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発明の名称 車両用荷室構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76467(P2007−76467A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−265708(P2005−265708)
出願日 平成17年9月13日(2005.9.13)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 野村 操 / 鈴木 一也 / 平澤 彰久
要約 課題
トノボードの収納及び設置が容易な車両用荷室構造を得る。

解決手段
トノボード20は、リンク機構18を介して床板22に連結されている。リンク機構18は、トノボード20に取り付けられる取付部材19と、床板22に取り付けられる取付部材21とを備えると共に、取付部材19、21同士を繋ぐ2本の連結シャフト18X、18Yを備えており、四節回転連鎖の構成とされる。このリンク機構18がトノボード20を収納位置と設置位置20Yとの間で移動可能に案内するので、トノボード20の収納及び設置が容易となる。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用荷室に配置され、収納位置と設置位置との間で移動可能なトノボードと、
前記トノボードを前記収納位置と前記設置位置との間で移動可能に案内する案内手段と、
を有することを特徴とする車両用荷室構造。
【請求項2】
前記案内手段は、前記トノボードと車体とを連結して前記トノボードを支持しながら案内するリンク機構であることを特徴とする請求項1記載の車両用荷室構造。
【請求項3】
前記案内手段が前記車両用荷室の側部に設けられて前記トノボードを前記収納位置と前記設置位置との間で案内する案内溝部を備え、前記トノボードが前記案内溝部にスライド移動可能に係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用荷室構造。
【請求項4】
前記トノボードと連動可能とされた仕切部材を有し、前記仕切部材は、前記トノボードが前記設置位置にある状態では前記トノボードより下方にあって前記車両用荷室と前記車両用荷室の前方部とを仕切ることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用荷室構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トノボードが配置される車両用荷室構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用荷室構造においては、荷室に積載された荷物を覆い隠すために、荷室にトノボードを設置している場合がある(例えば、特許文献1参照)。トノボードの設置状態においては、荷室の両側にトノボードを係合させて装架した状態としており、トノボードを収納するためには、トノボードを取り外す必要がある。
【0003】
この従来の車両用荷室構造では、トノボードの収納及び設置が煩雑である。
【特許文献1】特開2003−72467公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事実を考慮して、トノボードの収納及び設置が容易な車両用荷室構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載する本発明の車両用荷室構造は、車両用荷室に配置され、収納位置と設置位置との間で移動可能なトノボードと、前記トノボードを前記収納位置と前記設置位置との間で移動可能に案内する案内手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載する本発明の車両用荷室構造によれば、案内手段がトノボードを収納位置と設置位置との間で移動可能に案内する。
【0007】
請求項2に記載する本発明の車両用荷室構造は、請求項1記載の構成において、前記案内手段は、前記トノボードと車体とを連結して前記トノボードを支持しながら案内するリンク機構であることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載する本発明の車両用荷室構造によれば、リンク機構がトノボードを支持しながら収納位置と設置位置との間で移動可能に案内する。
【0009】
請求項3に記載する本発明の車両用荷室構造は、請求項1記載の構成において、前記案内手段が前記車両用荷室の側部に設けられて前記トノボードを前記収納位置と前記設置位置との間で案内する案内溝部を備え、前記トノボードが前記案内溝部にスライド移動可能に係合する係合部を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載する本発明の車両用荷室構造によれば、トノボードの係合部が案内溝部に係合しながらスライド移動する。これによって、案内溝部は、トノボードを収納位置と設置位置との間で案内する。
【0011】
