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発明の名称 低床式車両
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30827(P2007−30827A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−220900(P2005−220900)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 小川 雅雄 / 野尻 了 / 柳 健慈
要約 課題
シート下に載置し得る荷物の幅をより拡大できるようにして、さらなる利便性の向上を図ることのできる低床式車両を提供する。

解決手段
車両の前後方向に沿って配置されたフレームユニット6に略コ字状に湾曲したシートフレーム27,28,29を結合する。各シートフレーム27,28,29は、フレームユニット6に対して車幅方向外側に膨出するように湾曲させるとともに、車体左右片側に片持ちに配置する。シートフレーム27,28,29の上辺にシート26を取り付け、シート26の下方に収容空間39を介して荷物を載置するためのシート下フロア10を配置する。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前後方向に沿って配置された車体主フレームと、
乗員の着座するシートと、
前記車体主フレームに支持され、前記シートの下方に、荷物を収容するための空間部を介して配置されるシート下フロアと、
前記車体主フレームに結合され、前記シート下フロアの上方側で前記シートを支持するシートフレームと、
を備えた低床式車両において、
前記シートフレームを、前記車体主フレームに対して車幅方向外側に膨出するように湾曲させたことを特徴とする低床式車両。
【請求項2】
前記シートフレームを、車幅方向の一側のみに湾曲するように片持ちに配置したことを特徴とする請求項1に記載の低床式車両。
【請求項3】
前記シートが、運転者用のライダーシートとピリオンシートとから成る請求項1または2に記載の低床式車両にあって、
前記シートフレームを車体前後方向に沿って複数設け、その複数のシートフレームのうちの、少なくとも一つで前記ライダーシートを支持するとともに、残余の少なくとも一つで前記ピリオンシートを支持したことを特徴とする低床式車両。
【請求項4】
前記ライダーシートとピリオンシートが別体で構成された請求項3に記載の低床式車両にあって、
前記ライダーシートとピリオンシートの下面側に跨るように車体前後方向に延び、これらのシートを支持するシートレールを設け、このシートレールを前記複数のシートフレームに支持させたことを特徴とする低床式車両。
【請求項5】
車両運転時に同乗者が把持するグラブレールを前記シートレールに一体化したことを特徴とする請求項4に記載の低床式車両。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、スクータ等の低床式車両に関し、特に、乗員の着座するシートの下方に荷物を収納する空間部を備えた低床式車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の低床式車両として、運転者の着座するシートの下方にスケートボードや釣竿等の長尺物を収納する空間部を設けたものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
この低床式車両は、車両の前後方向に沿って配置された車体主フレームに、運転者の足を載せ置く足載せフロアと、この足載せフロアの後部から車両後方側に連続するシート下フロアとが支持されている。そして、車体主フレームのうちの足載せフロアの後方側位置には、シートを支持するシートフレームの4本の脚部が結合されている。シートフレームの各脚部は車体主フレームとの結合部からほぼストレートに上方に立ち上がり、車体左側2本の脚部と右側2本の脚部の間に前記シート下フロアが配置されるようになっている。
この低床式車両の場合、シートフレームがカバー等によって覆われずにむき出しにされ、シートフレームの前後からはみ出すような長尺物であってもシート下フロア上に載置することができる。
【特許文献1】特開2002−284064号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この従来の低床式車両においては、シートフレームの4本の脚部が車体主フレームとの結合部からほぼストレートに上方に立ち上がり、シート下フロアがシートフレームの左右の脚部の間に配置されているため、シート下に載置し得る荷物の幅が車体主フレームの左右の脚部間の幅に制限されてしまう。
