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発明の名称 車両の燃料タンク配置構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22286(P2007−22286A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−206734(P2005−206734)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 藤原 清隆
要約 課題
運転者用の前部シートの後方に後部乗員用の後部シートを設けると共に、前記前部シートの側方に前記後部乗員用の足置き部を設け、かつ前記前部シートの下方には燃料タンクを設けた車両において、前記燃料タンクの給油口を効率良く配置する。

解決手段
燃料タンク80の給油口82を、後部乗員用の後足置き部48の車幅方向内側に配置した。
特許請求の範囲
【請求項1】
運転者用の前部シートの後方に後部乗員用の後部シートを設けると共に、前記前部シートの側方に前記後部乗員用の足置き部を設け、かつ前記前部シートの下方には燃料タンクを設けた車両の燃料タンク配置構造において、
前記燃料タンクの給油口を、前記後部乗員用の足置き部の車幅方向内側に配置したことを特徴とする車両の燃料タンク配置構造。
【請求項2】
前記前部シートをその前部に設けた軸を中心に回動可能に支持する一方、該前部シートの後部を車体に設けたシート支持フレームに係止可能に支持し、前記シート支持フレームの下方に前記給油口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両の燃料タンク配置構造。
【請求項3】
前記前部シートの下方でかつ前記燃料タンク上方に物品収納ボックスを設け、該物品収納ボックスと前記後部シートとの間に前記給油口を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の燃料タンク配置構造。
【請求項4】
前記後部乗員用の足置き部と前記物品収納ボックスの側方を覆うカバーとを一体に形成し、該カバーに前記給油口を覆うリッドを設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両の燃料タンク配置構造。
【請求項5】
前記カバーにおける前記物品収納ボックスの前方側に、バッテリ収納部を一体に形成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車両の燃料タンク配置構造。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の燃料タンク配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、運転者用の前部シートの後方に後部乗員用の後部シートを設けると共に、前記前部シートの側方に前記後部乗員用の足置き部を設けた車両において、前記前部シートの下方に燃料タンクを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−67079号公報(第2図、第26図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記車両においては、燃料タンクの給油口を前部シートの前方側すなわち運転者用の足元スペースに臨むように配置したり、燃料タンクから配管を延ばして車体後部に給油口を設けたりしているが、前者の構成では運転者の乗車状態における給油作業がし難く、後者の構成では燃料タンクから長尺の配管が延びることとなるため、このような点の改善が要望されている。
そこでこの発明は、運転者用の前部シートの後方に後部乗員用の後部シートを設けると共に、前記前部シートの側方に前記後部乗員用の足置き部を設け、かつ前記前部シートの下方には燃料タンクを設けた車両において、前記燃料タンクの給油口を効率良く配置することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、運転者用の前部シート(例えば実施例の前部シート55)の後方に後部乗員用の後部シート(例えば実施例の後部シート59)を設けると共に、前記前部シートの側方に前記後部乗員用の足置き部(例えば実施例の後足置き部48)を設け、かつ前記前部シートの下方には燃料タンク(例えば実施例の燃料タンク80)を設けた車両(例えば実施例の車両1)の燃料タンク配置構造において、前記燃料タンクの給油口(例えば実施例の給油口82)を、前記後部乗員用の足置き部の車幅方向内側に配置したことを特徴とする。
【0005】
請求項2に記載した発明は、前記前部シートをその前部に設けた軸(例えば実施例のヒンジ軸H1)を中心に回動可能に支持する一方、該前部シートの後部を車体に設けたシート支持フレーム(例えば実施例のシート支持フレーム65)に係止可能に支持し、前記シート支持フレームの下方に前記給油口を配置したことを特徴とする。
【0006】
