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発明の名称 車両用バンパー構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−253644(P2007−253644A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−76988(P2006−76988)
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 新美 敏春 / 須田 貴之
要約 課題
車体フレームに回動可能に枢支されたバンパー本体の開放が円滑に行えると共に、部品点数が少なく、構造が簡単で、コストダウンを図ることができる車両用バンパー構造を提供する。

解決手段
車体フレーム32に、バンパー本体33を略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けた車両用バンパー構造において、車体フレーム32に設けられバンパー本体33を回動可能に枢支する枢支部としての枢支軸40と、車幅方向の略中間部に一組設けられ、バンパー本体33の自由端部と車体フレーム32とのいずれか一方に設けられたラッチ51及び他方に設けられ該ラッチ51と係合してバンパー本体33を略起立状態に保持するストライカ50と、ラッチ51とストライカ50との係合状態を解除する単一の係合解除部材としての係合解除棒68を具備したことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
車体フレームに、バンパー本体を略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けた車両用バンパー構造において、
前記車体フレームに設けられ前記バンパー本体を回動可能に枢支する枢支部と、
車幅方向の略中間部に一組設けられ、前記バンパー本体の自由端部と前記車体フレームとのいずれか一方に設けられたラッチ及び他方に設けられ該ラッチと係合して前記バンパー本体を略起立状態に保持するストライカと、
前記ラッチとストライカとの係合状態を解除する単一の係合解除部材とを具備したことを特徴とする車両用バンパー構造。
【請求項2】
前記バンパー本体の前記枢支部側には前記車体フレーム側に延出する延出部を有し、この延出部に対応する前記車体フレームに、前記バンパー本体が前記枢支部を支点として略水平状態に回動したとき、前記延出部と当接して前記バンパー本体の回動量を規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用バンパー構造。
【請求項3】
前記延出部及びこれと当接するストッパの少なくとも一方に緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の車両用バンパー構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、大型バス等の車両に採用され、バンパー本体を略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けた車両用バンパー構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、大型バス等の車両におけるフロントバンパー構造において、フロントバンパー本体がセンターバンパーとサイドバンパーとに3分割され、センターバンパーの下端部が車体フレームに枢支され、センターバンパーが枢支部を支点として略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けた車両用バンパー構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記特許文献1のものは、車体フレームに回動軸が設けられ、この回動軸にセンターバンパーの下端部が回動可能に枢支され、センターバンパーが車体前方に開放できるようになっている。センターバンパーは、これと回動軸との間に設けた捻りばねによってセンターバンパーが緩やかに開放するようになっている。さらに、センターバンパーの左右両端部と車体フレームとの間にはベルトが掛け渡され、ベルトが緊張されてセンターバンパーの回動量が規制されるようになっている。
また、特許文献1のセンターバンパーは、車体前方に開放したとき、センターバンパーの裏面がバンパーデッキとして使用でき、例えば大型バスのフロントガラスを清掃する際に、バンパーデッキを踏み台としてフロントガラスの高い位置まで清掃できるようになっている。
