Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
折畳み式車両用シート - 本田技研工業株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 車両 -> 本田技研工業株式会社

発明の名称 折畳み式車両用シート
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22303(P2007−22303A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−207100(P2005−207100)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
発明者 粥見 哲也
要約 課題
スイッチの操作感覚を良好に保つことができる折畳み式車両用シートを提供する。

解決手段
折畳み式車両用シート20は、シートバック側スイッチ131として、押しボタン135を押し込んでスイッチを作動させたとき、押込み信号を制御部36に伝え、押しボタン135を押し込み前の状態に復帰させたとき、復帰信号を制御部36に伝える押しボタン式のスイッチを用い、シートバック側スイッチ131をシートバック22の外側部の上端部22aに設け、復帰信号に基づいて制御部36からアクチュエータ62に駆動信号を伝えるものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
操作部から制御部に信号を伝え、この信号に基づいて制御部からアクチュエータに駆動信号を伝え、この駆動信号に基づいてアクチュエータを駆動してシートバックを前倒可能にする折畳み式車両用シートであって、
前記操作部として、押しボタンを押し込んでスイッチを作動させたとき、押込み信号を前記制御部に伝え、押しボタンを押し込み前の状態に復帰させたとき、復帰信号を前記制御部に伝える押しボタン式のスイッチを用い、
この操作部を前記シートバックに設け、
前記復帰信号に基づいて前記制御部から前記アクチュエータに駆動信号を伝えるように構成したことを特徴とする折畳み式車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作部をシートバックに備え、この操作部を操作してシートバックを前倒可能にする折畳み式車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用シートのなかには、例えば、車室空間を大きく確保したり、乗員の乗降を容易にするために折畳み可能に構成したものがある。
折畳み式車両用シートとして、シートバックを前倒することにより、シートクッションを跳上げ可能に切り替えるとともに、シートをスライド可能に切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−210009号公報
【0003】
特許文献1の折畳み式車両用シートによれば、シートバックのリクライニング機構を操作してロック状態を解除し、シートバックを前倒する。シートバックを前倒することで、シートクッションの跳上げ機構やシートのスライド機構のロック状態を解除する。
跳上げ機構のロック状態が解除されると、シートクッションが跳上げスプリングのばね力で上方に跳ね上がる。これにより、シートバックおよびシートクッションが互いに立ち上げられた状態に折り畳まれる。
【0004】
この状態で、スライド機構のロック状態が解除されているので、折り畳んだシートを、車体前方に向けてスライド移動する。
このように、シートを折り畳むことで、車室空間を大きく確保したり、乗員の乗降を容易にすることが可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の折畳み式車両用シートは、リクライニング機構のロック状態を手動で解除するため、操作性の観点から改良の余地が残されていた。
操作性を高める対策として、操作スイッチを操作することで、シートの折畳み操作を自動的におこなわせる方法がある。
この場合、操作スイッチを設ける部位としてシートバックが考えられる。
【0006】
しかし、操作スイッチをシートバックに設けた場合、操作者が操作スイッチを操作している間にシートバックが前倒してしまう。
このように、操作者が操作スイッチを操作している間にシートバックが移動してしまうと、操作者の手がシートバックに引張られ、スイッチの操作感覚を良好に保つことができない虞がある。
【0007】
本発明は、スイッチの操作感覚を良好に保つことができる折畳み式車両用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、操作部から制御部に信号を伝え、この信号に基づいて制御部からアクチュエータに駆動信号を伝え、この駆動信号に基づいてアクチュエータを駆動してシートバックを前倒可能にする折畳み式車両用シートであって、前記操作部として、押しボタンを押し込んでスイッチを作動させたとき、押込み信号を前記制御部に伝え、押しボタンを押し込み前の状態に復帰させたとき、復帰信号を前記制御部に伝える押しボタン式のスイッチを用い、この操作部を前記シートバックに設け、前記復帰信号に基づいて前記制御部から前記アクチュエータに駆動信号を伝えるように構成したことを特徴とする。
【0009】
押しボタン式のスイッチの復帰信号に基づいて制御部からアクチュエータに駆動信号を伝える。よって、操作者が、押しボタン式のスイッチから手を離した際に、アクチュエータが駆動してシートバックを前倒可能にする。
