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発明の名称 車両遠隔操作装置及びシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15505(P2007−15505A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197787(P2005−197787)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
発明者 滝 直樹 / 加藤 竜規
要約 課題
個々の車両の装備に応じた遠隔操作を実現する車両遠隔操作装置及びシステムを提供すること。

解決手段
車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる車両遠隔操作システムにおいて、各車両に搭載された車載装置が、車両遠隔操作装置からの操作命令に従って車両操作を実行する操作実行手段と、当該車両における車載機器(例えば、いわゆるオプション機器)の着脱を監視する監視手段と、この監視手段による監視結果を上記車両遠隔操作装置へ定期的に送信する送信手段とを有し、上記車両遠隔操作装置が、上記送信手段から受信した上記監視手段による監視結果に基づいて、車両ユーザに当該車両において操作可能な最新の操作項目を提示する提示手段を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる車両遠隔操作装置であって、
前記車両における車載機器の着脱を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視結果に基づいて、前記車両ユーザに前記車両において操作可能な最新の操作項目を提示する提示手段と、を有することを特徴とする車両遠隔操作装置。
【請求項2】
請求項1記載の車両遠隔操作装置であって、
前記車載機器はオプション機器である、ことを特徴とする車両遠隔操作装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の車両遠隔操作装置であって、
前記車両における車載機器の故障を検出する検出手段を更に有し、
前記提示手段は、前記車両において操作可能な最新の操作項目と共に、前記検出手段によって検出された前記車載機器の故障に関する情報を前記車両ユーザに提示する、ことを特徴とする車両遠隔操作装置。
【請求項4】
車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる車両遠隔操作システムであって、
前記車両は、車載装置を有し、
前記車載装置は、
車両遠隔操作装置からの操作命令に従って前記車両の操作を実行する操作実行手段と、
前記車両における車載機器の着脱を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視結果を前記車両遠隔操作装置へ送信する送信手段とを有し、
前記車両遠隔操作装置は、
前記送信手段から受信した前記監視手段による監視結果に基づいて、前記車両ユーザに前記車両において操作可能な最新の操作項目を提示する提示手段を有する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
【請求項5】
請求項4記載の車両遠隔操作システムであって、
前記送信手段は、定期的に、前記監視結果を前記車両遠隔操作装置へ送信する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
【請求項6】
請求項4又は5記載の車両遠隔操作システムであって、
前記車載機器はオプション機器である、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
【請求項7】
請求項4乃至6のいずれか一項記載の車両遠隔操作システムであって、
前記車載装置は、前記車両における車載機器の故障を検出する検出手段を更に有し、
前記送信手段は、前記監視結果と共に、前記検出手段によって検出された前記車載機器の故障に関する情報を前記車両遠隔操作装置へ送信し、
前記提示手段は、前記車両において操作可能な最新の操作項目と共に、前記検出手段によって検出された前記車載機器の故障に関する情報を前記車両ユーザに提示する、ことを特徴とする車両遠隔操作システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実施させる車両遠隔操作装置に係り、特に、個々の車両の装備に応じた遠隔操作を実現する車両遠隔操作装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる装置(センタ)又はシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された装置/システムは、ユーザが携帯電話を利用してウィンドウ閉やハザードランプ消灯などの車両操作を遠隔で実行させるものである。
