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発明の名称 情報出力装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15502(P2007−15502A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197781(P2005−197781)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
発明者 金子 純也
要約 課題
本発明は、ユーザの好みに合うように情報の出力様式を変更することができる情報出力装置の提供を目的とする。

解決手段
ユーザに対する情報の出力装置70を複数有する情報出力装置において、ユーザからの変更指示入力に従って情報毎に出力装置の変更が可能であって、前記変更指示入力の変更履歴を記憶する記憶装置80と、記憶装置80に記憶された変更履歴に基づいて、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更前の出力装置と同一又は類似の他の情報の出力装置を、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更後の出力装置と同一又は類似の出力装置に変更する制御装置50とを備えることを特徴とする情報出力装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザに対する情報の出力様式を複数有する情報出力装置において、
ユーザからの変更指示入力に従って情報毎に出力様式の変更が可能であって、
前記変更指示入力の変更履歴を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された変更履歴に基づいて、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更前の出力様式と同一又は類似の他の情報の出力様式を、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更後の出力様式と同一又は類似の出力様式に変更する変更手段とを備えることを特徴とする情報出力装置。
【請求項2】
前記変更手段は、出力様式の変更前に変更可否の回答をユーザに要求する、請求項1に記載の情報出力装置。
【請求項3】
前記出力様式は、車両に乗車するユーザに対するものであって、
他の車両に乗車するユーザの前記変更履歴を収集する収集手段を備え、
前記変更手段は、前記出力様式の変更内容を前記収集手段による収集結果に基づいて確定する、請求項1または2記載の情報出力装置。
【請求項4】
前記出力様式は、車両に乗車するユーザに対するものであって、
前記変更手段は、前記出力様式の変更内容を車両の乗員の状況に応じて判断する請求項1または2記載の情報出力装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して情報を出力する情報出力装置に関し、より詳細には、情報の出力様式の変更が可能な情報出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、センサの検出値が画像や音声等の情報の出力を開始するための出力条件を満たした場合に、その満たした出力条件に対応する画像や音声等の情報の出力を開始する情報出力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この情報出力装置は、ユーザが出力条件を変更できるように構成することによって、出力条件をユーザの好みに合わせて任意に調整可能にするものである。
【特許文献1】特開2001−235343号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述の従来技術では、情報の出力を開始するための出力条件をユーザが自由に変更することはできるが、情報を出力する方式や装置等の出力様式をユーザが自由に変更することはできない。したがって、ユーザが情報の出力を煩わしいと感じた場合、出力条件を情報の出力が開始されない側に設定してしまうため、ユーザに情報を提供する機会が減り、その情報出力装置自体の価値が低下するおそれがある。
【0004】
そこで、本発明は、ユーザの好みに合うように情報の出力様式を変更することができる情報出力装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の一局面によれば、
ユーザに対する情報の出力様式を複数有する情報出力装置において、
ユーザからの変更指示入力に従って情報毎に出力様式の変更が可能であって、
