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発明の名称 トラクタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76376(P2007−76376A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−262638(P2005−262638)
出願日 平成17年9月9日(2005.9.9)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 谷 真介 / 大家 要造 / 高橋 延明
要約 課題
機体の組立性やメンテナンス性を良好に確保すること。

解決手段
原動機部の後方にミッション部を連動連設し、同ミッション部の上方に運転部を配設すると共に、ミッション部に昇降機構を設けたトラクタにおいて、運転部に張設したステップ部の下方に、少なくとも上記昇降機構を作動させるための作動油を貯留する作動油タンクを配設した。従って、デッドスペースとしての空間を有効利用することができて、機体の組立性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
原動機部の後方にミッション部を連動連設し、同ミッション部の上方に運転部を配設すると共に、ミッション部に昇降機構を設けたトラクタにおいて、
運転部に張設したステップ部の下方に、少なくとも上記昇降機構を作動させるための作動油を貯留する作動油タンクを配設したことを特徴とするトラクタ。
【請求項2】
作動油タンクは、ステップ部を支持するステップ部支持体に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
【請求項3】
作動油タンクは、原動機部に連動連設した作動油ポンプと、昇降機構の一部を構成する油圧回路体との前後中間位置に配設したことを特徴とする請求項1又は2記載のトラクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トラクタの一形態として、原動機部の後方にミッション部を連動連設し、同ミッション部の上方に運転部を配設すると共に、ミッション部に昇降機構を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、昇降機構は、ミッションケースの上部に油圧ケースを連通連設し、同油圧ケースに左右方向に軸線を向けたリフトアーム支軸を貫通させ、同リフトアーム支軸の左右側端部に左右一対のリフトアームの基端部を取り付ける一方、リフトアーム支軸の中途部に作用アームの基端部と取り付けて、同作用アームの先端部に油圧ケース内に横臥状に配置したリフトシリンダの先端部を連結して、同昇降油圧シリンダの伸縮作動に連動してリフトアームを上下回動作動させるようにしている。
【0004】
しかも、油圧ケースには油圧回路を形成して、ミッションケース内の潤滑油を作動油として油圧回路を通してリフトシリンダに圧送することにより、同リフトシリンダを伸長作動させるようにしている。
【特許文献1】特開2002−283861号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記したトラクタでは、ミッションケース内の潤滑油を作動油としてリフトシリンダに圧送して、同シリンダを作動させるようにしているために、ミッションケース内のギヤの噛み合いで絶えず発生する摩耗片等のゴミで油圧フィルターが目詰まりした場合、バイパス回路を通してゴミが油圧回路の途中に設けた油圧コントロールバルブに流入して、同油圧コントロールバルブが作動不良を起こすことがある。
【0006】
このような不具合の発生を防止するために、従来では、油圧回路内にも高圧フィルターを入れる等の対応がなされているが、高圧部でのフィルター容量には限界があり、ゴミが油圧コントロールバルブに入るのを完全に防止するまでには至っていない。
【0007】
そこで、油圧コントロールバルブ内にゴミが入り込むのを完全に防止する方法として、油圧ケースとミッションケースとの間に仕切り板を介設して、油圧ケース内の作動油とミッションケース内の潤滑油とを分離させる構造が採用されだした。
【0008】
しかしながら、かかる分離構造では、以下のような不具合が生じている。
【0009】