これにより、操作者が、押しボタン式のスイッチを操作している間に、シートバックが前倒を開始することを防ぐことができる。
【0010】
また、押しボタン式のスイッチをシートバックに設けた。
これにより、シートバック近傍に居る使用者が、例えば、乗降用のスペースを確保するなどの要求に応じて押しボタン式のスイッチを簡単に操作することができ、使い勝手の向上が図れる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、押しボタン式のスイッチを操作している間に、シートバックが前倒を開始することを防ぐことで、スイッチの操作感覚を良好に保つことができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。
【0013】
図1は本発明に係る折畳み式車両用シートを備えた車両を示す斜視図である。
車両10は、車室11内に1列目のシート12、2列目のシート13、および3列目のシート14を車体前方から車体後方に向けて順に備える。
1列目のシート12は、右側にドライバーシート15、左側にパッセンジャーシート16を備える。
2列目のシート13は、左右側にそれぞれ独立したシートを備え、一例として、左側に本発明に係る折畳み式車両用シート20を備える。
3列目のシート14は、ベンチタイプのシートである。
以下、折畳み式車両用シート20について詳しく説明する。
【0014】
図2は本発明に係る折畳み式車両用シートを示す斜視図、図3は本発明に係る折畳み式車両用シートを示すブロック図である。なお、図2においては、構成の理解を容易にするためにシートバック22およびシートクッション23をそれぞれ枠体のみで示す。
折畳み式車両用シート20は、車体フロア25にスライド機構26を備え、スライド機構26にベース27を備え、ベース27の後部に前倒機構28を介してシートバック22を備え、ベース27の略中央に跳上げ機構32(図4参照)を介してシートクッション23を備える。
【0015】
さらに、折畳み式車両用シート20は、スライド機構26、前倒機構28、および跳上げ機構32のそれぞれのロック状態を解除するロック解除手段35を備え、ロック解除手段35に駆動信号を伝える制御部36を備え、制御部36に操作信号を伝える操作手段37を備え、シートバック22およびシートクッション23の折畳み状態を検知し、検知した信号を制御部36に伝える検知手段38を備える。
【0016】
スライド機構26は、車体フロア25に左右のスライドレール41,42を車体前後方向に向けて設け、左右のスライドレール41,42にそれぞれ左右のスライド部44,45を設けたものである。
左スライド部44は、左スライドレール41に沿って車体前後方向に移動可能な左スライダ46を備える。
右スライド部45は、右スライドレール42に沿って車体前後方向に移動可能な右スライダ47を備える。
【0017】
ベース27は、左右の支持プレート51,52を一定間隔をおいて配置し、左右の支持プレート51,52の前端部を前クロスメンバー53で連結し、左右の支持プレート51,52の後端部を後クロスメンバー54で連結したものである。
ベース27は、図示しないボルトで左右のスライダ46,47に取り付けられている。
【0018】
前倒機構28は、シートバック22の下端部を左右の支持軸55,55を介して矢印方向(車体前後方向)にスイング自在に支える。
この前倒機構28は、車体前方の折畳み位置P1までスイング移動した状態に保持可能な機構であり、通常のリクライニング機構を用いている。
なお、シートバック22を前方向にスイング移動することを、「前倒」という。
【0019】
跳上げ機構32は、シートクッション23を左右の支持軸56,56(左支持軸56は図示せず)を介して矢印方向(上下方向)にスイング自在に支える。
この跳上げ機構32は、上方の折畳み位置P2までスイング移動した状態に保持可能な機構である。
【0020】
図4は本発明に係る折畳み式車両用シートの要部を示す拡大図、図5は本発明に係る折畳み式車両用シートの要部を示す分解斜視図である。
ロック解除手段35は、スライド機構26(図2参照)、前倒機構28、および跳上げ機構32に連結した操作レバー61を備え、この操作レバー61を矢印A方向に正転(一方向に回転)させ、かつ矢印B方向に逆転(他方向に回転)させるアクチュエータ62を備え、操作レバー61の中立位置P3を検出する中立位置検知部63を備える。
【0021】
操作レバー61は、第1〜第3の分岐アーム65〜67を備えることで略三つ又状に形成され、中央に取付孔68が形成されている。取付孔68をアクチュエータ62の出力軸69に係合する。
第1分岐アーム65に第1操作ケーブル71を介して前倒機構28のロック解除レバー72を連結する。
【0022】
第2分岐アーム66に第2操作ケーブル74を介して跳上げ機構32のロック解除レバー75を連結する。
第2分岐アーム66の先端部に略湾曲状の操作片76を備える。この操作片76の上方に中立位置検知部63を備える。
中立位置検知部63は、一例として、リミットスイッチが用いられる。
【0023】
第3分岐アーム67に第3操作ケーブル78を介してスライド機構26に備えた左右のロック解除レバー79,79(図6参照)を連結する。
左ロック解除レバー79は図示せず。
【0024】
操作レバー61に第1〜第3の分岐アーム65〜67を備えることで、単一の操作レバー61に前倒機構28、跳上げ機構32およびスライド機構26を連結することが可能になる。
