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ルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造 - トヨタ車体株式会社
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発明の名称 ルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−1393(P2007−1393A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−182780(P2005−182780)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100067596
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 求馬
発明者 井出 忠信 / 長江 忠 / 尾▼さき▲ 武志 / 加藤 隆寛
要約 課題
カーテンタイプのエアバッグを備えたルーフサイドレールの車室側の下方位置を覆い、エアバッグ膨張時にエアバッグの膨張を邪魔せずにエアバッグを車室側面に沿って展開させることのできる車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造を提供すること。

解決手段
上記レールガーニッシュ4を、ルーフサイドレール1およびエアバッグ2とを下方から覆う板状の本体部4aと、上端がルーフサイドレール1に固定されて本体部4aを上方から支持する支持部4bとで構成し、本体部4aの車外側の端部47と支持部4bの車外側の端末48とをヒンジ結合せしめて本体部4aを上下方向に揺動可能とする。かつ本体部4aと支持部4bとの間にこれらを係脱可能に係合して本体部4aを水平姿勢に保持せしめる係合手段6を設け、エアバッグ2の膨張時にエアバッグ2の押圧により本体部4aを開放させるようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
エアバッグが付設されたルーフサイドレールの下方位置に設けられ、車室の天井トリムの側端と連接して、ルーフサイドレールおよびエアバッグをこれらの下方から覆う合成樹脂のレールガーニッシュにおいて、
上記レールガーニッシュを、ルーフサイドレールおよびエアバッグをこれらの下方から覆う板状の本体部と、下端が上記本体部の車外側の端部に結合され、上端がルーフサイドレールに固定されて上記本体部を支持する支持部とで構成し、上記本体部と上記支持部とをヒンジ結合せしめて上記本体部を上下方向に揺動可能となし、かつ本体部と支持部との間にこれらを係脱可能に係合して本体部をルーフサイドレールおよびエアバッグ被覆姿勢に保持せしめる係合手段を設け、エアバッグの膨張時に、エアバッグに押されてルーフガーニッシュの本体部が開放されるようになしたことを特徴とする車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
【請求項2】
上記支持部は、上端をルーフサイドレールへ固定した上半部と、該上半部の下端から湾曲して車外方向へ延出する下半部とからなり、該下半部の車外側の端末と上記本体部の車外側の端部とをヒンジ結合して本体部を上下方向に揺動可能となし、上記支持部の湾曲部と本体部の幅方向中間位置とを上記係合手段により係脱可能に係合せしめた請求項1に記載の車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
【請求項3】
上記本体部と上記支持部とを別体とし、本体部の表面を可撓性を有する表皮で被覆するとともに、本体部の表面より車外側へ延出せしめた上記表皮の延長部により上記支持部の車外側の端末と上記本体部の車外側の端部とを被覆し、上記表皮の延長部により上記本体部を上記支持部に揺動可能にヒンジ結合せしめた請求項2に記載の車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
