米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 車両 -> 関東自動車工業株式会社

発明の名称 ヘッドランプユニット取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76568(P2007−76568A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−269274(P2005−269274)
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
代理人 【識別番号】100082876
【弁理士】
【氏名又は名称】平山 一幸
発明者 田中 達治
要約 課題
簡素な構造で、歩行者保護を図るヘッドランプ取付構造を提供する。

解決手段
ヘッドランプユニット10が取付部材20を有し、取付部材をフードに近接した位置に配置して車両ボディに固定したヘッドランプユニット取付構造において、取付部材は、ランプ後方に向けて水平状に延出した取付平面部21と、取付平面部の後端からランプ上方に向けて起立した起立部22と、起立部の先端からランプ後方に向けて水平状に延出し、ネジを挿入する穴23Aを備えた取付座部23と、を備え、第1のノッチ31が取付平面部の表面に形成されており、第2のノッチ32が取付平面部の裏面に形成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘッドランプユニットが取付部材を有し、上記取付部材をフードに近接した位置に配置して車両ボディに固定したヘッドランプユニット取付構造において、
第1のノッチが上記取付部材の表面に形成されており、第2のノッチが上記取付部材の裏面に形成されていることを特徴とする、ヘッドランプユニット取付構造。
【請求項2】
ヘッドランプユニットが取付部材を有し、上記取付部材をフードに近接した位置に配置して車両ボディに固定したヘッドランプユニット取付構造において、
上記取付部材は、ランプ後方に向けて水平状に延出した取付平面部と、該取付平面部の後端からランプ上方に向けて起立した起立部と、該起立部の先端からランプ後方に向けて水平状に延出し、ネジを挿入する穴を備えた取付座部と、を備え、
第1のノッチが上記取付平面部の表面に形成されており、第2のノッチが上記取付平面部の裏面に形成されていることを特徴とする、ヘッドランプユニット取付構造。
【請求項3】
前記第1のノッチと前記第2のノッチとが、鉛直方向に対して所定の角度後方に傾斜した方向に垂直な平面に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のヘッドランプユニット取付構造。
【請求項4】
前記第1のノッチが、前記取付平面部の表面を溝状に刻設して第1傾斜面と第2傾斜面とから形成されており、
前記第2のノッチが、前記取付平面部の裏面を溝状に刻設して第3傾斜面と第4傾斜面とから形成されていて、
上記第1のノッチの第1傾斜面の延長上に上記第2のノッチの第4傾斜面が配置していることを特徴とする、請求項2に記載のヘッドランプユニット取付構造。
【請求項5】
前記第1のノッチの第2傾斜面と前記第2のノッチの第3傾斜面とが平行に延びていることを特徴とする、請求項4に記載のヘッドランプユニット取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車のヘッドランプユニットの取付構造に関し、特に歩行者保護を図るヘッドランプユニットの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車が歩行者に衝突すると、歩行者は足をすくわれるようにして、フードの上に打ち付けられる。この場合、フードが硬いと歩行者に与える傷害値が高くなる。
そこで、近年では、衝突時の歩行者に加わる衝撃を車体側で吸収するようにしたフードやルーバーなどの構造が開発されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、図4に示すヘッドランプユニット50の取付構造においては、一般強度剛性を確保するために、歩行者が衝突した際にヘッドランプユニット50が車両ボディから脱落しないようにしていた。即ち、図5に示すように、ヘッドランプユニット50の上側から延設した取付部材51には剛性リブ51A,51Bが設けられて、剛性が確保されている。このような構造では、歩行者が衝突した際の頭部傷害値(HIC)を低く押さえることができない。なお、図4中の、61はフードであり、62はバンパーであり、63はフェンダーであり、図5中の52はヘッドランプカバーであり、53はリフレクタであり、54はシールである。
