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発明の名称 電子黒板装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−253376(P2007−253376A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−78265(P2006−78265)
出願日 平成18年3月22日(2006.3.22)
代理人 【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
発明者 青島 誠
要約 課題
使用者が電子黒板装置の操作パネルから離れた位置にいても、筆記用シートをフィードしたり、停止できるようにすることが課題であった。

解決手段
筆記用シート7の筆記面8に表記された画像を読取って出力する画像読取装置17を備えた電子黒板装置1において、フィード停止中の筆記用シート7を、手などによるフィード用モータ11以外の力によって一方向にフィードを開始させたときには、これを検知装置16により検知してフィード用モータ11の駆動力により筆記用シート7を一方向に継続してフィードするようにしたものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
筆記面を有する筆記用シートと、
この筆記用シートの筆記面に表記された画像を読み取る画像読取装置と、
この画像読取装置で読み取った画像を出力する出力装置と、
前記筆記用シートをフィードするシート送り装置と、
このシート送り装置を駆動するフィード用モータと、
を備えた電子黒板装置において、
前記筆記用シートが前記フィード用モータ以外の力によって一方向にフィードが開始されたことを検知する検知装置と、
この検知装置により前記筆記用シートのフィード開始を検知したときに前記筆記用シートを前記フィード用モータの駆動力により一方向に継続してフィードする制御手段とを設けたことを特徴とする電子黒板装置。
【請求項2】
筆記面を有する筆記用シートと、
この筆記用シートの筆記面に表記された画像を読み取る画像読取装置と、
この画像読取装置で読み取った画像を出力する出力装置と、
前記筆記用シートをフィードするシート送り装置と、
このシート送り装置を駆動するフィード用モータと、
を備えた電子黒板装置において、
前記筆記用シートが前記フィード用モータ以外の力によってフィードを停止したことを検知する検知装置と、
この検知装置により前記筆記用シートの停止を検知したときに前記フィード用モータによる前記筆記用シートのフィードを中止する制御手段とを設けたことを特徴とする電子黒板装置。
【請求項3】
前記検知装置は、前記フィード用モータ以外の力によって前記筆記用シートがフィード開始または停止したことにより前記フィード用モータに発生する異常電圧を検知する電圧検出回路からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子黒板装置。
【請求項4】
前記検知装置は、前記筆記用シートに設けたフィードマーカと、このフィードマーカにより前記筆記用シートのフィード開始または停止を検知するマーカ検出器とからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子黒板装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペンマーカーなどにより筆記された筆記用シートの表面をスキャニングして、読取られた画像をプリンタなどに出力する電子黒板装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子黒板装置には、表面に書込み可能な筆記面を有する筆記用シートが、ローラ状の一対の軸によりエンドレス状態に支持され、この筆記用シートは、正転または逆転方向に回転可能なパルスモータによって一対の軸の一方を回転させ、上下方向にフィード可能となっているものがある。
【0003】
そして、パルスモータの正転または逆転は、送りキーおよび戻しキーを操作することにより行われるが、それらのいずれのキーにおいても、比較的長い時間の押し下げにより筆記用シート1頁分のフィードを行なうとともに、比較的短い時間の押し下げにより一定量のフィードを行うことが可能となっている。また、この短い時間のキーの押し下げを繰り返すことにより、筆記用シートのフィード量を任意に調整することができるものである。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
他の従来の電子黒板装置には、筆記用シート(筆記媒体)を一対のローラによりエンドレス状態に支持して、一方のローラの端部には従動ギアが取付けられているものがある。この従動ギアには、フィード用モータにより駆動される電動ギアに両側から噛み合った一対の遊動ギアが、それぞれ着脱自在に噛み合うようになっている。そして、これら遊動ギアのうちのいずれを従動ギアに噛み合わせるかによって、筆記用シートの上方または下方へのフィード方向が決定される。
【0005】
