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発明の名称 電子装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−91033(P2007−91033A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−283080(P2005−283080)
出願日 平成17年9月28日(2005.9.28)
代理人 【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎
発明者 濱岡 弘文 / 伊藤 祐介
要約 課題
電子装置自体の盗難を簡単に防止することができる電子装置を提供する。

解決手段
デタッチパネル部3を、電子装置本体2への装着状態で当該電子装置1を操作可能に構成し、電子装置本体2から離脱状態で当該電子装置1を操作不能に構成するので、車両において、デタッチパネル部3を離脱状態にしておきユーザ等にしかわからない所定場所に隠しておくことで、この電子装置本体2つまり電子装置1自体の盗難を防止する。
特許請求の範囲
【請求項1】
電子装置本体と、
前記電子装置本体に着脱可能に設けられる操作部であって、電子装置本体に装着した装着状態で当該電子装置を操作可能でかつ、電子装置本体から離脱した離脱状態で当該電子装置を操作不能な操作部とを有することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
操作部は、該操作部の装着状態を維持するためのロック機構を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
操作部は、ロック機構を解除することで、該操作部を装着状態から離脱状態に押圧する押圧手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、たとえばオーディオビィジアルナビゲーション装置などの車載機器に好適に適用される技術に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるナビゲーション装置などの車載機器が実用に供されている(たとえば特許文献1参照)。ところで2DIN規格(取り付けスペースサイズが2段タイプのモデル)の車載機器に対し、汎用性の高さ、スペース上の制約などの観点から、1DIN規格(取り付けスペースサイズが1段タイプのモデル)の車載機器が望まれる場合がある。
【0003】
【特許文献1】特開2002−318129号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の車載機器は、車両のドアを施錠した状態であっても、車両から不所望に盗難されるおそれがある。これを防止するため、ユーザが車両から離れるとき、(1)車載機器全体を覆い隠す、(2)車載機器も車両から取り外す、などの対策が講じられている。
【0005】
しかし、前記(1)の対策では、車両に対する車載機器の汎用性が低くなるうえ、車載機器の製作コストが高くつく。前記(2)の対策では、ユーザが車両から離れる度に、たとえば複数のボルトを取り外さなければならないし、複数のコネクタを車両から取り外さなければならない。
【0006】
本発明の目的は、電子装置自体の盗難を簡単に防止することができる電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、電子装置本体と、
前記電子装置本体に着脱可能に設けられる操作部であって、電子装置本体に装着した装着状態で当該電子装置を操作可能でかつ、電子装置本体から離脱した離脱状態で当該電子装置を操作不能な操作部とを有することを特徴とする電子装置である。
【0008】
また本発明は、操作部は、該操作部の装着状態を維持するためのロック機構を含むことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、操作部は、ロック機構を解除することで、該操作部を装着状態から離脱状態に押圧する押圧手段をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、操作部は、電子装置本体への装着状態で当該電子装置を操作可能に構成されるうえ、電子装置本体から離脱状態で当該電子装置を操作不能に構成されるので、次のような効果を奏する。車両などにおいて、操作部を離脱状態にしておき所定場所に隠しておくことで、この電子装置本体つまり電子装置自体の盗難を防止することができる。
