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自動二輪車のメインフレーム - 川崎重工業株式会社
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発明の名称 自動二輪車のメインフレーム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76553(P2007−76553A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−268816(P2005−268816)
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
代理人 【識別番号】100065259
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 忠孝
発明者 石井 宏志
要約 課題
コンパクトで、製造及び組立が容易な自動二輪車のメインフレームを提供することを目的としている。

解決手段
前側から順に、操舵用のヘッドパイプ4、吸気ボックス5及び左右一対の側フレーム部材6等の後部メインフレーム構成部材を備えている自動二輪車のメインフレームである。前記ヘッドパイプ4と、前記吸気ボックス5の少なくとも前部5aとを、一体の鋳造成形物とする。吸気ボックス5の構造の一例として、吸気ボックス5の後部5bは板金製とし、鋳造成形物の吸気ボックス前部5aに溶接により接合する。吸気ボックス前部5aには、たとえば、エンジン取付ボス部35、ラジエター取付ボス部34を一体に形成する。また、吸入ダクト接続部30及びエアクリーナエレメント挿入口を形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
前側から順に、操舵用のヘッドパイプ、吸気ボックス及び後部メインフレーム構成部材を備えている自動二輪車のメインフレームにおいて、
前記ヘッドパイプと、前記吸気ボックスの少なくとも前部とを、一体の鋳造成形物としていることを特徴とする自動二輪車のメインフレーム。
【請求項2】
前記吸気ボックスは、前部が前記ヘッドパイプと一体の鋳造成形物であり、残りが板金製であることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のメインフレーム。
【請求項3】
前記後部メインフレーム構成部材は、左右一対の側フレーム部材であり、該側フレーム部材は、鋳造成形物、ダイカスト成形物又は鍛造成形物であることを特徴とする請求項1又は2記載の自動二輪車のメインフレーム。
【請求項4】
前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エンジン取付部を一体に形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレーム。
【請求項5】
前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、ラジエター取付部を一体に形成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレーム。
【請求項6】
前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エア吸入ダクト接続部を開口していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレーム。
【請求項7】
前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エアクリーナエレメント挿入口を開口していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は自動二輪車のメインフレームに関する。
【背景技術】
【0002】
自動二輪車のメインフレームは、従来、ヘッドパイプに溶接により接続された左右一対のパイプ部材から構成されるのが一般的であるが、車輌のコンパクト化及び材料コストの低減等のために、エアクリーナボックス等の吸気ボックスを、メインフレーム構成部材として利用したモノコック構造のものが開発されている(特許文献1及び2「従来例1及び2」)。従来例1及び2の吸気ボックス(エアクリーナボックス)は、いずれも板金のプレス成形品を溶接により接合した構造となっている。たとえば従来例1は、平板をプレスにより絞り加工してなる横断面ドーム形のフレーム上部半体に、平板状のフレーム下部半体を溶接により接合した構造であり、従来例2は、板金をプレス成形してなる左右一対のフレーム半体を、溶接により接合した構造である。
【特許文献1】特許3170245号公報
【特許文献2】特開2003−220989号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