請求項3に記載した発明は、前記前部シートの下方でかつ前記燃料タンク上方に物品収納ボックス(例えば実施例の物品収納ボックス63)を設け、該物品収納ボックスと前記後部シートとの間に前記給油口を配置したことを特徴とする。
【0007】
請求項4に記載した発明は、前記後部乗員用の足置き部と前記物品収納ボックスの側方を覆うカバー(例えば実施例のシート下カバー46)とを一体に形成し、該カバーに前記給油口を覆うリッド(例えば実施例のリッド86)を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項5に記載した発明は、前記カバーにおける前記物品収納ボックスの前方側に、バッテリ収納部(例えば実施例のバッテリ収納部93)を一体に形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載した発明によれば、この構成によれば、前部シートに運転者が着座した状態でも燃料タンクに給油することができると共に、給油作業自体を容易にできる。
請求項2に記載した発明によれば、この構成によれば、シート支持フレームの下方に空きスペースが生じた場合にも、該スペースを給油作業用のスペースとして有効利用することができる。
請求項3に記載した発明によれば、この構成によれば、物品収納ボックスとその後方に位置する後部シートとの間に空きスペースが生じた場合にも、該スペースを給油作業用のスペースとして有効利用することができる。
請求項4に記載した発明によれば、燃料タンク側方の後足置き部と該燃料タンク上方の物品収納ボックス側方を覆うシート下カバーとを一体形成して部品点数を効率良く削減しつつ、前記シート下カバー内に物品収納ボックスと共に配置される燃料タンクへの給油をリッドの開閉により容易に行うことができる。
請求項5に記載した発明によれば、バッテリ収納部を給油口と同様の配置となり、バッテリへのアクセスの簡便化を図ることができるため、バッテリメンテナンスを容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
【0011】
図1、2に示す車両1は、車体前部及び後部の左右にそれぞれ前輪2及び後輪3を備え、これら前後輪2,3間であって車幅方向中央に運転者M1用の前部シート55を備えると共に、該前部シート55の後方には左右二人の後部乗員(パッセンジャー)M2用の後部シート59を備え、該後部シート59の下方には後輪駆動用のパワーユニット25を備えた四輪の小型三人乗り自動車である。車両1の車体における前後方向中間部(前部シート55の前方及び両側方)は、運転者M1及び後部乗員M2の足置き部としての低床部4として構成されている。
【0012】
車両1の車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等で一体に結合してなるもので、前記低床部4の骨格を形成すると共に後に詳述するリアフロアカバー44を介して前部シート55を支持する扁平状のフロアセクション6と、車体前部において前輪懸架装置10及びステアリング機構13等を支持するボックス状のフロントセクション7と、後輪懸架装置15及び後部シート59等を支持する同じくボックス状のリアセクション8とからなる。
【0013】
前輪懸架装置10は独立懸架式のもので、左右のリーディングアーム11及びフロントクッション12を主としてなる。左右前輪2間にはステアリング機構13が設けられ、該ステアリング機構13におけるステアリングシャフト13aの上端部に取り付けられたバーハンドル14が、車幅方向(左右方向)中央であって前部シート55の斜め上前方に位置している。
【0014】
車体フレーム5の前部は、運転者M1用のレッグシールドを兼ねるフロントカバー18で覆われる。フロントカバー18の下部内側には、運転者M1用の前足置き部43を形成するフロントフロアボード42が設けられると共に、車両加減速用のアクセルペダル及びブレーキペダル(何れも不図示)が設けられる。なお、図中符号19はヘッドランプ、符号は20ラジエータ、符号21はバックミラー、符号22はメータパネル、符号23はフロントフェンダをそれぞれ示す。
【0015】
一方、後輪懸架装置15は車軸懸架式のもので、スイングアーム16及び左右のリアクッション17を主としてなる。スイングアーム16は、前記パワーユニット25の支持フレームとしても機能するもので、上面視で後方に開放するU字状をなし、その前端部が車体フレーム5のリアセクション8の前端部中央にブッシュ等を介して連結される。このスイングアーム16が、パワーユニット25と共にその後端部を上下に移動させるように揺動可能とされる。
【0016】
パワーユニット25は、その前部に車幅方向と平行なクランク軸を有する単気筒エンジン(以下、単にエンジンという)26を備える。エンジン26のクランクケース27の右端部には、クランク軸と同軸配置されたトルクコンバータ29が設けられる。また、クランクケース27の後方には変速機ケース30が連設されると共に、変速機ケース30の後方にはデフ(ディファレンシャルギヤ)ケース31が連設される。デフケース31と左右後輪3との間には、車幅方向に沿う左右のドライブシャフト32がそれぞれ配置される。
