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発明の名称 作業車両の盗難防止装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−230417(P2007−230417A)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
出願番号 特願2006−55821(P2006−55821)
出願日 平成18年3月2日(2006.3.2)
代理人 【識別番号】100079131
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 暁夫
発明者 中村 正己
要約 課題
盗難防止機構を簡単に設置できるものでありながら、作業車両の盗難を簡単に防止できる作業車両の盗難防止装置を提供するものである。

解決手段
前車輪3及び後車輪4を備えた走行機体2にエンジン5を搭載してなる作業車両において、オペレータが操作するキースイッチ部41のエンジン始動スイッチ45と、エンジン5を始動するスタータ作動部としてのスタータリレー46との間に、オンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチ50を接続しているものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車輪を備えた走行機体にエンジンを搭載してなる作業車両において、
オペレータが操作するキースイッチ部のエンジン始動スイッチと、エンジンを始動するスタータ作動部との間に、オンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチを接続していることを特徴とする作業車両の盗難防止装置。
【請求項2】
前記エンジン始動規制スイッチはオペレータの操作にてオン維持され、前記キースイッチ部の運転スイッチのオン作動によって前記エンジン始動規制スイッチをオフに復帰させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置。
【請求項3】
オペレータが座乗する操縦座席の下方側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置。
【請求項4】
オペレータが搭乗するステップ上のステップシートの下面側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置。
【請求項5】
前記エンジンを内蔵するボンネット、または操縦ハンドルを有する運転操作部の少なくともいずれか一方に、社名または車種等を表示するロゴマークまたはマスコットを回動可能に配置し、前記ロゴマークまたはマスコットに前記エンジン始動規制スイッチを組付けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農作業に使用されるトラクタ又は土木作業に使用されるホィルローダ等の作業車両において、走行車輪を備えた走行機体にエンジンを搭載し、オペレータのキースイッチ部の操作によってエンジンを始動するようにした作業車両の盗難防止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般に、前記したトラクタ又はホィルローダ等の作業車両において、操縦ハンドルを有する運転操作部に、キースイッチを設けて、オペレータがキースイッチを操作してエンジンを始動するように構成している。
【0003】
この場合、従来の作業車両においては、エンジンキー本体に、IDコードが記録されたチップを埋め込み、エンジンキーが正規のエンジンキーか不正規のエンジンキーかを判断し、正規のエンジンキーによってエンジンが始動された場合、通常走行ができる。即ち、不正規のエンジンキーではエンジンが始動されても、通常走行ができず、作業車両の盗難を防止できるという構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−98900号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来技術は、正規のエンジンキーを使用することなくエンジンが始動された場合、例えばキースイッチのバッテリ接続側の電気配線と、エンジン始動側の電気配線とが直接的に接続されて、エンジンが始動された場合、作業車両の通常の作業走行が不能になるが、エンジンを停止した状態で接地させるバケット等がない作業車両では、エンジンがアイドリング回転に保持されても、トラックの荷台にその作業車両を移動させることが可能であり、トラックの荷台に作業車両を積込んで搬送できるから、前記作業車両の盗難を簡単に防止できない等の問題がある。
【0005】