請求項4に記載する本発明の車両用荷室構造は、請求項1から3のいずれか一項に記載の構成において、前記トノボードと連動可能とされた仕切部材を有し、前記仕切部材は、前記トノボードが前記設置位置にある状態では前記トノボードより下方にあって前記車両用荷室と前記車両用荷室の前方部とを仕切ることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載する本発明の車両用荷室構造によれば、仕切部材は、トノボードと連動可能となっており、トノボードが設置位置にある場合、トノボードの下方における車両用荷室と車両用荷室の前方部とを仕切る。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明の車両用荷室構造によれば、トノボードの収納及び設置が容易にできるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明における車両用荷室構造の第1の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印DNは車両の下方向、矢印FRは車両の前方向、矢印REは車両の後方向を示す。
(第1の実施形態の構成)
図1には、車両用荷室構造10を含む車室内後方部における半断面の斜視図が示されている。図1の切断面は、車幅方向(矢印W方向)の中央線に沿っており、車両用荷室構造10は、前記中央線に対してほぼ左右対称とされている。
【0015】
本実施形態における車両は、3列シートタイプの車両であり、第3列シート13は、可倒式のシートバック13Aを備えている。第3列シート13は、シートバック13Aを起こしてシートクッション13Bに着座可能な使用状態(図3参照)と、シートバック13Aをシートクッション13B上に倒す格納状態(図1参照)とを選択的に取り得る構成となっている。
【0016】
すなわち、図3に示されるように、シートバック13Aを起こすことによって、第3列シート13に乗員が着座する場合に対応できる第1モードとなり、図1に示されるように、シートバック13Aをシートクッション13B上に倒すことによって、第3列シート13が格納状態とされて車両用荷室14が拡大し、大きな荷物の収容に対応できる第2モードとなる。
【0017】
車両内における第3列シート13のシートバック13Aがシートクッション13B上に倒された状態では、第3列シート13のシートバック13Aの背面が荷室床面の一部を形成した状態とされる。
【0018】
図1に示される状態における車両用荷室構造10では、第2列シート12のシートバック12Aの背面側から車両後方(矢印RE方向)に車両用荷室14が形成される。車両用荷室14には、第3列シート13のシートバック13Aよりも車両後方(矢印RE方向)に収納ボックス16が配置されている。この収納ボックス16からは、第3列シート13のシートバック13Aとの隙間を塞ぐように張り出した張出部16Aが形成されている。
【0019】
収納ボックス16上には、トノボード20が配置されており、収納ボックス16の開口部を塞いでいる。トノボード20は、図1に示される状態(第2モード)及び図3に示される状態(第1モード)においては、デッキボードとして使用される。車両用荷室14には、トノボード20上や収納ボックス16内等に荷物を置くことができるようになっている。車両用荷室14内に置かれる荷物は、図示しないバックドアを開けることによって出し入れされる。
【0020】
車両用荷室14に配置されるトノボード20は、図1および図3に示される収納位置20Xと図2に示される状態(第3モード)における設置位置20Yとの間で移動可能とされている。図1に示されるように、トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側には、案内手段としてのリンク機構18が連結されている(図1では、車幅方向(矢印W方向)の右側のリンク機構18のみを図示し、左側のリンク機構は図示を省略している。)。
【0021】
左右一対のリンク機構18は、第3列シート13の車幅方向(矢印W方向)の外側に配置されている。図2に示されるように、リンク機構18は、四節回転連鎖の構成とされ、トノボード20に取り付けられる板状の取付部材19と、車体の一部である床板22に取り付けられる取付部材21とを備えると共に、取付部材19、21同士を繋ぐ2本の連結シャフト18X、18Yを備えている。これにより、リンク機構18は、トノボード20と床板22とを連結している。
【0022】
ここで、取付部材21は、本実施形態では、車体の一部である床板22に直接取り付けられているが、間接物を介して取り付けられてもよく、また、例えば、フレームやボディーパネル等の車体の他の部分に直接又は間接物を介して取り付けられてもよい。
【0023】
2本の連結シャフト18X、18Yの長手方向両側に形成された軸部18A、18B、18C、18Dは、取付部材19、21に軸支されており、これによって、連結シャフト18X、18Yは、車幅方向(矢印W方向)の軸部18A、18B、18C、18D周りを回転移動できるようになっている。
【0024】
本実施形態では、車両前方(矢印FR方向)側に配置される連結シャフト18Xの軸部18A、18B間の距離と、車両後方(矢印RE方向)側に配置される連結シャフト18Yの軸部18C、18D間の距離とが等しい。また、取付部材19に軸支される軸部18Aと軸部18Cとの距離と、取付部材21に軸支される軸部18Bと軸部18Dとの距離とが等しい。
【0025】
すなわち、軸部18Aと軸部18Bとを結ぶ線分と、軸部18Cと軸部18Dとを結ぶ線分とが、平行であり、軸部18Aと軸部18Cとを結ぶ線分と、軸部18Bと軸部18Dとを結ぶ線分とが、平行となっている。このため、本実施形態のリンク機構18は、平行移動機構(平行リンク機構)となっている。
【0026】
図1に示されるように、トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側に取り付けられる取付部材19同士は、車幅方向(矢印W方向)を長手方向として配置される連結部材17によって連結されている。これにより、トノボード20の左右のぐらつきを抑えることができる。
【0027】