また、この電子黒板装置のフィード用モータを停止した状態において、使用者が自分の手により筆記用シートを引っ張って強制的にフィードさせた場合には、従動ギアに噛み合っていた遊動ギアが離反する方向に作用して回動し両者の噛み合いが外れる。これによって、両方の遊動ギアとも従動ギアとの噛み合いが外れることになり、筆記用シートをいずれの方向にも手でフィードすることができるようになっている。(例えば、特許文献2参照)
【特許文献1】特公平3−38117号公報(第3頁、図3,4)
【特許文献2】実公平7−27194号公報(第3頁、図3,4,5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの従来例において、前者の電子黒板装置は、筆記用シートをモータの駆動力によりフィードする場合、送りキーまたは戻しキーを操作するために、使用者はこれらのキーに手が届く範囲に位置していることが必要である。また、後者においては、使用者の手で筆記用シートを引っ張って必要な長さのフィードを行う必要がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、使用者は筆記用シートに手を接触させて力を加えることにより、必要な方向に筆記用シートをモータの駆動力によってフィードすることができる電子黒板装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の電子黒板装置は、筆記面を有する筆記用シートと、 この筆記用シートの筆記面に表記された画像を読み取る画像読取装置と、この画像読取装置で読み取った画像を出力する出力装置と、前記筆記用シートをフィードするシート送り装置と、このシート送り装置を駆動するフィード用モータとを備えた電子黒板装置において、前記筆記用シートが前記フィード用モータ以外の力によって一方向にフィードが開始されたことを検知する検知装置と、この検知装置により前記筆記用シートのフィード開始を検知したときに前記筆記用シートを前記フィード用モータの駆動力により一方向に継続してフィードする制御手段とを設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電子黒板装置は、使用者の手を筆記用シートに接触させて必要な方向にフィードを開始させることにより、フィード用モータの駆動力によって筆記用シートを継続してフィードさせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明による電子黒板装置の一実施態様について、図1から図10を参照して説明する。
【実施例1】
【0011】
この電子黒板装置1は、一対のスタンドポール2により長方形の本体フレーム3が支持され、床面に設置されている。本体フレーム3は、前面側が開放され、裏面側は図示しないカバーにより覆われている。また、これらの本体フレーム3の内側となる左右両端部に、上下方向の軸心をそれぞれ有して一対となったシート送り装置4としての駆動ローラ5および従動ローラ6が支持され、これらには、柔軟性を有するプラスチック素材により長楕円状にエンドレスとなった帯状の筆記用シート7が架け渡されている。
【0012】
この筆記用シート7は、外周面の前面側が筆記面8となり、この筆記面8に対してペンマーカーなどの筆記具により文字や図形等の画像を自由に筆記することができる。この筆記された画像は、溶剤等が含浸された黒板消しなどで拭取ることにより容易に消去することができる。
【0013】
また、駆動ローラ5には駆動軸10が設けられ、この駆動軸10とシートフィード用モータであるステッピングモータ11のモータ軸12との間には、タイミングベルト13が掛け渡されている。このステッピングモータ11を駆動させることにより駆動ローラ5が回転し、筆記用シート7を水平方向であるA方向にフィードすることが可能となっている。
このステッピングモータ11は、永久磁石型のモータであってA,B,C,Dの4相に対してA,B,C,D,Aの順に電圧をかけて一定方向に回転させていくものであり、図3に示すように、中央制御装置(CPU)であるマイクロコンピュータ(マイコン)15に、図示しないステータコイルの異常電圧を検出する検知装置である電圧検出回路16を介して接続されている。
【0014】
さらに電子黒板装置1には、従動ローラ6の背面にある本体フレーム3の内側に位置して、筆記用シート7の筆記面8に筆記された画像を読み取る画像読取装置17を備えている。この画像読取装置17は、マイクロコンピュータ15に接続されたインバータ18を介して、画像が筆記されている筆記面8を照射する蛍光灯19、および筆記面8からの反射光を集光するレンズ20の光を受光するCCD21を有している。
【0015】
このCCD21で受光した光の変化は画像処理LSI22により処理され、これによって解読されて読み取られた画像は、マイクロコンピュータ15の制御によりUSBコントローラ25、USBポート26を介して接続されたインクジェットプリンタ27に出力して紙面に印刷するか、またはマイクロコンピュータ15の制御によりUSBコントローラ25を介するPC接続用USBポート28に接続されたパソコン(PC)29に出力することができる。またマイクロコンピュータ15には、電子黒板装置1の機能を果たすコンピュータプラグラムなどが記憶されたリードオンリーメモリ30およびランダムアクセスメモリ31が一体となって接続されている。
