米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 車両 -> 株式会社ブリヂストン

発明の名称 芯金レスクロ−ラのスプロケット構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−38908(P2007−38908A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−226557(P2005−226557)
出願日 平成17年8月4日(2005.8.4)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 松尾 修一
要約 課題
本発明は、ゴム突起に対する接触部位の外周先端部を切り欠いたものであり、これによってゴム突起とスプロケット歯との噛み合わせに不具合が生じた場合でもゴム突起への影響は小さくてすみ、クロ−ラの耐久性の向上に大きく寄与するものである。

解決手段
内周面に一定のピッチにて備えられたゴム突起を有する芯金レスクロ−ラの駆動力の伝達に用いられるスプロケットであって、周縁に前記ゴム突起のピッチと同一のピッチにてスプロケット歯を備え、当該スプロケット歯の外周先端に切り欠き部を備えたことを特徴とする芯金レスクロ−ラのスプロケット構造。10‥芯金レスクロ−ラ、10a‥クロ−ラの内周面、11‥ゴム突起、12‥ゴムラグ、20‥スプロケット、21‥スプロケット歯、22‥つば部、23‥切り欠き部、A‥土砂。
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に一定のピッチにて備えられたゴム突起を有する芯金レスクロ−ラの駆動力の伝達に用いられるスプロケットであって、周縁に前記ゴム突起のピッチと同一のピッチにてスプロケット歯を備え、当該スプロケット歯の外周先端に切り欠き部を備えたことを特徴とする芯金レスクロ−ラのスプロケット構造。
【請求項2】
前記スプロケット歯が、ピンタイプである請求項1記載の芯金レスクロ−ラのスプロケット構造。
【請求項3】
前記スプロケット歯が、ギヤタイプである請求項1記載の芯金レスクロ−ラのスプロケット構造。
【請求項4】
前記スプロケット歯の左右につば部を備えた請求項1乃至3いずれか1記載の芯金レスクロ−ラのスプロケット構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は芯金レスクロ−ラのスプロケット構造に関するものであり、クロ−ラ内周面へ土砂の堆積があってもゴム突起への影響が少ないスプロケット構造に係るものである。
【背景技術】
【0002】
クロ−ラにはその長手方向に一定のピッチで芯金が埋設されているものと、芯金が全く埋設されていないいわゆる芯金レスクロ−ラがある。後者はクロ−ラ全体としてその剛性がほぼ等しいため、比較的高速の車両に装着されて走行に供されている。
【0003】
そして、かかる芯金レスクロ−ラへの駆動力の伝達はクロ−ラの内周面に一定ピッチをもってゴム突起が形成され、一方、スプロケットが車両の駆動軸に備えられ、このスプロケット歯がゴム突起に係合して駆動力を伝達することになる。そして、通常はスプロケットの周縁の左右につば部が固定されており、このつば部がクロ−ラの突起の左右の内周面に接して回転する構造となっている。
【0004】
図1はかかるクロ−ラとスプロケットとの関係を示す断面図であり、図2はその側面図である。図中、10は芯金レスクロ−ラであり、その内周側に一定のピッチをもってゴム突起11が形成され、外周側にはゴムラグ12が形成されている。かかるラグ12は路面と接して走行することになる。
【0005】
20はスプロケットであり、その周縁には前記ゴム突起11と同一のピッチで歯(ここではピン)21が立設され、更に周縁の左右にはつば部22が備えられ、ピン21がゴム突起11と係合すると共に、つば部22がクロ−ラの内周面に接して駆動力を伝達することとなる。
【0006】
しかるに、クロ−ラ10の内周面10aには走行中に土砂Aが入り込むことは避けられず、これが内周面に堆積する現象が起こる。図3はこの状態を示す断面図であり、図4はその側面図である。このような現象が起こると、クロ−ラ10とスプロケット20との位置関係が所期の状態よりずれてしまうこととなる。このため、特に影響を受けるのはゴム突起11であり、ピン21が正規のかみ合い位置からずれながら駆動力が加わるため、ゴム突起11に大きな歪みが生じこれが損傷するケ−スがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、かかるゴム突起の損傷を低減するために、特殊なスプロケット構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨は、内周面に一定のピッチにて備えられたゴム突起を有する芯金レスクロ−ラの駆動力の伝達に用いられるスプロケットであって、周縁に前記ゴム突起のピッチと同一のピッチにてピンやギヤ等のスプロケット歯を備え、当該スプロケット歯の外周先端に切り欠き部を備えた芯金レスクロ−ラのスプロケット構造である。そして、通常はこのスプロケット歯の左右につば部を備えてなるスプロケット構造である。
