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発明の名称 ワイパ装置の配置構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−112166(P2007−112166A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−302455(P2005−302455)
出願日 平成17年10月18日(2005.10.18)
代理人 【識別番号】100078499
【弁理士】
【氏名又は名称】光石 俊郎
発明者 星野 仁志 / 秋田 徹 / 田嶋 賢幸 / 牧原 博明
要約 課題
車室前方(フードルーム)に配置される各種装置の設置レイアウトの自由度を高めると共に、衝突時の衝突エネルギー吸収性能を十分に確保することができる。できるワイパ装置の配置構造を提供する。

解決手段
車室前方に位置して車幅方向に延設されると共に、ウインドシールドガラス10下縁を下方から支持するカウルトップ11と、
特許請求の範囲
【請求項1】
車室前方に位置して車幅方向に延設されると共に、ウインドシールドガラス下縁を下方から支持するカウルトップと、
前記カウルトップの前面に配置されて支持され、前記ウインドシールドガラス用のワイパ装置のアームを回動可能に支持するピボット部と、
前記カウルトップの下面に配置されて支持される前記ワイパ装置を駆動するワイパモータとを備えた
ことを特徴とするワイパ装置の配置構造。
【請求項2】
前記カウルトップの前面が、平面視で車両前方に突出する円弧状に形成されており、前記ワイパモータをカウルトップ下面の車幅方向中央部に設置し、前記ピボット部をカウルトップ前面の車幅方向の端部側に設置した
ことを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置の配置構造。
【請求項3】
前記ピボット部と前記ワイパモータとを連結するリンク機構を前記カウルトップの下方に設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワイパ装置の配置構造。
【請求項4】
前記ピボット部をステーを用いてストラットハウスに支持した
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のワイパ装置の配置構造。
【請求項5】
車室内に外気を導入する空調ダクトを前記カウルトップ前方の車幅方向中央部に設置した
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のワイパ装置の配置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のワイパを駆動するためのワイパ装置の配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室前部等のウインドシールドガラスの下縁には、車室前方において車幅方向に延設されて車体前部の骨格部材を構成するカウルトップが設けられている。このカウルトップには、ウインドシールドガラスの雨水や埃等を除去するためのワイパ装置が設置されている。このワイパ装置は、リンク等の駆動機構を介してモータにより駆動されており、多くの場合、カウルトップの上面にワイパ装置のワイパアーム、内部にリンク機構、前面にワイパモータが配置される。また、カウルトップ内には、空調用のエアインテークダクトが一体に設置されることが一般的である。このようにワイパ装置を配置した車体構造の一例が下記特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平11−321568号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されているようなワイパ装置の配置構造では、カウルトップの前面にワイパ装置において大きな空間を占有しているワイパモータが設置されているため、カウルトップ前面側に他の装置等をレイアウトしづらく、カウルトップ前方のスペースを有効に活用できない。よって、フードルーム内に設置される各種装置のレイアウトの自由度を低下させてしまうという問題がある。
【0005】
また、カウルトップの内部にワイパの駆動機構やエアインテークダクトが設置されるため、これら装置のレイアウトの自由度が低く、カウルトップ自体の構造も複雑となる。
【0006】
また、近年、車室スペースを多くとるために車室を前方に延ばしたキャビンフォワードの車体レイアウトが多く採用される傾向にあるが、上記の理由に伴って、このような車体レイアウトをとりにくいという問題もある。