【請求項4】
上記本体部と上記支持部とを一体成形し、本体部の車外側の端部と支持部の下半部の車外側の端末とを薄肉のインテグラルヒンジで繋いだ請求項2に記載の車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
【請求項5】
上記係合手段として、本体部と支持部とをファスナーテープで係脱可能に係合せしめた請求項1ないし4に記載の車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
【請求項6】
上記係合手段として、本体部と支持部とのいずれか一方の側に係止爪を設け、該係止爪を相手側に設けた係止部に係脱可能に係合せしめた請求項1ないし4に記載の車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両のエアバッグが付設されたルーフサイドレールを覆うレールガーニッシュの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
図7,図8に示すように、従来、自動車等の車両では、車体側面のドア開口部D1,D2の上縁およびクォータウィンドウ開口部Wの上縁をなすルーフサイドレール1の車室側に沿ってカーテンタイプのエアバッグ2が設置され、車両衝突時等にインフレータ20からエアバッグ2内へガスを充填し、エアバッグ2を膨張展開させて乗員を保護することが行われている。
【0003】
エアバッグ2はその上縁部から突出する図略の複数の舌片状取付部をルーフサイドレール1の車室側の側面に締結し、ルーフサイドレール1の長手方向に沿って取付られている。またエアバッグ2をルーフサイドレール1に取付ける際、長手方向の所定位置で、エアバッグ2とルーフサイドレール1との間に介在するように金属板からなる断面ほぼL字形のジャンプブラケット21が一体に取付けられている。そしてエアバッグ2は、車室の天井を構成する天井トリム3の側端部、および該側端部に連接してドア開口部D1,D2の上縁やクォータウィンドウ開口部Wの上縁に取付けられたレールガーニッシュ4で覆い隠されている。各レールガーニッシュ4は合成樹脂製で、ルーフサイドレール1の下方を覆う水平な細幅の板状本体部4aと、本体部4aから上方へ延出する複数の支持部4bとで断面ほぼ逆T字形をなし、支持部4b上端の嵌合クリップ5をルーフサイドレール1の下面の嵌合穴に嵌合固定し、本体部4a車内側の側縁で天井トリム3の車外側の側端縁を支えるようにしている。
【0004】
ジャンプブラケット21には下端に車内側へ向けて斜め下方へ傾斜状に延びるガイド部22が形成されている。そして、エアバッグ2は膨張展開時、ジャンプブラケット21のガイド部22の案内により、天井トリム3の側端を押し開いて車室内へ展開する(図8の仮想線)。
【0005】
ところで、従来のエアバッグ2では、膨張展開時の展開方向がガイド部22の規制により垂直下方位置よりも車室中央寄りとなり、乗員の不適切な着座姿勢、若しくは、車両の大きな揺れなどによる乗員の傾きでエアバッグ2の本来の性能が発揮されないおそれがあった。このためエアバッグ2はできるだけ車室側面側(ウィンドウガラスG等の内面)に沿って展開させる必要がある。一方、ジャンプブラケット21の設置を廃止すると、エアバッグ2の展開方向にはレールガーニッシュ4が配置されており、膨張時にエアバッグ2がレールガーニッシュ4に当たって、レールガーニッシュ4の支持部4b上端の嵌合クリップ5がルーフサイドレール1から外れてレールガーニッシュ4が飛散するおそれがある。
【0006】
