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発明の名称 エアバッグ装置のガス供給構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22152(P2007−22152A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203401(P2005−203401)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 前田 佳則 / 鈴木 真由美
要約 課題
複数のエアバッグの容量に応じて1つのインフレータから供給されるガス量を調節できて、容量の異なる複数のエアバッグを略同時に適切に膨張させることができるエアバッグ装置のガス供給構造を提供する。

解決手段
容量が異なるフロントカーテンエアバッグ11およびリアカーテンエアバッグ12に1つのインフレータ13からガス供給する構成であって、該インフレータ13と各エアバッグ11,12とを接続するそれぞれのパイプ14,15の断面積を、それぞれ対応するエアバッグ11,12の容量に略比例した大きさに設定することにより、インフレータ13から各エアバッグ11,12に供給されるガス量はそれぞれのエアバッグ11,12の容量に見合った量となり、容量の異なる複数のエアバッグ11,12を略同時に適切に膨張させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
容量が異なる複数のエアバッグに1つのインフレータからガス供給するようにしたエアバッグ装置において、
インフレータと各エアバッグとを接続するそれぞれのパイプの断面積を、それぞれ対応するエアバッグの容量に略比例した大きさに設定したことを特徴とするエアバッグ装置のガス供給構造。
【請求項2】
エアバッグは、スライドドアを設けた車両左右両側の車室内面に沿って上方から下方に向かって展開する前席用の容量の小さなフロントカーテンエアバッグと、後席用の容量の大きなリアカーテンエアバッグとからなるサイドカーテンエアバッグであり、これらフロントカーテンエアバッグとリアカーテンエアバッグとの間にインフレータを配置するとともに、該インフレータと、フロントカーテンエアバッグおよびリアカーテンエアバッグとをそれぞれ接続する小径のパイプおよび大径のパイプを、スライドドア用の戸袋部の側壁とルーフトリムとの間の隙間に配索したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置のガス供給構造。
【請求項3】
インフレータのガス噴出口に接続した複数のパイプの分岐部に、噴出したガスが略垂直に当たる平坦部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグ装置のガス供給構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つのインフレータから容量が異なる複数のエアバッグにガス供給するエアバッグ装置のガス供給構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の側面衝突時やロールオーバー時に、車両左右両側の車室内面に沿って展開するサイドカーテンエアバッグが知られるが、このサイドカーテンエアバッグを3列シート車に適用した場合に、前席用のフロントカーテンエアバッグと後方2列の後席用のリアカーテンエアバッグとに分割して、これら両カーテンエアバッグに1つのインフレータの噴出ガスをT型継手で分配して供給するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようにサイドカーテンエアバッグを前席用と後席用に分割した場合は、前席用のフロントカーテンエアバッグは前席乗員を保護すればよいのであるが、後席用のリアカーテンエアバッグは後席2列の乗員を保護する関係上、その前後方向長さが長くなり、必然的にフロントカーテンエアバッグよりもリアカーテンエアバッグの容量が大きくなっている。
【特許文献1】特開2004−182038号公報(第5頁、第3,4図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、かかる従来のエアバッグ装置のガス供給構造では、インフレータの噴出ガスをT型継手を介してフロントカーテンエアバッグとリアカーテンエアバッグに分岐するようになっているが、T型継手によってフロントカーテンエアバッグとリアカーテンエアバッグに同量のガスが分配された場合には、容量の小さいフロントカーテンエアバッグにはガスが入りすぎて過剰膨張となる一方、容量の大きいリアカーテンエアバッグにはガスが不足して膨張不足となる恐れがある。
【0005】
そこで、本発明は複数のエアバッグの容量に応じて1つのインフレータから供給されるガス量を調節できて、容量の異なる複数のエアバッグを適切に膨張させることができるエアバッグ装置のガス供給構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のエアバッグ装置のガス供給構造は、容量が異なる複数のエアバッグに1つのインフレータからガス供給するようにしたエアバッグ装置で、インフレータと各エアバッグとを接続するそれぞれのパイプの断面積を、それぞれ対応するエアバッグの容量に略比例した大きさに設定したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、1つのインフレータと複数のエアバッグとを接続するそれぞれのパイプの断面積を、それぞれ対応するエアバッグの容量に略比例した大きさに設定してあるので、インフレータから各エアバッグに供給されるガス量はそれぞれのエアバッグの容量に見合った量となり、容量の異なる複数のエアバッグを適切に膨張させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0009】
図1〜図5は本発明にかかるエアバッグ装置のガス供給構造を示し、図1はサイドカーテンエアバッグの展開状態を示すエアバッグ装置の構成図、図2はサイドカーテンエアバッグの収納状態を示すエアバッグ装置の斜視図、図3はインフレータのガス噴出口に接続したパイプの分岐部を示す要部拡大断面図、図4はインフレータとサイドカーテンエアバッグとを接続するパイプの配索状態をルーフトリムを取り外して示す要部斜視図、図5は図4中A−A線に沿った拡大断面図である。