【0007】
また、カウルトップの前面にワイパモータが設置されているため、車両衝突時に車体前部が潰れた際に剛体であるワイパ駆動用モータが潰れずに残り、車体前部の潰れる距離が短くなるなど、衝突エネルギーの吸収に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0008】
特に軽自動車や小型車といった車体スペースに限りのある車両においては、これら上記の問題がより顕著となる。
【0009】
これらのことから、本発明は、車室前方(フードルーム)に配置される各種装置の設置レイアウトの自由度を高めると共に、車両衝突時の衝突エネルギー吸収性能を十分に確保できるワイパ装置の設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に対応)に係るワイパ装置の配置構造は、車室前方に位置して車幅方向に延設されると共に、ウインドシールドガラス下縁を下方から支持するカウルトップと、前記カウルトップの前面に配置されて支持される前記ウインドシールドガラス用のワイパ装置のアームを回動可能に支持するピボット部と、前記カウルトップの下面に配置されて支持される前記ワイパ装置を駆動するワイパモータとを備えたことを特徴とする。
【0011】
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に対応)に係るワイパ装置の配置構造は、第1の発明に係るワイパ装置の配置構造において、前記カウルトップの前面が、平面視で車両前方に突出する円弧状に形成されており、前記ワイパモータをカウルトップ下面の車幅方向中央部に設置し、前記ピボット部をカウルトップ前面の車幅方向の端部側に設置したことを特徴とする。
【0012】
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に対応)に係るワイパ装置の配置構造は、第1の発明又は第2の発明に係るワイパ装置の配置構造において、前記ピボット部と前記ワイパモータとを連結するリンク機構を前記カウルトップの下方に設けたことを特徴とする。
【0013】
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に対応)に係るワイパ装置の配置構造は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに係るワイパ装置の配置構造において、前記ピボット部をステーを用いてストラットハウスに支持したことを特徴とする。
【0014】
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に対応)に係るワイパ装置の配置構造は、第1の発明ないし第4の発明のいずれかに係るワイパ装置の配置構造において、車室内に外気を導入する空調ダクトを前記カウルトップ前方の車幅方向中央部に設置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
第1の発明によれば、車室前方に位置して車幅方向に延設されると共に、ウインドシールドガラス下縁を下方から支持するカウルトップと、カウルトップの前面に配置されて支持されるウインドシールドガラス用のワイパ装置のアームを回動可能に支持するピボット部と、カウルトップの下面に配置されて支持されるワイパ装置を駆動するワイパモータとを備えたことにより、ワイパ装置において大きな空間を占有しているワイパモータをカウルトップ下方のデッドスペースに効率よく設置することができ、スペースを有効に利用することができる。これにより、カウルトップ前方のスペースに余裕ができるので、各種装置の設置レイアウトの自由度を高めることができるだけでなく、車体構造のキャビンフォワード化にも対応することができる。また、車両衝突時の衝突エネルギーの吸収性能に悪影響を与えることも無くなる。
【0016】
第2の発明によれば、カウルトップの前面が、平面視で車両前方に突出する円弧状に形成されており、ワイパモータをカウルトップ下面の車幅方向中央部に設置し、ピボット部をカウルトップ前面の車幅方向の端部側に設置したことにより、ワイパ装置において大きな空間を占有しているワイパモータを最も取り付け面積の大きく取れる位置に取り付けることができる。さらに、ピボット部も車幅方向の端部側に配置されるので、カウルトップ前部のスペースをより有効に活用することができる。これにより、各種装置の設置レイアウトの自由度をより高めることができ、車体構造のキャビンフォワード化にも対応できる。また、ピボット部がカウルトップの車幅方向中央部よりも後方となるので、車両衝突時の衝突エネルギーの吸収に有利である。