これにより、単一の操作レバー61で、前倒機構28、跳上げ機構32およびスライド機構26を操作することが可能になり、部品点数の削減を図ることができる。
【0025】
アクチュエータ62は、一例として、ケース81内に電動モータ82を収納し、電動モータ82の駆動軸に減速ギア(図示せず)を連結し、この減速ギアの出力軸69をケース81から突出させたものである。
突出した出力軸69に操作レバー61の取付孔68を嵌め込み、ナット83を出力軸69のねじ部69aにねじ結合することで、操作レバー61を出力軸69に固定する。
出力軸69を回転することで、出力軸69と一体に操作レバー61が回転する。
【0026】
アクチュエータ62をボルト85,85でベース27の左支持プレート51に取り付ける。この際に、ボルト85,85にスペーサ86,86を嵌め込む。これにより、アクチュエータ62と左支持プレート51との間に空間を形成し、この空間に操作レバー61を配置する。
アクチュエータ62を駆動して、操作レバー61を矢印A方向に正転することで、前倒機構28および跳上げ機構32のロック状態を解除する。
【0027】
具体的には、操作レバー61を中立位置P3から矢印A方向に正転することで、第1分岐アーム65で第1操作ケーブル71を引張る。第1操作ケーブル71でロック解除レバー72を牽引する。
ロック解除レバー72が、ばね88の付勢力に抗して支持ピン89を軸にして矢印の如くスイング移動する。
【0028】
ロック解除レバー72の係止爪72aが、ロックプレート91の鋸刃状係止部91aから離れ、前倒機構28のロック状態を解除する。
前倒機構28のロック状態を解除することにより、渦巻き状の前倒スプリング92のばね力でシートバック22を矢印Cの如く前倒する。
【0029】
また、操作レバー61を中立位置P3から矢印A方向に正転することで、第2分岐アーム66で第2操作ケーブル74を引張る。第2操作ケーブル74でロック解除レバー75を牽引する。
ロック解除レバー75が、ばね94の付勢力に抗して支持ピン95を軸にして矢印の如くスイング移動する。
【0030】
ロック解除レバー75がロック部材96に連結されているので、ロック部材96が支持ピン95を軸に矢印の方向にスイング移動する。ロック部材96のロック片96aがロック溝97から抜け出し、跳上げ機構32のロック状態を解除する。
跳上げ機構32のロック状態を解除することにより、跳上げスプリング98のばね力でシートクッション23を矢印Dの如く跳ね上げる。
【0031】
操作レバー61を矢印A方向に正転させて前倒機構28および跳上げ機構32のロック状態を解除した後、操作レバー61を中立位置P3まで逆転することで、前倒機構28および跳上げ機構32のロック状態に戻す。
具体的には、操作レバー61を中立位置P3まで逆転することで、第1分岐アーム65による第1操作ケーブル71の引張力を解除する。
ロック解除レバー72が、ばね88の付勢力でロック位置に復帰して、前倒機構28(図2参照)がロック状態に戻る。
【0032】
また、操作レバー61を中立位置P3まで逆転することで、第2分岐アーム66による第2操作ケーブル74の引張力を解除する。
ロック解除レバー75がばね94の付勢力でロック位置にスイング移動することで、ロック部材96がロック位置に復帰して、跳上げ機構32(図2参照)がロック状態に戻る。
【0033】
さらに、操作レバー61を中立位置P3から矢印B方向に逆転することで、第3分岐アーム67で第3操作ケーブル78を引張る。第3操作ケーブル78で左右のロック解除レバー79(図6参照)を牽引する。これにより、スライド機構26のロック状態を解除する。
なお、第3操作ケーブル78は、途中で二股に分岐し、分岐した2本のケーブル78で左右のロック解除レバー79をそれぞれ操作するように構成されている。
スライド機構26のロック状態については図6で詳しく説明する。
【0034】
ここで、中立位置検知部63について説明する。
中立位置検知部63を取付ブラケット101にボルト止めし、この取付ブラケット101を左支持プレート51にボルト止めする。これにより、中立位置検知部63を第2分岐アーム66の上方に取り付ける。
中立位置検知部63は、操作レバー61を中立位置P3に位置させたとき、第2分岐アーム66の操作片76でプランジャー103が押し込まれ、スイッチオンの状態に保たれる。
【0035】
また、中立位置検知部63は、操作レバー61を中立位置P3から矢印A方向に正転させたとき、操作片76でプランジャー103が押し込まれた状態を継続し、スイッチオンの状態に継続的に保たれる。
さらに、中立位置検知部63は、操作レバー61を中立位置P3から矢印B方向に逆転させたとき、操作片76がプランジャー103から離れ、スイッチオフの状態に保たれる。
【0036】
この中立位置検知部63は、スイッチオンになったときオン信号を制御部36に伝え、スイッチオフになったときオフ信号を制御部36に伝える。
【0037】
検知手段38は、シートバック22の前倒を検知する前倒検知部105を備え、シートクッション23の跳上げを検知する跳上げ検知部106を備える。
前倒検知部105は、一例として、リミットスイッチが用いられ、ベース27の左支持プレート51に取り付けられている。
この前倒検知部105は、シートバック22が着座位置(図示の位置)からシートバック折畳み位置P1まで前倒した際に、カム107が支持軸55とともに矢印の如く回転して、プランジャー111がカム107で押し込まれる。