【発明の効果】
【0009】
本発明のスプロケット歯にあって、ゴム突起に対する接触部位の外周先端部を切り欠いたものであり、これによってゴム突起とスプロケット歯との噛み合わせに不具合が生じた場合でもゴム突起への影響は小さくてすみ、クロ−ラの耐久性の向上に大きく寄与するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
クロ−ラの内周面に土砂等が堆積し、この状態でクロ−ラのゴム突起とスプロケット歯とを噛み合わせた場合、スプロケット歯はゴム突起の頂部近くと接触することとなり、特に、スプロケット歯の外周先端によるゴム突起へのこじりによってゴム突起の欠損が生じることになる。本発明はかかるこじりの発生を低減するためになされたものであり、このスプロケット歯の外周先端を予め切り欠いておき、クロ−ラの内周面に土砂等が堆積してしまった場合でもゴム突起にはこじりの発生を起こさせない(少なくする)ようにしたものである。
【0011】
尚、切り欠き部の形状はゴム突起の先端形状と相似形であるのが好ましく、これによって両者の接触が全体としてほぼ均一になるようにするのがよい。
【実施例】
【0012】
以下、図面をもって本発明を更に詳細に説明する。図5は本発明のスプロケットとクロ−ラの関係を示す断面図であり、図6はその側面図である。そして、スプロケット20の歯はピン21であり、ピン21の中央部の外周先端を切り欠いた(23)構造となっている。かかる切り欠き部23の形状はゴム突起の頂部の形状とほぼ類似する形状としたものである。そして、ゴム突起11とは正規の位置にて噛み合わされる。
【0013】
上記のクロ−ラ10の内周面10aに土砂Aが堆積した場合を図7〜8に示すが、この図で明らかなようにピン21の中央部が切り欠かれて(23)いるため、ゴム突起11の頂部近くで接触したとしても、こじりを発生するピン21の外周先端が切り欠かれていることによりこじりがもたらされる場所が狭くなり、この分、ゴム突起11の損傷が低減することになる。そして、こじりによる異音の発生も低減し、スプロケットの回転が妨げられず、走行がスム−ズとなる利点もある。
【0014】
尚、切り欠き部23の形状をゴム突起11の頂部の形状と同一とした場合、又はこれよりも大きくした場合、土砂等が堆積してスプロケット20とクロ−ラ10内周面10aが離れるとゴム突起11がこの切り欠き部23を通過することも生じ、両者が全く接触することがなくなる状態となる。図9は土砂等が堆積していない例であり、図10はクロ−ラ10の内周面10aに土砂等が堆積して、切り欠き部23中をゴム突起11の頂部が接触せずに通過した場合を示す。
【0015】
尚、土砂等が堆積した場合、スプロケット20とゴム突起11は正常な噛み合いではないので、接触するとゴム突起11に少なからず傷が付きます。図10の例のように全く接触しないが最も良い状態である。そして、堆積物Aがスプロケット20とゴムクローラ10との間に挟まるために両者は大きな張力がかかり、このため、駆動力はスプロケット20→堆積物A→ゴムクローラ10と伝わるので通常通り走行できることとなる。
【0016】
以上、本発明をピンタイプのスプロケット歯について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ギヤタイプのスプロケットにも適用可能であり、図11はその断面図、図12は側面図を示す。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は以上の通りであり、特に湿地や泥地を走行する芯金レスクロ−ラに最適であり、クロ−ラの内周面に土砂等が堆積してもこれを排除しなくても走行が可能となったものでその利用範囲は極めて広い。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は従来のクロ−ラとスプロケットとの関係を示す断面図である。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1のクロ−ラに土砂等が堆積した際の状態を示す断面図である。
【図4】図4は図3の側面図である。
【図5】図5は本発明のスプロケットとクロ−ラの関係を示す断面図である。
【図6】図6は図5の側面図である。
【図7】図7は図5のクロ−ラに土砂等が堆積した際の状態を示す断面図である。
【図8】図8は図7の側面図である。
【図9】図9は図5の変形例を示す断面図である。
【図10】図10は図9における土砂等が堆積した際の断面図である。
【図11】図11はギヤタイプの断面図である。
【図12】図12は図11の側面図である。
【符号の説明】
【0019】
10‥芯金レスクロ−ラ、
10a‥クロ−ラの内周面、
11‥ゴム突起、
12‥ゴムラグ、
20‥スプロケット、
21‥スプロケット歯、
22‥つば部、
23‥切り欠き部、
A‥土砂。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013