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発明の名称 車両周辺監視装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−106199(P2007−106199A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−297310(P2005−297310)
出願日 平成17年10月12日(2005.10.12)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 望月 亘 / 小沼 人士 / 須藤 健二 / 星野 晃正
要約 課題
レーダーの耐環境性を向上すると共に、視認性を向上させる。

解決手段
車両周辺監視装置1は、車両2の左前方に取り付けられた第一レーダー3を有している。第一レーダー3は、樹脂性のフロントバンパー15の内側において、車体にレーダーステーを介して取り付けられている。第一レーダー3から発振されるマイクロ波は、フロントバンパー15を通って車両2の左斜め前方に出射され、障害物があった場合には、その反射波をフロントバンパー15越しに受信する。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の周辺の障害物を検知するレーダーを備える車両周辺監視装置において、
マイクロ波を出射及び受信する前記レーダーを樹脂部材の内側に配置したことを特徴とする車両周辺監視装置。
【請求項2】
前記レーダーは、前記車両の樹脂製のバンパー又はドアミラーの内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。
【請求項3】
前記レーダーは、前記車両のフロントバンパーの左右の隅部のそれぞれの内側と、リアバンパーの左右の隅部のそれぞれの内側とに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両周辺監視装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて車両の周辺の障害物を監視するために用いられる車両周辺監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両周辺監視装置には、車両前方のバンパーの左右隅部に、カメラと超音波を利用した測距センサとをそれぞれ1つずつ搭載したものがある。カメラ及び測距センサは、バンパーの隅部の外表面に取り付けられており、測距センサが障害物を検出したら、警告を発する(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−26012号公報(第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなレーダーの配置では、レーダーが外部に露出しているので、汚れが付着し易かった、また、レーダーをバンパーの隅部の外表面に取り付けると、レイアウトの制約が多くなり、デザイン性が悪化するという問題があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的はレーダーの耐久を向上すると共に、レイアウト性及びデザイン性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、車両の周辺の障害物を検知するレーダーを備える車両周辺監視装置において、マイクロ波を出射及び受信する前記レーダーを樹脂部材の内側に配置したことを特徴とする車両周辺監視装置とした。
この車両周辺監視装置では、レーダーから発振したマイクロ波は、樹脂部材を通って車外に放射される。検知エリア内に障害物があった場合には、マイクロ波の反射波が樹脂部材を通ってレーダーに受信される。
【0005】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両周辺監視装置において、前記レーダーは、前記車両の樹脂製のバンパー又はドアミラーの内側に配置されていることを特徴とする。
この車両周辺監視装置では、レーダーをバンパーの内側に配置したときには、バンパーを通して車外の障害物を検知する。レーダーをドアミラーの内側に配置したときには、ドアミラーの樹脂部材を通して車外の障害物を検知する。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の車両周辺監視装置において、前記レーダーは、前記車両のフロントバンパーの左右の隅部のそれぞれの内側と、リアバンパーの左右の隅部のそれぞれの内側とに配置されていることを特徴とする。
