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発明の名称 車両のチェーンガード構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22409(P2007−22409A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−209361(P2005−209361)
出願日 平成17年7月20日(2005.7.20)
代理人 【識別番号】100098132
【弁理士】
【氏名又は名称】守山 辰雄
発明者 稲山 嗣人 / 陸井 益史 / 内池 康博 / 平野 啓典
要約 課題
内燃機関2に冷却装置として付設したウォータポンプ60とオイルクーラ70とを接続するホース63、64をチェーン16から保護するとともに、パワーユニットのコンパクト化を実現する。

解決手段
クランク軸40の駆動力を出力するドライブスプロケット45をクランクケース20の一側に設け、クランクケース20の後部に潤滑油を冷却するオイルクーラ70を設けるとともに、クランクケース20の一側にオイルクーラ70に冷却水を循環させるウォータポンプ60を設け、オイルクーラ70とウォータポンプ60とをホース63、64で接続した構造として、ドライブスプロケット45に巻き掛けられたチェーン16の周囲に設けるチェーンガイド50にドライブスプロケット45のホース63、64に対向する部分まで延びる延出部51を設け、延出部51によりチェーン16に対してホース63、64を保護した。
特許請求の範囲
【請求項1】
クランク軸が車幅方向に延在させて内燃機関を配置するとともに、当該内燃機関のクランクケースの一側に設けられたドライブスプロケットにクランク軸の駆動回転を伝達する伝達軸をクランクケース内にクランク軸に対して平行で且つ後方に配置し、
前記クランクケースの後部と当該クランクケースの前記ドライブスプロケット側の一側とにホースで接続された冷却装置を振り分けて配置し、
前記ドライブスプロケットに巻き掛けられて後輪に動力を伝達するチェーンの周囲に設けるチェーンガイドに、少なくとも当該ドライブスプロケットの前記ホースに対向する側の部分まで延びる延出部を設けたことを特徴とする車両のチェーンガード構造。
【請求項2】
請求項1に記載の車両のチェーンガード構造において、
前記冷却装置は、前記クランクケースの後部に設けられた内燃機関の潤滑油を冷却するオイルクーラと、当該クランクケースの前記ドライブスプロケット側の一側に当該オイルクーラに冷却水を循環させるウォータポンプであり、
当該オイルクーラとウォータポンプとは冷却水を流通させるホースで接続されていることを特徴とする車両のチェーンガード構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車両のチェーンガード構造において、
前記チェーンガイドに、前記クランクケースと前記ホースとの間に介在する仕切部を設けたことを特徴とする車両のチェーンガード構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内面機関をそのクランク軸及び当該クランク軸の動力をドライブスプロケットに伝達する伝達軸を車幅方向に延在させた状態で搭載する自動二輪車等の車両に関し、特に、ドライブスプロケット部の下部にホースで接続される冷却装置を振り分け配置する構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばチェーンドライブ方式の自動二輪車では、内燃機関のクランクケースの一側にドライブスプロケットを設け、当該ドライブスプロケットに巻き掛けられたチェーンにより後輪に内燃機関からの動力を伝達するようにしている。
また、チェーンの外れ防止等のために、チェーンを巻き掛けたドライブスプロケット部にチェーンガイドを設けることが行われている。
【0003】
例えば、チェーンドライブ方式の自動二輪車において、ドライブスプロケットの前部を覆うチェーンガイドを内燃機関のクランクケースに当接させて設けることで、チェーンガイドを破損し難くした発明が提案されている(特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平6‐255559号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにクランク軸及び伝達軸を車両の車幅方向に延在させて内燃機関を配置する方式において、当該内燃機関に付設する冷却装置を合理的に配置して、内燃機関や冷却装置を含むパワーユニットをコンパクトなものにすることが要求されている。
この場合、冷却装置に備えられるホースがチェーンや内燃機関と干渉してしまわないように考慮する必要があり、このような干渉を防止したコンパクト化が要求されていた。