エアバッグ展開時にエアバッグを覆うピラーガーニッシュ等の飛散を防ぐ従来構造として、エアバッグを覆うガーニッシュの本体に膨張するエアバッグに押されて開く扉部が一体的に形成され、エアバッグ膨張時に上記扉部を容易に開かせてエアバッグを展開させるようにしたものが提案されている(例えば、下記特許文献1,2,3参照。)。また他の従来構造では、ガーニッシュをピラー等の車体ボデーにクリップを介して嵌合固定し、かつガーニッシュがエアバッグ膨張の圧力を受けると車体ボデーとクリップの嵌合部またはガーニッシュとクリップの嵌合部が伸長するように構成して、ガーニッシュを若干車室側へ移動可能とし、かつガーニッシュとクリップの嵌合部を中心にガーニッシュを揺動可能として、上記圧力を緩和してガーニッシュの本体がピラーから外れて飛散することを防止することが提案されている(例えば、下記特許文献1,4,5参照。)。更に他の従来構造として、ガーニッシュ本体と、該本体を車体ボデーへ固定する固定部とをヒンジ結合し、かつ上記固定部にはエアバッグ取付け用のブラケットを設け、上記固定部を車体ボデーに固定することにより固定部でガーニッシュ本体およびエアバッグを支持するようになし、エアバッグ膨張時、固定部から上記ブラケットを開放するとともに、ガーニッシュ本体をヒンジ結合部を中心に回動せしめてエアバッグを展開させるようにしたものが提案されている(例えば、下記特許文献6参照。)。
【特許文献1】特開2001−114054号公報
【特許文献2】特開2000−85513号公報
【特許文献3】特開2004−182027号公報
【特許文献4】特開2000−142301号公報
【特許文献5】特許第3465689号公報
【特許文献6】特許第3218966号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1,2,3のガーニッシュのようにエアバッグ膨張時に開く扉部を、図8に示すような細幅の板体からなるレールガーニッシュ4の本体部4aの一部に設けようとしても、幅寸法的に困難であり、仮に扉部を設けたとしても扉幅が狭くなるため開放時の開口寸法を充分に確保できない。また上記特許文献1,4,5のようにガーニッシュと車体ボデーとの間でガーニッシュとクリップとの嵌合部またはクリップと車体ボデーとの嵌合部を伸長可能に構成するには、嵌合部やクリップの構造が複雑で部品コストもかかり不経済である。更に特許文献6のガーニッシュは構造が複雑となる。そこで本発明は、構造簡素かつ低コストですみ、エアバッグ膨張時にエアバッグの膨張を邪魔せずにエアバッグを車室側面(ウィンドウガラス等)に沿って展開させることのできる車両のルーフサイドレールのレールガーニッシュ構造を提供することを課題としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、エアバッグが付設されたルーフサイドレールの下方位置に設けられ、車室の天井トリムの側端と連接して、ルーフサイドレールおよびエアバッグをこれらの下方から覆う合成樹脂のレールガーニッシュにおいて、上記レールガーニッシュを、ルーフサイドレールおよびエアバッグをこれらの下方から覆う板状の本体部と、下端が上記本体部の車外側の端部に結合され、上端がルーフサイドレールに固定されて上記本体部を支持する支持部とで構成し、上記本体部と上記支持部とをヒンジ結合せしめて上記本体部を上下方向に揺動可能となす。かつ本体部と支持部との間にこれらを係脱可能に係合して本体部をルーフサイドレールおよびエアバッグ被覆姿勢たる水平姿勢に保持せしめる係合手段を設け、エアバッグの膨張時に、エアバッグに押されてルーフガーニッシュの本体部が開放されるようにする(請求項1)。エアバッグの膨張時、レールガーニッシュの本体部および天井トリムの側端がエアバッグに押されると、本体部と支持部との間の係合手段が外れ、本体部が支持部とのヒンジ結合部を中心に下方へ揺動し、同時に天井トリムの側端が下方へ移動するので、エアバッグを車室側面(ウィンドウガラスの内面)に沿って膨張展開させることができる。この場合、エアバッグからレールガーニッシュに作用する圧力に対して本体部はほとんど抵抗なく揺動するから、支持部がルーフサイドレールから外れずレールガーニッシュが飛散するおそれがない。また本体部全体を開放するようにしたので、本体部と支持部とをヒンジ結合する簡素な構造ですむ。
【0009】