前記変更指示入力の変更履歴を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された変更履歴に基づいて、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更前の出力様式と同一又は類似の他の情報の出力様式を、前記変更指示入力によって変更対象となった情報の変更後の出力様式と同一又は類似の出力様式に変更する変更手段とを備えることを特徴とする情報出力装置が提供される。
【0006】
これにより、ユーザが変更指示をしていない情報の出力様式についても、その出力様式と同一又は類似の出力様式が変更されていれば、ユーザが今後変更指示する可能性が高いと考えられるとして、同じように自動に変更することによって、ユーザの変更指示操作を省略することができる。
【0007】
このとき、ユーザが自動変更してほしくない場合には、変更前にユーザに変更可否を提案することが望ましいため、前記変更手段は、出力様式の変更前に変更可否の回答をユーザに要求するのがよい。
【0008】
また、前記出力様式は、車両に乗車するユーザに対するものであって、他の車両に乗車するユーザの前記変更履歴を収集する収集手段を備え、前記変更手段は、前記出力様式の変更内容を前記収集手段による収集結果に基づいて確定することが好ましい。これにより、複数の他のユーザの変更履歴から変更指示内容の傾向を予測することができるので、ユーザにとってより最適な出力様式に変更することができる。
【0009】
また、車室内の状況に合った出力様式にすることが望ましいため、前記出力様式は、車両に乗車するユーザに対するものであって、前記変更手段は、前記出力様式の変更内容を車両の乗員の状況に応じて判断するのがよい。例えば、上司やお客様が後部座席に座っているときは、会話の雰囲気を壊さないようにした出力様式に変更することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザの好みに合うように情報の出力様式を変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図10は、本発明の情報出力装置を車両に適用した場合のシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の情報出力装置は、画像、音声、振動、反力、温度等の人の五官に作用する情報出力方式で情報を出力する。これらのいずれかの情報出力方式で情報を出力する出力装置を本実施形態の情報出力装置は複数備えている。そして、本実施形態の情報出力装置は、所定の情報を出力するときの状況条件とその条件時に用いる出力方式や出力装置等の出力様式とを適当に設定することによって、ユーザ好みの出力様式で情報を出力することを可能にする。さらに、ユーザの出力様式の好みを学習することによって、より最適な出力様式で情報を出力することを可能にする。
【0012】
図10において、自車100は、本実施形態の情報出力装置を利用するユーザが乗車している車両である。自車100には、制御装置50、入力装置60、出力装置70、記憶装置80を有する。なお、通信装置90、他車200、センター300については、後述の別のシステム構成で使用する。
【0013】
入力装置60は、制御装置50の入力インターフェースであって、人や車両の状態を取得する装置である。例えば、ユーザの意思を受け付け所定の装置の動作にその意思を反映させるスイッチ(SW)、車内や車外を撮影可能なカメラ、車内や車外の音声を拾うマイク、認証センサ、車両状況センサ、車両位置センサが挙げられる。本実施形態の情報出力装置が所定の情報を出力するときの状況条件を満たすか否かを判断するための判断材料を入力装置60によって入手することができる。
【0014】
スイッチには、通常の押下型のスイッチ、キーボード、後述の画像表示装置に表示される画面上のスイッチ(タッチスイッチ)等が挙げられる。
【0015】
認証センサは、ユーザであるドライバーや同乗者を特定可能なセンサであり、例えば、ユーザの生体情報を検出するセンサである。生体情報を検出するセンサには、体温センサ、脳波センサ、心拍数センサ、指紋検出センサ、静脈センサ、虹彩センサ等が挙げられる。これらのセンサによって検出された生体情報を用いることによって、ユーザが誰であるのかを特定するために、虹彩・網膜認証、顔面認証、声紋認証、指紋認証、静脈認証等を行うことができる。
【0016】
カメラやマイクも、認証センサと同様に、ユーザを特定する手段として利用することができる。上述の認証センサと併用することにより、ユーザを認証する精度を向上させることもできる。
【0017】
車両状況センサは、車両の走行状況やドライバーの運転状況や同乗者の車室内状況を検出するためのセンサである。車両に搭載された様々なセンサがこれに該当する。車両状況センサの一部を具体例として挙げるならば、アクセルセンサ、ブレーキセンサ、車速センサ、車間距離センサ、乗員検出センサ、シフトポジションセンサ、シートベルト検出センサ等である。
【0018】
