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発明の名称 車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15538(P2007−15538A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−198598(P2005−198598)
出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
代理人 【識別番号】100078824
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 竹夫
発明者 諏訪田 睦 / 北野 英男 / 近藤 進一
要約 課題
安価かつ容易にワイヤハーネスの防水性を図るとともに、配索も容易に行えるようにする。

解決手段
車両の電源から車両用ドア内部へワイヤハーネスを配索するための車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、車両用ドアとボディとのシール性を図るために設けられたウェザーストリップ2とドアボディパネル1との間に複数本のワイヤハーネス4を束ねたフラットワイヤハーネスを配索した。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の電源から車両用ドア内部へワイヤハーネスを配索するための車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、
車両用ドアとボディとのシール性を図るために設けられたウェザーストリップとドアボディパネルとの間に複数本のワイヤハーネスを束ねたフラットワイヤハーネスを配索したことを特徴とする車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造。
【請求項2】
前記フラットワイヤハーネスは、部分的に樹脂モールドされて複数本のワイヤハーネスを束ねたものであり、当該樹脂モールド部がウェザーストリップとドアボディパネルに挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源から車両用ドア内部へワイヤハーネスを配索するための車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車のドアに配索されるドアハーネスは、従来、車体とヒンジ結合されるドアフレームの端面に貫通孔を設け、ドアハーネスに取り付けたグロメットを貫通孔に装着してドアから車体へとドアハーネスを配索し、上記グロメットにより貫通孔からの浸水防止を図っている。しかしながら、ドア内部からドアハーネスを上記貫通孔に通し、かつ、該ドアハーネスに取り付けたグロメットを貫通孔に装着する作業は、ドア内部からの作業であるため、非常に困難で手数がかかり、作業上の大きなネックとなっている。
【0003】
上記問題に対して、ドアフレームに貫通孔を設けることなくドアフレームをドア内部より車体側へと配索する方法として、ドア・インナーパネルの室内側内板部より端面板部にかけて略L形状の凹部を設け、該凹部に沿ってドアハーネスを配索することにより、ドアフレームの内部から貫通孔へドアハーネスを挿通する作業およびグロメットを装着する作業をなくすようにしたものが種々提案されている。
【0004】
しかしながら、従来構造では、ドアフレームの凹部にグロメットを装着した後に、取付具を跨いでウェザーストリップが装着されるようになっている。このため、取付具とドアフレームとの間に微小な段差が発生しやすく、この段差部の位置でウェザーストリップとドアフレームとの間に隙間が発生して浸水の原因となる。さらに、この長年の使用によるウェザーストリップの変形等によって取付具を跨ぐ領域で隙間が大きくなり、防水性に問題があった。そこで、さらにウェザーストリップによる防水性を確実なものとすることができる自動車ドアの防水構造が提案されるに至った。これは、図11に示すように、車体とのヒンジ結合側のドアフレーム(ドアボディパネル)100の端面部100Aから室内側内面部100Bにかけて形成された略L形状の凹部101にグロメット102を嵌合固定し、室内側内面部から端面部へとグロメット102を通して車体側へとドアハーネス103を配索し、ドアフレーム100の端面部に装着されるウェザーストリップ104がグロメット102の基板部105を跨ぐ上下方向の装着ラインに沿って装着される自動車ドアの防水構造において、上記ウェザーストリップ104の装着ラインにおける基板部105の外表面はドアフレーム100の外表面と同一平面とし、かつ、上記ウェザーストリップ104は上記基板部105を跨ぐ領域で該基板部105と接着、溶着あるいは一体成形により一体化したものである(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−127753号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術では、ウェザーストリップはドアフレームの周囲に沿って装着され、このウェザーストリップとグロメットが一体化されていることにより、ウェザーストリップがグロメットの基板部を跨ぐ領域で隙間を生じることがなく、ウェザーストリップによる室内側と室外側との間の防水効果を確実に維持することができるが、ワイヤハーネスに防水構造を持たせたものではなく、ワイヤハーネス自体の防水性を図るという面では劣っていた。複数本のワイヤハーネス全体を樹脂モールドで束ねて防水性を図る方法もあるが、コスト面で不利であった。また、凹部を形成する手間が必要であった。
