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発明の名称 自動車のドア建付治具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30681(P2007−30681A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216663(P2005−216663)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人 【識別番号】100064469
【弁理士】
【氏名又は名称】菊池 新一
発明者 沢田 健二
要約 課題

構造を簡素化し軽量化を図り、治具重量バランスの改善と、建付バラツキを抑え、建付作業性を向上した自動車のドア建付治具を提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
車体のフロントピラーとセンタピラー間におけるサイドシェルと平行に位置決めされる横杆と、この横杆の前端と後端に固定されており車体に差し込まれる治具位置決めピンと、前記横杆の長手方向に間隔を置いて設けられており、ドアインナパネルに明けられている複数の基準穴にセットする複数の基準ピントと、前記横杆の前方部位に設けられており前記ドアインナパネルに吸着する前方治具振れ止めマグネットと前記横杆の後方部位に設けられており車体に吸着する後方治具振れ止めマグネットとから構成されていることを特徴とする自動車のドア建付治具。
【請求項2】
ドアインナパネルに明けられている複数の基準穴にセットする複数の基準ピンは車体の前後方向と高さ方向に位置調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のドア建付治具。
【請求項3】
前方治具振れ止めマグネットはボルトにより出入り調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載の自動車のドア建付治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車組立てラインにおいてドアをボディーに取付けるためのドア建付治具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車組立てラインにおいてドアをボディーに取付けるためドア建付は、ドアヒンジをボディー側に先に位置決め固着し、これにドアをセンタリング用ボルトによってドアの位置を出すようにしてドア取付けを行うようにしたドア建付治具が特開平8−39364号で提供されている。
【0003】
このものは、横杆と、この横杆の前端に結合され縦杆とからなるL字状の治具本体において、前記縦杆にドアヒンジを車幅方向、高さ方向及び前後方向に位置決め保持する上下一対のヒンジセットブロックと、上下方向及び前後方向の調整が可能であり、ロントピラーの基準穴に係合する前方位置決めピンと、治具固定用クランプとを備え、前記横杆の後端には上下方向及び前後方向の調整が可能であり、センタピラーの基準穴に係合する後方位置決めピンとを備えた構造である。
【0004】
しかしながら、上記構造のドア建付治具では、治具全体が大きくて重く、特に治具の前側に位置決め駒が集中しているため、重量バランスが悪く、バランサーなどで吊り下げて使用しており、作業工数が掛かることから、作業員はこの治具を使って長時間作業すると疲労する。また、ボデーに対しヒンジを位置決めする治具であるから、ボデーに対しドアを位置決めする治具より、建付精度のバラツキが大きいという問題を有している。
【特許文献1】特開平8−39364公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて、構造を簡素化し軽量化を図り、治具重量バランスの改善と、建付バラツキを抑え、建付作業性を向上した自動車のドア建付治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1に記載の通り、車体のフロントピラーとセンタピラー間におけるサイドシェルと平行に位置決めされる横杆と、この横杆の前端と後端に固定されており車体に差し込まれる治具位置決めピンと、前記横杆の長手方向に間隔を置いて設けられており、ドアインナパネルに明けられている複数の基準穴にセットする複数の基準ピントと、前記横杆の前方部位に設けられており前記ドアインナパネルに吸着する前方治具振れ止めマグネットと前記横杆の後方部位に設けられており車体に吸着する後方治具振れ止めマグネットとから構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項2に記載の通り、請求項1に記載の自動車のドア建付治具において、ドアインナパネルに明けられている複数の基準穴にセットする複数の基準ピンは車体の前後方向と高さ方向に位置調整可能としたことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、請求項3に記載の通り、請求項1乃至請求項2の何れかに記載の自動車のドア建付治具において、前方治具振れ止めマグネットはボルトにより出入り調整可能としたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、構造が簡素化され軽量化が図れ、治具本体の重心が中央部になるためバランスがよくなり、持ち運びやセット作業が容易になり建付作業性を向上する。また、ボデーに対しドアを位置決めした状態で建付できるので高精度のドア建付が得られるという効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1は治具本体であり、横杆2と、この横杆2の前端と後端に車体に差し込まれる治具位置決めピン4、6が設けられている。横杆2の前端の治具位置決めピン4は横杆2の前端に固定したL字状のブラケット3に横杆2の長手方向の軸線と平行に突設している。また、横杆2の後端の位置決めピン6は横杆2の後端に固定した平板のブラケット5に横杆2の長手方向の軸線と直交する方向に突設している。