車両位置センサには、GPS(Global Positioning System)受信機によるGPS衛星からの受信情報に基づいて自車100の位置を認識することができる装置や、道路側に設置されたビーコンから発信される情報に基づいて自車100の位置を認識することができる装置等がある。例えば、カーナビゲーションシステムである。
【0019】
制御装置50は、本発明の情報出力装置を全体として制御する装置である。制御装置50は、認識部51、判断部52、実行部53を有する。認識部51は、入力装置60が取得した情報に基づいて車内や車外の状況を認識する。判断部52は、認識部51によって認識された認識結果に基づいて所定の制御動作を行う判断をする。実行部53は、判断部52により判断された所定の制御動作に応じた制御指示情報を出力装置70に伝達する。なお、制御装置50についてのより詳細な説明は、後述する。
【0020】
出力装置70は、制御装置50からの制御指示情報に基づいて、ユーザに対し所定の情報出力方式で情報を出力する装置である。出力装置70には、例えば、画像表示装置、音声出力装置、振動発生装置、反力発生装置、温度発生装置が挙げられる。
【0021】
画像表示装置は、車室内に設置されたディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、ホログラフィ装置等であって、ユーザに対し視覚的な情報を通知する装置である。車室内での配置位置に応じて、ドライバー用の画像表示装置と乗員共用の画像表示装置がある。なお、画像表示装置は、点灯や点滅によって視覚的な情報を通知するランプ、発光ダイオード、インジケータでもよい。
【0022】
音声出力装置は、スピーカやイヤホン等であって、ユーザに対し聴覚的な音声情報を通知する装置である。ドライバー席付近に設置された音声出力装置、後部座席付近に設置された音声出力装置等、車室内に複数配置される。また、座席毎に音声出力の調整が可能である。例えば、後部座席に座っている人には聞こえずドライバーにのみ聞こえるように音声情報を通知することができる。
【0023】
振動発生装置や反力発生装置は、ユーザに振動を与えることによって体感的に情報を通知する装置である。例えば、ステアリングホイールやドライバー席に振動機構や反力機構を設けることによって、ドライバーのみに所定の情報がある旨を知らせることができる。もちろん、ドライバー席以外の座席に振動発生装置や反力発生装置を設置してもよい。
【0024】
温度発生装置は、ユーザに温度変化を与えることによって体感的に情報を通知する装置である。温度発生装置についても、上述の振動発生装置等と同様に温度発生機構を設けることによって、ユーザに対し情報がある旨を知らせることができる。
【0025】
記憶装置80は、入力装置60によって入手した生体情報と照合してユーザを特定するために用いるユーザ認証情報、所定の情報を出力するときの状況条件の設定値、所定の状況条件が成立する時に用いる出力様式の設定値、情報出力したイベントに関する履歴情報、情報を出力するイベント時に用いる出力装置とその出力様式を定めたイベント出力条件値を記憶する。
【0026】
次に、以上のように構成された本実施形態の情報出力装置の動作について説明する。まず、通知方法の状況条件設定の処理について説明する。図1は、画像表示装置に表示される通知方法の設定画面の内容を示す図である。ユーザが、画像表示装置に表示されるメニューの中から通知方法設定ボタンを押したり、「通知方法の設定」と音声により呼び出したりすると、それを認識した制御装置50は図1に示される通知方法設定画面を画像表示装置に表示させる。何も設定していない初期状態では、デフォルトの通知方法が設定されている。
【0027】
ユーザが通知方法設定画面上のタイトルの追加ボタン1aを押すと、それを認識した制御装置50は図3に示される条件設定追加画面を画像表示装置に表示させる。図3は、画像表示装置に表示される通知方法の条件設定追加画面の内容を示す図である。条件設定追加画面では、所定の情報を出力するときに成立が必要な状況条件について、その状況条件の設定が可能である。図3に示される条件設定追加画面では、座席条件、走行環境条件、場所条件の3種類の状況条件の設定が可能である。座席条件設定タブ3a、走行環境条件タブ3b、場所条件設定タブ3cのいずれかをユーザが選択すると、各設定画面に切り替えられる。
【0028】
図3は、条件設定追加画面のうち座席条件設定画面が表示されている場合である。座席条件設定画面では、運転席、助手席、後部座席等の各座席に座る人の状況を座席条件として状況条件設定することができる。一覧ボタン3h、任意ボタン3i、無人ボタン3jをユーザが操作することによって、人名欄3gに条件指定された人が表示される。ユーザが一覧ボタン3hを押した場合、予め登録された人名がリストで表示され、リストの中から選択された人を状況条件設定したことになる。ユーザが任意ボタン3iを押した場合、座席に座る人は誰でもよいことを状況条件設定したことになる。ユーザが無人ボタン3jを押した場合、座席に座る人がいないことを状況条件設定したことになる。
【0029】