(1)油圧コントロールバルブの性能・機能検査を行う際に、作動油が漏れないように油圧ケースをミッションケースに取り付けた状態で行う必要性があるために、検査装置が大型化し、取扱いも人力だけでは困難で運搬補助装置が必要となるという煩雑さがある。
【0010】
(2)仕切り板の両面において、油漏れ防止を図る必要性が生じ、同仕切り板の両面について精度の高い平面度が要求される。
【0011】
(3)油圧ケースとミッションケースとの間に仕切り板を介設するために、同仕切り板の肉厚の分だけ油圧ケースの地上高が高くなり、同油圧ケースの直上方に配置する運転席の取付高さの設計自由度が小さくなる。
【0012】
そこで、本願出願人は、特願2004−93509号において、油圧コントロールバルブを作動させる作動油が、ミッションケース内の潤滑油と混合しないように、油圧コントロールバルブを別体のケース内に収容することにより、従来技術の不具合を解消させる構造を出願した。
【0013】
ところが、かかる構造を採用した場合、油圧コントロールバルブ等の作動油を収容する作動油タンクが必要となるが、かかる作動油タンクの配設位置を考慮しないと、組立性やメンテナンス性が悪くなってしまうという不具合がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
そこで、本発明では、原動機部の後方にミッション部を連動連設し、同ミッション部の上方に運転部を配設すると共に、ミッション部に昇降機構を設けたトラクタにおいて、運転部に張設したステップ部の下方に、少なくとも上記昇降機構を作動させるための作動油を貯留する作動油タンクを配設したことを特徴とするトラクタを提供するものである。
【0015】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を揺する。
【0016】
(1)作動油タンクは、ステップ部を支持するステップ部支持体に取り付けたこと。
【0017】
(2)作動油タンクは、原動機部に連動連設した作動油ポンプと、昇降機構の一部を構成する油圧回路体との前後中間位置に配設したこと。
【発明の効果】
【0018】
(1)請求項1記載の本発明では、原動機部の後方にミッション部を連動連設し、同ミッション部の上方に運転部を配設すると共に、ミッション部に昇降機構を設けたトラクタにおいて、運転部に張設したステップ部の下方に、少なくとも上記昇降機構を作動させるための作動油を貯留する作動油タンクを配設している。
【0019】
このようにして、作動油タンクを、運転部に張設したステップ部の下方に形成されるデッドスペースとしての空間内に配設しているため、かかる空間を有効利用することができて、機体の組立性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
【0020】
(2)請求項2記載の本発明では、作動油タンクは、ステップ部を支持するステップ部支持体に取り付けている。
【0021】
このようにして、ステップ部支持体に作動油タンクを取り付けているため、別途に作動油タンクを取り付けるための部材を設ける必要性がなくなり、部品点数の削減と製造コストの削減が図れる。
【0022】
(3)請求項3記載の本発明では、作動油タンクは、原動機部に連動連設した作動油ポンプと、昇降機構の一部を構成する油圧回路体との前後中間位置に配設している。
【0023】
このようにして、作動油ポンプと油圧回路体と作動油タンクを相互に連通連結して、作動油を循環させる油圧配管を可及的に短縮化させることができると共に、油圧配管の取り回しが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1及び図2に示すAは、本発明に係るトラクタであり、同トラクタAは、機体フレーム1上に原動機部2を設け、同原動機部2にクラッチ部3を介してミッション部4を連動連設し、同ミッション部4上に運転部5を配設して、上記機体フレーム1の下方にフロントアクスルケース6を介して左右一対の前車輪7,7を連動連結する一方、上記ミッション部4にリヤアクスルケース8,8を介して左右一対の後車輪9,9を連動連結している。
【0025】
原動機部2は、図3にも示すように、機体フレーム1上にエンジン10を搭載し、同エンジン10の直前方位置に、支持枠体11を介して、外気吸引ファン12を具備するラジエータ13を配置し、同ラジエータ13の直前方位置に上記支持枠体11を介してエアクリーナ14を配置し、同エアクリーナ14の直上方位置にプレクリーナ15を配置する一方、上記エアクリーナ14の直下方位置にバッテリー16を配置しており、上記エンジン10の直上方位置に前後方向に伸延させて形成した燃料タンク17を配置して、これらをボンネット18により開閉自在に被覆している。19はマフラー、20は給気配管である。