【0004】
そこでこの発明は、シート下に載置し得る荷物の幅をより拡大できるようにして、さらなる利便性の向上を図ることのできる低床式車両を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の前後方向に沿って配置された車体主フレーム(例えば、後述の実施形態におけるヘッドパイプ3,ダウンパイプ5,フレームユニット6)と、乗員の着座するシート(例えば、後述の実施形態におけるシート26)と、前記車体主フレームに支持され、前記シートの下方に、荷物を収容するための空間部(例えば、後述の実施形態における収容空間39)を介して配置されるシート下フロア(例えば、後述の実施形態におけるシート下フロア10)と、前記車体主フレームに結合され、前記シート下フロアの上方側で前記シートを支持するシートフレーム(例えば、後述の実施形態におけるシートフレーム27,28,29)と、を備えた低床式車両において、前記シートフレームを、前記車体主フレームに対して車幅方向外側に膨出するように湾曲させるようにした。
この発明の場合、シートフレームが車体主フレームに対して車幅方向外側に膨出するように湾曲しているため、シート下フロア上の荷物収容部の幅が車体主フレームよりも車幅方向外側に拡大されるようになる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記シートフレームを、車幅方向の一側のみに湾曲するように片持ちに配置するようにした。
この場合、シートフレームが車幅方向の片側のみに配置されるため、シートフレームのない側はシートフレームによる荷物収容部の幅の制限を受けなくなる。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、前記シートが、運転者用のライダーシート(例えば、後述の実施形態におけるライダーシート26A)とピリオンシート(例えば、後述の実施形態におけるピリオンシート26B)とから成る請求項1または2に記載の低床式車両において、前記シートフレームを車体前後方向に沿って複数設け、その複数のシートフレームのうちの、少なくとも一つで前記ライダーシートを支持するとともに、残余の少なくとも一つで前記ピリオンシートを支持するようにした。
【0008】
請求項4に記載の発明は、前記ライダーシートとピリオンシートが別体で構成された請求項3に記載の低床式車両において、前記ライダーシートとピリオンシートの下面側に跨るように車体前後方向に延び、これらのシートを支持するシートレール(例えば、後述の実施形態におけるシートレール33)を設け、このシートレールを前記複数のシートフレームに支持させるようした。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、車両運転時に同乗者が把持するグラブレール(例えば、後述の実施形態におけるグラブレール36)を前記シートレールに一体化するようにした。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、シートフレームを、車体主フレームに対して車幅方向外側に膨出するように湾曲させることでシート下フロア上の荷物収容部の幅を車幅方向外側に拡大したため、より幅の広い荷物を余裕をもってフロア下に載置できるようになり、さらなる利便性の向上が可能になる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、車幅方向の片側がシートフレームによる幅方向の制限を受けなくなるため、より幅の広い荷物をシート下フロア上に収納することが可能になる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明によれば、ライダーシートとピリオンシートを備えた低床式車両においても、両シートを夫々シートフレームを介して確実に車体主フレームに支持させることが可能になる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、ライダーシートとピリオンシートが独立した低床式車両においても、両シートを、シートレールを介して一体に支持することで、両シートを、相互の相対変位を抑えつつ車体主フレームに確実に支持させることが可能になる。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、グラブレールがシートレールに一体化されるため、ピリオンシートに着座した同乗者がグラブレールを握った場合に、ピリオンシートとグラブレールの相対変位がより生じ難くなり、グラブレールによる同乗者のホールド性がより高まる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、前側とは車両の前進方向を言うものとし、さらに右側及び左側とは車両が前進する方向に向かって右側及び左側を言うものとする。