【特許文献1】特開2004−86418号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、メーカーオプションやディーラーオプションなどと呼ばれ、車両ユーザが選択的に取り付けることができるいわゆるオプション機器(例えば、サンルーフ、ナビゲーションシステム、(通常のものとは音色が異なる)ホーン、など)については、同じ車種・車型であっても個々の車両ごとに装備が異なり得る。
【0005】
個々の車両にどのようなオプション機器が装備されているのかを車両遠隔操作装置(センタ)が把握していなければ、それらオプション機器を遠隔操作することはできない。
【0006】
例えば、遠隔操作対象車両がサンルーフを装備しているにもかかわらず、センタがそのことを把握していない場合、センタは車両ユーザに提示する遠隔操作メニューに例えばサンルーフ開閉操作を含めることができず、車両ユーザは当該車両がサンルーフを備えているにもかかわらず、サンルーフに関する操作については遠隔操作できないことになる。
【0007】
逆に、センタが考え得るあらゆるオプション機器の操作を含んだ遠隔操作メニューをいずれの車両ユーザにも提示するものとすると、各車両ユーザには実際には対象車両に装備されていないため操作できないオプション機器についての操作メニューまでも提示され得ることとなり、紛らわしい。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、個々の車両の装備に応じた遠隔操作を実現する車両遠隔操作装置及びシステムを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる車両遠隔操作装置であって、該車両における車載機器の着脱を監視する監視手段と、該監視手段による監視結果に基づいて、上記車両ユーザに上記車両において操作可能な最新の操作項目を提示する提示手段とを有する車両遠隔操作装置である。
【0010】
この第一の態様において、上記監視手段によって着脱が監視される車載機器とは、例えば、車両ユーザの希望により取り付け(場合によって、取り外しも)可能ないわゆるオプション機器である。
【0011】
この第一の態様によれば、遠隔操作対象車両において車載機器が新たに取り付けられたり、取り外されたりしても、車両遠隔操作装置が常に最新の車載装備を把握することができるため、新たに車両に取り付けられた車載機器についても速やかに遠隔操作が可能になると共に、車両から取り外された車載機器について遠隔操作可能な操作項目として車両ユーザに提示されることはない。
【0012】
なお、この第一の態様において、取り外されてはいないが、故障中で遠隔操作ができない車載機器について車両ユーザに修理を促す観点から、上記車両遠隔操作装置が上記車両における車載機器の故障を検出する検出手段を更に有し、上記提示手段が、上記車両において操作可能な最新の操作項目と共に、上記検出手段によって検出された上記車載機器の故障に関する情報を上記車両ユーザに提示することが好ましい。
【0013】
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、車両ユーザからの遠隔操作要求に応じて要求された操作を車両に実行させる車両遠隔操作システムであって、該車両は車載装置を有し、該車載装置は、車両遠隔操作装置からの操作命令に従って上記車両の操作を実行する操作実行手段と、上記車両における車載機器の着脱を監視する監視手段と、上記監視手段による監視結果を上記車両遠隔操作装置へ(例えば、定期的に)送信する送信手段とを有し、上記車両遠隔操作装置は、上記送信手段から受信した上記監視手段による監視結果に基づいて、上記車両ユーザに上記車両において操作可能な最新の操作項目を提示する提示手段を有する、車両遠隔操作システムである。
【0014】
この第二の態様において、上記監視手段によって着脱が監視される車載機器とは、例えば、車両ユーザの希望により取り付け(場合によって、取り外しも)可能ないわゆるオプション機器である。
【0015】
この第二の態様によれば、遠隔操作対象車両において車載機器が新たに取り付けられたり、取り外されたりしても、車両遠隔操作装置が常に最新の車載装備を把握することができるため、新たに車両に取り付けられた車載機器についても速やかに遠隔操作が可能になると共に、車両から取り外された車載機器について遠隔操作可能な操作項目として車両ユーザに提示されることはない。
【0016】
なお、この第二の態様において、取り外されてはいないが、故障中で遠隔操作ができない車載機器について車両ユーザに修理を促す観点から、上記車載装置は上記車両における車載機器の故障を検出する検出手段を更に有し、上記送信手段は、上記監視結果と共に、上記検出手段によって検出された上記車載機器の故障に関する情報を上記車両遠隔操作装置へ送信し、上記提示手段は、上記車両において操作可能な最新の操作項目と共に、上記検出手段によって検出された上記車載機器の故障に関する情報を上記車両ユーザに提示することが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、個々の車両の装備に応じた遠隔操作を実現する車両遠隔操作装置及びシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両遠隔操作システムの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