【0005】
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、冷却装置のホース保護とパワーユニットのコンパクト化を実現することができる車両のチェーンガード構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両のチェーンガード構造は、内燃機関をクランク軸が車両の車幅方向に延在させて配置するとともに、当該内燃機関のクランクケースの一側に設けられたドライブスプロケットにクランク軸の駆動回転を伝達する伝達軸を当該クランクケース内に当該クランク軸に対して平行で且つ後方に配置し、クランクケースの後部と当該クランクケースのドライブスプロケット側の一側とにホースで接続された冷却装置を振り分けて配置し、ドライブスプロケットに巻き掛けられて後輪に動力を伝達するチェーンの周囲に設けるチェーンガイドに、少なくとも当該ドライブスプロケットのホースに対向する側の部分まで延びる延出部を設けたことを特徴とする。
【0007】
したがって、上記のようにクランク軸及び伝達軸が配置される態様で内燃機関を搭載することで、ドライブスプロケットに至るパワーユニットを合理的にコンパクト化することができる。しかも、ホースで接続された冷却装置をクランクケースの後部と当該クランクケースのドライブスプロケット側の一側とに振り分けて配置することで、クランクケース回りに形成された空きスペースを冷却装置の配置に有効利用することができ、更に、チェーンガイドに設けた延出部によりホースや冷却装置をチェーンから保護することができる。
【0008】
例えば、ここで、本発明では、冷却装置を、クランクケースの後部に設けられた内燃機関の潤滑油を冷却するオイルクーラと、当該クランクケースのドライブスプロケット側の一側に当該オイルクーラに冷却水を循環させるウォータポンプとして、当該オイルクーラとウォータポンプとを冷却水を流通させるホースで接続し、当該オイルクーラ、ウォータポンプ、ホースをチェーンガイドに設けた延出部により保護する。
【0009】
また、本発明では、チェーンガイドにクランクケースとホースとの間に介在する仕切部を設け、ホースとクランクケースとの干渉を防止する。
なお、この仕切部は、チェーンガイドに設けた取付用のステーで兼用する態様が好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、チェーンガイドに少なくともドライブスプロケットのホースに対向する側の部分まで延びる延出部を設けたため、チェーンの下方に配置される冷却装置やホースをチェーンから保護することができる。
より具体的には、例えば、メンテナンス等においてチェーンをゆるめた場合に、チェーンが冷却装置やホースに接触する事を回避することができ、これによって、チェーンに付着したオイルや埃が冷却装置やホースに付着してしまうことを防止できる。
更には、クランクケースの後部にオイルクーラを設けるとともに当該クランクケースのドライブスプロケット側の一側にウォータポンプを設けてこれらをホースで接続するようにしたため、オイルクーラやウォータポンプをクランクケースの下部空間を有効利用してコンパクトに配置することができる。更にまた、チェーンガイドにクランクケースとホースとの間に介在する仕切部(ステー)を設けたため、当該仕切部をホースの案内部材として機能させることができ、これによって、これら部品の組み立て作業を容易化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を図に示す一実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には、本例に係るチェーンガード構造を適用した自動二輪車の一例を側面視して示してある。
自動二輪車1は車両進行方向(Fr)の前後にシリンダを振り分けて配置したV型2気筒の内燃機関2を搭載している。内燃機関2は変速機3を一体となってパワーユニットを構成し、当該パワーユニットは自動二輪車1のメインフレーム4とサブフレーム5とで形成された空間に搭載されている。
【0012】
メインフレーム4の前端にはヘッドパイプ6が取り付けられており、前輪7を軸支したフロントフォーク8がヘッドパイプ6に枢支されている。
なお、図1中に示す、9はフロントフォーク8の上端に取り付けられた操縦ハンドル、10は車体フレームに取り付けられた燃料タンク、11は車体フレームに取り付けられたシートである。
【0013】
メインフレーム4とサブフレーム5との後端は接合され、そこに車幅方向で車体フレームを連結するクロスメンバ12が取り付けられている。クロスメンバ12にはスイングアーム13の前端が上下揺動自在に枢支されており、スイングアーム13の後端に後輪14が軸支されている。