【0010】
本実施形態のエアバッグ装置のガス供給構造は、図1,図2に示すように3列シート車のサイドカーテンエアバッグ10に適用され、このサイドカーテンエアバッグ10は、前席Sf用の容量の小さなフロントカーテンエアバッグ11と後席Sr1,Sr2用の容量の大きなリアカーテンエアバッグ12とによって構成される。
【0011】
前記フロントカーテンエアバッグ11およびリアカーテンエアバッグ12は、スライドドア1を設けた車両左右両側の車室内面に沿って設けられ、通常時は図2に示すようにルーフサイドレール2内側の空間部に折り畳まれた状態で収納され、側面衝突やロールオーバーが発生した緊急時に図1に示すように上方から下方に向かって展開するようになっている。
【0012】
前記フロントカーテンエアバッグ11および前記リアカーテンエアバッグ12は、図1に示すように複数に分割された縦長の袋体11a,12aの上端部を互いに連通して構成され、それぞれの展開状態でフロントカーテンエアバッグ11の袋体11aは前席Sfに着座した乗員の頭部や肩部を保護し、リアカーテンエアバッグ12の袋体12aは後席Sr1,Sr2に着座した乗員の頭部や肩部を保護する。
【0013】
前記フロントカーテンエアバッグ11と前記リアカーテンエアバッグ12には、それら両エアバッグ11,12間に配置した1つのインフレータ13からガス供給されるようになっており、そのインフレータ13とフロントカーテンエアバッグ11とを第1のパイプ14で接続するとともに、インフレータ13とリアカーテンエアバッグ12とを第2のパイプ15で接続してある。
【0014】
前記インフレータ13は、後述するルーフパネル6とルーフトリム4との間の隙間などに収納される。
【0015】
ここで、本発明にあっては前記第1のパイプ14と前記第2のパイプ15の断面積を、図3に示すように容量の小さなフロントカーテンエアバッグ11に接続される第1のパイプ14の断面積よりも、容量の大きなリアカーテンエアバッグ12に接続される第2のパイプ15の断面積の方を大きく設定してある。
【0016】
つまり、容量の小さなフロントカーテンエアバッグ11に接続する第1のパイプ14を小径のパイプで形成し、容量の大きなリアカーテンエアバッグ12に接続する第2のパイプを大径のパイプで形成してある。
【0017】
前記第1のパイプ14および第2のパイプ15は、図4,図5に示すようにスライドドア1のガイド部端末を構成する戸袋部3の側壁3aとルーフトリム4との間の隙間Sに配索してある。
【0018】
前記戸袋部3はセンターピラー5の上方に位置してハット形断面に形成され、その開放側に設けたフランジ3bがルーフパネル6の左右両側端部の内面に接合され、前記戸袋部3を覆ってルーフトリム4を取り付けた際に、そのルーフトリム4と戸袋部3の両側壁3aとの間に前記隙間Sが形成されるようになっており、その隙間Sに前記第1のパイプ14および第2のパイプ15が配索される。
【0019】
また、前記インフレータ13のガス噴出口13aに第1のパイプ14および第2のパイプ15を接続するにあたって、それらパイプ14,15の分岐部Tに、噴出したガスが略垂直に当たる平坦部16を設けてある。
【0020】
以上の構成により本実施形態のエアバッグ装置のガス供給構造によれば、1つのインフレータ13とフロントカーテンエアバッグ11とを小径の第1のパイプ14で接続し、前記インフレータ13とリアカーテンエアバッグ12とを大径の第2のパイプ15で接続して、それぞれのパイプ14,15の断面積を、それぞれ対応するエアバッグ11,12の容量に略比例した大きさに設定してあるので、インフレータ13から各エアバッグ11,12に供給されるガス量はそれぞれのエアバッグ11,12の容量に見合った量となり、容量の異なるフロントカーテンエアバッグ11およびリアカーテンエアバッグ12を略同時に適切に膨張させることができる。
【0021】
また、本実施形態にあっては第1のパイプ14および第2のパイプ15を、スライドドア1用の戸袋部3の側壁3aとルーフトリム4との間の隙間Sに配索したので、通常デッドスペースとなる前記隙間Sを有効利用してパイプ14,15を配索することができるとともに、それらパイプ14,15の車室内への突出量を抑えることができるため、車室内空間を広く取ることができるとともに、見栄えを良くすることができる。
【0022】
更に、インフレータ13のガス噴出口13aに接続した第1のパイプ14と第2のパイプ15の分岐部Tに、噴出したガスが略垂直に当たる平坦部16を設けたので、インフレータ13から噴出したガスが平坦部16に当たり、その平坦部T周辺の圧力が上昇しつつ均一となるため、2本のパイプ14,15に流出するガスが一方に偏るのを避けることができ、ひいては、第1のパイプ14および第2のパイプ15の太さに応じたガス量を精度良く流出させることができる。
【0023】
ところで、本発明は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、サイドカーテンエアバッグ10に限ることなく1つのインフレータで展開するエアバッグが複数である場合に適用することができ、また、容量の異なるエアバッグは3個以上備えた場合にあっても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態におけるサイドカーテンエアバッグの展開状態を示すエアバッグ装置の構成図。
【図2】本発明の一実施形態におけるサイドカーテンエアバッグの収納状態を示すエアバッグ装置の斜視図。
【図3】本発明の一実施形態におけるインフレータのガス噴出口に接続したパイプの分岐部を示す要部拡大断面図。
【図4】本発明の一実施形態におけるインフレータとサイドカーテンエアバッグとを接続するパイプの配索状態をルーフトリムを取り外して示す要部斜視図。
【図5】図4中A−A線に沿った拡大断面図。
【符号の説明】
【0025】
1 スライドドア
3 戸袋部
3a 側壁
4 ルーフトリム
10 サイドカーテンエアバッグ(エアバッグ装置)
11 フロントカーテンエアバッグ
12 リアカーテンエアバッグ
13 インフレータ
13a ガス噴出口
14 第1のパイプ
15 第2のパイプ
16 平坦部
Sf 前席
Sr1,Sr2 後席
S 隙間
T 分岐部




 

 


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