上記支持部は、上端をルーフサイドレールへ固定してほぼ垂直な姿勢となる上半部と、該上半部の下端から湾曲して車外方向へ延出する下半部とからなり、該下半部の車外側の端末と上記本体部の車外側の端部とをヒンジ結合して本体部を上下方向に揺動可能となし、上記支持部の湾曲部と本体部の幅方向中間位置とを上記係合手段により係脱可能に係合せしめる(請求項2)。支持部は係合手段を介して本体部をその幅方向中間位置で本体部水平姿勢にバランス良く支える。また本体部と支持部との車外側の端末同士をヒンジ結合したので、エアバッグ膨出時に本体部を全体的に開放できる。
【0010】
上記本体部と上記支持部とを別体とし、本体部の表面を可撓性を有する表皮で被覆するとともに、本体部の表面より車外側へ延出せしめた上記表皮の延長部により上記支持部の車外側の端末と上記本体部の車外側の端部とを被覆し、上記表皮の延長部により上記本体部を上記支持部に揺動可能にヒンジ結合せしめる(請求項3)。ヒンジ部材として表皮を利用したので構造簡素にできる。
【0011】
上記本体部と上記支持部とを一体成形し、本体部の車外側の端部と支持部の下半部の車外側の端末とを薄肉のインテグラルヒンジで繋ぐ(請求項4)。レールガーニッシュの生産性がよい。
【0012】
上記係合手段として、本体部と支持部とをファスナーテープで係脱可能に係合せしめる(請求項5)。上記係合手段として、本体部と支持部とのいずれか一方の側に係止爪を設け、該係止爪を相手側に設けた係止部に係脱可能に係合せしめる(請求項6)。何れの手段も、本体部を水平姿勢に保持し、エアバッグ膨張時に本体部を開放させる係合手段として好適である。
【発明の効果】
【0013】
本発明のレールガーニッシュ構造によれば、本体部を全体的に開放可能としたので、エアバッグ展開時にエアバッグの膨張を邪魔せずにエアバッグを車室側面(ウィンドウガラス等)に沿って展開させることができる。また、本体部と支持部とをヒンジ結合する簡素な構造で低コストですむ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
車両のクォータウィンドウの上縁のレールガーニッシュに本発明を適用した実施形態を説明する。図1はクォータウィンドウ上縁部の縦断面を示すもので、ルーフサイドレール1は従来周知の構造でインナパネル1aとアウタパネル1bとからなる閉断面構造をなし、車室側の側面11に沿って折り畳まれた状態のカーテンタイプのエアバッグ2が取付けてある。エアバッグ2は、展開時に膨張させる方向がクォータウィンドウWのウィンドウガラスG沿いとなるように若干車外側斜め下方へ向けて傾斜姿勢で取付けてある。
【0015】
ルーフサイドレール1の車室側の側面11とエアバッグ2は、車室の天井トリム3の車室中央寄りの一般部から車外側斜め下方へ向けて緩やかな傾斜状をなすトリム側端31で覆い隠してある。天井トリム3の側端31は、ルーフサイドレール1の車室側の側面11の下方に位置し、側端31とクォータウィンドウWのウィンドウガラスGとの間は離間しており、これらの隙間の遮蔽するようにレールガーニッシュ4が設けてある。
【0016】
図1、図2に示すように、レールガーニッシュ4は合成樹脂製で、上記隙間を遮蔽する板状の本体部4aと、該本体部4aとは別体で、本体部4aを支える複数(図例では3つ)の支持部4bで構成してある。本体部4aは上記隙間に合わせて前後方向に長尺かつ細幅状に形成してあり、前端、後端および前後中間部がそれぞれ各支持部4bにより支えられる。本体部4aの背面(上面)には各支持部4bの配設位置にそれぞれ当てリブ41が突設してある。各当てリブ41は本体部4aの背面の幅方向中央位置から突出し、各当てリブ41には後述の支持部4bの傾斜部43と対面する傾斜面410が設けてある。
【0017】
各支持部4bは、上下方向に延びる上半部42と、上半部42の下端から車外側斜め下方へ屈曲する傾斜部43、および傾斜部43の下縁から屈曲して車外側へ延びる下半部44を備えている。上半部42に対する傾斜部43の傾斜角は約135度としてあり、上半部42に対する下半部44の曲成角はほぼ直角としてある。また下半部44は、上半部42や傾斜部43の前後幅よりも前後方向に拡大してある。
【0018】