【0016】
電子黒板装置1の機能を制御するために、マイクロコンピュータ15に接続された各種のキーを有する操作パネル33が、図1に示すインクジェットプリンタ27の上方に位置する右側の本体フレーム3に一体的に取付けられている。この操作パネル33は、図4に示すように、電源スイッチ35、プラスキー37およびマイナスキー38により印字枚数を設定表示可能な2桁の7セグメントLED36、筆記用シート7を左方向であるA方向にフィードしたり停止させる送り・停止キー39、筆記用シート7の筆記面8に筆記された画面を読み取って、その画像をLED36に表示された枚数に従ってインクジェットプリンタ27により印字するように指示するための読取・印字キー40がそれぞれ設けられている。
【0017】
送り・停止キー39は、これを手で一回押すことにより長楕円状にエンドレスとなった筆記用シート7がフィードされて2分の1周するが、そのフィードの途中で再度押したときには直ちに停止するようになっている。また2分の1周以上の間送り・停止キー39を押し続けている場合は、筆記用シート7がA方向に連続してフィードされ、手を離した時点で直ちに停止するようになっている。
【0018】
また読取・印字キー40は、これが押されたときにステッピングモータ11が駆動され、筆記用シート7をA方向にフィードして、その間に筆記用シート7の筆記面8に筆記された画像を画像読取部17が光学的に読み取って、その画像をインクジェットプリンタ27によって印字する。また、その画像データは、PC接続用USBポート28を介してパソコン(PC)29に送信して記録されるようにしても良い。
【0019】
上記で説明したマイクロコンピュータ15、コンピュータプログラムなどが記憶されたリードオンリーメモリ30およびランダムアクセスメモリ31、操作パネル33などにより、電子黒板装置1の機能を実行する各種の制御手段を構成している。
【0020】
このような電子黒板装置1において、使用者が停止状態にある筆記面8に筆記していく時点、または記載された内容を他人に説明していく時点で、操作パネル33の送り・停止キー39の位置から離れていても、筆記用シート7をフィードしたい場合がある。このときには筆記面8に手を圧接して、A方向に筆記用シート7のフィードを強制的に開始させる。これにより、このフィードとその方向を検知装置である前記電圧検出回路16により検知し、停止していたステッピングモータ11に電流を供給して、手でフィードを開始した方向に筆記用シート7を連続的にフィードすることが可能となっている。
【0021】
また、ステッピングモータ11の駆動力により筆記用シート7がA方向にフィードされている間に、これを停止させることが必要になったときには、筆記面8に手を圧接させて強制的に一時停止させると、これを検知装置である電圧検出回路16が検知して、ステッピングモータ11への電流供給を中止し、筆記用シート7のフィードを停止させることができる。
【0022】
このような機能を、図5から図7のフローチャートにより説明する。図5はメーンフローチャートであるが、この最初のキー待ち処理50を図6によりA処理として説明する。このA処理においては、通常のキー入力監視以外に、停止状態にある筆記用シート7を使用者の手などの外部要因により強制的にフィードされたことによって生じるステッピングモータ11の起電力を監視している。この起電力は、検知装置である電圧検知回路16により検知する。
【0023】
すなわち、送り・停止キー39や読取・印字キー40のキー入力がない場合(NO)では、筆記用シート7はフィード停止状態にあるが、この状態で筆記用シート7が手によってフィードが開始された場合、筆記用シート7が掛け渡されたシート送り装置4の駆動ローラ5および従動ローラ6が回転し、この駆動ローラ5の回転がステッピングモータ11の永久磁石に有するロータを回転させ、これによりステータコイルに起電力による電圧を生じるものである。
【0024】
この電圧を生じた場合(YES)には、次にステッピングモータ11のステータコイルに発生している電圧の発生順序が、4相のコアでA→B→C→Dとなっているか、またはその逆であるかを検知する。A→B→C→D順である場合(YES)には、送り・停止キー39が押されてフィードする場合と同じであるフィードキー入力に変換してA処理は終了する。また、このA処理の最初においてキー入力有の場合(YES)は、そのままA処理が終了する。
【0025】
そして図5のメーンフローチャートに戻って説明すると、上記A処理で最後にフィードキー入力に変換されたかまたはキー入力が有の場合は、次に何のキーかを判断し、読取・印字キー40の場合(YES)には、上述した画像読取装置17およびインクジェットプリンタ27により筆記面8の読取り印字処理51を行う。また、そのキーが読取・印字キー40でない場合(NO)には、次に送り・停止キー39によるフィードキーかどうかを判断し、フィードキーの場合(YES)には、筆記用シート7のフィード処理52を行うとともに、停止キー待ち処理53に移行する。
【0026】