【0011】
また本発明によれば、操作部のロック機構によって、該操作部の装着状態を維持することができる。操作部が不所望に離脱することを防止することができる。
【0012】
また本発明によれば、ロック機構を解除することで、操作部の押圧手段によって該操作部を装着状態から離脱状態に押圧するので、操作部を離脱させるための作業性が簡単化する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る電子装置1の斜視図である。図2は、電子装置1のデタッチパネル部3を離脱した態様を表す斜視図である。図3は、電子装置1の正面図である。図4は、電子装置1のデタッチパネル部を離脱した態様を表す正面図である。図5は、電子装置1の底面図である。図6は、ディスプレイを開いた態様を表す斜視図である。本実施形態に係る電子装置1は、1DIN規格のオーディオ・ビィジアル・ナビゲーション装置に適用される。前記電子装置1は、主に、電子装置本体2と、操作部としてのデタッチパネル部3と、ディスプレイパネル部4とを有する。ここで電子装置本体2の奥行き方向をy方向と定義し、高さ方向をz方向と定義し、yおよびz方向に直交する方向をx方向と定義する。図において、これらx、y、z方向をそれぞれ矢符x、y、zで表記する。本実施形態に係る1DIN規格の電子装置1のx、y、z方向寸法は、約170mm×190mm×47mmに規定されている。電子装置本体2は、本体部5と、ベースパネル部6とを備えている。
【0014】
本体部5について説明する。図7は、電子装置1の本体部5の要部を分解して表す斜視図である。図8は、電子装置1の本体部5に設けられる基板等を分解して表す斜視図である。図1〜図6、図9も参照しつつ説明する。本体部5は、図7に示すように、メインシャーシ7と、後シャーシ8と、放熱板であるヒートシンク9と、第1,第2ファン10,11と、DC/DCコンバータ12と、そのホルダ13,14(D/Dコンホルダと称す)と、ハードディスクドライブ15(略称HDD)と、そのホルダ16(HDDホルダ16と称す)とを有する。また本体部5は、図8に示すように、ナビゲーション基板17(ナビ基板17と称す)と、プリアウト基板18と、エムシーエム基板(MCM基板)21と、DC/DCコンバータ基板20と、その他各種シールド板とを有する。
【0015】
メインシャーシ7のx方向一側縁部には、yz平面に沿ってヒートシンク9が立設され、メインシャーシ7のy方向一側縁部には、xz平面に沿って後シャーシ8が立設されている。この後シャーシ8のx方向一端部に、主にMCM基板21およびDC/DCコンバータ基板20を冷却排気するための第1ファン10が装備され、後シャーシ8のx方向他端部に、主にナビ基板17を冷却排気するための第2ファン11が装備されている。第1および第2ファン10,11をダブルファンという場合がある。本実施の形態では、前記ダブルファンを、発熱量の多いHDD15、CPU(CPU:Central Processing Unit)、電力増幅器に対向する位置に配設することで、放熱効果を高めることが可能となる。また図示外のデジタル回路部でデジタルノイズの発生源であるCPUと、後述するチューナーとを離隔して配設することで、ノイズの影響を極力受けないようにすることができる。
【0016】
メインシャーシ7のうちx方向一端部つまりヒートシンク9付近部には、DC/DCコンバータ12がD/Dコンホルダ13,14を介して保持されている。図5および図7に示すように、メインシャーシ7には、HDD15を格納するための孔部7aが形成されている。たとえば仕向地毎に異なる情報が記録されたHDD15およびHDDホルダ16を、前記孔部7aを通して当該電子装置1の底面部に格納可能に構成されている。またHDDクラッシュ、寿命前の交換および大容量タイプへの換装などの少なくともいずれか一つを目的として、HDD15およびHDDホルダ16を、前記孔部7aを通して換装可能になっている。
【0017】
