米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 車両 -> 日産自動車株式会社

発明の名称 固定ピン切断装置および固定ピン切断方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8395(P2007−8395A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194273(P2005−194273)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 澤田 康宏
要約 課題
保護マットをカーペットから取り外す際のタグピンの切断作業を容易にする。

解決手段
自動車の車室内フロア上に設置するカーペット3を車室内に搬入する際には、カーペット3の表面に保護マット5をタグピン9によって固定している。カーペット3を車室内に搬入後、不要となった保護マット5を取り外す際には、タグピン9の軸部9aをタグピン切断治具1を用いて切断する。タグピン切断治具1は、タグピン9の軸部9aを溝部17に挿入しつつ係止頭部9bを先端テーパ部11の傾斜面部23に沿って上昇させて内部に入り込ませ、内部に設けてある回転カッタで軸部9aを切断する。回転カッタは、タグピン切断治具1の移動に伴い回転する回転ローラに伴って回転し、切断後の切りかすは、回転カッタと一体的に回転する回転ブラシによって後方に払い出し切りかす収容部に収容する。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定部位に設置する前のカーペットの表面に、カーペット保護用の保護マットを固定ピンで固定して取り付け、前記カーペットを前記所定部位に設置した状態で、前記保護マットを前記カーペットから取り外すべく前記固定ピンを切断する固定ピン切断装置において、前記固定ピンは、前記カーペット側から前記保護マットを貫通してその表面に端部が望む軸部と、この軸部の端部から軸部と交差する方向に延びて前記保護マット上に係止される係止頭部とをそれぞれ有し、前記軸部を移動可能に案内する溝部と、この溝部に前記軸部を挿入して移動させる際に、前記保護マットの表面をスライド移動する底面部と、前記溝部に前記軸部を挿入して移動させるに伴って、前記係止頭部が摺動しつつ前記保護マットから離反する方向に前記固定ピンを変位させる傾斜面部と、前記溝部に対し前記軸部の移動方向前方側の奥部に設置されて前記変位した固定ピンの軸部を切断する切断部と、この切断によって発生する前記軸部の一部および前記係止頭部からなる切りかすを収納する切りかす収納部と、をそれぞれ備えていることを特徴とする固定ピン切断装置。
【請求項2】
前記底面部が前記保護マットの表面をスライド移動する際に、前記保護マットの表面に接触しつつ回転する回転ローラを設け、この回転ローラの回転に連動して前記切断部が回転することで前記軸部を切断することを特徴とする請求項1に記載の固定ピン切断装置。
【請求項3】
前記切断部は、前記保護マットの表面に交差する方向に延びる軸を中心として回転する円板状の回転カッタであり、この回転カッタの円周方向に沿って設けた噛合孔に前記回転ローラの外周部に設けた凹凸部が噛み合って前記回転カッタが回転することを特徴とする請求項2に記載の固定ピン切断装置。
【請求項4】
前記回転カッタを設けた前記軸に、前記切りかすを前記切りかす収納部に送り込む回転ブラシを設け、前記軸,前記回転カッタおよび前記回転ブラシが一体となって回転することを特徴とする請求項3に記載の固定ピン切断装置。
【請求項5】
所定部位に設置する前のカーペットの表面に、カーペット保護用の保護マットを固定ピンで固定して取り付け、前記カーペットを前記所定部位に設置した状態で、前記保護マットを前記カーペットから取り外すべく前記固定ピンを切断する固定ピン切断方法において、前記固定ピンは、前記カーペット側から前記保護マットを貫通してその表面に端部が望む軸部と、この軸部の端部から軸部と交差する方向に延びて前記保護マット上に係止される係止頭部とをそれぞれ有し、底面部を前記保護マットの表面に沿ってスライド移動させることで、前記固定ピンの軸部を溝部に挿入して移動させ、この移動に伴って、前記係止頭部が傾斜