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自動二輪車のオーディオ装置配置構造 - 本田技研工業株式会社
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発明の名称 自動二輪車のオーディオ装置配置構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30825(P2007−30825A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−220898(P2005−220898)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 山田 勝久 / 鈴木 浩二 / 加藤 勇一
要約 課題
高音質の音響を実現できる自動二輪車のオーディオ装置配置構造を提供する。自動二輪車のオーディオ装置配置構造を提供する。

解決手段
オーディオ本体、アンプ、及びスピーカを有するオーディオ装置50を自動二輪車に搭載する際のオーディオ装置配置構造において、アンプ54がオーディオ本体とは別体に設けられ、かつリアフェンダ60後部の収納部81内に配置される。
特許請求の範囲
【請求項1】
音声信号を発生する装置、アンプ、及びスピーカを有するオーディオ装置を自動二輪車に搭載する際のオーディオ装置配置構造において、
前記アンプは、前記音声信号を発生する装置とは分離して配置されることを特徴とする自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項2】
前記アンプは、前記自動二輪車におけるリアフェンダの後部に設けた収納部内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項3】
前記リアフェンダは、車両前後方向に分割可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項4】
前記自動二輪車におけるサドルバッグを支持する左右のステー間にクロスビームを渡設し、該クロスビームには前記収納部を支持する屈曲形状部を設ける一方、前記収納部にはその位置決めのための複数の凸部を設け、該各凸部間を前記屈曲形状部が通過するように設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項5】
前記収納部の開口及びアンプの上部は弾性材で形成したカバーで覆われ、かつ該カバーは前記収納部に係止されることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項6】
前記アンプは弾性材を介して前記収納部に支持されることを特徴とする請求項2から請求項5の何れかに記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項7】
前記収納部は水抜き孔を有することを特徴とする請求項2から請求項6の何れかに記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。
【請求項8】
前記アンプのケーシングに通気孔を設けると共に、該通気孔を透湿防水シートで覆ったことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の自動二輪車のオーディオ装置配置構造。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動二輪車のオーディオ装置配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動二輪車のオーディオ装置においては、シート前方にオーディオ本体(音声信号を発生する装置)が設置されると共に、車体前部中央部における速度等の表示を行う表示部の左右にスピーカが設置されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2000−228793号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のようなオーディオ装置においては、その搭載スペースの関係上、オーディオ本体にアンプを内蔵して一体化している。カセットテープ等のメディアから読み出された音響データは、オーディオ本体で調整された後にスピーカに直接出力され、該スピーカから音響として出力される。
【0004】
ところで、自動二輪車によるツーリング中に本格的な音楽を楽しむためには、ある程度以上の性能を備えた音響システムが必要となる。
しかしながら、従来の如くオーディオ本体にアンプを内蔵して一体化したオーディオ装置においては、提供可能な音響が制限されてしまうという問題がある。
【0005】
