フラットケーブルの長手方向に沿ってリンク部材をこのフラットケーブルの表と裏に交互に配置し、これらリンク部材の隣接する縦材の端部同士は一方が孔、他方が突起となるように、かつ突起を内側、孔をこの突起に対向する外側になるように配置し、フラットケーブルの表側のリンク部材を裏側のリンク部材に向かうように押し付けて一方のリンク部材の突起を他方のリンク部材の孔に挿入するようにしたものでは、リンク部材の組立とフラットケーブルのケーブルガイドへの取付が同時に行え、組立時間も短縮され、コストダウンにもつながる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面を参照にして説明する。
【0010】
図1は、ケーブルガイド1にフラットケーブル2を取り付けた状態の斜視図を示し、ケーブルガイド1は複数のリンク部材3をはしご状に連結して構成されている。図1の符号2Aは、車体本体側に取り付くフラットケーブルを示し、符号2Bはスライドドア側に取り付くフラットケーブルを夫々示す。このフラットケーブル2A,2Bには、夫々コネクタが取り付けられ、車体本体側及びスライドドア側のコネクタに接続される。フラットケーブル2Aは、車体固定部材10から引き出され、フラットケーブル2Bは、ドア側固定部材20から引き出されている。
【0011】
図2は、リンク部材3を示し、このリンク部材3は一対の平行な縦材3Aとこれら縦材3Aをつなぐ横材3Bとから成り、全体形状はH型を成している。縦材3Aの夫々の端部側に斜めにカットされた段部4を形成してあり、この段部4の先に突起5と孔6とが夫々形成してある。図2では、縦材3Aの右端に外側を向くように突起5を形成してあり、左端に内側に位置して段部4を存在させてある。また、突起5の頂部のほぼ右半分はテーパ5Aを形成し、孔6の近傍には、連結されるリンク部材3の突起5Aが孔6に挿入し易くなるように角部をカットした部分7を形成してある。また、横材3Bの縦材3Aに平行な方向に沿った断面は、ほぼ楕円形状に形成してある。
【0012】
図2に示すリンク部材3は、図3に示すように、一方のリンク部材3の突起5を他方のリンク部材3の孔6に挿入することにより、互いに連結個所(突起5と孔6)で回動可能になっている。突起5が孔6に挿入される途中は、2つのリンク部材3の縦材3Aを直線上に並べ、両者を直線的に突き合わせると突起5のテーパ5Aがカット部分7上を摺動して孔6にスムースに導かれる。また、2つのリンク部材3を連結個所で回動させると、段部4が相手方の縦材3Aに当接してそれ以上の回動が規制される。
【0013】
図4は、車両本体(ドアステップ)30とスライドドア40との間にケーブルを配索した状態の平面略図であり、右側のスライドドア40の位置が閉じた状態、左側のスライドドア40の位置が開いた状態を示す。また「×」印は、フラットケーブル2Bのドア内における固定点を示し、符号31は、フラットケーブル2Aの車体本体30側の固定点を示す。
【0014】
図5は、車室内から見た図4の正面略図であり、フラットケーブル2の車体本体30側からスライドドア40内部に配索された配索路は、途中で折り返された曲げ部Rを有し、この曲げ部Rはスライドドア40のスライド方向と反対方向に移動するようにしてある。この曲げ部Rは、スライドドア40のスライドに伴って各リンク部材3の連結個所の回動によって形づくられている。曲げ部Rがスライド方向と反対方向に移動していくことにより、結果的にフラットケーブル2がスライドドア40のスライド動作に対応する。
【0015】
なお、スライドドア40は、単純な直線運動ではなく、閉まる直前にスライドドア40が車体本体30側に近づく。この動きに対応するために、図6に示すように、ケーブルガイド1の端から車体固定部材10までをケーブル余長部2Cでつなぎ、余長部2Cの撓みで対応するようになっている。図6において、符号11,21はコネクタを示し、これらは待ち受けコネクタに構成してあり、電源からのワイヤのコネクタをコネクタ11に接続し、ドア内の補機類のワイヤのコネクタをコネクタ21に接続する。
【0016】
図7及び図8は、スライドドア40に取り付けたドア側固定部材20の端部を回転軸8でスライドドア(具体的にはドアアーム)40に固定し、このドア側固定部材20と回動可能に連結されたケーブルガイド1の端のリンク部材3寄りの個所とドアアーム40との間に引張用の付勢手段(この例ではコイルスプリング)9を取り付けた。図7のドア開の状態から図8の閉状態にスライドドア40をスライドさせると、ドア側固定部材20とリンク部材3の連結個所が折れ曲がるように回動し、この回動により付勢手段9をその付勢力に抗して伸長させる。再びスライドドア40を開けると、この付勢手段9によりドア側固定部材20とリンク部材3とを直線上に並べる(まっすぐにする)。
【0017】
上述したフラットケーブル2としては、フレキシブル配線板、フレキシブルフラット電線、リボン電線などの可撓性(フレキシブル)を有する薄い帯状のものをいう。また、リンク部材3は、プラスチック材料で成形されるものが好適に使用できる。なおまた、図示しないゴムチューブのような可撓性を有するチューブにフラットケーブル2が取り付けられたケーブルガイド1を収容し、保護を図ってもよい。
【0018】
図9及び図10は、上述したスライドドア給電装置に用いられるフラットケーブル2のケーブルガイド1への取付方法を示すものである。ケーブルガイド1を構成する複数のリンク部材3をフラットケーブル2の表、裏、表、裏・・・と交互に配置し、このとき、一方のリンク部材3の突起5は他方のリンク部材3の孔6に対応する位置に配置し、上側(フラットケーブル2の表側)のリンク部材3を治具50により下方に押し付ける。上側のリンク部材3の突起5と孔6は、下側のリンク部材3の孔6と突起5に夫々挿入されて夫々のリンク部材3が直結されてケーブルガイド1を完成させる。同時に、フラットケーブル2もリンク部材3の横材3Bに対して表、裏と交互に巻きつき、ケーブルガイド1に取り付けられる。図10は、フラットケーブル2の両端を折り曲げて、ここでは図示しない固定部材10,20から外部に延出させたものであり、外部に延出された部分を2A,2Bで示し、その先端にコネクタ11,21を取り付けてある。この例では、治具50を上下に2ヶ用いた。なお、治具50は、リンク部材3に圧力をかけたときに、リンク部材3が横にずれたりしないようにサポートできる構造とする。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施形態を示す斜視図。
【図2】ケーブルガイドのリンク部材を示す斜視図。
【図3】リンク部材を連結した斜視図。
【図4】本装置をスライドドアと車体本体とに取り付けた平面略図。
【図5】図4の車室内側から見た正面略図。
【図6】フラットケーブルに余長部を設けた例を示す斜視図。
【図7】スライドドア側固定点の近くのケーブルガイドの回動後復帰を図る付勢手段を設けたドア開の平面略図。
【図8】ケーブルガイドの組立とフラットケーブルのケーブルガイドへの取付を同時に行う方法を説明する斜視図。
【図9】他の取付方法を示す簡略斜視図。
【図10】別の取付方法を示す簡略斜視図。
【符号の説明】
【0020】
1 ケーブルガイド
2 フラットケーブル
3 リンク部材
30 車体本体
40 スライドドア




 

 


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