自動二輪車のメインフレームには、エンジンやラジエター等の各種備品を取り付けるための取付部(取付ボス部)等が各所に設けられており、また、前述のように吸気ボックスをメインフレームの構成部材として利用しているモノコック構造では、エア吸入ダクト接続部及びエアクリーナエレメント挿入口等をメインフレームに形成する必要がある。しかし、モノコック構造のメインフレームにおいて、従来例1及び2のように、メインフレームを構成する吸気ボックスの全体がプレス成形物であると、吸気ボックス全体をプレス成形後に、ヘッドパイプに溶接により接合する必要があり、しかも、各種取付部を設ける場合、メインフレームとは別部材で製作した各種取付部を、溶接あるいはボルト等の固着手段により吸気ボックスに固着しなければならず、メインフレームの製造加工に手間がかかる。
【0004】
本発明は、吸気ボックスをメインフレームの構成部材としているモノコック構造の自動二輪車のメインフレームにおいて、製造及び組立が容易に行えるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、前側から順に、操舵用のヘッドパイプ、吸気ボックス及び後部メインフレーム構成部材を備えている自動二輪車のメインフレームにおいて、前記ヘッドパイプと、前記吸気ボックスの少なくとも前部とを、一体の鋳造成形物としている。
【0006】
上記構成によると、吸気ボックスの少なくとも前部と、ヘッドパイプとを、一体の鋳造成形物としているので、ヘッドパイプ及び吸気ボックスの製造及び組立が容易になると共に、エンジン等の各種装備品を取り付けるための取付部も、鋳造成形時に同時に成形でき、加工工数も減らすことができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、前記吸気ボックスは、前部が前記ヘッドパイプと一体の鋳造成形物であり、残りが板金製である。
【0008】
上記構成によると、吸気ボックスの前部に各種取付部を一体に形成することにより、前述のようにヘッドパイプ及び吸気ボックスの前部の製造及び組立が容易に行え、かつ、後部等の残りを板金製とすることにより、重量増加を防ぐことができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、 前記後部メインフレーム構成部材は、左右一対の側フレーム部材であり、該側フレーム部材は、鋳造成形物、ダイカスト成形物又は鍛造成形物である。なお、後部メインフレーム構成部材として用いる前記側フレーム部材は、具体的には、左側のフレーム部材と右側のフレーム部材であるので、左右の両フレーム部材を総称して、「側フレーム部材」としている。
【0010】
上記構成によると、側フレーム部材の鋳造成形時、ダイカスト成形時又は鍛造成形時に、各種装備品の取付部を一体に形成することができ、側フレーム部材の製造が容易になる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エンジン取付部を一体に形成している。
【0012】
上記構成によると、吸気ボックスの鋳造成形時に、エンジン取付部を容易に形成することができる。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、ラジエター取付部を一体に形成している。
【0014】
上記構成によると、吸気ボックスの鋳造成形時に、ラジエター取付部を容易に形成することができる。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エア吸入ダクト接続部を開口している。
【0016】
上記構成によると、吸気ボックスの鋳造成形部分に、吸入ダクト接続部を容易に形成することができる。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の自動二輪車のメインフレームにおいて、前記吸気ボックスの鋳造成形部分に、エアクリーナエレメント挿入口を開口している。
【0018】
上記構成によると、吸気ボックスの鋳造成形部分に、エアクリーナエレメント挿入口を容易に形成することができる。
【発明の効果】
【0019】
要するに本発明によると、自動二輪車のメインフレームにおいて、モノコック構造を採用することにより、車輌のコンパクト化及び材料の節約を行えるのは勿論のこと、吸気ボックス及びヘッドパイプの製造及び組立を容易に行えると共に、エンジンや他の車輌装備品の取付部を、鋳造成形時に簡単に形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1〜図6は本発明の一実施の形態であり、並列4気筒エンジンを搭載した自動二輪車に本発明を適用して例を示しており、これら図面に基づいて説明する。
【0021】
[自動二輪車の全体]
自動二輪車の左側面を示す図1において、車体フレームは、メインフレーム2と後部フレーム3とから主構成されており、前記メインフレーム2は、前端部の操舵用のヘッドパイプ4と、該ヘッドパイプ4から後方に延びる吸気ボックス(エアクリーナボックス)5と、該吸気ボックス5の後端から略下方に延びる左右一対の側フレーム部材(後部メインフレーム構成部材)6を備えており、該側フレーム部材6の下端部にはスイングアームブラケット8が側フレーム部材6と一体的に形成されている。なお、後部メインフレーム構成部材として用いている前記側フレーム部材6は、具体的には、左側のフレーム部材と右側のフレーム部材であるので、左右の両フレーム部材6を総称して、「側フレーム部材6」としている。
