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発明の名称 走行制御装置の操作スイッチ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15558(P2007−15558A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−199190(P2005−199190)
出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
代理人 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
発明者 黒田 和士
要約 課題
操作性がよく内装設計が容易で部品点数の低減が可能な走行制御装置の操作スイッチを提供すること。

解決手段
自車両の車速を設定された車速となるよう制御する走行制御装置の操作スイッチ10において、前走車との関係に基づき車速を制御する追従走行制御装置の操作スイッチと、自車両が走行車線から逸脱することを防止する車線逸脱防止装置を操作する操作スイッチと、が一体となっている、ことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
自車両の車速を設定された車速となるよう制御する走行制御装置の操作スイッチにおいて、
前走車との関係に基づき車速を制御する追従走行制御装置の操作スイッチと、自車両が走行車線から逸脱することを防止する車線逸脱防止装置を操作する操作スイッチと、が一体となっている、
ことを特徴とする走行制御装置の操作スイッチ。
【請求項2】
ステアリングコラムから延設された操作レバー及び該操作レバーの端面に設けられたメインスイッチとを有し、
前記車線逸脱防止装置は、前記操作レバーを軸にして前記メインスイッチと一体に回動する第1のモーメンタリー式回転スイッチにより作動する、
ことを特徴とする請求項1記載の走行制御装置の操作スイッチ。
【請求項3】
前記操作レバーに、該操作レバーを軸にして回動する第2のモーメンタリー式回転スイッチを有し、
該第2のモーメンタリー式回転スイッチの回動操作により前走車との車間距離が前記追従走行制御装置に設定される、
ことを特徴とする請求項2記載の走行制御装置の操作スイッチ。
【請求項4】
前記第2のモーメンタリー式回転スイッチは、操作回数に応じて前記追従走行制御装置に設定される前記車間距離を増加又は減少させる、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の走行制御装置の操作スイッチ。
【請求項5】
前記第2のモーメンタリー式回転スイッチは、操作方向に応じて前記追従走行制御装置に設定される前記車間距離を増減する、
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか記載の走行制御装置の操作スイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセルペダルを踏まなくても設定された速度又は前走車との車間距離に応じて車速を制御する走行制御装置の操作スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
設定された速度で定速走行するように自車両の走行速度を制御する走行制御装置では、運転中の操作性に配慮して一つの操作部材で種々の操作が可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。図1(a)は、走行制御装置の操作スイッチ(以下、単に操作スイッチという)の斜視図を示す。図1の操作スイッチ1は、ステアリングコラムの右側から延設されており、運転者はステアリングホイール2の近くで走行制御装置を操作できる。
【0003】
図1(b)は、走行制御装置の操作スイッチ1の拡大斜視図を示す。操作スイッチ1は、端面にプッシュ式のメインスイッチを備え、ステアリングコラムの延設部を中心に、矢印AとBで示す上下方向、矢印Cで示す車両後方向に所定量操作可能なモーメンタリー式のスイッチである。
【0004】
例えば、メインスイッチがオンの状態で、矢印Bの方向に操作されると操作時の車速を記憶して定速走行を開始する。また、矢印Aの方向に操作されるとスロットルバルブの開度が増大し車両が加速し、また、矢印A方向の操作を終了した時点の車速を記憶し定速走行を開始する。また、矢印Cの方向へ操作されると走行制御装置がオフとなる。