【0016】
図1,図2は、この発明にかかる低床式車両の全体構成を示す斜視図と側面図であり、図3,図4は、この低床式車両の骨格部の構成を示す斜視図である。
この低床式車両は、図1,図2に示すハンドル1がステアリングステム2に連結され、このステアリングステム2の中間部が、図3,図4に示すヘッドパイプ3に回動可能に支持されている。ステアリングステム2の下端にはフロントフォーク4が結合され、このフロントフォーク4に前輪WF(図1,図2参照)が支持されている。
【0017】
ヘッドパイプ3には、後部下方に延出するダウンパイプ5が接続され、このダウンパイプ5の下端に梯子型のフレームユニット6が接続されている。フレームユニット6は、前端部と後端部が相互に接合された一対のサイドパイプ7A,7Bを主フレームとし、これらのサイドパイプ7A,7B間が複数のクロスパイプ8a〜8dによって結合されている。サイドパイプ7A,7Bはダウンパイプ5との接合部から車体後方に向かって略水平に延出し、車体前後方向のほぼ中間位置から車体後方に向かって斜め上方に屈曲している。以下、説明の便宜上、屈曲部を挟んでサイドパイプ7A,7Bの前半部をフロントフレーム7AF,7BF、後半部をリヤフレーム7AR,7BRと呼ぶものとする。なお、サイドパイプ7A,7Bの屈曲部mの下面側にはセンタースタンド等の取り付けられるセンターフレーム40が取り付けられている。また、この発明における車体主フレームはヘッドパイプ3,ダウンパイプ5、フレームユニット6等によって構成されている。
【0018】
また、フロントフレーム7AF,7BFの上部には運転者の足を載せ置く足載せフロア9が支持され、リヤフレーム7AR,7BRの上部には荷物を載せ置くためのシート下フロア10が支持されている。シート下フロア10は、足載せフロア9の後端部から段差状に隆起し、車体後端部に向かって上方傾斜している(図1,図2参照)。
【0019】
図5,図6は、足載せフロア9とシート下フロア10を取り去ったこの低床式車両の車両中央部付近の平面図と側面図である。これらの図に示すようにフロントフレーム7AF,7BFには燃料タンク20が取り付けられ、リヤフレーム7AR,7BRには、エンジン11と無段変速機12、減速機(図示せず)等が一体化されたパワーユニット14が支持されている。この低床式車両の場合、パワーユニット14は、ユニットスイング式として後輪WRとともに複数のリンク15を介してリヤフレーム7AR,7BRに揺動可能に取り付けられている。なお、後輪WRの支持部とリヤフレーム7AR,7BR間のクロスパイプ8d(図3,図4参照)の間にはコイルスプリングを主部品とするクッションユニット16が介装されている。パワーユニット14のエンジン11は、フレームユニット6の屈曲部m後方の車幅方向のほぼ中心位置に配置され、無段変速機12と減速機は車体左側のリヤフレーム7ARの下方に配置されている。そして、エンジン11の吸気側に接続されるエアクリーナ17は無段変速機12の変速機ケース12aの後部側上面に取り付けられ、エンジン11の排気側に接続される排気管18とマフフラー19(図1,図2参照)は車体右側のリヤフレーム7BRの下方に引き出されている。
【0020】
また、無段変速機12の変速機ケース12aの前端部には、変速機内に冷却空気を導入するためのエアダクト21が接続され、そのエアダクト21は、図5,図6に示すように車体左側のフロントフレーム7AFの外側面に沿って配置されるとともに、図示せぬねじ等の締結部材にてフロントフレーム7Fに固定され、さらにその先端部がフロントフレーム7AFの上面を跨いで燃料タンク20の後端部位置に開口している。なお、図中22は、パワーユニット14の揺動を許容するためにエアダクト21に設けられた蛇腹配管である。
【0021】
また、足載せフロア9の前端部には、ハンドル1の付根部に向かって立ち上がり、ダウンパイプ5の周囲を囲繞するカバー支柱23が配置され、そのカバー支柱23の上端部に、ヘッドライト24a,24bを収納するライトボックス25が取り付けられている。
【0022】
