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発明の名称 車両用シートのケーブル式作動装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−50815(P2007−50815A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2005−238321(P2005−238321)
出願日 平成17年8月19日(2005.8.19)
代理人 【識別番号】100078101
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 達雄
発明者 ▲高▼面 啓 / 尾山 元英 / 鈴木 信二 / 川本 幸治 / 阿部 勉
要約 課題
シート跳ね上げ機構等における操作レバー側からのケーブルとシート側からのケーブルの連結ミスを防止することができる車両用シートのケーブル式作動装置を提供すること。

解決手段
シートを車体に対して離脱可能に固定するロック機構に接続し、このロック解除の操作力をケーブルを介してロック機構に伝達する車両用シートのケーブル式作動装置であって、ケーブル3、4は途中で連結部2によって切り離し可能に連結されており、この連結部2には前記ロック機構5がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブル4を保持するジョイントロックノブ10が設けられているものとした。
特許請求の範囲
【請求項1】
ロック機構により車体に固定された車両用シートにおいて、ロック機構に対するロック解除の操作力をケーブルを介してロック機構に伝達する車両用シートのケーブル式作動装置であって、前記ケーブルはロック機構より延設されたロック機構側ケーブルと、ロック解除用操作部より延設された操作部側ケーブルの端部どうしが連結部によって連結されており、この連結部には前記ロック機構がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブルを保持するジョイントロックノブが設けられていることを特徴とする車両用シートのケーブル式作動装置。
【請求項2】
請求項1に記載の連結部は、操作部側ケースとロック機構側ケースを有していて、このロック機構側ケースにジョイントロックノブが出没可能に設けられており、ロック機構側ケーブルを保持した状態ではジョイントロックノブの一部がロック機構側ケースから飛び出した状態となっていることを特徴とする車両用シートのケーブル式作動装置。
【請求項3】
請求項1に記載のロック機構は、シート側のストライカをラッチにより引っ掛けて保持し、そのラッチの位置をポールにより保持する構造のものであり、連結部は、ロック機構に固定設置されたロック機構側ケースおよび操作部側ケーブルに設けられた操作部側ケースと、一端を前記ポールに結合され、ロック機構側ケース内を通るロック機構側ケーブルの他端に結合されたロック機構側コネクタと、このロック機構側コネクタと接続可能であり、操作部側ケーブルに結合された操作部側コネクタとを備え、ロック機構側コネクタを引っ張り操作することによりロック機構側ケーブルを介して、前記ポールをラッチを保持しないロック解除状態に操作可能とされており、ジョイントロックノブは、ロック機構側ケースの側部からその内部に出入自在とされ、ロック機構側コネクタが引っ張り操作されたロック解除状態ではロック機構側コネクタのポール側に位置して、ポールのバネによる戻り力に抗してロック機構側コネクタを保持することを特徴とする車両用シートのケーブル式作動装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート跳ね上げ機構等における操作レバー側からのケーブルとシート側からのケーブルの連結ミスを防止することができる車両用シートのケーブル式作動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近では、自動車の使用目的の多様化に伴い、シートを跳ね上げたり、折り畳んだりして種々の形に変形させ、荷室の拡大等を図れるようにしたものが広く普及しつつある。
この場合、シートの変形操作は例えば運転席付近やドアトリムの一部に設置した操作レバーの操作により、ケーブルを介してシートの作動アームを作動させるようになっているが、1本のケーブルで連結すると組立作業性が悪いため、操作レバー側からのケーブルとシート側からのケーブルを分割しておき、各々の部材を車両に搭載した後、2つのケーブルをジョイントケースで連結するようにしていた(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
図6は、上記のような従来の車両用シートのケーブル式作動装置の一例を示すものであり、シートの跳ね上げ機構に組み込まれた場合を示している。
図6において、21は操作部側ケーブル、22は跳ね上げ機構の作動側ケーブル、21aは前記操作部側ケーブル21の端縁に設けられた球状の係止部、23は作動側ケーブル22の端縁に設けられたジョイントケースである。このような装置では、図6(b)に示されるように、係止部21aをジョイントケース23内に挿入した後、図6(c)に示されるように、このジョイントケース23を更にオーバーケース24に入れて係止部21aの外れ防止、あるいは外部からの損傷の防止を図っていた。
【0004】
しかしながら、従来のものでは2つのケーブルの連結を忘れたとしても、車両の組付けが完了してしまい、操作レバーの操作によるシートの作動検査をしてはじめてケーブルの連結がされていないことに気付くという事態が生じる。そして、連結ミスが生じるとボディ、トリム、シート等を全て取り外してケーブルの連結をし直す必要があり、修理に多くの工数と時間が必要になるという問題点があり、また万が一市場に出てしまうと不具合を指摘されるという問題点があった。