【0005】
ところで、このような走行制御に加え、車速制御装置ではレーダレーザ等を用いて前走者との距離や相対速度に応じた追従走行が可能な場合も多い。また、車両に搭載されるカメラや情報処理の能力の向上に伴い、自車両が走行する車線を認識して走行中に自車両が走行車線から逸脱しそうになった場合に逸脱を防止する車線逸脱防止装置を備える車両が増大している。
【0006】
追従走行や車線の逸脱防止が可能な車両では、操作スイッチ1に加えそれぞれの操作部材を有している。図2は、走行制御装置の操作スイッチ1に加え車線逸脱防止装置の操作スイッチを備えた運転席の斜視図を示す。図2では、エアコン送風口の下部に車線逸脱防止装置の操作スイッチ3が備えられており、運転者は定速走行に加え、操作スイッチ3を操作することで車線逸脱防止装置をオンにして車線の逸脱を防止できる。
【特許文献1】特開2003−191831号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、追従走行や車線逸脱防止装置は、走行制御装置の機能をより充実させるために付加されたものであるため、そのための操作スイッチも追加されてきたものである。このため、操作スイッチは運転者の操作性を考慮しながらも内装の空きスペースに配置されることが多くなり、図2に示すように、追従走行や車線逸脱防止装置の操作スイッチが走行制御装置の操作スイッチ1と離れた場所に設けられている。この結果、それぞれの操作スイッチの配置によっては、運転者が操作方法を習熟しにくくまた操作性も良好でないという問題が生じている。
【0008】
また、追従走行装置や車線逸脱防止装置に限られず車載されるシステムが増加する傾向にあるため、追従走行や車線逸脱防止装置の操作スイッチを搭載するための場所の確保が困難となってきている。
【0009】
また、追従走行装置や車線逸脱防止装置の操作スイッチ3は、走行制御装置と機能的に近いため走行制御装置と同一の電子制御ユニット(以下、ECU)に入力する必要があるが、図2のようにそれぞれの操作スイッチの場所が離れていると、ワイヤーハーネスの配線も複雑となり部品数や車両重量の増大等という不都合をもたらしている。
【0010】
本発明は、上記問題に鑑み、操作性がよく内装設計が容易で部品点数の低減が可能な走行制御装置の操作スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記問題を解決するため、本発明は、自車両の車速を設定された車速となるよう制御する走行制御装置の操作スイッチにおいて、前走車との関係に基づき車速を制御する追従走行制御装置の操作スイッチと、自車両が走行車線から逸脱することを防止する車線逸脱防止装置を操作する操作スイッチとが一体となっている、ことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、操作性がよく内装設計が容易で部品点数の低減が可能な走行制御装置の操作スイッチを提供することができる。
【0013】
また、本発明の一形態において、ステアリングコラムから延設された操作レバー及び該操作レバーの端面に設けられたメインスイッチとを有し、車線逸脱防止装置は、操作レバーを軸にしてメインスイッチと一体に回動する第1のモーメンタリー式回転スイッチにより作動する、ことを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、走行制御装置の操作スイッチを回動することで、車線逸脱防止装置を始動できる。
【0015】
また、本発明の一形態において、操作レバーに、該操作レバーを軸にして回動する第2のモーメンタリー式回転スイッチを有し、該第2のモーメンタリー式回転スイッチの回動操作により前走車との車間距離が追従走行制御装置に設定される、ことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、走行制御装置の操作スイッチを回動することで、追従走行制御装置に車間距離を設定できる。
【0017】
また、本発明の一形態において、第2のモーメンタリー式回転スイッチは、操作回数に応じて追従走行制御装置に設定される車間距離を増加又は減少させる、ことを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、走行制御装置の操作スイッチを回動する操作回数により、車間距離を増加又は減少させることができる。
