米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 机上付属具 -> ゼブラ株式会社

発明の名称 直液式筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−203657(P2007−203657A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−27055(P2006−27055)
出願日 平成18年2月3日(2006.2.3)
代理人 【識別番号】100109955
【弁理士】
【氏名又は名称】細井 貞行
発明者 落合 憲治
要約 課題
寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した気液流通作用を得る。

解決手段
隔壁4に、その周方向へ亘って同幅寸法の貫通孔4bと、中芯5の外周面5aに対し周方向へ亘って面接触する支持部4cを設けることにより、支持部4cで中芯5が径方向へ移動不能に位置決めされると共に、貫通孔4bには、インキや気泡が付着したり微細なゴミなどが詰まり易い狭い隙間部分がない。
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒(1)の内部に、インクタンク(2)と、このインクタンク(2)から出入りするインクを一時的に保持するインク保留部(3)と、これらインクタンク(2)とインク保留部(3)とを区画する隔壁(4)と、この隔壁(4)の中央部を貫通してインクタンク(2)から先端筆記部(6)へインクを供給する中芯(5)とを備えた直液式筆記具において、
上記隔壁(4)に、その周方向へ亘って同幅寸法の貫通孔(4b,4b′,4b″)と、中芯(5)の外周面(5a)に対し周方向へ亘って面接触する支持部(4c,4c′)とを設けたことを特徴とする直液式筆記具。
【請求項2】
上記隔壁(4)の中央部に、中芯(5)の外周面(5a)に沿ってその周方向へ同幅寸法の貫通孔(4b)と、中芯(5)の外周面(5a)に面接触する支持部(4c)とを周方向へ交互に複数個ずつ配置したことを特徴とする請求項1記載の直液式筆記具。
【請求項3】
上記隔壁(4)及びインクタンク(2)のどちらか一方又は両方に、インクタンク(2)内に残留したインクを中芯(5)へ誘導するインク誘導路(7)を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の直液式筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクをインクタンクに直接充填する直液式筆記具に関する。
詳しくは、軸筒の内部に、インクタンクと、このインクタンクから出入りするインクを一時的に保持するインク保留部と、これらインクタンクとインク保留部とを区画する隔壁と、この隔壁の中央部を貫通してインクタンクから先端筆記部へインクを供給する中芯とを備えた直液式筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の直液式筆記具として、隔壁の中央部に開穿される貫通孔の形状を正四角形や正六角形や正八角形とし、これら貫通孔の各辺と、断面円形の中芯(インク供給体)とを2箇所以上当接させた状態で中芯を挿通させることにより、温度上昇などでインクタンク(インク貯留室)の内圧が上昇した時には、インクがインク保留部(リザーバ室)へ流出して外部へのインク漏出が防止されると共に、インクの減少でインクタンクの内圧が低下した時には、空気がインクタンク内に取り込まれてインク吐出量の減少が回避されるなど、安定した気液流通作用(気液交換作用)が得られるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
その他には、多角形の貫通孔の各コーナ部分に、中芯の外周との間の距離を狭くするように近接部を形成したり、また楕円形状の貫通孔に断面円形の中芯を挿通して、その対向する2箇所で当接させることにより、中芯の位置決めを行ったり、これとは逆に円形の貫通孔に断面多角形や断面楕円形の中芯を挿通したり、円形の貫通孔に、中芯の外周に所定間隔おいて当接するようリブを形成して、貫通孔と中芯との隙間を一定とすることも記載されている。
【0003】
しかし乍ら、このような従来の直液式筆記具によれば、隔壁に開穿される貫通孔と中芯とが点接触で位置決めされるため、二点支持では中芯の位置ズレが発生し易く、点接触箇所を三点以上にすると、その分だけ支持構造が複雑化してコスト高になると共に、これら点接触部分へ向けて隙間の幅寸法が徐々に狭くなるから、この尖った狭い隙間部分には、表面張力でインクが付着したり、気泡が付着して詰まり易いだけでなく、中芯を構成する繊維束から剥がれ落ちた繊維や、製造時に混入した糸くずや埃などの微細なゴミも付着して詰まり易く、その結果として、安定した気液流通作用を得られないという問題があった。