図2に示される2本の連結シャフト18X、18Yのうち、車両前方(矢印FR方向)側に配置される連結シャフト18Xには、ダンパー24が取り付けられており、このダンパー24は、下部が車両後方(矢印RE方向)側に延びて取付部材21に支持されている。
【0028】
リンク機構18は、トノボード20を支持しながら、図1に示される収納位置20Xと図2に示される設置位置20Yとの間で移動可能に案内する。リンク機構18の連結シャフト18X、18Yは、トノボード20を収納位置20Xに配置する状態では、図1に示されるように、水平姿勢とされ、トノボード20を設置位置20Yに配置する状態では、図2に示されるように、起立姿勢とされる。
【0029】
また、図1及び図2に示されるように、本実施形態では、トノボード20は、収納位置20X及び設置位置20Yのいずれの位置においても、ボード面が水平となる姿勢で配置されており、移動状態においても、同様にボード面が水平となる姿勢が維持されている。
【0030】
図2に示される設置位置20Yは、車両用荷室14内に置かれた荷物を覆って遮蔽する位置であり、図1に示される収納位置20Xは、本実施形態では、設置位置20Yに比べて車両後方(矢印RE方向)かつ下方であって、荷室床面の一部を構成する位置である。
【0031】
トノボード20が配置される車両用荷室14において、左右の側部を形成するラゲージサイドトリム30には、車両用荷室14側に膨出したホイルハウス32が形成されている。トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側部分は、ホイルハウス32を避けてホイルハウス32の後方側又は上方側に配置されるようになっている。
【0032】
トノボード20には、所定位置(収納位置20X及び設置位置20Yを含む位置)でトノボード20を車両用荷室14の車幅方向(矢印W方向)の両側に係合させるために、ロック機構26が設けられている。ロック機構26は、トノボード20の中央部(図1では、切断面を跨ぐ部分)における中央凹部20A内にレバー27を備える。
【0033】
図4に示されるように、レバー27は、略コ字状とされる。レバー27の両端部には、車幅方向(矢印W方向)に延びてトノボード20(図1参照)に取り付けられる軸27Aが貫通している。レバー27は、この軸27Aの周りを(矢印A方向又は矢印B方向に)回転移動可能とされている。
【0034】
また、レバー27の両端部には、係合爪27Bが形成されている。この係合爪27Bは、レバー27の回転移動により、台形凹部29A内に配置される台形小片28を、車両前後方向(矢印FR方向又は矢印RE方向)に移動させるようになっている。
【0035】
台形小片28の移動状態においては、台形小片28によって台形凹部29Aが車幅方向(矢印W方向)の内側方向又は外側方向へ押圧されるようになっている。台形凹部29Aには、車幅方向(矢印W方向)の外側へ向けて延びるシャフト29Bが連結されており、このシャフト29Bの先端部は、板棒状の係合ロック部29Cとされている。以上の構成により、レバー27を回転移動させることで、係合ロック部29Cを車幅方向(矢印W方向)の外側方向又は内側方向へ移動させるようになっている。
【0036】
図1に示されるように、ラゲージサイドトリム30には、開口部が矩形であって係合ロック部29Cが係合可能な係合凹部34が形成されている。係合凹部34にこの係合ロック部29Cが係合することで、トノボード20を所定位置(収納位置20X及び設置位置20Yを含む位置)にロックすることができる。
【0037】
トノボード20における車両後方(矢印RE方向)側の端部は、下向きに屈曲した屈曲部20Rとされている。トノボード20における車両後方(矢印RE方向)寄りの下面側には、巻取り式のトノカバー36が収納されている。トノカバー36は、車幅方向(矢印W方向)に延びる巻取軸38に巻き取り可能とされると共に、巻取軸38から車両後方(矢印RE方向)に引出し可能となっている。引き出されたトノカバー36は、図示しない係止手段によって係止され、図2に示されるように、車両用荷室14内に置かれた荷物を覆って遮蔽するようになっている。
【0038】
トノボード20における車両前方(矢印FR方向)側の端部は、下向きに屈曲した屈曲部20Fとされている。設置位置20Yにおけるトノボード20の屈曲部20Fの車両後方(矢印RE方向)側には、仕切部材としてのパーテーションボード40の先端部40Aが配置されている。トノボード20の屈曲部20Fは、パーテーションボード40のストッパ用とされている。
【0039】
図1及び図2に示されるように、パーテーションボード40は、第3列シート13のシートバック13Aにおける先端部側(図1及び図2の左側)に連結されている。パーテーションボード40は、第3列シート13のシートバック13Aに比べてやや面積が小さい板状体とされ、シートバック13Aとの連結部における車幅方向(矢印W方向)の軸41の周りを回転移動可能とされている。
【0040】
図1及び図3に示されるように、トノボード20が収納位置20Xにある状態では、パーテーションボード40は、ボード面が第3列シート13のシートバック13Aの背面と面接触した状態で配置されている。また、図2に示されるように、トノボード20が設置位置20Yにある状態では、パーテーションボード40は、起立状態とされ、トノボード20より下方にあって車両用荷室14と車両用荷室14の前方部である乗員室100とを仕切る仕切位置40Yに配置される。仕切位置40Yに配置されたパーテーションボード40は、車両用荷室14にある荷物が乗員室100側へ移動(落下移動を含む)するのを阻止する移動阻止手段となる。
【0041】