次に、停止キー待ち処理53の説明を、図7に示したB処理のフローチャートにより説明する。筆記用シート7のフィード中に送り・停止きー39による停止キー入力があったかどうかが判断され、それがない場合(NO)には、ステッピングモータ11のステータコイルに異常電圧が発生したか否かが検知装置である電圧検出回路16によって検知される。この異常電圧が発生した場合(YES)とは、ステッピングモータ11を駆動して筆記用シート7をフィードしている途中で、手により筆記面8を押圧して筆記シート7のフィードを強制的に一時停止させたことによるものである。
【0027】
この手による筆記シート7の強制的な一時停止によって、駆動源であるステッピングモータ11は脱調状態となり、ステータコイルに異常な電圧を発生させることになる。この異常電圧を検知装置である電圧検出回路16により検知して、送り・停止キー34が押されてフィードを中止するときと同様となる停止キー入力に変換してB処理が終了する。このB処理の最初において停止キー入力が有の場合(YES)は、そのままB処理が終了する。
【0028】
そして、図5のメーンフローに戻ると、上記B処理で最後に停止キー入力に変換されたかまたは停止キー入力が有の場合は、次にフィード停止処理54を行い、ステッピングモータ11への電流供給を中止して筆記用シート7のフィードが安定的に停止される。
【0029】
このように、筆記用シート7がステッピングモータ11によりフィード中に、使用者の手で強制的に一時停止させたときには、これを検知装置である電圧検出回路16により異常電圧を検知して、ステッピングモータ11の駆動を中止しフィードを停止させる。また、筆記用シート7が停止しているときに、手で強制的にフィードを開始させたときには、これを検知装置である電圧検出回路16により起電力の電圧を検知し、ステッピングモータ11の駆動を開始させてフィードを継続させるようにしたものである。
【実施例2】
【0030】
次に、電子黒板装置1の他の実施例を図8、図9、図10に基づいて説明する。この実施例の基本構成は、上記実施例1に示した図1から図3と基本的には同等であるが、この実施例2においてこれと異なった点を説明する。まず、ROM,RAMに記憶されたコンピュータプログラムは、次に説明する機能を果たすことができるものを備えている。
【0031】
また、ステッピングモータ11は永久磁石型のモータであり、A,B,C,Dの4相に対してA,B,C,D,Aの順に電圧をかけたり、その逆の順に電圧をかけたりして、正転または逆転をするように制御されるものである。これにより筆記用シート7を水平方向であるA方向またはB方向の、左右どちら側へもフィードすることが可能となる。
【0032】
また、図8に示した操作パネル60は、左送・停止キー61、右送・停止キー62を除き、その他の電源スイッチ35、7セグメントLED36、プラスキー37、マイナスキー38、読取・印字キー40は、上記実施例の図4に示した操作パネル33と同様である。そして、左送・停止キー61および右送・停止キー62は、これらを手で一回押すことによりA方向またはB方向に筆記用シート7がフィードされて2分の1周するが、その途中で再度押したときは直ちにフィードを停止するようになっている。また2分の1周以上フィードされる間左送・停止キー61および右送・停止キー62を押し続けている場合は、筆記用シート7がA方向またはB方向に連続してフィードされ、手を離した時点で直ちに停止するようになっている。
【0033】
次に、図9のフローチャートにより具体的に実施例2を説明する。最初にキー入力の有無を判断し、有り(YES)の場合は、次に読取・印字キー40であるか否かを判断し、これがYESの場合は、筆記シート7の筆記面8に表記された画像を画像読取装置17により読取るとともに、インクジェットプリンタ27による印字を行う読取り印字処理63を行う。また必要に応じて画像データをパソコン(PC)29に出力する。このパソコン29に入力された画像は、何時でも加工して映像として出力したり、プリント出力することが可能となる。
【0034】
また、読取・印字キー40の操作でない場合(NO)は、次に左送・停止キー61のうちの左送り、または右送・停止キー62のうちの右送りの操作によるシート送りキーかどうかの判断を行う。これがいずれかのシート送りキーの場合(YES)は、次に左送りキーであるか否かの判断を行うが、YESの場合は左送り処理64を行う。また、NOの場合は右送り処理65を行う。
【0035】
次に、この左送り処理64および右送り処理65について、図10に基づき説明する。左送り処理64の場合は、モータ左回転指令を出して、ステッピングモータ11の4相のステータコアに、A→B→C→D順のパルス電流を供給する。このときステータコアに異常電圧が生じた場合(YES)には、直ちにステッピングモータ11への電流供給を中止して筆記用シート7のフィードを停止させる。異常電圧が生じない場合(NO)には、シート送り装置4により連続的に筆記用シート7を左方向であるA方向にフィードされる。
【0036】
また、右送り処理65の場合は、モータ左回転指令を出して、ステッピングモータ11の4相のステータコアに、D→C→B→A順のパルス電流を供給する。このときステータコイルに異常電圧が生じた場合(YES)には、直ちにステッピングモータ11への電流供給を中止して筆記用シート7のフィードを停止させる。異常電圧が生じない場合(NO)には、シート送り装置4により連続的に筆記用シート7を右方向であるB方向にフィードされる。
