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発明の名称 コンバーチブル車
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22315(P2007−22315A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−207371(P2005−207371)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100080469
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 則夫
発明者 吉田 幸司 / 中村 憲幸
要約 課題
最上方位置と最下方位置との間を昇降可能に支持されたバックウィンドウガラスと、閉位置と該閉位置よりも後方に回動した開位置との間を回動可能にメインボデーの後部に支持されたラッゲージドアと、車室の上部を覆った使用位置とラッゲージドアによって区画されたメインボデー後部の格納空間に折り畳まれて収められた格納位置との間を作動可能にメインボデーに支持された可動ルーフとを有するコンバーチブル車において、バックウィンドウガラスとラッゲージドアを、メインボデーの車幅方向側部にまで張り出した形態に形成しても、可動ルーフを格納できるようにする。

解決手段
バックウィンドウガラス6が最下方位置に下降したとき、そのバックウィンドウガラス6はラッゲージドア5よりも車室内側の位置を占めるようにし、バックウィンドウガラス6を最下方位置に下降させた後、該バックウィンドウガラス6と共に、ラッゲージドア5を開位置に回動させ、その状態で可動ルーフ3を折り畳んで格納空間LRに収納する。
特許請求の範囲
【請求項1】
最上方位置と最下方位置との間を昇降可能に支持されたバックウィンドウガラスと、閉位置と該閉位置よりも後方に回動した開位置との間を回動可能にメインボデーの後部に支持されたラッゲージドアと、車室の上部を覆った使用位置と前記ラッゲージドアによって区画されたメインボデー後部の格納空間に折り畳まれて収められた格納位置との間を作動可能にメインボデーに支持された可動ルーフとを有するコンバーチブル車において、
前記バックウィンドウガラスとラッゲージドアは、メインボデーの車幅方向側部にまで張り出していると共に、該バックウィンドウガラスが最下方位置に下降したとき、該バックウィンドウガラスは、前記ラッゲージドアよりも車室内側の位置を占めるように配置され、該バックウィンドウガラスを最下方位置に下降させた後、該バックウィンドウガラスと共に、前記ラッゲージドアを開位置に回動させ、その状態で前記可動ルーフを折り畳んで前記格納空間に収納するように構成されていることを特徴とするコンバーチブル車。
【請求項2】
前記バックウィンドウガラスは、前記ラッゲージドアに固定された支持パネルに支持されている請求項1に記載のコンバーチブル車。
【請求項3】
前記バックウィンドウガラスは、前記支持パネルに固定されたガイドレールに案内されて、最上方位置と最下方位置との間を作動するように構成されている請求項2に記載のコンバーチブル車。
【請求項4】
前記可動ルーフを格納空間に収め、かつ前記ラッゲージドアを閉位置にもたらしたとき、該可動ルーフの上方に位置して、当該可動ルーフを覆い隠すパッケージトレイを具備する請求項1乃至3のいずれかに記載のコンバーチブル車。
【請求項5】
前記パッケージトレイは、前記ラッゲージドアに対して固定された第1トレイと、前記バックウィンドウガラスに対して固定され、該バックウィンドウガラスと共に昇降する第2トレイを具備する請求項4に記載のコンバーチブル車。
【請求項6】
前記可動ルーフは、フレームと、該フレームに張設された幌とを具備する請求項1乃至5のいずれかに記載のコンバーチブル車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、最上方位置と最下方位置との間を昇降可能に支持されたバックウィンドウガラスと、閉位置と該閉位置よりも後方に回動した開位置との間を回動可能にメインボデーの後部に支持されたラッゲージドアと、車室の上部を覆った使用位置と前記ラッゲージドアによって区画されたメインボデー後部の格納空間に折り畳まれて収められた格納位置との間を作動可能にメインボデーに支持された可動ルーフとを有するコンバーチブル車に関する。
【背景技術】
【0002】
上記形式のコンバーチブル車は従来より公知である(例えば特許文献1参照)。図10は、従来のコンバーチブル車の一例を示す斜視図である。この図における符号3Aは、可動ルーフを示し、6Aはバックウィンドウガラスを示している。また5Aは、メインボデー1Aに支持されたラッゲージドアである。図10から判るように、従来のコンバーチブル車においては、その後側部20Aの全体が可動ルーフ3Aによって覆われている。このため、可動ルーフ3Aを図10に示したように閉じた使用位置にもたらして、コンバーチブル車を走行させたとき、車外に対して大きな視界が得られず、車室内での開放感に欠ける欠点を免れなかった。