ところで、図4,図5に示すフレームユニット6のうち、フロントフレーム7AF,7BFの屈曲部mの近傍とリヤフレーム7AR,7BRには、乗員の着座するシート26を支持するための略コ字状に湾曲したシートフレーム27,28,29が結合されている。これらのシートフレーム27,28,29はコ字形状の向かい合う二辺の一方(以下「下辺27a,28a,29a」と呼ぶ。)が左右のフレーム7AF,7BF、或いは、7AR,7BRに跨って結合され、前記2辺を連結する連結辺27b,28b,29bが車体右側のフレーム7BF,7ARの車幅方向外側位置にて上方に立ち上がり、他方の一辺(以下「上辺27c,28c,29c」と呼ぶ。)側でシート26を支持するようになっている。つまり、これらのシートフレーム27,28,29はすべて右側のフレーム7BF,7ARの車体外側に膨出してそこでコ字形状に湾曲するように配置され、シート26を片持ちでフレームユニット6に支持させるようになっている。
【0023】
そして、フロントフレーム7AF,7BFに結合される最前部のシートフレーム27とリヤフレーム7AR,7BRに結合される最後部のシートフレーム29は各上辺27c,29cが車幅方向に直線的に延出しており、中間のシートフレーム28の上辺28cは車幅方向の中間位置手前側まで延出した後にその先端部が車体前方側に向かって湾曲している(以下、この部分を「前方延出部28d」と呼ぶ)。このシートフレーム28の前方延出部28dの先端にはシート26の前端部が結合されるシート支持片30が結合されるとともに、その結合部の車体後方側位置に最前部のシートフレーム27の上辺27aの先端部が結合されている。また、シートフレーム28の前方延出部28dのさらに車体後方側位置には、車幅方向両側に延出してシート26の下面を支持する一対のチャンネルフレーム31a,31bが結合されている。車体左側に延出するチャンネルフレーム31aの先端部には、車両から降りた運転者が把持して車両を操作するための楕円リング状の側部グリップ32が一体に結合されている。
【0024】
一方、最後部のシートフレーム29の上辺29cの先端には、シート26の幅方向のほぼ中心位置で車体前後方向に延出するシートレール33が結合されている。このシートレール33の前端部は車体左側のチャンネルフレーム31aの下面まで延び、そのチャネルフレーム31aに結合されている。したがって、最後部のシートフレーム29の上辺はシートレール33とチャンネルフレーム31aを介して前方の二つのシートフレーム27,28の上辺27a,28aと一体化されている。また、シートレール33のシートフレーム27との結合部の前後にはシート26の下面を支持する支持ブラケット34,35が夫々取り付けられており、シートレール33の後端部には、車両運転時に同乗者が把持する略D字状のグラブレール36が結合されている。
【0025】
この実施形態の場合、シート26は、図1〜3及び図6に示すように運転者が着座するライダーシート26Aと、運転者の後方で同乗者が着座するピリオンシート26Bによって構成されている。ライダーシート26Aとピリオンシート26Bは夫々独立して形成され、前方のライダーシート26Aは最前部のシートフレーム27と中間のシートフレーム28の上辺27c,28cによって主に支持され、ピリオンシート26Bは最後部のシートフレーム29の上辺29cによって主に支持されている。ただし、最後部のシートフレーム29の上辺29cはシートレール33を介して前側二つのシートフレーム28,27に連結されているため、ピリオンシート26Bに作用する荷重の一部は前側二つのシートフレーム28,27によっても支持される。また、シートレール33はライダーシート26Aとピリオンシート26Bの各下面に跨るように配置されている。
【0026】
また、フレームユニット6の後端部には、図1に示すようにテールランプ37とライセンスプレート用の取付ステー38が取り付けられている。
【0027】
また、前述したシート下フロア10は、リヤフレーム7AR,7BRとシートフレーム27,28,29の下辺27a,28a,29aの上方に被せるようにして取り付けられ、シート下フロア10とシート26の間には、荷物を収容するための収容空間39が設けられている。また、シート下フロア10は、図7に示すように車体左右のリヤフレーム7AR,7BRの軸心部間の上方に跨るようにシート26の幅よりも広い幅に形成されている。
【0028】