【0022】
スイングアームブラケット8のスイングアーム取付ボス部(取付部)10には、後方に延びるスイングアーム11が図示しないピボット軸を介して上下揺動自在に支持され、該スイングアーム11の後端部に後車輪12が支持されている。前車輪14はフロントフォーク15に支持され、フロントフォーク15の上端部に固着された操舵軸16は前記ヘッドパイプ4に回動自在に支持されている。
【0023】
吸気ボックス5の後部の上面から後部フレーム3の前部の上面に亘って燃料タンク17が配設され、燃料タンク17の後部の上面から後部フレーム3の上面に亘って、シート18が配設されている。
【0024】
エンジンEは並列4気筒エンジンであり、メインフレーム2の吸気ボックス5と、側フレーム部材6と、前車輪14で囲まれた空間内に配置されており、シリンダヘッド20の後面に取り付けられた吸気装置(スロットルボディ)21は吸気ボックス5に接続し、シリンダヘッド20の前面に接続された排気管23は、エンジンEの前側を下方に延び、エンジンEの前下端部で後方に湾曲して、エンジンEの下側を後方に延び、後車輪12の左右に配置された排気マフラー25に接続している。エンジンEの前側にはラジエター26が配設されている。
【0025】
[吸気ボックス]
図4はメインフレーム2を左前上方から見た斜視図であり、吸気ボックス5は、中空状に形成されると共に、前後方向の略中間部の平面状の接合部Wを境として、ヘッドパイプ4と一体に鋳造成形された吸気ボックス前部5aと、板金をプレス成形してなる吸気ボックス後部5bとから構成されており、吸気ボックス前部5aと吸気ボックス後部5bとは、前記接合部Wにおいて溶接により接合されている。
【0026】
図3はメインフレーム2の平面図であり、吸気ボックス前部5aは、平面視でヘッドパイプ4から後方に行くにしたがい左右に広がるように形成されており、吸気ボックス前部5aの左右側面には、エア吸入ダクト接続部30が開口し、吸気ボックス前部5aの左側面の前記エア吸入ダクト接続部30の後上側には、接合部Wと概ね平行に、矩形状のエアクリーナエレメント挿入口31が開口している。吸気ボックス後部5bの上面には、吸気装置用ファンネル(吸気ダクト)を挿入するための挿入孔32が左右一対形成されている。
【0027】
図5はメインフレーム2を左下方から見た斜視図であり、吸気ボックス前部5aの下面には、ヘッドパイプ4の近傍位置に、左右一対のラジエター取付ボス部(取付部)34が吸気ボックス前部5aと一体に鋳造成形され、該ラジエター取付ボス部34よりも後方の位置に、左右二対のエンジン取付ボス部(取付部)35が、吸気ボックス前部5aと一体に鋳造成形されている。吸気ボックス後部5bの下面には、4つの吸気ファンネル接続用の開口36が左右方向に並ぶように形成されている。
【0028】
[後部メインフレーム構成部材]
図6は、後部メインフレーム構成部材である左右一対の側フレーム部材6を左後上方から見た斜視図であり、左右一対の側フレーム部材6はダイカスト成形物であり、両側フレーム部材6の上下方向の中間部が、低圧鋳造成形物の中空状のクロス部37により連結されている。該クロス部37の左右両端は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。側フレーム部材6の前端部にはエンジン取付ボス部40が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形され、後端部には後部フレーム取付ボス部(取付部)41が側フレーム部材6と一体にダイカスト成形されている。クロス部37には、左右方向の略中間部にリヤショックアブソーバ(図示せず)の上端部を支持する取付ボス部(取付部)43がクロス部37と一体に鋳造成形されている。クロス部37と、吸気ボックス5の後端部と、左右の側フレーム部材6とで囲まれた空間には、板金製の備品収納ボックス45が配設され、該備品収納ボックス45の上端は吸気ボックス5の後端部に溶接により接合され、左右両側は左右の側フレーム部材6に溶接により接合されている。
【0029】
[備品収納ボックス及びABSユニット取付構造]
図6において、備品収納ボックス45は、バッテリ46とABSユニット47とを収納するために設置されており、備品収納ボックス45の右側面にはバッテリ46挿入用の開口48が形成され、備品収納ボックス45の後面にはABSユニット47挿入用の開口49が形成されている。各開口48、49には、図示しないが各開口48、49を閉塞する蓋が取り付けられる。
【0030】
ABSユニット47は、下面及び前面が、L字状のABSユニット取付ブラケット50の底部及び前部にボルト51により固着され、ABSユニット取付ブラケット50と共に備品収納ボックス45内の左端部に収納される。
【0031】