この車両周辺監視装置では、フロントバンパーやリアバンパーの隅部にレーダーが配置されており、これらレーダーによって運転者が目視で確認し難い領域が監視される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、レーダーを樹脂部材の内側に配置したので、レーダーの固定方向や、向きを調整し易くなる。このため、レイアウトの自由度が向上し、車両の製造が容易になる。また、樹脂部材の内側に配置することでレーダーの発振器や受信器に汚れが付き難くなるので、レーダーの耐久性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、車両周辺監視装置1は、車両2の左前側に配置された第一レーダー3と、車両2の右前側に配置された第二レーダー4と、左側面のドアミラー5に搭載された第三レーダー6及び第四レーダー7と、右側面のドアミラー8に搭載された第五レーダー9及び第六レーダー10と、車両2の左後側に配置された第七レーダー11と、車両2の右後側に配置された第八レーダー12と、これら八つのレーダー3,4,6,7,9〜12が接続される制御ユニット13とを有し、制御ユニット13にはディスプレイや、スピーカなどの出力手段14が接続されている。
【0009】
各レーダー3,4,6,7,9〜12は、マイクロ波を出射する発振器と、マイクロ波が物体に反射したときの反射波を受信する受信器とを有している。ここで、第一レーダー3の取り付け例として、第一レーダー3を樹脂製のフロントバンパー15の内側に取り付けた場合について図2に示す。
【0010】
図2において、フロントバンパー15の上側には、フロントライト16が配置されており、フロントフード17に連なっている。フロントバンパー15の下端部15aは、バンパーステー18にボルト19で固定されている。バンパーステー18は、上端部が車両2を構成するフロントメンバ20の前面にボルト21で固定されている。フロントバンパー15は、バンパーステー18の固定位置から前方に膨出し、その一方でバンパーステー18は、車体内側に向けて膨出しているので、フロントバンパー15とバンパーステー18との間には空間22が形成されている。そして、この空間22内に延びるようにレーダーステー23がボルト21でバンパーステー18に固定されている。レーダーステー23は、バンパーステー18から水平に延びると共に、その先端部が垂直上向きに屈曲させられており、ここに第一レーダー3が固定されている。第一レーダー3は、斜め左前方に向けて固定されている。したがって、図1に示すように、第一レーダー3の検知エリアR1は、フロントバンパー15を越えて車体の左斜め前方に形成される。
【0011】
また、第一レーダー3の他の取り付け例として、第一レーダー3をヘッドライト30内に設けた場合について図3に示す。ヘッドライト30は、フロントバンパー15の隅部に連結部材31,32で取り付けられたランプハウジング33と、ランプハウジング33の前面の開口部を覆う樹脂製のレンズ34とを有している。ランプハウジング33は、車幅方向の中央寄りにランプ35が前側に向けて取り付けられている。さらに、ランプハウジング33の車幅方向の外側には、ステー36を介して第一レーダー3が取り付けられている。ステー36は、車両2の長さ方向に対して所定の傾斜角度で傾斜しているので、第一レーダー3の検知エリアR1は、図1に示すようになる。
【0012】
第二レーダー4は、図3又は図4と同様にして樹脂部材であるフロントバンパー15又はレンズ34の内側に配置される。第二レーダー4は、図1に示すような車両2の右斜め前方に向かう検知エリアR2を形成する。
【0013】
また、第三、第四レーダー6,7の取り付け例について図4に示す。図4に示すように、ドアミラー5は、樹脂製のミラーハウジング41を有している。ミラーハウジング41は、車両後方からの正面視において背面部41aが後方(車両2の前方)に膨出し、前面に開口部42が形成されている。開口部42にはミラー43が挿入されており、ミラー43の背面にはミラーフレーム44を介してミラー43の向きを三次元的に調整する電動姿勢調整装置45が取り付けられている。また、ミラーハウジング41内には、フレーム板46が内装されている。フレーム板46は、ミラーハウジング41の車体側(図4中右側)の中央部分の内側から延び、途中で屈曲して電動姿勢調整装置45の収容スペースを確保しつつミラーハウジング41の先端部(図4中左側)に連結されている。
【0014】
フレーム板46とミラーハウジング41の車体側の背面部41aとが形成する空間47には、第三レーダー6が配置されている。第三レーダー6は、フレーム板46に固定されたレーダーステー48に取り付けられており、ドアミラー5を使用姿勢にしたときには検知エリアR3(図1参照)が車両2の斜め前方に形成される。また、フレーム板46とミラーハウジング41の車両2側の前面部41bとが形成する空間49には、第四レーダー7が配置されている。第四レーダー7は、フレーム板46に固定されたレーダーステー50に取り付けられている。このレーダーステー50は、ドアミラー5の長手方向に対して所定の角度で傾斜しており、ドアミラー5を使用姿勢にしたときに検知エリアR4(図1参照)が車両2の斜め後方に形成される。
【0015】
図1に示す第五、第六レーダー9,10は、第三、第四レーダー6,7と左右対称な配置になっている。第五レーダー9の検知エリアR5は、車両2の右斜め前方に形成される。第六レーダー10の検知エリアR6は、車両2の右斜め後方に形成される。また、第七、第八レーダー11,12は、樹脂材料からなるリアバンパー60内又はリアランプ61のレンズ内に配置される点を除いて第一、第二レーダー3,4と同様に配置されている。第七レーダー11の検知エリアR7は、車両2の左斜め後方であり、第八レーダー12の検知エリアR8は、車両2の右斜め後方になる。