前倒検知部105がスイッチオンになり、このオン信号(検知信号)が制御部36(図3参照)に伝えられる。
【0038】
跳上げ検知部106は、一例として、リミットスイッチが用いられ、ベース27の左支持プレート51に取り付けられている。
この跳上げ検知部106は、シートクッション23が着座位置(図示の位置)からシートクッション折畳み位置P2まで跳ね上げられた際に、カム112が支持軸56とともに矢印の如く回転して、プランジャー113がカム112で押し込まれる。
跳上げ検知部106がスイッチオンになり、このオン信号(検知信号)が制御部36に伝えられる。
【0039】
図2、図3に戻って、操作手段37は、第1〜第3の操作部131〜133を備える。
操作部としての第1操作部131は、シートバック22の外側部の上端部22aに設けられた押しボタン式のスイッチである。
以下、第1操作部をシートバック側スイッチ131と称す。
【0040】
シートバック側スイッチ131は、押しボタン135に押込み力をかけてスイッチオンに作動させたとき、スイッチオン信号(押込み信号)を制御部36に伝える。
さらに、このシートバック側スイッチ131は、押しボタン135から押込み力を解除して押しボタン135を押込み前の状態に復帰させたとき、スイッチオフ信号(復帰信号)を制御部36に伝える。
【0041】
シートバック側スイッチ131をシートバック22の外側部の上端部22aに設けた。これにより、シートバック22の近傍に居る使用者が、例えば、乗降用のスペースを確保するなどの要求に応じてシートバック側スイッチ131を操作することができ、使い勝手の向上が図れる。
【0042】
第2操作部132は、インストルメンタルパネル18(図1参照)の右側に設けられた押しボタン式のスイッチである。
以下、第2操作部をインパネ側スイッチ132と称す。
インパネ側スイッチ132は、ボタン136に押込み力をかけてスイッチオンに作動させたとき、スイッチオン信号(押込み信号)を制御部36に伝える。
【0043】
第3操作部133は、リモートコントロール式のスイッチである。
以下、第3操作部をリモコンスイッチ133と称す。
リモコンスイッチ133は、ボタン137に押込み力をかけてスイッチオンに作動させたとき、スイッチオン信号(押込み信号)を受信部138に伝える。
受信部138は、受信した信号に基づいてスイッチオン信号(押込み信号)を制御部36に伝える。
受信部138は、一例として、シートバック側スイッチ131の下部に設けられている。
【0044】
制御部36は、シートバック側スイッチ131からのスイッチオフ信号(復帰信号)に基づいて、操作レバー61が正転するようにアクチュエータ62を制御するものである。
また、制御部36は、インパネ側スイッチ132からのスイッチオン信号に基づいて、操作レバー61が正転するようにアクチュエータ62を制御するものである。
【0045】
さらに、制御部36は、受信部138からのスイッチオン信号に基づいて、操作レバー61が正転するようにアクチュエータ62を制御するものである。
加えて、制御部36は、前倒検知部105および跳上げ検知部106からのオン信号(検知信号)に基づいて、操作レバー61の回転が正転方向から逆転方向に切り替わるようにアクチュエータ62を制御するものである。
【0046】
図6は本発明に係る折畳み式車両用シートのスライド機構を示す斜視図である。
なお、スライド機構26に備えた左右のスライド部44,45は左右対称の構成である。そこで、左右のスライド部44,45の各構成部材に同一符号を付し、右スライド部45について説明して、左スライド部44の説明を省略する。
【0047】
操作レバー61(図4参照)を中立位置P3から逆転することで、第3操作ケーブル78を介してロック解除レバー79を牽引する。
ロック解除レバー79が支持ピン114を軸にして矢印の如くスイング移動する。ロック解除レバー79は、下端部が揺動アーム116の前端部に当接している。
よって、ロック位置の揺動アーム116が、スライドスプリング117のばね力に抗して支持ピン115を軸に矢印の方向にスイング移動する。
これにより、揺動アーム116は、ロック解除位置に保持される。
【0048】
揺動アーム116の後端部に連結ピン118を介してロック部材119が連結されている。ロック部材119は、揺動アーム116が矢印の如くロック解除位置までスイング移動することで上昇する。
ロック部材119のロック片119a,119aがロック溝121,121から抜け出し、スライド機構26のロック状態を解除する。
スライド機構26のロック状態を解除することにより、右スライダ47が右スライドレール42に沿って移動可能になる。
【0049】
このスライド機構26は、シートを車体前後方向に移動する牽引手段120を備え、この牽引手段120の作動開始を決めるスライド開始検出部145を備える。
スライド開始検出部145は、揺動アーム116の前方近傍に設けられているオン・オフスイッチである。
このスライド開始検出部145は、検出部本体145aから連結レバー146を車体後方に向けて延ばし、この連結レバー146を上下方向にスイング移動自在に備える。
連結レバー146の端部を、揺動アーム116の前端部116aにピン147を介して回動自在に連結する。
【0050】
これにより、揺動アーム116がスイング移動することで、スライド開始検出部145のオン/オフを切り替えることができる。
具体的には、揺動アーム116がロック位置のとき、揺動アーム116の前端部116aが上方に配置される。