本発明の目的は、盗難防止機構を簡単に設置できるものでありながら、作業車両の盗難を簡単に防止できる作業車両の盗難防止装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明の作業車両の盗難防止装置には、走行車輪を備えた走行機体にエンジンを搭載してなる作業車両において、オペレータが操作するキースイッチ部のエンジン始動スイッチと、エンジンを始動するスタータ作動部との間に、オンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチを接続しているものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置において、前記エンジン始動規制スイッチはオペレータの操作にてオン維持され、前記キースイッチ部の運転スイッチのオン作動によって前記エンジン始動規制スイッチをオフに復帰させるように構成したものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置において、オペレータが座乗する操縦座席の下方側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置において、オペレータが搭乗するステップ上のステップシートの下面側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したものである。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両の盗難防止装置において、前記エンジンを内蔵するボンネット、または操縦ハンドルを有する運転操作部の少なくともいずれか一方に、社名または車種等を表示するロゴマークまたはマスコットを回動可能に配置し、前記ロゴマークまたはマスコットに前記エンジン始動規制スイッチを組付けたものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、走行車輪を備えた走行機体にエンジンを搭載してなる作業車両において、オペレータが操作するキースイッチ部のエンジン始動スイッチと、エンジンを始動するスタータ作動部との間に、オンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチを接続しているものであるから、例えばキースイッチ部のバッテリ接続側の電気配線と、前記エンジンの始動側の電気配線とが直接的に接続されても、前記エンジン始動規制スイッチがオン操作されていない場合、前記エンジンが始動することがなく、例えば圃場または納屋からトラクタ等の作業車両が搬出されず、その作業車両の盗難を防止できる。また、例えば操縦座席の下方側、またはステップシートの下面側、またはロゴマークまたはマスコット等の内部に、前記エンジン始動規制スイッチを低コストで簡単に設置できる。即ち、前記エンジン始動規制スイッチ等の盗難防止機構を簡単に設置でき、且つ作業車両の盗難を簡単に防止できるものである。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、前記エンジン始動規制スイッチはオペレータの操作にてオン維持され、前記キースイッチ部の運転スイッチのオン作動によって前記エンジン始動規制スイッチをオフに復帰させるように構成したものであるから、オペレータが前記エンジン始動規制スイッチをオン操作して、前記キースイッチ部を操作して前記エンジンを始動後、前記キースイッチ部が連続運転に切換えられた場合、前記エンジン始動規制スイッチを自動的にオフに復帰できる。例えば圃場での作業等が終了して前記エンジンを停止したとき、オペレータが前記エンジン始動規制スイッチのオフ操作を忘れても、次に前記エンジンを始動するときに、オペレータが前記エンジン始動規制スイッチをオン操作するまで、前記エンジン始動規制スイッチを必ずオフの状態で待機させることができ、作業車両の盗難を簡単に防止できるものである。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、オペレータが座乗する操縦座席の下方側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置に前記エンジン始動規制スイッチを低コストで簡単に設置できるものである。
【0014】
請求項4に係る発明によれば、オペレータが搭乗するステップ上のステップシートの下面側に前記エンジン始動規制スイッチを配置したものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置に前記エンジン始動規制スイッチを低コストで簡単に設置できるものである。
【0015】
請求項5に係る発明によれば、前記エンジンを内蔵するボンネット、または操縦ハンドルを有する運転操作部の少なくともいずれか一方に、社名または車種等を表示するロゴマークまたはマスコットを回動可能に配置し、前記ロゴマークまたはマスコットに前記エンジン始動規制スイッチを組付けたものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置に前記エンジン始動規制スイッチを低コストで簡単に設置できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を、作業車両としての農作業用トラクタに適用した場合の図面について説明する。図1はトラクタの側面図、図2は同平面図、図3は第1実施形態を示す電気回路図、図4は第2実施形態を示す電気回路図である。
【0017】