さらに、センターバンパーの左右両端部における裏面側(車体フレーム側)にはラッチが設けられ、車体フレームにはラッチの位置に対応してストライカが設けられている。そして、センターバンパーを回動軸を支点として水平状態から起立状態に回動させると、ラッチがストライカにロックしてセンターバンパーが起立状態に保持される。また、センターバンパーの左右方向の略中間部には開放レバーが設けられ、この開放レバーを手前側に引くと、ロッド部材を介して左右のラッチが同時に回動変位してストライカとのロックが解除されるようになっている。
また、図4及び図5に示すように、大型バス10のセンターバンパー11の下端部が車体フレーム12に回動軸13を支点として略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けられたものにおいて、センターバンパー11に設けられたライセンスプレート14を挟んで両側に一対の操作窓15が設けられたものも知られている。
これは一対の操作窓15に対応してラッチ機構16が設けられ、これらラッチ機構16のロックを解除するロック解除レバー17が独立して設けられている。一対のラッチ機構16は同一構造であり、U字状のストライカ18が車体フレーム12にブラケット19を介して取付けられている。センターバンパー11の内側にはストライカ18に対向するラッチ20が枢支軸21を支点として回動自在に設けられ、ラッチ20の先端部にはストライカ18に係脱可能なフック22が設けられている。
【0003】
ラッチ20の下方には前記ロック解除レバー17が枢支軸23を支点として回動自在に設けられている。このロック解除レバー17の上端部は連結リンク24を介してラッチ20の先端部に連結されている。さらに、ラッチ20の基端部と枢支軸23との間にはコイルばね25が張設され、ラッチ20が反時計回り、つまりラッチ20がストライカ18に係合する方向に付勢されている。また、ロック解除レバー17の下端部には前記操作窓15に臨んで指掛け部26が設けられている。
【0004】
従って、ラッチ20がストライカ18にロックし、センターバンパー11が回動軸13を支点として略起立状態に保持されている状態からロックを解除してセンターバンパー11を略水平状態にする場合、左右一対の操作窓15に手指を差し込み指掛け部26を矢印a方向に回動する。ロック解除レバー17が枢支軸23を支点として時計回りに回動し、連結リンク24が矢印b方向にスライドする。連結リンク24のスライドに伴ってラッチ20がコイルばね25の付勢力に抗して矢印c方向に回動し、フック22がストライカ18から外れてロックが解除され、センターバンパー11が回動軸13を支点として略水平状態に回動する。
【特許文献1】実用新案登録第2504921号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のものは、センターバンパーの左右方向の略中間部に設けられた開放レバーを手前側に引くと、ロッド部材を介して左右のラッチが同時に回動変位してストライカとのロックが解除されるようになっている。このため、開放レバーと左右のラッチまでのロッド部材の伝達系が複雑であり、部品点数が多く、組立てが面倒であると共に、ロッド部材が僅かに変形しても開放レバーの操作力が左右のラッチに円滑に伝達されないという問題がある。さらに、センターバンパーの左右両端部と車体フレームとの間にベルトを掛け渡し、センターバンパーの回動量を規制しているため、部品点数が多くなり、コストアップの原因となっている。
また、図4及び図5に示すものは、左右一対の操作窓15に両手の手指を差し込みロック解除レバー17の指掛け部26を同時に操作して一対のラッチ機構16のロックを解除するものであり、操作性が悪いとともに、一対のラッチ機構16を必要とするため、部品点数が多くなり、コストアップの原因となっている。
本発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、車体フレームに回動可能に枢支されたバンパー本体の開放が円滑に行えると共に、部品点数が少なく、構造が簡単で、コストダウンを図ることができる車両用バンパー構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するために、車体フレームに、バンパー本体を略起立状態と略水平状態との間で回動可能に設けた車両用バンパー構造において、前記車体フレームに設けられ前記バンパー本体を回動可能に枢支する枢支部と、車幅方向の略中間部に一組設けられ、前記バンパー本体の自由端部と前記車体フレームとのいずれか一方に設けられたラッチ及び他方に設けられ該ラッチと係合して前記バンパー本体を略起立状態に保持するストライカと、前記ラッチとストライカとの係合状態を解除する単一の係合解除部材とを具備したことを特徴とする。