図4は、条件設定追加画面のうち走行環境条件設定画面が表示されている場合である。走行環境条件設定画面では、道路、車速、天気の状況を走行環境条件として状況条件設定することができる。例えば、走行環境条件を「雨・雪のとき」と状況条件設定することができる。各走行環境条件について状況条件設定せずに「任意」としてもよい。
【0030】
図5は、条件設定追加画面のうち場所条件設定画面が表示されている場合である。場所条件設定画面では、図5に示されるように、自宅近辺や実家近辺等の車両位置を場所条件として状況条件設定することができる。状況条件設定された車両位置が場所欄5aに表示される。車両位置の状況条件設定は、新規追加ボタン5eの操作により新規追加可能であり、削除ボタン5fの操作により削除可能であり、任意ボタン5gの操作により任意設定可能である。ユーザが新規追加ボタン5eを押すと、それを認識した制御装置50は図6に示される場所リスト追加画面を画像表示装置に表示させる。図6は、画像表示装置に表示される場所条件設定追加画面の内容を示す図である。場所条件設定追加画面では、図6に示されるように、状況条件設定する地点とその範囲、各地点における状況条件設定の適用の有効・無効の設定が可能である。
【0031】
また、ユーザは、自らが上記のように状況条件設定した内容を他の状況条件設定の内容と区別するためにタイトルをつけることができる。ユーザが条件設定追加画面上のおまかせボタン3eを押すと(図3,4,5)、それを認識した制御装置50は既存タイトルとの重複を避けて推奨タイトルを画像表示装置に表示させる。例えば、図3に示されるように、ユーザは、座席条件設定画面において、『「運転席:Bさん(ユーザ本人とする)」かつ「助手席:Cさん」』という状況条件設定を行っているので、制御装置50は、「Cさんと2人のとき(BさんとCさんの2人のとき)」を推奨タイトルとして表示させる。ユーザが条件設定追加画面上のOKボタン3lを押すと、タイトルの付与は完了し、図1に示される通知方法設定画面に戻る。
【0032】
ユーザは、図1の通知方法設定画面において、後述するパーソナルレベル1cを任意に指定し、ONスイッチ1i/OFFスイッチ1jにより学習機能を作動させるか否かを決める。最後に、ユーザがOKボタン1hを押すと、例えば、「Cさんと2人のとき」というタイトルが付与された状況条件設定が完了する。上述と同様に、「1人のとき」、「2人以上のとき」等のタイトルを付与して、通知方法の状況条件設定が可能である。
【0033】
次に、通知方法の状況条件設定の変更について説明する。ユーザが図1に示される通知方法設定画面上のタイトルの変更ボタン1bを押すと、それを認識した制御装置50は図2に示される条件設定変更画面を画像表示装置に表示させる。図2は、画像表示装置に表示される通知方法の条件設定変更画面の内容を示す図である。条件設定変更画面において、各タイトルの並び順は優先度を意味しており、上段になるほど優先度が高い。また、優先度ボタン2c,2dの操作により、各タイトルの優先度を変更することができる。制御装置50は、優先度の高いタイトルの状況条件から順番にその条件が成立するか否かを入力装置60によって入手された状況に基づいて判断していく。例えば、最初に「1人のとき」の状況条件が成立するか否かが確認され、成立しなければ、次に「Cさんと2人のとき」の状況条件が成立するか否かが確認される。また、変更ボタン2aの操作により上述の条件設定追加画面で設定した内容を修正することができ、削除ボタン2bの操作により条件設定追加画面で設定した内容を削除することができる。
【0034】
さらに、ユーザが図2の条件設定変更画面の整合性チェックボタン2iを押すと、それを認識した制御装置50は図8に示される整合性チェック画面を画像表示装置に表示させる。図8は、画像表示装置に表示される整合性チェック画面の内容を示す図である。整合性チェック画面では、通知方法の状況条件設定として整合性がとれていないものを抽出して表示し、ユーザに対し、条件の変更や削除もしくは優先度の変更を促すことにより、整合のとれていない状況条件設定を修正することができる。例えば、「2人以上のとき」と「Cさんと2人のとき」の状況条件設定が互いに同一の設定内容のために片方のタイトルの状況条件設定が適用されない場合には、整合がとれていないとして、図8に示されるように、競合するタイトルと競合内容の説明が表示される。
【0035】
次に、通知方法の状況条件の詳細内容の設定について説明する。ユーザが図1に示される通知方法設定画面上の詳細設定ボタン1dを押すと、それを認識した制御装置50は図7に示される通知方法の詳細設定画面を画像表示装置に表示させる。図7は、画像表示装置に表示される通知方法の詳細設定画面の内容を示す図である。図7は、タイトル「2人以上のとき」の詳細設定画面である。ここでは、イベント7a毎に出力装置を設定して、通知方法を詳細に設定することができる。各出力装置の設定状況は、共用画像表示装置については共用画面7bの欄に、ドライバー用画像表示装置については個人画面7cの欄に、音声出力装置については音声7dの欄に、振動発生装置については振動7eの欄に、表示されている。図7に示される例で言えば、「衝突を案内する」というイベントでは全ての出力装置が通知方法の手段として設定されており、「渋滞情報を案内する」というイベントでは振動発生装置以外の出力装置が通知方法の手段として設定されている。なお、ユーザはコピーボタン7iの操作によってコピーしたいタイトルの状況条件設定を選択すると、制御装置50は、そのタイトルの状況条件設定をタイトル「2人以上のとき」の状況条件設定にコピーする(記憶装置80の該当部分を書き換える)。