【0019】
また、本発明は、第2のモーメンタリー式回転スイッチは、操作方向に応じて追従走行制御装置に設定される車間距離を増減する、ことを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、走行制御装置の操作スイッチを回動する操作方向に応じて、車間距離を増減できる。
【発明の効果】
【0021】
操作性がよく内装設計が容易で部品点数の低減が可能な走行制御装置の操作スイッチを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。図3は、本実施の形態に係る操作スイッチが適用された走行制御装置の全体構成図を示す。本実施の形態の走行制御装置は、運転者のアクセル操作がなくても車速を制御するものであればよいが、一例として設定された速度で車速を制御する定速走行を行うものとする。また、追従走行制御装置は前走車との車間距離又は相対速度に応じて自車両の車速を制御するものとする。
【0023】
走行制御装置により車速が制御される当該車両は、駆動源であるエンジン24と、エンジン24からの動力を伝達するトルクコンバータ25とを有し、エンジン24からの出力回転を変速する自動変速機26とを有するように構成されている。
【0024】
エンジン24はガソリンを燃料とする内燃機関である。エンジン24の吸気管には、スロットルバルブを開閉操作するスロットルアクチュエータ30が設けられている。また、トルクコンバータ25は、循環するオイルの作用によりトルクを増幅して後方に伝達する周知の流体式トルクコンバータである。
【0025】
自動変速機26は、複数のクラッチやブレーキの作動の組み合わせにより複数の前進ギヤ段および後進ギヤ段の一つが選択的に噛み合った状態とされる有段式遊星歯車機構からなる歯車変速機部とこれを操作するための油圧制御部とを備えている。
【0026】
自動変速機26は、運転者のシフトレバーの操作に応じて変速比が選択されると共に、走行状態に応じて自動的に変速比が選択される。また駆動軸6の出力側には、周知の差動機構などを介して車輪が接続されている。
【0027】
エンジン電子制御ユニット(以下エンジンECUという)20は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、他のコンピュータ類と通信を行なう通信ポートと、入出力ポートとを備えている。
【0028】
エンジンECU20の入力側には、車速センサ14、エンジン回転数センサ15、前方センサ16が接続されている。車速センサ14は、前輪及び後輪に備えられ、車輪速に応じて検出されるパルスに基づき車速を検出する。エンジン回転数センサ15は、エンジン24のクランク軸に設けられ、エンジン回転数を検出する。
【0029】
前方センサ16は、レーザレーダやミリ波レーダで構成され、車両前方のスキャンしながらこれらの反射波を受信し、反射波の強度や位相差に基づき前走車との距離を、反射波が受信されるレーダの発信方向に基づき前走車の方向をそれぞれ検出する。
【0030】
また、エンジンECU20には、ブレーキECU21及び自動変速機電子制御ユニット(以下ATECUという)23が接続されている。ATCECU23は、現在の変速段など自動変速機26の状態をエンジンECU20に送信すると共に、エンジンECU20が車両速度を制御する場合、加速又は減速量に応じて適切な変速比に自動変速機26を制御する。
【0031】
ブレーキECU21は、角輪の制動圧やマスタシリンダ圧等の状態をエンジンECU20に送信すると共に、設定された車速となるように、また、前方センサ16により検出される前走車との距離が所定以下となるとブレーキアクチュエータ22を制御して各輪のホイールシリンダの制動圧を制御する。
【0032】
走行制御装置においてエンジンECU20は、設定された車速になるように車速を制御する。すなわち、加速する場合にはスロットルバルブの開度を制御して増大すると共に、設定された速度と現在の速度との比較結果をATECU23に送信する。減速する場合には、スロットルバルブの開度を制御して減少させると共に、自動変速機26の変速比を制御してエンジンブレーキにより制動したり、ブレーキECU21と通信してブレーキアクチュエータ22を制御して車両を制動する。
【0033】