後輪14のハブにはドリブンスプロケット15が取り付けられており、ドリブンスプロケット15と変速機3のドライブスプロケット45(後述する)とにはチェーン16が巻き掛けられている。したがって、変速機3のドライブスプロケットから出力された内燃機関2の駆動力がチェーン16を介してドリブンスプロケット15に伝達されて、後輪14が回転駆動される。
【0014】
内燃機関2は水冷式であり、内燃機関2及びオイルクーラ(後述する)に循環させる冷却水を冷却するためのラジエータ17が内燃機関2より前方のサブフレーム5に取り付けられている。
内燃機関2と変速機3とから構成されるパワーユニットは所謂置きで搭載されており、図3に示すように、内燃機関2のクランク軸及びクランク軸の駆動回転を伝達する変速機3の伝達軸(メイン軸、カウンタ軸)は車両進行方向(Fr)に対して略直交する車幅方向に延在している。
【0015】
図2には、内燃機関2に一部断面を施した状態でパワーユニットを側面視で示してある。なお、V型内燃機関2の前後の気筒を同様の構造であるので、前側の気筒のみに断面を施して示してある。
内燃機関2はクランクケース20上に前後に振り分けた2つの気筒を配した構成であり、各気筒は、ピストン21を摺動自在に納めたシリンダブロック22、シリンダブロック22上に設けられてピストン21の上端との間に燃焼室23を構成するシリンダヘッド24、シリンダヘッド24上に設けられたカム機構25を覆うシリンダヘッドカバー26を有している。
【0016】
シリンダヘッド24には燃焼室23に通じる吸気ポート30と排気ポート31とが設けられており、吸気ポート30には吸気弁32が設けられ、排気ポート31には排気弁33が設けられている。
吸気弁32と排気弁33はそれぞれカム機構25により所定の給排気タイミングで開閉される。すなわち、カム機構25のカム軸35がカムチェーン(図示せず)を介して内燃機関2のクランク軸40に連結されており、内燃機関2が運転することによりカム軸35が回転して、カム軸35のカムにより揺動するロッカーアーム36が吸気弁32と排気弁33とをそれぞれ開閉動作させる。
【0017】
クランクケース20内には、ピストン21にコネクティングロッド29を介して連結するクランク軸40が車幅方向に延在して設けられており、クランク軸40の駆動回転を伝達するメイン軸41とカウンタ軸42がクランク軸40に対して平行で且つ後方に配置して設けられている。
本例では、チェーン16が巻き掛けられるドライブスプロケット45をカウンタ軸42の端部に取り付けて、歯車変速機構を成すメイン軸41とカウンタ軸42とにより、ドライブスプロケット45にクランク軸40の駆動回転を伝達する伝達軸を構成している。なお、伝達軸の構成は自動二輪車の設計に応じて任意であり、例えば、カウンタ軸の回転を更に出力軸に伝達してドライブスプロケット45を回転させる場合には、出力軸も伝達軸を構成する。
【0018】
ドライブスプロケット45はクランクケース20の一側(本例では、進行方向Frに対して左側)に設けられており、ドライブスプロケット45に巻き掛けられたチェーン16の周囲にはチェーンガイド50が設けられている。
このチェーンガイド50は、一般的なチェーン16の外れ防止機能に加えて、チェーン16の塗布オイルによる汚染防止や、チェーン16による損傷防止機能を有しており、これらに関する詳しい説明は後述する。
【0019】
チェーンガイド50の下方で若干前方にはクランクケース20の一側(ドライブスプロケット45と同じ側)に取り付けられたウォータポンプ60が設けられており、このウォータポンプ60は、パイプ61を介してラジエータ17に接続され、また、パイプ62を介してシリンダブロック22のウォータジャケット連通孔27に接続されている。
また、チェーンガイド50の下方でクランクケース20の後下部には内燃機関2の潤滑油を冷却するオイルクーラ70が取り付けられており、更に、オイルクーラ70に一体に組み付けて潤滑油を清浄化するオイルフィルタ71が設けられている。
【0020】
ウォータポンプ60とオイルクーラ70とは冷却水供給ホース63と冷却水戻りホース64とにより接続されており、オイルクーラ70にはウォータポンプ60により冷却水が循環される。なお、冷却水供給ホース63と冷却水戻りホース64はゴム等の樹脂やアルミ等の金属といった任意に材料により構成される。
すなわち、内燃機関2の所要箇所に供給される潤滑油の供給経路において、潤滑油がオイルフィルタ71を通して清浄化されるとともに、当該潤滑油がオイルクーラ70で水冷方式により冷却される。
【0021】
図3には、図2中のA−A及びB−Bに対応する断面で内燃機関の内部構成を平面視で示してある。なお、図3には、A−A断面とB−B断面とを位置をずらして示してある。