そこでこの発明は、高音質の音響を実現できる自動二輪車のオーディオ装置配置構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、音声信号を発生する装置(例えば実施例のオーディオ本体51)、アンプ(例えば実施例のアンプ54)、及びスピーカ(例えば実施例の各スピーカ52,53)を有するオーディオ装置(例えば実施例のオーディオ装置50)を自動二輪車(例えば実施例の自動二輪車1)に搭載する際のオーディオ装置配置構造において、前記アンプは、前記音声信号を発生する装置とは分離して配置されることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記アンプは、前記自動二輪車におけるリアフェンダ(例えば実施例のリアフェンダ60)の後部に設けた収納部(例えば実施例の収納部81)内に配置されることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記リアフェンダは、車両前後方向に分割可能に構成されることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記自動二輪車におけるサドルバッグ(例えば実施例のサドルバッグ40)を支持する左右のステー(例えば実施例のサドルバッグステー18)間にクロスビーム(例えば実施例のクロスビーム93)を渡設し、該クロスビームには前記収納部を支持する屈曲形状部(例えば実施例のU字状部95)を設ける一方、前記収納部にはその位置決めのための複数の凸部(例えば実施例の角形凸部88)を設け、該各凸部間を前記屈曲形状部が通過するように設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記収納部の開口(例えば実施例の上部開口82)及びアンプの上部は弾性材で形成したカバー(例えば実施例のカバー91)で覆われ、かつ該カバーは前記収納部に係止されることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載した発明は、前記アンプは弾性材(例えば実施例のゴムブッシュ57)を介して前記収納部に支持されることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載した発明は、前記収納部は水抜き孔(例えば実施例の水抜き孔87)を有することを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載した発明は、前記アンプのケース(例えば実施例のアンプケース55)に通気孔(例えば実施例の通気孔58)を設けると共に、該通気孔を透湿防水シート(例えば実施例の透湿防水シート58a)で覆ったことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載した発明によれば、アンプを音声信号を発生する装置とは別体に設けることで、アンプを大型化して高音質の音響を実現することが可能となり、ツーリング中に本格的な音楽を聴く楽しみを提供することができる。
請求項2に記載した発明によれば、収納部自体が走行風を受けて冷却されると共にその内部のアンプも良好に冷却されることとなり、該アンプの放熱性を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、アンプのメンテナンス時等において、リアフェンダにおけるアンプの収納部が設けられている側(後側)のみを取り外すことが可能となり、メンテナンス作業性の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、収納部及びアンプの重量がクロスビームの屈曲形状部に支持されることとなり、リアフェンダに加わるアンプ等の重量による負荷を軽減できる。また、収納部に設けた複数の凸部間を屈曲形状部が通過することで、該収納部の複数方向での位置決めが可能となり、収納部周辺の車体への組み付け作業を容易にできる。
【0015】
請求項5に記載した発明によれば、収納部の開口及びアンプの上部が弾性材からなるカバーで覆われることで、アンプの防水性を確保しつつ、収納部の開口とこれに係止されるカバーとの間に所定の隙間を生じさせて該収納部内に走行風を取り込むことが可能となり、アンプの放熱性をさらに高めることができる。
請求項6に記載した発明によれば、弾性材を介してアンプが支持されることで、車体からの振動のアンプへの伝播を軽減できる。
請求項7に記載した発明によれば、収納部内に水が浸入した場合にもこれを水抜き孔を介して速やかに外部に排出でき、アンプの防水性を良好に確保できる。
請求項8に記載した発明によれば、アンプケース内の通気性及び防水性を併せて確保できる。特に、例えば連続使用時に温度が上昇したアンプが水を被ってケース内部が低圧になったとしても、通気孔から水を吸い込むようなことを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