【0004】
本発明は、このような事情を鑑みて創作されたものであり、簡素な構造で、歩行者保護を図るヘッドランプ取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、ヘッドランプユニットが取付部材を有し、この取付部材をフードに近接した位置に配置して車両ボディに固定したヘッドランプユニット取付構造において、第1のノッチが取付部材の表面に形成されており、第2のノッチが取付部材の裏面に形成されてることを特徴としている。なお、ヘッドランプユニットは、取付部材の他に、バルブ,リフレクタ,インナーレンズ,ヘッドランプカバーなどを一体化させたものである。
【0006】
また、上記目的を達成するために、本発明は、ヘッドランプユニットが取付部材を有し、この取付部材をフードに近接した位置に配置して車両ボディに固定したヘッドランプユニット取付構造において、上記取付部材は、ランプ後方に向けて水平状に延出した取付平面部と、取付平面部の後端からランプ上方に向けて起立した起立部と、起立部の先端からランプ後方に向けて水平状に延出し、ネジを挿入する穴を備えた取付座部と、を備え、第1のノッチが取付平面部の表面に形成されており、第2のノッチが取付平面部の裏面に形成されていることを特徴としている。
【0007】
本発明のヘッドランプユニット取付構造において、好ましくは、第1のノッチと第2のノッチとは、鉛直方向に対して所定の角度後方に傾斜した方向の法平面に並設されている。さらに、本発明のヘッドランプユニット取付構造において、好ましくは、第1のノッチは、取付平面部の表面を溝状に刻設して第1傾斜面と第2傾斜面とから形成されており、第2のノッチは、取付平面部の裏面を溝状に刻設して第3傾斜面と第4傾斜面とから形成されていて、第1のノッチの第1傾斜面の延長上に第2のノッチの第4傾斜面が配置している。さらに、本発明のヘッドランプユニット取付構造において、好ましくは、第1のノッチの第2傾斜面と第2のノッチの第3傾斜面とは平行に延びている。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明のヘッドランプユニットによれば、取付部材に第1のノッチと第2のノッチが形成されているので、衝撃加重によって取付平面部が折れることで、歩行者が衝突したとしても歩行者の衝撃を十分に吸収することができる。よって、本発明によれば、衝撃加重に対して取付部材が第1のノッチと第2のノッチとの間で折れることから、歩行者がヘッドランプユニット周辺に衝突した際の頭部傷害値(HIC)を下げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係るヘッドランプユニット10を示す部分断面図である。図において、FRはヘッドランプユニット10の前方を、UPはヘッドランプユニット10の上方を示している。また、図中の11はヘッドランプカバー、12はリフレクタ、13はシールである。また、図示を省略するが、ヘッドランプユニット10にはその他バルブ,インナーレンズなどが備えられている。
【0010】
さらに、ヘッドランプユニット10は、車両ボディに固定するために、複数の取付部材を備えている。図1では、複数の取付部材のうち、車両のフード61に近接して、ヘッドランプユニット10の上側位置に配設される取付部材20を示している。
【0011】
取付部材20は、ランプ後方に向けて水平状に延出した取付平面部21と、取付平面部21の後端からランプ上方に向けて起立した起立部22と、起立部22の先端からランプ後方に向けて水平状に延出し、ネジを挿入する穴23Aを備えた取付座部23と、から構成されている。取付平面部21の厚みは、例えば2.5mm、起立部22の厚みは例えば2.0mmに選定することができる。
【0012】
本発明の実施形態において、取付平面部21には、図2に示すように、表面21Aと裏面21Bとに、第1のノッチ31と第2のノッチ32が形成されている。表面21Aの第1のノッチ31と裏面21Bの第2のノッチ32とは、鉛直方向に対して後方に所定の角度θで傾斜した方向に、並設されている。ここで、傾斜角度は、例えば30°程度に選定される。なお、取付平面部21の表面21Aと裏面21Bとは、後述する衝撃加重F′が作用する方向、即ち、鉛直下方から後方下に所定の角度θで傾いた方向に対して垂直な平面として形成されている。
【0013】