クランクケース20にクランク軸40が軸回転自在に支持され、また、当該クランク軸40に対して平行で且つ後方に配置されたメイン軸41とカウンタ軸42がクランクケース20に軸回転自在に支持されている。
なお、これら軸40〜42の軸受け部には潤滑油が供給される。
【0022】
クランク軸40のクランクピン81にはコネクティングロッド29が接続されており、ピストン21の上下運動によりクランク軸41が回転する。
クランク軸40の一端には交流発電機82が設けられており、クランク軸40の回転により自動二輪車の各所で使用する電力が発電される。
クランク軸40の他端には出力歯車83が取り付けられており、出力歯車83は多板式クラッチ機構84に接続されている。
【0023】
多板式クラッチ機構84は、メイン軸41の端部に取り付けられたクラッチインナ85と、クラッチインナ85を収容するクラッチアウタ86と、クラッチインナ85とクラッチアウタ86との間に介装された多板クラッチ板87とを有しており、操作ハンドル9に設けられたクラッチレバーを乗員が操作することでクラッチ板87を断状態と接続状態とに切替えて、クラッチインナ85とクラッチアウタ86との接続状態を切替える。
【0024】
クラッチアウタ86の周面には環状の入力歯車88が取り付けられており、この入力歯車88と出力歯車83とが噛合している。
したがって、クランク軸40の回転が出力歯車83及び入力歯車88を介してクラッチアウタ86に伝達され、更に、接続状態とされたクラッチ板87及びクラッチインナ85を介してメイン軸41に伝達され、メイン軸41が軸回転する。
【0025】
メイン軸41とカウンタ軸42には互いに噛合した複数組(本例では5組)の歯車が設けられており、いずれかの歯車組を選択してメイン軸41からカウンタ軸42へ回転を伝達することで、歯車組みの減速比に応じた変速を行う歯車式変速機構90が構成されている。
歯車式変速機構90は公知の機構であり、概要を説明すると、歯車はメイン軸41に対して軸方向へ移動可能であり、当該移動により軸に対して回転自在な状態と噛合した状態とに切替え可能であり、車体の一側に設けられたチェンジペダル91を乗員が操作して、することで、シフトフォーク(図示せず)を介して対応する歯車を選択してメイン軸41に噛合させた状態とすることで、上記のように所定の変速比でメイン軸41からカウンタ軸42に回転駆動力を伝達する。
なお、本例では歯車式変速機構を用いているが、油圧式変速機構等の公知の他の変速機構を用いてもよい。
【0026】
カウンタ軸42の一端部はクランクケース20の外部に突出されており、当該突出端部にドライブスプロケット45が取り付けられている。
したがって、内燃機関2の運転により回転するクランク軸40の駆動力は多板式クラッチ機構84及び歯車式変速機構90を介してカウンタ軸42に伝達され、ドライブスプロケット45に巻き掛けられたチェーン16を介して後輪14に伝達される。
【0027】
クランクケース20内の底部にはオイルポンプ92が設けられており、オイルポンプ92はクランクケース20の底部に溜まった潤滑油をストレーナ(図示せず)を通して吸い上げて内燃機関2の所要箇所へ圧送する。
オイルポンプ92の回転軸93の一端にはスプロケット94が取り付けられており、このスプロケット94はメイン軸41に取り付けられたスプロケット96にチェーン95を介して連結されている。したがって、メイン軸41の回転によりオイルポンプ92が駆動される。
【0028】
オイルポンプ92の回転軸93の一端にはウォータポンプ60の回転軸65が同軸に接続されており、ウォータポンプ60はオイルポンプ92とともに駆動される。
したがって、ウォータポンプ60はオイルポンプ92との駆動機構を共通化したことにより、これら異なる機器に対する駆動機構を簡単な構造とすることができる。
【0029】
上記のように、ホース63、64により接続されたウォータポンプ60とオイルクーラ70とは水冷式の冷却装置を構成しており、ウォータポンプ60はクランクケース20の下方の側部に形成された空きスペースを利用して配置され、オイルクーラ70は内燃機関2から比較的離れて熱影響を受け難いクランクケース20の下方の後部に形成された空きスペースを利用して配置されており、車両側方への不都合な張出し等を生ずることなくパワーユニットをコンパクト化している。
【0030】
しかも、ウォータポンプ60やオイルクーラ70の上方に位置することとなるドライブスプロケット45やチェーン16に対して、こらウォータポンプ60やオイルクーラ70、更には、これらを接続するホース63、64がチェーンガイド50によって保護されるため、ウォータポンプ60をオイルクーラ70により接近させた位置に配置することができ、コンパクトな排気構成とすることができるとともに、ホース63、64を短くして強度を向上させることができる。