追従走行制御装置においてエンジンECU20は、設定された車速の範囲内で前走車との距離を保つように車速を制御する。エンジンECU20は、前方センサ16が検出した前走車との相対速度及び距離に応じて前走車との距離を保つように、前走車との距離が増大した場合にはスロットルバルブの開度を制御して増大すると共に、前走車との距離を保つために演算された速度と現在の速度との比較結果をATECU23に送信する。前走車が減速して距離が縮まった場合には、スロットルバルブの開度を制御して減少させると共に、自動変速機26の変速比を制御してエンジンブレーキにより制動したり、ブレーキECU21と通信してブレーキアクチュエータ22を制御して車両を制動する。
【0034】
車線逸脱防止装置は、車両前方を撮影するカメラ17、カメラ17が撮影した画像を処理して自車両の走行車線を検出する走行車線検出装置18、横Gセンサ29、ヨー角センサ31、を有し、操舵制御ECU27はこれら車載装置からの入力に基づき操舵アクチュエータ28を制御して車両のステアリングを強制的に操舵するレーンキーピングアシスト(以下、LKAという)制御を行う。
【0035】
カメラ17は、CCDやCMOS等の固体撮像素子で構成され、例えば、車室内のルームミラー付近に設置され、車両前方の所定範囲を撮影する。カメラ17で撮影された画像は車線検出装置18に送出される。
【0036】
車線検出装置18は、車両前方の画像に基づき白線等のレーンマーカを検出して走行車線を検知する。車線検出装置18は、画像の例えば輝度に基づき、所定の閾値以上の輝度を有する領域を画像底部から上方に向けて探索する。白線であれば、画像底部から上方に向け、長方形状の領域が連続又は所定の間隔で現れるので、当該所定の閾値以上の長方形状が検出されたら白線として検知する。このような白線の候補点の探索を画像の各上下位置において多数行なうことにより、自車両前方の道路上の白線を遠方まで認識することができる。
【0037】
なお、カメラ17はステレオカメラであることが好ましい。ステレオカメラは、画像データと共に被写体までの距離情報を取得できるため、画像処理手段18は白線の位置と白線までの距離情報を取得できる。
【0038】
操舵制御ECU27は、車線検出装置18が検出した自車両の走行車線の略中央に比べ自車両の走行ラインが所定以上ずれた場合には、走行車線の略中央を走行するように操舵アクチュエータ28を制御し、更に走行ラインのずれが大きくなると警報装置33から警報を発し運転者に注意を促す。また、例えば、自車両の走行ラインが右旋回であるのに、ヨーレートや横Gが右旋回とは逆の値を検出するような場合に走行車線の略中央からのずれとして検出し、早期に逸脱を防止することとしてもよい。なお、車両は自車両の走行位置を検出するナビゲーション装置32を有しており、ナビゲーション装置32から提供される道路地図の走行車線と自車両の走行ラインとを比較して、走行車線の略中央からのずれを検出してもよい。
【0039】
このようなエンジンECU20による車速制御や操舵制御ECU27によるLKA制御は、操作スイッチ10の操作により作動し、運転者は操作スイッチ10を操作することで走行制御装置や追従制御装置に関する種々の設定を行うことができる。
【0040】
走行制御装置、追従走行制御装置及び車線逸脱防止装置の操作は、車室内に一体に設けられた操作スイッチ10により行われる。運転者による操作スイッチ10の操作内容は操作検出回路19により検出され、エンジンECU20に入力される。
【0041】
本実施の形態の操作スイッチ10は、走行制御装置、追従走行制御装置及び車線逸脱防止装置の操作スイッチが一体に設けられているため、良好な操作性を運転者に提供できる。以下、実施例を挙げて説明する。
【実施例1】
【0042】
図4(a)は、車両 におけるステアリングコラムに固定され、当該自動車が搭載する走行制御装置を操作する操作スイッチ10の平面図を示す。操作スイッチ10は、操作スイッチ本体50と、操作レバー55とを有するように構成されている。操作スイッチ本体50は、中央にステアリングパイプを貫通させる貫通口49を有し、当該ステアリングパイプに設けられたステーにボルト等で固定される。また、操作スイッチ本体50の左側面からは、車両が有するワイパ 関連の動作を操作するための操作レバー57が形成されている。
【0043】
操作レバー55は、操作スイッチ本体50に対しステアリングホイールの回動面と略平行な方向(矢印A、B方向)と、その方向と略直交する方向(矢印C、D方向)とに揺動し得るように取り付けられている。