【特許文献1】国際公開第2004/000575号公報(第4−5頁、図2−3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来事情に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した気液流通作用が得られる直液式筆記具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、第一の発明では、隔壁に、その周方向へ亘って同幅寸法の貫通孔と、中芯の外周面に対し周方向へ亘って面接触する支持部とを設けたことを特徴とする。
また、第二の発明では、上記第一の発明の構成に加えて、上記隔壁の中央部に、中芯の外周面に沿ってその周方向へ同幅寸法の貫通孔と、中芯の外周面に面接触する支持部とを周方向へ交互に複数個ずつ配置したことを特徴とする。
また、第三の発明では、上記第一又は第二の発明の構成に加えて、上記隔壁及びインクタンクのどちらか一方又は両方に、インクタンク内に残留したインクを中芯へ誘導するインク誘導路を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、上記構成により下記の作用効果を奏する。
第一の発明によれば、隔壁に、その周方向へ亘って同幅寸法の貫通孔と、中芯の外周面に対し周方向へ亘って面接触する支持部を設けることにより、支持部で中芯が径方向へ移動不能に位置決めされると共に、貫通孔には、インキや気泡が付着したり微細なゴミなどが詰まり易い狭い隙間部分がない。
従って、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した気液流通作用を得ることができる。
よって、隔壁に開穿される貫通孔と中芯とが点接触で位置決めされる従来技術と比べ、隙間の幅寸法が周方向へ徐々に狭くならないため、インキや気泡や微細なゴミなどが付着して詰まることがなく、安定した気液流通作用を得ることができる。
【0007】
第二の発明によれば、隔壁の中央部に、中芯の外周面に沿ってその周方向へ同幅寸法の貫通孔と、中芯の外周面に面接触する支持部とを周方向へ交互に複数個ずつ配置することにより、貫通孔及び支持部が同時に形成されると共に、支持部の二点支持でも中芯が径方向へ移動不能に位置決めされて、この中芯の外周面と貫通孔との隙間が一定に保たれる。
従って、簡単な構造でありながら寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した気液流通作用を得ることができる。
よって、二箇所の支持でも中芯が正確に位置決めされるため、支持構造を簡素化できて製造コストの低減化が図れる。
【0008】
第三の発明によれば、隔壁及びインクタンクのどちらか一方又は両方に、インクタンク内に残留したインクを中芯へ誘導するインク誘導路を形成することにより、インクタンク内のインクの減少に伴い、残留したインクが表面張力で分散した粒状となっても、それらが該インク誘導路に沿って中芯へ導かれる
従って、インクの最後一滴まで筆記に供することができる。
よって、インクの無駄がなく経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の直液式筆記具Aは、図1〜図6に示す如く、円筒状に形成された軸筒1の内部に、液体状のインクが貯留されるインクタンク2と、このインクタンク2内の温度変化や圧力変化に伴って出入りするインクを一時的に保持するインク保留部3と、これらインクタンク2とインク保留部3とを区画する隔壁4と、この隔壁4の中央部を軸方向へ貫通してインクタンク2とインク保留部3とに亘り挿通する中芯5とを備え、この中芯5の前端を、軸筒1の前端に設けられた先端筆記部6に接続している。
【0010】
前記インク保留部3の好ましい一例としては、例えば特開平9−323496号公報などに開示されるような後述する中芯5が挿通される芯装填孔部3aと、この芯装填孔部3aの外側に軸方向へ適宜間隔毎に多数連設された円板状の櫛歯3bと、これら櫛歯3bの間に形成されたインク貯溜溝3cと、前記櫛歯3bに軸方向へ穿設されたインク誘導スリット3dと、このインク誘導スリット3dとは別個に櫛歯3bの先端に軸方向へ穿設された空気通路3eとからなる。
また、その他の例として、これと同様の機能を有していれば図示例以外の構造とすることも可能である。
【0011】
前記隔壁4は、軸筒1の軸方向と直交する方向へ形成されて、軸筒1の内部後方にインクタンク2を、前方にインク保留部3を夫々区画形成しており、その中央部には、後述する中芯5を貫通させるための中心孔4aが開穿され、それ以外には、インクタンク2及びインク保留部3に亘ってインク又は空気を出入りさせるための貫通孔4bが開穿される。
【0012】
この貫通孔4bによってインクタンク2とインク保留部3を通じる隙間は、毛細管力によりインクを保持してインク膜(シール)が形成された状態になっており、インクタンク2内の圧力上昇又は圧力減少に伴って、該貫通孔4bのインク膜が破れ、インクがインク保留部3へ流出したり、空気がインク保留部3内に流入するなどの気液流通作用が得られるようになっている。
【0013】
前記中芯5は、軸方向へ平行な多数の繊維を収束して圧縮した多孔質の棒状体など、その毛細管力によりインクタンク2からインクを先端筆記部6へ供給するものである。
その好ましい一例としては、この中芯5を上記隔壁4の中心孔4aに貫通させた状態で、その断面円形に形成された外周面5aに対し、該中心孔4a又は後述する支持部4cの内壁面を面接触させることにより、径方向へ移動不能に支持すると共に、該中芯5の後端部5bをインクタンク2内へ適宜長さ突出させ、前端部5cを先端筆記部6に接続させている。