【0036】
以上の状況条件について設定された内容に基づいて、制御装置50は動作する。例えば、「2人以上のとき」の状況条件が成立しているときに、入力装置60の車間距離センサによる検出情報により衝突予測が判断されると、「衝突を案内する」というイベントが発生する。「衝突を案内する」というイベントでは、制御装置50は、図7の設定内容に従って、ユーザに対する衝突のおそれがある旨の情報通知として、共用画像表示装置及びドライバー用画像表示装置に視覚的な衝突警報画像を表示させ、音声出力装置に警報を出力させ、振動発生装置に振動を発生させる。他のイベント発生時でも同様である。
【0037】
また、上述のように、「1人のとき」「2人以上のとき」「Cさんと2人のとき」といった車室内の状況に応じて変更内容が判断されるように状況条件の設定ができる。例えば、後部座席に座っている者同士の会話の雰囲気を壊さないようにするため、ドライバー用画像表示装置と振動発生装置のみによる情報通知とするように状況条件の設定ができる。
【0038】
さらに、上述のように、車両のいる地点に応じて変更内容が判断されるように状況条件の設定ができる。例えば、近所の踏切については、振動のみの主張しすぎない方法で通知するように状況条件の設定をし、初めて通る場所については、画像や音声や振動を利用して明示的に通知するように状況条件の設定をすることができる。つまり、場所に応じて、ユーザの好みにあった通知方法となる。
【0039】
なお、図1の上述のパーソナルレベル1cを設定することにより、図7で示される通知方法の状況条件の詳細内容の設定を、ユーザの設定操作の手間を省くために、自動設定するようにしてもよい。パーソナルレベル1cは、車室内を個人重視にした空間にするのか共用重視にした空間にするのかを規定する。例えば、図1で示される「一人のとき」というイベントでは、共用重視のレベルを20%に抑えて個人重視側に比率を大きく設定している。このように設定した場合、例えば、ドライバー用画像表示装置やドライバー用振動発生装置のみによる情報通知となるように変更することによって、ドライバーを中心とした通知方法となる。一方、図1で示される「Cさんと2人のとき」というイベントでは、共用重視のレベルを100%に設定している。このように設定した場合、例えば、共用画像表示装置による情報通知となるように変更することによって、乗員全員に通知できる通知方法となる。
【0040】
ところで、本発明の情報出力装置は学習機能を有している。制御装置50は、図1の通知方法設定画面においてONスイッチ1iにより学習機能を作動させる設定となっている場合、イベント通知の履歴を記憶装置80に記録する。
【0041】
いま、2人でドライブ中に、「前車発進を案内する」というイベントが発生した場合について説明する。図7に示されるように、2人以上のときには、「前車発進を案内する」というイベントでは、ドライバー用画像表示装置、音声出力装置、振動発生装置が通知方法の手段として設定されている。ユーザから通知方法に対する変更の意思を認識した制御装置50は、通知方法の詳細設定値を修正する。
【0042】
例えば、入力装置60の車間距離センサによる検出情報により前車が発進したと判断されることにより「前車発進を案内する」というイベントが発生する。ドライバー用画像表示装置、音声出力装置及び振動発生装置による情報通知が行われた後に、「さっきの通知は振動だけにして」というユーザからの変更指示を音声認識により受けた場合、制御装置50は、「前車発進を案内する」というイベントでは振動発生装置のみの作動にする。すなわち、制御装置50は、「前車発進を案内する」というイベントでは振動発生装置のみの作動となるように記憶装置80に記憶されているイベント出力条件値を書き換える。
【0043】
また、制御装置50は、ユーザの変更指示によって通知方法が変更されたイベントについて、変更前の出力様式と同一又は類似の他のイベントの通知方法を、変更後の出力様式と同一又は類似の通知方法に、記憶装置80に記録された履歴情報に基づいて、自動修正する。
【0044】