図5に示されるように、トノボード20が収納位置20Xにある状態においては、パーテーションボード40は、車幅方向(矢印W方向)の外側でトノボード20寄りとなる部分がリンク機構18の連結シャフト18Xの一部と面接触している。これにより、連結シャフト18Xが起立姿勢(図2参照)となる方向へ向けて回転移動すると、パーテーションボード40は、連結シャフト18Xによって下方から押圧されて持ち上げられ、図2に示される仕切位置40Yへ向けて軸41周りを回転移動することになる。このため、パーテーションボード40は、トノボード20と連動可能とされ、トノボード20の設置位置20Yへの移動に連動して仕切位置40Yへ向けて移動するようになっている。
(第1の実施形態の操作手順及び作用)
次に、上記実施形態の操作手順及び作用を説明する。
【0042】
図3に示される状態(第1モード)から図1に示される状態(第2モード)へ移行する場合には、第3列シート13のシートバック13Aをシートクッション13B上に倒す。第3列シート13のシートバック13Aが倒されると、パーテーションボード40は、これに追従して起立姿勢から水平姿勢へ移行する。
【0043】
なお、リンク機構18は、第3列シート13のシートバック13Aとは連結されていないので、第3列シート13とは連動しない。また、トノボード20は、ロック機構26により係合ロック部29Cを係合凹部34に係合させて収納位置20Xに保持させておく。
【0044】
次に、図1に示される状態(第2モード)から図2に示される状態(第3モード)へ移行する場合には、まず、レバー27を回転移動させてトノボード20をロック解除、すなわち、係合ロック部29Cを係合凹部34から係合解除させる。次に、トノボード20を把持しながら上方へ引き上げると、トノボード20は、リンク機構18に支持されて案内されながら、収納位置20X(図1参照)から設置位置20Yへスムーズに移動する。
【0045】
このとき、トノボード20の移動に伴う連結シャフト18X、18Yの上方への回転移動によって、パーテーションボード40は、連結シャフト18Xに下から押圧され、図2に示される仕切位置40Yへ向けて軸41の周りを上方へ回転移動する。
【0046】
トノボード20が設置位置20Yに至ったら、レバー27を回転移動させてトノボード20をロック、すなわち、係合ロック部29Cと係合凹部34とを係合させる。この状態において、パーテーションボード40は、仕切位置40Yに配置され、トノボード20の屈曲部20Fによって車両前方(矢印FR方向)側への移動が阻止される。
【0047】
このように、トノボード20を設置位置20Yに配置したときに、パーテーションボード40が仕切位置40Yに配置されることで、乗員室100と車両用荷室14との間に別途仕切りを設けなくても、車両用荷室14の荷物が乗員室100側に移動するのを阻止することができる。
【0048】
次に、図2に示される状態(第3モード)から図1に示される状態(第2モード)へ移行する場合には、まず、レバー27を回転移動させてトノボード20をロック解除、すなわち、係合ロック部29Cを係合凹部34から係合解除させる。次に、トノボード20を把持しながら収納位置20Xの方向へ向けて引くと、トノボード20は、リンク機構18に支持されて案内されながら、設置位置20Y(図2参照)から収納位置20Xへスムーズに移動する。
【0049】
このとき、トノボード20の移動に伴ってパーテーションボード40を支持する連結シャフト18Xが下方へ向けて回転移動するので、パーテーションボード40は、連結シャフト18Xに追従しながら、図1に示される水平姿勢の位置へ向けて軸41の周りを下方へ回転移動する。
【0050】
トノボード20が収納位置20Xに至ったら、レバー27を回転移動させてトノボード20をロック、すなわち、係合ロック部29Cと係合凹部34とを係合させる。この状態において、パーテーションボード40は、第3列シート13のシートバック13Aの裏面とボード面が面接触する水平姿勢の位置に配置される。
【0051】
以上のように、トノボード20の移動をリンク機構18が案内するので、トノボード20の収納及び設置が容易になり、位置セット合わせも簡単にできる。また、トノボード20の収納スペースを別途設ける必要がなくなる。さらに、従来煩わしかったデッキユーティリティー等が格段に向上して車両用荷室14の使用性及び見栄えを向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、車両用荷室構造の第2の実施形態を図6及び図7に基づき説明する。第2の実施形態は、連結シャフトが1本の構成である点が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0052】
図6及び図7に示されるように、リンク機構48は、トノボード20に取り付けられる板状の取付部材49と、床板22に取り付けられる取付部材47とを備えると共に、取付部材49、47を繋ぐ連結シャフト48Xを備える。これにより、リンク機構48は、トノボード20と床板22とを連結している。
【0053】
連結シャフト48Xの長手方向両側に形成された軸部48A、48Bは、取付部材49、47に軸支されており、これによって、連結シャフト48Xは、車幅方向(矢印W方向)の軸部48A、48B周りに回転移動できるようになっている。トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側に取り付けられる取付部材49同士は、車幅方向(矢印W方向)を長手方向として配置される連結部材17によって連結されている。これにより、トノボード20の左右のぐらつきを抑えることができる。連結シャフト48Xには、ダンパー24が取り付けられており、このダンパー24は、下部が車両後方(矢印RE方向)側に延びて取付部材47に支持されている。