面部を摺動しつつ前記保護マットから離反する方向に前記固定ピンを変位させ、この変位した固定ピンの軸部を、前記溝部に対し前記軸部の移動方向前方側の奥部に設置した切断部で切断し、この切断によって発生する前記軸部の一部および前記係止頭部からなる切りかすを切りかす収納部に収納することを特徴とする固定ピン切断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定部位に設置する前のカーペットの表面に、カーペット保護用の保護マットを固定ピンを用いて取り付け、カーペットを所定部位に設置した状態で保護マットを取り外すべく固定ピンを切断する固定ピン切断装置および固定ピン切断方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室内フロア上には、通常カーペットを設けているが、自動車の生産過程においてこのカーペットを、例えば下記特許文献1に記載のように車室内に搬入する際には、カーペットを汚れなどから保護するために、カーペットの表面に保護マットを取り付けておく必要がある。
【特許文献1】特開平9−99879号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、カーペットの表面に保護マットを取り付ける際には、樹脂製のタグピンと呼ばれる固定ピンを使用している。この固定ピンは、軸部と、軸部の両端がT字形状となるよう軸部と直交する方向に延びる一対の係止頭部とを、それぞれ備えており、軸部を、互いに重ね合わせたカーペットおよび保護マットに貫通させ、かつ一方の係止頭部をカーペットの裏面側に、他方の係止頭部を保護マットの表面側にそれぞれ突出させた状態として係止させることで、両者相互を固定する。
【0004】
そして、カーペットを保護マットとともに車室内に搬入後、自動車の生産途中で不要となった保護マットをカーペットから取り外す際には、保護マットの表面側に露出する係止頭部を、作業者がつまんで軸部を引き出し、この引き出した軸部を鋏で切断し、切断後の切りかすを回収する。
【0005】
ところが、この場合には、係止頭部をつまんで軸部を引き出す作業から、切りかすを回収する作業まで、多くの工数が必要である上、指先の細かな作業が必要であり、また両手を使用することもあり、極めて作業性の悪いものとなっている。
【0006】
そこで、本発明は、保護マットをカーペットから取り外す際の固定ピンの切断作業を容易なものとすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、所定部位に設置する前のカーペットの表面に、カーペット保護用の保護マットを固定ピンで固定して取り付け、前記カーペットを前記所定部位に設置した状態で、前記保護マットを前記カーペットから取り外すべく前記固定ピンを切断する固定ピン切断装置において、前記固定ピンは、前記カーペット側から前記保護マットを貫通してその表面に端部が望む軸部と、この軸部の端部から軸部と交差する方向に延びて前記保護マット上に係止される係止頭部とをそれぞれ有し、前記軸部を移動可能に案内する溝部と、この溝部に前記軸部を挿入して移動させる際に、前記保護マットの表面をスライド移動する底面部と、前記溝部に前記軸部を挿入して移動させるに伴って、前記係止頭部が摺動しつつ前記保護マットから離反する方向に前記固定ピンを変位させる傾斜面部と、前記溝部に対し前記軸部の移動方向前方側の奥部に設置されて前記変位した固定ピンの軸部を切断する切断部と、この切断によって発生する前記軸部の一部および前記係止頭部からなる切りかすを収納する切りかす収納部と、をそれぞれ備えていることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、固定ピンの軸部を溝部に入り込ませるよう、底面部を保護マットの表面に沿ってスライド移動させることで、固定ピンの係止頭部が傾斜面部上を摺動して保護マットから離反するよう固定ピンが変位し、この変位した固定ピンの軸部を溝部の奥部に設置した切断部で切断して、その切りかすを切りかす収納部に収納するようにしたので、工数が多くかかることがなく、作業者による指先の細かな作業も不要であり、また片手での作業が可能であるため、作業性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係わる固定ピン切断装置となるタグピン切断治具1によるタグピン切断作業を示す斜視図である。図示しない自動車の車室内フロアに設置するカーペット3は、自動車の生産過程において車室内に搬入する際に、汚れなどから保護するための保護マット5を、表面を覆うように取り付けており、またカーペット3の裏面側にはウレタンなどの弾性材からなるスペーサ7を配置して、これら三者を固定ピンとしてのタグピン9により適宜複数箇所を固定している。