【0016】
制御ユニット13は、CPU(中央演算装置)や、メモリなどを有するコンピュータで、その入力側には全てのレーダー3,4,6,7,8〜12と、出力手段14とが接続されている。なお、出力手段は、公知のカーナビゲーション装置を用いても良い。
【0017】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、第一レーダー3は、車両2の左斜め前方にマイクロ波を出射する。図2に示すような配置では、マイクロ波は、樹脂製のフロントバンパー15を通って放射される。検知エリアR1内に障害物があった場合には、障害物で反射したマイクロ波がフロントバンパー15を通って第一レーダー3の受信器に受信され、第一レーダー3は制御ユニット13に検知信号を出力する。また、図3に示すような配置の場合には、レンズ34を通ってマイクロ波が発振及び受信される。第一レーダー3が障害物を検知したら、制御ユニット13は、出力手段14を作動させて運転者に障害物の近接を通知する。出力手段14がスピーカの場合には、音によって通知し、出力手段14がモニタや発光素子などの場合には、文字や、点灯、点滅などによって運転者に通知する。第二、第七、第八レーダー4,11,12についても同様にして、それぞれの検知エリアR2,R7,R8内の障害物が検知される。
【0018】
第三レーダー6では、車両2の左斜め前方にマイクロ波を出射する。図4に示すような配置では、マイクロ波は、使用姿勢にある樹脂製のミラーハウジング41を通って車両2の斜め前方に放射される。検知エリアR4内に障害物があった場合には、障害物で反射したマイクロ波がミラーハウジング41を通って第三レーダー6の受信器に受信されるので、第三レーダー6は制御ユニット13に検知信号を出力する。また、第四レーダー7では、車両2の左斜め後方にマイクロ波を出射する。図4に示すような配置の場合に、マイクロ波は、使用姿勢にある樹脂製のミラーハウジング41を通って車両2の斜め後方に放射される。検知エリアR4内に障害物があった場合には、障害物で反射したマイクロ波がミラーハウジング41を通って第四レーダー7の受信器に受信されるので、第四レーダー7は制御ユニット13に検知信号を出力する。制御ユニット13は、第三、第四レーダー6,7のそれぞれの検知結果に応じて出力手段14を作動させて運転者に障害物の近接を通知する。第五、第六レーダー9,10においても同様にして、それぞれの検知エリアR5,R6内の障害物が検知される。
【0019】
なお、複数のレーダー3,4,6,7,8〜12に対応して音を変えたり、文字表示や点灯位置を変化させたりすると、運転者に障害物の検知位置を速やかに知らせることが可能になる。
【0020】
この実施の形態によれば、車両2の周辺を監視するレーダー3,4,6,7,8〜12を車両2を構成する樹脂部材の内側に配置したので、従来のように外部に露出するレーダーに比べてレーダーの汚れや破損を低減することができる。また、取り付け構造や、取り付け向きの自由度を向上させることができるので、製造が容易になる。さらに、レーダー3,4,6,7,8〜12が外部に露出しないので、デザイン性が向上する。レーダー3,4,6,7,8〜12は、マイクロ波を用いたので樹脂材料による減衰が極僅かになり、樹脂材料内に配置しても検知性能が低下することはない。フロントバンパー15や、ドアミラー5,8、リアバンパー60にレーダー3,4,6,7,8〜12を配置し、車両2の長手方向に対して斜めに検知エリアR1〜R8を形成したので、車両2の周辺の中で特に運転者が目視で確認し難い部分の障害物検知が行えるようになり、運転時の安全性が向上する。
【0021】
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されずに広く応用することが可能である。
例えば、ドアミラー5,8には、1つずつレーダーを設けても良い。また、リアバンパー60の車幅方向の中央付近の内側にレーダーを配置するなど、レーダーの配置及び和は、実施の形態に限定されない。レーダー3,4,6,7,8〜12が配置される樹脂部材は、バンパー15,60や、ドアミラー5,8に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両周辺監視装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1のA−Aに沿った断面図であって、バンパー内へのレーダーの配置例を示す図である。
【図3】図1のフロントライトの断面図であって、フロントライト内へのレーダーの配置例を示す図である。
【図4】図1のB矢視におけるドアミラーの断面図であって、ドアミラー内へのレーダーの配置例を示す図である。
【符号の説明】
【0023】
1 車両周辺監視装置
2 車両
3 第一レーダー
4 第二レーダー
5 ドアミラー
6 第三レーダー
7 第四レーダー
8 ドアミラー
9 第五レーダー
10 第六レーダー
11 第七レーダー
12 第八レーダー
15 フロントバンパー
34 レンズ
60 リアバンパー





 

 


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