【0003】
そこで、図11に示すように、ラッゲージドア5Aとバックウィンドウガラス6Aを、メインボデー1Aの車幅方向側部にまで大きく張り出した形態に形成することが考えられる。このようにすれば、車外に対して大きな視界が得られ、車室内での開放感を向上させることができる。ところが、従来のコンバーチブル車においては、バックウィンドウガラス6Aが最下方位置に下降したとき、そのバックウィンドウガラス6Aはラッゲージドア5Aのインナパネルとアウタパネルの間に位置するように構成されていたため、上述のようにバックウィンドウガラス6Aをメインボデー1Aの車幅方向側部まで大きく張り出した形態に形成すると、そのバックウィンドウガラス6Aを最下方位置に下降させることができず、可動ルーフ3Aを格納空間に収めることが不可能となる。このため、従来はバックウィンドウガラス6Aを図11に示したように車幅方向側部まで張り出した大きな形態に形成することはできなかったのである。
【0004】
【特許文献1】特開2005−145303号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、車室内での開放感を高めることのできるコンバーチブル車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式のコンバーチブル車において、前記バックウィンドウガラスとラッゲージドアは、メインボデーの車幅方向側部にまで張り出していると共に、該バックウィンドウガラスが最下方位置に下降したとき、該バックウィンドウガラスは、前記ラッゲージドアよりも車室内側の位置を占めるように配置され、該バックウィンドウガラスを最下方位置に下降させた後、該バックウィンドウガラスと共に、前記ラッゲージドアを開位置に回動させ、その状態で前記可動ルーフを折り畳んで前記格納空間に収納するように構成されているコンバーチブル車を提案する(請求項1)。
【0007】
また、上記請求項1に記載のコンバーチブル車において、バックウィンドウガラスが、前記ラッゲージドアに固定された支持パネルに支持されていると有利である(請求項2)。
【0008】
さらに、上記請求項2に記載のコンバーチブル車において、前記バックウィンドウガラスは、前記支持パネルに固定されたガイドレールに案内されて、最上方位置と最下方位置との間を作動するように構成されていると有利である(請求項3)。
【0009】
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載のコンバーチブル車において、前記可動ルーフを格納空間に収め、かつ前記ラッゲージドアを閉位置にもたらしたとき、該可動ルーフの上方に位置して、当該可動ルーフを覆い隠すパッケージトレイを具備していると有利である(請求項4)。
【0010】
さらに、上記請求項4に記載のコンバーチブル車において、前記パッケージトレイは、前記ラッゲージドアに対して固定された第1トレイと、前記バックウィンドウガラスに対して固定され、該バックウィンドウガラスと共に昇降する第2トレイを具備していると有利である(請求項5)。
【0011】
また、上記請求項1乃至5のいずれかに記載のコンバーチブル車において、前記可動ルーフは、フレームと、該フレームに張設された幌とを具備していると有利である(請求項6)。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、バックウィンドウガラスがメインボデーの車幅方向側部にまで張り出しているので、可動ルーフを使用位置にもたらして、車室上部を可動ルーフで覆ったときも、車室内での開放感を高めることができる。しかも、支障なくバックウィンドウガラスを下方位置に下降させ、可動ルーフを使用位置と格納位置との間で作動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0014】
図1はコンバーチブル車の概略斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿う概略断面図、図3は図2に示したコンバーチブル車の一部を拡大して示す断面図である。また図4は後述するバックウィンドウガラス6が最上方位置を占めたときの図3と同様な断面図であり、図5は図4のV−V線断面図である。図1乃至図4に示した矢印Frはコンバーチブル車の前進方向を示し(図6乃至図9においても同じ)、本明細書における「前」「後」なる文言は、この前進方向Frを基準とした前後を意味する。また、この前後方向に対して直交する方向がコンバーチブル車の車幅方向W(図1、図5、図6、図7及び図9)である。図2は、図1に示したサイドドアを下げたときの状態を示している。
【0015】