【0011】
タグピン9は、互いに重ね合わせたカーペット3,保護マット5およびスペーサ7を貫通する軸部9aと、軸部9aの両端がT字形状となるよう軸部9aと直交する方向に延びる一対の係止頭部9b,9cとを、それぞれ備えている。このうち、一方の係止頭部9bは保護マット5の表面側に、他方の係止頭部9cはスペーサ7の裏面側に、それぞれ突出させた状態として係止させ、これら三者相互を固定する。
【0012】
図2は、タグピン9の係止頭部9b側の一部を示す側面図で、軸部9aおよび係止頭部9b,9cはいずれも円柱形状を呈し、係止頭部9b,9cの直径bは、軸部9aの直径aより大きくしている。
【0013】
タグピン切断治具1は、楔状の先端テーパ部11と、先端テーパ部11の後端側に一体化し、内部に切りかす収容部13(図3参照)を備える柄部15とを備えている。先端テーパ部11は、幅方向中央位置にて先端から後端にかけて、前記したタグピン9の軸部9aを受け入れる溝部17を形成しており、溝部17の先端部は、先広がりの開口部19としている。
【0014】
溝部17の幅hは、タグピン9における軸部9aの直径aより大きく、係止頭部9b,9cの直径bより小さく設定している。
【0015】
図3は、上記した溝部17に沿う図1のA−A断面図である。先端テーパ部11は、保護マット5に対向する底面部21を備え、上面側は、図3中の右側の後端ほど底面部21から離れるように傾斜する傾斜面部23となっている。
【0016】
傾斜面部23の後端の柄部15との境界部分には、タグピン9の係止頭部9bが図1に示す状態、つまり係止頭部9bが溝部17と交差するような向きとなる状態で入り込む開口部25を設けている。
【0017】
傾斜面部23の上記した開口部25に対応する後端には、開口部25より奥側にて下方に延びる縦壁部27を設け、縦壁部27の下端には、図3中で右側の後方に延びてタグピン9の係止頭部9bが入り込む上部水平板部29を設け、これにより傾斜面部23に対して下方に落ち込む段差部30を設定している。上部水平板部29は、タグピン9の軸部9aが入り込む溝部29aを、前記溝部17に連続した状態で溝部17近傍に備えている。
【0018】
また、底面部21の後端部には、下部水平板部31を連続して設けてあり、この下部水平板部31も、上記した上部水平板部29と同様に、タグピン9の軸部9aが挿入される溝部31aを、溝部17に連続した状態で溝部17近傍に備えている。
【0019】
上記した上部水平板部29および下部水平板部31のそれぞれの図3中で右側の後端付近には、図3中で上下方向に延びる回転軸33を回転可能に支持している。この回転軸33における下部水平板部31の上方近傍位置には切断部としての円板状の回転カッタ35を取り付け、また回転軸33における上部水平板部29の上方近傍位置には円板状の回転ブラシ37を取り付けている。
【0020】
回転カッタ35は、図3の簡略化したB−B断面図である図4に示すように、回転軸33を固定する円板部39を中心側に備え、円板部39の外周側に環状の刃部41を設けている。また、回転ブラシ37は、図3の簡略化したC−C断面図である図5に示すように、回転軸33を固定する円板部43を中心側に備え、円板部43の外周側に所定間隔をおいて複数のブラシ部45を設けている。
【0021】
一方、下部水平板部31の下面には、図3における断面部分より紙面手前側にて下方に突出する二点鎖線で示す突片31bを形成し、この突片31bに支持ピン47を介して回転ローラ49を回転可能に設けている。回転ローラ49は、外周部に凹凸部としてのギア部49aを備えている。
【0022】