【実施例】
【0019】
以下、図1〜8を用いて、本発明の一実施例に係る車両遠隔操作システムについて説明する。本実施例に係る車両遠隔操作システム100は、センタ(車両遠隔操作装置)が遠隔操作の対象となる各車両のオプション機器装備状況を予め把握しておくことによって、それらオプション機器に対する遠隔操作を適切に実行できるようにするものである。
【0020】
まず、本実施例に係る車両遠隔操作について、システム全体の概略を図1を用いて説明する。
【0021】
本実施例に係る車両遠隔操作システム100は、遠隔操作の対象となる車両101に搭載された車載装置102と、例えば車両製造業者や自動車小売店や或いは専門業者などにより管理・運営された通信局であるセンタ(遠隔操作装置)103と、車両ユーザ(オーナー)が保持するユーザ通信端末104とから構成される。
【0022】
車両ユーザは、通信端末104を利用して、センタ103を通じて車両101に所定の操作を実行させる。また、この遠隔操作は、原則として、車両101がイグニッションオフの状態でないと許容されない。
【0023】
遠隔操作の対象となる車両101の車載装置102は、車両101に装備されたオプション機器について、定期的にセンタ103へ通知する。
【0024】
通知を受けたセンタ103は、各車両101のオプション機器装備状況について記憶保持・更新する。
【0025】
車両ユーザは、通信端末104を利用してセンタ103へ遠隔操作命令を送信することができる。これは、センタ103が提供するWebページにユーザ通信端末104を利用してアクセスし、ユーザ認証を行った上で、Webページ上にて行われる。
【0026】
センタ103は、車両ユーザから遠隔操作要求を受信すると、当該操作の実行を車両101に指示する。指示を受けた車両101は、当該操作を自動で実行する。
【0027】
車両101は、操作が完了すると、その旨センタ103へ報告する。センタ103は、車両101から操作完了の報告を受けると、車両ユーザの通信端末104へ電子メールの形式で遠隔操作が完了した旨の通知を送る。
【0028】
このような本実施例に係る車両遠隔操作システムについて、以下、図2〜8を用いて、構成及び処理の流れをより詳細に説明する。
【0029】
図2は、本実施例に係る情報提供システム100において各車両101に搭載される車載装置102の概略構成図である。
【0030】
車載装置102は、センタ103と通信するための無線通信装置201と、無線通信装置201を通じてセンタ103から受信した制御命令に従って様々な車載装備を制御する制御マスタECU202とを有する。
【0031】
制御マスタECU202は、オプション機器を含む様々な車載装備の各ECU(被制御ECU)203と車載LAN204で接続されている。制御マスタECU202は、専用のものであってもよく、或いは、他の車載システムのECU(例えば、ナビゲーションシステムのECU)で兼用されてもよい。
【0032】
制御マスタECU202は、無線通信装置201によりセンタ103から操作命令が受信されると、当該操作に対応する1以上のECU203を制御して、当該操作を実行させる。
【0033】
また、制御マスタECU202は、例えば既知のポーリングなどの手法で、特に各種オプション機器のECU203について、車載LAN204に物理的に接続されているか否かを監視し、車両101のオプション機器装備状況を常に把握しているものとする。
【0034】
換言すれば、制御マスタECU202は、新たなオプション機器が車両101に取り付けられると、そのオプション機器のECU203が車載LAN204に接続されることによって、そのオプション機器が新たに車両101に取り付けられたことを認識し、逆に、あるオプション機器のECU203が車載LAN204上から消えたことによって、そのオプション機器が車両101が取り外されたことを認識する。
【0035】
制御マスタECU202は、特に車両ごとに異なり得るオプション機器の装備状況について、ECU203の接続状態から把握し、このオプション機器装備状況を車両ID(例えば、車台番号や無線通信装置201の機器IDなど)と共に無線通信装置201を通じて定期的にセンタ103へ報告する。車載装置102から定期的にセンタ103へ送信する仕組みとすることによって、センタ103から車載装置102へ照会する仕組みが不要となる。
【0036】
また、このオプション機器装備状況の報告を専用フレームビットで行うようにすれば、システムを標準化することができ、様々な車種への展開・応用が容易となる。
【0037】
さらに、制御マスタECU202は、センタ103へ送信したのと同じオプション機器装備状況情報を自身でも記憶保持しておくようにしてもよい。
【0038】
このような仕組みにより、センタ103は、車両101の最新のオプション機器装備状況について、速やかに把握することができる。