【特許文献1】特開2001−124048号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記のような問題点を解決して、シート跳ね上げ機構等における操作レバー側からのケーブルとシート側からのケーブルの連結ミスが生じることを防止することができる車両用シートのケーブル式作動装置を提供することを目的として完成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本発明の車両用シートのケーブル式作動装置は、ロック機構により車体に固定された車両用シートにおいて、ロック機構に対するロック解除の操作力をケーブルを介してロック機構に伝達する車両用シートのケーブル式作動装置であって、前記ケーブルはロック機構より延設されたロック機構側ケーブルと、ロック解除用操作部より延設された操作部側ケーブルの端部どうしが連結部によって連結されており、この連結部には前記ロック機構がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブルを保持するジョイントロックノブが設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
なお、前記連結部は、操作部側ケースとロック機構側ケースを有していて、このロック機構側ケースにジョイントロックノブが出没可能に設けられており、ロック機構側ケーブルを保持した状態ではジョイントロックノブの一部がロック機構側ケースから飛び出した状態となっているものとすることができ、これを請求項2に係る発明とする。
また、ロック機構は、シート側のストライカをラッチにより引っ掛けて保持し、そのラッチの位置をポールにより保持する構造のものであり、連結部は、ロック機構に固定設置されたロック機構側ケースおよび操作部側ケーブルに設けられた操作部側ケースと、一端を前記ポールに結合され、ロック機構側ケース内を通るロック機構側ケーブルの他端に結合されたロック機構側コネクタと、このロック機構側コネクタと接続可能であり、操作部側ケーブルに結合された操作部側コネクタとを備え、ロック機構側コネクタを引っ張り操作することによりロック機構側ケーブルを介して、前記ポールをラッチを保持しないロック解除状態に操作可能とされており、ジョイントロックノブは、ロック機構側ケースの側部からその内部に出入自在とされ、ロック機構側コネクタが引っ張り操作されたロック解除状態ではロック機構側コネクタのポール側に位置して、ポールのバネによる戻り力に抗してロック機構側コネクタを保持するものとすることができ、これを請求項3に係る発明とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、シートを車体に対して離脱可能に固定するロック機構に接続し、このロック解除の操作力をケーブルを介してロック機構に伝達する車両用シートのケーブル式作動装置であって、ケーブルは途中で連結部によって切り離し可能に連結されており、この連結部には前記ロック機構がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブルを保持するジョイントロックノブが設けられているものとしたので、ジョイントロックノブによりロック解除状態に規制しておくことで、所要の状態以外でシートがロック機構にロックされることがなくなる。なお、所要の状態とは、切り離して設けたケーブル同士を連結し、ジョイントロックノブによるケーブルの保持を開放した状態を意味する。即ち、ジョイントロックノブによるケーブルの保持を開放しない限りはロック機構が作動しないため、ケーブル同士が切り離された状態で、シートを車体側に固定設置することを防止できるのである。
【0009】
また、請求項2の発明では、ロック機構側ケーブルを保持しているか否かを、目視によってジョイントロックノブ飛び出しの有無を確認することにより一目で判ることとなる。
更に、請求項3の発明では、以上の効果に加えて、ケーブルの連結に際し、ロック機構側コネクタが保持されて押圧方向に動いてしまうことがないため、コネクタどうしを片手でも簡単に連結可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、本発明を自動車用シートにおけるリヤシートクッションの跳ね上げ機構に適用した場合を示すものであり、図1は本発明に係る装置の要部を示す斜視図、図2〜図3は本発明に係る装置の連結部およびロック機構の作動説明図、図4〜図5シートの作動を示す説明図である。
【0011】
図1〜図5において、1は例えば運転席側のドアトリム等に設けられた操作レバー、2は操作部側ケーブル3とロック機構側ケーブル4を連結する連結部、5はシートクッション20のストライカ20aを保持することによりシートを車体に対して離脱可能に固定するロック機構、6はシートクッション20の跳ね上げ機構である。
また、図1に示されるように、前記シートクッション20(図示せず)はクッションブラケット7に固定されており、操作レバー1を操作することにより跳ね上げ機構6のロックが解除されて、スパイラルスプリング8のリターン力により作動アーム9が前方側へ回動し、シートクッション20を前方へ跳ね上げるよう構成されている。
【0012】
そして本発明では、前記ケーブル3、4は途中で連結部2によって切り離し可能に連結されており、この連結部2には前記ロック機構5がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブル4を保持するジョイントロックノブ10が設けられた構造となっている。
【0013】