ABSユニット47の取付構造を説明すると、ABSユニット取付ブラケット50の後端立ち上がり部にはめねじ孔53が形成され、前部の上端部にはダンパー嵌着孔54が形成されている。備品収納ボックス45の後壁の左下端部にはダンパー嵌着孔55が形成され、底壁の左端部には前後一対のダンパー嵌着孔56が形成され、前壁の左上端部にはめねじ孔57が形成されている。備品収納ボックス45の底壁のダンパー嵌着孔56には上方からそれぞれダンパー58が嵌着され、後壁のダンパー嵌着孔55には前方からダンパー59が嵌着され、ABSユニット取付ブラケット50の前部の上端部のダンパー嵌着孔54には、前方からダンパー60が嵌着される。
【0032】
備品収納ボックス45の左端部にABSユニット47と共に収納されるABSユニット取付ブラケット50は、備品収納ボックス45の底壁のダンパー嵌着孔56に嵌着される前後一対の前記ダンパー58上に載置される。備品収納ボックス45の後壁のダンパー嵌着孔55に嵌着されるダンパー59に、後方からカラー62及びボルト63を挿通し、該ボルト63をABSユニット取付ブラケット50の後端立ち上がり部のめねじ孔53に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット50の後部を備品収納ボックス45の後壁に固着する。また、ABSユニット取付ブラケット50の前部の上端部のダンパー嵌着孔54に嵌着されるダンパー60に、前方からカラー62を、後方からボルト65を挿入し、該ボルト65を備品収納ボックス45の前壁のめねじ孔57に螺着することにより、ABSユニット取付ブラケット50の前部を備品収納ボックス45の前壁に固着する。すなわち、前記ABSユニット取付ブラケット50を固着するためのボルト63、65は、いずれも後方から各ダンパー59、60及びダンパー嵌着孔55、54に挿通し、スパナ等の工具により後方から回転操作するようになっている。
【0033】
[スイングアームブラケット]
図6において、側フレーム部材6と一体にダイカスト成形されたスイングアームブラケット8の前端部には、前述のようにスイングアーム取付ボス部(ピボット部)10かスイングアームブラケット8と一体に形成され、後端部には上下一対のステップ取付ボス部68がスイングアームブラケット8と一体に形成され、下端部の前端部にはエンジン取付ボス部70がスイングアームブラケット8と一体に形成されている。左側のエンジン取付ボス部70には前後一対のサイドスタンド取付ボス部74が一体に形成されている。右側のスイングアームブラケット8の下端部の後端には、排気管支持ボス部73がスイングアームブラケット8と一体に形成されている。
【0034】
図5において、左右のスイングアームブラケット8の下端部同士は、低圧鋳造成形物の下側クロス部77により連結されており、該下側クロス部77の左右端は左右のスイングアームブラケット8に溶接により接合されている。下側クロス部77には、左右二対のセンタースタント取付ボス部78が後下方突出状に下側クロス部77と一体に形成されると共に、リヤショックアブソーバの下端部に連結されるリンク機構を支持するリンク取付ボス部80が下側クロス部77と一体に形成されている。
【0035】
[メインフレームへの主要備品の取付]
図2はメインフレーム2の右側面図であり、該メインフレーム2に取り付けられる主な備品を仮想線で示している。この図2において、鋳造成形物の吸気ボックス前部5aの下面に形成されたエンジン取付ボス部35には、下方に延びるエンジン取付ブラケット83がボルトにより固着されており、該エンジン取付ブラケット83の下端部に、エンジンEのシリンダヘッド20の前上端部がボルト(又はピン)により支持され、また、エンジン取付ブラケット83の中間にはサブフレーム取付ボス部84が一体に形成され、該サブフレーム取付ボス部84にはサブフレーム85の前端部がボルト等により連結されている。吸気ボックス前部5aの左右側面に形成されたエア吸入ダクト接続部30にはエア吸入ダクト87が接続され、該エア吸入ダクト87は前方に延び、前端部が図示しないカウリングの前部に開口し、走行風を受け入れるようになっている。
【0036】
吸気ボックス前部5aの下面の前端部に形成されたラジエター取付ボス部34には、ラジエター26の上端部がボルト等により支持され、ラジエター26の下端部は、たとえばステー88等を介してエンジンEに支持されている。
【0037】
吸気ボックス後部5bの下面には、吸気装置21の図示しない吸気ファンネルが接続されている。
【0038】
右側の側フレーム部材6のバッテリ挿入用開口48の前側には、サブフレーム取付ボス部86が側フレーム部材6と一体に形成されており、該サブフレーム取付ボス部86には前記サブフレーム85の後端部がボルト等により連結されている。側フレーム部材6の前端部に形成されたエンジン取付ボス部40には、エンジンEのクランクケースの後上端部がボルト又はピンにより支持されている。側フレーム部材6の後端部に形成された後部フレーム取付ボス部41には、後方へ延びる前記後部フレーム3がボルトにより固着されている。
【0039】
スイングアームブラケット8のスイングアーム取付ボス部10には、前述のようにスイングアーム11の前端部が支持されており、該スイングアーム取付ボス部10の下側に形成されたステップ取付ボス部68には、後方に延びるステップ90がボルトにより固着されている。スイングアームブラケット8の下端部に形成されたエンジン取付ボス部70には、エンジンEのクランクケースの後下端部がボルト又はピンにより支持され、右側のスイングアームブラケット8の下端部に形成された排気管支持ボス部73には、排気管25に設けられた取付片91がボルト等により支持されている。