【0054】
このような構成としても、トノボード20の移動をリンク機構48が案内するので、トノボード20の収納及び設置が容易になる。
【0055】
なお、トノボード20の設置位置20Yに対応するラゲージサイドトリム30の位置に、トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側を支持する支持部を別途設けてもよい。
(第3の実施形態)
次に、車両用荷室構造の第3の実施形態を図8〜図10に基づき説明する。第3の実施形態は、ホイルハウス32がアームレスト部32Aとホイルハウス部32Bとに分離可能とされ、ホイルハウス32のアームレスト部32Aがトノボード20の移動に連動して移動する点、及び、トノボード20が設置位置20Yにある状態で隙間埋めカバー60がリンク機構48の出入り部を塞ぐ点等が特徴である。なお、第1、第2実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
【0056】
図8に示されるように、第3列シート13のシートバック13Aが倒された状態において、リンク機構48は、第3列シート13の側方(車幅方向(矢印W方向)の外側)に格納される。このリンク機構48の上方は、パーテーションボード40の一部によって覆われており、パーテーションボード40における車幅方向(矢印W方向)の側端部は、ホイルハウス32のホイルハウス部32Bの至近距離に配置される。
【0057】
ここで、本実施形態では、パーテーションボード40の幅寸法(車幅方向(矢印W方向)の寸法)は、第3列シート13のシートバック13Aの幅寸法(車幅方向(矢印W方向)の寸法)に比べて長く、トノボード20の幅寸法(車幅方向(矢印W方向)の寸法)にほぼ等しくなっている。
【0058】
リンク機構48の連結シャフト48Xの先端側(図8の右側)には、補助支持部48Sが延出しており、補助支持部48Sの先端部は、厚板状の取付部材49の長溝49Aに移動可能に連結されている。図9に示されるように、トノボード20が設置位置20Yにある状態では、補助支持部48Sの先端部が長溝49Aの末端部に当たって取付部材49の上面49Bを水平状態に維持するようになっている。
【0059】
また、トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側に取り付けられる取付部材49同士は、車幅方向(矢印W方向)を長手方向として配置される連結部材17によって連結されている。これにより、トノボード20の左右のぐらつきを抑えることができる。
【0060】
図8に示されるように、リンク機構48の車両前方(矢印FR方向)には、ギアユニットボックス50が配置されている。ギアユニットボックス50は、ホイルハウス32のホイルハウス部32B内に入り込んでおり、車両前方(矢印FR方向)に向けられた傾斜面50Aがホイルハウス32のアームレスト部32Aと対向している。
【0061】
図10には、ギアユニットボックス50内及びギアユニットボックス50の周囲部における概略構成が示されている。図10に示されるように、ギアユニットボックス50内には、互いに噛み合う位置に配置された大径の第1ギア51及び小径の第2ギア52が配置されている。
【0062】
第1ギア51は、第1ギア51よりも大径のリンク側ギア48Gと噛み合っている。リンク側ギア48Gは、取付部材47に軸支された連結シャフト48Xの軸部48Bに同軸的に固着されており、連結シャフト48Xの回転移動に伴って回転するようになっている。
【0063】
第2ギア52は、ラック32Zと噛み合っている。ラック32Zは、ギアユニットボックス傾斜面50Aに対向してアームレスト部32Aに形成されている。第2ギア52がラック32Zと噛み合いながら回転することで、アームレスト部32Aがギアユニットボックス傾斜面50A及びホイルハウス部32Bの傾斜面32Cに沿って上下移動するようになっている。
【0064】
図8及び図9に示されるように、ホイルハウス部32Bにおける車両後方(矢印RE方向)寄りの上部には、アームレスト部32Aを持ち上げるための持上用リンク54が取り付けられている。持上用リンク54は、略コ字状とされ、両端部54Aがホイルハウス部32Bに連結されて車幅方向(矢印W方向)の軸55の周りを回転できるようになっている。持上用リンク54の中間部54Bは、車幅方向(矢印W方向)に延びてアームレスト部32Aの下面に係合され、図9に示されるように、アームレスト部32Aが上昇した状態では、アームレスト部32Aを下方から支持するようになっている。
【0065】
図8に示されるように、連結シャフト48Xの下方には、矩形板状の隙間埋めカバー60が配置されている。図9に示されるように、隙間埋めカバー60は、トノボード20が設置位置20Yにある状態では、リンク機構48の出入り部(第3列シート13のシートバック13Aとホイルハウス部32Bとの間の隙間)を塞ぐように配置される。
【0066】
隙間埋めカバー60は、車両前方(矢印FR方向)寄り部分が連結シャフト56の一方端部に連結されており、連結シャフト56に対して車幅方向(矢印W方向)の軸56Aの周りを回転移動可能とされている。連結シャフト56の他方端部は、連結シャフト48Xに固着されている。また、隙間埋めカバー60における車両後方(矢印RE方向)寄り部分は、連結シャフト58の一方端部に連結されており、隙間埋めカバー60は、連結シャフト58に対して車幅方向(矢印W方向)の軸58Aの周りを回転移動可能とされている。連結シャフト58の他方端部は、取付部材47に連結され、連結シャフト58は、取付部材47に対して車幅方向(矢印W方向)の軸58Bの周りを回転移動可能とされている。
【0067】
