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発明の名称 可動式バンパー装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−1424(P2007−1424A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−183667(P2005−183667)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
発明者 成田 宗太郎 / 高橋 浩幸
要約 課題
可動式バンパーによって衝突対象に対する衝撃を効率的に吸収すると共に、可動式バンパーの作動回数を低減可能とすることを目的とする。

解決手段
車速センサの検出値を読み取って(106)、設定値より大きい場合に可動式バンパーを作動して車両から突出させる(108〜112)。そして、イグニッションスイッチがオフされるまで、可動式バンパーを車両から突出させたまま維持し(106〜114)、イグニッションスイッチがオフされたところで、可動式バンパーを格納させる(116〜118)。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両から突出及び格納が可能とされて、突出された状態で衝突対象に対する衝撃を吸収するための可動式バンパーを駆動する駆動手段と、
車速を検出する検出手段で検出された車速が所定車速以上の場合に、前記可動式バンパーが車両から突出されるように駆動手段を制御すると共に、イグニッションスイッチがオフされるまで、前記可動式バンパーが車両から突出された状態が維持されるように前記駆動手段を制御する制御手段と、
を備えた可動式バンパー装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動式バンパー装置にかかり、特に、衝撃吸収するための可動式バンパーの移動を制御して、車両に対して突出する方向に移動させる可動式バンパー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より車速に応じて可動する可動式フロントスポイラーが提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、第1の車速以上の時にフロントスポイラーを突出させて、第1の車速よりも遅い第2の車速以下になった時にフロントスポイラーを収納するように制御することが提案されている。このようにフロントスポイラーを制御することによって、必要な時にフロントスポイラーによる空力性能を得ることが可能となる。
【特許文献1】実開昭63−65583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車速に応じて可動式フロントスポイラーの突出を制御しているが、フロントスポイラーの突出を制御しているので、衝突対象に対する衝撃は吸収できない、という問題がある。
【0004】
また、車速に応じて可動式フロントスポイラーの突出を制御しているが、車速の増減に応じてフロントスポイラーが突出したり、格納されたりするので、作動回数を多く、耐久性能を確保するために装置が大型化し、車両重量が増加してしまう、という問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、可動式バンパーによって衝突対象に対する衝撃を効率的に吸収すると共に、可動式バンパーの作動回数を低減可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車両から突出及び格納が可能とされて、突出された状態で衝突対象に対する衝撃を吸収するための可動式バンパーを駆動する駆動手段と、車速を検出する検出手段で検出された車速が所定車速以上の場合に、前記可動式バンパーが車両から突出されるように駆動手段を制御すると共に、イグニッションスイッチがオフされるまで、前記可動式バンパーが車両から突出された状態が維持されるように前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、可動式バンパーでは、車両から突出及び格納が可能とされて、車両から突出された状態で歩行者等の衝突対象に対する衝撃が吸収される。また、可動式バンパーは駆動手段によって駆動されて車両からの突出及び格納が行われる。
【0008】
検出手段では、車速が検出され、制御手段では、車速が所定車速状の場合に、可動式バンパーが車両から突出されるように駆動手段が制御されると共に、イグニッションスイッチがオフされるまで、可動式バンパーが車両から突出された状態が維持されるように駆動手段が制御される。
【0009】
すなわち、イグニッションスイッチがオンされて所定車速以上の車速が検出された場合に、制御手段が可動式バンパーを車両から突出するように駆動手段を制御することによって、歩行者等の衝突対象に対する衝突が発生した際に、可動式バンパーによって衝突対象への衝撃を効率的に吸収することができる。また、可動式バンパーが車両から突出した状態で歩行者等の衝突対象に衝突した場合には、歩行者等の衝突対象の下半身を払って歩行者等の衝突対象を保護することができる。
【0010】
また、イグニッションスイッチがオフされるまでは、可動式バンパーが車両から突出した状態が維持されるように駆動手段が制御されるので、例えば、信号待ち毎に可動式バンパーが格納されるようなことがなくなり、可動式バンパーの作動回数を低減させることが可能となる。
【0011】
また、このように可動式バンパーの作動回数が低減されることによって、可動式バンパーの車両からの突出及び格納を駆動する駆動手段の耐久性を向上することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように本発明によれば、検出された車速が所定車速以上の場合に可動式バンパーが車両から突出されるように駆動手段を制御すると共に、イグニッションスイッチがオフされるまで、可動式バンパーが車両から突出された状態が維持されるように駆動手段を制御することで、可動式バンパーによって衝突対象に対する衝撃を効率的に吸収すると共に、可動式バンパーの作動回数を低減することが可能となる、という効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置における可動式バンパーを示す図である。
【0015】
車両におけるフロントバンパー30の下部には、歩行者等の衝突対象に対して衝撃を吸収して保護するための可動式バンパー12が車幅方向に沿って配設されており、可動式バンパー12の前壁部は、バンパーカバーの一部を構成している。
【0016】
可動式バンパー12は、図1に示すように、車両から突出した状態と、車両に格納された状態に移動可能に配設されており、後述するバンパーアクチュエータによって可動式バンパー12が移動されるようになっている。
【0017】
すなわち、可動式バンパー12が車両から突出した状態とすることにより、可動式バンパー12が衝突時の衝撃を吸収して歩行者等の衝突対象を保護するようになっている。また、可動式バンパー12が格納された状態では、バンパーカバーと一体的に見えるようになっている。
【0018】