図2乃至図4は、図1に示したコンバーチブル車を、その車幅方向Wにおける中心線CLに沿って切断し、コンバーチブル車の右側の部位を示した断面図であるが、コンバーチブル車の右側の部位と左側の部位は、中心線CLを境として左右対称に構成されている。よって、図5乃至図9には、コンバーチブル車、ないしはその各部材の右側の部分だけを示し、以下の説明では、主として、コンバーチブル車の右側の部位の構成だけを明らかにする。
【0016】
図1乃至図5において、符号1はコンバーチブル車のメインボデーを示している。また、図1乃至図4に示すように、車室Rの上部は、可動ルーフ3によって覆われており、車室Rの前部はウィンドシールドガラス4(図2)によって区画されている。さらに、メインボデー1の後部にはラッゲージドア5が配置され、このラッゲージドア5は、図2に実線で示した閉位置と、その閉位置よりも後方に回動した図2に二点鎖線で示した開位置との間を回動可能に、図示していないリンクを介してメインボデー1の後部に支持されている。さらに、メインボデー1の後部には、バックウィンドウガラス6が配置され、このバックウィンドウガラス6は、後に詳しく説明するように、図4に示した最上方位置と、図1乃至図3に示した最下方位置との間を昇降可能に支持されている。閉位置を占めたラッゲージドア5と、最上方位置を占めたバックウィンドウガラス6とによって、車室Rの後部が区画され、最上方位置を占めたバックウィンドウガラス6は、ラッゲージドア5の上方に区画された開口を覆っている。車室R内には、図2に二点鎖線で示したように、フロントシート18とリヤシート19が配置されている。また、図5においては、最上方位置を占めたバックウィンドウガラス6を実線で示し、最下方位置に下降したバックウィンドウガラス6を二点鎖線で示してある。
【0017】
ラッゲージドア5は、車室内側に位置するインナパネル7と、このインナパネル7よりも車室外側に位置するアウタパネル8より成り、これらのパネル7、8はスポット溶接によって互いに一体に固着されている。
【0018】
また、可動ルーフ3は、図1及び図2に示したように、車室Rの上部を覆った使用位置と、後述するように、閉位置を占めたラッゲージドア5によって区画されたメインボデー後部の格納空間LRに折り畳まれて収められた格納位置との間を作動可能にメインボデー1に支持されている。本例のコンバーチブル車においては、車室Rの後部が格納空間LRとなっている。
【0019】
ここで、バックウィンドウガラス6とラッゲージドア5は、図6にも示すように、メインボデー1の車幅方向Wにおける側部にまで大きく張り出した形態に形成されている。このため、図1から明らかなように、可動ルーフ3が車室の上部を覆った使用位置を占めたときも、車室内での開放感が向上し、乗員は快くコンバーチブル車の走行を楽しむことができる。また、このバックウィンドウガラス6は、ラッゲージドア5のインナパネル7とアウタパネル8の間に配置されているのではなく、図2乃至図5から明らかなように、ラッゲージドア5よりも車室内側に位置している。これにより、バックウィンドウガラス6がメインボデー1の車幅方向側部にまで大きく張り出した形態に形成されてはいるが、このバックウィンドウガラス6を、ラッゲージドア5に干渉することなく、最下方位置に下降させることができる。以下、これに関連する具体的な構成を明らかにする。
【0020】
図3乃至図6に示すように、ラッゲージドア5よりも車室R内の側に配置されたバックウィンドウガラス6の下部には、金属などの剛体より成るガラスフレーム9が接着剤によって固定されている。このガラスフレーム9の車幅方向各端部と車幅方向中央部には、図3及び図4に示すように、ブラケット10,11が固着され、その各ブラケット10,11の先端部にはガイドローラ12,13がそれぞれ回転自在に支持されている。
【0021】
一方、図2乃至図5及び図7に示すように、ラッゲージドア5のインナパネル7には、金属板などの剛体より成る支持パネル14の固着部15が溶接によって固定されている。かかる支持パネル14の車幅方向各端部と、車幅方向中央部には、ほぼ上下方向に延びるガイドレール16,17がそれぞれ固定され、その各ガイドレール16,17に、前述の各ガイドローラ12,13がそれぞれ転動自在に嵌合している。
【0022】
また、上述した支持パネル14には、それ自体公知のウィンドレギュレータ(図2乃至図5には示さず)が支持され、このウィンドレギュレータによって、バックウィンドウガラス6が、図4に示した最上方位置と、図1乃至図3に示した最下方位置との間を昇降される。この昇降時にガイドローラ12,13がガイドレール16,17中を転動し、バックウィンドウガラス6が所定の軌跡を描きながら上下に昇降する。このように、バックウィンドウガラス6は、ウィンドレギュレータを介して支持パネル14に支持され、しかも当該バックウィンドウガラス6は、支持パネル14に固定されたガイドレール16,17に案内されて、閉位置を占めたラッゲージドア5よりも車室内側の領域を昇降するのである。