次に、第3の実施形態の作用を説明する。
【0068】
図8に示される収納位置20Xにあるトノボード20を把持しながら引き上げると、トノボード20は、リンク機構48に支持されて案内されながら、収納位置20Xから設置位置20Y(図9参照)へスムーズに移動する。
【0069】
このとき、トノボード20の移動に伴う連結シャフト48Xの上方への回転移動によって、図10に示されるリンク側ギア48G、第1ギア51、及び、第2ギア52が連動して回転する。ここで、第2ギア52がラック32Zと噛み合いながら回転することで、アームレスト部32Aがギアユニットボックス傾斜面50A及びホイルハウス部32Bの傾斜面32Cに沿って上方へ移動する。
【0070】
図9に示されるように、アームレスト部32Aの上方への移動に伴い、持上用リンク54が軸55周りに起立姿勢となる方向へ向けて回転移動し、トノボード20が設置位置20Yに配置された状態では、持上用リンク54は、アームレスト部32Aを下方から支持する。
【0071】
ここで、設置位置20Yにあるトノボード20は、図8に示されるトノボード20が収納位置20Xにある状態でのアームレスト部32Aよりも高い位置に配置される。しかし、図9に示されるように、トノボード20の上昇に連動してアームレスト部32Aも上昇し、アームレスト部32Aは、設置位置20Yのトノボード20の位置よりも若干高い位置に配置されるので、パーテーションボード40の車幅方向(矢印W方向)の外側を通路として車両用荷室14から乗員室100(図1参照)へ荷物が入り込むのを阻止することができる。
【0072】
また、トノボード20の移動に伴う連結シャフト48Xの上方への回転移動によって、連結シャフト56が起立姿勢となる方向へ向けて変位するので、隙間埋めカバー60が上昇し、トノボード20が設置位置20Yにある状態では、リンク機構48の出入り部(第3列シート13のシートバック13Aとホイルハウス部32Bとの間の隙間)を水平状態となる姿勢で塞ぐ。これによって、車両用荷室14内の荷物が、第3列シート13のシートバック13Aとホイルハウス部32Bとの間の隙間から落下するのを防ぐことができる。
【0073】
なお、トノボード20が設置位置20Yにある状態では、補助支持部48Sの先端部が長溝49Aの末端部に当たって取付部材49の上面49Bを水平状態に維持し、トノボード20の姿勢を水平に維持する。
(第4の実施形態)
次に、車両用荷室構造の第4の実施形態を図11に基づき説明する。第3の実施形態は、ギア機構によってアームレスト部32Aがトノボード20の移動に連動して移動する形態について説明したが(図10参照)、第4の実施形態は、リンク機構によってアームレスト部32Aがトノボード20の移動に連動して移動する形態である。なお、他の構成については、第1〜第3の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0074】
図11に示されるように、連結シャフト48Xには、延長部材62が固定されており、この延長部材62は、連結シャフト48Xの取付部材47との連結部分付近から車幅方向に直角な方向に延びている。
【0075】
延長部材62の先端部には、車幅方向を軸方向とする軸62Aが設けられ、この軸62Aは、連結部材64の一端部側に形成された長孔64A内に入り込んで移動することができるようになっている。連結部材64は、中間部が屈曲した屈曲部64Zとされており、長孔64Aは、連結部材64の一端部側から屈曲部64Z側へ向かう方向へ延びている。
【0076】
連結部材64は、屈曲部64Zにおける車幅方向の軸64B周りを回転可能となっている。ここで、軸64Bは、車体(図示省略)に軸支されており、車両における上下前後方向には移動しないようになっている。延長部材62の他方側先端部は、アームレスト部32Aに連結されており、車幅方向の軸64C周りを回転移動可能となっている。
【0077】
以上の構成により、トノボード20(図8等参照)の移動に伴って連結シャフト48Xが軸部48Bの周りを回転移動すると、連結部材64における車両前方(矢印FR方向)側が軸64Bを中心として上下方向に回転移動し、これに連動してアームレスト部32Aが上下に移動するようになっている。
(第5の実施形態)
次に、車両用荷室構造の第5の実施形態を図12から図15に基づき説明する。第5の実施形態は、トノボード20がガイドレールに沿って収納位置20Xと設置位置20Yとの間で移動する形態である。他の構成については、第1〜第4の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0078】
図12に示されるように、ラゲージサイドトリム30には、2本のガイドレール66が設けられており、ガイドレール66には、案内溝部66Aが形成されている。ガイドレール66は、ホイルハウス32の車両後方(矢印RE方向)側からホイルハウス32の車両上方(矢印UP方向)側へ向けて延びており、案内溝部66Aは、トノボード20を収納位置20Xと設置位置20Yとの間で案内するように形成されている。
【0079】
トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の両側の側端部20Sには、それぞれ係合部としての係合ピン68が2本ずつ設けられており、これらの係合ピン68は、案内溝部66Aにスライド移動可能に係合するようになっている。
【0080】
図13から図15に示されるように、車両前方(矢印FR方向)の係合ピン68には、案内溝部66Aを貫通する突起部68Aが突出形成されており、突起部68Aには、案内溝部66Aから突き出した部分にワイヤ70が取り付けられている。
【0081】