【0044】
図4(b)は、走行制御装置の操作スイッチ10の斜視図を示す。操作スイッチ10は、矢印AとBで示す上下方向、矢印CとDで示す車両後方向に所定量操作可能なモーメンタリー式のスイッチである。また、操作スイッチ10の突端には、モーメンタリー式のスイッチ51(プッシュ式)を備える。
【0045】
また、操作レバー55にはホルダ54が連結されており、ホルダ54にはリング53を介してノブ52が回動可能に保持されている。ノブ52は、操作レバー55の軸回り、例えば矢印E方向に回動するモーメンタリー式のスイッチである。
【0046】
本実施例では、以下のようにスイッチが割り当てられ、走行制御装置が制御される。
・スイッチ51:走行制御装置のメインスイッチ
・操作レバー55(矢印A方向に揺動):リジューム/アクセルスイッチ
・操作レバー55(矢印B方向に揺動):セット/コースト(COAST)スイッチ
・操作レバー55(矢印C方向に揺動):キャンセルスイッチ
・操作レバー55(矢印D方向に揺動):モードスイッチ
・ノブ52:LKAメインスイッチ
図5は操作スイッチ10の回路図を示す。操作スイッチ10は二つの系統を有し、一つが図5(a)に示すキャンセル、セット/コースト、リジューム/アクセル及びメイン(以下、メイン系スイッチという)の各スイッチの系統で、もう一つが図5(b)に示すモード及びLKAメイン(以下、LKA系スイッチという)の各スイッチの系統である。
【0047】
メイン系スイッチは、キャンセル、セット/コースト、リジューム/アクセル及びメインの4つの常開スイッチと、各スイッチに直列に接続された抵抗R1,R2,R3とから構成されており、並列接続されたキャンセルスイッチ、セット/コーストスイッチ、リジューム/アクセルスイッチ及びメインスイッチから出力されるモニタ電圧が操作検出回路19により監視される。
【0048】
メイン系スイッチのうちいずれかのスイッチがONとされると、すなわち、メインスイッチ51が矢印Z方向、操作レバー55が矢印A、B又はC方向に操作されると、操作されたスイッチが閉となりバッテリ電圧Bが直列接続された抵抗値に応じて分圧され操作検出回路19に入力されるので、操作検出回路19は入力されたモニタ電圧を監視して操作内容を検出する。操作検出回路19は、検出したモニタ電圧をA/D変換してエンジンECU20に送出する。
【0049】
LKA系スイッチは、LKAメイン及びモードの2つの常開スイッチと、各スイッチに直列に接続された抵抗R4とから構成されており、並列接続されたLKAメインスイッチ、モードスイッチ、から出力されるモニタ電圧が操作検出回路19により監視される。
【0050】
LKA系スイッチのうちいずれかのスイッチがONとされると、すなわち、ノブ52が矢印E方向、操作レバー55が矢印D方向に操作されると、操作されたスイッチが閉となりバッテリ電圧Bが直列接続された抵抗値に応じて分圧され操作検出回路19に入力されるので、操作検出回路19は入力されたモニタ電圧を監視して操作内容を検出する。操作検出回路19は、検出したモニタ電圧をA/D変換してエンジンECU20に送出する。
【0051】
操作スイッチ10の各スイッチの機能について説明する。まず、メインスイッチ51を矢印Z方向に操作すると走行制御装置がオンとなり操作レバー55による操作及びノブ52による操作が可能な状態となる。
【0052】
モードスイッチが矢印D方向に操作されると、エンジンECU20は走行制御装置による定速制御モードと追従走行制御装置による追従走行モードとを切り替える。定速制御モードでは、次述するように設定された速度で定速走行するように車速が制御される。また、追従走行モードでは、前走車と所定の車間距離又は相対速度となるように車速が制御される。車間距離は車両の速度が速いほど大きく設定される。
【0053】
セット/コーストスイッチが矢印B方向へ操作されると、追従走行又は定速走行が開始される。追従走行モードでは操作時の車速を記憶し(セットし)記憶した速度内で、前走車との車間距離を保つように車速を制御する。車間距離は前走車までの到達時間に応じて三段階程度に設定されており、セットした時点の車間距離に応じて設定される。
【0054】
また、定速走行モードでは、車速センサ14により検出した車速と記憶した速度とを比較し記憶した車速となるように車速を制御する。また、走行制御装置による追従走行又は定速走行の制御中に、セット/コーストスイッチを操作し続けると車速を減速させ、操作を終了した時点の車速を記憶し、記憶した速度で追従走行又は定速走行する。