【0031】
このようなチェーンガイド50による機能を、図4乃至図7を参照して詳しく説明する。
図4にはチェーンガイド50の周辺部分の構造を側面視で示してあり、図5にはチェーンガイド50の周辺部分の構造を平面視で示してあり、図6にはチェーンガイド50を側面視で示してあり、図7にはチェーンガイド50とホース63、64との位置関係を自動二輪車の前方側から見た状態で示してある。
【0032】
従来のチェーンガイドはドライブスプロケットの略前半部分を覆う半円弧状を成しているが、図6に示すように、本例のチェーンガイド50にはドライブスプロケット45の後方まで延びる延出部51が形成されている。
また、チェーンガイド50の上部にはクランクケース20への取付用ブラケット52が設けられ、また、チェーンガイド50の前端下部にはサブフレーム5への取付用ステー53が設けられている。
【0033】
チェーンガイド50はこのような形状であるので、取付用ブラケット52及び取付用ステー53でネジ止してチェーンガイド50を取り付けた状態では、図4及び図6に示すように、ドライブスプロケット45に巻き掛けられたチェーン16の周囲を覆うとともに、その延出部51がドライブスプロケット45及びチェーン16に対してホース63、64及びオイルクーラ70(更には、オイルフィルタ71)に至る範囲を覆うこととなる。
【0034】
したがって、チェーンガイド50は運転中のチェーン16がドライブスプロケット45から外れないようにガイドするとともに、メンテナンス等においてチェーン16をドライブスプロケット45から外した際には、延出部51がチェーン16の垂れ下がりを支持するため、チェーン16がホース63、64及びウォーターポンプ60並びにオイルクーラ70(更には、オイルフィルタ71)に接触して、チェーン16に塗布されたオイルがこれらホース63、64等に付着したり、これらホース63、64等が損傷してしまわないように保護することができる。
なお、ホース63、64に較べて、ウォーターポンプ60、オイルクーラ70、オイルフィルタ71は一般的に耐久性が高いため、ホース63、64を保護するためには、チェーンガイドの延出部51は少なくともドライブスプロケット45のホース63、64に対向する部分まで延びる長さであればよい。
【0035】
また、車体フレームを構成するクロスメンバ12には、スイングアーム13が下方に大きく揺動した場合にチェーン16がクロスメンバ12に接触しないようにするためのガイド99が設けられており、図6に示すように、チェーンガイドの延出部51はガイド99にチェーン16側から見て重なるようになっている。
したがって、メンテナンス等においてチェーン16をドライブスプロケット45から外した際には、延出部51からガイド99に至る範囲でチェーン16の垂れ下がりが支持される。
【0036】
更に、チェーンガイド50を取り付けた状態では、図7に示すように、取付用ステー53はクランクケース20とホース63、64との間に介在する仕切部を構成し、ホース63、64がクランクケース20に接触して加熱されるといったようなホースとクランクケースとの干渉を防止している。
更に、本例では、チェンジペダル91がホース63、64を外側から覆う位置に配置されており、チェンジペダル91が車体の外側からホース63、64を保護している。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る内燃機関の一部断面側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る内燃機関の断面平面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るチェーンガイド部分の側面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るチェーンガイド部分の平面図である。
【図6】本発明の一実施例に係るチェーンガイドの側面図である。
【図7】本発明の一実施例に係るチェーンガイドとホースとの位置関係を説明する図である。
【符号の説明】
【0038】
1:自動二輪車、 2:内燃機関、
3:変速機、 16:チェーン、
17:ラジエータ、 20:クランクケース、
40:クランク軸、 41:メイン軸(伝達軸)、
42:カウンタ軸(伝達軸)、 45:ドライブスプロケット、
50:チェーンガイド、 51:チェーンガイド延出部、
52:チェーンガイドステー(仕切部)、 60:ウォーターポンプ、
63、64:冷却水ホース、 70:オイルクーラ、
71:オイルフィルタ、 91:チェンジペダル、




 

 


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