図13に示されるように、ワイヤ70は、中間部が折返しピン72に掛けられて下方へ折り返され、先端部が巻取軸74に取り付けられている。折返しピン72は、ラゲージサイドトリム30(図12参照)の内側に設けられ、車両前方(矢印FR方向)側に配置される案内溝部66Aの終端部66Z(最上部かつ最前部)よりも、車両上方(矢印UP方向)でかつ車両前方(矢印FR方向)に配置される。巻取軸74は、駆動手段としてのモータ76の軸部76Aに固定されており、モータ76の駆動によって回転(正転又は逆転)できるようになっている。
【0082】
トノボード20を収納位置20Xから設置位置20Y(図12参照)へ移動させる場合には、モータ76を正転させると、ワイヤ70が巻取軸74に巻き取られて係合ピン68の突起部68Aを上方へ引っ張る。これによって、トノボード20は、係合ピン68が案内溝部66Aに案内されながら、収納位置20Xから設置位置20Y(図12参照)へスムーズに移動する。
【0083】
一方、トノボード20を設置位置20Y(図12参照)から収納位置20Xへ移動させる場合には、モータ76を逆転させると、ワイヤ70が巻取軸74から巻き出される。これによって、トノボード20は、自重により係合ピン68が案内溝部66Aに案内されながら、設置位置20Y(図12参照)から収納位置20Xへスムーズに移動する。
【0084】
ここで、トノボード20の車両後方(矢印RE方向)側寄りには、トノカバー36が収納されているため、トノボード20の下降時には、トノボード20は、トノカバー36の荷重によって車両後方(矢印RE方向)側が下がった状態で移動することになる。
【0085】
なお、上記第5の実施形態では、モータ76の駆動力によって、トノボード20を案内溝部66Aに案内させながら移動させているが、モータ76を配置せずに、手動でトノボード20を案内溝部66Aに案内させながら移動させる構成にしてもよい。
(第6の実施形態)
次に、車両用荷室構造の第6の実施形態を図16に基づき説明する。第6の実施形態は、第5の実施形態の車両後方側の係合ピン68(図13参照)を、図16に示す係合ピン69のように、引き込み可能にした点が特徴であり、他の構成については、第5の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0086】
図16に示されるように、トノボード20には、第1の実施形態で説明したロック機構26(図4等参照)とほぼ同様の構成の出没機構126が設けられている。この出没機構126は、第1の実施形態におけるロック機構26の係合ロック部29C(図1及び図4参照)が、係合ピン69に置き換えられたものであり、ロック機構26と同様の構成については、説明を省略し、同一符号を付す。係合ピン69は、案内溝部66Aにスライド移動可能に係合するようになっている。
【0087】
ここで、少なくとも、トノボード20を収納位置20Xと設置位置20Y(図13参照)との間で移動させる場合には、係合ピン69をトノボード20の外側へ向けて突出させることになる。
【0088】
また、トノボード20を収納位置20Xに配置した後、係合ピン69をトノボード20の内側へ引っ込めると、車両前方(矢印FR方向)側の係合ピン68を軸としてトノボード20を回転移動することができるので、床下、すなわち、トノボード20の下方の収納ボックス16への荷物の出し入れが容易になる。
【0089】
なお、実施形態におけるロック機構26、出没機構126では、レバー27を持ち上げると、係合ロック部29Cや係合ピン69がトノボード20の内側へ引っ込み、レバー27を下げると、係合ロック部29Cや係合ピン69がトノボード20の外側へ向けて突出する構造となっているが、レバー27を持ち上げると、係合ロック部29Cや係合ピン69がトノボード20の外側へ向けて突出し、レバー27を下げると、係合ロック部29Cや係合ピン69がトノボード20の内側へ引っ込む構造としてもよい。
(他の実施形態)
なお、他の実施形態である図17に示されるように、第5の実施形態における係合ピン68の軸周りに回転可能なローラ78を配置し、このローラ78が回転しながら案内溝部66A(図12等参照)内をスライド移動するような構成としてもよい。図17に示される形態では、図17(B)に示されるように、係合ピン68の先端部にローラ78の抜け止め用として抜止部68Zが形成されている。
【0090】
ローラ78は、すべての係合ピン68に取り付けてもよいし、車両前方(矢印FR方向)側の係合ピン68のみに取り付けてもよく、また、車両後方(矢印RE方向)側の係合ピン68のみに取り付けてもよい。
【0091】
また、他の実施形態である図18に示されるように、第5の実施形態における係合ピン68の軸周りに、案内溝部66Aの形状に沿う形状(円弧状)のスライド部材80を回転可能に配置し、このスライド部材80が係合ピン68の軸周りを回転しながら案内溝部66A(図12等参照)内をスライド移動するような構成としてもよい。図18に示される形態では、図18(B)に示されるように、スライド部材80に貫通孔80Aを形成し、この貫通孔80Aに係合ピン68を挿入する構成となっている。
【0092】
これらのような構成とすることで、トノボード20は、よりスムーズに案内溝部66Aに沿ってスライド移動することができる。
【0093】
なお、上記の第1の実施形態等では、トノボード20における車幅方向(矢印W方向)の中央部に設けられたレバー27によって、トノボード20のロック及びロック解除を行っていたが、トノボード20の車幅方向(矢印W方向)の外側寄り部分に、サイドロックノブを設けてトノボード20のロック及びロック解除を行う等のように、他のロック機構によりロック及びロック解除を行う構成としてもよい。
【0094】