メインシャーシ7のx方向一端部側には、MCM基板21が装備されている。MCM基板21は、DSP(DSP:Digital Signal Processor)基板と、たとえば音楽データをHDD15に自動収録するためのミュージックジュークとが一体的に設けられる基板である。このMCM基板21により、従来のDSP基板とミュージックジュークとが別体に設けられるものよりも、電子装置1の小形化を図り、部品点数の低減、タクトタイムの低減を図ることができる。メインシャーシ7のx方向他端部の大部分およびx方向一端部の一部分には、ナビ基板17が装備されている。
【0018】
プリアウト基板18は、サブ基板18とも称され、たとえばチューナーが付加されたものなど仕向地に応じた仕様に構成されている。このサブ基板18は後シャーシ8のz方向一側縁部に沿って設けられ、これらサブ基板18、後シャーシ8、メインシャーシ7およびヒートシンク9などによって、やや密閉された空間が形成される。しかもディスプレイパネル部4が開いた状態では、MCM基板21およびナビ基板17のz方向一方側空間が開放された状態となる。これによって、MCM基板21およびDC/DCコンバータ基板20側から第1ファン10への空気の流れを効率良くすることができる。これとともにナビ基板17側から第2ファン11への空気の流れを効率良くすることができる。逆に言えば、MCM基板21およびDC/DCコンバータ基板20の配設位置とナビ基板17の配設位置とを、x方向一方側と他方側とに振り分けてそれぞれのファン10,11で冷却排気するようにしたので、発熱部品を効率良く冷却することが可能となる。
【0019】
ベースパネル部6について説明する。図9は、ベースパネル部6と、デタッチパネル部3との関係を表す斜視図である。図10は、ベースパネル部6を分解して表す斜視図である。図11は、ベースパネル部6を示し、図11(a)はベースパネル部6の平面図、図11(b)はベースパネル部6の正面図、図11(c)はベースパネル部6の背面図である。図12は、図11(b)のX−X断面図である。図13は、図11(b)のZ−Z断面図である。図14は、図12の詳細A部を拡大して表す断面図である。図15は、図13の詳細B部を拡大して表す断面図である。図16は、板ばね22の固着状態を拡大して表す断面図である。
【0020】
ベースパネル部6は、デタッチパネル部3を着脱可能にするためのものであり、メインシャーシ7のy方向一側縁部にxz平面に沿って設けられる。ベースパネル部6は、パネル本体23と、第1ロック機構24と、第2ロック機構25と、押圧手段としての板ばね22とを有する。パネル本体23は、正面壁部23a、一側壁部23b、他側壁部23cおよび底壁部23dを含み、これらは合成樹脂などによって一体成形されている。正面壁部23aはxz平面に沿って形成され、一側および他側壁部23b,23cはxy平面に沿って形成される。一側壁部23bは正面壁部23aの長手方向一端部に付設され、他側壁部23cは正面壁部23aの長手方向他端部に付設されている。正面壁部23aには、記録手段であるメモリースティックのスロット26が形成されている。一側および他側壁部23b,23cは同一構成であるので、一側壁部23bについてだけ説明し、他側壁部23cについては一側壁部23bに付した符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0021】
一側壁部23bの基端部には、さぐり部27およびねじ孔28が形成されている。この基端部には「コ」字形状のスリット29が形成されている。したがって、ねじ孔28が形成される基端部は、スリット29が形成される分、x方向内方向きに弾性変形容易になっている。一側壁部23bの先端部には、爪部30が形成されている。この爪部30はy方向一方に所定小距離突出するように形成されている。底壁部23dのy方向一側縁部にも、y方向一方に所定小距離突出する爪部31が形成されている。これら複数の爪部30,31を、対応するメインシャーシ7の一部に係合し、前記ねじ孔28から図示外のビスを挿入してメインシャーシ7に形成された図示外のねじ部に螺着するようになっている。また底壁部23dには、放熱用のy方向向きスリット32がx方向一定間隔おきに形成されている。
【0022】