【0017】
各ドライブシャフト32は、それぞれ円筒状のシャフトチューブ33内に挿通された状態でこれに支持されており、これら各シャフトチューブ33の車幅方向内側がデフケース31に、中間部がスイングアーム16の左右後端部にそれぞれ結合される。なお、各シャフトチューブ33の中間部と車体フレーム5のリアセクション8後端部両側との間には、スイングアーム16の左右の動きを規制するコントロールリンク34がそれぞれ設けられる。
【0018】
前部シート55は、運転者M1が着座する前シート本体56と、その後端部上方に配置されて運転者M1の腰部を後方から支持するバックレスト57とを有してなる。前シート本体56は、前記フロントフロアボード42に連なるリアフロアボード45から立ち上がるシート下カバー46等に支持され、かつその前端近傍のヒンジ軸H1を中心に回動可能とされる。この前シート本体56が、その上面(着座面)を略水平にした着座可能状態からその後部を上方に移動させるように回動することで、その下方(シート下カバー46内)の物品収納ボックス(ラゲッジボックス)63へのアクセスが可能となる。すなわち、前シート本体56は、その下方の物品収納ボックス63の上部開口を開閉するリッドとしても機能する。
【0019】
図3を参照して説明すると、前シート本体56の後端部下方には、該前シート本体56の回動を前記着座可能状態でロック可能なシートキャッチ64が設けられる。シートキャッチ64及び前シート本体56の後端部は、車体フレーム5における後部シート59を支持するシートレール66のクロスメンバ67から延びるシート支持フレーム65に支持される。シート支持フレーム65は、上面視で後方に開放するコ字状をなし、その左右後端部が前記クロスメンバ67に接合されると共に、その前部下側が補助ステーを介してフロアセクション6の後部に支持される。
【0020】
このシート支持フレーム65の前端部下側にシートキャッチ64が取り付けられると共に、該前端部上側に前シート本体56の後端部が支持される。また、前記クロスメンバ67の近傍には、図示しないが正面視門形をなすシートエンドステー69が取り付けられ、このシートエンドステー69とシート支持フレーム65とに跨るように、側面視で直角状に屈曲してなるバックレストステー70が取り付けられる。
【0021】
後部シート59は、左右の後部乗員M2が着座する幅広の後シート本体60と、その後端近傍から斜め上後方に立ち上がって左右の後部乗員M2の背中を支持する同じく幅広のシートバック61とを有してなる。後シート本体60は前記シートレール66に着脱可能に支持されており、この後シート本体60を取り外すことで、その下方のエンジン補機類(エアクリーナボックス37等)へのアクセスが可能となる。なお、後シート本体60の着座面は前シート本体56の着座面よりも高い位置にあり、かつ前後シート本体56,60は前後方向で離間している。
【0022】
また、シートバック61は、その下端近傍のヒンジ軸H2を中心に回動可能とされており、このシートバック61が、後シート本体60の後端近傍から斜め上後方に立ち上がった着座可能状態からその上部を前方に移動させるように回動することで、後シート本体60上に重なるように折り畳まれ、その背面を後方のリアデッキ73の上面と連ねて大型の荷物積載部を形成する。
【0023】
リアデッキ73は、車体フレーム5の後部を覆うリアカバー72の後端部上に形成される。リアカバー72は、その両側部がリアフェンダ74上まで張り出し、かつ側面視では後シート本体60及びシートバック61下部と重なるように上方に膨出する。これにより、着座状態にある後部乗員M2の腰部を車幅方向外側へずらさないようにしている。また、リアカバー72側部の上方には、後部乗員M2用のアームレスト75が取り付けられる。
【0024】
リアカバー72の側部内側には、車体フレーム5から延びるサポートフレーム76が配置される。サポートフレーム76の前部には、アームレスト75の前部内側に延びるサイドグリップステー77が設けられ、該サイドグリップステー77の先端部には、後部乗員M2用の可倒式のサイドグリップ78が軸支される。サイドグリップ78は、車幅方向内側に延出して後部乗員M2の膝上にグリップ部を配置することでアシストグリップとして機能すると共に、後部乗員M2の乗降時等には前記グリップ部を後部乗員M2の膝上から退避させるべく回動可能に設けられる。
【0025】
エンジン26のシリンダ28は、クランクケース27の前部から前方に向けてやや前上がりとなるように突設される。シリンダ28上部の吸気ポートにはスロットルボディ36が接続され、該スロットルボディ36の後部にはエアクリーナボックス37が接続される。エアクリーナボックス37は、後部シート59の下方かつクランクケース27の上方において車体左側に偏倚して設けられる。エアクリーナボックス37の左側部からは、エンジン吸気用のシュノーケル38が前方に向けてやや前上がりに延び、該シュノーケル38の前端部がシート下カバー46の内側における後部左側に開口する。
【0026】