【0023】
上述したウィンドレギュレータとしては、それ自体公知の適宜な形式の装置を採用することができる。例えば、図8に示すように、バックウィンドウガラス6の下部に固定されたガラスフレーム9に固定され、ほぼ水平方向に延びるチャンネル部材33と、支持パネル14に固定支持された減速機付きのモータ34と、そのモータ34の出力軸37に固定されて、該モータ34により揺動駆動されるアーム35と、そのアーム35の先端に支持され、上記チャンネル部材33のガイド溝に転動自在に嵌合したローラ36より成るウィンドレギュレータを採用することができる。このウィンドレギュレータにおいては、モータ34の作動によりアーム35が揺動することによって、アーム35の先端に支持されたローラ36がチャンネル部材33のガイド溝を転動しながらほぼ水平方向に移動し、これによってバックウィンドウガラス6が昇降する。手動式のウィンドレギュレータを採用することもできる。いずれの形式のウィンドレギュレータを用いたときも、バックウィンドガラス6は、そのウィンドレギュレータを介して、支持パネル14に支持される。
【0024】
上述したところから判るように、バックウィンドウガラス6が最下方位置に下降したとき、該バックウィンドウガラス6は、ラッゲージドア5よりも車室内側の位置を占めるように配置され、しかも、バックウィンドウガラス6は、ラッゲージドア5に固定された支持パネル14に支持されている。さらに、図示した例では、バックウィンドウガラス6は、支持パネル14に固定されたガイドレール16,17に案内されて、最上方位置と最下方位置との間を作動するように構成されている。
【0025】
上述した各構成により、バックウィンドウガラス6がメインボデー1の車幅方向側部にまで大きく張り出した形態に形成されてはいるが、そのバックウィンドウガラス6をラッゲージドア5に干渉することなく、最下方位置に下降させることができる。このため、次に説明するように、可動ルーフ3を支障なく格納位置に収めることができる。
【0026】
図2に示すように、本例の可動ルーフ3は、第1のフレーム21と、この第1のフレーム21に第1のヒンジ25を介して連結された第2のフレーム22と、この第2のフレーム22に第2のヒンジ26を介して連結された第3のフレーム23と、さらにこの第3のフレーム23に第3のヒンジ27を介して連結された第4のフレーム24とを有し、第3のフレーム23は第4のヒンジ28を介してメインボデー1に連結されている。これらのフレーム21乃至24には、樹脂シート又は布などから成る可撓性の幌29が張設されている。このように、本例の可動ルーフ3は、フレーム21乃至24と、そのフレーム21乃至24に張設された幌29とを具備するソフトタイプのルーフより成るが、全体が剛体より成る折り畳み可能なハードタイプの可動ルーフを用いることもできる。
【0027】
上述した可動ルーフ3を、図2に実線で示した使用位置から格納位置に収めるには、先ず、前述のようにして、バックウィンドウガラス6を図2及び図3に実線で示すように最下方位置に下降させる。さらに、可動ルーフ3の第4のフレーム24を、第3のヒンジ27のまわりに、図2に矢印Aで示した方向に回動させ、その第4のフレーム24を図2に破線で示した位置にもたらす。これにより、図2に実線で示した閉位置を占めたラッゲージドア5と、最下方位置に下降したバックウィンドウガラス6の上方の空間が開放される。そこで、ラッゲージドア5をバックウィンドウガラス6と共に、図2に矢印Bで示すように後方に回動させ、図2に二点鎖線で示した開位置にもたらす。このとき、ラッゲージドア5を図示していないモータによって回動させるように構成してもよいし、手動でラッゲージドア5を回動させるように構成することもできる。
【0028】
上述のようにラッゲージドア5を回動させるとき、バックウィンドウガラス6は最下方位置に下降していると共に、第4のフレーム24は破線で示した位置に回動しているので、ラッゲージドア5とバックウィンドウガラス6は、可動ルーフ3に干渉することなく回動することができる。
【0029】
次いで、第3のフレーム23を、第4のヒンジ28のまわりに、図2に矢印Cで示した方向に回動させると共に、第2のフレーム22と、第1のフレーム21を第2のヒンジ26と第1のヒンジ25のまわりにそれぞれ回動させ、これらのフレーム21乃至24を図2に一点鎖線で示すように折り畳みながら、可動ルーフ3の全体を図2に二点鎖線で示したように、格納空間LRに収納する。このとき、各フレーム21乃至24をモータにより作動させるように構成してもよいし、手動によってこれらのフレーム21乃至24を作動させるように構成することもできる。
【0030】