第1ロック機構24は、正面壁部23aの長手方向一端部、一側壁部23bおよび底壁部23dにわたって設けられている。第1ロック機構24は、固定ホルダ33と、可動ホルダ34と、引張りコイルばね35と、後述するデタッチパネル部3の押圧機構36とを含む。固定ホルダ33は、突起部33a、第1および第2係止部33b,33cを備え、突起部33aが正面壁部23aに固着され、第1係止部33bが一側壁部23bに固着され、第2係止部33cが底壁部23dに固着されている。可動ホルダ34は、この固定ホルダ33に摺動可能に支持されている。つまり可動ホルダ34は、可動ホルダ本体37、第1係合部38および第2係合部39を備えている。可動ホルダ本体37にフック片37aが付設され、このフック片37aと、第2係止部33cに付設されるフック部40とにわたって前記引張りコイルばね35が設けられている。この引張りコイルばね35の付勢力によって固定ホルダ33に対して可動ホルダ34が底壁部23d側に弾性付勢されるようになっている。第1および第2係合部38,39の先端部は、それぞれz方向一方に向かうに従ってy方向一方に傾斜するテーパ形状を成している。このようなテーパ形状を成す先端部が、デタッチパネル部3の押圧機構36の一部に押圧されると、引張りコイルばね35の付勢力に抗して可動ホルダ34をz方向に移動させる。これによって第1ロック機構24をロック解除し得る。
【0023】
第2ロック機構25は、正面壁部23aの長手方向他端部に設けられている。第2ロック機構25は、ロックピン収容部材41、一対のロックピン42,43、圧縮コイルばね44および後述するデタッチパネル部3の係合部材45(図20参照)を含む。正面壁部23aの長手方向他端部には、z方向にやや延びる凹所46が形成され、この凹所46に略円筒形状のロックピン収容部材41が固着されている。ただしロックピン収容部材41の一部は、正面壁部23aの表面部よりもy方向に突出するように形成されている。ロックピン収容部材41のz方向一端部、他端部には、ロックピン42,43の係合ピン42a,43aを突出するための孔部41a,41bがそれぞれ形成されている。つまりロックピン収容部材41内には、一対のロックピン42,43がz方向一方および他方に離隔して設けられている。
【0024】
各ロックピン42(43)は、z方向に沿って順次、前記係合ピン42a(43a)、フランジ部42b(43b)およびばね受け軸部42c(43c)を含む。一対のロックピン42,43のばね受け軸部42c,43cが間隔を隔てて対向して同軸に設けられ、これらばね受け軸部42c,43cに圧縮コイルばね44が外装されている。圧縮コイルばね44は、その付勢力によって両フランジ部42b,43bに当接するように設けられる。つまり圧縮コイルばね44の付勢力によって一対のロックピン42,43の係合ピン42a,43aが、ロックピン収容部材41の孔部41a,41bから突出するように構成されている。前記デタッチパネル部3の係合部材45は、これら係合ピン42a,43aに係合可能に構成される。しかも係合部材45は、圧縮コイルばね44の付勢力に抗して係合ピン42a,43aから離脱可能に構成されている。以上説明した第1および第2ロック機構24,25によって、デタッチパネル部3は、電子装置本体2への装着状態を維持し得る。
【0025】
押圧手段としての板ばね22は、第1ロック機構24をロック解除することで、デタッチパネル部3を前記装着状態から離脱状態に押圧する機能を有する。正面壁部23aのx方向中間部には、板ばね22の一部を突出するための孔部47が形成されている。板ばね22は、支持部48、屈曲部49、押圧部50および係止部51を含み、これらはたとえばりん酸銅によって形成されている。ただしりん酸銅だけに限定されるものではなく、ステンレス鋼板などによって板ばね22を形成することも可能である。正面壁部23aの裏面部に、前記支持部48が溶着され、屈曲部49を経て押圧部50が孔部47から突出する。押圧部50が最大限突出した状態で、係止部51が正面壁部23aの被係止部52に係止するようになっている。
【0026】