具体的には、図3に示すように、第1のノッチ31は取付平面部21の表面21Aに溝状に刻設されており、第1傾斜面31Aと第2傾斜面31Bとから形成されている。一方、第2のノッチ32は取付平面部21の裏面21Bに溝状に刻設されており、第3傾斜面32Aと第4傾斜面32Bとから形成されている。そして、第1のノッチ31の第1傾斜面31Aの延長上に第2のノッチ32の第4傾斜面32Bが配置されており、第1のノッチ31の第2傾斜面31Bと第2のノッチ32の第3傾斜面32Aとは、平行に延びている。
【0014】
さらに図3に示すように、例えば、第1のノッチ31と第2のノッチ32の深さは0.5mm、第1のノッチ31の第2傾斜面31Bと第2のノッチ32の第3傾斜面32Aとの間隔は1.5mm、第1のノッチ31における第1傾斜面31Aと第2傾斜面31Bとの間の角度、第2のノッチ32における第3傾斜面32Aと第4傾斜面32Bとの間の角度は、75°に選定されている。
【0015】
このような構造の取付部材20を備えたヘッドランプユニット10は、取付部材20の取付座部23にネジを差し込み、このネジをボディに螺着させ、他の取付部材もボディに固定することで、車両に取り付けられる。
【0016】
次に、このような本発明の実施形態に係るヘッドランプユニット10の取付構造の作用について説明する。
ヘッドランプユニット10をボディに取り付けた状態において、取付部材20に作用するヘッドランプユニット10の自重などの鉛直下方の一般加重Fに対しては、上記板厚構成によって、取付部材20はその形態を一定に維持する。
一方、衝撃加重方向、即ち、図2に示すように、鉛直下方から後方下に所定の角度θ傾いた方向の衝撃加重F′が取付部材20に作用すると、第1のノッチ31と第2のノッチ32によって、取付平面部21が折れる。これにより、自動車が歩行者に衝突した際に、歩行者の頭部がヘッドランプユニット10の取付部材20周辺に衝突すると、その衝撃により取付部材20が折れ、これにより歩行者の衝撃を緩和することができる。
【0017】
このように、本発明の実施形態に係るヘッドランプユニット10の取付構造においては、ヘッドランプユニット10の取付剛性を確保しつつ、歩行者保護のために構造が弱体化されている。よって、衝撃加重方向では第1のノッチ31と第2のノッチ32が折れることから、歩行者の頭部がヘッドランプユニット10の取付部材20周辺に衝突した際の頭部傷害値(HIC)が下がることになる。
【0018】
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態で実施できる。例えば、上記説明で例示した数値に本発明が限定されるべきでないことは勿論であり、上記説明における衝撃加重方向の角度θや取付部材の各板厚などは、車種によって任意に選定されるものである。
【0019】
上記説明では、取付平面部21の表面21Aと裏面21Bの両方にノッチ31,32が形成されている場合を例示したが、本発明はこのような構造に限定されるものではなく、取付平面部21の表面21A及び裏面21Bの何れかの面にノッチが形成されていれば、構造を弱体化させることはできる。
【0020】
また、上記説明では、取付平面部21の表面21Aと裏面21Bにそれぞれ一つずつノッチが形成されている場合を例示したが、ノッチの数は上記説明の構造のものに限定されるものではなく、取付平面部21の表面21Aと裏面21Bに設けるノッチは複数であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係るヘッドランプユニットの部分断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るヘッドランプユニットの取付部材を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る取付部材の取付平面を示す拡大断面図である。
【図4】従来の自動車のヘッドランプ周辺を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
【0022】
10 ヘッドランプユニット
11 ヘッドランプカバー
12 リフレクタ
13 シール
20 取付部材
21 取付平面部
22 起立部
23 取付座部
23A 穴
31 第1のノッチ
31A 第1傾斜面
31B 第2傾斜面
32 第2のノッチ
32A 第3傾斜面
32B 第4傾斜面
F 一般加重
F′ 衝撃加重




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013