図2は、本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置10の構成を示すブロック図である。
【0019】
可動式バンパー装置10は、可動式バンパー12の移動を制御するための制御装置14を備えており、制御装置14は、CPU14A、RAM14B、ROM14C、及びI/O14Dを含むマイクロコンピュータで構成されている。
【0020】
ROM14Cには、可動式パンバー12を制御するためのプログラムや可動式バンパーを制御するための予め設定された設定値等が記憶され、ROM14Cに記憶されたプログラムをCPU14Aが実行することによって可動式バンパー12の移動制御が行われる。なお、RAM12Bは、プログラムを実行する際のキャッシュメモリ等として使用される。
【0021】
I/O14Dには、車速を検出する車速センサ16、車両の動力を起動するためのイグニッションスイッチ18、可動式バンパを移動するためのバンパーアクチュエータ22を駆動する駆動回路20、及び可動式バンパー12の状態を検知するバンパー状態検知センサ22が接続されている。
【0022】
すなわち、車速センサ16の検出値、イグニッションスイッチ18の状態(オンオフ状態等)、及びバンパー状態センサ24の検出値が制御装置14に入力され、入力された検出値及びイグニッションスイッチ18の状態に基づいて、駆動回路20が制御装置14によって制御されるようになっている。
【0023】
続いて、上述のように構成された可動式バンパー装置10の制御装置14で行われる可動式バンパー12の移動制御について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置10の制御装置14で行われる可動式バンパー12の移動制御の流れを示すフローチャートである。なお、図3の可動式バンパーの移動制御は、イグニッションスイッチ18がオンされた時に行われるものとして説明する。
【0024】
イグニッションスイッチ18がオンされると、まずステップ100では、バンパー状態検知センサ24の検出値が読み取られ、ステップ102へ移行する。
【0025】
ステップ102では、可動式バンパー12が格納状態か否か判定される。該判定はステップ100で読み取られたバンパー状態検知センサ24の検出値から可動式バンパー12が格納された状態か否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ106へ移行する。
【0026】
ステップ104では、制御装置14によって駆動回路20が制御されてバンパーアクチュエータ22が駆動されることによって、可動式バンパー12が格納される。
【0027】
なお、ステップ100〜104は、イグニッションスイッチ18がオフされてから、例えば整備等によって可動式バンパー12が車両から突出した状態とされたままの状態とされた場合に、初期状態として可動式バンパー12を格納した状態にするために行うが、当該処理を省略するようにしてもよい。
【0028】
ステップ106では、車速センサ16の検出値が読み取られ、ステップ108へ移行し、可動式バンパー12の作動か否か判定される。該判定は、検出された車速がROM14Cに予め記憶された車速vの設定値より大きいか否か(例えば、30km/h以上か否か)を判定することによってなされ、該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。
【0029】
ステップ110では、可動式バンパー12が作動状態であるか否か判定される。該判定はバンパー状態検知センサ24の検出値から可動式バンパー12が作動された状態か否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合にはステップ114へ移行する。
【0030】
ステップ112では、制御装置14によって駆動回路が制御されてバンパーアクチュエータ22が駆動されることによって、可動式バンパー12が作動され、可動式バンパー12が車両から突出した状態に移動される。この結果、衝突等が発生しても、歩行者等の衝突対象への衝撃を可動式バンパー12によって効率的に吸収することができる。また、可動式バンパー12が車両から突出した状態で歩行者等の衝突対象に衝突した場合には、可動式バンパー12が歩行者等の衝突対象の下半身を払うことによっても歩行者等の衝突対象を保護することができる。
【0031】
また、ステップ114では、イグニッションスイッチ18がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ6に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ114の判定が肯定されたところでステップ116へ移行する。
【0032】
ステップ116では、可動式バンパー12が格納状態か否か判定される。バンパー状態検知センサ24の検出値から可動式バンパー12が格納された状態か否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはステップ118へ移行し、肯定された場合には一連の処理を終了する。
【0033】
ステップ118では、制御装置14によって駆動回路20が制御されてバンパーアクチュエータ22が駆動されることによって、可動式バンパー12が格納された後に、一連の処理を終了する。
【0034】
このように、本実施の形態に係わる可動式バンパー装置10では、イグニッションスイッチ18が一旦オンされて、車速が設定値以上の車速になって可動式バンパー12が車両から突出した状態に制御されると、イグニッションスイッチ18がオフされるまで、車速に関わらず可動式バンパー12が車両から突出した状態に維持されるので、例えば、信号待ちのたびに可動式バンパー12を格納することがなくなり、バンパーアクチュエータ22の作動回数を低減することができる。
【0035】
また、イグニッションスイッチ18がオンされても衝突しても衝撃が少ない所定車速より低い場合には、可動式バンパー12は車両から突出されないので、これによってもバンパーアクチュエータ22の作動回数を低減することができる。
【0036】
従って、バンパーアクチュエータ22の作動回数が低減されることによって、バンパーアクチュエータ22等の作動部品の耐久性を向上させることができる。
【0037】
なお、上記の実施の形態では、フロントバンパー30に可動式バンパー12を設けるようにしたが、これに限るものではなく、例えば、リア側やサイド側に可動式バンパーを設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置における可動式バンパーを示すずである。
【図2】本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる可動式バンパー装置の制御装置で行われる可動式バンパーの移動制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
10 可動式バンパー装置
12 可動式バンパー
14 制御装置
16 車速センサ
18 イグニッションスイッチ
20 駆動回路




 

 


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