連結レバー146が車体後方に向けて上り勾配なるようにスイング移動し、スライド開始検出部145がオフの状態になる。
【0051】
一方、揺動アーム116がロック解除位置のとき、揺動アーム116の前端部116aが下方に配置される。
これにより、連結レバー146が車体後方に向けて下り勾配になるようにスイング移動し、スライド開始検出部145がスイッチオンの状態になる。
このとき、スライド開始検出部145からオン信号を制御部36(図3参照)に伝える。
制御部36は、スライド開始検出部145からのオン信号に基づいて牽引手段120に駆動信号を伝える。
【0052】
牽引手段120は、右スライダ47に取付ブラケット122を介してケーシング123を設け、ケーシング123内に回転ドラム124を回転自在に内蔵し、回転ドラム124に電動モータ125の出力軸を減速機およびクラッチ(図示せず)を介して連結する。
電動モータ125はケーシング123に取り付けられている。
【0053】
ケーシング123の後側に後アウターケーブル127が設けられ、ケーシング123の前側に前アウターケーブル128が設けられている。
具体的には、後アウターケーブル127は、一端部127aがケーシング123の後側に取り付けられ、途中の部位127cで前向きに湾曲状に曲げられ、他端部127bが右スライダ47の前端部47aに前向きの状態でブラケット141を介して取り付けられている。
【0054】
また、前アウターケーブル128は、一端部128aがケーシング123の前側に取り付けられ、途中の部位128cで後向きに湾曲状に曲げられ、他端部128bが右スライダ47の後端部47bに後向きの状態でブラケット142を介して取り付けられている。
【0055】
一方、回転ドラム124にはケーブル126が巻き付けられている。
回転ドラム124に巻き付けられたケーブル126のうち、一端部126a側がケーシング123の後側から車体後方に突出し、後アウターケーブル127内に摺動自在に挿通されている。
【0056】
この一端部126a側のケーブル126は、後アウターケーブル127と同様に、途中で車体前方を向くように湾曲状に曲げられ、車体前方に向けて延びる。
車体前方に向けて延びた一端部126a側のケーブル126は、後アウターケーブル127の他端部127bから車体前方に向けて延びる。
【0057】
また、回転ドラム124に巻き付けられたケーブル126のうち、他端部126b側がケーシング123の前側から車体前方に突出し、前アウターケーブル128内に摺動自在に挿通されている。
この他端部126b側のケーブル126は、前アウターケーブル128と同様に、途中で車体後方を向くように湾曲状に曲げられ、車体後方に向けて延びる。
車体後方に向けて延びた他端部126b側のケーブル126は、前アウターケーブル128の他端部128bから車体後方に向けて延びる。
【0058】
このケーブル126は、図2に示すように、一端部126aが右スライドレール42の前端42a側に取り付けられ、他端部126bが右スライドレール42の後端42b側に取り付けられている。
このスライド機構26は、回転ドラム124と減速機との間にクラッチを介在させることで、自動/手動の切り替えが可能になる。
【0059】
このスライド機構26は、揺動アーム116がロック解除位置にスイング移動してスライド開始検出部145がオンの状態になったとき、制御部36(図3参照)から伝えられた駆動信号でクラッチを接続するとともに、電動モータ125を駆動するように構成されている。
【0060】
これにより、電動モータ125で回転ドラム124を矢印Eの如く回転することで、ケーブル126の一端部126a側が回転ドラム124に巻き取られ、右スライダ47が矢印Fの如く車体前方に向けてスライド移動する。
これにより、右スライダ47(すなわち、シート21(図2参照))を車体前後方向に自動でスライド移動することができる。
【0061】
なお、回転ドラム124と減速機との間に介在させたクラッチを切りの状態に切り替えることで、右スライダ47(すなわち、シート21)を車体前後方向に手動でスライド移動することができる。
【0062】
ところで、通常、シート21をスライド移動する機構として、ボールねじを電動モータで回転し、シートをボールねじに沿ってスライド移動させるスライド機構が用いられている。
この通常のスライド機構に対して、実施の形態のスライド機構26は、回転ドラム124を回転してケーブル126を巻き取ることでシートをスライド移動させるように構成した。
これにより、シートを一層迅速にスライド移動させることが可能になり、さらに低騒音化を一層良好に図ることができる。
【0063】
次に、折畳み式車両用シートを折り畳む工程を図7〜図12に基づいて説明する。
なお、図7〜図12においては、発明の理解を容易にするために、シートバック側スイッチ131、インパネ側スイッチ132およびリモコンスイッチ133のうち、シートバック側スイッチ131を用いて折り畳み操作を実施する例について説明する。
【0064】
図7は本発明に係る折畳み式車両用シートを折り畳む工程を説明するフローチャートであり、図中ST××はステップ番号を示す。
ST01;シートバック側スイッチ131がスイッチオンか否かを判断する。シートバック側スイッチ131がスイッチオンのときST01に進み、オンでないときST01に戻る。
ST02;シートバック側スイッチ131がスイッチオフか否かを判断する。シートバック側スイッチ131がスイッチオフのときST02に進み、オフでないときST02に戻る。