したがって第1ロック機構24をロック解除することで、板ばね22の押圧部50がそのばね力によって孔部47から突出することで、デタッチパネル部3を装着状態から離脱状態に押圧する。第1および第2ロック機構24,25をロックした状態では、板ばね22のばね力によって、デタッチパネル部3とベースパネル部6とのがたつきを抑えるようになっている。デタッチパネル部3を離脱状態にすることで、前記メモリースティックのスロット26が現れ、メモリースティックの取り付け取り外しを実施し得る。換言すれば、メモリースティックを普段使用しないので、デタッチパネル部3を離脱状態にしたときだけ、メモリースティックの取り付け取り外しを実施できるようになっている。
【0027】
図17は、デタッチパネル部3の要部を分解して表す斜視図である。図18は、デタッチパネル部3の前面部53を示し、図18(a)は前面部53の背面図、図18(b)は前面部53の平面図、図18(c)は前面部53の正面図である。図19は、デタッチパネル部3の裏面部54を表す斜視図である。図20は、デタッチパネル部3の裏面部を示し、図20(a)は裏面部の正面図、図20(b)は裏面部の平面図、図20(c)は裏面部の背面図である。
【0028】
デタッチパネル部3について説明する。デタッチパネル部3は、デタッチ前部アッシー53(前面部53)、デタッチ後部アッシー54(裏面部54)、パネル基板55、導光板ケース56、スペーサ57、LCD(LCD:Liquid Crystal Display)導光板58、LCD拡散板59、LCDを含むディスプレイユニット60、LCDホルダ61、ボタン類62、ノブ63、押圧機構36および係合部材45を有する。デタッチ前部アッシー53とデタッチ後部アッシー54とが複数のビスによって固着され(これをアッシー等と称す)、その他の部品がアッシー等に保持される。
【0029】
前記押圧機構36は、第1ロック機構24をロック解除する機構であって、リリースボタン64と圧縮コイルばね65とを備えている。リリースボタン64はy方向に所定小距離伸びる軸部材であり、基端部64a、フランジ部64bおよび先端部64cを含む。基端部64aは、手指などで操作可能にデタッチ前部アッシー53よりもややy方向に突出するように配設されている。フランジ部64bから先端部64cにわたって圧縮コイルばね65が外装され、その付勢力で基端部64aを前記y方向に弾性付勢する。先端部64cには、z方向一方に向かうに従ってy方向一方に傾斜するテーパ部分を備えている。ユーザが、圧縮コイルばね65の付勢力に抗して基端部64aを押圧すると、前記テーパ部分が、第1ロック機構24の同じくテーパ形状を成す先端部64cに当接した状態で、可動ホルダをz方向に移動させる。よって第1ロック機構24を解除し得るようになっている。
【0030】
デタッチ後部アッシー54には、係合部材45、パネル基板55の接続端子55aを露出するための開口部54a、メモリースティック(略称MS)との干渉を防止するためのMS凹所54bなどが形成されている。デタッチ後部アッシー54の長手方向一端部には、z方向一方および他方に離隔して係合部材45が付設されるうえ、これら係合部材45間に、ロックピン収容部材41の外周面部を部分的に保持する凹所54cが形成されている。各係合部材45は、y方向にやや突出して形成されるとともに、係合ピン42a,43aを係合可能な被係合部45aが形成されている。
【0031】
ディスプレイパネル部4について説明する。図21も参照しつつ説明する。ディスプレイパネル部4は、パネルシャーシ66、チルトメカ機構67、スライド機構68、ギヤ機構69,70、駆動源71,72、TFT(Thin Film Transistor)、TFTホルダおよびディスプレイ基板を有する。チルトメカ機構67と、スライド機構68と、ギヤ機構69,70と、駆動源71,72とでモニタ駆動部73が構成される。前記パネルシャーシ66はz方向に見て矩形状に形成され、このパネルシャーシ66に、これら構成部品が支持されている。パネルシャーシ66には、チルトメカ機構67を駆動するためのチルト用のギヤ機構69およびチルト用の駆動源71、スライド機構68を駆動するためのスライド用のギヤ機構70およびスライド用の駆動源72が設けられている。チルト用のギヤ機構69およびチルト用の駆動源71によって、TFT、TFTホルダおよびディスプレイ基板(これらをTFT等74と称す)が、x方向軸線まわりに揺動駆動可能に構成される。スライド用のギヤ機構70およびスライド用の駆動源72によって、TFT等74がパネルシャーシ66に対しy方向に沿って移動駆動可能に構成される。