【0006】
そこで、本発明は、ワイヤハーネス自体の防水性を安価にかつ簡単に図り、ドアボディパネルに穴をあける必要をなくした車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明は、車両の電源から車両用ドア内部へワイヤハーネスを配索するための車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、車両用ドアとボディとのシール性を図るために設けられたウェザーストリップとドアボディパネルとの間に複数本のワイヤハーネスを束ねたフラットワイヤハーネスを配索したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両の電源から車両用ドア内部へワイヤハーネスを配索するための車両のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、車両用ドアとボディとのシール性を図るために設けられたウェザーストリップとドアボディパネルとの間に複数本のワイヤハーネスを束ねたフラットワイヤハーネスを配索したものであり、ウェザーストリップを利用してワイヤハーネス自体の防水性を図ることができる。また、複数のワイヤハーネス全体を樹脂で被覆して束ねて防水性を図るものではないので、コスト面でも負担は少ない。さらに、ドアボディパネルに穴をあけないので、配索作業も容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。
【0010】
図1において、ドアボディパネル1がインナーパネル1A、端面部1B、室内部1Cから構成され、端面部1Bを含むドアボディパネル1の周囲にウェザーストリップ2を装着し、グロメット3からワイヤハーネス4を室内部1Cへ配索するようになっている。前記グロメット3は、ドアボディパネル1の端面部1Bに椀状部3Aを直接固着し、この椀状部3Aに蛇腹状筒部3Bを形成し、この蛇腹状筒部3Bの先端に車体係止部3Cを設けてある。前記ワイヤハーネス4は、椀状部3Aから蛇腹状筒部3Bを通って車体係止部3Cから車体側へと配索されるが、蛇腹状筒部3Bからドアボディパネル1の端面部1Bを通って室内部1Cに向かうまで複数本束ねて樹脂モールドされた樹脂モールド部5に形成されている。この部分でワイヤハーネス4は樹脂で被覆され、防水性が図られている。前記ドアボディパネル1の端面部1BのラインLに沿ってウェザーストリップ2が固着されるが、ワイヤハーネス4の樹脂モールド部5は、図2に示すように、ドアボディパネル1とウェザーストリップ2とで挟まれて固着される。また、樹脂モールド部5と椀状部3Aとの関係は、図3に示すように、椀状部3Aの一部に樹脂モールド部5の出口を形成し、この出口から樹脂モールド部5を室内部1C側へ折り曲げて(モールド成形時に折曲成形)、ワイヤハーネス4を配索する。
【0011】
図4は、ドア部分の分解斜視図であり、ドアボディパネル1に種々の補機類をモジュール化したモジュールプレート6を取り付け、このモジュールプレート6はトリム7で覆われて車両用ドアとなる。本発明では、図1にも示したように、ドアボディパネル1に従来のような穴(凹部101)をあける必要がなく、樹脂モールド部5を室外側のドアボディパネル1に露出させ、ウェザーストリップ2の個所ではこの樹脂モールド部5を挟んである。
【0012】
図5は、グロメット3の個所の図3とは位置を変えた断面であり、この個所の樹脂モールド部5はクランク状に成形されている。図3に示すグロメット3とは若干構成を異にするが、いずれも端面部1Bに穴をあけたりせず、椀状部3Aをシール性を保つように端面部1Bに接着するなどする。また、このグロメット3の椀状部3Aの出口から配索されるワイヤハーネス4は、防水性を図るため樹脂モールド部5とされる。
【0013】
図6はモールド8を示し、このモールド8の上下間にワイヤハーネス4を挟んで樹脂モールドし(図7)、ワイヤハーネス4の特定部分に樹脂モールド部5を成形する(図8)。このような樹脂モールド部5は、外部に露出して防水性を図ろうとする部分のみならず、高温部とか可動部分に隣接する部分にも施すことが好ましい。あるいは、ワイヤハーネス4の配索通路に障害物があるときには、クランク状とかS字状などの形状にして障害物を避けるように樹脂モールド部5を成形することもできる。
【0014】
図9及び図10は、ミニバンなどの車両のバックドア10に本発明を施した例を示し、図9のA部分における水平断面で上から見た図を図10として示す。ドアボディパネル1とガラス11との間にウェザーストリップ2が装着され、このウェザーストリップ2とガラス11との間に樹脂モールド部5で被覆されたワイヤハーネス4を配設した。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す斜視図。
【図2】要部の断面図。
【図3】グロメット基端側の断面図。
【図4】ドア全体の分解斜視図。
【図5】グロメットとワイヤハーネス及びウェザーストリップの個所の断面図。
【図6】モールドを示す斜視図。
【図7】モールド中の斜視図。
【図8】樹脂モールド部成形後のワイヤハーネスの斜視図。
【図9】バックドアの正面図。
【図10】図9のA部断面図。
【図11】従来例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
【0016】
1 ドアボディパネル
1B 端面部
1C 室内部
2 ウェザーストリップ
3 グロメット
4 ワイヤハーネス
5 樹脂モールド部




 

 


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