【0017】
図1に示すように、自動二輪車1の前輪2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支される。各フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム5前端部のヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。ステアリングステム4の上部には、前輪転舵用のハンドル43が取り付けられる。ヘッドパイプ6からは左右一対のメインフレーム7が斜め下後方に延び、このメインフレーム7の下方には、自動二輪車1の原動機である水冷4ストローク水平対向六気筒型のエンジン10が搭載される。
【0018】
各メインフレーム7の後端部に連なるピボットプレート8には、後輪9を軸支するスイングアーム11の前端部が揺動可能に枢支される。スイングアーム11は、中空片持ちアームの後端部で後輪9を軸支する片持ち式のもので、該片持ちアーム内には、エンジン10から導出される不図示のドライブシャフトが挿通され、このドライブシャフト及び後輪中央のギヤボックス12を介して、エンジン10と後輪9との間の動力伝達が可能とされる。
【0019】
ピボットプレート8近傍には、乗員用のシート27を支持するシートフレーム14の前端部が接合される。シート27は、その前部が運転者用の着座部、後部が後部搭乗者用の着座部とされるもので、該シート27の後方には、後部搭乗者用のシートバック28を形成するリアトランク29が配置される。また、シート27の前方には、該シート27の前部下方まで延びる燃料タンク30、及びエンジン吸気用のエアクリーナボックス31等が配置され、これらが外装部品であるトップシェルタ32で覆われる。
【0020】
自動二輪車1の車体前部には、左右一対のヘッドランプ33を備えた大型のフロントカウル34が設けられると共に、該フロントカウル34の前部上方には、ワイパー35aを備えた大型のウインドスクリーン35が設けられる。フロントカウル34の上部後側には、スピードメータ及びタコメータ等を備えたメータパネル36が配置される。このメータパネル36の斜め下後方に連なるように、フロントカウル34後側からシート27前部に渡って車体を覆う前記トップシェルタ32が設けられる。フロントカウル34の上部両側には、フロントウインカ37を備えた左右のミラー38が取り付けられ、フロントカウル34の左右方向内側(車幅方向内側)には、エンジン用のラジエータ39が左右方向と略直交するように配置される。
【0021】
シート27後部及びリアトランク29の下方両側には、左右のサドルバッグ40が配置される。これら左右サドルバッグ40の後部両側、及びリアトランク29の後部両側には、テールランプ、ブレーキランプ、及びリアウインカとして機能するリアコンビランプ41が配置される。左右サドルバッグ40の下方には、エンジン排気用のサイレンサ42が配置されている。
【0022】
車体フレーム5における左右ピボットプレート8の下端近傍には、車体を直立状態で支持するメインスタンド44が格納可能に設けられ、左ピボットプレート8の下部前方には、下方には、車体を左側に傾けた状態(車体上部が左側に位置するように傾けた状態)で支持するサイドスタンド45が格納可能に設けられる。また、左右ピボットプレート8の下部前方には、運転者用のステップ46が設けられ、左右ピボットプレート8の後方には、後部搭乗者用のステップボード47が設けられる。
【0023】
ここで、上記自動二輪車1は、シート27前方においてトップシェルタ32内に配置されるオーディオ本体(音声信号を発生させる装置)51と、フロントカウル34内のメータパネル36両側に配置される各フロントスピーカ52と、リアトランク29前部のシートバック28両側に配置される各リアスピーカ53と、左右サドルバッグ40間のリアフェンダ60後部に配置されるアンプ54とを主とするオーディオ装置50を備えている。フロントスピーカ52は、比較的大型の中低音用スピーカ52aに対し、比較的小型の高音用スピーカ52bが分離して設けられる。なお、メータパネル36の中央部手前側には、カーナビゲーションシステムにおける液晶表示部36aが配設されている。
【0024】
オーディオ本体51は、ラジオチューナ、カセットテーププレーヤ、CD(Compact Disk)プレーヤ、及びMD(Mini Disc)プレーヤ等の複数のオーディオソースを有する。なお、図中符号51aは、リアトランク29内に収容されるオーディオ本体51の一部としてのCDチェンジャーを示す。このオーディオ本体51から出力された音響信号は、アンプ54を介して増幅された後に、各フロントスピーカ52及びリアスピーカ53から実際の音響として出力される。
【0025】