【0032】
以上説明したディスプレイパネル部4は、電子装置本体2のz方向一方側つまり上側に設けられる。電子装置本体2のうちメインシャーシ7のy方向一側縁部には、ベースパネル部6を介してデタッチパネル部3が設けられる。したがって、操作部であるデタッチパネル部3は、ディスプレイパネル部4よりもz方向他方側つまり下側に配置される。TFT等74は上方に開くので、たとえば上側にデタッチパネル部3および電子装置本体2、その下側にディスプレイパネル部4が配置される態様では、TFT等74の開時にデタッチパネル部3を操作不可となる。それ故、デタッチパネル部3はディスプレイパネル部4よりも下側に配置される。
【0033】
ところで1DIN規格では、z方向つまり高さ方向の制約が厳しく、それに比べてy方向つまり奥行き方向は比較的余裕がある。またディスプレイパネル部4のTFT等74はx方向寸法がy方向寸法に比べて長い。これを考慮して、TFT等74を開いた状態でその下部に操作ボタン(デタッチパネル部3のボタン類62であって、TFT等74を開いた状態で必要となる操作の操作ボタン)を配置した構造になっている。換言すれば、図6に示すように、デタッチパネル部3の操作ボタンと、ディスプレイパネル部4の操作ボタン75とを、機能別に分散させて振り分けたので、必要な操作を素早く確定することができる。したがって操作性の向上を図ることが可能となる。TFT等74を収納した状態において、ディスプレイパネル部4と、電子装置本体2およびデタッチパネル部3とのz方向寸法(いわゆる厚み)の比率は、約7:11に定められている。以上説明したように、ディスプレイパネル部4と電子装置本体2とは、二分割筐体に構成されている。またTFT等74を収納した状態において、モニタ頂部のHDD表示部76(図1参照)は発光するように制御されている。
【0034】
本実施形態に係る電子装置1の電気的構成について説明する。図21は、電子装置1の電気的構成を示すブロック図である。電子装置1は、前記CPUとROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とバスと入出力インタフェースとを備えるマイクロコンピュータ77(マイコン77と称す)、車速センサ78、ジャイロセンサ79、GPS(Global Positioning System)受信機80、CD(Compact Disk)ドライブ81、HDD82、通信手段83、オーディオ信号処理部84、スピーカ85、描画処理部86、操作部としてのデタッチパネル部87、モニタ駆動部73およびTFT等74を含んで構成される。前記入出力インタフェースには、車速センサ78、ジャイロセンサ79、GPS受信機80、CDドライブ81、HDD82、通信手段83、オーディオ信号処理部84、描画処理部86、TFT等74、デタッチパネル部87、モニタ駆動部73がそれぞれ電気的に接続されている。
【0035】
図22は、CD録音処理を実行するためのフローチャートである。本CD録音処理を実行するためのプログラムは、たとえばマイコン77のROMに格納され、前記CPUによって制御される。本フローチャートにおいて、特に記載しない限り制御主体はCPUである。なおCD録音つまりCDからHDDへの録音)はTFT等74の開閉に関係なく実行される。電子装置1の電源が投入されている状態でCDを挿入すると、本処理を開始する。先ずステップa1に移行して、CDドライブ81等を駆動してCDに記録された情報を再生する。
【0036】
次にステップa2に移行して、前記情報が録音済みか否かを判断する。具体的には、演奏時間や頭出し情報であるTOC(Table Of Contents)データに基づくディスク判別、曲データなどによって、前記情報が録音済みか否かを判断する。録音済みとの判断で本処理を終了する。「否」との判断でステップa3に移行して、TFT等74が開いているか否かを判断する。「否」との判断で、ステップa4に移行して、CDからHDDへの録音を開始する。このとき、たとえば4倍速で録音する。HDD読み込み済みデータを利用した同時再生も可能である。なお未録音分もCDプレーヤ側が再生分と録音分とを高速で、遅れなく読み込める場合は、原理的にCDより再生可能である。ステップa4の後、本処理を終了する。ステップa3でTFT等74が「開」との判断で、ステップa5に移行する。ここで録音方法の指示操作が行われたか否かを判断する。「否」との判断でステップa4に移行する。前記指示操作が行われたと判断されると、ステップa6に移行して指示操作に応じた録音を開始する。その後本処理を終了する。