図1及び図2に示されるように、トラクタ1は、走行機体2を左右一対の前車輪3と同じく左右一対の後車輪4とで支持し、前記走行機体2の前部に搭載したエンジン5にて前記両後車輪4及び両前車輪3を駆動することにより、前後進走行するように構成されている。走行機体2は、前バンパ6及び前車軸ケース7を有するエンジンフレーム8と、エンジン5から出力された動力を継断するためのメインクラッチ9を有するクラッチハウジング10と、エンジン5の回転を適宜変速して前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達するためのミッションケース11と、クラッチハウジング10にミッションケース11を連結するためのミッション前面ケース12と、クラッチハウジング10の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される左右一対のステップフレーム13とからなる。エンジンフレーム8の後端側がエンジン5の左右外側面に連結されている。エンジン5の後面側にはクラッチハウジング10の前面側が連結されている。クラッチハウジング10の後面側には、ミッション前面ケース12を介してミッションケース11の前面側が連結されている。
【0018】
エンジン5はボンネット14にて覆われる。また、クラッチハウジング10の上面には、操縦コラム15が立設されている。前記両前車輪3を左右に動かすことによってかじ取りするようにした操縦ハンドル16が操縦コラム15の上面側に配置されている。ミッションケース11の上面には、操縦座席17が配置されている。また、両前車輪3は、前車軸ケース7を介してエンジンフレーム8に取付けられている。両後車輪4は、前記ミッションケース8に対して、当該ミッションケース8の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される後車軸ケース(図示省略)を介して取付けられている。
【0019】
前記ミッションケース11の上面には、前記走行機体2の後部に連結される耕うん機等の作業機19を昇降動するための油圧式の作業機用昇降機構20が着脱可能に取付けられている。さらに、前記ミッションケース11の後側面には、作業機19に駆動力を伝えるためのPTO軸21が後向きに突出するように設けられている。作業機19は、ミッションケース11の後部に、一対の左右ロワーリンク22及びトップリンク23からなる3点リンク機構24を介して連結されている。
【0020】
ミッション前面ケース12の前側面には、後述する静油圧式無段変速機(HST)25が配置されている。静油圧式無段変速機25は、クラッチハウジング10の後部に内設されている。メインクラッチ9から後ろ向きに突出する主動軸26を介して、前記エンジン5の回転を無段変速機25に伝達し、次いで、ミッションケース11の副変速ギヤ機構(図示省略)にて適宜変速して、前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達する。また、主動軸26からの前記エンジン5の回転をミッションケース11のPTO変速ギヤ機構(図示省略)にて適宜変速して、PTO軸21に伝達することになる。
【0021】
図1及び2を参照して、操縦座席8のオペレータが操作する操縦部の構造を説明する。ステップフレーム13の上面には、合成ゴム製の平坦なステップシート27が張設されている。操縦座席8の前方のステップフレーム13から操縦コラム15が突出され、操縦コラム15より右方のステップシート27の上面には、左右の後車輪制動用ブレーキ機構を作動させる左右のブレーキペダル30,31が配置されている。また、操縦コラム15より左方のステップシート27の上面には、上述したメインクラッチ9を切り操作するクラッチペダル32が配置されている。
【0022】
次に、図3を参照して、本発明のトラクタ1の盗難防止機構の第1実施形態を説明する。上述したエンジン5を始動するためのバッテリ40を備える。バッテリ40のプラス端子40aにキースイッチ部41のキースイッチ42を接続する。キースイッチ部41には、全ての電源をオフに維持するオフスイッチ43と、トラクタ1の各部に電源を供給する運転スイッチ44と、エンジン5を始動するエンジン始動スイッチ45とを設けていて、オペレータがエンジンキーを操作した場合、オフスイッチ43、または運転スイッチ44、またはエンジン始動スイッチ45のいずれかにキースイッチ42が接続されることになる。
【0023】
図3に示されるように、エンジン始動スイッチ45にスタータリレー46が接続され、スタータリレー46の常開形のスタータスイッチ47を介して、バッテリ40のプラス端子40aに、エンジン5を始動するスタータ48が接続されている。オペレータのエンジンキー操作によってエンジン始動スイッチ45にキースイッチ42が接続された場合、スタータリレー46が励磁作動してスタータスイッチ47がオンになり、バッテリ40からスタータ48に電源が印加され、スタータ48が作動してエンジン5を始動することになる。
【0024】
一方、オペレータが始動規制レバー49をオン操作してオンになるオンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチ50と、上述したクラッチペダル32の足踏み操作によってオンになるセーフティスイッチ51とを備える。スタータリレー46にエンジン始動規制スイッチ50及びセーフティスイッチ51を直列に接続する。オペレータがクラッチペダル32を足踏み操作してセーフティスイッチ51をオンにし、且つオペレータが始動規制レバー49をオン操作してエンジン始動規制スイッチ50をオンにした場合、オペレータのエンジン始動操作によって、エンジン始動スイッチ45にキースイッチ42が接続されることにより、スタータ48が作動してエンジン5を始動できることになる。