【0026】
このようにして、原動機部2では、ボンネット18に設けた後述のフロントグリル部を通して外気を上記外気吸引ファン12により吸引してラジエータ13を冷却することができるようにしている。
【0027】
運転部5は、図1〜図3に示すように、原動機部2に設けたボンネット18の後端開口部を閉塞するようにダッシュボード25を配設し、同ダッシュボード25の上面部にメータパネル26を設けて、同メータパネル26の後方位置より上方へステアリングホイール支軸27を突出させて、同ステアリングホイール支軸27の上端部にステアリングホイール28を取り付け、同ステアリングホイール28の後方位置でかつミッション部4の直上方位置に運転席29を配置している。
【0028】
ここで、前記したエンジン10の後壁には、図3に示すように、ダッシュボード25を支持するダッシュボードステー30を設け、同ダッシュボードステー30にペダル支持部材31とステアリングシャフト支持部材32を取り付けている。
【0029】
そして、ペダル支持部材31には、左右方向に伸延するペダル支軸33を設け、同ペダル支軸33の左側端部にクラッチペダル34を垂設する一方、ペダル支軸33の右側端部に左・右側ブレーキペダル35,35を垂設している。
【0030】
しかも、左・右側ブレーキペダル35,35は、図2に示すように、左・右側ペダル連動機構36,36を介してミッション部4に内蔵させた左・右側ブレーキ装置(図示せず)に連動連結しており、左・右側ペダル連動機構36,36は、それぞれ後述する運転部5に張設した左・右側ステップ部40,40の下方に配設している。
【0031】
また、ダッシュボードステー30には、燃料タンク17を支持する燃料タンクステー37を設け、同燃料タンクステー37に、ボンネット18を支持するボンネットステー38を設けている。
【0032】
ミッション部4の前部左右側方位置には、図2及び図3に示すように、運転部5の左・右側ステップ部40,40を外側方へ張り出し状に形成すると共に、各ステップ部40,40の後端縁部より左・右側後車輪9,9の前方と上方とを被覆する状態に左右一対のフェンダー部41,41を延設している。
【0033】
ここで、左・右側ステップ部40,40は、図2及び図3に示すように、ミッション部4の左右側壁より外側方へ張り出し状に設けたステップ部支持体としての左・右側ステップ部支持枠体42,42に支持されている。
【0034】
しかも、左側ステップ部支持枠体42は、図4及び図5にも示すように、クラッチ部3の左側壁3aに、前部取付ブラケット43を介して、左右方向に伸延する前部左右伸延片42aの基端部(右側端部)を取り付ける一方、同ミッション部4の左側壁4aに、後部取付ブラケット45を介して、左右方向に伸延する後部左右伸延片42bの基端部(右側端部)を取り付け、両前・後部支持枠形成片42a,42bの中途部間に、前後方向に伸延する内側前後伸延片42cを架設し、同内側前後伸延片42cの前部より外側方へ向けて中間左右伸延片42dを延設し、同中間左右伸延片42dの外側部と前記前部左右伸延片42aの外側端部との間に中間前途伸延片42eを架設し、上記中間左右伸延片42dの外側端部と前記後部左右伸延片42bの外側端部との間に外側前後伸延片42fを架設して枠組み形成している。なお、右側ステップ部支持枠体42も同様に形成している。
【0035】
また、左・右側ステップ部40,40には、図5に示すように、それぞれ左・右側メンテナンス用開口部50,50を設け、各左・右側メンテナンス用開口部50,50を開閉蓋体51,51により開閉自在に閉蓋している。
【0036】
すなわち、図4及び図5に示すように、左側ステップ部40に、左側外方へ向けて伸延する長方形状の段付き凹部52を形成し、同段付き凹部52の底部に左側外方へ向けて伸延する長方形状の左側メンテナンス用開口部50を開口しており、同左側メンテナンス用開口部50は、運転部5の運転席29に着座したオペレータの足が載置される位置に形成している。
【0037】
そして、開閉蓋体51は、左側メンテナンス用開口部50と略同形の長方形状に形成した蓋本体51aと、同蓋本体51aの周縁部より下方へ延設した支持脚体51bとから形成している。