好ましくは、前記バンパー本体の前記枢支部側には前記車体フレーム側に延出する延出部を有し、この延出部に対応する前記車体フレームに、前記バンパー本体が前記枢支部を支点として略水平状態に回動したとき、前記延出部と当接して前記バンパー本体の回動量を規制するストッパを設けたことを特徴とする。
さらに好ましくは、前記延出部及びこれと当接するストッパの少なくとも一方に緩衝部材を設けたことを特徴とする。
前記構成によれば、係合解除部材を操作することにより、ラッチを回動してストライカとの係合を解除し、バンパー本体を枢支部を支点として回動させ、略水平状態に保持することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、単一の係合解除部材を操作するだけでラッチを回動してストライカとの係合を解除し、バンパー本体を枢支部を支点として回動させることができ、バンパー本体の開放が円滑に行えると共に、部品点数が少なく、構造が簡単で、コストダウンを図ることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は例えば大型バスのフロントバンパーを構成するセンターバンパー31の斜視図であり、図2はセンターバンパー31の車体フレーム32に対する取付け構造を示す縦断側面図である。センターバンパー31は、骨格となるバンパー本体33と、このバンパー本体33の車両前面側を覆うバンパーパネル34とから構成され、バンパーパネル34の左右方向の中間部にはライセンスプレート35が設けられている。
【0009】
バンパー本体33は、起立部36と、この起立部36の下端部から車両後方へ一体に延出する延出部37とから構成され、側面視で略L字状に形成されており、起立部36と延出部37は前面パネル38と背面パネル39とによって中空に形成されている。さらに、バンパー本体33の前面側に設けられたバンパーパネル34の他端部にはバンパー本体33の延出部37に沿って覆うように折曲部34aが設けられ、ライセンスプレート35の下端部は折曲部34aより下方に突出している。
このように構成されたセンターバンパー31のバンパー本体33の延出部37には枢支部としての枢支軸40が設けられ、バンパー本体33は車体フレーム32に車両の前後方向に回動自在に枢支されている。すなわち、センターバンパー31は車体フレーム32に対して略起立状態(図2の実線)と略水平状態(図2の2点鎖線)との間で回動可能に支持されている。
【0010】
センターバンパー31が車体フレーム32に対して略起立状態に回動されたときには、センターバンパー31の左右方向の中間部に一組設けられた後述するラッチ機構41によって車体フレーム32に保持され、略水平状態に回動されたときには、延出部37に設けられた緩衝部材としてのゴム部材42が車体フレーム32のストッパ部43に当接して保持される。また、センターバンパー31が車体フレーム32に対して略水平状態に回動されたときには、車体フレーム32のフロント側に開口部44が形成される。この開口部44に対向する部分で、車体フレーム32を構成するサイドフレーム32aには牽引用フック45がボルト46によって固定されている。さらに、牽引用フック45より後方のサイドフレーム32aにはスペアタイヤ47を吊持搭載する吊持機構48が設けられている。吊持機構48は、開口部44側からハンドル49を挿入して手回し操作でき、スペアタイヤ47を使用するとき、地上に降ろすことができるようになっている。
次に、前記ラッチ機構41について説明すると、図3(a)〜(d)に示すように構成されている。すなわち、ラッチ機構41は、車体フレーム32に固定されたストライカ50と、このストライカ50に係脱自在なラッチ51とから構成されている。ストライカ50は、シャフト状で、その上端部には取付け部52が一体に設けられ、取付け部52が車体フレーム32に対して固定ねじ等によって固定されている。
ラッチ51は、片面にストライカ50が進入する切欠部53を有するラッチボックス54が設けられている。このラッチボックス54の内部にはフォークバー55とポールバー56がそれぞれ回転軸57,58を軸心として回転自在に設けられている。フォークバー55はストライカ50と係合する係合溝59が設けられ、この係合溝59の片面には係止顎部60が設けられている。さらに、回転軸57には付勢ばね61が嵌合され、フォークバー55を時計回りに付勢している。ポールバー56にはフォークバー55の係止顎部60と係脱可能な突出部62と後述するオープンレバー63の係合凸部63aと係合する係合部64が設けられている。さらに、回転軸58には付勢ばね65が嵌合され、ポールバー56を反時計回りに付勢しているが、オープンレバー63の係合凸部63aが係合部64に係合しているために、ポールバー56の突出部62が係止顎部60と係止し、ストライカ50が係合溝59に係合した状態に保持されている。