【0039】
図3は、車両ユーザからの要求に応じて車両101(の車載装置102)に要求された操作を実行させるセンタ(車両遠隔操作装置)103の概略構成図である。
【0040】
センタ103は、車載装置102との間で情報を送受信するための送受信部301と、センタ103の各部を制御する制御部302とを有する。
【0041】
センタ102は、更に、所定のデータをデータベースの形式で記憶保持可能な記憶部303を有する。記憶部303は、任意の記憶媒体でよい。記憶部303には、車両製造業者又は車両販売店から、車種・車型ごとの車載機器種類に関するデータが予め登録されているものとする。さらに、記憶部303には、個別の車両について、車両製造業者から搭載されたメーカーオプションの有無・種類について、及び/又は、車両販売店から搭載されたディーラーオプションの有無・種類について、それぞれ予め登録されているものとする。この際、車両製造業者間でオプション機器IDを共通化させておくと、同じ仕組みを複数の車両製造業者で容易に共同利用できる。
【0042】
センタ103は、更に、車両ユーザが通信端末104を利用してアクセス可能なWebページを提供すると共に、ユーザ通信端末104へ電子メールを送信することが可能なインターネットサーバ機能部304を有する。
【0043】
制御部302は、送受信部301により各車両101の車載装置102からオプション機器装備状況が受信されると、送信元の車両101のIDと関連付けて記憶部303に記憶保持する。古いデータがあれば最新のデータによって更新される。
【0044】
これにより、記憶部303には、各車両101の最新のオプション機器装備状況(どの車両にどのようなオプション機器が搭載されているか)に関する情報が記憶保持されていることになる。
【0045】
インターネットサーバ機能部304は、車両ユーザから通信端末104を通じて車両101の遠隔操作の要求を受けると、記憶部303にアクセスして当該車両101に装備されたオプション機器を参照する。そして、ドアロックやウィンドウガラス開閉といった標準的な遠隔操作項目に加えて、当該車両101に装備されたオプション機器の操作に関する操作項目も操作可能な項目として車両ユーザに提示する。
【0046】
図4は、車両ユーザが遠隔操作を実行するのに利用するユーザ通信端末104の概略構成図である。本実施例において、ユーザ通信端末104は、例えば、インターネット接続が可能な携帯電話である。あるいは、代替例として、PDAやノートブックPCなどのコンピュータ端末であってもよく、或いは、デスクトップPCなどの固定端末であってもよい。
【0047】
ユーザ通信端末104は、センタ103のインターネットサーバ機能部304から電子メールを受信すると共に、インターネットサーバ機能部304が提供するWebページへアクセスするためのインターネット接続部401と、ユーザ通信端末104の各部を制御する制御部402とを有する。
【0048】
ユーザ通信端末104は、更に、車両ユーザが通信端末104に任意の文字列を入力したり、メニュー項目を選択・決定したりするためのユーザ入力部403を有する。
【0049】
ユーザ通信端末104は、更に、受信した電子メールやアクセスしたWebページをユーザに視覚的に提示する表示部404を有する。本実施例において、表示部404は、例えば、小型のLCD(液晶ディスプレイ)を含む。あるいは、代替例として、ユーザ入力部403及び表示部404が一体化され、タッチパネルとして実現されてもよい。
【0050】
各装置がこのような構成を有する本実施例における車両遠隔操作システムの処理の流れについて、次いで、図5を用いて説明する。図5は、本実施例に係る遠隔操作システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
【0051】
遠隔操作対象車両101の車載装置102は、自車両のオプション機器装備状況について定期的にセンタ103へ報告する(S501)。
【0052】
センタ103側では、車両101からオプション機器装備状況が受信されると、その情報を記憶部303に書き込み、データベースを更新する(S502)。このときセンタ103は、車両101からのオプション機器情報があるオプション機器が取り外されたことを示す情報であった場合、車載装置102に当該オプション機器が本当に取り外されたのか或いは当該オプション機器に故障が発生したが物理的接続は維持されているのかを照会することが好ましい。
【0053】
この場合、上記照会を受けた車載装置102は、例えばボディ系の車載LANの制御マスタECUに対象となるオプション機器の過去の動作履歴を照会するなどして、故障か取り外しかを判断し、センタ103へ報告する。
【0054】
この車両101からセンタ103へのオプション機器情報の送信は、以後も定期的に行われ、センタ103のデータベースが最新情報に保たれる。
【0055】
