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発明の名称 発光装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8304(P2007−8304A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−191085(P2005−191085)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100081776
【弁理士】
【氏名又は名称】大川 宏
発明者 岩田 弘 / 藪谷 茂 / 武藤 雅信 / 佐藤 貴彦 / ▲崎▼山 興治
要約 課題
導光体が出射面の幅方向と長手方向とに均一に光って見える発光装置を提供する。

解決手段
自動車のドアトリムに設置される発光装置を、長尺の導光体と、導光体の長手方向の一端側に設けられている光源と、を備えるものとし、このうち導光体に、長手方向に延び導光体内部に入射した光が外部に出射する出射面と、出射面に隣接する隣接面とを設け、隣接面の少なくとも一方と出射面とがなす内角が鋭角になるようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車のドアトリムに設置される発光装置であって、
長尺の導光体と、該導光体の長手方向の一端側に設けられている光源と、を備え、
該導光体は、長手方向に延び該導光体内部に入射した光を外部に出射する出射面と、長手方向に延び該出射面に隣接する隣接面とを持ち、
該隣接面の少なくとも一方と該出射面とがなす内角は鋭角であることを特徴とする発光装置。
【請求項2】
前記隣接面の一方と前記出射面とがなす内角と、前記隣接面の他方と前記出射面とがなす内角とは、ともに鋭角である請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記導光体を前記出射面に垂直な平面で切断した断面は三角形をなす請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記出射面と前記隣接面の一方とがなす内角と、前記出射面と前記隣接面の他方とがなす内角とは同じ大きさであり、
前記導光体を前記出射面に垂直な平面で切断した断面は二等辺三角形をなす請求項3に記載の発光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のドアトリムに設置される発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車のドアに設置されている発光装置は、光を放射することで自動車のドアが開かれていることを後続車等に表示して、注意を喚起するための装置である。発光装置は、一般に、ドアトリムに設置される。ドアトリムは、ドアを閉じたときには車室内に収容され、ドアを閉じると車室外に表出する。このため、発光装置をドアトリムに設置することで、自動車のドアが開かれていることを確実かつ効果的に後続車等に表示できる。
【0003】
ところで、曇天のときや霧が出ているときなどの視界が悪いときには、発光装置による光が視認し難くなる可能性がある。このため、発光装置による光でドアを広域にわたって光らせる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている発光装置は、光源と長尺の導光体とを持ち、光源から放射される光を導光体に入射させて、導光体の長手方向に出射させる。
【0004】
ドアトリムに設置する発光装置では、取付け性を高めるために、導光体を四角柱状に形成するのが一般的である。四角柱状の導光体を持つ従来の発光装置を設置した自動車のドアを模式的に表す斜視図を図7に示す。図7に示す発光装置を導光体の出射面に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す断面図を図8に示す。図8中の導光体を表す要部拡大図を図9に示す。
【0005】