具体的には、図2に示すように、連結部2は、操作部側ケース2aとロック機構側ケース2bとからなり、該ロック機構側ケース2bに組立作業者の操作によりロック解除可能なジョイントロックノブ10が設けられた構造となっている。
即ち、前記操作部側ケース2aにはレバー側ケーブル3の一端が挿入され、その先端部には爪片11aを有する係合部材11が取り付けられており、一方、ロック機構側ケース2bにはロック機構側ケーブル4の一端が挿入され、その先端部には前記爪片11aを係止するための孔部12aを有する受け部材12が取り付けられている。そして、受け部材12の端面は前記ジョイントロックノブ10によりロックされた状態となっている。
【0014】
一方、前記ロック機構5は、図2に示すように、本体部13に形成されたストライカ受け用の切欠溝13aを開閉するラッチ14と、該ラッチ14をロックするためのポール15からなり、ラッチ14とポール15の下端部はスプリング16で連結されているとともに、更にポール15の下端部はロック機構側ケーブル4の一端に連結されている。なお、17aはラッチ14の枢着部、17bはポール15の枢着部である。
【0015】
以上のように構成された本発明の作動について説明すると、図1に示すように、操作レバー1を操作することにより跳ね上げ機構6のロックが解除されて、スパイラルスプリング8のリターン力により作動アーム9が前方側へ回動し、クッションブラケット7に固定されたシートクッション20が前方へ跳ね上がる点は、基本的には従来と同じである。
この時のシートの作動状態を図4〜図5に示す。なお、図4〜図5では、シートクッション20の跳ね上げ動作と連動してシートバック20bが前方側へ折り畳まれる場合を示しており、後方側にある荷室の拡大化が図られている。
【0016】
次に、本発明の装置におけるケーブルの連結手順について説明する。
先ず、図2に示すように、組立作業において操作部側ケーブル3とロック機構側ケーブル4を連結する前では、ジョイントロックノブ10は上に上がっており、受け部材12の端面は前記ジョイントロックノブ10によりロックされた状態となっている。この状態ではポール15がロック機構側ケーブル4により右方向へ引っ張られ、これに伴いスプリング16の弾発力でラッチ14が反時計回り方向に回動されているため、ストライカ受け用の切欠溝13aは開放状態にある。
【0017】
次に、図2の状態で係合部材11を受け部材12に嵌合して操作部側ケーブル3とロック機構側ケーブル4を連結する。これでケーブルの連結作業は終了するが、本発明ではジョイントロックノブ10を設置したため、この状態では前記したようにラッチ14が反時計回り方向に回動されていて、ストライカ受け用の切欠溝13aは開放状態のままである。従って、ストライカ20aを切欠溝13a内へ挿入してもラッチ14が閉じ状態にならないので、ロック機構5によりシートクッション20を固定保持することは不可能である。
【0018】
そこで本発明では、図3に示すように、ケーブル連結後において、前記ジョイントロックノブ10を下方向へ押すことにより、受け部材12をジョイントロックノブ10の解除孔部10aを通過させロック状態を解除すると、ロック機構側ケーブル4、ラッチ14、ポール15がフリーとなり、ロック機構5が正常に作動することとなる。この結果、ストライカ20aを切欠溝13a内へ挿入するとラッチ14が閉じ、ロック機構5によりシートクッション20が確実に固定保持されることとなる。
即ち、本発明では単に操作部側ケーブル3とロック機構側ケーブル4を連結するのみでなく、両者を連結後において組立作業者がジョイントロックノブ10を操作してロック解除しない限りはロック機構5が作動しない構造であるため、組立作業者がケーブルの連結忘れをすることが皆無となる。
しかも、ジョイントロックノブ10はロック機構側ケーブル4を保持した状態では一部がロック機構側ケース2bから飛び出した状態にあるため、ジョイントロックノブ飛び出し有無の確認が目視によって簡単・確実に行えることとなる。
【0019】
以上の説明からも明らかなように、本発明はシートを車体に対して離脱可能に固定するロック機構に接続し、このロック解除の操作力をケーブルを介してロック機構に伝達する車両用シートのケーブル式作動装置であって、ケーブルは途中で連結部によって切り離し可能に連結されており、この連結部には前記ロック機構がロック解除状態に規制されるようにロック機構側ケーブルを保持するジョイントロックノブが設けられている構造であり、組立作業者がジョイントロックノブによりロック解除しない限りはロック機構が作動しないため、操作部側ケーブルとロック機構側ケーブルの連結忘れを防止することができることとなる。
この結果、連結ミスによるケーブルの連結し直し作業の発生をなくし、また市場に出てしまう不具合をなくして信頼性の高い製品を供給できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す要部の作動説明図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す要部の作動説明図である。
【図4】シートの作動を示す説明図である。
【図5】シートの作動を示す説明図である。
【図6】従来例を示す要部の作動説明図である。
【符号の説明】
【0021】
1 操作レバー
2 連結部
2a 操作部側ケース
2b ロック機構側ケース
3 操作部側ケーブル
4 ロック機構側ケーブル
5 ロック機構
6 跳ね上げ機構
7 クッションブラケット
8 スパイラルスプリング
9 作動アーム
10 ジョイントロックノブ
10a 解除孔部
11 係合部材
11a 爪片
12 受け部材
12a 孔部
13 本体
13a 切欠溝
14 ラッチ
15 ポール
16 スプリング
20 シートクッション
20a ストライカ





 

 


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