図5を併せて参照して説明すると、シートフレーム14は、左右のピボットプレート8の上端部からやや後上がりに後方へ延びる左右のシートレール15と、左右のピボットプレート8の後端部から斜め上後方に延びてシートレール15の後端部に連なる左右のガセットパイプ16とを主とし、これらの後端部を側面視三角形状のエンドプレート15aを介して結合してなる。このようなシートフレーム14の後部には、リアトランク29を支持するリアトランクステー17、及びサドルバッグ40を支持する左右のサドルバッグステー18の前端部がそれぞれ結合される。
【0026】
リアトランクステー17は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなるもので、上面視で前方に開放するコ字状をなし(図示略)、その前端部両側がシートフレーム14の上部後端部両側にボルト締結により固定される。
また、サドルバッグステー18も同様に、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなるもので、略水平に配される下部水平部21a及びその後端部から立ち上がる後部起立部21bを一体に形成してなるロアパイプ21と、後上がりに配されてその後端部にロアパイプ21の後部起立部21bの上端部が溶接結合されるアッパパイプ22とを主としてなる。
【0027】
ロアパイプ21の下部水平部21aの中間部及びアッパパイプ22の中間部には、略垂直に配される連結パイプ23の両端部が溶接結合される。また、アッパパイプ22の前端部は、シートフレーム14のガセットパイプ16の後部にボルト締結により固定され、ロアパイプ21の前端部は、ガセットパイプ16の下部にボルト締結により固定される。
【0028】
ロアパイプ21の後部起立部21bは、その中間部で後方に凸となるように湾曲し、その上端部が後上がりのアッパパイプ22に対して略直角に突き当てられた状態で溶接結合される。ここで、左右のサドルバッグステー18は、左右アッパパイプ22の後端が左右一体のリアトランクステー17の後部下側に突き当てられてこれに溶接結合されると共に、左右ロアパイプ21の後部起立部21bにおける前記湾曲部近傍に左右方向に沿うクロスパイプ24の両端部が溶接結合されることで、リアトランクステー17と共に左右一体に設けられている。
【0029】
左右サドルバッグステー18間には、自動二輪車1の後輪9の上部をその周方向に沿うように覆うリアフェンダ60が設けられる。
リアフェンダ60はポリプロピレン等の合成樹脂製のもので、後輪中心よりもやや後方となる位置の上方にて前後に分割可能に構成されている。ここで、リアフェンダ60の前側分割体を前部フェンダ61、後側分割体を後部フェンダ71とする。なお、リアフェンダ60の後方には、左右サドルバッグ40の後端部に連なる外装部品としてのフェンダカバー60aが設けられる(図3参照)。
【0030】
前部フェンダ61は、後輪9のトレッド面から所定量離間した位置にてこれに沿うように設けられる前フェンダ本体62と、該前フェンダ本体62の両側縁から下方に延出するように設けられる左右の前フェンダ側壁63とを一体に形成してなる。前部フェンダ61の前端部には車体に対する係止部64が設けられると共に、後端部両側にはシートフレーム14後端部下側の固定部に対する締結部65が設けられ、前記係止部64を車体に係止した状態で、左右の締結部65に左右方向外側からボルトを挿通して前記固定部に締め込むことで、前部フェンダ61が車体に固定される。
【0031】
前部フェンダ61の後端部には、該後端部近傍から分岐してこれと略平行をなして後方に延びる分岐壁部66が一体形成され、この分岐壁部66と後端部との間に形成される係止溝内に、後部フェンダ71の前端部が差し込まれて保持される。
【0032】
後部フェンダ71の前半部は、後輪9のトレッド面から所定量離間した位置にてこれに沿うように設けられる後フェンダ本体72と、該後フェンダ本体72両側縁から下方に延出するように設けられる左右の後フェンダ側壁73とを一体形成してなる。後フェンダ本体72は前フェンダ本体62と、後フェンダ側壁73は前フェンダ側壁63と、それぞれ連なるように設けられる。ここで、後フェンダ側壁73及び前フェンダ側壁63は左右方向と略直交するように設けられる。また、後フェンダ側壁73は、その前端部における下端高さを略一定に保つべく略水平な下縁形状を形成している。
【0033】
そして、後部フェンダ71の後半部には、オーディオ装置50におけるオーディオ本体51とは別体に設けられたアンプ54の収納部81が設けられている。
図6,7に示すように、収納部81は、上方に開放する箱型のもので、後フェンダ本体72よりも左右幅が狭く、その上部開口82の両側縁部には、後部フェンダ71の前半部両側から後方に向けて延出する左右の後部延出部74が位置している。後部延出部74は、下方に開放する断面コ字状をなし、収納部81を吊可するステーとして機能する。
【0034】