【0017】
第3の発明によれば、ピボット部とワイパモータとを連結するリンク機構をカウルトップの下方に設けたことにより、リンク機構がデッドスペースに配置されるので、他の装置等の設置レイアウトに影響を与えることが無く、スペースを効率良く活用することができる。また、ワイパモータと共にリンク機構の配置の自由度も高めることができる。
【0018】
第4の発明によれば、ピボット部をステーを用いてストラットハウスに固定することにより、ピボット部を設置したい位置に車体骨格部材がない場合でもカウルトップ前方に容易に取り付けることができ、取り付け強度も確保できる。
【0019】
第5の発明によれば、車室内に外気を導入する空調ダクトをカウルトップの車幅方向中央部に設置することにより、空調ダクトの形状やレイアウトを自由に設定できるとともに、カウルトップ前部の車幅方向中央部で効率よく外気を導入することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明に係るワイパ駆動装置の一実施例について、図1から図3を用いて説明する。図1はワイパ駆動装置の斜視図、図2はワイパ駆動装置の透視平面図、図3はエアダクトの取り付け構造の斜視図、図4は図3のA−A断面での断面図である。なお、図中Frは車両前方、Inは車室内側、Upは車両上方を示し、左右については車両前方を向いた場合を基準とする。
【実施例1】
【0021】
図1に示すように、自動車の車室前部にはウインドシールドガラス10がある。ウインドシールドガラス10の下縁の下方には車体前部の骨格部材であるカウルトップ11が車幅方向に延びている。
【0022】
図2に示すように、カウルトップ11は、車幅方向中央部が突出する円弧状を成している。カウルトップ11の下面の中央部にワイパ装置を駆動するためのワイパモータ12を設置する。ワイパモータ12はワイパモータ12等をカウルトップ11の下面に支持するためのモータ側ブラケット13にボルト締め等により結合されている。なお、図2において破線で示す部分は、カウルトップ11の下面にあることを示す。
【0023】
モータ側ブラケット13の左端部にはボルト取り付け部14が2個所設けられており、モータ側ブラケット13とカウルトップ11の下面とはこのボルト取り付け部14をカウルトップ11の下面にボルト締めすることにより結合している。
【0024】
図1及び図2に示すように、モータ側ブラケット13の上面中央部には回転板33が設けられている。この回転板33はワイパモータ12と接続され、ワイパモータ12の駆動により回転板33を回転させることができる。また、モータ側ブラケット13には雨水等を排水するための排水孔(図示省略)が設けられている。
【0025】
ワイパ装置のメインアーム27の支持部となるアーム側ブラケット16をカウルトップ11の前面の右端側に設置する。アーム側ブラケット16には回動可能な円柱状の回動軸(以下、第1軸部材17及び第2軸部材18)が設けられている。第1軸部材17はアーム側ブラケット16の下面まで貫通しており、第1軸部材17の下端部には第1軸部材17に駆動力を伝達するための連絡部19が設けられている。
【0026】
アーム側ブラケット16の下面にはアーム側ブラケット16を支持するためのステー21が設置されている。ステー21の上端部はカウルトップ11の前面にボルト締めにより結合されており、ステー21の下端部はストラットが収容されているストラットハウス22の前面にボルト締めにより結合されている。
【0027】
アーム側ブラケット16にはボルト取り付け部23が2個所あり、ステー21とアーム側ブラケット16とはボルト取り付け部23をステー21にボルト締めすることにより結合されている。また、アーム側ブラケット16には雨水を排水するための排水溝20を設ける。本実施例では、アーム側ブラケット16が課題を解決するための手段に記載するピボット部である。
【0028】
アーム側ブラケット16の連絡部19とモータ側ブラケット13の回転板33とはワイパモータ12の駆動力を伝達するための棒状のリンク24により接続されている。リンク24は、カウルトップ11の下方に配置され、一端が連絡部19に、他端が回転板33に回転可能に結合されている。
【0029】
モータ側ブラケット13の後部右側とピボット側ブラケット16の後部左側との間には棒状の連結シャフト25が設けられており、モータ側ブラケット13とアーム側ブラケット16とを結合している。モータ側ブラケット13(ワイパモータ12)とアーム側ブラケット16は、上面視で車幅方向にほぼ並んだ位置となるように配置されている。