図4に示すように、回転カッタ35の円板部39には、円周方向に沿って、前記回転ローラ49のギア部49aが噛み合う噛合孔39aを連続して形成している。また、図6は、図4の回転ローラ49を設けた部位に対応するD−D断面図であり、下部水平板部31の回転ローラ49に対応する部位には、逃げ孔31cを設けている。この図6において、回転ローラ49を支持ピン47を介して支持する前記した突片31bは、逃げ孔31cに対し紙面裏側に位置している。
【0023】
したがって、回転ローラ49を回転させることで、回転ローラ49のギア部49aが噛合孔39aに噛み合っている回転カッタ35が回転し、これに伴い回転軸33および回転ブラシ37も回転カッタ35と一体となって回転する。
【0024】
回転ブラシ37の図3中で上方には、前記した先端テーパ部11と柄部15との境界部に設けた開口部25から後方の切りかす収容部13に向けて延びる上部ガイド板51を設けている。一方、回転ブラシ37の下部の上部水平板部29の後端には、上部ガイド板51と同様に後方に延びる下部ガイド板53を設けている。
【0025】
さらに、回転カッタ35の下部に位置する下部水平板部31の後端には、前記した先端テーパ部11の底面部21の下面に対し、下面が同一面となる後部底面部55を設け、後部底面部55の後端には、後方上部に延びる後部傾斜部57を連続して形成している。この後部傾斜部57に、上記した下部ガイド板53の後端を接続している。
【0026】
後部傾斜部57の上端には、後方に向けて凹凸状となる把持部59を連続して形成し、把持部59の後端には、ヒンジ61を介して排出リッド63を、柄部45内の切りかす収容部13に対して開閉可能に設けている。排出リッド63のヒンジ61と反対側の端部と、切りかす収容部13の上部を覆う上面部65の後端との間には、ロック係止部67を設けている。
【0027】
次に、上記したタグピン切断治具1を用いてタグピン9を切断する作業を、図7の簡略化した作業工程図をも参照しながら説明する。図1に示すように、図示しない自動車の車室内に搬入したカーペット5の表面には、保護マット5が複数のタグピン9によって固定されており、この保護マット5は、自動車の生産途中で不要となった際に、タグピン切断治具1によってタグピン9を切断して取り外す。
【0028】
その際、図1のように、タグピン切断治具1を、その先端テーパ部11の底面部21が保護マット5に対向する状態にセットし、先端テーパ部11の先端をタグピン9に向け、かつこのときタグピン9の係止頭部9bの長手方向が、溝部17の幅方向に向かう状態とする。
【0029】
この状態でタグピン切断治具1を、保護マット5上をスライドさせるようにしてタグピン9に接近させ、先広がりの開口部19から、図7(a)のように軸部9aを溝部17に入り込ませる。
【0030】
タグピン切断治具1を、保護マット5上をスライド移動させる際には、回転ローラ49のギア部49aが保護マット5に接触しつつ回転しており、この回転に伴って回転カッタ35が回転し、これとともに回転軸33も回転して回転ブラシ37も同様に回転している。
【0031】
上記した溝部17の幅hは、タグピン9の軸部9aの直径より広く、同係止頭部9bの直径より狭く設定しているので、軸部9aが溝部17を移動するに伴って係止頭部9bは傾斜面部23上を摺動して上昇する。
【0032】
係止頭部9bが傾斜面部23に沿って上昇する際には、タグピン9は、その全体が保護マット5から図7中で上方に離反する方向に変位し、このため、下部側の係止頭部9cがスペーサ7を押圧して弾性変形させ、図3および図7(b)のようにスペーサ7の下面を凹ませた状態とする。
【0033】
タグピン切断治具1を保護マット5に対してさらにスライド移動させることで、タグピン9の軸部9aが溝部17をさらに移動し、これとともに傾斜面部23上を摺動する係止頭部9bは、開口部25からタグピン切断治具1の内部に入り込み、図3および図7(b)のように段差部30にて上部水平板部29上に落下することになる。
【0034】
係止頭部9bが上部水平板部29上に落下する動作は、弾性材であるスペーサ7下面の凹んだ部分が下部の係止頭部9cを下方に押し出そうとする弾性反力によって発生する。
【0035】
上記図7(b)の状態からさらにタグピン切断治具1を前方へスライド移動させると、図7(c)のようにタグピン9の軸部9aが、上記タグピン切断治具1の前方へのスライド移動に伴い回転している回転カッタ35に達して切断される。