後部延出部74の外側壁は後フェンダ側壁73と略面一に設けられ、内側壁は収納部81の上部開口82側縁近傍から起立するように設けられる。また、後部延出部74の上壁は、その前半部分がやや後下がりに傾斜し、後半部分は略水平に設けられる。ここで、後部延出部74の上壁は、収納部81及び後フェンダ本体72を避けつつ左右間で連なることで、後部フェンダ71におけるやや後下がりに傾斜した上壁部75を形成している(図6参照)。
【0035】
後部延出部74の後部の直ぐ上方には、左右サドルバッグステー18間に渡る前記クロスパイプ24が配置されると共に、該クロスパイプ24の両側には後部フェンダ71用の後固定部が設けられる。一方、左右の後部延出部74の後部上には、前記後固定部に対する締結部76が設けられており、後部フェンダ71前端部を前部フェンダ61後端部に差し込んだ状態で、左右の締結部76に後方からボルトを挿通して前記後固定部に締め込むことで、後部フェンダ71が車体に固定される。
【0036】
収納部81は、その上部開口82両側が左右の後部延出部74に支持されると共に、下端部が左右のサドルバッグステー18間に渡るクロスビーム93に支持される。
図8を併せて参照して説明すると、収納部81の前壁部83は、後フェンダ本体72と連続してその一部を構成するべく、後輪9のトレッド面から所定量離間した位置にてこれに沿うように湾曲して形成される。また、収納部81の左右側壁部84は、概ね左右方向と直交するように設けられ、その上部後側及び下部前側には、アンプ54の両側部を支持するマウント部84aが設けられる。
【0037】
ここで、アンプ54は、前後幅を抑えた扁平状箱型のアンプケース55内に収容されてなる。アンプケース55は、その前後左右の壁部がアルミニウム製のヒートシンク55aで構成され、該ヒートシンク55aの上下には鉄製のカバー55bが装着される。なお、上側のカバー55bの中央部からは、外部配線との接続ハーネス55cが導出されている。このようなアンプ54が前傾した状態(その上部が前側するように傾斜した状態)で収納部81内に配置される。このとき、アンプケース55の外周及び底部は収納部81の外壁及び底壁から離間し、かつアンプ54の上部は収納部81の上部開口82よりも上方に突出して設けられ、該アンプ54上部の後方には前記クロスパイプ24が位置している。
【0038】
図9を併せて参照して説明すると、アンプケース55の左右壁部における上下方向中間部後側及び下部前側には、左右方向と略直交する鋼板からなるマウントブラケット56が締結される。各マウントブラケット56は、側面視で収納部81の各マウント部84aと重なるように設けられる。ここで、各マウント部84aには、左右方向に沿ってボルトを挿通可能なゴムブッシュ(弾性材)57が嵌合装着される。ゴムブッシュ57内には金属製のカラーが挿入され、これらゴムブッシュ57及びカラーの左右方向内側端がマウントブラケット56の外側面に当接する。この状態で、各ゴムブッシュ57のカラー内に左右方向外側から前記ボルトを挿通してマウントブラケット56に溶着されたナットに締め込むことで、アンプ54の左右両側の二箇所が収納部81の左右側壁部84にラバーマウントされる。
【0039】
図6,7,8に示すように、収納部81の後壁部85は、概ね前後方向と直交するように設けられる。また、収納部81の下壁部(下端部)86は前下がりに傾斜して設けられ、その前端部左側の隅部には水抜き孔87及びこれに連なる排水パイプ87aが設けられる。このように下壁部86左前の隅部に水抜き孔87を設けたのは、前壁部83が後方に凸となるように湾曲することで、前下がりに傾斜する下壁部86の最下部がその前端部両側となるからであり、かつ前記サイドスタンド45を用いて車体を左側に傾けて停車した際の最下部がその前端部における左側(すなわちサイドスタンド45と同じ側)となるからである。
【0040】
収納部81の上部開口82には、これを上面視で覆うゴム製のカバー91が取り付けられる。このカバー91は、上面視方形状をなす板状のもので、その前端部左右外側の二箇所が後部フェンダ71の上壁部75の左右外側にリベット91cにより固定される一方、後部左右外側の二箇所が後部延出部74上における締結部76よりも前方に設けられた横係止フック91bに係止され、かつ後端部左右内側の二箇所が収納部81の上部開口82における後縁部上に設けられた後係止フック91aに係止される。なお、カバー91の後端部左右外側は、前記締結部76を避けるように切り欠かれている。
【0041】
このようなカバー91を収納部81の上部開口82に取り付けると、その中央部が収納部81の上部開口82から突出するアンプ54の上部に持ち上げられた状態でこれを覆うと共に、その直ぐ後方では前記クロスパイプ24に押し下げられることで、側面視で概ねクランク状に屈曲する。これにより、カバー91両側と上部開口82両側との間には、側面視で山形をなす所定の間隙が形成される。
【0042】