また、上記の実施形態では、手動又はモータ駆動によりトノボードを移動させる場合について説明したが、例えば、サイドロックノブを設けてトノボードをサイドトリムへ係合させ、ノブを引き上げることによって係合を解除してトノボードをサイドトリムから開放し、ガススプリング等の持上げ力補助手段の助力によってトノボードを小さな操作力で移動させる等のような他の移動用の補助手段や他の移動用手段を適用してもよい。
【0095】
さらに、トノボードの案内機構は、上記実施形態の場合に限定されず、案内手段が車両用荷室の側部に設けられてトノボードを収納位置と設置位置との間で案内する連続した案内凸部を備え、トノボードがこの案内凸部にスライド移動可能に係合する係合溝部を車幅方向の両側部に備える等のような他の案内機構としてもよい。
【0096】
なお、上記第3〜第6の実施形態においては、設置位置20Yに配置されたトノボード20を一時固定するための構造の説明を省略したが、設置位置20Yに配置されたトノボード20を、ラゲージサイドトリム30等のような車両用荷室14の側部に、一時固定するための一時固定手段が別途設けられる。この一時固定手段には、第1、第2の実施形態で示されたロック機構26及び係合凹部34を適用してもよい。
【0097】
また、上記実施形態では、車両用荷室構造が3列シートタイプの車両に適用される場合を例に挙げて説明したが、車両用荷室構造が適用される車両は、例えば、2列シートタイプの車両等のような他の車両であってもよい。2列シートタイプの車両の場合には、例えば、リヤシート(2列目のシート)が車両前後方向を長手方向とするレールに沿ってスライド移動(所謂ロングスライド)して後方で折り畳まれるものであってもよい。また、他の例として、リヤシートが所謂ロングスライドしないタイプで、リヤシートの後方がデッキ面とされる2列シートタイプの車両であってもよく、この場合、パーテーションボード(40)は、デッキ面に回動自在に固定される。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが収納位置にある状態を示す半断面の斜視図である(第3列シートの格納後の状態を示す。)。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが設置位置にある状態を示す半断面の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが収納位置にある状態を示す半断面の斜視図である(第3列シートの格納前の状態を示す。)。
【図4】本発明の第1実施形態におけるロック機構を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるトノボードが収納位置にある状態での連結シャフトとパーテーションボードとの位置関係を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが収納位置にある状態を示す半断面の斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが設置位置にある状態を示す半断面の斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが収納位置にある状態を示す半断面の斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが設置位置にある状態を示す半断面の斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態におけるアームレスト上部の移動機構を示す概略構成図である。
【図11】本発明の第4実施形態におけるアームレスト上部の移動機構を示す概略構成図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る車両用荷室構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードの移動機構を示す概略斜視図である(ラゲージサイドトリムを透視して示す。)。
【図14】本発明の第5実施形態に係る車両用荷室構造において、係合ピンが案内溝部に係合した状態を示す断面図である(図13の14L−14L線断面における案内溝部を示す。)。
【図15】本発明の第5実施形態に係る車両用荷室構造において、係合ピンにワイヤが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第6実施形態に係る車両用荷室構造において、トノボードが収納位置にある状態を示す斜視図である。
【図17】本発明の他の実施形態(係合ピンにローラを取り付けた形態)に係る車両用荷室構造を示す図である。図17(A)は、斜視図を示す。図17(B)は、断面図を示す(図17(A)の17B−17B線断面に相当する。)。
【図18】本発明の他の実施形態(係合ピンにスライド部材を取り付けた形態)に係る車両用荷室構造を示す図である。図17(A)は、斜視図を示す。図18(A)は、係合ピン及びスライド部材を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0099】
10 車両用荷室構造
14 車両用荷室
18 リンク機構(案内手段)
20 トノボード
20X 収納位置
20Y 設置位置
22 車体
40 パーテーションボード(仕切部材)
48 リンク機構(案内手段)
66A 案内溝部(案内手段)
68 係合ピン(係合部)
69 係合ピン(係合部)
78 ローラ(係合部)
80 スライド部材(係合部)
100 乗員室(前方部)




 

 


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