【0036】
切断したタグピン9における軸部9aの一部および係止頭部9bからなる切りかす69は、回転カッタ35と回転軸33を介して一体的に回転している回転ブラシ37により、図5に示すように後方の切りかす収容部13に払い出す。
【0037】
この際、切りかす69は、開口部25より下方の上部水平板部29上に落下していることと、図5に示すように切りかす69の払い出し方向と反対の壁部に逆流防止壁71を設けていることで、開口部25から外部へ放出されることがなく、切りかす収容部13に確実に収容できる。
【0038】
また、開口部25付近への切りかす69の滞留を防止できるので、タグピン9に対して常に安定した切断作業を行うことができる。
【0039】
このようにして複数のタグピン9の軸部9aを順次切断し、すべてのタグピン9の軸部9aを切断したら、保護マット5をカーペット3から取り外して車室外に搬出する。また、タグピン9の切りかす69が切りかす収容部13に所定量溜まったら、排出リッド63を開放することで適宜排出する。
【0040】
上記した本実施形態によれば、作業者が、柄部15を把持した状態で、タグピン9の軸部9aを溝部17に入り込ませるよう、底面部21を保護マット5の表面に沿ってスライド移動させるだけで、タグピン9の係止頭部9bが傾斜面部23上を摺動しつつ保護マット5から離反するようタグピン9が変位し、この変位したタグピン9の軸部9aを溝部17の奥部に設置した回転カッタ35で切断して、その切りかす69を切りかす収納部13に収納するようにしたので、工数が多くかかることがなく、係止頭部9bをつまんで引き出した軸部9aを鋏で切断するような、指先の細かな作業も不要であり、また片手での作業が可能であるため、作業性が向上する。
【0041】
また、回転カッタ35はタグピン切断治具1の内部に設置しているので、上記した鋏で軸部9aを切断する作業のように、誤って指先を傷付けたり、カーペット3を傷付ける恐れもなくなる。
【0042】
切断後の切りかす69は、そのまま切りかす収容部13に収容するので、切りかす69が車室内フロア上の残留物として残る恐れもなくなる。
【0043】
軸部9aの切断位置は、軸部9aを常に一定位置まで引っ張り上げた状態で一定となって、カーペット3側に残る軸部9aの切断端部の露出を防止し、見栄えの悪化を回避することができる。
【0044】
また、タグピン切断治具1の保護マット5上でのスライド移動に伴う回転ローラ49の回転により、回転ローラ49のギア部49aが噛合孔39aに噛み合って回転カッタ35を回転させているので、タグピン9を切断する力が小さくて済み、同時にタグピン切断治具1のスライド移動についても、回転ローラ49のギア部49aが保護マット5上を回転しながら移動するので、大きな力を必要とすることなく行うことができる。
【0045】
上記した回転カッタ35は、常に同じ位置ではなく円周方向の異なる位置で切断可能なので、良好な切れ味が長く継続できて耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施形態に係わるタグピン切断治具によるタグピン切断作業を示す斜視図である。
【図2】図1のタグピン切断治具で切断するタグピンの一部を示す側面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図3の簡略化したB−B断面図である。
【図5】図3の簡略化したC−C断面図である。
【図6】図4のD−D断面図である。
【図7】図1のタグピン切断治具による簡略化した作業工程図である。
【符号の説明】
【0047】
1 タグピン切断治具(固定ピン切断装置)
3 カーペット
5 保護マット
9 タグピン(固定ピン)
9a タグピンの軸部
9b タグピンの係止頭部
13 切りかす収納部
17 溝部
21 底面部
23 傾斜面部
33 回転カッタおよび回転ブラシを支持する軸
35 回転カッタ(切断部)
37 回転ブラシ
39a 回転カッタの噛合孔
49 回転ローラ
49a 回転ローラのギア部(凹凸部)
69 切りかす




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013