【0037】
図23は、録音停止処理を実行するフローチャートである。本録音停止処理を実行するためのプログラムは、たとえばマイコン77のROMに格納され、前記CPUによって制御される。電子装置1の電源が投入されている状態でイジェクト操作(いわゆる排出操作)を行うと、本処理を終了する。先ずステップb1に移行して、録音中であるか否かを判断する。「否」との判断でステップb2に移行して排出操作を行い、その後本処理を終了する。ステップb1で録音中であると判断すると、ステップb3に移行して録音停止表示を行う。
【0038】
次にステップb4に移行して、録音停止してもよいか否かを判断する。「否」との判断でステップb5に移行して録音停止表示を解除した後、本処理を終了する。ステップb4で録音停止してもよいと判断されると、ステップb6に移行して録音停止処理を行う。ここで、たとえば録音途中であっても、その録音済データは消去される。その後ステップb2に移行する。
【0039】
以上説明した電子装置1によれば、デタッチパネル部3は、電子装置本体2への装着状態で当該電子装置1を操作可能に構成されるうえ、電子装置本体2から離脱状態で当該電子装置1を操作不能に構成されるので、次のような効果を奏する。車両において、デタッチパネル部3を離脱状態にしておきユーザ等にしかわからない所定場所に隠しておくことで、この電子装置本体2つまり電子装置1自体の盗難を防止することができる。
【0040】
デタッチパネル部3の第1および第2ロック機構24,25によって、デタッチパネル部3の装着状態を維持することができる。また第1ロック機構24の基端部64aを手指などで押圧操作することで、デタッチパネル部3を簡単に離脱状態にすることが可能となる。それ故、複数のボルトを取り外したり、複数のコネクタを車両から取り外す従来技術に比べて、操作性を簡単化することができる。第1ロック機構24を解除することで、デタッチパネル部3の板ばね22によって、該デタッチパネル部3を装着状態から離脱状態に押圧する。これによって、デタッチパネル部3は、ロックピン収容部材41を回動中心として電子装置本体2から離隔する方向に回動する。これによってデタッチパネル部3のxy平面部分(いわゆる上下部分)がディスプレイパネル部4から露出するので、手指で掴む面積が拡大する。したがってデタッチパネル部3を離脱させるための作業性が簡単化する。第1および第2ロック機構24,25をロックした状態では、板ばね22のばね力によって、デタッチパネル部3とベースパネル部6とのがたつきを抑えるので、車両の振動に起因するデタッチパネル部3の振動を抑え、ディスプレイパネル部4との干渉を未然に防止することができる。
【0041】
デタッチパネル部3はディスプレイパネル部4よりもz方向他方側つまり下側に設けたので、TFT等74が上方に開いた状態でTFT等74に視認性を奪われることなく、デタッチパネル部3を操作可能となる。このときディスプレイパネル部4の操作ボタン75を操作することももちろん可能である。ディスプレイパネル部4と電子装置本体2とは、二分割筐体に構成されているので、これらを別々に並行して製造したうえで、組み立てることができるので、タクトタイムの短縮を図ることができる。CD録音処理を実行するとき、CDに記録された情報が録音済みであると判断されると、再度、録音することなくCDを再生するので、重複して録音されることを防止する。したがってHDDの録音空き領域を確保することができる。
【0042】
デタッチパネル部3の操作ボタンと、ディスプレイパネル4の操作ボタン75とを、機能別に分散して振り分けて配置したので、デタッチパネル部3の構成およびディスプレイパネル4の構成を簡単化することができる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加した形態で実施することも可能である。
【0043】