【0011】
前記前方の位置決めピン4と後方の位置決めピン6との間の横杆2に一対の基準ピン10a、10bが横杆2の長手方向に間隔を置いて設けられている。この一対の基準ピン10a、10bは車体12の前後方向Lと高さ方向Hに位置調整可能としている。
【0012】
前記基準ピン10a、10bを車体12の前後方向Lと高さ方向Hに位置調整手段について図1、図5及び図6によって説明する。基準ピン10a、10bはブラケット9a、9bの上端部に車体12(図2、図3参照)に組み付けられるドア14のドアインナパネル14a(図4参照)に明けられている複数の基準穴にセットされる向きで突設されている。
【0013】
前記ブラケット9a、9bの下端部の下面と側面とを横杆2に固定したL字状の基準ピン調整用ブラケット11a、11bに高さ方向調整用シム15aと前後方向調整用シム15bを介して保持し、下面のボルト16aと側面のボルト16bとでブラケット9a、9bを締め付け固定するようにした構造である。
【0014】
前記横杆2の前方部位には前記ドアインナパネル14aに吸着する前方治具振れ止めマグネット8a、8bと前記横杆2の後方部位には車体吸着する後方治具振れ止めマグネット8c、8dが設けれらている。
【0015】
前記前方治具振れ止めマグネット8a、8bは横杆2とクロスして横杆2に固定されているプレート7aの上下端部に前記基準ピン10a、10bの突出方向と同じ向きでボルトにより出入り調整可能に設けられている。また、前記後方治具振れ止めマグネット8c、8dは横杆2とクロスして横杆2に固定されているプレート7bの上下端部に前記前方治具振れ止めマグネット8a、8bの向きとは反対方向の向きで固定されている。
【0016】
上記の構造よりなる本発明のドア建付治具を用いたドアの組み付け手順について説明する。先ず、車体12に組み付けるドア14に予め上下一対のヒンジ13a、13bをセンタボルトで締め付ける。
【0017】
治具本体1は図2で示すように車体12にサイドシェル17と平行にセットする。この治具本体1の車体へのセットは、フロントピラー18に明けた基準穴に横杆2の前端の治具位置決めピン4を差し込み、センタピラー19に明けた基準穴の横杆2の後端の位置決めピン6を差し込む。この横杆2の後端の位置決めピン6をセンタピラー19に明けた基準穴に差し込んだときには後方治具振れ止めマグネット8c、8dがセンタピラー19に吸着して車体12に対し治具本体1がしっかり固定される。
【0018】
次いで、ドア14を治具本体1の基準ピン10a、10bにセットする。すなわち、図4で示すように、ドアインナパネル14aに明けられている複数の基準穴を治具本体1の基準ピン10a、10bに差し込みセットする。このとき、ドアインナパネル14aが前方治具振れ止めマグネット8a、8bに吸着する。これにより、前記横杆2の前端の治具位置決めピン4、横杆2の後端の位置決めピン6及び後方治具振れ止めマグネット8c、8dによって車体12に対ししっかり固定された治具本体1にドア14は基準ピン10a、10b及び前方治具振れ止めマグネット8a、8bにより安定して車体12に組み付けられ、ヒンジ13a、13bをノーマルボルトにより車体12に締め付け、その後、ドア14を開いて治具本体1を車体12より取り外す。尚、基準ピン10a、10bにドア14をセットしたときに前方治具振れ止めマグネット8a、8bがドアインナパネル14aに当接しなかったり、当接し過ぎの場合は、前方治具振れ止めマグネット8a、8bが取り付けられているボルトにより出入りして適正位置に調整する。
【0019】
そこで、ドア建付の精度調整は、すなわち、ドア14の前後方向Lの調整については、前後方向調整用シム15bを増減し、高さ方向Hの調整については、高さ方向調整用シム15aを増減する。尚、ドア14の差し込み調整(W方向調整)は通常通り、リテーナで調整する。
【0020】
このように本発明は、部品点数が少数で構成され構造が簡単で軽量であり、治具本体の重心が中央部になるためバランスがよくなり、治具本体の持ち運びやセット作業が容易で建付作業性を向上し、ボデーに対しドアを位置決めした状態で建付できるので高精度のドア建付が得られるという利点を有している自動車のドア建付治具を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明による自動車のドア建付治具の斜視図
【図2】治具本体を車体にセットした状態の斜視図
【図3】ドアを車体に組み付けた状態の側面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】基準ピンの前後方向と高さ方向位置調整手段の側面図
【図6】図5の正面図
【符号の説明】
【0022】
1 治具本体
2 横杆
3 L字状のブラケット
4 前端の治具位置決めピン
5 平板のブラケット
6 後端の位置決めピン
7a プレート
7b プレート
8a 前方治具振れ止めマグネット
8b 前方治具振れ止めマグネット
8c 後方治具振れ止めマグネット
8d 後方治具振れ止めマグネット
9a ブラケット
9b ブラケット
10a 基準ピン
10b 基準ピン
11a 基準ピン調整用ブラケット
11b 基準ピン調整用ブラケット
12 車体
13a ヒンジ
13b ヒンジ
14 ドア
14a ドアインナパネル
15a 高さ方向調整用シム
15b 前後方向調整用シム
16a ボルト
16b ボルト
17 サイドシェル
18 フロントピラー
19 センタピラー




 

 


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