図7〜9に示す従来の発光装置は、四角柱状の導光体101と、光源105とを備えている。導光体101の長手方向の一端部には凹状の収容部(図略)が形成されている。光源105は収容部内に配されている。導光体101は、長尺の枠状をなすケース107に保持されている。ケース107は長手方向に延びる開口部170を持つ。導光体101は、図9に示すように、長手方向の一面である出射面102と、出射面102に対向する対向面104と、出射面102に隣接する隣接面103とを持つ。対向面104は出射面101と平行な面である。隣接面103の一方である第1隣接面130と出射面101とがなす内角αは直角である。隣接面103の一方である第2隣接面131と出射面101とがなす内角βは直角である。導光体101の長手方向の一面(出射面102)は、ケース107の開口部170を介して外部に表出している。ケース107の開口部170および導光体101の出射面102は被覆層106で覆われている。ケース107はドアトリム109に設置されている。ドアトリム109は、硬質の基体192と、基体192の上層に積層されている発泡材191と、発泡材191の上層に積層されドアトリム109外部に表出している表皮材190とを備える。発光装置のケース107は発泡材191と係止して、ドアトリム109に固定されている。被覆層106の表面は表皮材190の表面とほぼ面一になっている。
【0006】
図7〜9に示す従来の発光装置では、光源105から放射された光は導光体101内に入射する。導光体101内に入射した光は導光体の長手方向に進む。そして、導光体101内に入射した光の一部は出射面102から出射する。このため、導光体101は長手方向に光って見える。
【0007】
ところで、図7〜9に示す従来の発光装置において、導光体101を出射面102側から視認した場合には、出射面102に隣接する隣接面103のみが光って見える。すなわち、出射面102と対向する対向面104は光っていないように見える。このため、導光体101は出射面102の幅方向Z(出射面102の長手方向に直交する方向)に均一に光って見えない問題があった。従来は、導光体101の出射面を均一に光らせるために、出射面102や隣接面103、対向面104を加工して凹凸を設けていたが、導光体101の出射面102を均一に光らせるための凹凸形状を設計するのは困難であり、凹凸形状を形成するには精密な加工が必要であった。
【0008】
さらに、発光装置を低コストで製造するためには、発光装置に用いる光源の数を少なくする必要がある。しかし、図7〜9に示す従来の発光装置では、光源の数を少なくすると導光体が長手方向に均一に光って見えない問題があった。
【特許文献1】特開平7−179148号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、導光体が出射面の幅方向と長手方向とに均一に光って見える発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明の発光装置は、自動車のドアトリムに設置される発光装置であって、長尺の導光体と、該導光体の長手方向の一端側に設けられている光源と、を備え、該導光体は、長手方向に延び該導光体内部に入射した光が外部に出射する出射面と、該出射面に隣接する隣接面とを持ち、該隣接面の少なくとも一方と該出射面とがなす内角は鋭角であることを特徴とする。
【0011】
本発明の発光装置は以下の構成(1)〜(3)の何れかを備えることが好ましい。
(1)前記隣接面の一方と前記出射面とがなす内角と、前記隣接面の他方と前記出射面とがなす内角とは、ともに鋭角である。
(2)前記導光体を前記出射面に垂直な平面で切断した断面は三角形をなす。
(3)(2)の場合、前記出射面と前記隣接面の一方とがなす内角と、前記出射面と前記隣接面の他方とがなす内角とは同じ大きさであり、前記導光体を前記出射面に垂直な平面で切断した断面は二等辺三角形をなす。
【発明の効果】
【0012】
本発明の発光装置の一例を模式的に表す断面図を図1に示す。図1は、導光体1を出射面2に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す図である。図1に示す発光装置では、隣接面3の一方である第1隣接面30と出射面2とがなす内角αが鋭角である。隣接面3の他方である第2隣接面31と出射面2とがなす内角βが直角である。図1に示すように、隣接面3の一方と出射面2とがなす内角が鋭角であれば、出射面2から視認される対向面4の領域Xが小さくなり、出射面2から視認される隣接面3の領域Yが大きくなる。上述したように、発光装置においては、導光体1を出射面2側から視認した場合に、隣接面3が光って見え、対向面4が光っていないように見える。よって、出射面2から視認される隣接面3の領域が大きくなる程、出射面2のうち光って見える幅方向の領域は大きくなる。よって、本発明の発光装置によると、導光体が出射面の幅方向に均一に光って見える。
【0013】
また、本発明の発光装置によると、導光体が出射面の長手方向にも均一に光って見える。その理由は明らかではないが、以下のように推測される。隣接面と出射面とがなす内角が鋭角になるように隣接面を形成することで、隣接面が光源からの光を有効に反射する(全反射に近い状態になる)。隣接面で反射した光は一部出射面から出射し、残りは隣接面や出射面で反射する。導光体内の光は、反射を繰り返すことで、導光体の長手方向に導かれ出射面から徐々に出射する。このため、光源から導光体に入射した光が光源付近で大量に出射することはなく、導光体が出射面の長手方向に均一に光って見える。