【0065】
ST03;操作レバー61を正転させるための駆動信号を電動モータ82に伝える。
ST04;前倒検知部105がスイッチオンか否かを判断する。前倒検知部105がスイッチオンのときST05に進み、オンでないときST04に戻る。
ST05;跳上げ検知部106がスイッチオンか否かを判断する。跳上げ検知部106がスイッチオンのときST05に進み、オンでないときST04に戻る。
ST06;操作レバー61を逆転させるために駆動信号を電動モータ82に伝える。
【0066】
ST07;スライド開始検出部145がスイッチオンか否かを判断する。スライド開始検出部145がスイッチオンのときST08に進み、オンでないときST07に戻る。
ST08;操作レバー61を停止させるために停止信号を電動モータ82に伝える。
同時に、回転ドラム124を回転させるために駆動信号を電動モータ125に伝える。
ST09;電動モータ125に駆動信号を伝えたときから一定時間T経過したか否かを判断する。一定時間T経過したときST10に進み、一定時間T経過しないときST09に戻る。
【0067】
ST10;操作レバー61を正転させるための駆動信号を電動モータ82に伝える。
ST11;中立位置検知部63がスイッチオンか否かを判断する。中立位置検知部63がスイッチオンのときST12に進み、オンでないときST11に戻る。
ST12;操作レバー61を中間位置P3に停止させるために、アクチュエータ62の電動モータ82に停止信号を伝える。
同時に、回転ドラム124を停止させるために駆動信号を電動モータ125に伝える。
【0068】
次に、図7で説明した各ステップを図8〜図12に基づいて詳しく説明する。
図8(a),(b)は本発明に係る折畳み式車両用シートのシートバック側スイッチを操作する例を説明する図であり、ST01〜ST03を示す。
(a)において、シートバック側スイッチ131の押しボタン135に指(図示せず)をかけて、押しボタン135に押込み力をかけてスイッチオンにする。スイッチオン信号(押込み信号)を制御部36に伝える。
次に、押しボタン135から指を離して、押しボタン135から押込み力を解除する。押しボタン135が押込み前の状態に復帰して、スイッチオフ信号(復帰信号)を制御部36に伝える。
【0069】
(b)において、スイッチオン信号およびスイッチオフ信号に基づいて制御部36から、アクチュエータ62の電動モータ82に駆動信号を伝える。
電動モータ82が駆動して、操作レバー61が中立位置P3から矢印Gの如く正転する。
【0070】
第1分岐アーム65で第1操作ケーブル71を矢印の如く引張ることにより、前倒機構28(図3参照)のロック状態を解除する。
同時に、第2分岐アーム66で第2操作ケーブル74を矢印の如く引張ることにより、跳上げ機構32(図3参照)のロック状態を解除する。
また、中立位置検知部63は、第2分岐アーム66の操作片76でプランジャー103が押し込まれた状態を継続し、スイッチオンに保たれる。
【0071】
図9(a),(b)は本発明に係る折畳み式車両用シートのシートバックおよびシートクッションを折り畳む例を説明する図であり、ST04〜ST06を示す。
(a)において、前倒機構28のロック状態を解除することによりシートバック22を矢印Hの如く前倒する。シートバック22をシートバック折畳み位置P1まで前倒して保持する。
この状態で、前倒検知部105がスイッチオンになり、このオン信号(検知信号)を制御部36に伝える。
【0072】
跳上げ機構32のロック状態を解除することによりシートクッション23を矢印Iの如く跳ね上げる。シートクッション23をシートクッション折畳み位置P2まで跳ね上げて保持する。
この状態で、跳上げ検知部106がスイッチオンになり、このオン信号(検知信号)を制御部36に伝える。
【0073】
図8(a)に戻って、シートバック側スイッチ131の押しボタン135から指を離した際に、アクチュエータ62の電動モータ82が駆動してシートバック22を前倒可能にする。
これにより、操作者が、シートバック側スイッチ131の押しボタン135を操作している間に、シートバック22が前倒を開始することを防ぐことで、シートバック側スイッチ131の操作感覚を良好に保つことができる。
【0074】
図9(b)において、前倒検知部105および跳上げ検知部106からのオン信号(検知信号)に基づいて、制御部36からアクチュエータ62の電動モータ82に回転方向を切り替える切替信号を伝える。
電動モータ82に回転方向を切り替えることにより、操作レバー61が矢印Jの如く逆転する。操作レバー61が中立位置P3まで戻る。
【0075】
第1分岐アーム65による第1操作ケーブル71の引張力が解除され、前倒機構28(図3参照)がロック状態に戻る。
同時に、第2分岐アーム66による第2操作ケーブル74の引張力が解除され、跳上げ機構32(図3参照)がロック状態に戻る。
【0076】
操作レバー61は、中立位置P3まで戻った後、矢印Jの如く継続して逆転する。
これにより、第3分岐アーム67で第3操作ケーブル78を矢印の如く引張る。
【0077】
図10(a),(b)は本発明に係る折畳み式車両用シートのスライド機構をロック解除する例を説明する図であり、ST07を示す。
(a)において、第3操作ケーブル78を矢印の如く引張ることで、ロック解除レバー79を牽引する。
ロック解除レバー79が矢印の如くスイング移動して、ロック解除レバー79の下端部で揺動アーム116の前端部を押し下げる。