【0037】
上記したように、ステータコイルに異常電圧を生じる場合とは、ステッピングモータ 11に電流を供給して筆記用シート7をフィードしているときに、筆記用シート7に手で押圧して強制的に一時停止させることにより、筆記用シート7が掛け渡されたシート送り装置4である駆動ローラ5および従動ローラ6に連動するステッピングモータ11の回転が急停止されたことによるものである。
【0038】
次に、図9において、前記シート送りキーでない場合(NO)について説明する。この場合は、次に左送・停止キー61のうちの送り停止操作、または右送・停止キー62のうちの送り停止操作がなされたかどうかを判断する。これらのいずれの停止操作でない場合(NO)は、次にステータコイルに起電力が生じているかどうかを判断する。この起電力は、ステッピングモータ11に電流を供給していないにもかかわらず、筆記用シート7に手で押圧して強制的にフィードを開始させた場合に、これに連動してステッピングモータ11が回転して生じるものである。
【0039】
そして起電力が生じていた場合(YES)に、それがA→B→C→D順の左回転電流である場合(YES)には、次に前記左送り処理64を行って手により強制的にフィードが開始された筆記用シート7を、さらにA方向に継続してフィードする。また、それがD→C→B→A順の右回転電流で有る場合(NO)には、次に前記右送り処理65を行って筆記用シート7をB方向に継続してフィードする。ただし、いずれにおいても、フィード途中で異常電圧が発生した場合には、図10で説明したようにシート送りが停止される。
【0040】
前記において、送り停止操作が行われた場合(YES)は、ステッピングモータ11への電流供給を中止して筆記用シート7のフィードを中止する。また、ステータコイルに起電力を生じていなかった場合(NO)は、処理スタートに戻る。
【実施例3】
【0041】
前述した検知装置は電圧検出回路16からなっているが、この検知装置は光学的または磁気的なものとすることができる。すなわち、エンドレス状態に支持された筆記用シート7の裏面に光学的または磁気的に検出可能なバーコード状の基準線を等間隔に設けたフィードマーカと、このフィードマーカを本体フレームに設けた光学的検出または磁気的検出を行うマーカ検出器とからなる検知装置により、筆記用シート7のフィード方向、または停止したことを検知することができる。
【0042】
この検知装置により検知して、ステッピングモータ11に電流を供給していないにもかかわらず、手で筆記面を押圧するなどにより筆記用シート7をフィードさせた場合には、そのフィード方向を検知し、ステッピングモータ11に電流を供給して正転または逆転させることにより、手によるフィード開始方向に向かって筆記用シート7を継続してフィードすることができる。
【0043】
また、ステッピングモータ11に電流を供給して筆記用シート7をフィードしているときに、手で筆記面を押圧するなどにより筆記用シート7を一時的に停止させた場合には、これをこの検知装置により検知してステッピングモータ11への電流供給を中止し、筆記用シート7を停止させた状態とすることができる。
【0044】
本発明の電子黒板装置は、上記実施例に示したような筆記用シートを左右方向にフィードするものに限らず、上下方向にフィードする場合にも用いることができる。
【0045】
以上説明したように、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変形することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の電子黒板装置を示す斜視図である。(実施例1)
【図2】図1に示す電子黒板装置の筆記用シートおよびシート送り装置の斜視図である。
【図3】図1に示す電子黒板装置における基本電気回路のブロック図である。
【図4】図1に示す電子黒板装置における操作パネルの正面図である。
【図5】図1に示す電子黒板装置の一部のメーンプログラムを表すフローチャートある。
【図6】図5に示すフローチャートの一部の詳細フローチャートである。
【図7】図5に示すフローチャートの一部の他の詳細フローチャートである。
【図8】本発明の他の電子黒板装置における操作パネルの正面図である。(実施例2)
【図9】図8に示す電子黒板装置の一部のメーンプログラムを表すフローチャートある。
【図10】図9に示すフローチャートの一部の詳細フローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
1 電子黒板装置
4 シート送り装置(駆動ローラ5、従動ローラ6)
7 筆記用シート
8 筆記面
11 フィード用モータ(ステッピングモータ)
15 マイコン
16 検知装置(電圧検出回路)
17 画像読取装置
27 インクジェットプリンタ(出力装置)
29 パソコン(出力装置)
30 ROM
31 RAM
33、60 操作パネル
15、30、31、33 制御手段




 

 


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