【0014】
本発明の発光装置が構成(1)を備える場合には、出射面から視認される隣接面の領域がより大きくなる為に、導光体が出射面の幅方向にさらに均一に光って見える。
【0015】
本発明の発光装置が構成(2)を備える場合には、出射面からは隣接面のみが視認されるために、出射面から視認される領域の全てが光って見える。よって、導光体が出射面の幅方向にさらに均一に光って見える。
【0016】
本発明の発光装置が構成(3)を備える場合には、二つの隣接面が出射面に対して同じ角度で傾斜することで、導光体が出射面の幅方向にさらに均一に光って見える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の発光装置において、導光体は、発光体から放射された光が入射しかつ出射する既知材料からなるものを使用できる。導光体を構成する材料としては、例えば、アクリル、ポリカーボネート等の透明材を用いることができる。
【0018】
光源はLEDからなることが望ましい。高輝度であり、消費電力が少なく、耐久性が高いためである。光源は導光体の長尺方向の一端側に設けられる。光源から放射された光を導光体の長手方向に均一に導くためである。光源は導光体に接触しても良いし離間していても良いが、導光体に近接していることが好ましい。光源から放射された光を損失なく利用するためである。なお、光源は導光体に一体に設けても良い。例えば、導光体の長手方向の一端部に凹状の収容部を設け、光源を収容部内に配しても良い。
【0019】
導光体を長手方向に均一に発光させるためには、導光体を出射面に垂直な平面で切断した断面が長手方向に一定であることが好ましい。導光体は長手方向に湾曲や屈曲する形状であっても良い。
【実施例】
【0020】
以下、本発明の発光装置を図面を基に説明する。
【0021】
実施例の発光装置は構成(1)〜(3)を備える。実施例の発光装置を導光体の出射面に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す断面図を図2に示す。図2中の導光体を表す要部拡大図を図3に示す。
【0022】
実施例の発光装置は、導光体1と、光源5と、被覆層6と、ケース7とを備える。光源5はLEDからなる。光源5は図示しないバッテリとスイッチとに電気的に接続され、ドア(図略)が開くと点灯し、ドアが閉じると消灯する。ケース7は図8に示す従来の発光装置と同じである。
【0023】
導光体1は、ドアトリム(図略)の後部に上下に延設されている。導光体1は、図2に示すように、出射面2がドアトリムの表皮層90とほぼ平行になるように配置されている。導光体1を出射面2に垂直な平面で切断した断面は、図3に示すように、二等辺三角形をなす。導光体1は、一つの出射面2と二つの隣接面3とをもつ。出射面2と隣接面3とは、ともに平面状に形成されている。隣接面3の一方である第1隣接面30と出射面2とがなす内角αと、隣接面3の他方である第2隣接面31と出射面2とがなす内角βとは同じ大きさであり、ともに鋭角である。導光体1は、出射面2に垂直な平面で切断した断面が長手方向に一定である。
【0024】
導光体1の出射面2は被覆層6で覆われている。被覆層6は、フィルム状の透明層からなる。被覆層6は出射面2の上層に積層されている。被覆層6は発光装置の外部に表出している。
【0025】
実施例の発光装置は、第1隣接面30と出射面2とがなす内角αと、第2隣接面31と出射面2とがなす内角βとがともに鋭角であり、導光体1を出射面2に垂直な平面で切断した断面が三角形をなす。このため、導光体1を出射面2側から視認したときには、隣接面3のみが視認され、出射面2は幅方向Zの全てが光って見える。よって、実施例の発光装置によると、導光体1が出射面2の幅方向Zに均一に光って見える。また、第1隣接面30と出射面2とがなす内角αと、第2隣接面31と出射面2とがなす内角βとが同じ大きさであり、導光体1は、出射面2に垂直な平面で切断した断面が二等辺三角形をなすため、第1隣接面30と第2隣接面31との接合部分33は、出射面2の幅方向Zの中央部に配置される。このため、導光体1が出射面2の幅方向にさらに均一に光って見える。さらに、実施例の発光装置では、第1隣接面30と出射面2とがなす内角αと、第2隣接面31と出射面2とがなす内角βとがともに鋭角に形成されている。このため、導光体1に入射した光を損失なく長手方向に導くことができる。よって、実施例の発光装置によると、導光体1が長手方向に均一に光って見える。