揺動アーム116が支持ピン115を軸にして矢印Kの如くスイング移動する。
【0078】
揺動アーム116の後端部が矢印Kの如く上昇することで、ロック部材119が矢印Lの如く上昇する。
一方、揺動アーム116の前端部が矢印Kの如く下降することで、連結レバー146が矢印Mの如くスイング移動する。
【0079】
(b)において、ロック部材119のロック片119a,119aがロック溝121,121から抜け出し、スライド機構26のロック状態を解除する。
また、連結レバー146が車体後方に向けて下り勾配になることで、スライド開始検出部145がスイッチオンになる。
スライド開始検出部145からオン信号が制御部36に伝えられる。
【0080】
図11(a),(b)は本発明に係る折畳み式車両用シートを車体前方にスライド移動させる例を説明する図であり、ST08〜ST10を示す。
なお、図11(a)では、発明の理解を容易にするために折畳み式車両用シート20からベース27を除去した状態を示す。
(a)において、スライド開始検出部145から伝えられたオン信号に基づいて、制御部36からアクチュエータ62に停止信号を伝えるとともに、左右の牽引手段120,120に駆動信号を伝える。
【0081】
アクチュエータ62に伝えられた停止信号に基づいて、アクチュエータ62の電動モータ82が停止する。これにより、操作レバー61が停止して、スライド機構26のロック解除状態を保持する。
【0082】
一方、左右の牽引手段120,120に伝えられた駆動信号に基づいて、牽引手段120,120のクラッチをそれぞれ接続するとともに、牽引手段120,120の電動モータ125,125を駆動する。
左右の電動モータ125,125を駆動することで、左右の回転ドラム124,124を矢印Nの如く回転する。
【0083】
ケーブル126,126のうち、一端部126a,126a側が回転ドラム124,124にそれぞれ巻き取られる。よって、左右のスライダ46,47が矢印Oの如く車体前方に向けてスライド移動する。
これにより、折畳み式車両用シート20のシート21を車体前後方向にスライド移動する。
【0084】
(b)において、シート21(図11(a)参照)のスライド移動開始時から一定時間T経過後、制御部36からアクチュエータ62の電動モータ82に回転方向を切り替える切替信号を伝える。
ここで、一定時間Tとは、電動モータ125に駆動信号を伝えたときから、シート21がスライド停止位置に到達する直前のときまでの時間をいう。
電動モータ82に回転方向を切り替えることにより、操作レバー61が矢印Pの如く正転する。
このとき、第2分岐アーム66の操作片76はプランジャー103から離れている。プランジャー103は押し込まれる前の状態に復帰してスイッチオフに保たれている。
【0085】
図12(a),(b)は本発明に係る折畳み式車両用シートを車体前方にスライド移動させた例を説明する図であり、ST11〜ST12を示す。
(a)において、操作レバー61が正転して中間位置P3に到達する。このとき、第2分岐アーム66の操作片76で中立位置検知部63のプランジャー103を押し込む。
【0086】
中立位置検知部63がスイッチオンになり、スイッチオンが制御部36に伝えられる。制御部36からアクチュエータ62の電動モータ82に停止信号を伝えるとともに、左右の牽引手段120,120に停止信号を伝える。
アクチュエータ62に伝えられた停止信号に基づいて、アクチュエータ62の電動モータ82が停止する。これにより、操作レバー61が中間位置P3に停止する。
【0087】
一方、左右の牽引手段120,120に伝えられた停止信号に基づいて、左右の牽引手段120,120の電動モータ125,125を停止する。よって、左右の牽引手段120,120の回転ドラム124,124が停止する。
さらに、操作レバー61が中間位置P3に停止することで、第3分岐アーム67による第3操作ケーブル78の引張力を解除する。これにより、スライド機構26(図3参照)をロック状態に戻して、シート21(図11(a)参照)を保持する。
【0088】
(b)において、折畳み式車両用シート20のシート21は折り畳まれた状態でパッセンジャーシート16の後部に配置する。
これにより、乗員151が乗降する際のスペース152を容易に確保することができ、乗員151の乗降を一層容易におこなうことができる。
さらに、車室11内のスペース152を容易に大きく確保することができ、使い勝手の向上を一層図ることができる。
【0089】
図12(a)に戻って、操作レバー61が中間位置P3に停止することで、前倒機構28、跳上げ機構32、およびスライド機構26(図3参照)はロック状態に保持されている。
これらの前倒機構28、跳上げ機構32、およびスライド機構26は、通常の手動操作でロック状態を解除し、任意の位置に保持することが可能である。
【0090】
ここで、図7〜図12においては、シートバック側スイッチ131を用いて折り畳み操作を実施する例について説明したが、シートバック側スイッチ131に代えて、インパネ側スイッチ132やリモコンスイッチ133を操作しても折畳み式車両用シート20を同様に折り畳むことができる。
【0091】
以上説明したように、本発明に係る折畳み式車両用シート20によれば、操作レバー61をアクチュエータ62で正転することで、前倒機構28および跳上げ機構32のロック状態を解除する。前倒機構28および跳上げ機構32のロック状態を解除することで、シートバック22が前倒するとともに、シートクッション23が跳ね上がる。