【0055】
リジューム/アクセルスイッチが矢印A方向へ操作され続けると、車速を加速させ、操作を終了した時点の車速を記憶し、記憶した速度で追従走行又は定速走行する。なお、高速リミットに到達した場合、高速リミットの車速を記憶し追従走行又は定速走行を開始する。また、走行制御装置による走行制御をいったんキャンセルした後に、リジューム/アクセルスイッチを操作すると、キャンセル前の速度に復帰するように車速を制御する。
【0056】
キャンセルスイッチが矢印C方向へ操作されると、走行制御装置又は追従走行制御装置による走行制御が解除される。なお、走行制御装置は、運転者によりブレーキ操作された場合も解除される。
【0057】
LKAメインスイッチが矢印E方向へ操作されると、車線逸脱防止装置が作動し、走行車線の略中央を走行するように操舵アクチュエータ28を制御し、更に走行ラインのずれが大きくなると警報装置33から警報を発し運転者に注意を促す。
【0058】
以上のように、本実施例によれば、走行制御装置と車線逸脱防止装置との操作スイッチを一体に設けることができる。車速を制御する走行制御装置と車線を保持する車線逸脱防止装置はいずれも走行支援を行う装置であるので、このように一体化されることで運転者の操作性が向上する。また、車線逸脱防止装置のスイッチを運転席付近に別途設ける必要がなくなり、内装設計上の制約を受けることがない。また、走行制御装置と車線逸脱防止装置の操作信号がいずれも操作レバー55から入力されるので、ワイヤーハーネスの経路が集約され、本数及び重量が低減される。
【実施例2】
【0059】
本実施例では、追従走行時の車間距離を設定可能な走行制御装置の操作スイッチ10について説明する。図6は、本実施例の操作スイッチ10の斜視図を示す。なお、図6において図4と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0060】
図6の操作スイッチ10は、リング53がホルダ54に対して回動可能に保持されている点で図4と異なる。リング53は、操作レバー55の軸回り、例えば矢印F方向に回動するモーメンタリー式のスイッチである。また、ホルダ54には、設定線61が設けられていると共に、リング53に遠、中、近の目盛り線62、63、64が設けられている。
【0061】
ホルダ54は設定線61に例えば切り欠きを有し、また、リング53は目盛り線62、63、64に突部を有するように構成され、リング53を回動させた場合、目盛り線62、63、64の突部が設定61の切り欠きに係合するので、運転者はリング53の各目盛り線が設定線61と一致する位置で操作感が得られる。
【0062】
リング53は追従走行モードにおける前走車との車間距離を設定するためのスイッチであり、目盛り線62を設定線61に操作すると車間距離が大きく設定され、目盛り線63を設定線61に操作すると車間距離が中程度に設定され、目盛り線64を設定線61に操作すると車間距離が小さく設定される。
【0063】
図7は本実施例における操作スイッチ10の回路図を示す。なお、キャンセル、セット/コースト、リジューム/アクセル及びメイン(以下、メイン系スイッチという)の各スイッチの系統については実施例1と同様であるので省略した。
【0064】
LKA系スイッチは、LKAメイン及びモードの2つの常開スイッチ、及び、遠、中、近の端子と選択的に結線される常開の車間距離切替スイッチを有する。各スイッチには直列に抵抗R5,R6及びR7が接続されており、並列接続されたLKAメインスイッチ、モードスイッチ又は車間距離切替スイッチから出力されるモニタ電圧が操作検出回路19により監視される。
【0065】
ノブ52を矢印E方向、操作レバー55が矢印D方向に操作されると、操作されたスイッチが閉となりバッテリ電圧Bが直列接続された抵抗値に応じて分圧され操作検出回路19に入力されるので、操作検出回路19は入力されたモニタ電圧を監視して操作内容を検出する。操作検出回路19は、検出したモニタ電圧をA/D変換してエンジンECU20に送出する。
また、メインスイッチがオンとされかつ追従走行モードの場合、リング53が矢印F方向に操作され目盛り線62、63又は64が設定線61に達すると、バッテリ電圧Bが直列接続された抵抗値に応じて分圧され操作検出回路19に入力されるので、操作検出回路19は入力されたモニタ電圧に応じて設定された車間距離を判定し、エンジンECU20に送出する。