【0026】
実施例の発光装置では、第1隣接面30と出射面2とがなす内角αと、第2隣接面31と出射面2とがなす内角βとが、ともに鋭角であるが、図4に示すように、一方の内角(図4では内角α)が鋭角であり、他方の内角(図4では内角β)が鈍角であっても良い。この場合にも、導光体1を出射面2側から視認したときには、隣接面3のみが視認され、出射面2は幅方向Zの全てが光って見える。よって、導光体1が出射面2の幅方向Zに均一に光って見える。
【0027】
実施例の発光装置では、被覆層6が透明層からなることで、導光体1は出射面2の長手方向により均一に光って見える。実施例では、被覆層6(透明層)として塩化ビニル樹脂からなるものを用いているが、導光体1よりも屈折率の小さい透明材、例えば、アクリル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等からなるものを用いても良い。実施例の発光装置では、透明層からなる被覆層6を用いているが、例えば、赤色等に着色されている着色層からなる被覆層6を用いても良い。この場合には、着色層からなる被覆層6により、導光体1が赤色に光って見えるため、発光装置の光は、夜間や曇天時などの視界が悪い場合にも確実に視認される。また、被覆層6として、透明層と着色層とが積層されてなる多層構造をもつものを用いても良い。さらに、透明層のかわりに空気層を設けても良い。この場合にも、実施例と同様に、導光体1が出射面2の長手方向により均一に光って見える。
【0028】
なお、本発明の発光装置における断面三角形とは、3つの角が曲面をなす場合も含む。すなわち、本発明の発光装置において、出射面2と第1隣接面30とが曲面で接合し、出射面2と第2隣接面31とが曲面で接合する場合にも、導光体1を出射面2に垂直な平面で切断した断面が三角形をなすものとする。
【0029】
実施例の発光装置では、出射面2が平面に形成されているが、出射面2は湾曲していても良いし、屈曲していても良い。図5に示すように、出射面2が湾曲している場合には、出射面2と第1隣接面30との接合部34をとおり出射面2に接する平面l1を、本発明における出射面2とみなせばよい。同様に、出射面2と第2隣接面31との接合部35をとおり出射面2に接する平面l2を、本発明における出射面2とみなせばよい。そして、平面l1と第1隣接面30とがなす内角α1と、平面l2と第2隣接面31とがなす内角β’との少なくとも一方が鋭角になるようにすればよい。
【0030】
図6に示すように出射面2が屈曲している場合には、出射面2は第1出射面20と第2出射面21とからなる。隣接面3は一面のみである。この場合には、第1出射面20は第2出射面21に対して隣接面として機能する。第2出射面21は第1出射面20に対して隣接面として機能する。したがって、出射面2をA位置から視認した場合には第2出射面21と隣接面3とが視認され、導光体1は第1出射面20の幅方向Z1に均一に光って見える。また、出射面2をB位置から視認した場合には第1出射面20と隣接面3とが視認され、導光体1は第2出射面21の幅方向Z2に均一に光って見える。この場合、隣接面3は一面のみであるため、隣接面3と第1出射面20とがなす内角α2を、本発明における一方の隣接面3と出射面2とがなす内角とすればよい。同様に、隣接面3と第2出射面21とがなす内角β2を、本発明における他方の隣接面3と出射面2とがなす内角とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の発光装置の一例を模式的に表し、導光体を出射面に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す図である。
【図2】実施例の発光装置を導光体の出射面に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す断面図である。
【図3】図2中の導光体を表す要部拡大図である。
【図4】本発明の発光装置のうち導光体の他の例を表す要部拡大図である。
【図5】本発明の発光装置のうち導光体の他の例を表す要部拡大図である。
【図6】本発明の発光装置のうち導光体の他の例を表す要部拡大図である。
【図7】従来の発光装置を設置した自動車のドアを模式的に表す斜視図である。
【図8】従来の発光装置を導光体の出射面に垂直な平面で切断した断面を模式的に表す断面図である。
【図9】図8中の導光体を表す要部拡大図である。
【符号の説明】
【0032】
1:導光体、2:出射面、3:隣接面、5:光源、6:被覆層、7:ケース




 

 


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