支持部4bには上半部42の上端に、ルーフサイドレール1に固定するための嵌合クリップ5が設けてある。図3に示すように、嵌合クリップ5は従来公知のクリップで、左右両側に張り出す左右一対の係止部51を備え、両係止部51から上方へ向けて先細りテーパーをなす頭部50と、各係止部51の下方に設けた左右一対の挟持部52とで断面ほぼスペード形に形成した金属片で構成してある。クリップ5は左右の挟持部52間に上半部42の上端を嵌合し、両挟持部52で挟み付けるととも、両挟持部52から内方へ切り起こした左右一対の舌片53を上半部42の角穴421に係合してある。
【0019】
レールガーニッシュ4は、図1、図2に示すように、本体部4a背面側の所定の位置にそれぞれ各支持部4bを配置し、本体部4aの表面(下面)を例えばニットファブリック等の織布からなる可撓性を有する表皮45で被覆するとともに、本体部4aの車外側の端部47よりも外側へ延長せしめた表皮45の延長部46を、上方かつ車内側へ折り返して本体部4aの車外側の端部47および支持部4bの下半部44の車外側の端末48とを一体に被覆して、延長部46の折り返し端を支持部4bの端末48に結合してある。これにより本体部4aと支持部4bとは、本体部4aの車外側の端部47と支持部4bの車外側の端末48とが表皮45の延長部46を介してヒンジ結合されており、支持部4bに対して本体部4aが上下方向に揺動可能となっている。
【0020】
更に、本体部4aと支持部4bとの間には、本体部4aの当てリブ41の傾斜面410と、これと対面する支持部4bの傾斜部43にそれぞれ、係合手段たるファスナーテープ6が貼着してある。
【0021】
レールガーニッシュ4は、支持部4bの上端の嵌合クリップ5をルーフサイドレール1の下面12の嵌合穴に下方より嵌合して、上半部42がほぼ垂直姿勢をなすように支持部4bをルーフサイドレール1に固定するとともに、本体部4aを支持部4bとのヒンジ結合部46を中心に上方へ揺動した水平位置で、本体部4aの当てリブ41と支持部4bの傾斜部43とをファスナーテープ6により係脱可能に係合して、本体部4aを水平姿勢に保持せしめ、天井トリム3の側端31とクォータウィンドウWのウィンドウガラスGとの上記隙間を遮蔽する。このとき本体部4aはその車室側の端部で天井トリム3の側端31を支持する。
【0022】
本実施形態のレールガーニッシュ4によれば、ルーフサイドレール1に固定した支持部4bの上半部42を垂直姿勢とし、上半部42に対してほぼ直角に車外側へ延びる下半部43の端末48と本体部4bの車外側の端部47とをヒンジ結合してあるが、上半部42のほぼ直下位置と本体部4aの幅方向中間位置とをファスナーテープ6により係合したので、支持部4bにより本体部4aを水平姿勢にバランス良く支えることができる。
【0023】
車両の側面衝突時などによりエアバッグ2が膨張すると、エアバッグ2が車外側斜め下方に位置する天井トリム3の側端31およびレールガーニッシュ4の本体部4aの車室側に当たってこれらを押し下げようとする。このとき、レールガーニッシュ4の本体部4aと支持部4bとの間のファスナーテープ6による係合が外れ、本体部4aが全体的に支持部4bとのヒンジ結合部46を中心に下方へ揺動し、同時に支えが解除された天井トリム3の側端31が下方へ移動してエアバッグ2の車外側斜め下方位置が開放され(図1の仮想線)、エアバッグ2をウィンドウガラスGに沿って若干車外側斜め下方へ向けて膨張展開させることができる。
【0024】
レールガーニッシュ4は、エアバッグ2膨張時に、本体部4aにエアバッグ2膨張の圧力が作用するが、金属製の嵌合クリップ5により支持部4bの上端をルーフサイドレール1に固定した結合力に比べ、ファスナーテープ6による本体部4aと支持部4bとの係合力が低く、上記圧力を受けて本体部4aがほとんど抵抗なく揺動するから、支持部4bの上端の嵌合クリップ5がルーフサイドレール1から外れることがなく、レールガーニッシュ4が飛散するおそれがない。また、支持部4bは、上半部42と下半部44との間に車外側斜め下方へ延びる傾斜部43を設け、支持部4bがエアバッグ2の膨張経路上に突出しないようにしてあるので、膨張時にエアバッグ2が支持部4bに当たることがなく、より確実にレールガーニッシュ4の飛散を防止している。