後フェンダ本体72の前部上側には、リアフェンダ60上の水滴が収納部81内へ滴下することを抑制する前遮水リブ77が立設される。この前遮水リブ77は、後フェンダ本体72の左右全幅に渡り、その上面視で左右方向中央部を頂点として前方に凸となるV字状に形成される。後フェンダ本体72は後輪9のトレッド面に沿って上方に凸となるように湾曲しており、前遮水リブ77の左右方向中央部はリブ自身の最上部にもなるので、リアフェンダ60上を流れ落ちる水滴は、前遮水リブ77の傾斜に沿って斜め下外側に良好に導かれて後フェンダ本体72の両側方へ滴下する。
【0043】
また、収納部81の上部開口82の前縁部には、後部フェンダ71の上壁部75から上方に突出することでリアフェンダ60上の水滴が収納部81内へ滴下することを抑制する後遮水リブ78が立設される。この後遮水リブ78は、上壁部75の左右全幅に渡って左右方向に沿って設けられるもので、リアフェンダ60上を流れ落ちる水滴の収納部81内への滴下をその直前で防止することが可能である。
【0044】
図7,9に示すように、アンプケース55の下面左側には、その内部の圧力調整用の通気孔58が設けられる。この通気孔58は、例えば三つの貫通孔を形成してなるもので、ケース内側から既存の透湿防水シート58aで覆われる。すなわち、通気孔58は、アンプケース55内の湿気を外部に放出可能としつつ、外部からのアンプケース55内への水の浸入を防止している。この通気孔58をアンプケース55の下面における左側に設けたのは、これを前記水抜き孔87と同じ側に設けることで、収納部81内に水が溜まるような状況が生じたとしても、車体が左側に傾けば水抜き孔87から排水されるし、右側に傾けば通気孔58が水に浸る状況を回避できるからである。
【0045】
図6,7,10に示すように、クロスビーム93は、概ね左右方向に沿う左右側部94と、該両側部94間(左右方向中央部)において前方に凸となるように湾曲するU字状部(屈曲形状部)95とを、円形鋼管に曲げ加工等を施して一体に形成してなる。左右側部94の外側端部には、サドルバッグステー18のロアパイプ21後端部のビーム固定部に対する締結部96が形成され、該締結部96を前記ビーム固定部に後方から当接させた状態で、締結部96に後方からボルトを挿通して前記ビーム固定部に締め込むことで、クロスビーム93の両端部が左右のサドルバッグステー18に固定される。なお、収納部81の下方であって前記フェンダカバー60aの内側(前方)には、前記ウインドスクリーン35用のウォッシャ装置93aが配置され(図5参照)、該ウォッシャ装置93aの上端部が、クロスビーム93と共にサドルバッグステー18に共締めされる。
【0046】
クロスビーム93の左右側部94は収納部81の下端部後方に位置し、U字上部95は収納部81の直下に向けて延出するように設けられる。このU字状部95は、収納部81の下壁部86に沿って前下がりに傾斜しており、サドルバッグステー18に固定された状態では、下壁部86下面に下方から当接してこれを支持する。このとき、U字状部95の中央湾曲部95aは下壁部86の中央部よりも前側に位置し、この中央湾曲部95aの両端から斜め後方かつ左右方向外側に向けて左右傾斜部95bを延ばした後、下壁部86の後部両側にて左右方向外側に湾曲して左右側部94に連なる。
【0047】
このU字状部95における左右傾斜部95bをそれぞれ挟み込むように、収納部81の下壁部86下面両側には、それぞれ一対の角形凸部88が突設される。各角形凸部88は、左右傾斜部95bに沿う直方体状をなしてその両側に配置されるもので、クロスビーム93に対する収納部81の下壁部86に沿う前後左右方向での位置決めをなす。すなわち、収納部81の下端部をこれに沿う方向で位置決めするべく、各角形凸部88間をクロスビーム93が通過するように設けられている。
【0048】
図11を併せて参照して説明すると、収納部81の下壁部86下面略中央には、断面筒状をなして下方に突出する中空凸部89が設けられる。この中空凸部89は、U字状部95の中央湾曲部95aの内側に設けられるもので、その前部はU字状部95に沿って湾曲し、後部は前方に開放するコ字状をなすように設けられる。このような中空凸部89内に、ゴム等の弾性部材で形成したクッション89aの上部が下方から挿入された状態で嵌合保持される。
【0049】
一方、U字状部95の中央湾曲部95aの内側には、両傾斜部95b間に渡るように設けた支持プレート97が下方から当接した状態で溶接結合されており、該支持プレート97の上面には、中空凸部89に嵌合保持される弾性部材の下端部が下方に向けて押し付けられるように当接する。これにより、収納部81及びその内部に収容されるアンプ54の荷重の一部が、下壁部86の下面だけでなくクッション89aを介しても弾性的に支持される。
【0050】