例えば、図7の設定内容において、ユーザの変更指示によって「前車発進を案内する」というイベントの通知方法が振動発生装置のみの作動に変更になった場合、「前車発進を案内する」というイベントの変更前の通知方法と同一である「踏切を案内する」というイベントの通知方法は、「前車発進を案内する」というイベントの変更後の通知方法と同一となるように、自動修正される。つまり、「踏切を案内する」というイベントに対しユーザからの変更指示がなくても、制御装置50は、「踏切を案内する」というイベントでは振動発生装置のみの作動にする。すなわち、制御装置50は、「踏切を案内する」というイベントでは振動発生装置のみの作動となるように記憶装置80に記憶されているイベント出力条件値を書き換える。
【0045】
また、通知方法が類似の場合では、例えば、図7の設定内容において、ユーザの変更指示によって「前車発進を案内する」というイベントの通知方法が振動発生装置のみの作動に変更になった場合、「前車発進を案内する」というイベントの変更前の通知方法と類似である「電話着信を案内する」というイベントの通知方法は、「前車発進を案内する」というイベントの変更後の通知方法と同一となるように、自動修正される。
【0046】
なお、ユーザの意思に関係なく上述のように自動修正されないように、通知方法の変更前、つまり、記憶装置80内のイベント出力条件値を書き換える前に、変更の提案をし、変更可否の回答をユーザに要求してもよい。
【0047】
図9は、画像表示装置に表示される通知方法の変更提案画面の内容を示す図である。ユーザの変更指示が「踏切を案内する」に対してあったとする。制御装置50は、変更指示のなされた「踏切を案内する」と同一(または類似)のイベント出力条件値を記憶装置80の中から検索する。その結果、制御装置50は、図9に示されるように、イベント出力条件値が互いに同一の「踏切を案内する」と「合流を案内する」について画像表示装置に表示させる。ユーザは、「合流を案内する」の通知方法についても同じく変更したい場合には、全て変更ボタン9cを押す。これにより、「合流を案内する」の通知方法についても、「踏切を案内する」と同一の通知方法に変更される。個別に変更したい場合には、個別変更ボタン9dを押す。変更したくない場合には変更しないボタン9eを押す。
【0048】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0049】
例えば、図10において、通信装置90を使って、他車200やセンター300の記憶装置から得た情報(所定の情報を出力するときの状況条件の設定値、所定の状況条件が成立する時に用いる通知方法の設定値、情報出力したイベントに関する履歴情報、情報を出力するイベント時に用いる出力装置とその通知方法を定めたイベント出力条件値)に基づいて、通知方法を自動修正する。複数の他車200のユーザの変更履歴等から変更指示内容の傾向を予測することができ、その予測結果を自車100のユーザの通知方法に反映することによって、自車100のユーザにとってより最適な通知方法に変更することができる。複数の他車200のユーザの変更履歴等については、他車200から通信装置90を介して直接的に取得してもよいし、複数の他車200のユーザの変更履歴を通信等により取得したセンター300から通信装置90を介して間接的に取得してもよい。
【0050】
他車200やセンター300から取得した他ユーザの変更履歴等に基づいて、通報方法の変更パターンを抽出する。全変更パターンに対する各変更パターンの割合を算出する。つまり、割合が高いほどユーザが設定する可能性が高い変更パターンである。図9における通知方法の変更提案において、所定の基準値以上の割合の変更パターンを候補パターンとして提案する。これにより、より最適な通知方法の自動修正をすることができる。なお、自車100のユーザの変更履歴等と候補パターンを比較し、よりユーザの好みに近い候補パターンを提案するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】画像表示装置に表示される通知方法の設定画面の内容を示す図である。
【図2】画像表示装置に表示される通知方法の条件設定変更画面の内容を示す図である。
【図3】画像表示装置に表示される通知方法の条件設定追加画面の内容を示す図である。
【図4】条件設定追加画面のうち走行環境条件設定画面が表示されている場合である。
【図5】条件設定追加画面のうち場所条件設定画面が表示されている場合である。
【図6】画像表示装置に表示される場所条件設定追加画面の内容を示す図である。
【図7】画像表示装置に表示される通知方法の詳細設定画面の内容を示す図である。
【図8】画像表示装置に表示される整合性チェック画面の内容を示す図である。
【図9】画像表示装置に表示される通知方法の変更提案画面の内容を示す図である。
【図10】本発明の情報出力装置を車両に適用した場合のシステム構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
50 制御装置
60 入力装置
70 出力装置
80 記憶装置
90 通信装置
100 自車
200 他車
300 センター




 

 


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