【0025】
また、レールガーニッシュ4は、ルーフサイドレール1に固定した支持部4bに対して、本体部4a全体を開放させるように、本体部4aと支持部4bとをヒンジ結合する構造とし、ヒンジ部材として本体部4aの表面を被覆する表皮45の延長部46を利用したので構造簡素かつ低コストにできる。
【0026】
上述の実施形態において、レールガーニッシュ4の本体部4aと支持部4bとを係脱可能に係合して本体部4aを水平姿勢に支える係合手段としてファスナーテープ6を用いたが、これに限らず、図4に示すように、本体部4a背面の幅方向中間位置に係止爪49を突設し、係止爪49を支持部4bの下半部44の車室側の端末に係脱可能に係止せしめるようにしてもよい。これによれば係止爪49を本体部4aと一体成形でき、生産性がよい。
【0027】
更に上述の実施形態において、本体部4aと支持部4bとのヒンジ結合に本体部4aを被覆する表皮45を用いたが、これに限らず、図5(a)(b)に示すように、本体部4aの車外側の端部47と支持部4bの下半部44の車外側の端末48とを薄肉のインテグラルヒンジ46aによりヒンジ結合してもよい。これによれば、本体部4aと支持部4bとを一体に型成形でき(図5(b))、生産性を向上できる。尚、表皮は不要となるが、車室の内装に高級感を持たせる場合など、必要に応じて本体部4aの表面を表皮で被覆してもよい。
【0028】
またレールガーニッシュ4の支持部4b上端をルーフサイドレール1に固定する構造として、嵌合クリップ5を用いる他に、図6に示すように、支持部4bの上半部42の上端に、ルーフサイドレール1の下面12に沿って屈曲し、かつネジ貫通穴を備えた取付部421を設け、取付部421をルーフサイドレール1の下面12に重ね合わせ、上記ネジ貫通穴を貫通するネジ部材Nにより締結してもよい。この場合、支持部4bに対して本体部4a開放状態(図6の仮想線)で作業すれば、ドライバE等の工具を用いてネジ部材Nの締結作業を容易にできる。
【0029】
本発明のレールガーニッシュ構造は、クォータウィンドウWの開口上縁に位置するレールガーニッシュに限らず、車室側面のドア開口(図7のD1,D2)に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明のレールガーニッシュ構造を示す縦断面図である。
【図2】上記レールガーニッシュの分解斜視図である。
【図3】上記レールガーニッシュの支持部の上端への嵌合クリップの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図4】図1に対応して、本発明の他のレールガーニッシュ構造を示すもので、係合手段として係止爪により本体部と支持部とを係合するようになしたレールガーニッシュの縦断面図である。
【図5】本発明の更に他のレールガーニッシュ構造を示すもので、図5(a)は図1に対応して、インテグラルヒンジにより本体部と支持部とをヒンジ結合したレールガーニッシュの縦断面図、図5(b)は型成形時の縦断面図である。
【図6】図1に対応して、本発明の更に他のレールガーニッシュ構造を示すもので、支持部の上端をルーフサイドレールにネジ締め固定するようになしたレールガーニッシュの縦断面図である。
【図7】車室のルーフサイドを示す概略図である。
【図8】従来のレールガーニッシュ構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 ルーフサイドレール
2 エアバッグ
3 天井トリム
31 側端
4 レールガーニッシュ
4a 本体部
4b 支持部
42 上半部
43 傾斜部(湾曲部)
44 下半部
45 表皮
46 ヒンジ結合部(表皮の延長部)
46a ヒンジ結合部(インテグラルヒンジ)
47 本体部の車外側の端部
48 支持部の車外側の端末
49 係止爪(係合手段)
6 ファスナーテープ(係合手段)




 

 


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