【0038】
上記蓋本体51aには、前後左右方向に整然と多数の滑り止め部53を設けており、同滑り止め部53は、円形状の泥落とし穴54と、同泥落とし穴54の周縁部より上方へ打ち起こし状に形成した滑り止め兼泥落とし片55とから形成している。
【0039】
しかも、蓋本体51aの底面前部には、係止片56の基端部56aを取り付けると共に、同係止片56の先端部56bを前下方へ向けて伸延させており、同係止片56の先端部56bは、段付き凹部52の底部の周縁部52aに、下方から係脱自在に係止可能としている。
【0040】
さらに、蓋本体51aの上面の右側後部には、固定片57の基端部57aを取り付けると共に、同固定片57の先端部57bを右側外方へ向けて伸延させ、同先端部57bにはボルト挿通孔(図示せず)を形成している。
【0041】
一方、段付き凹部52の右側後部には、右側方へ向けて伸延する段付き凹状伸延部58を形成しており、同段付き凹状伸延部58に上記ボルト挿通孔と符合するボルト孔(図示せず)を形成して、両孔中に固定ボルト59を挿通して螺着することにより、固定片57の先端部57bを段付き凹状伸延部58内にて左側ステップ部40に着脱自在に固定可能としている。
【0042】
支持脚体51bには、防振兼防音用のクッション部材60を周縁に沿わせて取り付けており、同支持脚体51bは、クッション部材60を介して段付き凹部52の底部の周縁部52a上に載置することにより、蓋本体51aにより左側メンテナンス用開口部50を閉蓋することができるようにしている。
【0043】
ここで、閉蓋状態において、蓋本体51aの上面は、左側ステップ部40の上面と略面一となるように形成すると共に、滑り止め兼泥落とし片55は、左側ステップ部40の上面よりもわずかに上方に突出状態となるように形成している。
【0044】
なお、右側ステップ部40と右側メンテナンス用開口部50についても、上記した左側ステップ部40と左側メンテナンス用開口部50と同様に形成している。
【0045】
このようにして、左・右側ステップ部40,40に左・右側メンテナンス用開口部50,50を設け、各メンテナンス用開口部50,50を開閉蓋体51,51により開閉自在に閉蓋しているため、左・右側ステップ部40,40の下方に配設している左・右側ペダル連動機構36,36のメンテナンス作業を行う際には、各開閉蓋体51,51を開蓋することにより、各メンテナンス用開口部50,50を開放することにより、各ステップ部40,40の上方から各メンテナンス用開口部50,50を通して楽に各ペダル連動機構36,36のメンテナンス作業を行うことができる。
【0046】
この際、開閉蓋体51は、係止片56の先端部56bを、段付き凹部52の底部の周縁部52aに下方から係止すると共に、固定片57の先端部57bに形成したボルト挿通孔を、段付き凹状伸延部58に形成したボルト孔に符合させて、両孔中に固定ボルト59を挿通して螺着することにより、固定片57の先端部57bを段付き凹状伸延部58内にて左側ステップ部40に固定することができる。
【0047】
また、各開閉蓋体51を各ステップ部40から取り外す場合には、上記手順を逆に辿ることにより、簡単に取り外すことができる。
【0048】
従って、各開閉蓋体51は、各ステップ部40に簡単にかつ確実に着脱することができる。
【0049】
また、各メンテナンス用開口部50は、運転部5の運転席29に着座したオペレータの足が載置される各ステップ部40の位置に形成すると共に、各メンテナンス用開口部50を閉蓋する開閉蓋体51には、多数の滑り止め部53を設けているため、オペレータは開閉蓋体51の上に載せた足を滑り止め部53を介して確実に踏ん張ることができて、運転部5における操作性と居住性とを向上させることができる。
【0050】
この際、滑り止め部53は、円形状の泥落とし穴54と、同泥落とし穴54の周縁部より上方へ打ち起こし状に形成した滑り止め兼泥落とし片55とから形成しているため、同滑り止め兼泥落とし片55によりオペレータの靴の滑り止め機能が果たされると共に、オペレータの靴の裏に付着した泥土等を掻き落とす泥落とし機能が果たされて、掻き落とされた泥土等は泥落とし穴54を通して圃場に放出される。
【0051】
また、本実施の形態では、左側ステップ部40の下方に作動油タンク61を配設すると共に、同作動油タンク61の上部に設けた注油口部62には、開閉蓋体51を開蓋した左側メンテナンス用開口部50を通して左側ステップ部40の上方から給油が行えるようにしている。