一方、シリンダ28下部の排気ポートには、排気管39の基端部が接続される。排気管39は、シリンダ28から導出した後に後方へ折り返し、クランクケース27の後部左側に配置された排気触媒39aを経由した後に、デフケース31後方にて車幅方向に延在するサイレンサ40の左端部に接続される。
【0027】
ここで、低床部4の後部内側には、車両1の燃料タンク(フューエルタンク)80が配設される。燃料タンク80は、前後方向では前シート本体56の後部からバックレスト57の後部に渡り、左右方向では前シート本体56及びバックレスト57の全幅に渡るように設けられる。この燃料タンク80の前部は、物品収納ボックス63の下方に入り込むように設けられており、これにより、物品収納ボックス63の後部下側は、後上がりに傾斜するように設けられる。
【0028】
図4,5を併せて参照して説明すると、燃料タンク80は、上下の鋼板部材をその外周フランジ81で一体に接合してなるもので、その外周フランジ81の両側部が、車体フレーム5のフロアセクション6におけるロアサイドフレーム6aよりも車幅方向内側に配されたセンタサイドフレーム6bに支持される。燃料タンク80の後部左側には、上方かつ車幅方向外側に向けて斜めに開口する給油口82が設けられる。なお、図中符号83はフューエルポンプを示す。
【0029】
各フロアボード42,45及びシート下カバー46は合成樹脂製とされ、かつリアフロアボード45とシート下カバー46とは、前記リアフロアカバー44として一体に形成されている。
図6を併せて参照して説明すると、リアフロアカバー44は、その前端部(リアフロアボード45の前端部)がフロントフロアボード42の後端部に連なるように設けられると共に、その後端部には、リアカバー72の前壁部を形成するべくリアフロアボード45の後端位置から上方に立ち上がる後壁部47が形成される。
【0030】
リアフロアボード45におけるシート下カバー46の後部両側方に位置する部位には、それぞれ左右の後部乗員M2用の後足置き部48が設けられる。この後足置き部48は、後部シート59の着座面高さに対応して、前足置き部43を形成するフロントフロアボード42に連なるリアフロアボード45の前部よりも上方に変位して設けられる。
【0031】
詳細には、リアフロアボード45は、フロントフロアボード42に連なる前部水平部49と、該前部水平部49におけるシート下カバー46を避けた左右両側の後縁からそれぞれ上方に立ち上がる立ち上がり部50と、該両立ち上がり部50の上縁からそれぞれ後方へ後下がりに延びる前記後足置き部48とを有してなる。両後足置き部48は、上面視では前シート本体56の後部両側方に位置し、かつ両後足置き部48間には燃料タンク80が位置している。なお、後足置き部48を前足置き部43と同様に後下がり(前上がり)に傾斜させたのは、制動時等に乗員の足を支え易いからである。
【0032】
ところで、リアフロアボード45の最上部は立ち上がり部50の上縁部(足載せ部の前縁部)であり、この最上部と面一となる上縁部を形成するべく、リアフロアボード45における前部水平部49及び後足置き部48の車幅方向外側縁部には、上方に立ち上がる前側壁部51及び後側壁部52がそれぞれ形成される。これら前後側壁部51,52の内部には、車体フレーム5におけるロアサイドフレーム6aが配設されている。
【0033】
シート下カバー46は、上面視で後方に開放するU字状をなして物品収納ボックス63の前方及び両側方を覆う外周壁部53を主としてなる。外周壁部53における円弧状をなす前端部は、上面視でリアフロアボード45の前部水平部49の略中央に位置し、左右後端部は後壁部47に突き当たるように設けられる。
【0034】
シート下カバー46の上端部には、前シート本体56の外周形状に沿うように上面視楕円状をなすカバー上部開口85が形成される。カバー上部開口85の後端部内側にはシート支持フレーム65の前端部が配置され、このシート支持フレーム65の前端部に取り付けられた前記シートキャッチ64に前シート本体56の後端部が係止される。このシート支持フレーム65の前端部及びシートキャッチ64を避けるべく、物品収納ボックス63の後端部は、シート支持フレーム65の前端部よりも前方に位置するように設けられている(図3参照)。
【0035】
これにより、シート下カバー46内におけるシート支持フレーム65前端部の下方(換言すれば、前シート本体56後端部の下方又はバックレスト57の下方)には、上下方向で該前端部と燃料タンク80上面との間に渡る所定の空間Kが形成される。空間Kは、前後方向では物品収納ボックス63と後部シート59との間に形成されるもので、この空間K内の左側には前記シュノーケル38の前端部が、右側には前記燃料タンク80の給油口82がそれぞれ配置される(図4,5参照)。
そして、シート下カバー46内の給油口82へのアクセスを可能とするべく、該シート下カバー46の一部がリッド(すなわちフューエルリッド)86として構成される。
【0036】
図3,4,5に示すように、リッド86は、シート下カバー46の外周壁部53右側において、上下方向では概ねその上下幅に渡り、前後方向ではシート支持フレーム65の前端部から後壁部47の手前に渡る範囲に設けられるもので、該範囲に形成される外周壁部53の右側開口87を開閉する。