シートバック22の前倒を前倒検知部105で検知するとともに、シートクッション23の跳ね上がりを跳上げ検知部106で検知する。
【0092】
前倒検知部105および跳上げ検知部106からの検知信号に基づいて、操作レバー61の回転を正転から逆転に切り替えるようにアクチュエータ62を制御する。操作レバー61が逆転して、スライド機構26のロック状態を解除する。
【0093】
このように、スライド機構26のロック状態を解除するタイミングを、前倒機構28および跳上げ機構32のロック解除より遅らせることで、シートバック22やシートクッション23を折り畳んだ状態で、シート21をスライド移動することが可能である。
これにより、シート21が途中までスライド移動した際に、シートクッション23がパッセンジャーシート16に干渉することを防ぎ、シート21を自動的に折り畳むことができる。
【0094】
加えて、操作レバー61をアクチュエータ62で正転した後、正転した操作レバー61をアクチュエータ62で逆転する。
すなわち、単一のアクチュエータ62で操作レバー61を正転と逆転とにタイミングをズラして回転することができる。
これにより、単一のアクチュエータ62を用いることで、シート21を自動的に折り畳むことが可能になり、アクチュエータ62の個数を減らすことができる。
【0095】
なお、前記実施の形態では、シートバック側スイッチ131を、シートバック22外側部の上端部22aに設けた例について説明したが、これに限らないで、シートバック22のその他の部位として、例えば背面などに設けることも可能である。
【0096】
さらに、前記実施の形態では、シートバック側スイッチ131のスイッチオン信号が制御部36に伝えられた後、さらにスイッチオフ信号(復帰信号)が伝えられたときに、制御部36からアクチュエータ62に駆動信号を伝えて、操作レバー61を正転させるようにした。
その他の例として、シートバック側スイッチ131のスイッチオフ信号(復帰信号)のみが伝えられたときに、制御部36からアクチュエータ62に駆動信号を伝えて、操作レバー61を正転させるようにすることも可能である。
【0097】
また、前記実施の形態では、シートバック22を前倒する手段として前倒機構28を例示したが、この前倒機構28は一例であり、前倒機構はこれに限定するものではない。
さらに、前記実施の形態では、シートクッション23を跳ね上げる手段として跳上げ機構32を例示したが、この跳上げ機構32は一例であり、跳上げ機構はこれに限定するものではない。
【0098】
また、前記実施の形態では、スライド機構26のロックを解除する手段としてロック解除レバー79を例示したが、ロック解除レバー79は一例であり、スライド機構26のロックを解除する手段はこれに限定するものではない。
【0099】
さらに、前記実施の形態では、シートバック22の前倒を検知する手段として、前倒検知部105およびカム107を例示したが、前倒を検知する手段はこれに限定するものではなく、その他の検知手段でシートバック22の前倒を検知することも可能である。
【0100】
また、前記実施の形態では、シートクッション23の跳上げを検知する手段として、跳上げ検知部106およびカム112を例示したが、跳上げを検知する手段はこれに限定するものではなく、その他の検知手段でシートクッション23の前倒を検知することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0101】
本発明は、操作部をシートバックに備え、この操作部を操作してシートバックを前倒可能にする折畳み式車両用シートへの適用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明に係る折畳み式車両用シートを備えた車両を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る折畳み式車両用シートを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る折畳み式車両用シートを示すブロック図である。
【図4】本発明に係る折畳み式車両用シートの要部を示す拡大図である。
【図5】本発明に係る折畳み式車両用シートの要部を示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係る折畳み式車両用シートのスライド機構を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る折畳み式車両用シートを折り畳む工程を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る折畳み式車両用シートのシートバック側スイッチを操作する例を説明する図である。
【図9】本発明に係る折畳み式車両用シートのシートバックおよびシートクッションを折り畳む例を説明する図である。
【図10】本発明に係る折畳み式車両用シートのスライド機構をロック解除する例を説明する図である。
【図11】本発明に係る折畳み式車両用シートを車体前方にスライド移動させる例を説明する図である。
【図12】本発明に係る折畳み式車両用シートを車体前方にスライド移動させた例を説明する図である。
【符号の説明】
【0103】
20…折畳み式車両用シート、22…シートバック、36…制御部、62…アクチュエータ、131…シートバック側スイッチ(操作部)、135…押しボタン。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013