【0014】
前記先端筆記部6の好ましい一例としては、例えば特開平9−323496号公報などに開示されるような前記中芯5の前端部5cと接合するインク導入管6aと、その前端に回転自在に把持されたボール6bとからなり、このインク導入管6aの内径を小さくして、それに作用する毛細管力を中芯5の毛細管力よりも強くすることで、中芯5からのインクがインク導入管6aを経てボール6bに供給されるようにしている。
また、その他の例として、これと同様の機能を有していれば図示例以外の構造とすることも可能である。
【0015】
そして、前記隔壁4には、その周方向へ亘って同幅寸法の貫通孔4bと、中芯5の外周面5aに対し周方向へ亘って面接触する支持部4cとを設ける。
更に、中芯5の外周面5aよりも大径で該外周面5a沿いにその周方向へ同幅寸法の貫通孔4bと、中芯5の外周面5aへ向け部分的に突出して該外周面5aと面接触する支持部4cとを、周方向へ交互に複数個ずつ配置し、これら支持部4cで中芯5を径方向へ位置ズレ不能に支持することが好ましい。
【0016】
また、上記隔壁4及びインクタンク2のどちらか一方又は両方には、インクタンク2内に残留したインクを中芯5へ誘導するためのインク誘導路7を形成することが好ましい。 以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0017】
この実施例1は、図1及び図2に示す如く、上記中心孔4aの周縁に、中芯5の外周面5aに沿ってその周方向へ同幅の貫通孔4bと、中芯5の外周面5aへ向け突出して面接触する支持部4cとを、周方向へ交互に二つずつ配置することで、この中芯5を二点支持すると共に、上記隔壁4のみにインク誘導路7が形成された場合を示すものである。
【0018】
前記インク誘導路7は、図示例の場合、隔壁4のインクタンク2側の表面のみに、上記インクタンク2の内周面2aと連続する該隔壁4の外縁から貫通孔4bへ通じる凹溝7aを二本、夫々径方向へ略一直線上に凹設することにより、中芯5から離れたインクタンク2の内周面2aと隔壁4と隅部分に、表面張力で分断したインク粒が残留しても、該凹溝7a沿いに貫通孔4bまで導くようにしている。
【0019】
このインク誘導路7の他の例として、図示せぬが、2本の凹溝7aを略一直線以外の形状となるように配置したり、凹溝7aを一本のみ又は三本以上設けたり、これら凹溝7aに代えるか又はそれに加えて図2に二点鎖線で示す如く、隔壁4の外縁から中芯5の外周面5a又は貫通孔4bへ通じるリブなどの突起7bを一つ又は複数設けることも可能である。
更に図示せぬが、インク保留部3に保持されたインクをインクタンク2又は中芯5の外周面5aへ戻すため、隔壁4のインク保留部3側の裏面にインク誘導路7の凹溝又は突起を形成することも可能である。
【0020】
次に、斯かる直液式筆記具Aの作用効果について説明する。
先ず、図2に示す如く、中芯5の外周面5aに支持部4cを面接触させたため、該支持部4cによる二点支持でも中芯5が径方向へ移動不能に位置決めされて、この中芯5の外周面5aと貫通孔4bとの隙間が一定に保たれる。
【0021】
これと共に、中芯5の外周面5aに沿って周方向へ同幅寸法の貫通孔4bには、表面張力でインキや気泡が付着したり、中芯5を構成する繊維束から剥がれ落ちた繊維や、製造時に混入した糸くずや埃などの微細なゴミなどが詰まり易い狭い隙間部分がない。
その結果、隔壁4の中心孔4a及び貫通孔4bや中芯5の寸法誤差又は組み付け精度に誤差が多少生じても、これら貫通孔4bと中芯5の外周面5aとの間には安定した隙間寸法が得られる。
【0022】
更に、上記隔壁4及びインクタンク2のどちらか一方又は両方に、インクタンク2内に残留したインクを中芯5へ誘導するインク誘導路7を形成した場合には、筆記によるインクタンク2内のインクの減少に伴って、残留したインクが表面張力により粒状となって分散しても、それらを該インク誘導路7に沿って中芯5へ導くようにしている。
その結果、インクタンク2内に残留したインクの最後一滴まで筆記に使用することができるという利点がある。
【実施例2】
【0023】
この実施例2は、図3に示す如く、前記中芯5の外周面5aに沿って周方向へ同幅の貫通孔4bと、中芯5の外周面5aに面接触する支持部4cとを、周方向へ交互に二つずつ配置して中芯5を二点支持するものの、隔壁4にインク誘導路7を設けなかった点が、前記図1及び図2に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は実施例1と同じものである。
【0024】
その結果、図3に示す実施例2も、上述した実施例1と同様に、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した隙間寸法が得られるという利点はある。
【実施例3】
【0025】
この実施例3は、図4に示す如く、前記隔壁4及びインクタンク2の内周面2aに沿ってインク誘導路7を形成した構成が、前記図1及び図2に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は実施例1と同じものである。