以上のように構成された低床式車両は、足載せフロア9から車体後端部に連続する収容空間39がシート26の下方に形成されているため、スケートボードや釣竿等の長尺な荷物をシート下フロア10に載置することができる。そして、この低床式車両においては、シート26をフレームユニット6に支持させるためのシートフレーム27,28,29が略コ字状に湾曲して形成され、そのシートフレーム27,28,29の湾曲部分がリヤフレーム7BRよりも車幅方向外側に張り出すようにして配置されているため、シート下フロア10の幅を充分に広げることができるとともに、シート下フロア10からはみ出す幅の荷物であってもシートフレーム27,28,29の湾曲分だけ余裕をもってシート下フロア上10に載置することができる。
【0029】
特に、この実施形態の低床式車両においては、すべてのシートフレーム27,28,29の湾曲部分が車両右側に揃うように片持ちに配置され、車体左側にシートフレーム27,28,29による制約を受けない連続した空間が確保されるようになっているため、より幅の広い荷物をシート下フロア10上に載置することができる。
また、この低床式車両の場合、シート26を支持するシートフレーム27,28,29が湾曲し、しかも、そのシートフレーム27,28,29が片持ちでシート26を支持する構造となっているため、シートフレーム27,28,29の弾性によって路面からの入力衝撃等を緩和できるという利点がある。
【0030】
さらに、この低床式車両の場合、シート26がライダーシート26Aとピリオンシート26Bの2連のシートによって構成されているが、ライダーシート26Aの下方にシートフレーム27,28、ピリオンシート26Bの下方にシートフレーム29が夫々配置されているため、前後の各シート26A,26Bを夫々確実に、かつ安定的にフレームユニット6に支持させることができる。
【0031】
そして、特に、この実施形態においては、前方二つのシートフレーム27,28の上辺27c,28cが直接結合され、最後部のシートフレーム29の上辺29cがシートレール33とチャンネルフレーム31aを介して中間のシートフレーム28の上辺28cに結合されているため、各シートフレーム27,28,29の上辺27c,28c,29cに作用する荷重をすべてのシートフレーム27,28,29に分散支持させることができるうえ、ライダーシート26Aとピリオンシート26Bの大きな相対変位を抑制することができる。したがって、これにより、シート26に対する支持強度を確実に高めることができるとともに、ピリオンシート26Bに着座した同乗者の安定感を高めることができる。
【0032】
さらに、この低床式車両においては、シートフレーム29の上辺29cに結合されたシートレール33の後端部にグラブレール36が一体に取り付けられているため、ピリオンシート26Bに着座した同乗者がグラブレール36を握る場合に、ピリオンシート26Bとグラブレール36の変位がより少なくなり、グラブレール36による同乗者のホールド性がより高まるという利点がある。
【0033】
なお、この発明は以上述べた実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上述した実施形態においてはシートフレームを車体右側に片持ちに配置したが、シートフレームを車体の両側に湾曲するように配置することも可能である。この場合には、シートフレームを車体の左右片側に片持ちに配置する場合に比較して、シート下フロアに載置できる荷物の幅がシートフレームによって制限されるが、シートフレームがフレームユニット(車体主フレーム)からストレートに立ち上がる場合に比較すれば、シート下フレームに載置し得る荷物の幅が確実に広がる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明の一実施形態の低床式車両を前方斜め上方側から見た斜視図。
【図2】同実施形態の低床式車両の側面図。
【図3】同実施形態の低床式車両の骨格部材を主とした斜視図。
【図4】同実施形態のシートフレームの組付け状態を示す斜視図。
【図5】同実施形態の低床式車両の足載せフロアとシート下フロアを取り去った車体略中央部の平面図。
【図6】同実施形態の低床式車両の足載せフロアとシート下フロアを取り去った車体略中央部の側面図。
【図7】同実施形態の低床式車両の平面図。
【符号の説明】
【0035】
3…ヘッドパイプ(車体主フレーム)
5…ダウンパイプ(車体主フレーム)
6…フレームユニット(車体主フレーム)
10…シート下フレーム
26…シート
26A…ライダーシート
26B…ピリオンシート
27,28,29…シートフレーム
33…シートレール
36…グラブレール
39…収容空間(空間部)





 

 


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