【0025】
上記の構成により、エンジン始動規制スイッチ50またはセーフティスイッチ51がオフの状態で、オペレータによってエンジン始動スイッチ45にキースイッチ42が接続されても、バッテリ40からスタータ48に電源が印加されず、スタータ48が作動しない。それと同様に、トラクタ1の盗難を目的として、キースイッチ部41のバッテリ40のプラス端子40a側と、キースイッチ部41のエンジン始動スイッチ45のスタータリレー46接続側とが、導電線によって短絡されて、エンジン始動スイッチ45にキースイッチ42が接続されても、エンジン始動規制スイッチ50またはセーフティスイッチ51がオフの状態では、スタータ48が作動せず、エンジン5を始動できない。したがって、トラクタ1の盗難を防止できる。
【0026】
エンジン始動規制スイッチ50は、操縦座席17の下方に走行機体2側に配置されている。エンジン5を始動する場合、回動支点52回りに操縦座席17を回動して、操縦ハンドル16側に操縦座席17を移動させ、オペレータが始動規制レバー49を操作してエンジン始動規制スイッチ50をオンにすることになる。なお、図2に示されるように、ステップシート27の下面のステップフレーム13にエンジン始動規制スイッチ50を設けて、オペレータがステップシート27を捲り上げて始動規制レバー49を操作してエンジン始動規制スイッチ50をオンにすることもできる。
【0027】
他方、上述した操縦コラム15(またはボンネット14)に、社名または車種を表示するマスコット53またはロゴマーク54を配置し、マスコット53またはロゴマーク54に操作部55を組付け、その操作部55によってオンにするエンジン始動規制スイッチ50a,50bを備える。上述したエンジン始動規制スイッチ50と同様に、スタータリレー46にエンジン始動規制スイッチ50a,50bを直列に接続する。オペレータがマスコット53またはロゴマーク54を移動(揺動または回動)させて、操作部55を操作してエンジン始動規制スイッチ50a,50bをオンにし、オペレータのエンジン始動操作によって、エンジン始動スイッチ45にキースイッチ42が接続されることにより、スタータ48が作動してエンジン5を始動できることになる。
【0028】
なお、エンジン始動規制スイッチ50a,50bは、オフ状態にバネによって維持されるように構成している。オペレータがマスコット53またはロゴマーク54から手を離すだけで、エンジン始動規制スイッチ50a,50bがオフ状態(初期位置)に戻る。即ち、オペレータがマスコット53またはロゴマーク54を操作しているときだけ、エンジン5を始動できることになる。したがって、エンジン5を停止した場合、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50a,50bをオフ操作する必要がなく、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50a,50bのオフ操作を忘れても、エンジン5を始動できなくすることができる。
【0029】
図3に示されるように、スタータリレー46に警報リレー55を並列に接続している。警報リレー55の常開形の警報スイッチ56及び解除スイッチ57を介して、バッテリ40のプラス端子40aに警報ブザー58を接続する。解除スイッチ57及び常開形の自己保持スイッチ59を介して、バッテリ40のプラス端子40aに警報リレー55を接続する。スタータリレー46の励磁によって警報リレー55も励磁し、警報スイッチ56をオンにして警報ブザー58を作動する。スタータリレー46の励磁が解除されても、自己保持スイッチ59のオンによって、警報ブザー58の作動が継続される。解除スイッチ57のオフ操作によって警報ブザー58の鳴動を停止できることになる。
【0030】
したがって、エンジン始動規制スイッチ50と、解除スイッチ57とを連結し、エンジン始動規制スイッチ50のオン操作によって解除スイッチ57をオフに作動でき、オペレータがエンジン5を始動する場合、警報ブザー58を作動させることなく、スタータリレー46を励磁してエンジン5を始動できる。
【0031】
次に、図4を参照して、本発明のトラクタ1の盗難防止機構の第2実施形態を説明する。図3のオンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチ50に代えて、自動オフ復帰形のエンジン始動規制スイッチ50を備える。また、オペレータがオン操作する揺動形の始動規制レバー49に代えて、プッシュ形の始動規制レバー49を備える。始動規制レバー49にノッチ60を形成し、操縦コラム15に設けた始動規制レバー49を押し込んだ場合、エンジン始動規制スイッチ50がオンになり、且つノッチ60に係止ピン61がバネ62によって係合され、エンジン始動規制スイッチ50がオン状態に維持され、エンジン5が始動されることになる。
【0032】