【0066】
なお、リング53はモーメンタリー式のスイッチであるので、例えば目盛り線64(近)が設定線61まで操作された後、スイッチが戻る過程で目盛り線63(中)とメモリ線62(遠)が設定線61を通過することとなる。操作検出回路19は、目盛り線62,63,64が設定線61を通過する際に形成されるモニタ電圧の変動を経時的に監視することで、運転者がどの目盛り線を設定線61に操作したが検出できる。
【0067】
図6のような操作スイッチ10によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、走行制御装置の操作スイッチ10により車間距離を三段階に設定することが可能となる。
【0068】
ところで、車間距離を図6のように三段階で設定するのではなく、より多段に設定できるようにしてもよい。図8は、本実施例の操作スイッチ10の斜視図を示す。なお、図8において図6と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0069】
操作スイッチ10は、リング53がホルダ54に対して回動可能に保持されている。リング53は、操作レバー55の軸回り、矢印F及びH方向に回動するモーメンタリー式のスイッチである。また、ホルダ54には、設定線61が設けられていると共に、リング53に遠と近の目盛り線62、64が設けられている。
【0070】
図8のリング53は、追従走行モードにおける前走車との車間距離を設定するためのスイッチであり、リング53を矢印H方向に操作し目盛り線62を設定線61に操作すると、車間距離が一段階大きく設定される。また、リング53を矢印F方向に操作し目盛り線64を設定線61に操作すると、車間距離が一段階小さく設定される。したがって、追従走行モードにおいて、リング53を操作することで車間距離のリミットの範囲内で運転者の所望の車間距離が設定できる。
【0071】
図9は、操作スイッチ10のLKA係スイッチの回路図を示す。LKA系スイッチは、LKAメイン及びモードの2つの常開スイッチ、及び、遠、近の端子と選択的に結線される常開の車間距離切替スイッチを有する。各スイッチには直列に抵抗R8,R9が接続されており、並列接続されたLKAメインスイッチ、モードスイッチ又は車間距離切替スイッチから出力されるモニタ電圧が操作検出回路19により監視される。
【0072】
メインスイッチがオンとされかつ追従走行モードの場合、リング53が矢印H方向に操作され目盛り線62が設定線61に達すると、バッテリ電圧Bが直列接続された抵抗値に応じて分圧され操作検出回路19に入力されるので、操作検出回路19は一段階大きく設定された車間距離をエンジンECU20に送出する。同様に、リング53が矢印F方向に操作され目盛り線64が設定線61に達すると、操作検出回路19は一段階小さく設定された車間距離をエンジンECU20に送出する。
【0073】
したがって、図8のような操作スイッチ10では、追従走行における車間距離を多段階に設定することが可能となる。
【0074】
以上説明したように、本実施の形態の走行制御装置の操作スイッチによれば、運転者に優れた操作性を提供でき、また、内装設計が容易で部品点数の低減を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】従来の走行制御装置の操作スイッチの斜視図である。
【図2】走行制御装置の操作スイッチに加え車線逸脱防止装置の操作スイッチを備えた運転席の斜視図である。
【図3】本実施の形態の操作スイッチが適用された走行制御装置の全体構成図である。
【図4】走行制御装置を操作する操作スイッチの平面図及び斜視図である。
【図5】実施例1の操作スイッチの回路図である。
【図6】実施例2の操作スイッチの斜視図である。
【図7】実施例2の操作スイッチの回路図である。
【図8】実施例2の操作スイッチの斜視図である。
【図9】実施例2の操作スイッチの回路図である。
【符号の説明】
【0076】
2 ステアリングホイール
10 操作スイッチ
20 エンジンECU
51 メインスイッチ
52 LKAメインスイッチ
53 リング(切替スイッチ)
54 ホルダ
55 操作レバー




 

 


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