上述のように、本例のコンバーチブル車は、バックウィンドウガラス6を最下方位置に下降させた後、該バックウィンドウガラス6と共に、ラッゲージドア5を開位置に回動させ、その状態で可動ルーフ3を折り畳んで格納空間LRに収納するように構成されているので、可動ルーフ3を支障なく格納空間LRに収めることができる。次いで、ラッゲージドア5をバックウィンドウガラス6と共に、図2に実線で示した閉位置にもたらし、可動ルーフ5の格納動作を終了する。この状態で、バックウィンドウガラス6を最上方位置に上昇させることもできる。このようにして、メインボデー1の上部を開放して、コンバーチブル車を快く走行させることができる。
【0031】
上述したところと逆の操作によって、可動ルーフ3を図2に実線で示した使用位置にもたらすことができる。このように、可動ルーフ3は、車室Rの上部を覆った使用位置とラッゲージドア5によって区画されたメインボデー後部の格納空間LRに折り畳まれて収められた格納位置との間を作動可能にメインボデーに支持されているのである。
【0032】
また、本例のコンバーチブル車には、可動ルーフ3を図2に二点鎖線で示したように格納空間LRに収め、かつラッゲージドア5を図2に実線で示したように閉位置にもたらしたとき、その可動ルーフ3の上方に位置して、当該可動ルーフ3を覆い隠すパッケージトレイ30が設けられている。折り畳まれて格納位置に収められた可動ルーフ3が、このパッケージトレイ30によって覆い隠されるので、コンバーチブル車の外観が低下する不具合を阻止できる。
【0033】
上述したパッケージトレイ30は、図5及び図9に示すように、第1トレイ31と第2トレイ32とから構成され、これらのトレイ31,32は、例えば樹脂によって構成されている。第1トレイ31は、図7に示した支持パネル14に直接、又は図示していない中間部材を介して固定されていいる。このようにして、第1トレイ31は、支持パネル14を介してラッゲージドア5に固定される。また、第2トレイ32は、直接、又は図示していない中間部材を介してガラスフレーム9に固定されている。このようにして、第2トレイ32は、ガラスフレーム9を介してバックウィンドウガラス6に固定される。従って、第2トレイ32はバックウィンドウガラス6と共に昇降する。このように、パッケージトレイ30は、ラッゲージドア5に対して固定された第1トレイ31と、バックウィンドウガラス6に対して固定され、該バックウィンドウガラス6と共に昇降する第2トレイ32を有している。
【0034】
バックウィンドウガラス6は、図5に実線で示した最上方位置と二点鎖線で示した最下方位置の間を昇降するが、仮に、第1トレイ31と第2トレイ32が一体に形成され、これらが支持パネル14に固定されていたとすると、バックウィンドウガラス6が最上方位置から最下方位置に移動するとき、そのバックウィンドウガラス6が図5に符号Xで示したところでトレイに干渉し、バックウィンドウガラス6を最下方位置に下降させることができない。
【0035】
そこで、本例のパッケージトレイ30においては、第2トレイ32をバックウィンドウガラス6に対して固定し、その第2トレイ32を図5に二点鎖線で示すようにバックウィンドウガラス6と共に下降させるように構成したのである。これにより、バックウィンドウガラス6がパッケージトレイに干渉することなく、最下方位置まで下降することができる。
【0036】
上述のようにして、支障なくバックウィンドウガラス6を昇降させ、かつ可動ルーフ4を、使用位置と格納位置との間で作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】コンバーチブル車の外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿って切断した概略断面図である。
【図3】図2に示したコンバーチブル車の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】バックウィンドウガラスが最上方位置に上昇したときの、図3と同様な図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】バックウィンドウガラスとガラスフレームの斜視図である。
【図7】支持パネルの斜視図である。
【図8】ウィンドレギュレータの一例を示す図である。
【図9】パッケージトレイの斜視図である。
【図10】従来のコンバーチブル車の斜視図である。
【図11】従来のコンバーチブル車のバックウィンドウガラスを車幅方向側部まで張り出した形態に形成したときの不具合を説明する斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 メインボデー
3 可動ルーフ
5 ラッゲージドア
6 バックウィンドウガラス
14 支持パネル
16,17 ガイドレール
21,22,23,24 フレーム
29 幌
30 パッケージトレイ
31 第1トレイ
32 第2トレイ
W 車幅方向
R 車室
LR 格納空間




 

 


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