【0030】
アーム側ブラケット16の第1軸部材17の上端部にはワイパブレード26を支持し駆動させるためのメインアーム27が設置されており、メインアーム27のワイパブレード26を支持している端部と反対側にある端部27aは、第1軸部材17の上端部に回動可能に支持されている。
【0031】
また、第2軸部材18の上端部にはワイパブレード26を支持しワイパブレード26に所望の拭き取り軌跡を描かせるためのサブアーム28が設置されており、サブアーム28のワイパブレードを支持している端部と反対側にある端部28aは、第2軸部材18の上端部に回動可能に支持されている。
【0032】
本実施例に係るワイパ駆動装置は、回転板33が矢印B(図2参照)で示す方向に回転したとき、連絡部19も矢印C(図1参照)で示す方向に回転する。これにより第1軸部材17も矢印C(図1参照)で示す方向に回転するためメインアーム27はワイパブレード26を払い上げる方向に動作する。そして、ワイパブレード26が反転位置までくると連結部19と第1軸部材17が払い上げる時と逆の方向に回転するため、メインアーム27はワイパブレード26を払い下げる方向に動作する。
【0033】
図3及び図4に示すように、車内に外気を導入するための空調ダクト29をカウルトップ11前面の車幅方向中央部に設置する。空調ダクト29は浸入した雨水を排水するために底面29aが傾斜した構造になっており、傾斜により流れてきた雨水を排水するために排水口30が設けられている。
【0034】
空調ダクト29の上部にはごみの侵入防止や装飾のためにデッキガーニッシュ31を設置する。デッキガーニッシュ31には空調ダクト29内に空気を導入するために車幅方向に吸気口32が設けられている。
【0035】
本実施例に係るワイパ装置の配置構造によれば、ワイパモータ12をカウルトップ11下面の車幅方向中央部に設置し、アーム側ブラケット16をカウルトップ11前面の車幅方向右端部に設置することにより、ワイパ装置において大きな空間を占有しているワイパモータ12をカウルトップ11下方のデッドスペースで、且つ取り付け面積を大きく取れる位置に取り付けることができ、さらに、カウルトップ11前方のスペースに余裕ができるので、車室前方のスペースを有効に活用できる。これにより、各種装置の設置レイアウトの自由度を高めることができ、車体構造のキャビンフォワード化にも対応できる。また、車両衝突時の衝突エネルギー吸収性能を十分に確保することができる。
【0036】
また、リンク機構もカウルトップ下方に配置されるので、デッドスペースをより効率良く活用することができ、ワイパモータとともにリンク機構の配置レイアウトの自由度が高くなる。
【0037】
また、アーム側ブラケット16をステー21を用いてストラットハウス22に固定することにより、アーム側ブラケット16を設置したい位置に車体骨格部材がない場合でもカウルトップ11の前面に容易に取り付けることができる。
【0038】
また、車室内に外気を導入する空調ダクト29をカウルトップ11の前面の車幅方向中央部に設置することにより、空調ダクトの形状やレイアウトを自由に設定できるとともに、カウルトップ11の前面の車幅方向中央部で効率よく外気を導入することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明に係るワイパ装置の配置構造は、にキャビンフォワードの車体レイアウトをとる場合や、小型車等のようにフードルームの狭い車両に特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】ワイパ装置の配置構造の斜視図
【図2】ワイパ駆動装置の配置構造の透視平面図
【図3】エアダクトの取り付け構造の斜視図
【図4】図3のA−A断面での断面図
【符号の説明】
【0041】
10 ウインドシールドガラス
11 カウルトップ
12 ワイパモータ
13 モータ側ブラケット
14 モータ側ブラケットボルト取り付け部
15 モータ側ブラケット排水口
16 アーム側ブラケット(ピボット部)
17 第1軸部材
18 第2軸部材
19 連絡部
20 アーム側ブラケット排水溝
21 ステー
22 ストラットハウス
23 アーム側ブラケットボルト取り付け部
24 リンク
25 連結シャフト
26 ワイパブレード
27 メインアーム
28 サブアーム
29 空調ダクト
29a 空調ダクト底面
30 空調ダクト排水口
31 デッキガーニッシュ
32 デッキガーニッシュ吸気口
33 回転板




 

 


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