以上説明したように、上記実施例におけるオーディオ装置配置構造は、オーディオ本体51、アンプ54、及び各スピーカ52,53を有するオーディオ装置50を自動二輪車1に搭載するためのものであって、アンプ54がオーディオ本体51とは別体に設けられ、かつ自動二輪車1におけるリアフェンダ60後部の収納部81内に配置されるものである。
【0051】
この構成によれば、オーディオ本体51にアンプ54を内蔵して一体化した場合と比べて、アンプ54を大型化して高音質の音響を実現することが可能となり、ツーリング中に本格的な音楽を聴く楽しみを提供することができる。また、リアトランク29の下方であってリアフェンダ60とフェンダカバー60aとの間のデッドスペースにアンプ54の収納部81を配置したことで、比較的大型のアンプ54を効率良く搭載できる。さらに、収納部81自体が走行風を受けて冷却されると共にその内部のアンプ54も良好に冷却されることとなり、該アンプ54の放熱性を高めることができる。
【0052】
また、上記オーディオ装置配置構造においては、リアフェンダ60が、車両前後方向に分割可能に構成されることで、アンプ54のメンテナンス時等において、リアフェンダ60におけるアンプ54の収納部81が設けられている側(後部フェンダ71)のみを取り外すことが可能となり、メンテナンス作業性の向上を図ることができる。
【0053】
さらに、上記オーディオ装置配置構造においては、自動二輪車1におけるサドルバッグ40を支持する左右のサドルバッグステー18間にクロスビーム93を渡設し、該クロスビーム93の中間部には収納部81を支持するU字状部95を設ける一方、収納部81にはその位置決めのための複数の角形凸部88を設け、該各角形凸部88間をU字状部95が通過するように設けたことで、収納部81及びアンプ54の重量がクロスビーム93のU字状部95に支持されることとなり、リアフェンダ60に加わるアンプ54等の重量による負荷を軽減できる。また、収納部81に設けた複数の角形凸部88間をU字状部95が通過することで、該収納部81の下壁部86に沿う前後左右方向での位置決めが可能となり、収納部81周辺の車体への組み付け作業を容易にできる。
【0054】
さらに、上記オーディオ装置配置構造においては、収納部81の上部開口82及びアンプ54上部が弾性材で形成したカバー91で覆われ、かつ該カバー91が収納部81に部分的に係止されることで、アンプ54の防水性を確保しつつ、収納部81の上部開口82とこれに係止されるカバー91との間に所定の隙間を生じさせて該収納部81内に走行風を取り込むことが可能となり、アンプ54の放熱性をさらに高めることができる。また、カバー91が弾性変形することで、収納部81内に収まりきらないアンプ54を搭載することも可能である。
【0055】
さらに、上記オーディオ装置配置構造においては、アンプ54がゴムブッシュ57を介して収納部81に支持されることで、車体からの振動のアンプ54への伝播を軽減できる。
【0056】
さらに、上記オーディオ装置配置構造においては、収納部81が水抜き孔87を有することで、収納部81内に水が浸入した場合にもこれを水抜き孔87を介して速やかに外部に排出でき、アンプ54の防水性を良好に確保できる。
【0057】
さらに、上記オーディオ装置配置構造においては、アンプケース55に通気孔58を設けると共に、該通気孔58を透湿防水シート58aで覆ったことで、アンプケース55内の通気性及び防水性を併せて確保できる。特に、例えば連続使用時に温度が上昇したアンプ54が水を被ってそのケース内部が低圧になったとしても、通気孔58から水を吸い込むようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】この発明の実施例における自動二輪車の側面図である。
【図2】上記自動二輪車の上面図である。
【図3】上記自動二輪車の後面図である。
【図4】図1におけるA矢視図である。
【図5】上記自動二輪車のリアフェンダ周辺の側面図である。
【図6】上記リアフェンダ後部の側面図である。
【図7】図6における後面図である。
【図8】図6における上面図である。
【図9】図6におけるB−B断面図である。
【図10】図6におけるC矢視図である。
【図11】図10におけるD−D断面図である。
【符号の説明】
【0059】
1 自動二輪車
18 サドルバッグステー(ステー)
40 サドルバッグ
50 オーディオ装置
51 オーディオ本体(音声信号を発生する装置)
52 フロントスピーカ(スピーカ)
53 リアスピーカ(スピーカ)
54 アンプ
55 アンプケース(ケース)
57 ゴムブッシュ(弾性材)
58 通気孔
58a 透湿防水シート
60 リアフェンダ
81 収納部
82 上部開口(開口)
87 水抜き孔
88 角形凸部(凸部)
93 クロスビーム
95 U字状部(屈曲形状部)
91 カバー





 

 


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