このようにしてセンタ103が各車両101の最新のオプション機器装備状況を把握している状態において、車両ユーザが通信端末104からセンタ103のインターネットサーバ機能部304が提供する遠隔操作要求のためのWebページにアクセスしたとき(S503)、インターネットサーバ機能部304は、記憶部303に記憶保持されたデータベースから対象となる車両101において操作可能な車載装置を検出し、車両101に対して実行できる遠隔操作項目を過不足なく車両ユーザに提示する(S504)。
【0056】
このようなWebページの表示画面の例を図6〜8に示す。ここでは、一例として、遠隔操作対象車両101にオプション機器としてサンルーフが搭載されているものとする。図6は、このサンルーフ機器が正常に動作している場合の一例であり、「ウィンドウガラスを開ける」という標準的な(すなわち、いずれの車両にも共通する)操作項目に加えて、「サンルーフを開ける」という当該車両101のオプション機器装備状況に応じた操作項目も提示されている。実行ボタンはスクロール位置によらず常に表示されており、車両ユーザは、いずれかの所望の操作を選択して実行ボタンを押す(選択する/クリックする)ことにより、センタ103へ当該選択した操作項目の実行を要求することができる。
【0057】
図7及び8は、搭載されたオプション機器が故障していると判断された場合の表示例である。車両101から取り外されてはいないが、故障していて遠隔操作が不可能なオプション機器については、単に項目を非表示として遠隔操作できないようにするだけでなく、修理を促すことが好ましいとの観点から、図7に示すように、操作可能項目とは別に故障情報の欄を設けて車両ユーザに明示的に通知したり、図8に示すように、項目表示を反転させて選択できないようにすることによって車両ユーザに暗示的に通知したりする。
【0058】
このようにして遠隔操作を所望する車両ユーザにより操作項目が選択され、操作の実行が要求されると(S505)、センタ103は、送受信部301を利用して、車両101(の車載装置102)へ操作命令を送信する(S506)。
【0059】
次いで、車両101側では、操作命令が受信されると、制御マスタECU202が、対応するECU204に指示して、当該操作を実行させる(S507)。
【0060】
操作が完了すると、制御マスタECU202は、無線通信装置201を通じて、センタ103に操作完了通知を送信する(S508)。
【0061】
次いで、センタ103側では、送受信部301により車両101からの操作完了通知が受信されると、制御部302は、インターネットサーバ機能部304に指示して、車両ユーザが要求した遠隔操作が実行完了した旨を伝達する完了通知メールを生成させ、ユーザ通信端末104宛に送信させる(S509)。
【0062】
このように、本実施例によれば、車両101から常に最新のオプション機器装備状況がセンタ103へアップロードされており、センタ103が各車両101がどのようなオプション機器を装備しているのかを把握しているため、センタ103が、遠隔操作をしようとする車両ユーザに対して、オプション機器を含めて遠隔操作可能な操作項目を過不足なく提示することができ、個々の車両のオプション機器装備状況に応じた適切な遠隔操作が実現される。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明は、車両遠隔操作システムに利用できる。遠隔操作の対象となる車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施例に係る車両遠隔操作システム全体の概略図である。
【図2】遠隔操作対象車両に搭載された本発明の一実施例に係る車載装置の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係るセンタ(車両遠隔操作装置)の概略構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係る通信端末の概略構成図である。
【図5】本発明の一実施例に係る車両遠隔操作システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】本発明の一実施例に係る遠隔操作要求用Webページの画面表示の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る遠隔操作要求用Webページの画面表示の別の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る遠隔操作要求用Webページの画面表示の更に別の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0065】
100 車両遠隔操作システム
101 車両
102 車載装置
103 センタ(通信局)
104 ユーザ通信端末
201 無線通信装置
202 制御マスタECU
203 被制御ECU
204 車載LAN
301 送受信部
302 制御部
303 記憶部
304 インターネットサーバ機能部
401 インターネット接続部
402 制御部
403 ユーザ入力部
404 表示部




 

 


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