【0026】
図示例では、隔壁4及びインクタンク2の内周面2aに沿って貫通孔4bへ通じる凹溝7cを径方向へに一組のみ凹設している。
その他の例として図示せぬが、この凹溝7cを周方向へ適宜間隔毎に複数本設けたり、該凹溝7cgに代えるか又はそれに加えて図4に二点鎖線で示す如く、インクタンク2の内周面2aから貫通孔4b又は中芯5の外周面5aへ向けてリブなどの突起7dを一つ又は複数設けたり、隔壁4のインク保留部3の裏面にインク誘導路7の凹溝又は突起を形成することも可能である。
【0027】
その結果、図4に示す実施例3も、上述した実施例1と同様に、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した隙間寸法が得られると共に、更にインクタンク2の内周面2aに残留したインク粒も中芯5へ導くことができてインクの最後一滴まで筆記に使用できるという利点がある。
【実施例4】
【0028】
この実施例4は、図5に示す如く、前記隔壁4の中心孔4aの内周面全体が中芯5の外周面5aと面接触する支持部4c′であり、該隔壁4の外縁に沿ってその周方向へ同幅の貫通孔4b′を周方向へ適宜間隔毎に複数開穿すると共に、上記隔壁4のみにインク誘導路7を形成した構成が、前記図1及び図2に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は実施例1と同じものである。
【0029】
図示例では、隔壁4のインクタンク2側の表面のみにインク誘導路7を、隔壁4の外縁の貫通孔4b′から中心孔4aへ通じる凹溝7eを二本、夫々径方向へ略一直線上に凹設している。
その他の例として図示せぬが、2本の凹溝7eを略一直線以外の形状となるように一本のみ又は三本以上設けたり、この凹溝7eに代えるか又はそれに加えて図5に二点鎖線で示す如く、隔壁4の外縁又は貫通孔4b′から中芯5の外周面5aへ向けてリブなどの突起7fを一つ又は複数設けたり、隔壁4のインク保留部3側裏面やインクタンク2の内周面2aにインク誘導路7の凹溝又は突起を形成することも可能である。
【0030】
その結果、図5に示す実施例4も、上述した実施例1と同様に、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した隙間寸法が得られると共に、インクの最後一滴まで筆記に使用できるという利点がある。
【実施例5】
【0031】
この実施例5は、図6に示す如く、前記隔壁4の中心孔4aの内周面全体が中芯5の外周面5aと面接触する支持部4c′であり、該隔壁4の径方向中途位置に周方向へ同幅の貫通孔4b″を周方向へ適宜間隔毎に複数開穿すると共に、上記隔壁4のみにインク誘導路7を形成した構成が、前記図1及び図2に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は実施例1と同じものである。
【0032】
図示例では、隔壁4のインクタンク2側の表面のみにインク誘導路7を、隔壁4の外縁から貫通孔4b″を介して中心孔4aへ通じる凹溝7gを二本、夫々径方向へ略一直線上に凹設している。
その他の例として図示せぬが、2本の凹溝7gを略一直線以外の形状となるように一本のみ又は三本以上設けたり、この凹溝7gに代えるか又はそれに加えて図6に二点鎖線で示す如く、隔壁4の外縁から中芯5の外周面5a又は貫通孔4b″へ向けてリブなどの突起7hを一つ又は複数設けたり、隔壁4のインク保留部3側裏面やインクタンク2の内周面2aにインク誘導路7の凹溝又は突起を形成することも可能である。
【0033】
その結果、図6に示す実施例5も、上述した実施例1と同様に、寸法誤差や組み付け精度に誤差が生じても安定した隙間寸法が得られると共に、インクの最後一滴まで筆記に使用できるという利点がある。
【0034】
尚、図示例では、軸筒1の内部に、中芯5が貫通し貫通孔4b,4b′,4b″が開穿された隔壁4を一枚だけ設けて一つのインクタンク2からインクを中芯5で供給したが、これに限定されず、中芯5が貫通し貫通孔4b,4b′,4b″が開穿された隔壁4を軸方向へ複数配設して、それらの間にインクタンク2を軸方向へ複数個夫々分割して形成するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の直液式筆記具の実施例1を示す縦断正面図である。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿える拡大横断平面図である。
【図3】本発明の直液式筆記具の実施例2を示す拡大横断平面図である。
【図4】本発明の直液式筆記具の実施例3を示す縦断正面図である。
【図5】本発明の直液式筆記具の実施例4を示す拡大横断平面図である。
【図6】本発明の直液式筆記具の実施例5を示す拡大横断平面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 軸筒 2 インクタンク
3 インク保留部 4 隔壁
4b,4b′,4b″ 貫通孔 4c 支持部
5 中芯 6 先端筆記部
7 インク誘導路




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013