【0011】
ラッチボックス54はその両端部に取付け部54aが突出して設けられ、この取付け部54aは固定ねじ等によってバンパー本体33に固定され、車体フレーム32側に固定されたストライカ50と対向している。
前記オープンレバー63は回転軸57,58の軸方向と直交する枢支ピン66を介してラッチボックス54に枢支されている。そして、オープンレバー63の係合凸部63aが係合部64に係合しており、このオープンレバー63の基端部には連結ピン67を介して係合解除部材としての係合解除棒68が連結されている。係合解除棒68はその中途部が折曲され、下端部には指掛け部69が設けられている。この係合解除棒68はバンパー本体33の中空部を貫通してバンパー本体33の下方まで延長しており、指掛け部69はライセンスプレート35の裏側に位置している。
前述のように構成されたラッチ機構41によれば、センターバンパー31を枢支軸40を支点として図2の実線に示すように起立すると、ラッチボックス54の切欠部53から相対的にストライカ50がラッチボックス54の内部に進入する。そして、ストライカ50がフォークバー55を付勢ばね61の付勢力に抗して反時計回りに回転させながら係合溝59に係合するとともに、フォークバー55の係止顎部60にポールバー56の突出部62が係止する。従って、ストライカ50とラッチ51とがロックされた状態となり、センターバンパー31は起立状態に保持される。
この状態のときに、図1、図2に示すようにラッチ機構41の両側部にて、バンパー本体33の背面パネル39と車体との間に、ブラケット71を介して車体に固定されたゴム部材70が介在されて、センターバンパー31と弾接している。そして、センターバンパー31が、両ゴム部材70,70とラッチ機構41とによって3点支持された状態となって、車両が走行中におけるセンターバンパー31が振動することが防止される。なお、図1にゴム部材70が図示されているが、センターバンパー31に固定されるものではなく、ラッチ機構41との位置関係を理解し易くしたものである。
【0012】
センターバンパー31が起立した状態から牽引用フック45を使用する必要が生じたり、あるいはスペアタイヤ47を使用する必要が生じ、吊持機構48をハンドル49によって操作してスペアタイヤ47を地上に降ろす際には、車体フレーム32のフロント側の開口部44を開放する必要がある。
そこで、センターバンパー31の前側からライセンスプレート35の裏側に手指を伸ばし、指掛け部69を引き下げると、係合解除棒68を介してオープンレバー63が枢支ピン66を支点として回動する。従って、オープンレバー63の係合凸部63aがポールバー56の係合部64を押圧し、オープンレバー63を付勢ばね65の付勢力に抗して回転させるため、突出部62がフォークバー55の係止顎部60から外れる。フォークバー55とポールバー56との係合が解除されると、フォークバー55は付勢ばね61の付勢力によって時計回りに回転し、ストライカ50が係合溝59から外れてラッチ51とのロックが解除される。
従って、センターバンパー31は枢支軸40を支点として図2の2点鎖線に示すように車両前方に回動し、バンパー本体33に設けられたゴム部材42が車体フレーム32のストッパ部43に当接して略水平状態に保持される。センターバンパー31が車両前方に回動することにより、車体フレーム32のフロント側の開口部44が開放する。従って、牽引用フック45を使用することもでき、また吊持機構48をハンドル49によって操作してスペアタイヤ47を地上に降ろすこともできる。
【0013】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、大型バスのフロントバンパーを構成するセンターバンパーの斜視図。
【図2】同実施形態のセンターバンパーの車体フレームに対する取付け構造を示す縦断側面図。
【図3】同実施形態のラッチ機構を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は内部構造を示す平面図。
【図4】従来の大型バスのフロント部を示す斜視図。
【図5】従来のセンターバンパーの縦断側面図。
【符号の説明】
【0015】
31…センターバンパー、32…車体フレーム、33…バンパー本体、40…枢支軸(枢支部)、41…ラッチ機構、42…ゴム部材(緩衝部材)、50…ストライカ、51…ラッチ、68…係合解除棒(係合解除部材)




 

 


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