【0040】
図3において、吸気ボックス前部5aには、左側面のエアクリーナエレメント挿入口31から、左端が開放した台形枠状のエレメントガイド93が挿入され、ボルト96により吸気ボックス前部5a内に固定され、エレメントガイド93の内面の上下端に形成されたレール部93aに沿って、台形状のエアクリーナエレメント94を挿入するようになっており、蓋95で前記エアクリーナエレメント挿入口31を閉じることにより、エアクリーナエレメント94を固定するようになっている。
【0041】
[実施の形態の効果]
(1)図4に示すように、ヘッドパイプ4と吸気ボックス前部5aとを一体鋳造成形物とし、該鋳造成形物の吸気ボックス前部5aに、エア吸入ダクト接続部30及びエアクリーナエレメント挿入口31を形成する共に、図5に示すように、ラジエター取付ボス部34及びエンジン取付ボス部35を一体に形成しているので、従来のように吸気ボックス全体を板金でプレス成形してヘッドパイプに溶接により接続する構造に比べ、ヘッドパイプ4及び吸気ボックス前部5aの製造が簡単に行えると共に、前記各取付ボス部34、35も鋳造成形時に同時に成形でき、メインフレームの加工工程も削減できる。
【0042】
(2)図4に示すように、ヘッドパイプ4と一体に鋳造成成形された吸気ボックス前部5aに、板金製の吸気ボックス後部5bを溶接により接合しているので、従来のように、吸気ボックス全体を板金製で製作する場合に比べ、製作時の溶接長を短くすることができる。
【0043】
(3)図6に示すように、側フレーム部材6と一体に、スイングアームブラケット8をダイカスト成形しているので、従来のように板金製のスイングアームブラケットを溶接により接合する構造に比べ、スイングアームブラケット8の製造が容易になる。また、ダイカスト成形物の側フレーム部材6及びスイングアームブラケット8に、エンジン取付ボス部40、70、後部フレーム取付ボス部41、ステップ取付ボス部68、サブフレーム取付ボス部86(図5)等の各種取付ボス部を、ダイカスト一体成形しているので、従来のように、板金製の側フレーム部材に各種取付ボス部を加工し、あるいは別部材で製作して固着する構造に比べ、製造が容易になる。
【0044】
(4)図5に示すように、スイングアームブラケット8の下端部同士を連結する下側クロス部77を鋳造成形物(低圧鋳造成形物)とし、該下側クロス部77にセンタースタンド取付ボス部78と共にリヤショックアブソーバの下端部に連結されるリンク機構を支持する取付ボス部80を一体成形しているので、前記各種取付ボス部の製造及び加工が容易になる。
【0045】
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、吸気ボックス前部とヘッドパイプとを、鋳造一体成形物としているが、吸気ボックス全体とヘッドパイプとを鋳造一体成形物としてもよい。
【0046】
(2)前記実施の形態では、側フレーム部材をダイカスト成形物としているが、鋳造成形物又は鍛造成形物とすることも可能である。また、パイプ部材を用いることも可能である。
【0047】
(3)前記実施の形態では、上下のクロス部を共に低圧鋳造成形物としているが、パイプ部材を用いることも可能である。
【0048】
(4)吸気ボックスは、エアクリーナエレメントを内蔵するエアクリーナボックスには限定されず、エアクリーナエレメントを備えていない構造とすることも可能である。
【0049】
(5)吸気ボックスの後端に接合される後部メインフレーム構成部材は、前記実施の形態のような左右1対の側フレーム部材に限定はされず、たとえば、左右が一体に形成された部材とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明によるメインフレームを備えた自動二輪車の左側面図である。
【図2】図1の自動二輪車のメインフレームの右側面図である。
【図3】図1の自動二輪車のメインフレームの平面図である。
【図4】図1の自動二輪車のメインフレームを左前上方から見た斜視図である。
【図5】図1の自動二輪車のメインフレームを左下方から見た斜視図である。
【図6】図1の自動二輪車のメインフレームの後部メインフレーム構成部材である側フレーム部材を左後上方から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0051】
2 メインフレーム
4 ヘッドパイプ
5 吸気ボックス
5a 吸気ボックス前部
5b 吸気ボックス後部
6 側フレーム部材(後部メインフレーム構成部材)
8 スイングアームブラケット
10 スイングアーム取付ボス部(スイングアーム取付部)
11 スイングアーム
30 エア吸入ダクト接続部
31 エアクリーナエレメント挿入口
34 ラジエター取付ボス部(ラジエター取付部)
35、40、70 エンジン取付ボス部(エンジン取付部)
41 後部フレーム取付ボス部(後部フレーム取付部)




 

 


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