図24は、電子装置1を車両88に搭載した状態を示す図で、図24(a)はディスプレイパネル部4が格納された状態、図24(b)はディスプレイパネル部4が開いた状態を示す。車両88のインストルメントパネルには、通常車載オーディオ機器等の装着用のスペースが設けられており、そのスペースにはユーザが好む電子装置や小物入れ、カップホルダー等が設置される。そして、そのサイズは各種装置の取付性を向上させるため規格化されている。広く用いられる規格として、DIN規格があり、縦と横サイズが規定されている。
【0044】
車両88のインストルメントパネルに設けられるスペースは通常、2DINサイズ、または1DINサイズで、ユーザの好みに応じてそのスペースに応じて機器が設置される。たとえば、2DINサイズのスペースの場合、2DINサイズの電子機器が1台、1DINサイズの電子機器が2台、1DINサイズの電子機器が2台、1DINサイズの電子機器と1DINサイズの小物入れ等が設置される。
【0045】
図24に示した例は、2DINサイズのスペースに対して、上部に本実施形態に係る1DINサイズの電子装置機器1を、下部に1DINサイズの小物入れ89を設置したもので、ディスプレイパネル部4の開時には、該ディスプレイパネル部4がスペース上側に開き、2DINサイズのスペースの下部に配置される機器(本例では小物入れであるが、無線機等の電子機器等の場合もある)の操作の邪魔にならないようになっている。
【0046】
このように、電子機器を1DIN化すると、スペースを有効利用でき、他機器を設置することも可能となり、また1DINサイズのスペースしか無い場合にも、電子機器を設置できる利点がある。したがってユーザの利便性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態に係る電子装置1の斜視図である。
【図2】電子装置1のデタッチパネル部3を離脱した態様を表す斜視図である。
【図3】電子装置1の正面図である。
【図4】電子装置1のデタッチパネル部3を離脱した態様を表す正面図である。
【図5】電子装置1の底面図である。
【図6】ディスプレイを開いた態様を表す斜視図である。
【図7】電子装置1の本体部5の要部を分解して表す斜視図である。
【図8】電子装置1の本体部5に設けられる基板等を分解して表す斜視図である。
【図9】ベースパネル部6と、デタッチパネル部3との関係を表す斜視図である。
【図10】ベースパネル部6を分解して表す斜視図である。
【図11】ベースパネル部6を示し、図11(a)はベースパネル部6の平面図、図11(b)はベースパネル部6の正面図、図11(c)はベースパネル部6の背面図である。
【図12】図11(b)のX−X断面図である。
【図13】図11(b)のZ−Z断面図である。
【図14】図12の詳細A部を拡大して表す断面図である。
【図15】図13の詳細B部を拡大して表す断面図である。
【図16】板ばね22の固着状態を拡大して表す断面図である。
【図17】デタッチパネル部3の要部を分解して表す斜視図である。
【図18】デタッチパネル部3の前面部53を示し、図18(a)は前面部53の背面図、図18(b)は前面部53の平面図、図18(c)は前面部53の正面図である。
【図19】デタッチパネル部3の裏面部を表す斜視図である。
【図20】デタッチパネル部3の裏面部を示し、図20(a)は裏面部の正面図、図20(b)は裏面部の平面図、図20(c)は裏面部の背面図である。
【0048】
【図21】電子装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図22】CD録音処理を実行するためのフローチャートである。
【図23】録音停止処理を実行するフローチャートである。
【図24】電子装置1を車両に搭載した状態を示す図で、図24(a)はディスプレイパネル部4が格納された状態、図24(b)はディスプレイパネル部4が開いた状態を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
1 電子装置
2 電子装置本体
3 デタッチパネル部
4 ディスプレイパネル部
5 本体部
6 ベースパネル部
22 板ばね
24 第1ロック機構
25 第2ロック機構




 

 


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