また、エンジン5が始動された後、エンジン始動スイッチ45に接続されていたキースイッチ42が、運転スイッチ44に接続されて、各部に電源が供給された場合、運転スイッチ44に接続したタイマ63が作動し、タイマ63によって一定時間だけオフ復帰ソレノイド64を作動し、バネ62に抗してノッチ60から係止ピン61を離脱させ、始動規制レバー49を押し込む前の初期位置に戻し、エンジン始動規制スイッチ50をオフにすることになる。
【0033】
したがって、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50をオンにしてエンジン5を始動させた場合、エンジン5を始動後、トラクタ1の運転操作によって、エンジン始動規制スイッチ50が自動的にオフに戻るから、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50をオフ操作する必要がなく、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50のオフ操作を忘れても、エンジン5を始動できなくすることができる。
【0034】
上記の記載及び図1、図2、図3から明らかなように、走行車輪としての前車輪3及び後車輪4を備えた走行機体2にエンジン5を搭載してなる作業車両において、オペレータが操作するキースイッチ部41のエンジン始動スイッチ45と、エンジン5を始動するスタータ作動部としてのスタータリレー46との間に、オンオフ切換形のエンジン始動規制スイッチ50を接続しているものであるから、例えばキースイッチ部41のバッテリ40接続側の電気配線と、エンジン5の始動側の電気配線とが直接的に接続されても、エンジン始動規制スイッチ50がオン操作されていない場合、前記エンジン5が始動することがなく、例えば圃場または納屋からトラクタ1等の作業車両が搬出されず、その作業車両の盗難を防止できる。また、例えば操縦座席17の下方側、またはステップシート27の下面側、またはロゴマーク54またはマスコット53等の内部に、エンジン始動規制スイッチ50,50a,50bを低コストで簡単に設置できる。即ち、エンジン始動規制スイッチ50,50a,50b等の盗難防止機構を簡単に設置でき、且つ作業車両の盗難を簡単に防止できる。
【0035】
上記の記載及び図4から明らかなように、エンジン始動規制スイッチ50はオペレータの操作にてオン維持され、キースイッチ部41の運転スイッチ44のオン作動によってエンジン始動規制スイッチ50をオフに復帰させるように構成したものであるから、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50をオン操作して、キースイッチ部41を操作してエンジン5を始動後、キースイッチ部41が連続運転に切換えられた場合、エンジン始動規制スイッチ50を自動的にオフに復帰できる。例えば圃場での作業等が終了してエンジン5を停止したとき、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50のオフ操作を忘れても、次にエンジン5を始動するときに、オペレータがエンジン始動規制スイッチ50をオン操作するまで、エンジン始動規制スイッチ50を必ずオフの状態で待機させることができ、作業車両の盗難を簡単に防止できる。
【0036】
上記の記載及び図1、図2から明らかなように、オペレータが座乗する操縦座席17の下方側にエンジン始動規制スイッチ50を配置したものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置にエンジン始動規制スイッチ50を低コストで簡単に設置できる。
【0037】
上記の記載及び図2から明らかなように、オペレータが搭乗するステップとしてのステップフレーム13上のステップシート27の下面側にエンジン始動規制スイッチ50を配置したものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置にエンジン始動規制スイッチ50を低コストで簡単に設置できる。
【0038】
上記の記載及び図3から明らかなように、エンジン5を内蔵するボンネット14、または操縦ハンドル16を有する運転操作部としての操縦コラム15の少なくともいずれか一方に、社名または車種等を表示するロゴマーク54またはマスコット53を回動可能に配置し、ロゴマーク54またはマスコット53にエンジン始動規制スイッチ50a,50bを組付けたものであるから、泥水等が付着しにくい場所で他人が見つけにくい位置にエンジン始動規制スイッチ50a,50bを低コストで簡単に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】トラクタの全体側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図3は第1実施形態を示す電気回路図である。
【図4】第2実施形態を示す電気回路図である。
【符号の説明】
【0040】
2走行機体
3前車輪(走行車輪)
4後車輪(走行車輪)
5エンジン
41キースイッチ部
44運転スイッチ
45エンジン始動スイッチ
46スタータリレー(スタータ作動部)
50エンジン始動規制スイッチ
50aエンジン始動規制スイッチ
50bエンジン始動規制スイッチ
53マスコット
54ロゴマーク




 

 


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