このリッド86は、その閉状態において、その下端部の係止爪88を右側開口87の下端部に係止させると共に、上部に取り付けられたキーシリンダ89の係止部を右側開口87の上部に係止させることで、シート下カバー46からの取り外しが規制された状態でこれに固定される。
【0037】
また、リッド86は、上記閉状態からキーシリンダ89を操作して右側開口87上部への係止を解除することで、その下端部を中心に上部を外側に移動させるように傾動可能となり、右側開口87を開放して(図4中に二点鎖線で示す)該右側開口87の下端部の直ぐ内側にある給油口82への給油作業を可能とする。なお、シート下カバー46内には、リッド86開時にも給油口82よりも内側の部位を隠すべく給油口82周辺を覆うインナカバー90が設けられる。
【0038】
ところで、図3に示すように、シート下カバー46の前部内側におけるリアフロアボード45の前部水平部49近傍には、車両1のバッテリ92が配設されている。バッテリ92は、物品収納ボックス63よりも前方であって、自身の下部が前部水平部49上面よりも下方に位置するように配置されている。このバッテリ92を支持するべく、リアフロアカバー44の前部下側には、上方に開放するボックス状のバッテリ収納部93が一体に形成されている。
【0039】
図4,6を併せて参照して説明すると、シート下カバー46(外周壁部53)の前端部は、別体のバッテリカバー94として着脱可能に構成されており、このバッテリカバー94を取り外してシート下カバー46前端部の前部開口95を開放させることで、シート下カバー46内側のバッテリ92のメンテナンス等が可能となる。
【0040】
以上説明したように、上記実施例における燃料タンク配置構造は、運転者M1用の前部シート55の後方に後部乗員M2用の後部シート59を設けると共に、前記前部シート55の側方に前記後部乗員M2用の後足置き部48を設け、かつ前記前部シート55の下方には燃料タンク80を設けた車両1に適用されるものであって、前記燃料タンク80の給油口82を、前記後部乗員M2用の後足置き部48の車幅方向内側に配置したものである。
この構成によれば、前部シート55に運転者M1が着座した状態でも燃料タンク80に給油することができると共に、給油作業自体を容易にできる。
【0041】
また、上記燃料タンク配置構造においては、前記前部シート55をその前部に設けたヒンジ軸H1を中心に回動可能に支持する一方、該前部シート55の後部を車体に設けたシート支持フレーム65に係止可能に支持し、前記シート支持フレーム65の下方に前記給油口82を配置したことで、シート支持フレーム65の下方に生じた空きスペース(空間K)を、給油作業用のスペースとして有効利用することができる。
【0042】
他方で、上記燃料タンク配置構造においては、前記前部シート55の下方でかつ前記燃料タンク80上方に物品収納ボックス63を設け、該物品収納ボックス63と前記後部シート59との間に前記給油口82を配置したことで、物品収納ボックス63とその後方に位置する後部シート59との間に生じた空きスペース(空間K)を、給油作業用のスペースとして有効利用することができる。
【0043】
さらに、上記燃料タンク配置構造においては、前記後部乗員M2の後足置き部48と前記物品収納ボックス63の側方を覆うシート下カバー46とを一体に形成し、該カバーに前記給油口82を覆うリッド86を設けたことで、燃料タンク80側方の後足置き部48と該燃料タンク80上方の物品収納ボックス63側方を覆うシート下カバー46とを一体形成して部品点数を効率良く削減しつつ、前記シート下カバー46内に物品収納ボックス63と共に配置される燃料タンク80への給油をリッド86の開閉により容易に行うことができる。
【0044】
しかも、上記燃料タンク配置構造においては、前記シート下カバー46における前記物品収納ボックス63の前方側に、バッテリ収納部93を一体に形成したことで、該バッテリ収納部93が給油口82と同様の配置となり、バッテリ92へのアクセスの簡便化を図ることができるため、バッテリメンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明の実施例における車両の側面図である。
【図2】上記車両の上面図である。
【図3】上記車両の要部の側面図である。
【図4】上記車両の要部の上面図である。
【図5】図3におけるA−A断面図である。
【図6】上記車両の要部の斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1 車両
46 シート下カバー(カバー)
48 後足置き部(足置き部)
55 前部シート
59 後部シート
63 物品収納ボックス
65 シート支持フレーム
80 燃料タンク
82 給油口
86 リッド
93 バッテリ収納部
H1 ヒンジ軸(軸)





 

 


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