【0052】
すなわち、作動油タンク61は、左側ステップ部40を支持する左側ステップ部支持枠体42の中間左右伸延片42dと後部左右伸延片42bとの間に、前・後取付ブラケット63,64を介して架設状態にて着脱自在に取り付けている。65,66は取付用ビスである。
【0053】
しかも、作動油タンク61は、図1及び図6に示すように、原動機部2の左側前部に連動連設した作動油ポンプ69と、ミッション部4の後部上に載設した昇降機構71の一部を構成する油圧回路体72との前後中間位置に配設している。84は、昇降機構71の一部を構成するリフトアームである。
【0054】
このようにして、左側ステップ部40の下方に配設した作動油タンク61の注油口部62には、開閉蓋体51を開蓋した左側メンテナンス用開口部50を通して左側ステップ部40の上方から給油が行えるようにしているため、給油作業者は楽な姿勢で給油作業を迅速にかつ確実に行うことができる。
【0055】
しかも、作動油タンク61を、運転部5に張設した左側ステップ部40の下方に形成されるデッドスペースとしての空間S内に配設しているため、かかる空間Sを有効利用することができて、機体の組立性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
【0056】
さらには、左側ステップ部支持枠体42に作動油タンク61を取り付けているため、別途作動油タンク61を取り付けるための部材を設ける必要性がなくなり、部品点数の削減と製造コストの削減が図れる。
【0057】
また、作動油タンク61は、作動油ポンプ69と、油圧回路体72との前後中間位置に配設しているため、作動油ポンプ69と油圧回路体72と作動油タンク61を相互に連通連結して、作動油を循環させる油圧配管73を可及的に短縮化させることができると共に、同油圧配管73の取り回しが容易となる。
【0058】
次に、上記した油圧配管73について、図1及び図6を参照しながら説明する。
【0059】
すなわち、油圧配管73は、作動油タンク61から作動油ポンプ69に作動油を供給する供給管74と、同作動油ポンプ69からエンジン10の左側壁に取り付けた分流器70を介して油圧回路体72に高圧にて作動油を圧送する昇降用送管75と、同油圧回路体72から作動油タンク61に低圧にて作動油を戻す昇降用戻し管76と、作動油ポンプ69から分流器70を介してステアリングホイール支軸27の下端部に連動連結したパワステ用バルブ77に高圧にて作動油を圧送するパワステ用送管78と、同パワステ用バルブ77から左・右前車輪7,7間に介設したパワーステアリング機構79(図2参照)のパワステ用シリンダ(図示せず)に高圧にて作動油を圧送するシリンダ送り管80と、同パワステ用シリンダからパワステ用バルブ77に低圧にて作動油を戻すシリンダ戻り管81と、同パワステ用バルブ77から作動油タンク61に低圧にて作動油を戻すパワステ用戻し管82とから形成している。
【0060】
そして、パワステ用戻し管82の中途部には、図3及び図6に示すように、オイルクーラ部83を形成しており、同オイルクーラ部83は、ラジエータ13の直前方位置において、同ラジエータ13の前面に沿わせて上下方向に蛇行させて形成すると共に、前記した支持枠体11に支持させている。
【0061】
このようにして、ラジエータ13を冷却する冷却風をオイルクーラ部83にも当てて、同オイルクーラ部83内を流れて作動油タンク61に戻る作動油を冷却することができるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明に係るトラクタの側面図。
【図2】同トラクタの平面図。
【図3】同トラクタの原動機部と運転部の側面図。
【図4】左側ステップ部の平面説明図。
【図5】同左側ステップ部の断面背面図。
【図6】油圧配管の説明斜視図。
【符号の説明】
【0063】
A トラクタ
1 機体フレーム
2 原動機部
3 クラッチ部
4 ミッション部
5 運転部
36 ペダル連動機構
40 左・右側ステップ部
41 フェンダー部
42 左・右側ステップ部支持枠体
43 前部取付ブラケット
50 左・右側メンテナンス用開口部
51 開閉蓋体
61 作動油タンク
62 注油口部




 

 


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